JPH05189886A - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JPH05189886A
JPH05189886A JP4002245A JP224592A JPH05189886A JP H05189886 A JPH05189886 A JP H05189886A JP 4002245 A JP4002245 A JP 4002245A JP 224592 A JP224592 A JP 224592A JP H05189886 A JPH05189886 A JP H05189886A
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clock
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disc
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Akira Tsukihashi
章 月橋
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生データをメモリに一旦記憶した後に定格
の速度で読み出すようにするとともに、同一部分を繰り
返しながら定格の速度より高速でディスクに記録された
デジタル信号を読み出し、誤った再生データを読み直し
て再生が出来るディスクプレーヤにおいて、ディスクの
回転を制御する為の消費電力の削減を計る。 【構成】 ディスクから読み取られたデジタル信号を信
号処理回路13により信号処理して得られる情報データ
を、クロック再生回路14から得られる再生クロックに
同期させて前記信号処理回路13から出力し、その情報
データがディスクの回転速度の変化に関係なく必然的に
前記再生クロックに同期するようにするとともに、誤っ
た情報データを読み直す為の時間を稼ぐ為に、前記信号
処理回路13から出力される情報データを一旦記憶させ
るメモリ19からの情報データの読み出しを、基準発振
器21から得られる水晶発振精度の基準クロックにより
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再生データをメモリに
一旦記憶した後に定格の速度で読み出すようにするとと
もに、同一部分を繰り返しながら定格の速度より高速で
ディスクに記録されたデジタル信号を読み出し、誤った
再生データを読み直して再生が出来るディスクプレーヤ
に関する。
【0002】
【従来の技術】先に、本願出願人は、ディスクを定格の
速度より高速回転させ、ピックアップによりディスクを
高速にトレースしてディスクに記録されたデジタル信号
を読み取り、そのデジタル信号を復調して得られる情報
データをディスクの高速回転に応じてメモリに高速に書
き込んだ後に、定格の速度に合わせて前記メモリから情
報データが読み出されるように成されるとともに、前記
メモリ内のデータ量を管理しながら、ディスクの同一部
分を繰り返し読み直すべくピックアップのトレース位置
を順次進めて再生を行うディスクプレーヤを提案してい
る(特願平2−319984号参照)。このディスクプ
レーヤにおいては、ディスクを高速にトレースしている
ことから、メモリから定格の速度で情報データを読み出
しながら、同一部分を繰り返しトレースする時間を作り
出し、再生された情報データの誤りが訂正出来なかった
り、あるいは外部からの衝撃や揺動により情報データの
再生がとぎれた場合に正しく読み出せなかった情報デー
タを含むデジタル信号を読み直すことが出来る。その
為、このような機能を設けることにより防振対策に優れ
たディスクプレーヤを提供することが出来、ヘッドホン
ステレオ型やポータブル型等の持ち運んで使用する携帯
可能なCDプレーヤに好適である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクプ
レーヤにおいては、CDプレーヤの如く、デジタル信号
を扱い、デジタル信号処理を行うのに使用するメモリに
一旦記憶させてデジタル信号を再生するものであって
も、前記メモリの容量とデジタル信号のビット数の関係
からジッタマージンを大きくすることが出来ないので、
ディスクの回転をなるべく偏差を少なくして定格速度に
保つことが重要であった。その為、ディスクの回転を定
