JPH05187A - 電気かみそりの刃体 - Google Patents

電気かみそりの刃体

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JPH05187A
JPH05187A JP17582891A JP17582891A JPH05187A JP H05187 A JPH05187 A JP H05187A JP 17582891 A JP17582891 A JP 17582891A JP 17582891 A JP17582891 A JP 17582891A JP H05187 A JPH05187 A JP H05187A
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Toshiyuki Yoshida
敏之 吉田
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Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 かまぼこ型に湾曲させて外刃フレームまたは
内刃フレームに取り付けられる電気かみそりの刃体に関
し、この刃体に穿孔された四角形状のヒゲ導入孔の開孔
面積及び隣合うヒゲ導入孔同士の各辺部間の間隔幅を変
えることなく、ヒゲ導入孔の開孔率を向上させ、ヒゲそ
り効率を高めるものである。 【構成】 外刃11にはその全面にわたって多数の平行
四辺形のヒゲ導入孔12が穿孔されており、これら平行
四辺形のヒゲ導入孔12は、隣合うヒゲ導入孔12同士
の各辺部間の間隔幅をすべて同一幅Dに設定するととも
に隣合うヒゲ導入孔12同士の各辺部間における間隔幅
の横方向の隣合う中心線13aと13aとが相互に一定
距離W1 並びに縦方向の隣合う中心線13bと13bと
が相互に一定距離W2 を有するように、かつ横方向の隣
合う中心線13a、13aと縦方向の隣合う中心線13
b、13bとで囲まれる四角形14が形成されるように
規則的に配列したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4つの角部すべてを円
弧状とする同一形状の四角形のヒゲ導入孔が多数穿孔さ
れた電気かみそりの刃体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気かみそりの刃体にお
いて、例えば第9図ないし第10図に示されているよう
に、かまぼこ型に湾曲させて外刃フレーム(図示せず)
に取り付けられる薄板状の刃体1には、その全面にわた
って4つの角部2a,2b,2c,2dすべてを円弧状
とする同一形状の平行四辺形のヒゲ導入孔2が多数穿孔
されている。そして、これらヒゲ導入孔2は横方向には
一直線上に、かつ縦方向には交互に1/2ピッチづつづ
らした状態にそれぞれ規則的に配列され、隣合うヒゲ導
入孔2同士の各辺部間の間隔幅が全て同一幅Dとなるよ
うに設定配置されている。なお、Aは1個のヒゲ導入孔
2の開孔面積をあらわし、Bは隣合うヒゲ導入孔2同士
の各辺部間における間隔幅の横方向の中心線3a,3a
並びに縦方向の中心線3b,3bを想定し、これらの中
心線3a,3a,3b,3bにより刃体1面をそれぞれ
1個のヒゲ導入孔2を含むよう均等に分割したときの分
割面3の面積をあらわすものであり、AとBとの関係は
A<Bとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気か
みそりの刃体1において、上記のようなヒゲ導入孔2の
配列構造では、ヒゲ導入孔2の開孔面積Aを大きくすれ
ば開孔率E1 (A/B)は向上し、ヒゲ導入孔2内へヒ
ゲが導入されやすくなりヒゲそり効率を高められるが種
々問題があった。すなわち、ヒゲ導入孔2の開孔面積A
を大きくすれば、その分ヒゲ導入孔2内へヒゲが導入さ
