JPH05189853A - ディスクカートリッジの装着装置 - Google Patents

ディスクカートリッジの装着装置

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JPH05189853A
JPH05189853A JP4187600A JP18760092A JPH05189853A JP H05189853 A JPH05189853 A JP H05189853A JP 4187600 A JP4187600 A JP 4187600A JP 18760092 A JP18760092 A JP 18760092A JP H05189853 A JPH05189853 A JP H05189853A
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disc cartridge
cartridge
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ディスクカートリッジ30をカートリッジホル
ダー3に挿入しこの挿入位置から所定の装着位置まで往
動させるようにしたディスクカートリッジの装着装置に
おいて、前記挿入位置に挿入されたディスクカートリッ
ジ30に係合する係合手段45と、この係合手段45が
ディスクカートリッジ30との係合を解除するように前
記係合手段45を附勢する附勢手段49とを設けた。 【効果】ディスクカートリッジの取り出し時に、使用者
が不用意にディスクカートリッジに手で触れてその取り
出しを一時的に阻害するようなことがあっても、その後
に速やかにかつ容易にディスクカートリッジを取り出す
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばマイクロ・フロ
ッピー・ディスクカートリッジの装着装置に適用するの
に最適なものであって、カートリッジホルダー内に挿入
させたディスクカートリッジに係合部材を係合させて、
そのディスクカートリッジを挿入位置から引込位置へ引
き込むようにしたディスクカートリッジの装着装置に関
する。
【0002】
【発明の概要】本発明は、カートリッジホルダー内に挿
入させたディスクカートリッジに係合部材を係合させ
て、その係合部材が設けられた引込板の往動によってデ
ィスクカートリッジをカートリッジホルダー内の挿入位
置から引込位置へ引き込み、その引込板の復動によって
ディスクカートリッジを引込位置から挿入位置へ押し出
すようにしたディスクカートリッジの装着装置におい
て、係合部材を常に離脱方向へ回動付勢させておき、引
込板の往動に伴って係合部材をディスクカートリッジに
係合させ、引込板の復動に伴って係合部材をディスクカ
ートリッジから離脱させるようにすることにより、ディ
スクカートリッジの引込動作時における引込ミスを未然
に防止しながら、押出動作時におけるデッドポイントを
完全になくすことができるようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】まず、マイクロ・フロッピー・ディスク
カートリッジの装着装置の従来例を図6〜図10によっ
て説明する。
【0004】図6〜図9に示すように、装置のシャーシ
1上に昇降操作板2が前後方向(矢印a、a´方向)に
摺動自在に取付けられ、この昇降操作板2の垂直状をな
す左右両側部2a間にカートリッジホルダー3が水平状
に配置されている。カートリッジホルダー3の左右両側
部3aは相対向してほぼコ字状に屈曲され、これら両側
部3aに水平状に枢支された前後一対のローラ4が昇降
操作板2の両側部2aの上縁に載置されている。なお、
後方側の一対のローラ4はシャーシ1の左右両側板1a
に形成された垂直ガイド溝5内に係合されている。ま
た、カートリッジホルダー3とシャーシ1との間には、
そのカートリッジホルダー3を下方に付勢するばね6が
張架されている。
【0005】カートリッジホルダー3の上面には、駆動
レバー7が支点軸8によって矢印b、b´方向に回動自
在に取付けられ、カートリッジホルダー3との間に張架
された駆動ばね9によって矢印b方向に回動付勢されて
いる。そして、駆動レバー7の一端に植設されたピン1
0が昇降操作板2の一方の側部2aの上端に形成された
