JPH0518792U - 空缶圧潰機 - Google Patents

空缶圧潰機

Info

Publication number
JPH0518792U
JPH0518792U JP7520691U JP7520691U JPH0518792U JP H0518792 U JPH0518792 U JP H0518792U JP 7520691 U JP7520691 U JP 7520691U JP 7520691 U JP7520691 U JP 7520691U JP H0518792 U JPH0518792 U JP H0518792U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
empty
plate
foot
movable arm
footrest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7520691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0756150Y2 (ja
Inventor
氾 山口
Original Assignee
富士ロビン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士ロビン株式会社 filed Critical 富士ロビン株式会社
Priority to JP1991075206U priority Critical patent/JPH0756150Y2/ja
Publication of JPH0518792U publication Critical patent/JPH0518792U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0756150Y2 publication Critical patent/JPH0756150Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuse Collection And Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送入シュートから1個づつ送り込まれた空缶
を押し潰し、次いで圧潰空間から自動的に排出する空缶
圧潰機において、可動アームに踏圧を加える動作を容易
にすると共に、使用者の安全を図る。 【構成】 送入シュート410から圧潰空間375に送
り込まれた空缶を受け板260と押し板360との間で
圧潰するときに必要な圧潰力を、可動アーム310の端
部に設けた足踏み部380に加えられた踏圧で得る。足
踏み部380の両側には、足載せ台610,650がベ
ースパイプ110,120に回動可能に取り付けられて
いる。足踏み部380に近い足載せ台610,650の
側縁には滑り止めリブ614が起立しており、足載せ台
610或いは650に載せている足が足踏み部380と
の間に滑り落ちることを防止している。 【効果】 一方の足を足載せ台610或いは650に載
せた状態で、他方の足で足踏み部380を踏み込むこと
によって、可動アーム310に必要な踏圧が加える作業
を楽な姿勢で行うことができ、また足載せ台610或い
は650に載せている足の安全が図られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、使用後の空缶を姿勢よく圧潰部に送り込み、押し潰す空缶圧潰機に 関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機の普及に伴って、清涼飲料水,ビール等の飲み物や携帯用食品を収 容した缶詰の販売量が著しく増加している。使用後の缶詰をそのまま放置してお くと環境公害の原因となるので、たとえば公園,海浜等ではごみ箱に溜った空缶 を回収する方式が採用されている。しかし、ごみ箱が空缶等ですぐに一杯になる と、周囲にそのまま放置され易い。そのため、空缶の回収を頻繁に行うことが必 要となる。
【0003】 空缶は、容積のほとんどが空気で占められている。したがって、空缶をそのま まの形状で回収し空缶処理工場に搬送することは、空気を運んでいるようなもの であり、しかも一回当りに回収できる空缶の個数も制限される。そこで、空缶を 押し潰して嵩を小さくする各種の圧潰機が開発されている。これら圧潰機を空缶 が溜り易い箇所においておけば、圧潰された空缶をごみ箱に投入することができ るため、ごみ箱の収容能力も大きくなる。
【0004】 このような空缶圧潰機として、たとえば図1に示した構造をもつ缶クラッシャ ーが実公昭62−45833号公報で紹介されている。この缶クラッシャーは、 ケース本体10に、プレス部20及び空缶溜め部30を設けている。また、プレ ス部20にあたるケース本体10の内面には、受け板11が張られている。
【0005】 プレス部20は、支点21を中心として揺動可能にケース本体10に取り付け られた足踏みレバー22を備えている。足踏みレバー22の下面一部に形成され たガイド面23に接触する補助レバー24は、一端が軸部25で支持され、他端 がリンクバー26に連結されている。リンクバー26は、トグルバー27及び支 持板28と共にリンク機構を形成する。支持板28は、下端が支点21でケース 本体に連結され、受け板11に対向する面に押し板29が張られている。
