JPH05186717A - 磁性塗料およびその塗装物品 - Google Patents

磁性塗料およびその塗装物品

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JPH05186717A
JPH05186717A JP4004832A JP483292A JPH05186717A JP H05186717 A JPH05186717 A JP H05186717A JP 4004832 A JP4004832 A JP 4004832A JP 483292 A JP483292 A JP 483292A JP H05186717 A JPH05186717 A JP H05186717A
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JP
Japan
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group
polyurethane
segment
magnetic
vinyl polymer
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JP4004832A
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English (en)
Inventor
Koji Kinoshita
宏司 木下
Shigeru Komazaki
茂 駒崎
Masataka Ooka
正隆 大岡
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】いずれかの末端位に、水酸基、イソシアネート
基、メルカプチト基、カルボキシル基、エポキシ基、ア
ミノ基およびクロルカルボニル基より選ばれる少なくと
も1種の官能基を有するビニル重合体と、いずれかの末
端位に、かかる官能基と反応し得る官能基を有するポリ
ウレタンとの反応によって得られる、ポリウレタンセグ
メントと、ビニル重合体セグメントとを併有するという
特定のブロック共重合体と、磁性粉末とを含んで成る、
磁性塗料、ならびに該磁性塗料を用いる得られる塗装物
品。 【効果】磁性塗料も、塗装物品も、共に、とりわけ、良
好なる磁気記録媒体分散性ならびに磁気記録媒体の表面
平滑性、耐久性および耐摩耗性などが、大幅に、向上し
た、極めて実用性の高いものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規にして有用なる磁性
塗料およびその塗装物品に関する。さらに詳細には、末
端位官能基含有ビニル重合体と、その官能基に対して反
応性を有する官能基を末端位に有するポリウレタンとの
反応によって得られる特定のポリウレタンセグメント
と、ビニル重合体セグメントとを併有するブロック共重
合体と;磁性粉末とを;必須成分として含んで成る、磁
性塗料およびその塗装物品に関する。
【0002】このような斬新なる形の、本発明の磁性塗
料は、とりわけ、磁気テープ、磁気カード、プリペイド
カードならびに磁気ディスクなどの磁気記録媒体用とし
て、画期的なる効果を発揮するものであり、このような
磁気塗料が塗布された塗装物品は、記録材料として高性
能を示すものである。
【0003】
【従来の技術】近年、オーディオ・ビジュアルにおける
8ミリビデオ、DATまたはS−VHSのようなハード
面での技術の進歩、コンピューターにおけるハード面の
著しい進歩あるいは記録媒体の高密度化などに伴って、
オーディオテープ、家庭用VTRテープまたはコンピュ
ーター用の磁気テープ、あるいはフロッピーディスクに
対する要求性能が高度化している。
【0004】特に、記録再生時における高信頼性が求め
られており、就中、ビデオテープにおいては、高信頼性
に加えて、記録再生時の高画質化が要求されている。具
体的には、鮮明なる画像および音を再生するための高記
録密度化はもとよりのこと、高温高湿などの過酷なる条
件下での高速長時間の走行に耐えること、そして、磁性
層より磁性粉の脱落が生じないことなどが要求されてい
る。
【0005】こうした磁性層の特性ないしは物性を維持
するのが、専ら、結合剤の重要なる機能であって、磁性
粉の分散性に優れるものであること、高感度、高SN比
ならびに高CN比などの上で、良好なる電磁特性が得ら
れえるものであること、加えて、耐摩耗性ならびに耐湿
熱性などの耐久性にも優れるものであることが求められ
ている。
【0006】これまでにも、かかる諸物性を満足させる
べく、種々の結合剤についての研究も為されており、磁
性層に良好なる耐摩耗性を付与し、磁気記録媒体の耐久
性を向上させる、主たる結合剤としては、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体(塩ビ−酢ビ共重合体)と、ポリウ
レタン樹脂とをブレンドした形のものが用いられてい
る。
【0007】しかしながら、こうした塩ビ−酢ビ共重合
体とポリウレタン樹脂との相溶性の程度により、磁性粉
末の分散性や、得られる磁気記録媒体の表面平滑性や、
耐久性などが不良になる場合が多く、充分に満足される
ようなものは、未だに得られては居ないというのが実状
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、こうした現状の認識と、従来技術における種々の未
解決課題の抜本的な解決と、当業界における切なる要望
との上に立って、鋭意、検討を重ねた結果、特定のポリ
ウレタンセグメントと、ビニル重合体セグメントとを併
有するブロック共重合体を必須成分とする塗料が、とり
わけ、磁性粉末の分散性、磁気記録媒体の表面平滑性、
耐久性ならびに耐摩耗性などに優れた磁性塗料となるこ
とを見い出すに及んで、本発明を完成させるに到った。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は必須
の成分として、末端位に、つまり、両末端あるいは片末
端に官能基を有するビニル重合体と、かかる官能基と反
応性を有する官能基を、末端位、つまり、両末端あるい
は片末端に有するポリウレタンとの反応によって得られ
る特定のポリウレタンセグメントと、ビニル重合体セグ
メントとを併有するブロック共重合体と;磁性粉末とを
含有することから成る、新規にして有用なる磁性塗料を
提供しようとするものであり、加えて、該磁性塗料が塗
装された物品を提供しようとするものである。
【0010】ここにおいて、ポリウレタンセグメントお
よびビニル重合体セグメントを併有するブロック共重合
体の合成方法としては、末端位に水酸基、イソシアネー
ト基、メルカプト基、カルボキシル基、エポキシ基、ア
ミノ基およびクロルカルボニル基からなる群より選択さ
れる、少なくとも1種の官能基を有するビニル重合体に
対して、かかる官能基と反応しうる官能基(反応性官能
基)を末端位に有するポリウレタンとを反応させること
による合成;
【0011】末端位に水酸基、イソシアネート基、メル
カプト基、カルボキシル基、アミノ基およびクロルカル
ボニル基より選択される、少なくとも1種の官能基を有
するビニル重合体に対して、ジオール化合物とジイソシ
アネート化合物とを反応させることによる合成法;
【0012】一分子中に少なくとも1個のアゾ基と、イ
ソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、エポ
キシ基、アミノ基およびクロルカルボニル基より選択さ
れる、少なくとも1個の官能基を併有するアゾ化合物
と、反応性官能基を末端位に有するポリウレタンとの反
応によって得られる高分子アゾ開始剤を開始剤として、
少なくとも1種の重合性不飽和単量体を重合することに
よる合成法;
【0013】一分子中に少なくとも1個のアゾ基と、イ
ソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、アミ
ノ基およびクロルカルボニル基より選択される、少なく
とも1個の官能基とを併有するアゾ化合物と、ジオール
化合物と、ジイソシアネート化合物との反応によって得
られる高分子アゾ開始剤を開始剤として、少なくとも1
種の重合性不飽和単量体を重合することによる合成法;
【0014】一分子中に少なくとも1個のパーオキシゲ
ン基および少なくとも2個のウレタン結合を併有するポ
リメリックパーオキサイドを開始剤として、少なくとも
1種の重合性不飽和単量体を重合することによる合成
法;
【0015】アニオン重合により得られるポリマーアニ
オンに対し、ポリマーアニオンと反応して結合を形成す
る基を有するポリウレタンを反応させることによる合成
法;あるいは、カチオン重合により得られるポリマーカ
チオンに対し、ポリマーカチオンと反応して結合を形成
する基を有するポリウレタンを反応させることによる合
成法などが、特に代表的な例である。
【0016】ここで、末端位に(両末端位あるいは片末
端位に)水酸基、イソシアネート基、メルカプト基、カ
ルボキシル基、エポキシ基、アミノ基およびクロルカル
ボニル基より選択される、少なくとも1種の官能基を有
するビニル重合体は、たとえば、アゾビスシアノプロパ
ノール、アゾビスシアノペンタノール、アゾビスシアノ
ペンタン酸、アゾビスシアノペンタン酸クロライドまた
は2,2’−アゾビス[N−(4−アミノフェニル)−
2−メチルプロピオンアミド]などのアゾ基とその他の
種々の官能基とを有するアゾ化合物;あるいは、アゾビ
スシアノペンタン酸などのアゾカルボン酸より誘導され
るアゾカルボン酸アジド化合物を開始剤として、少なく
とも1種の重合性不飽和単量体を重合せしめるという方
法、
【0017】2,5−ジメチル−2,5−ビス(ハイド
ロパーオキシ)ヘキサンなどのパーオキシゲン基とその
他の種々の官能基とを有する有機過酸化物を開始剤とし
て、少なくとも1種の重合性不飽和単量体を重合せしめ
るという方法;
【0018】まず、アニオン重合によってビニルポリマ
ーアニオンを合成し、次いで、停止反応を利用して、末
端位に官能基を導入せしめることにより合成するという
方法;
【0019】まず、カチオン重合によってビニルポリマ
ーカチオンを合成し、次いで、停止反応を利用して、末
端位に官能基を導入せしめることにより合成するという
方法;あるいは、前記した水酸基やカルボキシル基など
の官能基を有するメルカプタンを連鎖移動剤として使用
し、ビニルモノマーを重合するという方法などによっ
て、得られるが、
【0020】さらには、末端位の官能基に対して2官能
性の化合物を反応せしめて、官能基の変換を行うという
こともまた、可能であって、たとえば、水酸基末端ビニ
ルポリマーに、ジイソシアネートを付加することによっ
て、イソシアネート末端ビニルポリマーへの変換を行な
うものであるとか、あるいは、カルボキシル基末端ビニ
ルポリマーに、グリシドールを付加することによって、
水酸基末端ビニルポリマーへの変換を行なうものである
とかが可能であり、種々の末端基含有ビニルポリマー
が、これらの方法によって得ることが出来るが、かかる
合成方法は、特に限定されるものではない。また、ここ
で言う高分子アゾ開始剤の合成法としては、たとえば、
アゾビスシアノペンタン酸あるいはアゾビスシアノペン
タン酸クロライドとポリウレタンジオールの反応で以て
合成するという方法であるとか;アゾビスシアノペンタ
ン酸より誘導されるアゾカルボン酸アジドを低温で分解
することによって合成されるアゾジイソシアネートとポ
リウレタンジオールとの反応で以て合成するという方法
であるとか;あるいは、2,2’−アゾビス[N−(4
−アミノフェニル)−2−メチルプロピオンアミド]の
如き、アゾ基とアミノ基とを併有する各種のアゾ化合物
と、ポリウレタンジイソシアネートとの反応で以て合成