れやすくなってヒゲそり効率は高まるが、反面ヒゲ導入
孔2への皮膚の入り込み量も多くなり、皮膚が傷付いた
り、あるいは皮膚がひりつくなどの問題が生じた。しか
も、ヒゲ導入孔2の開孔面積Aが大きくなれば、相対的
に隣合うヒゲ導入孔2同士の各辺部間の間隔幅は小さく
なるため、刃体1の強度が落ちて、刃体1が破損しやす
くなるなどの問題もあった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、ヒゲ導入孔の開孔面積及び隣合うヒゲ導入孔同士
の各辺部間の間隔幅を変えることなく、ヒゲ導入孔の開
孔率を向上させて、ヒゲ導入孔内へヒゲが導入されやす
くしヒゲそり効率を高める電気かみそりの刃体を得るこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、かま
ぼこ型に湾曲させて外刃フレームまたは内刃フレームに
取り付けられる刃体であって、この刃体には、4つの角
部すべてを円弧状とする同一形状の四角形のヒゲ導入孔
が多数穿孔され、これらヒゲ導入孔は、隣合うヒゲ導入
孔同士の各辺部間の間隔幅をすべて同一幅に設定すると
ともに前記隣合うヒゲ導入孔同士の各辺部間における間
隔幅の中心線が横方向並びに縦方向とも相互に一定距離
を有するように、かつ前記横方向の隣合う中心線2本と
前記縦方向の隣合う中心線2本とで囲まれる四角形が形
成されるように規則的に配列したものである。
【0006】請求項2の発明は、ヒゲ導入孔は、角部の
角度が異なる平行四辺形とし、かつ平行四辺形の一対の
対角線方向のヒゲ導入孔同士の各対向する角部間におい
て角部の角度の小さい方の角部間距離が角部の角度の大
きい方の角部間距離よりも短くなるように規則的に配列
したものである。
【0007】請求項3の発明は、ヒゲ導入孔は、ヒゲ導
入孔同士の対向する角部の角度の小さい方の角部間の最
短距離を隣合うヒゲ導入孔同士の各辺部間の間隔幅と同
一幅に設定するとともに隣合うヒゲ導入孔同士の各辺部
間における間隔幅の中心線により囲まれ形成される四角
形が菱形となるように規則的に配列したものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明の電気かみそりの刃体によれ
ば、4つの角部すべてを円弧状とする同一形状の四角形
のヒゲ導入孔が多数穿孔され、これらヒゲ導入孔は、隣
合うヒゲ導入孔同士の各辺部間の間隔幅をすべて同一幅
に設定するとともに前記隣合うヒゲ導入孔同士の各辺部
間における間隔幅の中心線が横方向並びに縦方向とも相
互に一定距離を有するように、かつ前記横方向の隣合う
中心線2本と前記縦方向の隣合う中心線2本とで囲まれ
る四角形が形成されるように規則的に配列したことによ
り、ヒゲ導入孔の開孔率を向上させることができる。
【0009】請求項2の発明の電気かみそりの刃体によ
れば、ヒゲ導入孔は、角部の角度が異なる平行四辺形と
し、かつ平行四辺形の一対の対角線方向のヒゲ導入孔同
士の各対向する角部間において角部の角度の小さい方の
角部間距離が角部の角度の大きい方の角部間距離よりも
短くなるように規則的に配列したことにより、ヒゲ導入
孔の開孔率をより向上させることができる。
【0010】請求項3の発明の電気かみそりの刃体によ
れば、ヒゲ導入孔は、ヒゲ導入孔同士の対向する角部の
角度の小さい方の角部間の最短距離を隣合うヒゲ導入孔
同士の各辺部間の間隔幅と同一幅に設定するとともに隣
合うヒゲ導入孔同士の各辺部間における間隔幅の中心線
により囲まれ形成される四角形が菱形となるように規則
的に配列したことにより、ヒゲ導入孔の開孔率を最大限
向上させることができる。
【0011】
【実施例】本発明の第一実施例の構成を第1図ないし第
3図に基づいて説明する。11は外刃フレーム(図示せ
ず)にかまぼこ型に湾曲させて取り付けられる刃体とし
ての外刃であり、この外刃11は薄板状のステンレス等
