JPH0518630Y2 - - Google Patents

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JPH0518630Y2
JPH0518630Y2 JP1985117012U JP11701285U JPH0518630Y2 JP H0518630 Y2 JPH0518630 Y2 JP H0518630Y2 JP 1985117012 U JP1985117012 U JP 1985117012U JP 11701285 U JP11701285 U JP 11701285U JP H0518630 Y2 JPH0518630 Y2 JP H0518630Y2
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JP
Japan
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bottom wall
heat exchange
plate
exchange element
fluid
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JP1985117012U
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は熱交換器の熱交換エレメントに関す
る。
(従来の技術) 従来の熱交換器の熱交換エレメントは、例えば
実開昭57−30573号に開示されているように底壁
を凹凸の段付にした上・下1対のプレートを重ね
合わせて偏平な空室を形成させ、空室が複数個層
状に配列されるようにしたものである。各空室の
間に前記底壁の凹凸により他の空間部が形成され
るとともに前記各空室は底壁に設けた開口により
互いに連通して流体の流路が形成される。また前
記他の空間部は他の流体流路を形成して前記空室
との間で底壁を介して熱交換を行ない、熱交換器
を形成する。この熱交換エレメントの空室には凹
凸形の波板にスリツト状の開口を設けたフインが
挿入される。流体は熱交換エレメントの空室内へ
流入しフインにより乱流となる。
また他の熱交換エレメントとして、本出願人が
さきに出願[特願昭60−64619号(特開昭61−
223213号)]した熱交換器を構成する熱交換エレ
メントがある。これは第3図イ,ロに示すプレー
ト20を重ね合わせてなるものである。皿形のプ
レート20は、フランジ21を周縁に起立させた
底壁22に、短管23を一体的に設けた通孔24
と、短管を設けない開口25とが同心円上に交互
に等ピツチで穿設されたものである。このプレー
ト20を1ピツチずつずらせて重ね合わせると複
数の空室が形成され、短管23は重ねられたプレ
ートの開口25と接続されて層状の空室が1層お
きに連通する熱交換ユニツトを構成するようにな
つている。このプレート20の底壁22には円形
の突起26が設けられて空室内の流体の流れが乱
流になるようにしている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような熱交換エレメントは空室内の流体
入口と出口が対称的な位置に設けられる。そこで
流体は入口、出口間をなるべく短い距離で直線的
に流れようとする。上記の従来の熱交換エレメン
トに用いられているフインは、この流れを乱流に
して熱交換効率を向上させるとともに、フインに
よつて流れをジグザグ状に屈曲させ、流体を空室
内の周縁部へ迂回させるようにしている。この流
体の迂回によりプレート全体が周縁部まで有効な
熱交換作用をする。しかし上記のようなフイン
は、熱交換効率を向上するに有効であるが、プレ
ートと別体に成形した部材を、これをプレートに
固着するろう材とともにプレートの間に挿入して
組付けなければならないから、製作費用や手間が
多くかかるばかりでなく重量が大となる欠点があ
る。また後者のようにフインを廃止してプレート
の底壁に円形の突起を設けたものも提案されてい
るが、円形の突起は空室内の流体の流れを乱流と
するもののその作用は小さく、また流れの向きを
ジグザグ状に屈曲させて空室の周縁部へ大きく迂
回するように誘導する作用に乏しい。従つて円形
の突起を設けたものは空室の周縁部に流れの停滞
が生じ全体として熱交換効率が少ない。
(課題を解決するための手段) この考案の熱交換エレメントは、円形をなす底
壁の周縁にフランジを起立させ、底壁に4個の開
口を同一円周上に90°ピツチで設け、そのうち対
向する二つの開口の周縁に短管を設け、底壁に上
下いずれか一方向に凸な複数の隆条形突起を互い
に直交する向きに交錯させて設け、さらに各突起
の配列を任意の中心角90°の領域と隣接する中心
角90°の領域とで中心に対し異ならせてなる皿形
のプレートを、90°ずつずらせて重ね合わせ、層
状に形成される各空室内で、各突起の頂点を隣接
するプレートの底壁に当接させてなるものであ
る。
(作用) この熱交換エレメントは、各空室が二つずつの
短管により交互の層をなして連通し、2流体が熱
交換を行う。各室内では、流体が一方の開口から
流入し、対向する他方の開口から流出する間に、
直交する一方向きの隆条形突起は衝突板として作
用し流れを横方向に向け、円形の空室の全幅に流
れを行きわたらせる。他の向きの隆条形突起は前
記衝突用突起に対し直角であり、互いに交錯して
配列してあるから、流れを前記衝突板に直角に向
かわせる案内板として作用し、流体が屈曲して流
れ空室の周縁部に至るのを助長する。この隆条形
突起の組合わせは他方の流体の層においても入
口、出口の開口に対し相対的に同一の配列となつ
て同様に作用する。そして中心角90°毎の配列を
中心に対し異ならせてあるから、上下の空室の間
で突起の向きと位置とが全く重なつてしまうこと
はない。従つて2流体に対し突起は有効に作用す
る。
またこの熱交換エレメントは簡単な単一形状の
プレートのみで形成される。
(実施例) この考案の実施例を図面によつて説明する。第
2図の熱交換エレメント11は第1図イ,ロ,ハ