するという方法などが、特に代表的な例であるが、決し
て、これらのもののみに限定されるものではない。
【0021】さらに、2,2’−アゾビス[N−(4−
アミノフェニル)−2−メチルプロピオンアミド]の如
き、アゾ基とアミノ基を有する各種の化合物と、ジオー
ル化合物と、ジイソシアネート化合物とを、反応させる
ことによって合成するとうことも可能であり、最終的に
得られるものが、アゾ基を有するポリウレタンであれば
よい。
【0022】さらに、ここで言うポリメリックパーオキ
サイドは、たとえば、2,5−ジメチル−2,5−ビス
(ハイドロパーオキシ)ヘキサンの1モルに対し、2モ
ルのアジピン酸ジクロライドを反応させることによって
得られる、両末端クロルカルボニル基含有パーオキサイ
ドに、ポリウレタンジオールを反応せしめるという方
法;あるいは、2モルのポリウレタンジオールに1モル
のアジピン酸ジクロライドを反応せしめたのち、過酸化
ナトリウムを反応せしめることによって合成するという
方法などが、特に代表的なものの例であるが、決して、
これらのもののみに限定されるものではない。
【0023】さらにまた、2,5−ジメチル−2,5−
ビス(ハイドロパーオキシ)ヘキサンの如き、水酸基と
パーオキシゲン基とを併有する各種の化合物や、過酸化
水素と、ジオール化合物と、ジイソシアネート化合物と
を、反応せしめることによって合成することも可能であ
り、最終的に得られるものが、パーオキシゲン基を有す
るポリウレタンであればよい。
【0024】また、アニオン重合により、アルカリ金
属、アルキルアルカリ、グリニャール試薬またはアルコ
ラートなどを開始剤として、重合性不飽和単量体を重合
せしめることによって得られるビニルポリマーアニオン
に対して、ポリウレタンジエポキシドや、ポリウレタン
ジカルボン酸クロライドや、ポリウレタンジイソシアネ
ートなどの、いわゆるアニオンと反応して結合を形成す
る基を含有するポリウレタンを反応させることにより合
成が可能である。
【0025】また、カチオン重合を駆使して、プロトン
酸、酸性ハロゲン化金属または有機金属化合物などをは
じめ、さらには、安定なるカルボニウム塩などを開始剤
として、重合性不飽和単量体を重合せしめることによっ
て得られるビニルポリマーカチオンに対して、ポリウレ
タンジカルボン酸ナトリウムの如き、各種のカチオン停
止基含有ポリウレタン類を反応せしめることによって
も、合成が可能である。
【0026】ここで、前記したアゾ開始剤、有機過酸化
物または高分子アゾ開始剤とか、ポリメリックパーオキ
サイドなどを開始剤として重合される、あるいは、アニ
オン重合またはカチオン重合において使用される、前記
した重合性不飽和単量体として特に代表的なもののみを
例示するにとどめれば、スチレン、α−メチルスチレ
ン、p−t−ブチルスチレンもしくはビニルトルエンの
如き、各種の芳香族ビニル系モノマー類;
【0027】メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレー
ト、i−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレー
ト、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレ
ート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート、ジブロモプロピル(メタ)アク
リレート、トリブロモフェニル(メタ)アクリレートも
しくはアルコキシアルキル(メタ)アクリレートの如
き、各種の(メタ)アクリレート類;
【0028】マレイン酸、フマル酸もしくはイタコン酸
の如き、各種の不飽和ジカルボン酸類と、1価アルコー
ル類とのジエステル類;酢酸ビニル、安息香酸ビニルも
しくは「ベオバ」(オランダ国シェル社製のビニルエス
テル類)の如き、各種のビニルエステル類;「ビスコー
ト 8F、8FM、17FM、3Fもしくは3FM」
〔大阪有機化学(株)製の含フッ素系アクリルモノマー
類〕、パーフルオロシクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ジ−パーフルオロシクロヘキシルフマレートまたは
N−i−プロピルパーフルオロオクタンスルホンアミド
エチル(メタ)アクリレートの如き、各種の(パー)フ
ルオロアルキル基含有−ビニルエステル類、−ビニルエ
ーテル類、−(メタ)アクリレート類ないしは−不飽和
ポリカルボン酸エステル類のような含フッ素重合性化合
物類;
【0029】あるいは、(メタ)アクリロニトリルの如
き、各種のシアノ基含有ビニル系モノマー類をはじめ、
さらには、エチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フ
ッ化ビニルもしくはフッ化ビニリデンの如き、(ハロゲ
ン置換)オレフィン類のような官能基を持たない、各種
のビニル系モノマー類;(メタ)アクリルアミド、ジメ
チル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)
アクリルアミド、N−オクチル(メタ)アクリルアミ
ド、ジアセトンアクリルアミド、ジメチルアミノプロピ
ルアクリルアミドもしくはアルコキシ化Nーメチロール
化(メタ)アクリルアミド 類の如き、各種のアミド結
合含有ビニル系モノマー類;
【0030】各種のジアルキル〔(メタ)アクリロイロ
キシアルキル〕ホスフェート類、各種の(メタ)アクリ
ロイロキシアルキルアシッドホスフェート類、各種のジ
アルキル〔(メタ)アクリロイロキシアルキル〕ホスフ
ァイト類または各種の(メタ)アクリロイロキシアルキ
ルアシッドホスファイト類などをはじめ、さらには、上
記した(メタ)アクリロイロキシアルキルアシッドホス
フェート類の、またはアシッドホスファイト類の−アル
キレンオキシド付加物、あるいは、グリシジル(メタ)
アクリレートやメチルグリシジル(メタ)アクリレート
のような、いわゆるエポキシ基含有ビニル系モノマー類
と、リン酸ないしは亜リン酸またはこれらの酸性エステ
ル類とのエステル化合物とか;さらには、3−クロロ−
2−アシッドホスホキシプロピル(メタ)アクリレート
などのような、各種のリン原子含有ビニル系モノマー
類;
【0031】ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
トもしくはジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート
の如き、各種のジアルキルアミノアルキル(メタ)アク
リレート類;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、ジ−2−ヒドロキシエチルフ
マレート、モノ−2−ヒドロキシエチルモノブチルフマ
レートまたはポリプロピレングリコール、あるいは、ポ
リエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、「プ
ラクセルFMもしくはFAモノマー」〔ダイセル化学
(株)製のカプロラクトン付加モノマー類〕の如き、各
種のα,β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキシ
アルキルエステル類、またはこれらとε−カプロラクト
ンとの付加物類;
【0032】(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸もしくはシトラコン酸の如
き、各種の不飽和モノ−ないしはジカルボン酸類をはじ
め、これらのジカルボン酸類と、1価アルコール類との
モノエステル類のような、各種のα,β−エチレン性不
飽和カルボン酸類、または前記した各種のα,β−エチ
レン性不飽和カルボン酸ヒドロキシアルキルエステル類
と、マレイン酸、コハク酸、フタル酸、ヘキアヒドロフ
タル酸、テトラヒドロフタル酸、ベンゼントリカルボン
酸、ベンゼンテトラカルボン酸、「ハイミック酸」〔日
立化成工業(株)製品〕、テトラクロルフタル酸もしく
はドデシニルコハク酸の如き、各種のポリカルボン酸の
無水物類との付加物のような、種々の不飽和カルボン酸
類と;「カージュラ E」(シェル社製の、分岐状合成
樹脂脂肪酸のグリシジルエステル類)、やし油脂肪酸グ
リシジルエステルもしくはオクチル酸グリシジルエステ
ルの如き、各種の1価のカルボン酸のモノグリシジルエ
ステル類、またはブチルグリシジルエーテル、エチレン
オキシドないしはプロピレンオキシドの如き、各種のモ
ノエポキシ化合物類との付加物、あるいは、これらとε
−カプロラクトンとの付加物類;
【0033】ヒドロキシビニルエーテルの如き、各種の
水酸基含有モノマー類;2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−
ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキ
シブチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジ−2−ヒドロ
キシエチルフマレート、モノ−2−ヒドロキシエチル−
モノブチルフマレートもしくはポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレートの如き、各種のα,β−不飽
和カルボン酸ヒドロアルキルエステル類と、マイレン
酸、こはく酸、フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、テト
ラヒドロフタル酸、ベンゼントリカルボン酸、ベンゼン
テトラカルボン酸、「ハイミック酸」、テトラクロルフ
タル酸もしくはドデシニルこはく酸の如き、各種のポリ
カルボン酸の無水物類との付加物のような種々のカルボ
キシル基含有モノマー類;
【0034】ビニルエトキシシラン、α−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、トリメチルシロキシエ
チル(メタ)アクリレート、「KR−215もしくはX
−22−5002」〔信越化学工業(株)製品〕の如
き、各種のシリコン系モノマー類などである。
【0035】そのさい、アニオン重合およびカチオン重
合において、アニオン停止基またはカチオン停止基を有
するモノマー類は、これらのアニオン停止基またHカチ
オン停止基をブロックするなどの処理を行ったのちに、
使用されるのは勿論のことである。
【0036】たとえば、水酸基含有モノマー類やカルボ
キシル基含有モノマー類などは、トリメチルシリル基な
どでブロックしたのちに、重合に用いることが推奨され
る。ここで、磁気記録媒体の分散性を向上するために、
前掲された如きカルボキシル基含有モノマー類またはそ
れらの塩類や、パラスチレンスルホン酸、2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スルホン酸エ
チル(メタ)アクリレートまたはそれらの塩類、あるい
は、前掲された如きリン酸基含有モノマー類またはそれ
らの塩類のような、各種のスルホン酸基、スルホン酸塩
基、カルボキシル基、カルボン酸塩基、リン酸基、リン
酸塩基、亜リン酸基、亜リン酸塩基、次亜リン酸基およ
び次亜リン酸塩基よりなる群から選ばれる、少なくとも
1種の基を有するモノマー類の利用が、有効である。
【0037】さらに、ここで言う塩類とは、カリウムも
しくはナトリウムの如き、各種のアルカリ金属などとの
塩類をはじめ、トリメチルアミン、トリエチルアミン、
N-メチルモリホリン、アンモニア、モノメチルアミン
もしくはモノブチルアミンの如き、各種のモノアルキル
アミン類や、ジメチルアミンもしくはジブチルアミンの
如き、各種のジアルキルアミン類や、モルホリンの如
き、各種の脂環族アミン類や、アニリンもしくはトルイ