【0006】 缶溜め部30は、圧潰される空缶41,42を載置させる底板31を備えてい る。底板31は、軸部32を介して揺動自在にケース本体10に取り付けられて おり、下面側に押上げ板33が設けられている。底板31の先方側端部近傍に固 定仕切り板34が設けられており、押上げ板33上で空缶41,42を所定位置 に確保する。トグルバー27は、リンクバー26との連結部でへの字型に折れ曲 がり、トグルバー35の一端に連結されている。トグルバー35の他端は、軸部 36でケース本体10に取付けられている。また、押上げ板33を介してそこ板 31を押しあげるように、トグルバー27,35で構成させるトグル部に上向き の力を付勢するため、足踏みレバー22と支持板28との間に復帰スプリング3 7が張設されている。
【0007】 圧潰される空缶40は、上方から底板31上に投入される。そして、足踏みレ バー22を押し下げると、リンクバー26を介してトグルバー27,35で構成 されるトグル部が引き下げられる。そのため、底板31と固定し切り板34との 間にある送入口38が開かれ、底板31上の空き缶42がプレス部20に落下す る。また、足踏みレバー22の下方への移動は、リンクバー26,トグルバー2 7等で構成されるリンク機構によって、受け板11に向けて押し板29を押し付 ける作用として働く。そのため、プレス部20に送り込まれた空缶43は、受け 板11と押し板29との間で押し潰される。押し潰された空缶44は、吐出板1 2を開いてケース本体10から取り出される。そこで、足踏みレバー22を繰返 し押し下げることにより、底板31上に投入された空缶が順次押し潰されて、吐 出部から取り出される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
この圧潰機を使用して空缶を圧潰するとき、送入口38からプレス部20に送 り込まれる空缶の個数が一定しない。特に、底板31上にある空缶41,42が サイズの異なるものであると、プレス部20に送り込まれる空缶の個数が大きく ばらつく。そのため、足踏みレバー22を押し下げて空缶を圧潰するときに必要 な力が大きく変動し、場合によってはプレス部20に送入された空缶43が圧潰 されずにケース本体10の内壁等に引っ掛かったりすることもある。
【0009】 また、送入口38から入ったところにある仮保持空間38aで、送り込まれた 空缶43が直立し、直立状態のままで受け板11と押し板29との間に落下する こともある。このような場合、空缶43の上部と下部とに加わる力が異なるため 、また空缶43が十分に容積を減少させた状態に空缶43を圧潰することができ なくなる。
【0010】 更に、図1の構造をもつ圧潰機では、圧潰された空缶をプレス部20の下部に 残したままで、次の圧潰作業に移ることができない。そのため、吐出板12を開 いて吐出口13を解放する作業が圧潰のたびに必要とされ、圧潰作業自体が面倒 なものとなる。
【0011】 そこで、本考案者等は、圧潰した空缶が自動的に排出されるように、圧潰され た空缶が受け板と押し板との間を下方に落下して、バスケット等の容器に収容さ れる形式の空缶圧潰機を開発し、平成3年7月25日に特許出願した。更に、使 用者の体系等に応じて可動アームのアーム長を大きくし、僅かな踏圧で必要とす る圧潰力が得られるように、可動アームの後端部に補助足踏み部を取外し自在に 設けたものを同日に別途実用新案登録出願している。
【0012】 本考案は、先願で提案した空缶圧潰機の使い勝手をより向上させるため、足載 せ台を足踏み部の側方に設けることにより、足踏み部に踏圧を加える作業を簡便 に行わせると共に、踏圧を加えていない方の足が足踏み部と足載せ台の間に挟ま ることがないように危険防止を図った空缶圧潰機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案の空缶圧潰機は、その目的を達成するため、台座部から起立させた左右 一対の固定板と、左右の前記固定板に一体的に差し渡され缶受け面を備えた受け 板部と、前記固定板に設けた軸部に揺動可能に取り付けられた可動アームと、該 可動アームに一体的に取り付けられ、直立部及び支持部を有する缶受けプレート と、前記直立部から空缶の送入が可能な距離だけ前記直立部から離間した位置で 前記固定板に一体的に取り付けられたストッパープレートと、該ストッパープレ ートの下方延長線上の位置で前記可動アームに一体的に取り付けられ、解放状態 で前記受け板部の下端との間に圧潰された空缶が通過する隙間を形成する押し板 と、前記直立部,前記ストッパープレート及び前記空缶受け面で仕切られた仮保 持スペースに上方から空缶を1個づつ送り込む送入シュートとを備えた圧潰機に おいて、前記可動アームの後部に設けた足踏み部を両側から挟む位置で、足載せ 台を前記台座部の左側,右側又は両側のベースパイプに反転自在に取り付け、前 記足踏み部側の前記足載せ台の側縁に滑り止めリブを起立させたことを特徴とす る。
【0014】
【実施例】