格速度に保持する為のサーボ回路の周波数応答を高速に
する必要があり、ディスクの回転が定格速度から外れた
場合にジッタマージンの範囲内で短時間にディスクの回
転を定格速度に戻す必要があった。
【0004】特に、携帯可能なCDプレーヤにおいて
は、形状及び消費電力の関係からモータのトルクを大と
することが困難であるので、外部からの揺動によりディ
スクの回転が定格速度から外れる場合が多く、その都度
モータに大電流を供給して急速にディスクの回転を定格
速度に戻さなければならず、携帯可能なCDプレーヤの
最重要条件の1つである消費電力の削減が計れないとい
う問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の点に鑑み
て成されたディスクプレーヤを提供せんとするものであ
り、ディスクから読み取られたデジタル信号から該デジ
タル信号が有するビットに同期したクロックを再生する
クロック再生回路と、ディスクから読み取られたデジタ
ル信号をデジタル信号処理して情報データを復調する復
調手段、及び該情報データの誤り検出及び誤り訂正を行
う誤り検出・訂正手段を備える信号処理回路と、該信号
処理回路により復調された情報データの前記メモリへの
書き込み及び読み出しを制御するメモリ制御回路と、水
晶振動子を用いて基準クロックを発生する基準発振器と
を設け、前記クロック再生回路により再生された再生ク
ロックに同期させて前記信号処理回路から復調された情
報データを出力するとともに、前記基準発振器から発生
される基準クロックを用いて前記メモリ制御回路により
メモリからの情報データの読み出しを行うようにしてい
る。
【0006】
【作用】本発明は、再生データをメモリに一旦記憶した
後に定格の速度で読み出すようにするとともに、同一部
分を繰り返しながら定格の速度より高速でディスクに記
録されたデジタル信号を読み出し、誤った再生データを
読み直して再生が出来るディスクプレーヤにおいて、デ
ジタル信号を信号処理回路により信号処理して得られる
情報データを、デジタル信号から得られる再生クロック
に同期させて前記信号処理回路から出力し、その情報デ
ータがディスクの回転速度の変化に関係なく必然的に前
記再生クロックに同期するようにするとともに、誤った
情報データを読み直す為の時間を稼ぐべく前記信号処理
回路から出力される情報データを一旦記憶させるメモリ
からの情報データの読み出しを、水晶発振精度の基準ク
ロックにより行い、情報データの再生速度の精度を確保
した上で、ディスクをラフに定格速度で回転させても差
し支えないようにしたものである。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示し、携帯用CD
プレーヤの回路ブロック図であり、図示のCDプレーヤ
は、通常再生時において、CD方式のディスク1を定格
の線速度より高速(例えば2倍速)でディスクが回転さ
れるべくスピンドルモータ2が高速回転するようにモー
タサーボ回路3が設定されており、通常のCDプレーヤ
より高速でディスク1がピックアップ4によりトレース
されるように成されている。
【0008】同図において、5はピックアップ4により
トレースされて得られるディスク1に記録されたデジタ
ル信号のRF信号(高周波信号)を増幅し、波形整形す
るRFアンプ、6は該RFアンプ5を介して得られるR
F信号により前記ピックアップ4を駆動し、ディスク1
をトレースする光ビームをディスク1の信号面に合焦さ
せるフォーカシング制御及び前記光ビームをディスク1
の信号トラックに追従させるトラッキング制御を行うと
ともに、前記ピックアップ4をディスク1の径方向に送
る制御を行うピックアップサーボ回路である。
【0009】7はRFアンプ5により波形整形されてデ
ジタル信号として出力されるディスク1のEFM変調さ
れた記録信号からフレームの先頭を示すフレーム同期信
号を検出するとともに、EFM復調を行う同期検出・E
FM復調回路、8は該同期検出・EFM復調回路7によ
りEFM復調されたデジタル信号の中からサブコード信
号を分離し、該サブコード信号に含まれるQコードを復
調するサブコード分離・Qコード復調回路、9はEFM
復調後のデジタル信号から抽出される情報データの誤り
検出・訂正を行う誤り検出・訂正回路、10はデジタル
信号の並び替えを行う為、及び情報データの誤り訂正用