ジンの如き、各種の芳香族アミンなどとのアミン塩類、
あるいは、テトラアルキルアンモニウムハライドやテト
ラアルキルアンモニウムハイドロキサイドなどを反応さ
せることによって得られるような4級アンモニウム塩類
などを指称するものである。
【0038】これらのスルホン酸塩基、カルボン酸塩
基、リン酸塩基、亜リン酸塩基および次亜リン酸塩基よ
りなる群から選ばれる、少なくとも1種の塩基を有する
ブロック共重合体は、塩基含有化合物の利用による高分
子アゾ開始剤の合成時に、ポリメリックパーオキサイド
の合成時に、塩基含有モノマーの利用による末端官能基
含有ポリマーまたはブロック共重合体の合成時におい
て、あるいは、高分子アゾ開始剤、ポリメリックパーオ
キサイドまたはブロック共重合体の合成過程あるいは合
成後において、反応を通して塩基にするなどの種々の処
理・操作によって得られるが、そうした手法は、特に限
定されるものではない。
【0039】また、前記したジオール化合物とは、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、3−メチル−1,5−ペンタジオール、ネオペ
ンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、2,
2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル
−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル
−1,3−ヘキサンジオール、2,2−ジメチル−3−
ハイドロキシプロピル−2,2−ジメチル−3−ハイド
ロキシプロピオネートもしくは12−ヒドロキシステア
リルアルコール、あるいは、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリヘキサメチレングリコ
ールもしくはポリエステルジオールなどを指称するもの
であり、
【0040】ゲル化させない程度での、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタ
エリスリトールもしくは水添ビスフェノールAの如き、
各種のポリオール類の使用も可能であるし、さらには、
ビスフェノールAまたはポリエステルポリオールなどの
使用も可能である。
【0041】さらに、前述したポリエステルポリオール
として特に代表的なもののみを例示するに留めれば、前
掲された如き各種のジ−ないしはポリオール化合物と、
イソフタル酸、テレフタル酸、(無水)フタル酸、(無
水)テトラヒドロフタル酸、(無水)ヘキサヒドロフタ
ル酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸、フマル
酸、マレイン酸、こはく酸またはアゾピン酸の如き、各
種のジ−ないしはポリカルボン酸(無水物)との脱水縮
合によって得られる水酸基含有ポリエステル樹脂(油変
性タイプをも含む。)および/またはε−カプロラクト
ンまたはバレロラクトンの如き各種のラクトン化合物の
開環重合によって得られる水酸基含有ポリエステル樹脂
などであり、いずれも、公知慣用の反応法によって得ら
れるものなどである。
【0042】特に、磁気記録媒体の分散性を向上させる
ために、ジメチロールプロピオン酸、ジメチロールプロ
ピオン酸ナトリウム、ジメチロールプロピオン酸−テト
ラメチルアンモニウム塩の如き、各種のカルボキシル基
含有ジオールないしはカルボン酸塩基含有ジオール類;
2−スルホン酸−1,4−ブタンジオール、1−スルホ
ン酸−1,4−ブタンジオール、3−スルホン酸−2,
5−ジメチル−3−ヘキセン−2,5−ジオール、2−
スルホナトリウム−1,4−ブタンジオール、1−スル
ホナトリウム−1,4−ブタンジオール、3−スルホナ
トリウム−2,5−ジメチル−3−ヘキセン−2,5−
ジオール、2,5−ジスルホカリウム−3,4−ヘキサ
ンジオール、3−スルホカリウム−1,5−ペンタンジ
オールの如き、各種のスルホン酸基含有ジオールないし
はスルホン酸塩基含有ジオール類;または2−リン酸−
1,4−ブタンジオール、2−リン酸ナトリウム−1,
4−ブタンジオールの如き、各種のリン酸基含有ジオー
ルないしはリン酸塩基含有ジオールなどを使用すること
が出来る。
【0043】また、ジイソシアネート化合物として特に
代表的なもののみを例示するにとどめれば、イソホロン
ジイソシアネート、メチルシクロ−ヘキサン−2,4−
ジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−2,6−ジ
イソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキ
シルイソシアネート)、1,3−ジ(イソシアネートメ
チル)シクロヘキサン、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルシク
ロヘキサンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
トもしくはキシレンジイソシアネートの如き、各種のジ
イソシアネート類であり、ゲル化させない程度での、こ
れらの各ジイソシアネート類と、グリセリン、トリメチ
ロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトールもしくはジペンタエリスリトールの如き、各種
の多価アルコール類、またはイソシアネート基と反応し
うる官能基を有する、たとえば、500〜1,500程
度の数平均分子量を持った、極めて分子量の低いポリエ
ステル化合物との付加物の如き、ポリイソシアネート化
合物の使用もまた可能である。
【0044】ここで言う片末端位あるいは両末端位に水
酸基、イソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
基、エポキシ基、アミノ基およびクロルカルボニル基よ
りなる群から選択される、少なくとも1種の官能基と反
応しうる官能基を有するポリウレタンとは、前掲された
如き、各種のジオール化合物と、前掲された如き、各種
のジイソシアネート化合物との反応により得られるよう
なポリウレタンジオール;
【0045】ポリウレタンジイソシアネートまたはポリ
ウレタンジオールの1モルに対して、2モルのジカルボ
ン酸を反応させることにより得られるようなポリウレタ
ンジカルボン酸;ポリウレタンジイソシアネートの1モ
ルに対して、2モルのジアミンを反応させることにより
得られるようなポリウレタンジアミン;あるいは、ポリ
ウレタンジカルボン酸にチオニルクロライドを反応させ
ることにより得られるようなポリウレタンジカルボン酸
ジクロライドなどを指称するものである。
【0046】なお、これらのポリウレタンの合成時にお
いて、鎖伸長剤として、エチレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレ
ンペンタミン、ビスアミノプロピルアミンまたは4−ア
ミノメチル−1,8−ジアミノオクタンの如き、各種の
ポリアミン化合物を使用してもよいことは、勿論であ
る。
【0047】さらに、ここで、必要に応じて使用される
ポリウレタンとは、前記された如き各種のジイソシアネ
ート類またはポリイソシアネート類と、前掲された如
き、各種の低分子ジオール化合物あるいはポリエステル
ジオール、ポリエステルポリオールまたはポリエーテル
の如き、各種のオリゴジオールないしはオリゴポリオー
ルまたはポリマージオールあるいはポリマーポリオール
との付加反応により得られるようなものであり、
【0048】たとえば、アジピン酸やフタル酸などと、
ネオペンチルグリコールなどとから合成される、分子量
が600程度のオリゴポリエステル類と、トリレンジイ
ソシアネートとの反応によって得られるものなどであ
る。
【0049】ここで、使用量は特に限定されるものでは
ないが、通常、ブロック共重合体成分の100部に対し
て、0〜500部なる割合で以て使用される。物性のバ
ランス面からすれば、特に好ましくは、20〜100部
の範囲で使用される。
【0050】また、必要に応じて使用されるポリイソシ
アネートとは、特に限定されるものではないが、ポリイ
ソシアネートが適当であり、具体的には、「バーノック
D−750」または「クリスボン NX」〔以上は、
大日本インキ化学工業(株)製品〕、「デスモデュール
L」〔住友バイエル(株)製品)、「コロネートL」
〔日本ポリウレタン(株)製品〕、「タケネート D−
102」〔武田薬品(株)製品〕、「バーノック D−
950」〔大日本インキ化学工業(株)製品〕、「デス
モデュール R」または「デスモジュール RF」〔以
上、住友バイエル(株)製品〕の如きポリイソシアネー
ト樹脂、あるいは前記のジイソシアネート化合物などが
用いられる。
【0051】前記ブロック共重合体とポリイソシアネー
トとの比率は、特に限定されるものではないが、好まし
くは、前記ブロック共重合体の100重量部に対して、
上掲された如きポリイソシアネートを0〜200重量部
なる割合で以て使用されるが、特に好ましくは、3〜4
0重量部となる割合で以て加え、硬化させることによっ
て、硬化後のウレタン樹脂の機械的強度、耐摩耗性、耐
湿熱性、耐溶剤性ならびに基材との密着性などを向上せ
しめることが出来る。
【0052】本発明の磁性塗料は、かくして得られるブ
ロック共重合体をはじめ、磁性粉末、ポリウレタンおよ
び塗布用溶剤を必須の成分として用いて得られるが、さ
らに必要に応じて、分散剤、潤滑剤、研摩剤または帯電
防止剤などを混合せしめてもよいことは、勿論である。
【0053】ここにおいて、上記した磁性粉末として特
に代表的なもののみを例示するに止めれば、γ−フェラ
イト、コバルトγ−フェライト、バリウム−フェライ
ト、金属鉄およびその合金類(いわゆるメタル粉)など
であるし、上記塗布用溶剤として特に代表的なもののみ
を例示するに止めれば、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン
の如き、各種のケトン類;
【0054】メタノール、エタノール、プロパノールも
しくはブタノールの如き、各種のアルコール類;酢酸エ
チル、酢酸ブチルもしくはエチレングリコールモノアセ
テートの如きエステル類;エチレングリコールジメチル
エーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテルもし
くはジオキサンの如き、各種のエーテル類;ベンゼン、
トルエンもしくはキシレンの如き、各種の芳香族炭化水
素類;
【0055】メチレンクロライド、四塩化炭素もしくは
クロロホルムの如き、各種のハロゲン化炭化水素類;ま
たはジメチルホルムアミド、スルホランもしくはN−メ
チルピロリドンの如き、各種の非プロトン性極性溶剤な
どであるが、勿論、ブロック共重合体を合成する際に使
用される溶剤であってもよい。
【0056】また、上記分散剤として特に代表的なもの
のみを例示するにとどめれば、カプリル酸、カプリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイ
ン酸、エライジン酸、リノール酸もしくはリノレン酸の
如き、炭素原子が12〜18個なる脂肪酸;またはかか
る脂肪酸のアルカリ金属またはアルカリ土類金属からな
る金属石鹸;あるいはレシチンなどである。
【0057】さらに、上記潤滑剤として特に代表的なも
ののみを例示するにとどめれば、シリコンオイル、カー
ボンブラックまたはグラファイトなどである。さらにま
た、上記研摩材としては、一般に使用されているような
ものであればよく、具体的には、溶融アルミナ、炭化珪
素酸化クロム、ダイヤモンド、人工ダイヤモンドまたは
ザクロ石などが特に代表的なものとして挙げられる。