以下、図面を参照しながら、実施例によって本考案を具体的に説明する。 本実施例の空缶圧潰機は、図2に示すように、台座部100から固定部200 及びパイプ材等でできたハンドル部150を起立させている。固定部200には 、可動部300が取り付けられている。また、ハンドル部150によって補強さ れた空缶送入部400が、ハンドル部150に沿って設けられている。
【0015】 台座部100は、図3に示すように、左右一対のベースパイプ110,120 を連結パイプ130,135で連結している。また、ベースパイプ110,12 0の前方及び後方端部111,112,121,122に、ゴム製の脚部141 〜144が設けられている。なお、脚部141〜144は、その高さ位置が微調 整可能なようにベースパイプ110,120に螺合することが好ましい。
【0016】 ベースパイプ110,120のほぼ中央部には、ハンドル部150を構成する ハンドルパイプ160の基端部161,162が固着されている。ハンドルパイ プ160は、基端部161,162から適宜の傾斜角をもって立ち上がり、上部 で一方のベースパイプ110側から他方のベースパイプ120側に至るループ状 のグリップ部163となっている。なお、ハンドルパイプ160は、ベースパイ プ110,120から垂直に起立させても良い。或いは、後述する側板210, 220又は固定板230,240にハンドルパイプ160を固着することも可能 である。
【0017】 固定部200は、左右のベースパイプ110,120にそれぞれ下端が固定さ れた側板210,220を備えている。側板210,220は、圧潰機本体を覆 うカバーとして働く。或いは、枢着軸291を中心として開閉可能なカバー29 0を側板210,220又は固定板230,240に取り付けても良い。また、 側板210,220のそれぞれ内側で、固定板230,240がベースパイプ1 10,120に固定されている。これら側板210,220及び固定板230, 240は、両者を兼用するそれぞれ一枚の板体で構成することも可能である。
【0018】 固定板230の前方縁には、可動部300の可動アーム310を軸支する軸部 231が設けられている。軸部231は、内側には実質的に凸部がなく、固定板 230から側方に突出している。他方の固定板240にも、同様な軸部241が 設けられている。
【0019】 軸部231,241から固定板230,240の上方に傾斜した前方縁にかけ て固着された補強プレート250により、左右の固定板230及び240が連結 されている。補強プレート250の上部は、屈曲されて空缶受け面251となっ ており、その先端に係合フック252が形成されている。また、圧潰された空缶 を収容するバスケット500が挿入されるように、補強プレート250の下方に 空間部が設けられている。
【0020】 補強プレート250には、受け板260が張り合わされている。受け板260 の上端部は、若干屈曲した逃げ防止部261となっている。また、受け板260 の左右両側を若干湾曲して、空缶規制部262が形成されている。或いは、受け 板260として強固なものを使用するとき、補強プレート250を省略すること もできる。この場合、受け板260自体に空缶受け面251を形成する。本願明 細書においては、補強プレート250及び受け板260を包含する意味で、用語 「受け板部」を使用している。
【0021】 可動部300の可動アーム310は、前方側下部を軸部231,241で固定 板230,240に軸支することにより、固定板230,240に対して揺動自 在に取り付けられている。可動アーム310は、水平方向に後方に向かって長く なった左右一対のサイドプレート311,312に固着された天板320で構成 される。天板320の前方部分は屈曲されて、補強プレート250の係合フック 252に係止されるストッパー321が形成されている。他方、天板の後方部分 も屈曲されて、可動アーム310が押し下げられたとき地面に接触して、それ以 上に可動アーム310が下降することを防止する着地ストッパー322となって いる。
【0022】 また、左右のサイドプレート311,312は、前縁近傍で補強プレート33 0で連結されている。補強プレート330は、それ自体の剛体強度を増すため、 上部が屈曲されている。そして、受け板260に対向する位置関係で、押し板3 40が、補強プレート330に張り合わされている。押し板340は、受け板2 60の作用面に形成されている窪みに嵌り込むサイズとなっている。また、受け 板260に押し板340を押しつけたとき、受け板260の逃げ防止部261に 合わさるように、押し板340の上端にテーパ部341が形成されている。なお 、補強プレート330及び押し板340は、一体ものとすることもできる。
【0023】 押し板340の延長線上に、ストッパープレート350が位置する。このスト ッパープレート350も、押し板340と同様に左右のサイドプレート311, 312に差し渡されている。また、補強のために、ストッパープレート350の 上端部351が屈曲されている。
【0024】 ストッパープレート350から空缶一個分より若干大きな距離だけ離間した位 置に、空缶受けプレート360が左右のサイドプレート311,312に差し渡 されている。この空缶受けプレート360は、空缶送入部400から送られてき た空缶を一時収容する仮保持スペース370を、補強プレート250の空缶受け 面251と共同してストッパープレート350との間に形成する。