の刃物鋼板により形成されている。第3図に示す如く外
刃11にはその全面にわたって多数の同一形状のヒゲ導
入孔12が穿孔されていて、複数列のヒゲ導入孔12列
よりなるヒゲ導入孔12群が形成されている。なお、ヒ
ゲ導入孔12群の外周位置には、ヒゲ導入孔12群の横
方向の境界線を直線的に揃えるための開孔の小さいヒゲ
導入孔12がその横方向に沿って少数穿孔されている。
【0012】多数のヒゲ導入孔12の形状は、第1図に
示す如く4つの角部12a,12b,12c,12dす
べてを円弧状とする同一形状の平行四辺形に形成され、
この平行四辺形のヒゲ導入孔12は対向する一方の一対
の角部12a,12cの角度Θ1 と対向する他方の一対
の角部12b,12dの角度Θ2 との関係がΘ1 <Θ2
となっているものである。
【0013】そして、これら平行四辺形のヒゲ導入孔1
2は、隣合うヒゲ導入孔12同士の各辺部間の間隔幅を
すべて同一幅Dに設定するとともに隣合うヒゲ導入孔1
2同士の各辺部間における間隔幅の横方向の隣合う中心
線13aと13aとが相互に一定距離W1 並びに縦方向
の隣合う中心線13bと13bとが相互に一定距離W2
を有するように、かつ横方向の隣合う中心線13a,1
3aと縦方向の隣合う中心線13b,13bとで囲まれ
る四角形14が形成されるように規則的に配列されてい
る。
【0014】ここで、このヒゲ導入孔12の配列構造
を、第2図に基づいて詳細に説明する。それぞれのヒゲ
導入孔12において、ヒゲ導入孔12の対向する一方の
一対の角部12a,12cの円弧の半径をR1 とし、こ
の角部12a,12cの外側に半径R1 の円弧に沿って
D/2幅分広げた半径R2 の円弧を想定すると、ヒゲ導
入孔12の対角線Ln方向の隣合うヒゲ導入孔12同士
は想定した半径R2 の円弧同士が互いに接するように配
列されている。
【0015】すなわち、1個のヒゲ導入孔12を囲みこ
のヒゲ導入孔12の各辺部からそれぞれD/2幅分離れ
た四辺で形成される平行四辺形状の分割面13をそれぞ
れのヒゲ導入孔12に対して想定すると、刃体11面は
これらの分割面13によって均等に分割でき、そして、
対角線Ln 方向の隣合う分割面13同士には必ず互いに
重なり合う部分が形成される。この重なり合う部分は隣
合うヒゲ導入孔12同士の各辺部間における間隔幅の横
方向の隣合う中心線13aと13aと縦方向の隣合う中
心線13b,13bとで囲まれ形成される四角形14で
あり、しかも、この四角形14は菱形に形成されてい
る。すなわち、四角形14を形成する横方向の隣合う中
心線13aと13a間の距離W1 と縦方向の隣合う中心
線13bと13b間の距離W2 との関係が、W1 =W2
となっているものである。この四角形14を菱形とする
ことにより重なり合う部分(四角形14)の面積を最大
にできる。
【0016】次に、以上の如く構成された電気かみそり
の刃体11におけるヒゲ導入孔12の開孔率について説
明する。第1図及び第2図に示すように、1個のヒゲ導
入孔12の開孔面積をA、刃体11面をヒゲ導入孔12
を基準に1個のヒゲ導入孔12を含むよう均等に分割し
たときの分割面13の面積をB、対角線Ln 方向の隣合
う分割面13同士の互いに重なり合う部分(四角形1
4)の面積をCとすると、ヒゲ導入孔12の開孔率E2
は、 E2 =A/( B−C) となる。
【0017】そこで、従来の刃体1のヒゲ導入孔2と本
発明の第一実施例の刃体11のヒゲ導入孔12の開孔面
積を同じAとし、かつ刃体1における隣合うヒゲ導入孔
2同士と刃体11における隣合うヒゲ導入孔12同士の
各辺部間の間隔幅を同じ幅Dとして、上記従来の刃体1
のヒゲ導入孔2の開孔率E1 と本発明の第一実施例の刃
体11のヒゲ導入孔12の開孔率E2 とを比較すると、
従来の刃体1の開孔率E1 は、 E1 =A/B であり、本発明の第一実施例の刃体11の開孔率E
