JPH0518986A - 重大衝突事故判断回路 - Google Patents

重大衝突事故判断回路

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JPH0518986A
JPH0518986A JP3195048A JP19504891A JPH0518986A JP H0518986 A JPH0518986 A JP H0518986A JP 3195048 A JP3195048 A JP 3195048A JP 19504891 A JP19504891 A JP 19504891A JP H0518986 A JPH0518986 A JP H0518986A
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主悌 金佳
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 瞬間的なダメージは小さいが、そのダメージ
が所定時間以上続いた後、乗員が死に至るような重大衝
突事故を的確に判別し、確実な作動時間で乗員保護装置
を動作させ、乗員を確実に保護することの出来る、重大
衝突事故判断回路を得ることを目的とする。 【構成】 衝撃加速度検出手段1により検出した車両の
衝突事故に伴って発生する加速度信号から衝突事故に伴
った信号成分を抽出し出力するフィルタ回路20と、フ
ィルタ回路の出力信号における交流分の包絡線間の値を
検出し出力する包絡線出力検出手段21a,21bと、
包絡線出力検出手段の出力信号を累積し出力する積分回
路22と、積分回路の出力が予め設定された所定値を越
えた時に車両用乗員保護装置を作動させるトリガ信号を
出力する閾値回路23とを具備することを構成上の特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両衝突時に乗員を
保護する車両用乗員保護装置の重大衝突事故判断回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、特開昭49−55031に開示
された、第1の発明である「車両乗客の保護に役立つ安
全装置の始動装置」を示すブロック図である。図におい
て、71は車両内に取り付けられる安全装置を起動する
ための始動装置である。
【0003】始動装置71は、事故の際に規定の値を越
えた車両の減速があると、1つ、あるいはそれ以上のエ
アーバッグABを膨張させる起動信号を出力する。72
は衝撃加速度検出センサーである。このセンサーは、事
故の際に車が受ける衝撃による加速度を検出し出力す
る。73は増幅回路、74は第1の閾値スイッチであ
る。第1の閾値スイッチ74は、入力信号より予め設定
されている閾値S1を減少させ、閾値S1だけ減少させ
た信号を出力するスイッチ回路である。閾値S1は、車
両乗客が通常許容できる程度の衝撃により発生する信号
の大きさに対応しており、閾値S1より小さな入力信号
は、この第1の閾値スイッチ74から出力されない。
【0004】75は積分回路である。この積分回路75
は、入力された信号の直流分も含めて積分する。72は
第2の閾値スイッチである。この第2の閾値スイッチ7
6は、あらかじめ設定されてある閾値VKと入力される
信号との大きさを比較して、閾値VKより入力された信
号が大きい場合に、点火指令信号を出力する。77は点
火パルス発生回路であり、入力された点火指令信号を基
に点火パルスを発生する。78はエアーバッグを膨張さ
せるための火薬に点火する雷管である。
【0005】次に、動作について説明する。事故によ
り、車が衝撃を受ける。この衝撃による加速度を衝撃加
速度検出センサー72が検出する。増幅器73からは、
衝撃加速度検出センサー72が検出した加速度に応じた
信号を出力する。この信号は、直流分を含んでいる。こ
の直流含んだ入力信号が閾値S1を越えると、この入力
信号は一定量(閾値S1に対応する)減少されて積分回
路75に供給される。積分回路75に供給された信号
は、直流分も含め積分され、第2の閾値スイッチ76に
供給される。第2の閾値スイッチ76では、供給された
信号の大きさを閾値VKと比較して、供給された信号の
大きさが閾値VKより大きい場合に、点火指令信号を点
火パルス発生回路77に出力する。点火パルス発生回路
77では、入力された点火指令信号を基に点火パルスを
発生し、この点火パルスを雷管78に供給し、火薬に点
火する。そして、エアーバッグ等の車両用乗員保護装置