【0058】そして、上記帯電防止剤として特に代表的
なもののみを例示するにとどめれば、グラファイトもし
くはカーボンブラックの如き導電性粉末;サポニンの如
き天然界面活性剤;アルキレンオキシド系、グリセリン
系ないしはグリシドール系の如きノニオン界面活性剤;
高級アルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類もしく
はスルホニウム類の如きカチオン界面活性剤;カルボン
酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基ないしは燐酸エ
ステル基の如き酸性基を含むアニオン界面活性剤;また
はアミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコール
の硫酸もしくは燐酸エステル類の如き両性界面活性剤な
どである。
【0059】なお、上記ブロック共重合体に対しては、
通常、用いられている塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、
繊維素系樹脂、塩化ビニル重合体、ポリビニルブチラー
ル系樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、塩化ビニルプロ
ピオン酸ビニル系共重合体、エポキシ樹脂またはフェノ
キシ樹脂のような市販品を併用して使用することも可能
である。
【0060】また、本発明の被塗装物品としては、特に
限定はないが、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レン−2,6−ナフタレートの如き、各種のポリエステ
ル類、ポリプロピレンの如き、各種のポリオレフィン
類、セルローストリアセテート、セルロースジアセテー
トの如き、各種のセルロース誘導体、ポリカーボネー
ト、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリスチレン、ア
クリル樹脂、Cu、Al、Znの如き、各種の金属、ガ
ラス、磁器、陶器の如き、各種のセラミックとか、紙な
どであって、使用される形態として、特に限定はない
が、テープ、シート、カード、ディスクまたはドラムの
如き、各種の形態で以て使用される。
【0061】こうした被塗装物品に対する、塗布方法と
しては、特に限定されるものではないが、エアードクタ
ーコート、ブリードコート、エアーナイフコート、スク
イズコート、含浸コート、リバースロールコート、トラ
ンスファーロールコート、グラビアコート、キスコー
ト、キャスコートまたはスプレーコートなどが挙げられ
る。
【0062】本発明において用いられる、以上のように
して得られるブロック共重合体は、とりわけ、顔料分散
性、耐湿熱性、耐摩耗性、流動性ならびに永久伸びの如
き、種々の諸物性に優れているものであるために、磁気
記録媒体の結合剤以外の用途にも用いることが出来る。
【0063】たとえば、各種印刷インキ、磁性ゴム、各
種塗料、導電性樹脂または接着剤などが、その最たるも
のとして挙げられる。
【0064】
【実施例】次に、本発明を参考例、実施例および比較例
により、一層、具体的に説明するが、以下において、部
および%は特に断りのない限り、すべて重量基準である
ものとする。
【0065】参考例 1(ポリウレタンジイソシアネー
トの合成例) 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた四ツ口フラス
コに、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオ
ールの464部およびシクロヘキサノンの1000部、
ジブチル錫ジオクテートの0.3部を仕込み、ヘキサメ
チレンジイソシアネートの536部を徐々に滴下しなが
ら、80℃まで昇温し、同温度で10時間反応を続け
た。得られた樹脂は、イソシアネート基量が、0.48
mmol/g(固形分)で、不揮発分が50%で、か
つ、数平均分子量が4,200なるポリウレタンジイソ
シアネートであった。
【0066】参考例 2(ポリウレタンジカルボン酸ナ
トリウムの合成例) 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた四ツ口フラス
コに、「PTMG 650」〔三洋化成(株)製のポリ
テトラメチレングリコール;分子量=650)〕の64
4部、ネオペンチルグリコールの26部、メチルエチル
ケトンの1,000部およびジブチル錫ジオクテートの
0.3部を仕込み、イソホロンジイソシアネートの33
0部を徐々に滴下しながら、80℃まで昇温し、同温度
で10時間反応を続けたのち、グリコール酸の34部お
よびシクロヘキサノンの34部を加えて、さらに5時
間、反応を続けた。
【0067】得られた樹脂は、カルボキシル基量が、
0.44mmol/g(固形分)で、かつ、数平均分子
量が4,500なるポリウレタンジカルボン酸であっ
た。次いで、前記ポリウレタンジカルボン酸溶液に、
0.018部の水酸化ナトリウムを反応させて中和した
のち、減圧蒸留により濃縮後、減圧乾燥することによっ
て、ポリウレタンジカルボン酸ナトリウムを得た。
【0068】参考例 3(ポリウレタンジオールの合成
例) 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた四ツ口フラス
コに、1,6−ヘキサンジオールの341部、ジメチロ
ールプロピオン酸の19部、ジブチル錫ジオクテートの
0.3部およびメチルエチルケトンの1000部を仕込
み、イソホロンジイソシアネートの640部を徐々に加
えることにより、80℃まで昇温し、15時間反応を続
けたのち、減圧蒸留によって、溶剤を除去濃縮せしめて
から、さらに減圧乾燥することによって、水酸基量が、
0.95mmol/g(固形分)で、かつ、数平均分子
量が2,100なR4ポリウレタンジオールを得た。
【0069】参考例 4(ポリウレタンの調製例) 温度計、攪拌機およびエア・コンデンサーを備えた反応
容器に、アジピン酸の1,218部および1,4−ブチ
レングリコールの720部を仕込んで、140℃で1時
間反応せしめ、次いで、2時間を要して徐々に220℃
まで昇温し、同温度で6時間反応せしめて、酸価が2
で、かつ、水酸基価が59なるポリエステル樹脂を得
た。
【0070】次いで、得られたポリエステル樹脂の92
1部、シクロヘキサンノンの6,000部、ジメチルホ
ルムアミドの400部およびトリレンジイソシアネート
の79部を仕込み、80℃で10時間反応を続けた。得
られたポリウレタン樹脂の数平均分子量は30,000
であった。
【0071】参考例 5(同上) 参考例4と同様の反応容器に、アジピン酸の522部、
イソフタル酸の498部、テレフタル酸の664部、エ
チレングリコールの186部、ネオペンチルグリコール
の416部および1,4−ブチレングリコールの360
を仕込んで、140℃で1時間反応せしめ、次いで、2
時間を要して徐々に220℃まで昇温し、同温度で6時
間反応せしめて、酸価が3で、かつ、水酸基価が45な
るポリエステル樹脂を得た。
【0072】次いで、このポリエステル樹脂の939
部、メチルエチルケトンの600部、ジメチルホルムア
ミドの400部およびトリレンジイソシアネートの61
部を仕込み、80℃で10時間反応を続けた。得られた
ポリウレタン樹脂の数平均分子量は31,500であっ
た。
【0073】参考例 6(ブロック共重合体の調製例) 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた四ツ口フラス
コに、トルエンの400部およびシクロヘキサノンの1
00部を仕込み、80℃に昇温して、ここにスチレンの
250部、メタクリル酸メチルの295部、2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の5部および
2,2’−アゾビス(2−シアノプロパノール)の25
部からなる混合液を、4時間に亘って滴下し、滴下終了
後も、同温度に10時間のあいだ保持して重合反応を続
行させたのち、参考例1で得られたポリウレタンジイソ
シアネート溶液の1,000部を加えることにより、数
平均分子量が21,000なるポリウレタン−アクリル
樹脂ブロック共重合体の、不揮発分が50%で、かつ、
25℃におけるガードナー粘度がU−Vなる溶液が得ら
れた。
【0074】参考例 7(同上) 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた四ツ口フラス
コに、アゾビスシアノペンタン酸クロライドの76部お
よびクロロホルムの200部を仕込み、氷冷後、参考例
3で得られたポリウレタンジオールの1,000部、ク
ロロホルムの1,000部およびトリエチルアミンの5
0部を加えたのち、35℃に昇温し、10時間反応を続
けた。
【0075】次いで、イオン交換水で洗浄することによ
り、トリエチルアミンの塩酸塩を除去後、減圧乾燥する
ことにより、高分子アゾ開始剤を得た。さらに、温度
計、攪拌機および還流冷却器を備えた四ツ口フラスコ
に、トルエンの400部、ジメチルホルムアミドの10
0部およびシクロヘキサノンの200部を仕込み、80
℃に昇温して、ここにスチレンの190部、メタクリル
酸メチルの250部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ルの50部、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸の10部、前記の高分子アゾ開始剤の500
部およびシクロヘキサノンの300部からなる混合液
を、4時間に亘って滴下し、滴下終了後も、同温度に2
0時間のあいだ保持して重合反応を続行させた処、数平
均分子量が18,500なるポリウレタン−アクリル樹
脂ブロック共重合体の、不揮発分が50%で、かつ、2
5℃におけるガードナー粘度がW−Xなる溶液が得られ
た。
【0076】参考例 8(同上) 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた四ツ口フラス
コに、2,5−ジメチル−2,5−ジハイドロパーオキ
シヘキサンの53部、ジブチル錫ジラウレートの0.5
部およびシクロヘキサノンの600部を仕込み、氷冷
下、ヘキサメチレンジイソシアネートの549部を加え
た。その後、25℃に昇温し、3時間反応を続けた。そ
の後、ジプロピレングリコールの398部およびシクロ
ヘキサノンの400部を加えることにより、数平均分子
量が18,000で、不揮発分が50%で、かつ、25
℃におけるガードナー粘度がZなるポリメリックパーオ
キサイド溶液が 得られた。
【0077】さらに、温度計、攪拌機および還流冷却器
を備えた四ツ口フラスコに、トルエンの400部および
シクロヘキサノンの100を仕込み、90℃に昇温し
て、ここにスチレンの200部、メタクリル酸メチルの
100部、メタクリル酸n−ブチルの85部、2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の15部お
よび、前記のポリメリックパーオキサイド溶液の1,0
00部からなる混合液を、4時間に亘って滴下し、滴下
終了後も、同温度に20時間のあいだ保持して重合反応
を続行させた処、数平均分子量が25,000なるポリ
ウレタン−アクリル樹脂ブロック共重合体の、不揮発分
が50%で、かつ、25℃におけるガードナー粘度がZ
1 なる溶液が得られた。
【0078】参考例 9(同上) 温度計、攪拌機および還流冷却器を備えた四ツ口フラス
コに、参考例1で得られたポリウレタンジイソシアネー
トの500部を仕込み、グリシドールの8.9部および
シクロヘキサノンの8.9部を加えたのち、80℃に昇