被押圧部11に当接されている。また、カートリッジホ
ルダー3の上面後端部には、シャッター開閉レバー12
が支点軸13によって矢印c、c´方向に回動自在に取
付けられ、カートリッジホルダー3との間に張架された
戻しばね14によって矢印c方向に回動付勢されてい
る。このシャッター開閉レバー12の先端下面には、開
閉ピン15が植設されている。また、シャッター開閉レ
バー12の下部には、ロックレバー16が前記支点軸1
3によって矢印c、c´方向に回動自在に取付けられ、
その突部17が前記戻しばね14にて側方から押圧され
ることによって矢印c方向に回動付勢されている。この
ロックレバー16の先端上面には、ロックピン18が植
設され、このロックピン18が昇降操作板2の一方の側
部2aの上端に形成された被ロック部19に係合されて
いる。
【0006】カートリッジホルダー3の上面他側部に
は、引込板20がガイド軸21によって矢印d、d´方
向に往復動自在に取付けられ、その引込板20の前端部
に設けられた切欠部22内に前記駆動レバー7の他端に
植設されたピン23が係合されている。そして、引込板
20の上面後端部には、係合部材24が支点軸25によ
って矢印e、e´方向に回動自在に取付けられ、引込板
20との間に張架された戻しばね26によって矢印e方
向に回動付勢されている。図8および図10に示すよう
に、係合部材24のアーム部27は下方へ垂直状に屈曲
されてからカートリッジホルダー3の下方で前方へ水平
状に屈曲され、そのアーム部27の先端上面には、係合
ピン28が植設されている。
【0007】次に、上述のように構成された従来例にお
けるディスクカートリッジのローディング動作およびエ
ジェクト動作を説明する。
【0008】まず、図6および図8に示すように、ディ
スクカートリッジ30をカートリッジホルダー3内の挿
入位置まで手で矢印f方向から水平に挿入する。なお、
ディスクカートリッジ30はディスク(マイクロ・フロ
ッピー・ディスク)30aを合成樹脂製の薄いケース3
0b内に回転自在に収納させたものである。このディス
クカートリッジ30の挿入の際、図10に一点鎖線で示
すように、ディスクカートリッジ30の前端部によって
係合部材24が戻しばね26に抗して一旦矢印e´方向
に回動され、ディスクカートリッジ30が挿入位置まで
挿入されると、実線で示すように係合部材24が戻しば
ね26にて矢印e方向に回動されて、その係合ピン28
がディスクカートリッジ30のケース30bの下面に設
けられている半円形状の被係合部31内に係合される。
なお、係合部材24の矢印e´方向への回動はカートリ
ッジホルダー3の側部3aに形成された切欠部32によ
って逃がされる。また、図6に示すように、ディスクカ
ートリッジ30の挿入によってシャッター開閉レバー1
2が押圧されて戻しばね14に抗して矢印c´方向に回
動され、その開閉ピン15によって、ディスクカートリ
ッジ30に摺動自在に取付けられているシャッター33
が矢印g方向に少し開蓋される。
【0009】次に、上記挿入位置からディスクカートリ
ッジ30を手で矢印f方向に僅かに押圧すると、シャッ
ター開閉レバー12がさらに矢印c´方向に回動され、
そのシャッター開閉レバー12の切欠孔34内に係合さ
れているロックレバー16の突部35が駆動されて、そ
のロックレバー16が図7に示すように矢印c´方向に
回動される。この瞬間、ロックレバー16のロックピン
18が昇降操作板2の被ロック部19から離脱されてロ
ックが解除される。すると、駆動ばね9によって駆動レ
バー7が矢印b方向に回動され、ピン23を介して引込
板20が矢印d方向に往動される。この引込板20の往
動によって係合部材24を介してディスクカートリッジ
30がカートリッジホルダー3内の挿入位置から引込位
置へ矢印f方向に引き込まれる。また、駆動レバー7が
矢印b方向に回動される際、ピン10によって昇降操作
板2の被押圧部11が押圧され、その昇降操作板2が矢
印a方向に摺動される。これによって、カートリッジホ
ルダー3の各ローラ4が昇降操作板2の両側部2aの上
縁に形成された前後一対の傾斜ガイド36によって下方
に案内され、そのカートリッジホルダー3が図8の上昇
位置から図9の下降位置へ下降される。これによって、