【0025】 空缶受けプレート360は、仮保持スペース370の側壁となる直立部361 から、空缶送入部400にある最下端の空缶を押し上げる後方傾斜部362を経 て、最下端の空缶が空缶送入部400から落下することを防ぐ支持部363とな っている。支持部363は、軸部231,241を中心とする円弧状に形成する ことが好ましい。直立部361は、補強プレート250の係合フック252に可 動アーム310側のストッパー321が引っ掛かった図2の状態で、受け板26 0の逃げ防止部261の直上に位置するように設定されている。
【0026】 可動アーム310の後端には、足踏み部380が設けられている。足踏み部3 80は、たとえば滑り防止材をコーティングした足踏み面381を備えている。 足踏み面381に踏圧を加えるとき、可動アーム310は、軸部231,241 を中心として図2で反時計方向に旋回する。
【0027】 また、踏圧から解放された可動アーム310が図2の状態に復帰するように、 可動アーム310の先端部とベースパイプ110,120との間に復帰スプリン グ390が張設されている。
【0028】 空缶送入部400は、ハンドルパイプ160に沿った送入シュート410を備 えている。送入シュート410は、図4に示すように、空缶を横向きにして移送 することができる空間を、両側面及び底面を構成するベースプレート411の上 側開口部にシュート長手方向に沿って配置された2枚のトッププレート412, 413で形成している。そして、送入シュート410を落下する空缶が外からみ えるように、各プレート411〜413の間に隙間をもたせている。この隙間は 、仮に送入シュート410内に空缶が詰まった場合、ドライバー等の棒状体を差 し込み詰まっている空缶を除去することにも役立つ。
【0029】 ベースプレート411は、樋状になっている。そのため、空缶内に残留してい る液体が空缶から溢れ出しても、可動部300等に付着することなく送入シュー ト410に沿って流れる。その結果、残留液体によって可動部等が動かなくなっ たり、錆の発生が防止される。
【0030】 ベースプレート411は、トッププレート412よりも後方に延長させ、上方 に開口した空缶投入口414を設けている。空缶投入口414の内周縁には補強 パイプ418が取付けられており、空缶投入口414の変形を防止すると共に、 空缶投入口414に空缶を投入する際に手や指等をけがから保護する上でも有効 である。
【0031】 送入シュート410を構成するプレート411〜413は、補強枠420で取 り囲まれている。補強枠420は、送入シュート410の長手方向に沿って適宜 の個数設けられ、ボルト締め,溶接等の手段でハンドルパイプ160に固着され ている。補強枠420により、何らかの衝撃がプレート411〜413に加わっ た場合にも変形が防止され、空缶を円滑に移送することができる。
【0032】 送入シュート410を構成するプレート411〜413は、補強枠420で取 り囲まれている。補強枠420により、何らかの衝撃がプレート411〜413 に加わった場合にも変形が防止され、空缶を円滑に移送することができる。
【0033】 送入シュート410の途中に、流れ規制部材450が設けられている。流れ規 制部材450は、図4に示すように両端がハンドルパイプ160に軸支された回 転可能なシャフト451に規制板452を固着している。規制板452は、隣接 するトッププレート412と413との間の隙間から、自重によって垂直下方、 すなわち送入シュート410の内部に臨んでいる。
【0034】 規制板452は、板表面を送入シュート410の幅方向に一致させている。規 制板452の板幅は、移送されている空缶700の缶軸を送入シュート410の 幅方向に一致させる上から、送入シュート410の幅の2/3程度であることが 好ましい。この幅を1枚の規制板452で得ることができない場合には、図5( a)に示すように、ベースプレート411とトッププレート412,413との 間の隙間に臨む補助の規制板453,454をシャフト451に取り付けること もできる。
【0035】 規制板452〜454は、図5(b)に示すように宙吊り状態となって送入シ ュート410の内部に臨んでいる。送入シュート410を移動する空缶700は 、この規制板452〜454の垂下部分に当接する。このとき、空缶700の缶 軸が送入シュート410の幅方向に一致していないとき、空缶700の何れか一 方側700aが先に規制板453に接触する。そのため、規制板453が空缶7 00に対して移動を抑える抵抗体として作用し、自由状態になっている他側70 0bが規制板454に接触するまで移動を継続する。
【0036】 何れの規制板452〜454にも空缶700が接触したとき、規制板452〜 454は、空缶700の重力によってシャフト451を中心として揺動し、姿勢 制御を行った空缶700を通過させる。その結果、規制板452〜454を通過 した空缶700は、缶軸が挿入シュート410の幅方向に一致した状態に姿勢を 規制される。また、規制板452〜454は、僅かな力で揺動する構成となって いるので、空缶700の通過に対する妨げになることがない。
