JPH05190642A - ロードロックチャンバにおける熱こう配を制御する方法および装置 - Google Patents
ロードロックチャンバにおける熱こう配を制御する方法および装置Info
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- JPH05190642A JPH05190642A JP15679492A JP15679492A JPH05190642A JP H05190642 A JPH05190642 A JP H05190642A JP 15679492 A JP15679492 A JP 15679492A JP 15679492 A JP15679492 A JP 15679492A JP H05190642 A JPH05190642 A JP H05190642A
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Abstract
る高温のシリコンウェーハ等の熱勾配を制御する方法及
び装置を得ること。 【構成】 真空状態においてロードロックチャンバ10
内部に処理済みウェーハ等の加熱された物体Wを載置し
た後に、特に限定された量のベント気体を導入し、特定
の長さの時間、チャンバ内部の圧力を中間レベルに維持
して、その熱勾配を制御する。その特定時間の後、チャ
ンバに完全に通気する。この段階的通気をコンピュータ
24を含む制御装置22によって制御する。
Description
体を収容するロードロックチャンバにベントガスを導入
した場合に生じる熱こう配を制御する方法および装置に
関する。
ェーハ加工システムのワークステーションについて考え
てみる。このようなワークステーションは、ロードロッ
クチャンバを備えていることが多く、化学蒸着チャンバ
から1つずつ取り出されるシリコンウェーハは、例えば
貯蔵エレベータによって送り出される前に、このロード
ロックチャンバを通される。化学蒸着チャンバから取り
出されたウェーハは約360℃になることがあり、真空
状態の中で保持されている場合、貯蔵エレベータ上では
明りょうには冷却されない。ウェーハはもろく容易に損
傷を受けることから、その外周面域によってのみ支持さ
れている。真空において貯蔵エレベータへの熱の伝導
は、ウェーハとエレベータとの間の密な接触によって定
まる。ウェーハ表面の輪郭が、貯蔵エレベータの平面輪
郭と完全には一致しない場合、各表面間の接触は不良と
なり、したがって伝導率は低くなる。輪郭が一致する場
合においても、ウェーハの表面の粗さおよび軽量である
ことがエレベータ表面とのその接触を最小のものにして
いる。
ーハは、急に冷却され始める。この通気ガスが、ウェー
ハから貯蔵エレベータへ熱を伝導し、ウェーハの貯蔵エ
レベータと接触している部分を冷却する一方で、ウェー
ハの他の部分は、シリコンを通しての横伝導によっての
み熱を失う。これが、ウェーハ内の大きな熱こう配とな
る。このことが、貯蔵エレベータ内での多数のウェーハ
の破損の原因であると考えられている。貯蔵エレベータ
と接触するウェーハの各部分は、冷えるにしたがって収
縮するのに対し、他の非接触部分は収縮しない。この差
動冷却が、冷たい部分における引張り荷重および熱い部
分における圧縮荷重を引き起こす。これらの荷重は、こ
のこう配の配向によって、ウェーハをつぶすかあるいは
剪断し得るものである。
ドロックチャンバ内部において支持される高温のシリコ
ンウェーハ等の熱こう配を制御する方法および装置を提
供することにある。
成することのできる本発明を実施した方法によれば、加
熱された物体を、真空状態で密閉されたロードロックチ
ャンバ内に配置し、次に、チャンバに1度にではなく2
段階に分けて気体を注入する。まず、チャンバ内の圧力
が例えば10torrといったあらかじめ選択された中間レ
ベルに達するように、特に限定された量の気体を導入し
チャンバをあらかじめ選定された時間の間、この状態で
維持する。上述したように、このようにしてロードロッ
クチャンバに導入された気体は、加熱された物体に対し
て冷却効果を有するが、この効果は、その物体がホルダ
によって支持される部分において特に強く、これは、ホ
ルダの熱伝導率が高く、また、気体分子が加熱された物
体から熱を奪ってホルダに伝導するために移動する距離
が短いためである。限定した量の気体のみを導入した場
合その物体の接触している部分における冷却の速度は、
ロードロックチャンバが完全に通気された場合よりも低
い。この導入された気体が、物体の非接触部分の冷却に
殆ど寄与しないから、このことは、接触部分におけるホ
ルダへの熱伝導の率が減少することによって、物体中の
熱こう配が減少することを意味する。そして、この処理
時間の終了に際してチャンバは完全に通気される。
ウェアおよびハードウェアの両面において実現が可能で
ある。上述した方法のソフトウェアによる実施において