ディスクカートリッジ30のディスク30aがシャーシ
1上のターンテーブル37上に水平に装着され、また、
図7に示すように完全に開蓋されたシャッター33によ
って完全に開放されるヘッド挿入孔38内に記録再生用
のヘッド(図示せず)が挿入される。このように、ディ
スクカートリッジ30は駆動ばね9のばね力によってオ
ートローディングされる。
【0010】次に、所望の記録再生後、エジェクト信号
が出されると、シャーシ1の後端部に配置されたモータ
39によって駆動ギア40が回転駆動され、その駆動ギ
ア40に設けられた偏心コロ41によって昇降操作板2
が引張られて矢印a´方向に摺動される。すると、昇降
操作板2の傾斜ガイド36によって各ローラ4が案内さ
れ、カートリッジホルダー3が図9の下降位置から図8
の上昇位置へ上昇する。また、昇降操作板2の矢印a´
方向への摺動の際、被押圧部11によって駆動レバー7
のピン10が押圧され、その駆動レバー7が矢印b´方
向に回動される。すると図7から図6に示すように駆動
レバー7のピン23を介して引込板20が矢印d´方向
に復動され、係合部材24を介してディスクカートリッ
ジ30がカートリッジホルダー3内の引込位置から挿入
位置へ矢印f´方向に押し出される。なお、ディスクカ
ートリッジ30の押し出しによってロックレバー16は
戻しばね14にて矢印c方向に回動され、そのロックピ
ン18が被ロック部19に係合されてロックされる。そ
して、係合部材24の突部42がカートリッジホルダー
3の後端部に当接された後、昇降操作板2の摺動の最終
段階における引込板20の矢印d´方向への復動によっ
て、図10の一点鎖線で示すように、係合部材24が戻
しばね26に抗して矢印e´方向に回動され、その係合
ピン28がディスクカートリッジ30の被係合部31か
ら離脱される。すると、シャッター開閉レバー12が戻
しばね14にて矢印c方向に回動されることによって、
シャッター33が矢印g´方向に閉蓋されながら、ディ
スクカートリッジ30が挿入位置からさらに矢印f´方
向に押し出されて排出される。このように、ディスクカ
ートリッジ30はモータ39によってオートエジェクト
される。
【0011】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、この従来
例においては、前述したように、ローディング動作の際
には、カートリッジホルダー3内の挿入位置へ挿入させ
たディスクカートリッジ30に係合部材24を係合さ
せ、この後、ロックレバー16によるロックを解除し
て、ディスクカートリッジ30をローディングさせてい
る。これによって、カートリッジホルダー3内にディス
クカートリッジ30が完全には引き込まれない状態(置
き残し状態)でそのカートリッジホルダー3が下降され
る、いわゆるミスローディングを未然に防止している。
【0012】しかしながら、上述のように予めディスク
カートリッジ30に係合部材24を係合させることが、
エジェクト動作の際に逆に問題を生じさせている。すな
わち、上記従来例では、係合部材24が常にディスクカ
ートリッジ30に係合されるように戻しばね26によっ
て矢印e方向の係合位置へ回動付勢されており、昇降操
作板2の摺動の最終段階における引込板20の復動によ
って係合部材24を矢印e´方向に回動させ、その係合
ピン28をディスクカートリッジ30の被係合部31か
ら離脱させている。このために、離脱の直前で使用者が
不用意にディスクカートリッジ30に手で触れてこのデ
ィスクカートリッジ30が押し出されるのを一時的に阻
害するようなことがあると、昇降操作板2がモータ39
によって完全に摺動されても、係合部材24の係合ピン
28はディスクカートリッジ30の被係合部31から離
脱されず、この結果、ディスクカートリッジ30がカー
トリッジホルダー3内の挿入位置で停止するデッドポイ
ントとなる。
【0013】このように、従来例では、エジェクト動作
の際に完全にエジェクトされないデッドポイントがあ
り、使用者はこれを装置の故障と判断して、ディスクカ
ートリッジ30をカートリッジホルダー3内から強引に
引き出してしまい、このために、ディスクカートリッジ
30は勿論のこと、装置の内部機構が破壊されてしまう
問題が生ずる。なお、デッドポイントによってディスク
