JPH0518903U - 牽引フツクの取付構造 - Google Patents

牽引フツクの取付構造

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JPH0518903U
JPH0518903U JP7518591U JP7518591U JPH0518903U JP H0518903 U JPH0518903 U JP H0518903U JP 7518591 U JP7518591 U JP 7518591U JP 7518591 U JP7518591 U JP 7518591U JP H0518903 U JPH0518903 U JP H0518903U
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tow hook
tow
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、接合部の剛性向上と部品コ
ストの低減が可能で、かつ溶接作業が簡単な牽引フック
の取付構造を提供することにある。 【構成】 本考案に係る牽引フックの取付構造では、フ
ック本体3の接合部3bにコ字状のスリット4を設け、
該スリット4に囲まれた部分を折り曲げて取付片5を形
成しており、、クロスメンバ(又はフレーム)1の側面
1aに前記フック本体3の接合部3bを固着すると共
に、前記クロスメンバ(又はフレーム)1の底面1bに
前記取付片5を固着している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車に設けられる牽引フックの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の車体には牽引フックが設けられており、図4に示す如く、 牽引フック51を利用することによって自動車52をトレーラや船舶で輸送した り、あるいは自動車52を他の自動車で牽引したりすることが行われている。
【0003】 このような牽引フック51としては、例えば図5や図6に示すようなものがあ る。すなわち、図5に示す牽引フック51aには、外周端部を折り曲げたフラン ジ53が形成されており、当該牽引フック51aは、フランジ53をクロスメン バ(又はフレーム)54の側面54a等に溶接にて接合することにより、自動車 52の車体側に固着されている。また、図6に示す牽引フック51bは、平坦な 楕円形状に形成されており、この上半部分をクロスメンバ(又はフレーム)54 の側面54aに溶接にて接合することにより自動車52の車体側に固着されてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の取付構造には、次のような欠点がある。すなわち、 図5に示すような牽引フック51aは、矢印A方向の外力に対しては強いが、矢 印B方向の外力に対しては剛性が不足している。このため、牽引フック51aに は、図7に示すような補強部材55を取付ける必要が生じ、部品点数の増加によ ってコスト高を招くという不具合を有していた。
【0005】 また、図6に示すような牽引フック51bは、上記牽引フック51aと同様、 矢印C方向の外力に対しては強いが、矢印D方向の外力に対しては剛性が不足し ている。このため、図8に示す如く牽引フック51bとクロスメンバ(又はフレ ーム)54の側面54aとの重合せ部分Mにアーク溶接を行って結合強度を高め る必要があり、これに伴って牽引フック51bの取付作業が面倒になるという不 具合を有していた。しかも、牽引フック51bとクロスメンバ(又はフレーム) 54の底面54bとの重合せ部分がないことから、牽引フック51bの位置決め が難しく、寸法精度が出しにくかった。
【0006】 本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、接合部 の剛性向上と部品コストの低減が可能で、かつ溶接作業が簡単な牽引フックの取 付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本考案においては、フック本体 の接合部にコ字状のスリットを設け、該スリットに囲まれた部分を折り曲げて取 付片を形成し、クロスメンバ又はフレームの側面に前記フック本体の接合部を固 着すると共に、前記クロスメンバ又はフレームの底面に前記取付片を固着してい る。
【0008】
【作用】
本考案に係る牽引フックの取付構造では、クロスメンバ又はフレームの側面に 固着されるフック本体の接合部に取付片を一体的に形成し、この取付片をクロス メンバ又はフレームの底面に固着しているため、別部品の補強部材を用いること なく直交する2方向の外力に対する剛性を高めることが可能となる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0010】 図1〜図3は本考案の一実施例を示すもので、図において1は自動車の車体下 部に配設されるクロスメンバ(又はフレーム)、2はクロスメンバ1に取付けら れる牽引フックである。クロスメンバ1は断面略コ字状に形成され、上端が外方 へほぼ直角に折り曲げられている。
【0011】 上記牽引フック2は、下部が半円弧状に形成された板状のフック本体3を有し ており、該フック本体3の外周端部は上端部以外をほぼ直角に折り曲げたフラン ジ部3aとなっている。また、フック本体3の上部は、クロスメンバ1に溶接さ れる接合部3bとして構成されており、この接合部3bのほぼ中央にはフック本 体3を打ち抜くことにより形成されたコ字状のスリット4が設けられている。
【0012】 しかして、接合部3bのスリット4にて囲まれた部分は、取付片5として利用 できるように構成されている。すなわち、取付片5は、スリット4に囲まれた部 分をフランジ部3aと反対側へ向けて下方へほぼ直角に折り曲げることにより形 成されており、接合部3bの取付面とはほぼ直交する方向に配置されている。な お、フック本体3の下部には、図示しない牽引用牽条を係止する係止部6が設け られている。