【0037】 ベースプレート411の下端は、図2に示すように、空缶受けプレート360 の支持部363が描く軌跡と実質的に平行となるように、傾斜した切断面となっ ている。これにより、ベースプレート411と支持部363との間に、一定した 間隙が保たれる。
【0038】 可動アーム310の後方側にある足踏み部380を両側から挟むように、左右 一対の足載せ台610,650を備えた足載せ部600が設けられている。足載 せ台610は、右足をその上に載せ、左足で足踏み台380を使用するときに使 用される。他方の足載せ台650は、左足をその上に載せ、右足で足踏み台38 0を踏み込むときに使用される。なお、図示の例では、足載せ台610,650 を左右両側のベースパイプ110,120に取り付けているが、これに拘束され ることなく何れか一方のベースパイプ110,120にのみ足載せ台650を設 けることも可能である。
【0039】 足載せ台610は、図6に示すように、足載せ面611の前方側面にブラケッ ト612を固着しており、ブラケット612に嵌挿されるシャフト613でベー スパイプ110に反転可能に取付けられている。図2〜4は、足載せ台610, 650を開いた使用状態を示す。この状態からシャフト613を中心として足載 せ台610,650を閉じるとき、後方側にベースパイプ110,120が突出 し、圧潰機の運搬や据付け等が容易になる。
【0040】 足載せ台610は、足踏み部380側に起立した滑り止めリブ614が形成さ れ、反対側の側縁に垂下リブ615が形成されている。滑り止めリブ614は、 足載せ面611に載せている右足が何らかの原因で足踏み部380と足載せ台6 10との間に滑り込み、圧潰機使用者が危険に晒されることを防止する。また、 リブ614,615は、体重が加わった足載せ台610の変形を防止する補強リ ブとしても働く。
【0041】 足載せ台610の後方側には、接地用リブ616が設けられている。足載せ台 610を開いた使用状態では、接地用リブ616が地面や床面等に接触する。そ して、足載せ台610は、シャフト613及び接地用リブ616の2か所で支持 される。なお、シャフト613,リブ614〜616等は、屈曲,切起し等によ って一枚の金属板から一体的に形成することもできる。
【0042】 他方の足載せ台650も、足載せ台610と左右対称な他は、同様な構造をも っている。
【0043】 また、運搬や不使用時に可動アーム310の揺動を防止するため、ロックバー 650を差し通す孔を、側板210,220,固定板230,240及び可動ア ーム310のサイドプレート311,312に設けている。ロックバー650を 一方の側板210から他方の側板220まで挿通するとき、固定部200に対す る可動部300の位置関係が固定される。
【0044】 次いで、以上に説明した空缶圧潰機を使用して空缶を押し潰す作業を説明する 。 足踏み部380に踏圧を加えていないとき、可動アーム310は、復帰スプリ ング390で引っ張られ、補強プレート250の係合フック252に可動アーム 310側のストッパー321が引っ掛かっている。このとき、空缶受けプレート 360の支持部363は、図7に示すように、ベースプレート411下端の傾斜 切断面で構成される送入シュート410の下端開口部415を塞ぐように位置し ている。そのため、空缶投入口414から送入シュート410に送り込まれた空 缶701,702・・・は、支持部363を底面として送入シュート410に沿 って積み上げられている。
【0045】 足踏み部380に踏圧を加えると、可動アーム310は、軸部231,241 を中心として図2で反時計方向に旋回する。このとき、踏圧を加えない片方の足 は、地面から一段高くなった足載せ台610又は650に載せられている。その ため、足踏み部380に体重を加える動作が容易となり、必要とする踏圧が得ら れ易くなる。
【0046】 可動アーム310の旋回によって、空缶受けプレート360の支持部363が 送入シュート410の下端開口部415から離れ、下端開口部415が解放され る。そして、下端開口部415の下方に、図8に示すように、空缶受け面251 ,直立部361及びストッパープレート350で仕切られた仮保持スペース37 0が形成される。送入シュート410にある最下段の空缶701は、解放されて いる下端開口部415から仮保持スペース370に落下する。
【0047】 足踏み部380を踏圧から解放すると、可動アーム310は、復帰スプリング 390によって、当初の位置に復帰する。そして、ストッパープレート350と 空缶受けプレート360の直立部361との間にある空缶701は、補強プレー ト250の空缶受け面251上を転がりながら運ばれる。そして、空缶701は 、空缶受け面251がなくなっているところで、図9に示すように、受け板26 0と押し板340との間に落下する。このとき、送入シュート410にある後続 する空缶702は、支持部363で押し上げられ、送入シュート410内に戻さ れる。