温し、5時間反応を続けた。その後、ヘキサンに沈澱さ
せることにより溶剤を除去したのち、樹脂を減圧乾燥さ
せた。得られた樹脂は、エポキシ基量が0.48mmo
l/g(固形分)で、数平均分子量が4,300のポリ
ウレタンジエポキシドであった。
【0079】次に、温度計、気密攪拌機および上部に3
方コックを備え付けた三ツ口フラスコを、0.5mmH
g、100℃で乾燥したのち、精製窒素を満たして常圧
に戻した。
【0080】その後、脱水精製したベンゼンの300部
およびメタクリル酸メチルの100部を滴下ロートよ
り、フラスコ内に仕込んでから、攪拌しながら、n−ブ
チルリチウムの1.5部を加え、2時間反応を続けたの
ち、滴下ロートより、前記のポリウレタンジエポキシド
の50.5部および精製テトラヒドロフランの300部
を加え、2時間攪拌を続けた。得られた溶液をメタノー
ルに沈澱後、乾燥することにより、数平均分子量が1
5,000なるポリウレタン−アクリル樹脂ブロック共
重合体を得た。
【0081】参考例 10(同上) 温度計、気密攪拌機および上部に3方コックを備え付け
た三ツ口フラスコを、0.5mmHg、100℃で乾燥
したのち、精製窒素を満たし常圧に戻してから、脱水精
製した塩化メチレンの300部、エチレングリコールの
0.59部およびスチレンの104部を滴下ロートよ
り、フラスコ内に仕込み、ドライアイス−メタノール浴
により、−78℃に冷却した。その後、攪拌しながら、
三ふっ化ほう素の1.3部を加え、2時間反応を続けた
のち、滴下ロートより、参考例2で得られたポリウレタ
ンジカルボン酸ナトリウムの172部と、精製塩化メチ
レンの200部とを加え、2時間攪拌を続けた。
【0082】次いで、得られた溶液をメタノールに沈澱
し、さらにイオン交換水で洗浄したのち、乾燥せしめる
ことにより、数平均分子量が16,000なるポリウレ
タン−ポリスチレンブロック共重合体を得た。
【0083】実施例 1 参考例6で得られたブロック共重合体の100部、メチ
ルエチルケトンの738部、Fe−Ni合金磁性粉の2
50部、カーボンブラックの8.6部および潤滑剤の
3.5部の混合物を、ボールミル中で48時間練肉した
のち、「バーノック D−750」〔大日本インキ化学
工業(株)製の、低分子量ポリイソシアネート〕を1
4.3部添加し、さらに1時間のあいだ練肉して、厚さ
が10ミクロン(μm)なるポリエチレンテレフタレー
ト基体フィルム上に、乾燥後の厚みが8ミクロンとなる
ように塗布し、乾燥し、カレンダー処理せしめ、所望の
幅に裁断せしめて、磁気記録テープを作製した。
【0084】次いで、得られた磁気テープについて、以
下のような試験を行なって、諸性能の評価をした。
【0085】[磁気テープの光沢試験]カレンダー処理
前の各磁気テープの磁性面を、デジタル変角光沢計を用
いて、入射角を45度とし、反射角を45度として測定
した。
【0086】「磁気テープの耐湿熱耐久性試験]得られ
た各磁気テープを、70℃で、かつ、相対湿度が95%
なる条件下に2週間保存し、さらに、常温に24時間の
あいだ放置したのち、ビデオテープレコーダーで走行テ
ストを行なって評価をした。
【0087】○………繰り返し走行に問題のないもの △………僅かに、走行ムラのあるもの ×………テープの粘着が激しくて、走行停止が認められ
るもの
【0088】[磁気テープの耐摩耗性試験]得られた磁
気テープの磁性面を、テーバー式摩耗試験機を用いて、
磁性層が脱落するまでの回数を測定した。
【0089】[磁気テープの表面平滑性]目視により判
定した。 実施例 2〜7ならびに比較例 1および2 第1表(1)および(2)に示した配合条件で、実施例
1と同様の方法で、磁気テープを作製し、評価を行なっ
た。
【0090】
【表1】
【0091】《第1表の脚注》 (註1)ユニオンカーバイド社製の塩化ビニル-酢酸ビ
ニル共重合体 (註2)大日本インキ化学工業(株)製のポリイソシア
ネート樹脂
【0092】
【表2】
【0093】
【表3】
【0094】
【表4】
【0095】
【発明の効果】第1表に示されるように、本発明は、か
くして得られるブロック共重合体を用いることにより、
良好なる磁気記録媒体分散性ならびに磁気記録媒体の表
面平滑性、耐久性および耐摩耗性などが、大幅に向上し
た、極めて実用性の高い磁性塗料を与えるものであり、
加えて、当該磁性塗料の塗装物品を与えるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08G 81/02 NLV 7142−4J

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソシ
    アネート基、メルカプト基、カルボキシル基、エポキシ
    基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少な
    くとも1種の官能基を有するビニル重合体とその官能基
    と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端に有するポ
    リウレタンの反応により得られるポリウレタンセグメン
    トおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロック
    共重合体と磁性粉末とを、必須成分として、含有するこ
    とを特徴とする、磁性塗料。
  2. 【請求項2】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソシ
    アネート基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ
    基、クロルカルボニル基より選択される少なくとも1種
    の官能基を有するビニル重合体とジオール化合物とジイ
    ソシアネート化合物の反応により得られるポリウレタン
    セグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有する
    ブロック共重合体と磁性粉末とを、必須成分として、含
    有することを特徴とする、磁性塗料。
  3. 【請求項3】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基およ
    びイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、
    エポキシ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択さ
    れる少なくとも1個の官能基を有するアゾ化合物とその
    官能基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端に有
    するポリウレタンの反応により得られる高分子アゾ開始
    剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性不飽和単量
    体を重合することにより得られるポリウレタンセグメン
    トおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロック
    共重合体と磁性粉末とを、必須成分として、含有するこ
    とを特徴とする、磁性塗料。
  4. 【請求項4】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基およ
    びイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、
    アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少なくと
    も1個の官能基を有するアゾ化合物とジオール化合物と
    ジイソシアネート化合物の反応により得られる高分子ア
    ゾ開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性不飽
    和単量体を重合することにより得られるポリウレタンセ
    グメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブ
    ロック共重合体と磁性粉末とを、必須成分として、含有
    することを特徴とする、磁性塗料。
  5. 【請求項5】 一分子中に少なくとも1個のパーオキシ
    ゲン基および少なくとも2個のウレタン結合を有するポ
    リメリックパーオキサイドを開始剤として、少なくとも
    1種の重合性不飽和単量体を重合することにより得られ
    るポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セグメン
    トを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とを、必須
    成分として、含有することを特徴とする、磁性塗料。
  6. 【請求項6】 アニオン重合により得られるポリマーア
    ニオンに対し、ポリマーアニオンと反応し、結合を形成
    する基を有するポリウレタンを反応させることにより得
    られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セグ
    メントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とを、
    必須成分として、含有することを特徴とする、磁性塗
    料。
  7. 【請求項7】 カチオン重合により得られるポリマーカ
    チオンに対し、ポリマーカチオンと反応し、結合を形成
    する基を有するポリウレタンを反応させることにより得
    られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セグ
    メントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とを、
    必須成分として、含有することを特徴とする、磁性塗
    料。
  8. 【請求項8】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソシ
    アネート基、メルカプト基、カルボキシル基、エポキシ
    基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少な
    くとも1種の官能基を有するビニル重合体とその官能基
    と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端に有するポ
    リウレタンの反応により得られるポリウレタンセグメン
    トおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロック
    共重合体と磁性粉末とポリウレタンとを、必須成分とし
    て、含有することを特徴とする、磁性塗料。
  9. 【請求項9】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソシ
    アネート基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ
    基、クロルカルボニル基より選択される少なくとも1種
    の官能基を有するビニル重合体とジオール化合物とジイ
    ソシアネート化合物の反応により得られるポリウレタン
    セグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有する