カートリッジ30を引き出せなくなった場合、一旦その
ディスクカートリッジ30を押圧してローディングさ
せ、再度エジェクトさせて完全に排出させれば問題はな
いが、使用者の扱いは多種多様であるために、デッドポ
イントをなくすことが最も効果的な対策である。
【0014】そこで、本発明は、ディスクカートリッジ
をカートリッジホルダー内の挿入位置から引込位置へ引
き込む際に引込ミスを未然に防止しながら、ディスクカ
ートリッジを引込位置から挿入位置へ押し出す際にデッ
ドポイントを完全になくすことができるようにするもの
である。
【0015】
【問題点を解決するための手段】本発明は、前述したデ
ィスクカートリッジの装着装置において、前記引込板に
前記係合部材を離脱位置と係合位置との間で回動自在に
取付け、その係合部材を戻しばねによって離脱位置へ回
動付勢させるように構成すると共に、前記引込板の往動
に伴って前記係合部材を前記戻しばねに抗して係合位置
へ回動させる案内部を前記カートリッジホルダーに設
け、前記引込板の往動によってディスクカートリッジを
挿入位置から引込位置へ引き込む際には、その引込板の
往動に伴って前記案内部により前記係合部材を案内する
ことによって、その係合部材を前記戻しばねに抗して離
脱位置から係合位置へ回動させてディスクカートリッジ
に係合させるように構成し、前記引込板の復動によって
ディスクカートリッジを引込位置から挿入位置へ押し出
す際には、その引込板の復動に伴って前記案内部による
前記係合部材の係合位置への回動を解除することによっ
て、その係合部材を前記戻しばねにて離脱位置へ回動さ
せてディスクカートリッジから離脱させるように構成し
たものである。
【0016】
【作用】本発明によれば、係合部材が常に離脱方向へ回
動付勢されているので、ディスクカートリッジが引込位
置から挿入位置へ押し出された際には、係合部材がディ
スクカートリッジから完全に離脱される。したがって、
挿入位置への押し出し時にディスクカートリッジを手で
遮断するようなことがあっても、ディスクカートリッジ
がカートリッジホルダー内で停止するようなデッドポイ
ントは全くない。
【0017】それいでいて、ディスクカートリッジの挿
入位置から引込位置への引き込み時には、係合部材が案
内部にて案内されてディスクカートリッジに確実に係合
されるので、ディスクカートリッジがカートリッジホル
ダー内に置き残されるような引込ミスを未然に防止する
ことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明をマイクロ・フッピー・ディス
クカートリッジの装着装置に適用した一実施例を図1〜
図5によって説明する。なお前記
【従来の技術】の項で説明した従来例と同一の部分に
は、これと共通の符号を付してその説明を省略する。
【0019】本実施例の装置においては、前記引込板2
0の上面後端部に係合部材45が支点軸46によって矢
印h方向の離脱位置と矢印h´方向の係合位置との間で
回動自在に取付けられている。この係合部材45のアー
ム部47は下方へ垂直状に屈曲されてからカートリッジ
ホルダー3の下方で前方へ水平状に屈曲され、そのアー
ム部47の先端上面には係合ピン48が植設されてい
る。そして、係合部材45と引込板20との間には戻し
ばね49が張架され、この戻しばね49によって係合部
材45は常に矢印h方向の離脱位置へ回動付勢されてい
る。
【0020】次に、カートリッジホルダー3の他側部3
aで後方側のローラ4を枢支する部分の近傍は幅広に形
成されており、これによって案内部50が構成されてい
る。そして、図3から図4を経て図5に示すように、引
込板20の矢印d方向への往動に伴って係合部材45が
移動されると、案内部50により係合部材45が案内さ
れることによって、その係合部材45は戻しばね49に
抗して離脱位置から係合位置へ矢印h´方向に強制的に
回動されるように構成されている。また、図5から図4
を経て図3に示すように、引込板20の矢印d´方向へ
の復動に伴って係合部材45が移動されると、案内部5
0による係合部材45の係合位置への回動が解除される
ことによって、その係合部材45は戻しばね49にて離
脱方向へ矢印h方向に回動されるように構成されてい
る。
【0021】上述のように構成されたディスクカートリ