【0013】 このように構成された牽引フック2をクロスメンバ1に取付けるには、まずフ ック本体3の接合部3bをクロスメンバ1の側面1aの所定位置に重ね合せると 共に、取付片5をクロスメンバ1の底面1bに重ね合せる。この状態で、接合部 3bとクロスメンバ1の側面1aとの重合せ部分をスポット溶接にて固着し、か つ取付片5とクロスメンバ1の底面1bとの重合せ部分をスポット溶接にて固着 すれば、牽引フック2はクロスメンバ1に取付けられる(図1参照)。
【0014】 本実施例の取付構造によれば、牽引フック2をフック本体3の接合部3bと取 付片5の2箇所で固着しているため、補強部材を追加することなく、図1中の矢 印E方向およびF方向の両方向の外力(牽引時の荷重)に対して牽引フック2の 結合部に十分な強度・剛性を持たせることができる。また、フック本体3の接合 部3bと取付片5とはほぼ直交して配置されているため、クロスメンバ1に対し て牽引フック2のフック本体3を容易に位置決めすることができ、牽引フック2 の取付作業が簡単となる。
【0015】 以上、本考案の一実施例につきのべたが、本考案は既述の実施例に限定される ものではなく、本考案の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能であ る。
【0016】 例えば、既述の実施例におけるスリット4は、上部と左右両側部に連続して設 けてコ字状に形成したが、下部と左右両側部に連続して設けてコ字状に形成して もよい。この場合、取付片5は、スリット4に囲まれた部分をフランジ部3aと 反対側へ向けて上方へほぼ直角に折り曲げることにより形成される。
【0017】
【考案の効果】
上述の如く、本考案に係る牽引フックの取付構造は、フック本体の接合部にコ 字状のスリットを設け、このスリットに囲まれた部分を折り曲げて取付片を形成 し、クロスメンバ等の側面に前記フック本体の接合部を固着すると共に、前記ク ロスメンバ等の底面に取付片を固着したので、別部品の補強部材を用いることな く牽引フックとクロスメンバ等との接合部の剛性向上を図ることができる上、従 来と比べて部品点数の削減が可能となり、部品コストを低減させることができる 。また、本考案の取付構造では、フック本体をクロスメンバ等の側面と底面の両 方に取付けており、牽引フックの位置決めが容易になるため、寸法精度が出しや すくなると共に、溶接作業が簡単となり、作業能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る牽引フックをクロスメ
ンバに取付けた状態を示す斜視図である。
【図2】取付片を形成する前の状態にある牽引フックを
示す斜視図である。
【図3】取付片を形成した後の状態にある牽引フックを
示す斜視図である。
【図4】従来の牽引フックを利用して牽引されている状
態の自動車を示す斜視図である。
【図5】従来の牽引フックをクロスメンバに取付けた状
態を示す斜視図である。
【図6】従来の他の牽引フックをクロスメンバに取付け
た状態を示す斜視図である。
【図7】従来の牽引フックとこれに取付けられる補強部
材を示す斜視図である。
【図8】クロスメンバとの間にアーク溶接を行った従来
の他の牽引フックを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 クロスメンバ(又はフレーム) 2 牽引フック 3 フック本体 3b 接合部 4 スリット 5 取付片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フック本体の接合部にコ字状のスリット
    を設け、該スリットに囲まれた部分を折り曲げて取付片
    を形成し、クロスメンバ又はフレームの側面に前記フッ
    ク本体の接合部を固着すると共に、前記クロスメンバ又
    はフレームの底面に前記取付片を固着したことを特徴と
    する牽引フックの取付構造。
JP1991075185U 1991-08-26 1991-08-26 牽引フックの取付構造 Expired - Lifetime JP2591024Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991075185U JP2591024Y2 (ja) 1991-08-26 1991-08-26 牽引フックの取付構造

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JP1991075185U JP2591024Y2 (ja) 1991-08-26 1991-08-26 牽引フックの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0518903U true JPH0518903U (ja) 1993-03-09
JP2591024Y2 JP2591024Y2 (ja) 1999-02-24

Family

ID=13568896

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JP1991075185U Expired - Lifetime JP2591024Y2 (ja) 1991-08-26 1991-08-26 牽引フックの取付構造

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163537U (ja) * 1985-03-29 1986-10-09
JPS6430706U (ja) * 1987-08-20 1989-02-27
JPH01256645A (ja) * 1988-04-01 1989-10-13 Sekisui House Ltd 床パネルの固定金具

Patent Citations (3)

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JPH01256645A (ja) * 1988-04-01 1989-10-13 Sekisui House Ltd 床パネルの固定金具

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JP2591024Y2 (ja) 1999-02-24

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