は、チャンバとベント気体の高圧供給源との間にバルブ
を設け、コンピュータを含み得る制御機構を、最初に例
えばパルス信号を出力することによって限定された時間
の間だけバルブを開放し、実験的に選択された所在時間
の後に最終的にバルブを完全に開放するようにプログラ
ムする。ハードウェアによる実施においては、ベントリ
ザーバおよび空気シーケンサ回路を含むものとすること
ができる。まず、ベントリザーバ内のベント気体をチャ
ンバ内にその内部圧力が所定の中間レベルに増大するよ
うに導入しこのシーケンサが、ベント気体供給源に接続
する別のバルブを遅延させて開放することによって、チ
ャンバを完全に通気する。このようなシーケンサを、ス
イッチバルブおよびボリュームチャンバを用いることに
よって、トランジスタおよびコンデンサによってつくら
れる電気的遅延回路によく似たものとして作成すること
ができる。
においては約0.25 cal/sec ・cm・℃であるが、40
0℃においてはこの値の半分以下であるという観測結果
に部分的に基づいている。この発明の基となる別の観察
としては、200mmの裸のウェーハの放射透過率が、例
えば3〜10ミクロンの波長において85%を超えるこ
とがあげられる。このことが、ウェーハ面またはその各
表面の高度に磨かれた状態と合わさって、ウェーハが一
般的に赤外線の放出源としては弱いものであることを意
味している。したがって、加圧された高温のシリコンウ
ェーハをロードロックチャンバに入れ、ホルダ上に載置
した場合、この真空環境におけるウェーハからの熱の除
去は、それのホルダとの密な接触に基づいたものとな
る。しかし、従来の技術の項において説明したように、
ウェーハとホルダとの間には緊密な接触は生じにくい。
されると、ウェーハに接触してそこから熱を吸収する気
体分子が、ホルダに衝突し、したがって熱を伝導しやす
くなる。ウェーハのホルダによって支持される周辺地域
においては、分子にとって、ウェーハからホルダまで移
動してしたがって熱を伝達し、また、ホルダからウェー
ハ面に戻るまでの距離が短くなる。これに対して、ウェ
ーハのホルダと接触していない部分は、シリコンを通し
ての横伝導率が低いことおよびベント気体分子が熱を伝
達するために他の表面に接触できる前に移動する距離が
ずっと長くなることの両方のために、効率的に熱を失う
ことができない。このためウェーハ内部において急な熱
こう配を生じ、ウェーハ内部の応力および最終的にはそ
の破損を引き起こす。そして、本発明は、この熱こう配
を、ロードロックチャンバ内部の圧力(または気体密
度)を調節することによって制御できるという観察に基
づいている。
は、一度にではなく、段階的に気体が注入される。限定
された量のベント気体(窒素等)が最初にロードロック
チャンバに導入され、ロードロックチャンバを例えばそ
の内部圧力を1atm.にするために完全に通気する前に、
所定の長さの時間(所在時間)の間、ロードロックチャ
ンバの内部は(完全に通気した後にロードロックチャン
バの内部が達する最終的な圧力レベルよりずっと低い)
中間圧力レベルに維持される。したがって、内部圧力P
の時間に従っての推移は、概略的に図1示すようにな
る。これは、同一の条件下においてロードロックチャン
バを従来技術モードで動作させた際の圧力の変化を示す
図2のグラフとは対照的である。
のような低圧レベルに維持する目的は、ウェーハ内部に
おいてそれが熱伝導性のホルダと接触する部分としない
部分との間に生じる熱こう配を減少させることにある。
気体分子の平均速度はその気体圧力が減少するにしたが
って低下することから、ウェーハとホルダとの間でのベ
ント気体分子の往復移動の回数はこの所在時間中に著し
く低いものとなり、ウェーハの接触部分の温度は、ロー
ドロックチャンバを一度に完全に通気したときほど急速
には低下しない。このため、ウェーハ内の熱こう配は、
比較的ゆるやかなものとなり、ウェーハの熱こう配によ
る破損がずっと起こりにくくなる。
前述の中間圧レベル)および継続時間は、実験的に定め
られるものである。例えば、0.8torrの中間圧力におけ
る10秒の継続時間による段階的ベントは、300℃か
ら冷却されるウェーハにおいて最大こう配を有する。過
度に長い継続時間は、生産量に悪い影響を与える。しか
し、15秒の継続時間によって引き起こされる生産量の
低下は、約0.78%に過ぎず、破損するウェーハの数が
1週につき1個減少するなら、この継続時間は充分に引
き合うものとみなされる。図1において、中間圧力レベ
ルおよび継続時間は、それぞれPd およびtd として表
わされている。(図1は量的に示すことを意図するもの
ではなく、単に概略的なものであり、図1に示されたレ
ベルは、好ましい中間圧力レベルを示すことを意図する
ものではない。)図3は、上述した本発明の方法を実施
し得る装置を示すものである。図3のブロック図におい
て、10は、処理チャンバ(図示せず)に出し入れされ
るウェーハ等の物体を支持する支持手段12を備えたロ