ABを作動させる。
【0006】図5は、特開昭49−55031に開示さ
れた、第2の発明である「車両乗客の保護に役立つ安全
装置の始動装置」を示すブロック図である。この図にお
いて、79は衝撃加速度検出センサーである。このセン
サーは、事故の際に車が受ける衝撃による加速度を検出
し出力する。80は増幅回路である。81は第1の閾値
スイッチである。第1の閾値スイッチ81は、予め設定
されてある閾値S1を越えた入力信号のみを出力するス
イッチ回路である。さらに、閾値S1は、車両乗客が通
常許容される程度の衝撃により発生する信号の大きさに
対応しており、閾値S1より小さな入力信号は、この第
1の閾値スイッチ81から出力されない。82は第1の
積分回路である。この第1の積分回路82は、閾値S1
を越えた信号を積分して出力する。この第1の積分回路
82は、入力された信号の直流分も含めて積分してい
る。83は第2の積分回路である。この第2の積分回路
83は、第1の積分回路82の出力をさらに積分して出
力する。この第2の積分回路83は、入力された信号の
直流分も含めて積分している。
【0007】84は第2の閾値スイッチ回路である。第
2の閾値スイッチ回路84は、あらかじめ設定されてあ
る閾値を基に、入力される信号を分離して出力する。8
5は第3の閾値スイッチであり、あらかじめ設定されて
ある閾値VKと入力される信号の大きさとを比較して、
閾値VKより入力された信号が大きい場合に、点火指令
信号を出力する。86は点火パルス発生回路であり、入
力された点火指令信号を基に点火パルスを発生する。8
7はエアーバッグを膨張させるための火薬に点火する雷
管である。
【0008】上述した、車両乗客の保護に役立つ安全装
置の始動装置では、増幅器80の出力信号が第1の閾値
スイッチ81の閾値S1により制限され、閾値S1を越
えた信号が、第1の積分回路82において直流分も含め
積分され、速度に対応した信号として出力される。第1
の積分回路82の出力は、第2の閾値スイッチ84の閾
値により制限されるとともに、直流分を含め第2の積分
回路83で積分され、変位に対応した信号として出力さ
れる。そして、第2の積分回路83の出力は、第3の閾
値スイッチ85において第3の閾値スイッチ85の閾値
と比較され、第2の積分回路83の出力が閾値を越えた
時に、第3の閾値スイッチ85は点火指令信号を出力す
る。点火パルス発生回路86では、入力された点火指令
信号を基に点火パルスを発生し、この点火パルスを雷管
87に供給し、火薬に点火する。そして、エアーバッグ
等の車両用乗員保護装置ABを作動させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の車両乗客の保護に役立つ安全装置の始動装置で
は、安全装置を動作させるか否かの判定は、車両衝突時
におけるダメージの大小、あるいは、変位量の大きさを
判断して行う構成となっていたので、瞬間的なダメージ
は小さいが、そのダメージが所定時間以上続いた後に乗
員が死に至るような重大衝突事故では、安全装置を確実
な作動時間で動作させることが出来ないという問題点が
あった。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、瞬間的なダメージは小さ
いが、そのダメージが所定時間以上続いた後、乗員が死
に至るような衝突事故を的確に判別し、確実な作動時間
で乗員保護装置を動作させ、乗員を確実に保護すること
の出来る、重大衝突事故判断回路を得ることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る重大衝突
事故判断回路は、衝撃加速度検出手段により検出した車
両の衝突事故に伴って発生する加速度信号から衝突事故
に伴った信号成分を抽出し出力するフィルタ回路と、フ
ィルタ回路の出力信号における交流分の包絡線間の値を
検出し出力する包絡線出力検出手段と、包絡線出力検出
手段の出力信号を累積し出力する積分回路と、積分回路
の出力が予め設定された所定値を越えた時に車両用乗員
保護装置を作動させるトリガ信号を出力する閾値回路と
を具備することを構成上の特徴とする。
【0012】
【作用】この発明における重大衝突事故判断回路は、加
速度センサの出力する加速度信号に含まれる、衝突事故
に伴った信号成分を基に、乗員保護装置を作動させるこ
とが出来るので、瞬間的なダメージは小さいが、そのダ
メージが所定時間以上続いた後、乗員が死に至るような