【0048】 可動アーム310を再度押し下げると、図10に示すように、受け板260に 押し付けられる押し板340の圧力で空缶701が押し潰される。このとき、受 け板260の上部から逃げ防止部261が圧潰空間375に突出しているので、 空缶701が上方に抜け出すことがない。また、逃げ防止部261及び左右の空 缶規制部262で受け板260の作用面側に設けられている窪みに押し板340 が嵌り込むように移動するため、圧潰空間375にある空缶701は、横向きに なったままで圧潰される。空缶701の圧潰と同時に、後続する空缶702が送 入シュート410の下端開口部415から仮保持スペース370に落下する。
【0049】 再度足踏み部380の踏圧を解除して可動アーム310を時計方向に回転させ ると、受け板260から押し板340が離間する。圧潰された空缶701は、図 11に示すように、受け板260及び押し板340の下端側にある隙間378を 通過して、バスケット500に落下する。そして、次の圧潰されていない空缶7 02が仮保持スペース370から圧潰空間375に送り込まれる。
【0050】 このようにして、送入シュート410から空缶701,702・・・を一つづ つ圧潰空間375に送り込み、圧潰した後でバスケット500に排出させる。こ のとき、個々の空缶701,702・・・は、缶軸が紙面と垂直な方向に揃って いるので、受け板260と押し板360との間で缶軸方向に等しい圧潰力を受け る。そして、図1で説明した缶クラッシャーのように吐出板12を開いて圧潰後 の空缶を取り出す必要がない。また、送入シュート410から送り込まれる空缶 701,702・・・は、管軸を水平に維持した状態で圧潰・排出され、内部部 材に引っ掛かって仮保持スペース370や圧潰空間375に滞留することがない 。
【0051】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案の空缶圧潰機においては、足踏み部の両側又は 片方に足載せ台を設け、左足或いは右足の何れでも踏圧を可動アームに加えるこ とができるので、使用勝手が向上する。また、地面から一段と高くなった足載せ 台に一方の足を載せた状態で、他方の足によって可動アームの足踏み部に踏圧が 加えられるので、体重を足踏み部にかける動作が容易に行われる。しかも、足載 せ台に載せた足が足載せ台と足踏み部との間に滑り落ちることが滑り止めリブで 抑えられるため、足載せ台と足踏み部との間に挟まれた足が傷つくこと等の危険 を回避することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の缶クラッシャーを示す。
【図2】 本考案実施例の空缶圧潰機の側面図
【図3】 同空缶圧潰機の平面図
【図4】 同空缶圧潰機の空缶送入部を示した斜視図
【図5】 流れ規制部材によって送入シュート内の空缶
の姿勢が調節されることを説明するための図
【図6】 右側の足載せ台を示す斜視図
【図7】 圧潰作業の初期状態を示す説明図
【図8】 送入シュートから最下段の空缶が仮保持スペ
ースに落下した状態を示す説明図
【図9】 最初の空缶が仮保持スペースから圧潰空間に
送り込まれた状態を示す説明図
【図10】 最初の空缶が圧潰されている状態を示す説
明図
【図11】 圧潰された最初の空缶が圧潰空間からバス
ケットに排出されている状態を示す説明図
【符号の説明】
100:台座部 110,120:ベースパイプ
200:固定部 230,240:固定板 231,241:軸部
251:空缶受け面 260:受け板 300:可動部 310:可動ア
ーム 340:押し板 350:ストッパープレート 360:缶受けプレート 361:直立部 36
3:支持部 370:仮保持スペース 375:圧潰空間 378:圧潰された空缶が通過する隙間 380:足
踏み部 400:空缶送入部 410:送入シュート 41
5:下端開口部 450:流れ規制部材 451:シャフト(回転軸) 452〜454:規制板 500:バスケット 610,650:足載せ台 614:滑り止めリブ 700,701,702・・・:空缶

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座部から起立させた左右一対の固定板
    と、左右の前記固定板に一体的に差し渡され缶受け面を
    備えた受け板部と、前記固定板に設けた軸部に揺動可能
    に取り付けられた可動アームと、該可動アームに一体的
    に取り付けられ、直立部及び支持部を有する缶受けプレ
    ートと、前記直立部から空缶の送入が可能な距離だけ前
    記直立部から離間した位置で前記固定板に一体的に取り
    付けられたストッパープレートと、該ストッパープレー
    トの下方延長線上の位置で前記可動アームに一体的に取
    り付けられ、解放状態で前記受け板部の下端との間に圧
    潰された空缶が通過する隙間を形成する押し板と、前記
    直立部,前記ストッパープレート及び前記空缶受け面で
    仕切られた仮保持スペースに上方から空缶を1個づつ送
    り込む送入シュートとを備えた圧潰機において、前記可
    動アームの後部に設けた足踏み部を両側から挟む位置
    で、足載せ台を前記台座部の左側,右側又は両側のベー
    スパイプに反転自在に取り付け、前記足踏み部側の前記
    足載せ台の側縁に滑り止めリブを起立させたことを特徴
    とする空缶圧潰機。