ードロックチャンバである。ロードロックチャンバ10
に接続する貯蔵エレベータ等の貯蔵手段も、簡単のため
およびそれが本発明の1部をなすものではないことの両
方の理由で、図3においては同様に省略されている。支
持手段12は、ウェーハWの周辺部が載置されるように
なっている出っぱりを備えたホルダとして描かれてい
る。しかし、この図は、概略的なものであり、正確に表
現をするものではない。14は、ロードロックチャンバ
10を真空ポンプに接続する真空ダクトであり、窒素ガ
ス供給源16が、このタイプの空気圧システムにおいて
一般的に用いられる従来型のバルブ18およびフィルタ
20を介してダクト14に接続している。22は、バル
ブ18の開閉を電気信号19によって制御する手段を全
体として示し、コンピュータ24を含んでいる。コンピ
ュータ24は、最初に、ロードロックチャンバ10の真
空内部にダクト14を介して供給源16からの適切な所
定量の窒素ガスが流入してその内部圧力を所定の中間圧
力レベルPd にまで増大するようにバルブ18を開かせ
るためのパルス信号を出力し、次に、所定の継続時間t
d 後に、ロードロックチャンバを完全に通気するための
別の信号を出力するようにプログラムされている。バル
ブ18を明白に上述した好ましい態様で制御するためプ
ログラムは、何れの当業者によっても作成し得るもので
あり、したがって詳細には説明しない。2つの変数(パ
ルスの長さおよび中間圧力での継続時間)による実験
は、パルス時間を制御することで、圧力とパルス持続時
間との関係において好ましい一貫した結果が得られるこ
とを示している。この制御法則はロードロックチャンバ
への重量流量を調節していることから直線となる。
る実施で実現できる別の装置を示す図である。図4のブ
ロック図において、図3に関連して既に上述したものと
ほぼ同一の各部分は、同じ数字で示される。このハード
ウェアでの実施において、それぞれが上流側バルブ32
および下流側バルブ34として示され且つその間にベン
トリザーバ34を有する直列に接続された2つの空圧で
制御されるバルブが、ダクト14を窒素ガス供給源16
と接続している。バルブ30および32の開閉は、ソフ
トウェアによって電気的に制御されるのではなく、シー
ケンサ40によって空気圧で制御され、その機能は、ロ
ードロックチャンバ10内部の圧力が、図2に示すよう
に一度にではなく、図1に概略的に示すように2段階で
増大するように、バルブ30および32を開閉するもの
である。シーケンサ40は、本質的には、トランジスタ
やコンデンサを備えた電気的遅延回路に似た空気圧遅延
回路である。図4に示した実施例において、シーケンサ
40は、遅動バルブ42(Clippard Instrument Labora
tory, Inc.製の Model R343 等)、スイッチバルブ44
(Clippard's Model R401 等)およびボリュームチャン
バ46(Clippard'sModel R821 等)を含んでいる。シ
ーケンサ40の4つのターミナルのうち、2つは、高圧
(60psi 等)の空気供給源38をそれぞれ遅動バルブ
42およびスイッチバルブ44へ接続する役目をし、他
の2つは、遅動バルブを下流側バルブ32へ、またスイ
ッチバルブ44を上流側バルブ30へそれぞれ接続して
いる。スイッチバルブ44は、そのピストン(図示せ
ず)に圧力が印加されていないときに、供給源38から
の高圧空気がそこを通って上流側バルブ30に圧力を加
え、したがってそれを開き、ベントリザーバ34を、供
給源16からのベント気体(この実施例においては窒素
ガス)で充たさせるように設計されている。遅動バルブ
42と下流側バルブ32との間のパイプは、通常は閉じ
ているエアパイロットバルブ36を介して高圧空気供給
源(図4においては都合上これも38で示しているが、
別の供給源としてもよい)に接続する枝路を有してい
る。遅動バルブ42は、エアパイロットバルブ36が閉
じられしたがってそのピストン(図示せず)に圧力が加
えられていない間において、供給源38からの高圧空気
がそこを通ってボリュームチャンバ46を充たし、且つ
スイッチバルブ44のピストンに圧力を印加するように
設計されている。これにより、スイッチバルブ44を通
る空気流路が閉じられ、上流側バルブ30も、スイッチ
バルブ44を通して伝えられる圧力がなくなると閉じ
る。
間下流側バルブ32には圧力が加わっておらず、このこ
とは、下流側バルブ32が閉じたままとなり、ロードロ
ックチャンバ10を、その真空状態に保つことを意味す
る。例えば電気信号41によってエアパイロットバルブ
36が(time t0 において)開くと、そこを通過する
高圧空気は、下流側バルブ32および遅動バルブ42の
ピストンの両方に圧力を及ぼす。下流側バルブ32にか
かった圧力は、それを開かせ、ベントリザーバ34に貯
蔵されたベント気体の限定された量を、ロードロックチ