ッジの装着装置によれば、図2に示すようにディスクカ
ートリッジ30をカートリッジホルダー3内の挿入位置
まで矢印f方向から挿入させた際、図3に示すように係
合部材45は戻しばね49によって矢印h方向の離脱位
置へ回動されており、その係合ピン48はカートリッジ
ホルダー3の切欠部32を通してディスクカートリッジ
30の被係合部31から離脱されている。ここで、ディ
スクカートリッジ30を手で矢印f方向に僅かに押圧す
ると、前述した従来例と同様に、シャッター開閉レバー
12を介してロックレバー16が矢印c´方向に回動さ
れてロックが解除される。すると、駆動ばね9による駆
動レバー7の矢印b方向への回動によって引込板20が
矢印d方向へ往動される。この際、引込板20の往動に
伴って図4に示すように案内部50により係合部材45
が案内され、その係合部材45が戻しばね49に抗して
離脱位置から係合位置へ矢印h´方向に強制的に回動さ
れて、その係合ピン48がディスクカートリッジ30の
被係合部31内に確実に係合される。この後は、従来例
と同様に、係合部材45を介してディスクカートリッジ
30がカートリッジホルダー3内の挿入位置から引込位
置へ矢印f方向に引き込まれる。なお、この引き込み時
には、図5に示すように、案内部50によって係合部材
45の矢印h方向への回動が規制されるので、係合ピン
48が被係合部31から離脱されることはない。
【0022】次に、ディスクカートリッジ30のエジェ
クト時には、従来例と同様に引込板20が矢印d´方向
に復動されるが、この復動に伴って図4から図3に示す
ように案内部50による係合部材45の前記案内が解除
され、その係合部材45が戻しばね49にて係合位置か
ら矢印h方向の離脱位置へ回動されて、その係合ピン4
8がディスクカートリッジ30の被係合部31から確実
に離脱される。したがって、図2に示すようにディスク
カートリッジ30が挿入位置まで押し出された状態で
は、そのディスクカートリッジ30はカートリッジホル
ダー3内で何ら規制されず、この結果、デッドポイント
は全く生じない。そして、シャッター開閉レバー12の
矢印c方向への回動によって、ディスクカートリッジ3
0は挿入位置からさらに矢印f´方向へ押し出されて排
出される。
【0023】以上、本発明の一実施例につき説明した
が、本発明は、この実施例に限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の有効な変更が可能であ
る。
【0024】例えば、上記実施例では、ディスクカート
リッジ30の引き込みを駆動ばね9により行っている
が、モータによるオートローディングが行われるように
構成してもよい。また、上記実施例では、ディスクカー
トリッジ30の押し出しをモータ39により行っている
が、昇降操作板2を手で押圧するマニュアルエジェクト
が行われるように構成してもよい。
【0025】なお、本発明は、マイクロ・フロッピー・
ディスクカートリッジの装着装置に限定されることな
く、各種のディスクを収納させた各種のディスクカート
リッジの装着装置に適用可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、係合部材を常に離脱方向へ回
動付勢させておき、引込板の往動に伴って係合部材をデ
ィスクカートリッジに係合させ、引込板の復動に伴って
係合部材をディスクカートリッジから離脱させるように
したから、引込位置から挿入位置へのディスクカートリ
ッジの押し出し時に使用者が不用意にディスクカートリ
ッジを手で触れてその押し出しを一時的に阻害するよう
なことがあっても、ディスクカートリッジがカートリッ
ジホルダー内で停止するようなデッドポイントを完全に
なくすことができる。したがって、使用者の操作ミスに
より従来では故障と判断されていたデッドポイントの発
生の問題を完全に解決することができる。しかも、それ
でいて、挿入位置から引込位置へのディスクカートリッ
ジの引き込み時には、係合部材がディスクカートリッジ
に確実に係合されるので、上記デッドポイントを完全に
なくしたものでありながら、ディスクカートリッジの引
込ミスを未然に防止することができ、したがって、きわ
めて操作し易くかつ安全性の高いものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をマイクロ・フロッピー・ディスクカー