衝突事故を的確に判別し、確実な作動時間で乗員保護装
置を動作させ、乗員を確実に保護することが出来る。
【0013】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて詳細に説明
する。図1はこの発明の重大衝突事故判断回路の一実施
例を示すブロック図である。まず、構成を説明すると、
2は加速度センサ1よりの加速度信号を入力するローパ
スフィルタ(以下、LPFと略記する)、3はLPF2
の出力路を開閉するスイッチ、4はLPF2の出力を積
分する第1不完全積分回路である速度演算用積分回路、
5は速度演算用積分回路4に直列に接続された第2不完
全積分回路である変位演算用積分回路、6はスイッチ3
を経て加速度センサ1の検出出力に第1係数を付加する
第1減衰器からなる第1係数回路、7は速度演算用積分
回路4の積分出力に第2係数を付加する第2減衰器から
なる第2係数回路、8は変位演算用積分回路5、第1係
数回路6および第2係数回路7の出力を加算する加算回
路、9は加算回路8の出力が閾値を越えた時にハイレベ
ルの信号を出力する閾値回路であり、これらスイッチ
3,速度演算用積分回路4,変位演算用積分回路5,第
1係数回路6,第2係数回路7および加算回路8,閾値
回路9により衝突時の乗員身体の変位推定量を算出する
演算手段101を構成している。
【0014】10は第1加速度、例えば1Gを小さい値
から大きい値に越えた時に出力をハイレベルにする第1
比較回路、11は第2加速度、例えば0.5Gを大きい
値から小さい値に向けて越えた時に出力をハイレベルに
する第2比較回路、12は第3加速度、例えば4Gを小
さい値から大きい値に向けて越えた時に出力をハイレベ
ルにする第3比較回路、13は第4加速度、例えば10
Gを小さい値から大きい値に向けて越えた時に出力をハ
イレベルにする第4比較回路、14は第1比較回路10
の出力がハイレベルになった時点でタイマ時間を作動さ
せ、第1タイマ時間T1が経過する間、ハイレベルの信
号を出力する第1タイマ、15は第3比較回路12の出
力がハイレベルになった時点でタイマ時間を作動させ、
第2タイマ時間T2が経過する間、ハイレベルの信号を
出力する第2タイマ、16は第1タイマ14,第2タイ
マ15の出力信号を入力するノアゲート、17は第2比
較回路11,ノアゲート16のそれぞれの出力信号を入
力するオアゲート、18は第1比較回路10の出力によ
りセットされ、第2比較回路11の出力、または、ノア
ゲート16の出力のいずれかによりリセットされるセッ
ト/リセット フリップフロップ(以下、RSFFと略
記する)で、このRSFF18の出力によりスイッチ3
を閉じ、速度演算用積分回路4,変位演算用積分回路5
およびその他の積分回路をリセットする。19は第4比
較回路13からの出力によりセットされ、出力をハイレ
ベルにし、ノアゲート16の出力によりリセットされる
RSFFである。ここで、前記第1〜第4比較回路10
〜13,第1タイマ14,第2タイマ15,ノアゲート
16,オアゲート17,RSFF30および31によ
り、演算手段101の作動を制御する制御回路102を
構成している。
【0015】20はLPF2の遮断周波数よりも高い遮
断周波数を有するハイパスフィルタ(以下、HPFと略
記する)である。このHPF20には加速度センサ1の
出力する加速度信号が入力され、加速度信号に含まれる
高い周波数成分が抽出され、出力される。21aはHP
F20から出力される信号の高いピーク値側の包絡線の
レベルを検出し出力する第1包絡線検波回路である。2
1bはHPF20から出力される信号の低いピーク値側
の包絡線のレベルを検出し出力する第2包絡線検波回路
である。21cは差動増幅回路である。この差動増幅回
路21cは、第1包絡線検波回路21aの出力する信号
と第2包絡線検波回路21bが出力する信号間の差動分
を検出し増幅する。従って、差動増幅回路21cの出力
信号は、図3に示す第1包絡線H1と第2包絡線H2と
の間のレベル差に比例した出力となる。22は差動増幅
回路21cの出力を累積する一方、前記RSFF18の
出力信号によりリセットされる積分回路である。23は
積分回路22の出力が閾値Vt以上になるとハイレベル
の信号を出力する閾値回路である。24は閾値回路23
のハイレベルの信号でセットされ、前記ノアゲート16
のハイレベルの信号でリセットされるRSFFである。
ここで、前記HPF20,第1包絡線検波回路21a,