ャンバ10に入らせしたがってその内部圧力を所定の中
間レベルにまで増大させる。この間、遅動バルブ42の
ピストンに加えられた圧力は、ポリュームチャンバ46
内部に貯蔵されたエアを遅動バルブ42を通して流出さ
せつつ、空気供給源38とボリュームチャンバ46との
間の空気通路を閉じる効果を有している。スイッチバル
ブ44のピストンにかかる圧力が一定の限界値にまで低
下すると、そのピストンは、それにかかるバイアス力に
よって押し戻され、高圧空気供給源38と上流側バルブ
30との間の圧力伝達関係を再確立し、したがって上流
側バルブ30を開き、図1の圧力プロファイルによって
示す遅延の後に、完全な通気のために、ベント気体をそ
の供給源16からロードロックチャンバ10内に流入さ
せる。この遅延の時間は、ボリュームチャンバ46から
空気が流出する速度によって定まる。この流出速度は、
可変オリフィスを備えた速度制御バルブ(Clippard Ins
trument Laboratory, Inc.製の Model JFC2 等)48に
よって制御される。
れた後に、エアパイロットバルブ36を(例えばt1 に
おいて)再び閉じる。これによって、下流側バルブ32
は閉じられ、ベントリザーバ34は、ベント気体で再び
充たされる。同時に高圧供給源38からのエアが、遅動
バルブ42を通ってボリュームチャンバ46を充たし、
スイッチバルブ44のピストンに圧力を加え、これによ
って上流側がバルブ30を閉じる。この間、ロードロッ
クチャンバ10は、次のサイクルの動作のために、ダク
ト14を通じて排気される。図5は、エアパイロットバ
ルブ36、遅動バルブ42およびスイッチバルブ44に
おける時間による圧力の変化を示す圧力図である。
み説明してきた。しかし、これらの例は、説明のための
ものであり、限定的なものではない。例えば、中間圧レ
ベルは、状況および他の要因によって1torr以下または
50torr程度の高さにすることができる。ロードロック
チャンバ内部の加熱された物体のホルダは、図面に概略
的に描いたような構造のものである必要はない。実際、
ウェーハを水平に保持するタイプのものである必要はな
い。そして上述した各実施例に対する当業者にとって明
白な変更や変化は、この発明の範囲内にあるものと理解
すべきである。
ドロックチャンバ内部の圧力の時間に応じた変化を示す
グラフである。
クチャンバ内部の圧力の時間に応じた変化を示すグラフ
である。
チャンバを通気する装置を概略的に示すブロック図であ
る。
チャンバを通気する別の装置を概略的に示すブロック図
である。
図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 熱を伝導することのできる支持手段を内
に含む気密チャンバ内部に真空状態をつくり出し、 前記チャンバ内部の前記支持手段上に加熱された物体を
載置し、 前記物体の前記支持手段と接触する領域と接触しない領
域との間の前記物体内部の熱こう配が、著しく低下し且
つ前記チャンバが一度に完全に通気された場合よりも小
さくなるように、前記チャンバの内部を一定の時間期間
において、中間圧力レベルに維持するように前記チャン
バ内に限定された量のベント気体を導入し、 その後に、前記チャンバ内部の圧力を、前記中間圧力レ
ベルより高い所定の最終レベルにするために、前記チャ
ンバに多量のベント気体を導入する各段階を含むことを
特徴とする熱こう配を制御する方法。 - 【請求項2】 前記ベント気体は、制御バルブを介して
前記チャンバに導入され、前記制御バルブはコンピュー
タから出力される信号によって開かれ、前記コンピュー
タは、前記限定された量の前記ベント気体が前記制御バ
ルブを介して前記チャンバに導入され、且つ前記チャン
バが前記一定の時間期間の後に前記制御バルブを介して
完全に通気されるようプログラムされていることを特徴
とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記限定された量のベント気体は、制御
バルブを介して前記チャンバに接続するベント気体リザ
ーバ内部にあらかじめ貯蔵されていることを特徴とする
請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 前記ベント気体リザーバは上流側バルブ
を介してベント気体供給源に接続し、前記上流側バルブ
を開くことによって前記ベント気体リザーバを前記ベン
ト気体で充たすことができるようになっており、且つ前
記上流側バルブおよび前記制御バルブは、一定の時間的
順序にしたがって前記制御バルブおよび前記上流側バル
ブを開かせるようにされたシーケンサによって空気圧で
制御されることを特徴とする請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 加熱された物体の熱こう配を制御する装
置において、 真空状態を設定することのできる気密チャンバであっ
