JPH0714131Y2 - 自動車のフロア構造 - Google Patents

自動車のフロア構造

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JPH0714131Y2
JPH0714131Y2 JP2805389U JP2805389U JPH0714131Y2 JP H0714131 Y2 JPH0714131 Y2 JP H0714131Y2 JP 2805389 U JP2805389 U JP 2805389U JP 2805389 U JP2805389 U JP 2805389U JP H0714131 Y2 JPH0714131 Y2 JP H0714131Y2
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JP
Japan
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backbone
cross member
floor pan
reinforcement
along
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JP2805389U
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JPH02121384U (ja
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淳一 永野
敏明 内潟
清史 高橋
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、フロアパンに設けられる各種補強部材の結合
力を向上させた自動車のフロア構造に関する。
〈従来の技術〉 セダン型乗用車等のフロアにおいては、各種配管類やワ
イヤハーネル等を通すためのバックボーン部が車体の前
後方向に沿って形成されているものが多い。
このような従来の自動車のフロア構造を第3図に示すよ
うに、車体11の略中央下部には、フロントフロアパン12
(以下単にフロアパン12と称する)が設けられている。
フロアパン12の中央部には、図示しない各種配管類等を
通すためのバックボーン部13が、室内側へ隆起する状態
で且つ車体11の前後方向に沿って形成されている。バッ
クボーン部13の左右両側の夫々のフロアパン12上には、
車体11の左右方向に沿ってクロスメンバ14が一体的に設
けられており、該クロスメンバ14の一端部15はバックボ
ーン部13の側面16に接合されていると共に他端部は図示
しないサイドシル等に結合されている。
クロスメンバ14とバックボーン部13との結合部を一部破
断した拡大図を第4図に表したように、既述したバック
ボーン部13の上面には、該バックボーン部13の補強材と
して、該バックボーン部13と略同形状の板材であるバッ
クボーンリンホースメント17が、密着状態で一体的に接
合されている。既述したクロスメンバ14の一端部が位置
するバックボーンリンホースメント17の側面15下方の一
部分には、切り欠き部18が形成されている。このクロス
メンバ14は、車体11の左右方向に沿う両側縁部に平板状
のつば部19を形成した略溝形形状断面の部材であって、
このつば部19をフロアパン12の上面に密着させた状態で
車体11の左右方向に沿って一体的に接合されている。ク
ロスメンバ14の一端部15は、既述したバックボーンリン
ホースメント17の切り欠き部18内に位置しフロアパン12
に密着していると共に、この一端部15の先端部は切り欠
き部18の縁部のバックボーンリンホースメント17上に乗
り上げるようにして密着している。
またフロアパン12の下面には、略クロスメンバ14と同じ
断面形状を有するバックボーンクロスメンバ20がクロス
メンバ14の取り付け方向に沿って一体的に接合されてい
る。つまり、バックボーンクロスメンバ20は、車体11の
左右方向に沿う両側縁部に平板状のつば部21を形成した
略溝形形状断面の部材であって、このつば部21をフロア
パン12の下面に、既述したクロスメンバのつば部19と対
向させる状態で密着させ且つ接合されている。
従って、第4図中のB−B矢視断面図を第5図に示した
ように、バックボーンリンホースメント17の切り欠き部
18内位置においては、クロスメンバ14のつば部19とフロ
アパン12とバックボーンクロスメンバ20のつば部21の計
3枚の板材が密着状態で重ね合わされており、前記切り
欠き部18を形成したことによって、当該位置において重
なり合う板材の枚数を減少させて、スポット溶接等によ
る溶接接合が可能或いは容易となるように構成されてい
る。即ち、この切り欠き部18が形成されていなければ、
板材は当該位置において計4枚重なり合うことになっ
て、スポット溶接等の溶接を極めて困難なものにしてし