第2包絡線検波回路21b,差動増幅回路21c,積分
回路22,閾値回路23,RSFF24により衝突検出
回路103を構成している。25はRSFF19および
RSFF24の出力信号が入力されるオアゲートであ
る。26は演算手段101の閾値回路9と衝突検出回路
103のオアゲート25とが共にハイレベルの信号を出
力した時に、乗員保護装置本体27を作動させる信号を
出力するアンドゲートである。
【0016】次に動作について図2を参照して説明す
る。図2は、この実施例の重大衝突事故判断回路におけ
る各部の信号波形図である。車両の走行にともなって、
種々の加速度が加速度センサ1に作用する。いま、車両
が一定速度で走行している時には、RSFF18の出力
Cがローレベルとなっているので、スイッチ3はオフさ
れた状態にある。また、第1,第2積分回路4,5はリ
セット状態にある。
【0017】この状態において、図2に示すように、1
つのピーク(<4G)をつけてから0Gに向けて収束す
る、G波形に示されるような軽衝突が生じた場合につ
いて述べる。このG波形が1Gを越えた時点で、第1
比較回路10はハイレベルの信号を出力する。この信号
により、第1タイマ14のタイマ機能が所定時間作動す
る。第1タイマ14の動作開始により、RSFF18,
19,24はリセットがはずれる。RSFF18は、第
1比較回路10の出力信号によりセットされ、スイッチ
3がオンし、さらに、積分回路4,5,22のリセット
がはずれる。しかし、この所定時間内には10Gを越え
るようなG波形は発生しないので、第1タイマ14の所
定時間T1経過後にRSFF18は再リセットされ、ス
イッチ3はオフの状態となり、第1,第2不完全積分回
路4,5および積分回路22はリセットされる。また、
RSFF19,24もリセットされ、乗員保護装置本体
を作動させるための雷管27が点火されることはない。
【0018】次に、1つのピーク(<4G)をつけてか
ら、0Gに向い、再度10Gに向けて大きく変動するよ
うなG波形の衝突が生じた場合について述べる。この
G波形が1Gを越えた時点で第1タイマ14が作動を
開始する。そして、この第1タイマ14のタイムアップ
前に第2タイマ15が作動を開始するので、第1タイマ
14と第2タイマ15が作動している期間、RSFF1
8はリセットがはずれセットされた状態となる。この期
間スイッチ3は、オンしている。また、この期間は、R
SFF19,24、積分回路22もリセットがはずれた
状態となる。しかし、この期間内にも10Gを越えるよ
うなG波形は生じないので、この期間が経過するとRS
FF18は再リセットされ、スイッチ3はオフの状態と
なり、前記の軽衝突の場合と同様に、乗員保護装置本体
を作動させるための雷管27が点火されるには至らな
い。
【0019】次に、1つのピーク(<4G)をつけ、第
1タイマ14を作動させ、このタイマ作動時間T1内に
10Gを越えるようなG波形が生じた場合について述
べる。第4比較回路13によりRSFF19の出力はハ
イレベルとなり、この信号は、オアゲート25を介して
アンドゲート26のゲートを開く。そして、閾値回路9
の出力がハイレベルになることにより乗員保護装置本体
を作動させるための雷管27が点火させられる。
【0020】さらに、1つのピーク(<4G)をつけて
から0Gに向い、再度10Gに向けて大きくなり、10
Gを越えるようなG波形に示されるような重大な衝突
事故が生じた場合について述べる。第1タイマ14の作
動時間T1内、または、第1タイマ14の作動に続く第
2タイマ15の作動時間T2内に、G波形が10Gを越
えると、この時点でRSFF19がセットされる。この
結果、RSFF19の出力はハイレベルとなる(図2に
おけるH参照)。この結果、オアゲート25の出力もハ
イレベル(図2におけるM参照)となる。アンドゲート
26は、オアゲート25がハイレベルの信号を出力する
時点、すなわち、G波形が10Gを越えた時点でゲー
トが開く状態となる。アンドゲート26では、演算手段
101の閾値回路9の出力(図2における0参照)と前
記オアゲート25の出力とでアンド理論が成立すると、
閾値回路9のハイレベルの信号が出力された時点で乗員
保護装置本体を作動させるための雷管27が点火させら
れる。
【0021】次に、瞬間的なダメージは小さいが、その
ダメージが所定時間以上続いた後、乗員が死に至るよう
な重大衝突事故の場合について述べる。この場合、加速
度センサ1の出力する加速度信号に含まれる高周波成分
の割合は、必然的に大きくなる。上述した重大衝突事故