て、前記加熱された物体を支持する熱伝導性のホルダを
内包する前記チャンバと、 ベント気体供給源と前記ベント気体供給源から前記チャ
ンバへのベント気体の通過を可能にし且つそれを防ぐバ
ルブ手段と、 前記バルブ手段を制御するためのバルブ制御手段であっ
て、最初に、限定された量の前記ベント気体のみを前記
チャンバ内に流入させて、前記チャンバ内部の圧力を一
定の中間レベルにまで増大させるように前記バルブ手段
を制御し、次に、一定の時間期間の後に、前記チャンバ
内の圧力が前記中間レベルよりも著しく高い最終レベル
に達するように前記チャンバを完全に通気するように前
記バルブ手段を制御する前記バルブ制御手段とを備える
ことを特徴とする前記装置。 - 【請求項6】 圧力の前記中間レベルおよび前記一定の
時間期間は、前記物体内部の熱こう配が、前記チャンバ
が最初に一度に通気された場合よりも著しく小さくなる
ように定められることを特徴とする請求項5記載の装
置。 - 【請求項7】 前記バルブ手段は、下流側バルブと、ベ
ントリザーバと、上流側バルブとを含み、前記下流側バ
ルブは前記チャンバと前記リザーバとの間に接続され、
前記上流側バルブは前記ベントリザーバと前記ベント気
体供給源との間に接続され、前記ベントリザーバは、前
記下流側バルブを介して前記チャンバに導入した場合
に、前記チャンバ内部の圧力を前記一定の中間レベルに
まで増大させる一定量の前記ベント気体を収容すること
を特徴とする請求項5記載の装置。 - 【請求項8】 前記バルブ制御手段は、高圧気体供給源
から前記下流側および上流側バルブへ高圧制御気体を制
御可能に導いて前記下流側バルブが開かれた後に、調節
可能な遅延をもって前記上流側バルブを開く役目をする
空気圧シーケンサを含むことを特徴とする請求項7記載
の装置。 - 【請求項9】 前記シーケンサは、前記高圧気体供給源
からの圧力を前記上流側バルブに印加するように開いた
ままとなるようバイアスされたスイッチバルブと、気密
気体容器と、前記気密気体容器を介して印加される前記
高圧気体供給源からの圧力を前記スイッチバルブに印加
し、したがって前記スイッチバルブを閉じるように通常
は開いている遅動バルブとを含み、前記遅動バルブは、
閉じた状態の場合に、前記制御気体を前記気体容器から
流出させる役目をすることを特徴とする請求項8記載の
装置。 - 【請求項10】 前記シーケンサは、前記遅動バルブが
閉じられた場合に、前記制御気体が前記気体容器から流
出する速度を制御する速度制御手段をさらに含むことを
特徴とする請求項9記載の装置。 - 【請求項11】 前記バルブ制御手段は、同時に、前記
遅動バルブを閉じ且つ前記下流側バルブを開く手段をさ
らに含むことを特徴とする請求項9記載の装置。 - 【請求項12】 前記バルブ手段は制御バルブを含み、
また前記バルブ制御手段は、前記制御バルブに制御信号
を出力して、したがって最初に、前記限定された量の前
記ベント気体のみを前記チャンバに入らせるために前記
制御バルブを開き、次に、前記一定の時間期間の後に、
前記チャンバを完全に通気するために前記制御バルブを
開くようにプログラムされたコンピュータを含むことを
特徴とする請求項5記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US71598491A | 1991-06-17 | 1991-06-17 | |
US07/715984 | 1991-06-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05190642A true JPH05190642A (ja) | 1993-07-30 |
JP2577162B2 JP2577162B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=24876255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4156794A Expired - Fee Related JP2577162B2 (ja) | 1991-06-17 | 1992-06-16 | ロードロックチャンバにおける加熱されたシリコン基板に生じる温度差を制御する方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2577162B2 (ja) |
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- 1992-06-16 JP JP4156794A patent/JP2577162B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2577162B2 (ja) | 1997-01-29 |
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