バッファとしてデジタル信号データを一旦記憶する第1
RAM、11は該第1RAM10にデジタル信号データ
を書き込むタイミング及びデジタルデータを読み出すタ
イミングをそれぞれ制御する書き込みアドレス及び読み
出しアドレスを発生する第1アドレス発生回路、12は
前記誤り検出・訂正回路9により誤り訂正が不可能な情
報データをその前後に得られた情報データに応じて補間
する補間回路である。
【0010】図中、一点鎖線により囲まれている同期検
出・EFM復調回路7、サブコード分離・Qコード復調
回路8、誤り検出・訂正回路9、第1アドレス発生回路
11及び補間回路12は、ディスク1から読み取られた
デジタル信号をデジタル信号処理して情報データを得る
為の信号処理回路13を構成している。
【0011】14はPLL回路により構成され、RFア
ンプ5から出力されるデジタル信号から該デジタル信号
が有するビットに同期したクロックを再生するクロック
再生回路である。
【0012】ここで、信号処理回路13を構成する各回
路は、前記クロック再生回路14により再生された再生
クロックにより各信号処理が行われる。そして、第1ア
ドレス発生回路11から発生される書き込みアドレス及
び読み出しアドレスは、前記再生クロックのタイミング
に応じて発生されるので、ディスク1の回転速度が変化
した場合、ジッタを吸収することは出来ないが、第1R
AM10がオーバーフローすることが防止される。ま
た、クロック再生回路14から得られる再生クロック
は、ディスク1の回転速度に応じて発生するので、信号
処理回路13を構成する各回路は、ディスク1からの信
号読み取り速度に合わせて一般のCDプレーヤより高速
に各信号処理が行われる。
【0013】15はディスクの再生方法、各種サーチ方
法及びピックアップ4のフォーカシング導入方法等、基
本的なプログラムが書き込まれており、種々の基本的な
動作制御を行うとともに、表示器(図示せず)を表示す
る制御や操作キー(図示せず)の入力制御を行うマイク
ロコンピュータで構成されたシステム制御回路である。
また、前記システム制御回路15は、サブコード分離・
Qコード復調回路8により復調されたQコードを監視す
るQコード監視手段16を備えるとともに、ピックアッ
プサーボ回路6にピックアップ4によるトレース位置を
ディスク1の径方向に変位させるトラックジャンプ信号
を供給するトラックジャンプ制御手段17を備えてい
る。
【0014】18は信号処理回路13により復調された
シリアルデジタル信号の情報データをパラレルデジタル
信号に変換するシリアル・パラレル変換回路、19は該
シリアル・パラレル変換回路18から出力される情報デ
ータが一旦記憶される第2RAM、20は該第2RAM
19への情報データの書き込みを制御する書き込みアド
レスを発生するとともに、前記第2RAM19からの情
報データの読み出しアドレスを発生する第2アドレス発
生回路、21は水晶振動子22を用いて水晶発振精度の
基準クロックを発生する基準発振器である。
【0015】ここで、第2アドレス発生回路20から発
生される書き込みアドレスは、クロック再生回路14か
らの再生クロックに同期して発生され、一方、前記第2
アドレス発生回路20から発生される読み出しアドレス
は、基準発振器21からの基準クロックに同期して発生
されるとともに、ディスク1に情報データを記録する際
のサンプリング周波数に合わせて発生される。その為、
第2RAM19への情報データの書き込みタイミングが
前記第2RAM19からの情報データの読み出しタイミ
ングに比べて高速になり、また、前記第2RAM19に
より情報データの出力タイミングにおけるジッタ成分が
吸収される。
【0016】23は第2アドレス発生回路20の書き込
みアドレス及び読み出しアドレスを監視し、第2RAM
19のオーバーフローを監視するとともに、誤り検出訂
正回路9からの情報データの訂正不可を示す訂正不可信
号の発生状況を検出し、その発生状況で補間回路12の
補間能力を超えることを判断することにより第2RAM
19への情報データの書き込み中止及び再開を行うタイ
ミングを検出し、その検出出力に応じて第2アドレス発
生回路20を制御して第2RAM19への情報データの
書き込みを制御するRAM制御回路である。また、前記
RAM制御回路23は、第2RAM19のオーバーフロ
ーが検出されたときにその旨を示すオーバーフロー信号