2 は、 E2 =A/( B−C) となる。従って、本発明の第一実施例の刃体11におい
ては、対角線Ln 方向の隣合う分割面13同士に重なり
合う部分(四角形14)が存在するため、その部分(四
角形14)の面積Cが起因して開孔率E2 が向上してい
ることがわかる。そこで、ー例としてヒゲ導入孔2,1
2の大きさを0.54mm×0.4mm,角部2a,12a
の角度Θ1 を87°,各辺部間の間隔幅Dを0.15mm
とした場合のそれぞれの開孔率E1 ,E2 を計算する
と、従来の刃体1の開孔率E1 は54.5%であるのに
対し、本発明の第一実施例の刃体11の開孔率E2 は5
6.9%となり、2.4%開孔率が向上することがわか
る。
【0018】次に、本発明の他の実施例の刃体21、3
1、41、51、61におけるヒゲ導入孔22、32、
42、52、62の配列構造を第4図ないし第8図に基
づいて説明する。
【0019】先ず、 本発明の第二実施例の刃体21に
おける多数の平行四辺形のヒゲ導入孔22は、第4図に
示す如く隣合うヒゲ導入孔22同士の各辺部間の間隔幅
をすべて同一幅Dに設定するとともに隣合うヒゲ導入孔
22同士の各辺部間における間隔幅の横方向の隣合う中
心線23aと23aとが相互に一定距離W1 並びに縦方
向の隣合う中心線23bと23bとが相互に一定距離W
2 を有するように、かつ横方向の隣合う中心線23a,
23aと縦方向の隣合う中心線23b,23bとで囲ま
れる四角形24が形成されるように規則的に配列されて
おり、この点は第1図ないし第3図に示す第一実施例の
刃体11におけるヒゲ導入孔12の配列構造と同じであ
るが、この四角形24の形状が菱形ではなく平行四辺形
となっている点で相違している。すなわち、四角形24
を形成する横方向の隣合う中心線23aと23a間の距
離W1 と縦方向の隣合う中心線23bと23b間の距離
2 との関係が、W1<W2 となっているものである。
【0020】次に、本発明の第三実施例の刃体31にお
ける多数の平行四辺形のヒゲ導入孔32は、第5図に示
す如くそのヒゲ導入孔32の配列構造は第4図に示す第
二実施例のヒゲ導入孔22の配列構造と同様に規則的に
配列されており、しかも、横方向の隣合う中心線33
a,33aと縦方向の隣合う中心線33b,33bとで
囲まれ形成される四角形34が平行四辺形となっている
点でも同じであるが、この四角形24を形成する横方向
の隣合う中心線33aと33a間の距離W1 と縦方向の
隣合う中心線33bと33b間の距離W2 との関係が、
1 >W2 となっている点で相違しているものである。
【0021】次に、本発明の第四実施例の刃体41にお
ける多数の平行四辺形のヒゲ導入孔42は、第6図に示
す如く隣合うヒゲ導入孔42同士の各辺部間の間隔幅を
すべて同一幅Dに設定するとともに隣合うヒゲ導入孔4
2同士の各辺部間における間隔幅の横方向の隣合う中心
線43aと43aとが相互に一定距離W1 並びに縦方向
の隣合う中心線43bと43bとが相互に一定距離W2
を有するように、かつ横方向の隣合う中心線43a,4
3aと縦方向の隣合う中心線43b,43bとで囲まれ
る四角形44が形成されるように規則的に配列されてお
り、しかも、この四角形44の形状が菱形となっている
点は第1図ないし第3図に示す第一実施例の刃体11に
おけるヒゲ導入孔12の配列構造と同じであるが、刃体
11におけるヒゲ導入孔12の対角線方向の隣合うヒゲ
導入孔12同士は対向する鋭角の角部12aと12cを
対向する鈍角の角部12bと12dよりも近接させて配
列しているのに対し、この刃体41におけるヒゲ導入孔
42の対角線方向の隣合うヒゲ導入孔42同士は対向す
る鈍角の角部42bと42dを対向する鋭角の角部42
aと42cよりも近接させて配列しているいる点で相違
している。
【0022】次に、本発明の第五実施例の刃体51にお