トリッジの装着装置に適用した一実施例の装置全体の分
解斜視図である。
【図2】ディスクカートリッジがカートリッジホルダー
内の挿入位置にある状態における図1の装置の全体の平
面図である。
【図3】図1の装置における係合部材とディスクカート
リッジとの離脱状態を示す要部の底面図である。
【図4】図1の装置における係合部材とディスクカート
リッジとの係合と離脱との中間状態を示す要部の底面図
である。
【図5】図1の装置における係合部材とディスクカート
リッジとの係合状態を示す要部の底面図である。
【図6】ディスクカートリッジがカートリッジホルダー
内の挿入位置にある状態におけるマイクロ・フロッピー
・ディスクカートリッジの装着装置の一従来例の装置全
体の平面図である。
【図7】ディスクカートリッジがカートリッジホルダー
内の引込位置にある状態における図6の装置全体の平面
図である。
【図8】カートリッジホルダーが上昇位置にある状態に
おける図6の装置全体の側面図である。
【図9】カートリッジホルダーが下降位置にある状態に
おける図6の装置全体の側面図である。
【図10】図6の装置における係合部材とディスクカー
トリッジとの係合および離脱の状態を示す要部の底面図
である。
【符号の説明】
2 昇降操作板 3 カートリッジホルダー 20 引込板 30 ディスクカートリッジ 31 被係合部 45 係合部材 48 係合ピン 49 戻しばね 50 案内部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクカートリッジが挿入されるカート
    リッジホルダーと、このカートリッジホルダーに往復動
    自在に取付けられた引込板と、この引込板に設けられた
    係合部材とを有し、 前記カートリッジホルダー内に挿入させた前記ディスク
    カートリッジに前記係合部材を係合させた状態で、前記
    引込板の往動によってディスクカートリッジを挿入位置
    から引込位置へ引き込み、その引込板の復動によってデ
    ィスクカートリッジを引込位置から挿入位置へ押し出す
    ように構成したディスクカートリッジの装着装置におい
    て、 前記引込板に前記係合部材を離脱位置と係合位置との間
    で回動自在に取付け、その係合部材を戻しばねによって
    離脱位置へ回動付勢させるように構成すると共に、前記
    引込板の往動に伴って前記係合部材を前記戻しばねに抗
    して係合位置へ回動させる案内部を前記カートリッジホ
    ルダーに設け、 前記引込板の往動によってディスクカートリッジを挿入
    位置から引込位置へ引き込む際には、その引込板の往動
    に伴って前記案内部により前記係合部材を案内すること
    によって、その係合部材を前記戻しばねに抗して離脱位
    置から係合位置へ回動させてディスクカートリッジに係
    合させるように構成し、 前記引込板の復動によってディスクカートリッジを引込
    位置から挿入位置へ押し出す際には、その引込板の復動
    に伴って前記案内部による前記係合部材の前記案内を解
    除することによって、その係合部材を前記戻しばねにて
    係合位置から離脱位置へ回動させてディスクカートリッ
    ジから離脱させるように構成したことを特徴とするディ
    スクカートリッジの装着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61287068A (ja) * 1985-06-13 1986-12-17 Alps Electric Co Ltd デイスク駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61287068A (ja) * 1985-06-13 1986-12-17 Alps Electric Co Ltd デイスク駆動装置

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JP2643727B2 (ja) 1997-08-20

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