    ブロック共重合体と磁性粉末とポリウレタンとを、必須
    成分として、含有することを特徴とする、磁性塗料。
  10. 【請求項10】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、エポキシ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選
    択される少なくとも1個の官能基を有するアゾ化合物と
    その官能基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端
    に有するポリウレタンの反応により得られる高分子アゾ
    開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性不飽和
    単量体を重合することにより得られるポリウレタンセグ
    メントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロ
    ック共重合体と磁性粉末とポリウレタンとを、必須成分
    として、含有することを特徴とする、磁性塗料。
  11. 【請求項11】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少な
    くとも1個の官能基を有するアゾ化合物とジオール化合
    物とジイソシアネート化合物の反応により得られる高分
    子アゾ開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性
    不飽和単量体を重合することにより得られるポリウレタ
    ンセグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有す
    るブロック共重合体と磁性粉末とポリウレタンとを、必
    須成分として、含有することを特徴とする、磁性塗料。
  12. 【請求項12】 一分子中に少なくとも1個のパーオキ
    シゲン基および少なくとも2個のウレタン結合を有する
    ポリメリックパーオキサイドを開始剤として、少なくと
    も1種の重合性不飽和単量体を重合することにより得ら
    れるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セグメ
    ントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポリウ
    レタンとを、必須成分として、含有することを特徴とす
    る、磁性塗料。
  13. 【請求項13】 アニオン重合により得られるポリマー
    アニオンに対し、ポリマーアニオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポ
    リウレタンとを、必須成分として、含有することを特徴
    とする、磁性塗料。
  14. 【請求項14】 カチオン重合により得られるポリマー
    カチオンに対し、ポリマーカチオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポ
    リウレタンとを、必須成分として、含有することを特徴
    とする、磁性塗料。
  15. 【請求項15】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソ
    シアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、エポキ
    シ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少
    なくとも1種の官能基を有するビニル重合体とその官能
    基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端に有する
    ポリウレタンの反応により得られるポリウレタンセグメ
    ントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロッ
    ク共重合体と磁性粉末とポリイソシアネートを、必須成
    分として、含有することを特徴とする、磁性塗料。
  16. 【請求項16】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソ
    シアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ
    基、クロルカルボニル基より選択される少なくとも1種
    の官能基を有するビニル重合体とジオール化合物とジイ
    ソシアネート化合物の反応により得られるポリウレタン
    セグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有する
    ブロック共重合体と磁性粉末とポリイソシアネートを、
    必須成分として、含有することを特徴とする、磁性塗
    料。
  17. 【請求項17】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、エポキシ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選
    択される少なくとも1個の官能基を有するアゾ化合物と
    その官能基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端
    に有するポリウレタンの反応により得られる高分子アゾ
    開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性不飽和
    単量体を重合することにより得られるポリウレタンセグ
    メントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロ
    ック共重合体と磁性粉末とポリイソシアネートを、必須
    成分として、含有することを特徴とする、磁性塗料。
  18. 【請求項18】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少な
    くとも1個の官能基を有するアゾ化合物とジオール化合
    物とジイソシアネート化合物の反応により得られる高分
    子アゾ開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性
    不飽和単量体を重合することにより得られるポリウレタ
    ンセグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有す
    るブロック共重合体と磁性粉末とポリイソシアネート
    を、必須の成分として、含有することを特徴とする、磁
    性塗料。
  19. 【請求項19】 一分子中に少なくとも1個のパーオキ
    シゲン基および少なくとも2個のウレタン結合を有する
    ポリメリックパーオキサイドを開始剤として、少なくと
    も1種の重合性不飽和単量体を重合することにより得ら
    れるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セグメ
    ントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポリイ
    ソシアネートを、必須成分として、含有することを特徴
    とする、磁性塗料。
  20. 【請求項20】 アニオン重合により得られるポリマー
    アニオンに対し、ポリマーアニオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポ
    リイソシアネートを、必須成分として、含有することを
    特徴とする、磁性塗料。
  21. 【請求項21】 カチオン重合により得られるポリマー
    カチオンに対し、ポリマーカチオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポ
    リイソシアネートを、必須成分として、含有することを
    特徴とする、磁性塗料。
  22. 【請求項22】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソ
    シアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、エポキ
    シ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少
    なくとも1種の官能基を有するビニル重合体とその官能
    基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端に有する
    ポリウレタンの反応により得られるポリウレタンセグメ
    ントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロッ
    ク共重合体と磁性粉末とポリウレタンとポリイソシアネ
    ートとを、必須成分として、含有することを特徴とす
    る、磁性塗料。
  23. 【請求項23】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソ
    シアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ
    基、クロルカルボニル基より選択される少なくとも1種
    の官能基を有するビニル重合体とジオール化合物とジイ
    ソシアネート化合物の反応により得られるポリウレタン
    セグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有する
    ブロック共重合体と磁性粉末とポリウレタンとポリイソ
    シアネートとを、必須成分として、含有することを特徴
    とする、磁性塗料。
  24. 【請求項24】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、エポキシ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選
    択される少なくとも1個の官能基を有するアゾ化合物と
    その官能基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端
    に有するポリウレタンの反応により得られる高分子アゾ
    開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性不飽和
    単量体を重合することにより得られるポリウレタンセグ
    メントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロ
    ック共重合体と磁性粉末とポリウレタンとポリイソシア
    ネートとを、必須成分として、含有することを特徴とす
    る、磁性塗料。
  25. 【請求項25】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少な
    くとも1個の官能基を有するアゾ化合物とジオール化合
    物とジイソシアネート化合物の反応により得られる高分
    子アゾ開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性
    不飽和単量体を重合することにより得られるポリウレタ
    ンセグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有す