ける多数の平行四辺形のヒゲ導入孔52は、第7図に示
す如く隣合うヒゲ導入孔52同士の各辺部間の間隔幅を
すべて同一幅Dに設定するとともに隣合うヒゲ導入孔5
2同士の各辺部間における間隔幅の横方向の隣合う中心
線53aと53aとが相互に一定距離W1 並びに縦方向
の隣合う中心線53bと53bとが相互に一定距離W2
を有するように、かつ横方向の隣合う中心線53a,5
3aと縦方向の隣合う中心線53b,53bとで囲まれ
る四角形54が形成されるように規則的に配列されてお
り、この点は第6図に示す第四実施例の刃体41におけ
るヒゲ導入孔42の配列構造と同じであるが、この四角
形54の形状が菱形ではなく平行四辺形となっている点
で相違している。すなわち、四角形54を形成する横方
向の隣合う中心線53aと53a間の距離W1 と縦方向
の隣合う中心線53bと53b間の距離W2 との関係
が、W1 >W2 となっているものである。
【0023】次に、本発明の第六実施例の刃体61にお
ける多数の平行四辺形のヒゲ導入孔62は、第8図に示
す如くそのヒゲ導入孔62の配列構造は第7図に示す第
五実施例のヒゲ導入孔52の配列構造と同様に規則的に
配列されており、しかも、横方向の隣合う中心線63
a,63aと縦方向の隣合う中心線63b,63bとで
囲まれ形成される四角形64が平行四辺形となっている
点でも同じであるが、この四角形64を形成する横方向
の隣合う中心線63aと63a間の距離W1 と縦方向の
隣合う中心線63bと63b間の距離W2 との関係が、
1 <W2 となっている点で相違しているものである。
【0024】以上の如く構成された本発明の他の実施例
の電気かみそりの刃体21、31、41、51、61に
おけるヒゲ導入孔22、32、42、52、62の開口
率En も、第1図ないし第3図に示す第一実施例の刃体
11のヒゲ導入孔12の開口率2 と同様に、1個のヒゲ
導入孔22、32、42、52、62の開孔面積をそれ
ぞれA、刃体21、31、41、51、61面をヒゲ導
入孔22、32、42、52、62を基準に1個のヒゲ
導入孔22、32、42、52、62を含むよう均等に
分割したときの分割面23、33、43、53、63の
面積をそれぞれB、対角線方向の隣合う分割面23、3
3、43、53、63同士の互いに重なり合う部分(四
角形24、34、44、54、64)の面積をそれぞれ
n とすると、ヒゲ導入孔の開孔率Enは、 En =A/( B−Cn ) となり、従来の刃体1の開孔率E1 (E1 =A/B)に
比較しても、刃体21、31、41、51、61におい
ては、対角線方向の隣合う分割面23、33、43、5
3、63同士に重なり合う部分(四角形24、34、4
4、54、64)がそれぞれ存在するため、その部分
(四角形24、34、44、54、64)の面積Cn
起因して開孔率En が向上していることがわかる。
【0025】以上説明したように、本発明によれば、刃
体11、21、31、41、51、61にそれぞれ穿孔
されたヒゲ導入孔12、22、32、42、52、62
の開孔面積A及び隣合うヒゲ導入孔同士の各辺部間の間
隔幅Dを変えることなく、ヒゲ導入孔の開孔率En を向
上させることができる。よって、ヒゲ導入孔内へヒゲが
導入されやすくなり、ヒゲそり効率を高めることができ
る。しかも、刃体の強度を落とすことがない。
【0026】なお、本発明は上記実施例の構成に必ずし
も限定されない。例えば上記実施例では電気かみそりの
外刃11、21、31、41、51、61に第1図ない
し第8図に示す配列構造のヒゲ導入孔12、22、3
2、42、52、62をそれぞれ穿孔したが、電気かみ
そりの内刃を薄板状のステンレス等の刃物鋼板により形
成し、この内刃に第1図ないし第8図に示す配列構造の
ヒゲ導入孔を穿孔しても何ら差しつかえるものではな