を、補間回路12の補間能力を超えたときにその旨を示
す補間不可信号をそれぞれ発生し、トラックジャンプ制
御手段17からピックアップ4によるディスクの読み取
り位置(トレース位置)を1トラック分戻すトラックジ
ャンプ信号を発生させる。
【0017】24はシステム制御回路15内に備えら
れ、第2RAM19への情報データの書き込みが可能で
あることを示す書き込み可能信号(WOK信号)を発生
するWOK信号発生手段である。前記WOK信号発生手
段24は、RAM制御回路23からのオーバーフロー信
号及び補間不可信号の発生に応じて、かつQコード監視
手段16によるQコード監視状況及びトラックジャンプ
制御手段17の動作状況に応じてWOK信号を発生し、
具体的にはオーバーフロー信号、あるいは補間不可信号
が発生されると、WOK信号が発生されなくなり、ま
た、トラックジャンプ制御手段17からのトラックジャ
ンプ信号の発生と同時にWOK信号が発生されなくな
り、そして、トラックジャンプが終了し、ディスクの目
標とする範囲内(目標のフレームの前後3フレーム以
内)であることを示すQコードが検出されるとWOK信
号を発生する。
【0018】25は第2RAM19への情報データの書
き込みタイミングと同期してシリアル・パラレル変換回
路18から出力される情報データが書き込まれるシフト
レジスタ(図示せず)と、第2RAM19のオーバーフ
ローが検出されたときに前記シフトレジスタに書き込ま
れている情報データをラッチするラッチ回路(図示せ
ず)とを備え、前記シフトレジスタに書き込まれている
情報データと前記ラッチ回路にラッチされた情報データ
とが一致しているか否かを判定し、第2RAM19への
情報データの書き込みを再開させるタイミングを設定す
るデータ一致判定回路である。
【0019】26は第2RAM19から読み出されるパ
ラレルデジタル信号の情報データをシリアルデジタル信
号に変換するパラレル・シリアル変換回路、27は該パ
ラレル・シリアル変換回路26から出力される情報デー
タをアナログ信号に変換するD/Aコンバータである。
【0020】次に動作に付いて説明する。
【0021】モータサーボ回路3には、RFアンプ5を
介して得られるデジタル信号とクロック再生回路14か
ら得られる再生クロック及び基準発振器21から得られ
る基準クロックとが供給され、前記モータサーボ回路3
はデジタル信号中の最短パルスのパルス幅を検出して、
そのパルス幅が所定の長さになるようにスピンドルモー
タ2を速度制御し、その上で再生クロックと基準クロッ
クとを各々分周した信号を位相比較して前記スピンドル
モータ2に位相サーボをかける。このようにしてディス
ク1は、定格の線速度より高速の所定の線速度で回転さ
れる。
【0022】一方、ピックアップ1から投射される光ビ
ームによりディスクがトレースされると、ディスクに記
録された信号は、前記ピックアップ4により読み取ら
れ、RF信号(高周波信号)としてRFアンプ5に供給
される。前記RF信号は、前記RFアンプ5により増幅
され、波形整形されてデジタル信号として信号処理回路
13に供給される。前記信号処理回路13は、前記デジ
タル信号を復調し、該デジタル信号に含まれている種々
のデータを抽出するとともに、抽出された情報データ
(オーディオデータ)は誤り検出及び誤り訂正処理が行
われ、かつ欠落した情報データの補間が行われる。そし
て、前記信号処理回路13から出力される情報データ
は、シリアル・パラレル変換回路18によりシリアルの
デジタル信号からパラレルのデジタル信号に変換された
後、第2アドレス発生回路20からの書き込みアドレス
に応じて第2RAM19に書き込まれる。また、前記第
2RAM19に書き込まれた情報データは、前記第2ア
ドレス発生回路20からの読み出しアドレスに応じて読
み出され、その情報データは、パラレル・シリアル変換
回路26によりパラレルのデジタル信号からシリアルの
デジタル信号に変換される。そして、前記パラレル・シ
リアル変換回路26から出力される情報データは、D/
Aコンバータ27によりアナログ信号に変換されるとと
もに、ステレオの左及び右のチャンネル成分に分離さ
れ、それぞれ後段のオーディオ回路(図示せず)に供給
される。
【0023】ところで、第2RAM19への情報データ
の書き込みタイミングは、信号処理回路13からの情報