    るブロック共重合体と磁性粉末とポリウレタンとポリイ
    ソシアネートとを、必須成分として、含有することを特
    徴とする、磁性塗料。
  26. 【請求項26】 一分子中に少なくとも1個のパーオキ
    シゲン基および少なくとも2個のウレタン結合を有する
    ポリメリックパーオキサイドを開始剤として、少なくと
    も1種の重合性不飽和単量体を重合することにより得ら
    れるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セグメ
    ントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポリウ
    レタンとポリイソシアネートとを、必須成分として、含
    有することを特徴とする、磁性塗料。
  27. 【請求項27】 アニオン重合により得られるポリマー
    アニオンに対し、ポリマーアニオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポ
    リウレタンとポリイソシアネートとを、必須成分とし
    て、含有することを特徴とする、磁性塗料。
  28. 【請求項28】 カチオン重合により得られるポリマー
    カチオンに対し、ポリマーカチオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポ
    リウレタンとポリイソシアネートとを、必須成分とし
    て、含有することを特徴とする、磁性塗料。
  29. 【請求項29】 前記したブロック共重合体が、スルホ
    ン酸基、スルホン酸塩基、カルボキシル基、カルボン酸
    塩基、リン酸基、リン酸塩基、亜リン酸基、亜リン酸塩
    基、次亜リン酸基、次亜リン酸塩基の中から選ばれる少
    なくとも1種の基を有するものである、請求項1〜28
    のいずれか一つに記載の磁性塗料。
  30. 【請求項30】 前記したスルホン酸塩基、カルボン酸
    塩基、リン酸塩基、亜リン酸塩基、次亜リン酸塩基がア
    ルカリ金属塩、アミン塩、4級アンモニウム塩の中から
    選ばれる少なくとも1種の塩である、請求項29に記載
    の磁性塗料。
  31. 【請求項31】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソ
    シアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、エポキ
    シ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少
    なくとも1種の官能基を有するビニル重合体とその官能
    基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端に有する
    ポリウレタンの反応により得られるポリウレタンセグメ
    ントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロッ
    ク共重合体と磁性粉末とを、必須成分として、含有する
    塗料を塗布することを特徴とする、磁性塗料塗装物品。
  32. 【請求項32】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソ
    シアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ
    基、クロルカルボニル基より選択される少なくとも1種
    の官能基を有するビニル重合体とジオール化合物とジイ
    ソシアネート化合物の反応により得られるポリウレタン
    セグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有する
    ブロック共重合体と磁性粉末とを、必須成分として、含
    有する塗料を塗布することを特徴とする、磁性塗料塗装
    物品。
  33. 【請求項33】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、エポキシ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選
    択される少なくとも1個の官能基を有するアゾ化合物と
    その官能基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端
    に有するポリウレタンの反応により得られる高分子アゾ
    開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性不飽和
    単量体を重合することにより得られるポリウレタンセグ
    メントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロ
    ック共重合体と磁性粉末とを、必須成分として、含有す
    る塗料を塗布することを特徴とする、磁性塗料塗装物
    品。
  34. 【請求項34】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少な
    くとも1個の官能基を有するアゾ化合物とジオール化合
    物とジイソシアネート化合物の反応により得られる高分
    子アゾ開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性
    不飽和単量体を重合することにより得られるポリウレタ
    ンセグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有す
    るブロック共重合体と磁性粉末とを、必須成分として、
    含有する塗料を塗布することを特徴とする、磁性塗料塗
    装物品。
  35. 【請求項35】 一分子中に少なくとも1個のパーオキ
    シゲン基および少なくとも2個のウレタン結合を有する
    ポリメリックパーオキサイドを開始剤として、少なくと
    も1種の重合性不飽和単量体を重合することにより得ら
    れるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セグメ
    ントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とを、必
    須成分として、含有する塗料を塗布することを特徴とす
    る、磁性塗料塗装物品。
  36. 【請求項36】 アニオン重合により得られるポリマー
    アニオンに対し、ポリマーアニオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末と
    を、必須成分として、含有する塗料を塗布することを特
    徴とする、磁性塗料塗装物品。
  37. 【請求項37】 カチオン重合により得られるポリマー
    カチオンに対し、ポリマーカチオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末と
    を、必須成分として、含有する塗料を塗布することを特
    徴とする、磁性塗料塗装物品。
  38. 【請求項38】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソ
    シアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、エポキ
    シ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少
    なくとも1種の官能基を有するビニル重合体とその官能
    基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端に有する
    ポリウレタンの反応により得られるポリウレタンセグメ
    ントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロッ
    ク共重合体と磁性粉末とポリウレタンとを、必須成分と
    して、含有する塗料を塗布することを特徴とする、磁性
    塗料塗装物品。
  39. 【請求項39】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソ
    シアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ
    基、クロルカルボニル基より選択される少なくとも1種
    の官能基を有するビニル重合体とジオール化合物とジイ
    ソシアネート化合物の反応により得られるポリウレタン
    セグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有する
    ブロック共重合体と磁性粉末とポリウレタンとを、必須
    成分として、含有する塗料を塗布することを特徴とす
    る、磁性塗料塗装物品。
  40. 【請求項40】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、エポキシ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選
    択される少なくとも1個の官能基を有するアゾ化合物と
    その官能基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端
    に有するポリウレタンの反応により得られる高分子アゾ
    開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性不飽和
    単量体を重合することにより得られるポリウレタンセグ
    メントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロ
    ック共重合体と磁性粉末とポリウレタンとを、必須成分
    として、含有する塗料を塗布することを特徴とする、磁
    性塗料塗装物品。
  41. 【請求項41】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少な
    くとも1個の官能基を有するアゾ化合物とジオール化合
    物とジイソシアネート化合物の反応により得られる高分
    子アゾ開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性
    不飽和単量体を重合することにより得られるポリウレタ
    ンセグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有す
    るブロック共重合体と磁性粉末とポリウレタンとを、必
    須成分として、含有する塗料を塗布することを特徴とす
    る、磁性塗料塗装物品。
  42. 【請求項42】 一分子中に少なくとも1個のパーオキ
    シゲン基および少なくとも2個のウレタン結合を有する
    ポリメリックパーオキサイドを開始剤として、少なくと
    も1種の重合性不飽和単量体を重合することにより得ら
    れるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セグメ
    ントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポリウ
    レタンとを、必須成分として、含有する塗料を塗布する
    ことを特徴とする、磁性塗料塗装物品。