JP1991075206U 1991-08-27 1991-08-27 空缶圧潰機 Expired - Lifetime JPH0756150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991075206U JPH0756150Y2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 空缶圧潰機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991075206U JPH0756150Y2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 空缶圧潰機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0518792U true JPH0518792U (ja) 1993-03-09
JPH0756150Y2 JPH0756150Y2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=13569494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991075206U Expired - Lifetime JPH0756150Y2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 空缶圧潰機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0756150Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020055006A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社寺岡精工 物品回収装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5629698U (ja) * 1979-08-03 1981-03-20
JPS6245833U (ja) * 1985-09-06 1987-03-19

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5629698U (ja) * 1979-08-03 1981-03-20
JPS6245833U (ja) * 1985-09-06 1987-03-19

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020055006A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社寺岡精工 物品回収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0756150Y2 (ja) 1995-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4489854A (en) Dispensing unit for elongated articles
US3059815A (en) Surgeon's powder dispensing machine
CA2147455A1 (en) Gumball machine
US6644907B1 (en) Cart that retrieves, transports, lifts and empties waste container
US5665004A (en) Automatic golf ball dispenser
US4606266A (en) Combination can crushing and exercising means
US4207973A (en) Article actuated coin dispensing closure for article collecting receptacles
JPH0756150Y2 (ja) 空缶圧潰機
US4119024A (en) Refuse crusher
US4448440A (en) Collapsible hand truck
JPH0756151Y2 (ja) 空缶圧潰機
JP2531550B2 (ja) 空缶圧潰機
US4290354A (en) Beverage can crusher
JPH0726064Y2 (ja) 空缶圧潰機の送入シュート
JPH059793U (ja) 空缶圧潰機
JPH0585716U (ja) 空缶圧潰機の送入シュート
US4884502A (en) Metal container crushing device
US5203262A (en) Can crushing apparatus
JPH059792U (ja) 空缶圧潰機
JP3906402B2 (ja) 穀類計量機の袋開口保持装置
JPS6245833Y2 (ja)
JP2644484B2 (ja) 受け容器又はソーセージ外皮をソーセージ肉で充填する機械
JP2595353Y2 (ja) 空缶潰し機
JP3015100U (ja) 缶つぶし機
US1388198A (en) Vegetable and fruit dispenser