データの出力タイミングに合わせて高速にしてあるが、
前記第2RAM19からの情報データの読み出しタイミ
ングは、ディスクに情報データを記憶する際のサンプリ
ング周波数で情報データが読み出されるように前記第2
RAM19への書き込みタイミングに比べて低速にして
ある。その為、再生が進むと、前記第2RAM19はや
がてオーバーフローになる。
【0024】ここで、前記第2RAM19のオーバーフ
ローは、第2アドレス発生回路20の書き込みアドレス
及び読み込みアドレスを監視することによりRAM制御
回路23で検出され、該RAM制御回路23からはオー
バーフローを示すオーバーフロー信号がシステム制御回
路15に供給される。その為、トラックジャンプ制御手
段17からピックアップ4によるディスクの読み取り位
置を1トラック分戻させるトラックジャンプ信号が発生
され、ピックアップ4によるディスクのトレース位置が
1トラック戻されることによりディスク上の同一部分が
繰り返しトレースされるようになる。この場合、第2R
AM19からは今まで書き込まれた情報データが順次読
み出されるので、情報データはとぎれることなく、連続
して再生される。
【0025】また、第2RAM19のオーバーフローが
検出されると、その時点からRAM制御回路23により
第2RAM19への書き込みを中止させる中止信号が出
力され、第2RAM19に情報データが書き込まれるの
が中止されるので、情報データの読み出しのみが行わ
れ、前記第2RAM19に書き込まれている情報データ
の量が減少していく。
【0026】一方、ピックアップ4により読み取られた
デジタル信号が信号処理回路13により信号処理される
と、それに伴ってデジタル信号に含まれているQコード
がQコード監視手段16により随時監視され、そのQコ
ードがシステム制御回路15内のRAM(図示せず)に
記憶される。その為、第2RAM19がオーバーフロー
された時点のQコードは、前記システム制御回路15内
のRAMに記憶されているので、第2RAM19のオー
バーフローが発生すると、トラックジャンプ制御手段1
7が作動され、アクセス動作が開始し、ピックアップ4
によるトレース位置がディスクの1トラック分戻される
とともに、前記システム制御回路15内のRAMに記憶
されたQコードを目標として検索が行われる。そして、
ピックアップ4によるトレース位置がオーバーフローさ
れた時点のQコードを含むデジタル信号部分に近づき、
目標とする範囲内のQコードが復調されるようになり、
Qコード監視手段16によりそのQコードが検出される
ようになると、データ一致判定回路25にシリアル・パ
ラレル変換回路18から出力される情報データが取り込
まれるようになる。
【0027】ここで、データ一致判定回路25には、第
2RAM19のオーバーフローが生じるまでの所定サン
プル数の情報データが記憶されており、シリアル・パラ
レル変換回路18からの情報データが取り込まれるよう
になると、その情報データが前記データ一致判定回路2
5に記憶されている情報データと比較される。そして、
それらの情報データの一致が検出されると、その旨を示
す一致信号がRAM制御回路23に供給され、第2RA
M19への情報データの書き込みが再開される。
【0028】第2RAM19への情報データの書き込み
が再開されると、その再開された情報データは、第2R
AM19内のオーバーフローにより書き込みが中止され
た時点の最終の情報データが格納されたアドレスの次の
アドレスから順次書き込まれ、前記最終の情報データに
続けて書き込まれることになる。そして、第2RAM1
9への書き込みが再開された情報データは、前記最終の
情報データとディスク上において連続するものであるの
で、正しい再生が連続して行われることになる。
【0029】一方、何らかの理由によりデータ一致判定
回路25から一致信号が得られない場合、RAM制御回
路23は、第2アドレス発生回路20からの書き込みア
ドレス及び読み出しアドレスの一致及びタイミングによ
り第2RAM19内の情報データが空になることを検出
して第2RAM19への書き込みを再開する。この場
合、読み出される情報データが正しくつながらないが、
再生がとぎれないように情報データを第2RAM19内
の最終の情報データに続けて書き込ませ、該最終の情報
データに連続して新たに書き込まれた情報データが読み
出されるようにしている。