  43. 【請求項43】 アニオン重合により得られるポリマー
    アニオンに対し、ポリマーアニオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポ
    リウレタンとを、必須成分として、含有する塗料を塗布
    することを特徴とする、磁性塗料塗装物品。
  44. 【請求項44】 カチオン重合により得られるポリマー
    カチオンに対し、ポリマーカチオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポ
    リウレタンとを、必須成分として、含有する塗料を塗布
    することを特徴とする、磁性塗料塗装物品。
  45. 【請求項45】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソ
    シアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、エポキ
    シ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少
    なくとも1種の官能基を有するビニル重合体とその官能
    基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端に有する
    ポリウレタンの反応により得られるポリウレタンセグメ
    ントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロッ
    ク共重合体と磁性粉末とポリイソシアネートを、必須成
    分として、含有する塗料を塗布することを特徴とする、
    磁性塗料塗装物品。
  46. 【請求項46】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソ
    シアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ
    基、クロルカルボニル基より選択される少なくとも1種
    の官能基を有するビニル重合体とジオール化合物とジイ
    ソシアネート化合物の反応により得られるポリウレタン
    セグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有する
    ブロック共重合体と磁性粉末とポリイソシアネートを、
    必須成分として、含有する塗料を塗布することを特徴と
    する、磁性塗料塗装物品。
  47. 【請求項47】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、エポキシ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選
    択される少なくとも1個の官能基を有するアゾ化合物と
    その官能基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端
    に有するポリウレタンの反応により得られる高分子アゾ
    開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性不飽和
    単量体を重合することにより得られるポリウレタンセグ
    メントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロ
    ック共重合体と磁性粉末とポリイソシアネートを、必須
    成分として、含有する塗料を塗布することを特徴とす
    る、磁性塗料塗装物品。
  48. 【請求項48】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少な
    くとも1個の官能基を有するアゾ化合物とジオール化合
    物とジイソシアネート化合物の反応により得られる高分
    子アゾ開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性
    不飽和単量体を重合することにより得られるポリウレタ
    ンセグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有す
    るブロック共重合体と磁性粉末とポリイソシアネート
    を、必須成分として、含有する塗料を塗布することを特
    徴とする、磁性塗料塗装物品。
  49. 【請求項49】 一分子中に少なくとも1個のパーオキ
    シゲン基および少なくとも2個のウレタン結合を有する
    ポリメリックパーオキサイドを開始剤として、少なくと
    も1種の重合性不飽和単量体を重合することにより得ら
    れるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セグメ
    ントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポリイ
    ソシアネートを、必須成分として、含有する塗料を塗布
    することを特徴とする、磁性塗料塗装物品。
  50. 【請求項50】 アニオン重合により得られるポリマー
    アニオンに対し、ポリマーアニオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポ
    リイソシアネートを、必須成分として、含有する塗料を
    塗布することを特徴とする、磁性塗料塗装物品。
  51. 【請求項51】 カチオン重合により得られるポリマー
    カチオンに対し、ポリマーカチオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポ
    リイソシアネートを、必須成分として、含有する塗料を
    塗布することを特徴とする、磁性塗料塗装物品。
  52. 【請求項52】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソ
    シアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、エポキ
    シ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少
    なくとも1種の官能基を有するビニル重合体とその官能
    基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端に有する
    ポリウレタンの反応により得られるポリウレタンセグメ
    ントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロッ
    ク共重合体と磁性粉末とポリウレタンとポリイソシアネ
    ートとを、必須成分として、含有する塗料を塗布するこ
    とを特徴とする、磁性塗料塗装物品。
  53. 【請求項53】 両末端あるいは片末端に水酸基、イソ
    シアネート基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ
    基、クロルカルボニル基より選択される少なくとも1種
    の官能基を有するビニル重合体とジオール化合物とジイ
    ソシアネート化合物の反応により得られるポリウレタン
    セグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有する
    ブロック共重合体と磁性粉末とポリウレタンとポリイソ
    シアネートとを、必須成分として、含有する塗料を塗布
    することを特徴とする、磁性塗料塗装物品。
  54. 【請求項54】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、エポキシ基、アミノ基、クロルカルボニル基より選
    択される少なくとも1個の官能基を有するアゾ化合物と
    その官能基と反応しうる官能基を両末端あるいは片末端
    に有するポリウレタンの反応により得られる高分子アゾ
    開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性不飽和
    単量体を重合することにより得られるポリウレタンセグ
    メントおよびビニル重合体セグメントを併せ有するブロ
    ック共重合体と磁性粉末とポリウレタンとポリイソシア
    ネートとを、必須成分として、含有する塗料を塗布する
    ことを特徴とする、磁性塗料塗装物品。
  55. 【請求項55】 一分子中に少なくとも1個のアゾ基お
    よびイソシアネート基、メルカプト基、カルボキシル
    基、アミノ基、クロルカルボニル基より選択される少な
    くとも1個の官能基を有するアゾ化合物とジオール化合
    物とジイソシアネート化合物の反応により得られる高分
    子アゾ開始剤を開始剤として、少なくとも1種の重合性
    不飽和単量体を重合することにより得られるポリウレタ
    ンセグメントおよびビニル重合体セグメントを併せ有す
    るブロック共重合体と磁性粉末とポリウレタンとポリイ
    ソシアネートとを、必須成分として、含有する塗料を塗
    布することを特徴とする、磁性塗料塗装物品。
  56. 【請求項56】 一分子中に少なくとも1個のパーオキ
    シゲン基および少なくとも2個のウレタン結合を有する
    ポリメリックパーオキサイドを開始剤として、少なくと
    も1種の重合性不飽和単量体を重合することにより得ら
    れるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セグメ
    ントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポリウ
    レタンとポリイソシアネートとを、必須成分として、含
    有する塗料を塗布することを特徴とする、磁性塗料塗装
    物品。
  57. 【請求項57】 アニオン重合により得られるポリマー
    アニオンに対し、ポリマーアニオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポ
    リウレタンとポリイソシアネートとを、必須の成分とし
    て、含有する塗料を塗布することを特徴とする、磁性塗
    料塗装物品。
  58. 【請求項58】 カチオン重合により得られるポリマー
    カチオンに対し、ポリマーカチオンと反応し、結合を形
    成する基を有するポリウレタンを反応させることにより
    得られるポリウレタンセグメントおよびビニル重合体セ
    グメントを併せ有するブロック共重合体と磁性粉末とポ
    リウレタンとポリイソシアネートとを、必須の成分とし
    て、含有する塗料を塗布することを特徴とする、磁性塗
    料塗装物品。
  59. 【請求項59】 前記したブロック共重合体が、スルホ
    ン酸基、スルホン酸塩基、カルボキシル基、カルボン酸
    塩基、リン酸基、リン酸塩基、亜リン酸基、亜リン酸塩
    基、次亜リン酸基、次亜リン酸塩基の中から選ばれる少
    なくとも1種の基を有するものである、請求項31〜5
    8のいずれか一つに記載の磁性塗料塗装物品。
  60. 【請求項60】 前記したスルホン酸塩基、カルボン酸
    塩基、リン酸塩基、亜リン酸塩基、次亜リン酸塩基がア
    ルカリ金属塩、アミン塩、4級アンモニウム塩の中から
    選ばれる少なくとも1種の塩である、請求項59に記載
    の磁性塗料塗装物品。
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