に示すプレート1が重ね合わされて成るものであ
つて、上端板12、下端板13が取り付けられて
積層型の熱交換器10(第2図)を形成する。プ
レート1の円形の周縁に立上がらせたフランジ2
に囲まれた底壁3には短管4を底壁3から一体的
に設けた通孔5と、短管を設けない開口6とが交
互に同心円7上に等ピツチの配列で設けられる。
多数の隆條形の突起8が、その側壁8aを開口
6,6に向けあるいはそれと直交して千鳥状の配
列で設けられる。この場合短管4はフランジ2と
逆方向に下方へ向けられてもよく、突起8の向き
は半径方向のものと円周方向のものを交錯させて
配置してもよい。また第1図9は熱交換器の取付
け構造上必要により設けられる中央通孔、2aは
その周縁に立上らせたフランジである。
第1図のように通孔5、開口6を2個ずつ設け
たプレート1を90°ずつずらせて重ね合わせ短管
4を上方または下方の隣接プレート1の開口6の
周縁に当接させて固着することにより2枚のプレ
ート1の間に空室が形成され、短管4が各空室の
流体入口通路および流体出口通路となる。このよ
うにして考案の熱交換エレメント11が形成され
る(第2図)。熱交換エレメント11の上端面、
下端面に上端板12、下端板13が取付けられ、
それらに、1層おきの空室で形成される被冷却流
体層、冷却流体層にそれぞれ連通する出口パイプ
12a、または入口パイプ13b、入口パイプ1
3a、出口パイプ13cが取付けられて積層型熱
交換器10が形成される。入口パイプ13cから
入り各奇数層を経て出口パイプ13cから出る冷
却流体と、入口パイプ13bから入口各偶数層を
経て出口パイプ12aから出る被冷却流体との間
で熱交換が行われるが、第1図イの矢印のように
各層内で突起8に衝突して乱流となりジグザグ形
に流れて周縁部まで流入する。
(効果) この考案の熱交換器の熱交換エレメントは、フ
インを廃止して、簡単な単一形状のプレートのみ
で熱交換エレメントを形成したので製作が簡単で
あり、軽量化される。
そして隆条形突起は双方の流体に対して衝突板
と衝突板へ向かわせる案内板の作用をするから、
流れの幅は広がり円形の空室の周縁部まで流体が
行きわたる。しかも双方の流体に対し底壁上の突
起の方向と位置が全く重なつてしまうことはない
から、衝突板の頂点上の〓間を越えて屈曲せずに
流れてしまうことはない。従つて底壁の全面積が
双方の流体に対し有効な熱受援面となり、熱交換
効率が高い。
さらに角突起がすべて隣接プレートの底壁に当
接しているから強度のすぐれた熱交換エレメント
である。
【図面の簡単な説明】
第1図イはこの考案のプレートの平面図、第1
図ロ,ハはそのA−AおよびB−B断面図であ
る。第2図はこの考案の実施例であり、第1図D
−D線に沿つた展開断面図である。第3図イは従
来のプレート、第3図ロはそのC−C断面図であ
る。 1……プレート、4……短管、5……通孔、6
……開口、8……隆條形の突起、10……積層型
熱交換器、11……熱交換エレメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円形をなす底壁の周縁にフランジを起立させ、
    底壁に4個の開口を同一円周上に90°ピツチで設
    け、対向する二つの開口周縁に短管を設け、底壁
    に複数の上下いずれか一方向に凸な隆条形突起を
    互いに直交する向きに交錯させて設け、さらに各
    突起の配列を、任意の中心角90°の領域内と隣接
    する中心角90°の領域内とで中心に対し異なる配
    列とした皿形のプレートを、90°ずつずらせて重
    ね合わせて、層状の空室を形成させ、各突起の頂
    点を隣接するプレートの底壁に当接させてなる熱
    交換器の熱交換エレメント。
JP1985117012U 1985-02-28 1985-07-30 Expired - Lifetime JPH0518630Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985117012U JPH0518630Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30
US06/834,816 US4708199A (en) 1985-02-28 1986-02-28 Heat exchanger

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985117012U JPH0518630Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

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JPS6229583U JPS6229583U (ja) 1987-02-23
JPH0518630Y2 true JPH0518630Y2 (ja) 1993-05-18

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JP1985117012U Expired - Lifetime JPH0518630Y2 (ja) 1985-02-28 1985-07-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2509341Y2 (ja) * 1989-03-31 1996-09-04 株式会社土屋製作所 熱交換器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015875A (ja) * 1983-07-06 1985-01-26 Nippon Ueeblock Kk フレキシブルデイスク用ジヤケツトの製造方法

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JPS6229583U (ja) 1987-02-23

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