【0030】ところで、外部からの衝撃や揺動、あるい
はディスクの傷や汚れ等によりピックアップ4によるデ
ィスクの信号読み取りが正しく行われなくなると、誤り
検出・訂正回路9により情報データの誤り訂正が出来
ず、該誤り検出・訂正回路9から訂正不可信号が発生す
る。そして、RAM制御回路23により前記訂正不可信
号が補間回路12の補間能力以上連続して発生したこと
が検出されると、前記RAM制御回路23から補間不可
信号が発生され、WOK信号発生手段24からWOK信
号の発生が停止される。その為、前記RAM制御回路2
3を介して第2アドレス発生回路20が制御され、第2
RAM19に情報データが書き込まれるのが中止される
とともに、トラックジャンプ制御手段17によりディス
クのトレース位置を戻すようにピックアップ4をトラッ
クジャンプさせるトラックジャンプ信号が発生され、誤
り訂正が出来ない情報データを含むデジタル信号ブロッ
クの読み取りが行われる直前に読み取られたデジタル信
号ブロックのQコードを検索するべくピックアップ4に
よるディスクのトレース位置が戻される。
【0031】ここで、外部からの衝撃や揺動により誤っ
た情報データが発生した場合は、ピックアップ4により
ディスクの同一部分を再びトレースすることにより誤っ
た情報データを読み直すことが出来、正しい情報データ
を得ることが出来るので、データ一致判定回路25に、
誤る直前の情報データと同一の情報データが入力され、
前記データ一致判定回路25により一致信号が発生され
る。前記データ一致判定回路24による情報データの比
較は、トレース位置のトラックジャンプが終了した直後
に行われるのではなく、第2RAM19に書き込まれた
最終の情報データが含まれたフレームの近傍から行われ
る。この際、前記最終の情報データに対応するQコード
を含むフレームを目標として該Qコードの検出が行われ
るが、この場合、Qコードの取り込みの失敗を考慮して
Qコードが検出されなくとも1フレームが再生されるタ
イミングごとに記憶されたQコードの時間情報に1フレ
ーム分を加算していくことにより目標のフレームを検出
する。そして、トレース位置が目標とするフレームの近
傍に到達したら、比較する為の情報データをデータ一致
判定回路25に取り込むようにし、該データ一致判定回
路25により取り込んだ情報データの比較が行われる。
【0032】前記データ一致判定回路25により一致信
号が発生されると、RAM制御回路23からは開始信号
が発生され、誤った情報データの直前の情報データに連
続して読み直された正しい情報データが書き込まれるよ
うになる。
【0033】したがって、この場合は、情報データをと
ぎれさせることなく、連続して再生することが出来る。
【0034】一方、ディスクの傷や汚れ等により誤った
情報データが発生した場合は、ピックアップ4によりデ
ィスクの同一部分を再びトレースしても誤った情報デー
タを読み直すことが出来ず、正しい情報データを得るこ
とが出来ない。その為、データ一致判定回路25からは
一致信号が得られず、第2RAM19内の情報データは
消費されていくのみであり、RAM制御回路23により
やがて第2RAM19内の情報データが空になることが
検出される。その検出が行われると、ディスクの同一部
分を再びトレースすることを中止し、次の部分をトレー
スするべくトラックジャンプ制御手段17を作動させる
とともに、前記RAM制御回路23から開始信号が発生
され、第2RAM19への情報データの書き込みが再開
される。この場合は、読み直された情報データが第2R
AM19内に書き込まれている情報データと正しく継が
らないが、再生がとぎれないように情報データを第2R
AM19内の最終の情報データに続けて書き込ませ、該
最終の情報データに連続して新たに書き込まれた情報デ
ータが読み出されるように成されている。
【0035】ところで、信号処理回路13を構成する各
回路は、クロック再生回路14から発生される再生クロ
ックにより作動されているので、補間回路12を介して
出力される情報データは、前記再生クロックに同期して
おり、ディスクの回転変化により生じるジッタ成分を含
んでいる。
【0036】しかしながら、信号処理回路13から出力
される情報データは、再生クロックに同期したタイミン
グで第2RAM19に書き込まれた後に水晶発振精度の
基準クロックに同期したタイミングで前記第2RAM1