まうのである。こうして本例では例えば、この切り欠き
部18内において重なり合う既述した3枚の板材のa位置
(図中二点鎖線で表示)にスポット溶接等の溶接接合が
なされ、相互に固定されている。
また本例では、切り欠き部18の上縁部に重なり合うクロ
スメンバ14の先端位置b(図中二点鎖線で表示)にも溶
接がなされているが、この位置においても板材の4枚重
ねを回避するために、バックボーン部13の最内周側に位
置するバックボーンクロスメンバ20のつば部21に切り欠
き部22が形成され、クロスメンバ14のつば部19とバック
ボーンリンホースメント17とフロアパン12との計3枚の
板材が溶接接合されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 第4図に示すような従来例では、フロアパン12のバック
ボーン部13において重なり合う、フロアパン12及びクロ
スメンバ14及びバックボーンリンホースメント17及びバ
ックボーンクロスメンバ20の4部材を溶接接合するに際
し、これら4部材の一括溶接の困難性を回避するため
に、例えばバックボーンリンホースメント17を一部切り
欠いて残る3部材を密着させ、且つクロスメンバ14の狭
小なつば部19に沿ってこれら3部材を溶接接合するとい
う方策が取られていた。しかしこのような結合構造で
は、本来4部材を一括して溶接する場合に比して大幅な
結合強度の低下を招くばかりか、狭小なつば部19に沿っ
て極めて限られた個数の溶接箇所においてしか接合され
得ないので、増々その結合力が不十分なものとなってし
まうという課題があった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案による自動車のフロア構造は、車体の前後方向に
沿ったバックボーン部を中央部に隆起状態で形成したフ
ロアパンと、このフロアパンの前記バックボーン部上に
一体的に設けられたバックボーンリンホースメントと、
前記車体の左右方向に沿って前記フロアパン上に一体的
に設けられ且つ一端部がバックボーン部に接合されるク
ロスメンバと、前記クロスメンバに沿って前記フロアパ
ンの下面に一体的に設けられたバックボーンクロスメン
バとを有し、前記クロスメンバの前記一端部が位置する
前記バックボーンリンホースメントの一部分を切り欠く
と共にこの切り欠き部分にて重なり合う前記クロスメン
バと前記フロアパンと前記バックボーンクロスメンバと
を溶接接合し、さらに前記切り欠き部分の縁部において
重なり合う前記バックボーンリンホースメントと前記フ
ロアパンと前記バックボーンクロスメンバとを溶接接合
したことを特徴とするものである。
〈作用〉 バックボーンリンホースメントの一部切り欠き部分にて
重なり合うクロスメンバの一端部とフロアパンとバック
ボーンクロスメンバとが溶接され相互に結合されると共
に、前記切り欠き部分の縁部において重なり合うバック
ボーンリンホースメントとフロアパンとバックボーンク
ロスメンバとが溶接され相互に結合される結果、バック
ボーン部においてクロスメンバ及びバックボーンリンホ
ースメント及びフロアパン及びバックボーンクロスメン
バの4部材が相互に接合される。
〈実施例〉 以下、本考案による自動車のフロア構造の一実施例を図
面を参照して詳細に説明する。なお、従来の技術と同一
の部材には同一の符号を付して表すこととし詳細な説明
は省略する。
第1図に示したこの実施例は、第4図等によって既述し
た従来例に対して以下の点で異なっている。即ち、クロ
スメンバ14と対向してフロアパン12の下面に接合された
バックボーンクロスメンバ20のつば部21は、クロスメン
バ14のつば部19に沿って形成されているが、バックボー
ンリンホースメント17の切り欠き部18が位置する部分に
おいてこのつば部21には、切り欠き部18の車体前後方向
の縁部に重なるように該つば部21の幅を拡張した拡張部
23が形成されている。
従って、第1図中のA−A矢視断面を第2図に示したよ
うに、バックボーンクロスメンバ20のつば部21の拡張部
23において、この拡張部23及びフロアパン12及びバック
ボーンリンホースメント17の3部材は互いに密着状態で
重なり合うことになり、これら重なり合う部分の例えば
d位置にスポット溶接等の溶接が施されることにより、
互いに接合される。
また、バックボーンリンホースメント17の切り欠き部分
18内においては、第4図に示した従来例と同様に、クロ
スメンバ14のつば部19及びフロアパン12及びバックボー
ンクロスメンバ20の3部材が互いに密着状態で重なり合
い、これら重なり合う部分の例えばa位置にスポット溶
接等の溶接が施されることにより、互いに接合される。
こうして、クロスメンバ14の一端部15側のつば部19のみ
ならず、バックボーンクロスメンバ20のつば部21の拡張
部23においてさえ、各々異なる3部材の板材が溶接接合
されることにより溶接箇所を従来より多数設定できるの