においては、G波形は10Gを越えない場合もある。従
って、加速度センサ1の出力する加速度信号に含まれる
高周波成分の大小を識別することにより、重大衝突事故
であることを判別し、アンドゲート26を開き、閾値回
路9の出力信号(乗員の身体の変位推定量に対応してい
る)を基に、乗員保護装置本体を作動させるための雷管
27が作動させられる。そこで、この実施例では、加速
度センサ1の出力する加速度信号に含まれる高周波成分
をHPF20により抽出し、第1包絡線検波回路21a
と第2包絡線検波回路21bに供給している。第1包絡
線検波回路21aと第2包絡線検波回路21bは、入力
された高周波成分の包絡線のレベルを検出し、差動増幅
回路21cに供給する。差動増幅回路21cは、入力さ
れた信号の差動分を検出し増幅する。差動増幅回路21
cの出力は積分回路22に供給されて、累積される。積
分回路22の出力は、閾値回路23に供給され、あらか
じめ設定されている所定の閾値Vtと比較される。HP
F20において抽出された高周波成分の量が大きけれ
ば、積分回路22の出力は閾値を越えるので、閾値回路
23は、G波形が10Gを越えることがなくても、ハイ
レベルの信号を出力し、RSFF24をセットすること
になる。従って、オアゲート25は、RSFF19がセ
ットされない状況下においても、RSFF24のセット
によりハイレベルの信号を出力する。アンドゲート26
は、この結果、10G以上の大きな衝撃を受けることが
なくても、ゲートを開いた状態となっているので、閾値
回路9が出力するハイレベルの出力信号により、上述し
た重大衝突事故に対し、適切に乗員保護装置本体27を
作動させ乗員を保護することが出来る。
【0022】
【発明の効果】この発明の重大衝突事故判断回路によれ
ば、瞬間的なダメージは小さいが、そのダメージが所定
時間以上続いた後、乗員が死に至るような重大衝突事故
に対しても、乗員を確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の重大衝突事故判断回路の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】この発明の重大衝突事故判断回路の一実施例に
おける各部の信号波形図である。
【図3】この発明の重大衝突事故判断回路の一実施例に
おける包絡線を示す波形図である。
【図4】特開昭49−55031に開示された車両乗客
の保護に役立つ安全装置の始動装置を示すブロック図で
ある。
【図5】特開昭49−55031に開示された車両乗客
の保護に役立つ安全装置の始動装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 加速度センサ 20 ハイパスフィルター 21a 第1包絡線検波回路 21b 第2包絡線検波回路 21c 差動増幅回路 22 積分回路 23 閾値回路 24 セット/リセット フリップフロップ 25 オアゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 国広 埼玉県大宮市日進町2丁目1910番地 関東 精器株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 衝撃加速度検出手段により検出した車両
    の衝突事故に伴って発生する加速度信号から衝突事故に
    伴った信号成分を抽出し出力するフィルタ回路と、フィ
    ルタ回路の出力信号における交流分の包絡線間の値を検
    出し出力する包絡線出力検出手段と、包絡線出力検出手
    段の出力信号を累積し出力する積分回路と、積分回路の
    出力が予め設定された所定値を越えた時に車両用乗員保
    護装置を作動させるトリガ信号を出力する閾値回路とを
    具備することを特徴とする重大衝突事故判断回路。
JP3195048A 1991-07-10 1991-07-10 重大衝突事故判断回路 Expired - Fee Related JPH0792471B2 (ja)

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JPH08502709A (ja) * 1993-10-29 1996-03-26 モートン インターナショナル,インコーポレイティド 自動車用エアバッグシステム

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