9から読み出されるので、該第2RAM19によりジッ
タ成分が吸収されることになり、D/Aコンバータ27
に入力される情報データにはジッタ成分が含まれない。
【0037】また、第1RAM10の書き込みタイミン
グと読み出しタイミングとは、共に再生クロックに同期
した同一周期であるので、信号処理回路13はディスク
の回転変化に影響されずに信号処理が行われる。その
為、ディスクの回転速度は、平均的に所定速度と偏差が
ゼロになれば良く、ディスクの回転はラフで良い。
【0038】したがって、スピンドルモータ2の回転制
御に高速応答が必要なく、該スピンドルモータ2を概略
線速度一定の回転速度に保持すれば良い。この場合、デ
ィスクの慣性負荷によりディスクを回転させるだけで良
い状態が頻繁に生じるので、この際、スピンドルモータ
2には無負荷電流に近い微少電流を供給すれば事足り
る。
【0039】また、前述した如く、スピンドルモータ2
の回転制御に高速応答が必要ないので、そのようにモー
タサーボ回路3を設定することによりトラックジャンプ
時にディスクの回転速度が急激に変化しなくなり、トラ
ックジャンプ時に前記モータサーボ回路3のサーボを外
れにくくすることが出来る。
【0040】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、ディ
スクの回転に高速応答を必要としないので、ディスクの
回転を制御する為のスピンドルモータの消費電力を削減
することが出来、また、前記スピンドルモータに供給す
る駆動電流を急激に変化させる必要がなく、モータノイ
ズを減少することが出来る。また、本発明は、前述の効
果を得る為に、今までに備えられた回路の制御方法を変
えるだけで良いので、新たに専用回路を増設する必要が
ないという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路ブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 スピンドルモータ 3 モータサーボ回路 4 ピックアップ 5 RFアンプ 7 同期検出・EFM復調回路 9 誤り検出・訂正回路 10 第1RAM 11 第1アドレス発生回路 13 信号処理回路 14 クロック再生回路 15 システム制御回路 17 トラックジャンプ制御手段 19 第2RAM 20 第2アドレス発生回路 21 基準発振器 23 RAM制御回路 24 WOK信号発生手段 25 データ一致判定回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを定格の速度より高速回転さ
    せ、ピックアップによりディスクをトレースしてディス
    クに記録されたデジタル信号を読み取り、そのデジタル
    信号を復調して得られる情報データをディスクの高速回
    転に応じてメモリに高速に書き込んだ後に、定格の速度
    に合わせて前記メモリから情報データが読み出されるよ
    うに成されるとともに、前記メモリ内のデータ量を管理
    しながら、ディスクの同一部分を繰り返し読み直すべく
    ピックアップのトレース位置を順次進めて再生を行うデ
    ィスクプレーヤにおいて、ディスクから読み取られたデ
    ジタル信号から該デジタル信号が有するビットに同期し
    たクロックを再生するクロック再生回路と、ディスクか
    ら読み取られたデジタル信号をデジタル信号処理して情
    報データを復調する復調手段、及び該情報データの誤り
    検出及び誤り訂正を行う誤り検出・訂正手段を備える信
    号処理回路と、該信号処理回路により復調された情報デ
    ータの前記メモリへの書き込み及び読み出しを制御する
    メモリ制御回路と、水晶振動子を用いて基準クロックを
    発生する基準発振器とを設け、前記クロック再生回路に
    より再生された再生クロックに同期させて前記信号処理
    回路から復調された情報データを出力するとともに、前
    記基準発振器から発生される基準クロックを用いて前記
    メモリ制御回路によりメモリからの情報データの読み出
    しを行うようにしたことを特徴とするディスクプレー
    ヤ。
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