で、バックボーン部13においてクロスメンバ14及びバッ
クボーンリンホースメント17及びフロアパン12及びバッ
クボーンクロスメンバ20の4部材が極めて堅固に接合で
きるのである。
ところで本実施例では、クロスメンバ14のつば部21の一
部分の幅を拡張することによって、この拡張部23と重な
り合う部材に溶接接合を施したが、つば部21の幅が、切
り欠き部分18の縁部に重なる程十分に大きいものであれ
ばもちろんこの拡張部23は不要であり、要するにバック
ボーンクロスメンバ20が切り欠き部分の縁部においてフ
ロアパン12及びバックボーンリンホースメントと溶接接
合できればよいのである。
〈考案の効果〉 バックボーンリンホースメントの一部切り欠き部分にて
重なり合うクロスメンバの一端部とフロアパンとバック
ボーンクロスメンバとが溶接されるに加えて、前記切り
欠き部分の縁部において重なり合うバックボーンリンホ
ースメントとフロアパンとバックボーンクロスメンバと
が溶接されることにより、溶接箇所を前記切り欠き部分
及びその縁部に亙って従来に比べより多数箇所設定でき
る結果、バックボーン部においてクロスメンバ及びバッ
クボーンリンホースメント及びフロアパン及びバックボ
ーンクロスメンバの4部材を4枚重ねの状態で溶接する
ことを回避しつつ極めて堅固に溶接接合できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による自動車のフロア構造の一実施例を
一部破断して表した斜視図、第2図は第1図中のA−A
矢視断面図、第3図は従来の自動車のフロア構造の一例
を表した透視図、第4図はその要部を一部破断して表し
た斜視図、第5図は第4図中のB−B矢視断面図であ
る。 図面中、11は車体、12はフロアパン、13はバックボーン
部、14はクロスメンバ、17はバックボーンリンホースメ
ント、18,22は切り欠き部、19,21はつば部、20はバック
ボーンクロスメンバ、23は拡張部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の前後方向に沿ったバックボーン部を
    中央部に隆起状態で形成したフロアパンと、このフロア
    パンの前記バックボーン部上に一体的に設けられたバッ
    クボーンリンホースメントと、前記車体の左右方向に沿
    って前記フロアパン上に一体的に設けられ且つ一端部が
    バックボーン部に接合されるクロスメンバと、前記クロ
    スメンバに沿って前記フロアパンの下面に一体的に設け
    られたバックボーンクロスメンバとを有し、前記クロス
    メンバの前記一端部が位置する前記バックボーンリンホ
    ースメントの一部分を切り欠くと共にこの切り欠き部分
    にて重なり合う前記クロスメンバと前記フロアパンと前
    記バックボーンクロスメンバとを溶接接合し、さらに前
    記切り欠き部分の縁部において重なり合う前記バックボ
    ーンリンホースメントと前記フロアパンと前記バックボ
    ーンクロスメンバとを溶接接合したことを特徴とする自
    動車のフロア構造。
JP2805389U 1989-03-14 1989-03-14 自動車のフロア構造 Expired - Lifetime JPH0714131Y2 (ja)

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JP2805389U JPH0714131Y2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 自動車のフロア構造

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Publication Number Publication Date
JPH02121384U JPH02121384U (ja) 1990-10-02
JPH0714131Y2 true JPH0714131Y2 (ja) 1995-04-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4621978B2 (ja) * 2005-04-22 2011-02-02 マツダ株式会社 車両用シート取付構造
JP6110834B2 (ja) * 2014-11-11 2017-04-05 本田技研工業株式会社 車体側部構造
JP6354729B2 (ja) * 2015-10-22 2018-07-11 トヨタ自動車株式会社 車両床部構造

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JPH02121384U (ja) 1990-10-02

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