い。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電気かみそり
の刃体において、ヒゲ導入孔の開孔面積及び隣合うヒゲ
導入孔同士の各辺部間の間隔幅を変えることなく、ヒゲ
導入孔の開孔率を向上させことができ、ヒゲ導入孔内へ
ヒゲが導入されやすくなり、ヒゲそり効率を高めること
ができる。しかも、刃体の強度を落とすことがない。請
求項2の発明によれば、ヒゲ導入孔の開孔率がより向上
し、ヒゲそり効率をさらに高めることができる。請求項
3の発明によれば、ヒゲ導入孔の開孔率が最大となり、
ヒゲそり効率を最大限高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す電気かみそりの外刃
に穿孔されたヒゲ導入孔の配列構造の要部拡大図であ
る。
【図2】本発明の第一実施例を示す電気かみそりの外刃
に穿孔されたヒゲ導入孔の配列構造を説明するための要
部説明図である。
【図3】本発明の第一実施例を示す電気かみそりの外刃
の平面図である。
【図4】本発明の第二実施例を示す電気かみそりの外刃
に穿孔されたヒゲ導入孔の配列構造を説明するための要
部説明図である。
【図5】本発明の第三実施例を示す電気かみそりの外刃
に穿孔されたヒゲ導入孔の配列構造を説明するための要
部説明図である。
【図6】本発明の第四実施例を示す電気かみそりの外刃
に穿孔されたヒゲ導入孔の配列構造を説明するための要
部説明図である。
【図7】本発明の第五実施例を示す電気かみそりの外刃
に穿孔されたヒゲ導入孔の配列構造を説明するための要
部説明図である。
【図8】本発明の第六実施例を示す電気かみそりの外刃
に穿孔されたヒゲ導入孔の配列構造を説明するための要
部説明図である。
【図9】従来例を示す電気かみそりの外刃に穿孔された
ヒゲ導入孔の配列構造の要部拡大図である。
【図10】従来例を示す電気かみそりの外刃の平面図で
ある。
【符号の説明】
11、21、31、41、51、61 刃体 12、22、32、42、52、62 ヒゲ導入孔 E1 、E2 、En ヒゲ導入孔の
開孔率

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かまぼこ型に湾曲させて外刃フレームま
    たは内刃フレームに取り付けられる刃体であって、この
    刃体には、4つの角部すべてを円弧状とする同一形状の
    四角形のヒゲ導入孔が多数穿孔され、これらヒゲ導入孔
    は、隣合うヒゲ導入孔同士の各辺部間の間隔幅をすべて
    同一幅に設定するとともに前記隣合うヒゲ導入孔同士の
    各辺部間における間隔幅の中心線が横方向並びに縦方向
    とも相互に一定距離を有するように、かつ前記横方向の
    隣合う中心線2本と前記縦方向の隣合う中心線2本とで
    囲まれる四角形が形成されるように規則的に配列したこ
    とを特徴とする電気かみそりの刃体。
  2. 【請求項2】 ヒゲ導入孔は、角部の角度が異なる平行
    四辺形とし、かつ平行四辺形の一対の対角線方向のヒゲ
    導入孔同士の各対向する角部間において角部の角度の小
    さい方の角部間距離が角部の角度の大きい方の角部間距
    離よりも短くなるように規則的に配列したことを特徴と
    する請求項1記載の電気かみそりの刃体。
  3. 【請求項3】 ヒゲ導入孔は、ヒゲ導入孔同士の対向す
    る角部の角度の小さい方の角部間の最短距離を隣合うヒ
    ゲ導入孔同士の各辺部間の間隔幅と同一幅に設定すると
    ともに隣合うヒゲ導入孔同士の各辺部間における間隔幅
    の中心線により囲まれ形成される四角形が菱形となるよ
    うに規則的に配列したことを特徴とする請求項2記載の
    電気かみそりの刃体。
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