JPH05186426A - テトラヒドロイソキノロン誘導体、その製法及びそれを含有する殺菌剤 - Google Patents

テトラヒドロイソキノロン誘導体、その製法及びそれを含有する殺菌剤

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JPH05186426A
JPH05186426A JP35950091A JP35950091A JPH05186426A JP H05186426 A JPH05186426 A JP H05186426A JP 35950091 A JP35950091 A JP 35950091A JP 35950091 A JP35950091 A JP 35950091A JP H05186426 A JPH05186426 A JP H05186426A
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JP35950091A
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Takumi Tokunaga
巧 徳永
Yasuhito Takasu
康仁 高須
Hiroyuki Watanabe
博幸 渡辺
Kenji Tsuzuki
建治 続木
Teruhiko Ide
輝彦 井出
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 殺菌剤として用いた場合に、十分な効果を発
揮し、環境毒性上問題のない新規な化合物を提供する。 【構成】 一般式[I]ならびに[II]で示されるテト
ラヒドロイソキノロン誘導体、それらの製造方法ならび
に、該テトラヒドロイソキノロン誘導体を有効成分とし
て含有する殺菌剤。 〔式中、RはC1〜5アルキル基等を、R乃至R
は水素原子、C1〜10アルキル基、C1〜10アルコ
キシ基、水酸基、アミノ基、フェニル基、ハロゲン原
子、基−O−COOR(但しRはC1〜10アルキ
ル基)等を表わし、あるいは、R−RまたはR
の両者でメチレンジオキシ基またはエチレン基を形
成してもよい〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺菌剤、医農薬中間体
及び有機中間体として有用なテトラヒドロイソキノロン
誘導体(以下、本発明化合物と略す)、その製造法及び
それを有効成分として含有する殺菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、J.Org.Chem.,19
78,43,286頁及びJ.Am.Chem.So
c.1983,105,2873頁等にテトラヒドロイ
ソキノロン誘導体が、ベンゾフェナントリジンアルカロ
イド系医薬品の製造中間体として有用なことが開示され
ている。しかし、これらのベンゾフェナントリジンアル
カロイドの中間体は、いずれもイソキノリンのベンゼン
環部位にメトキシ基またはメチレンジオキシ基を有して
いるものが知られているのみである。ところが、本発明
化合物は文献未記載のものであり、また、本発明化合物
から誘導されたテトラヒドロイソキノリン誘導体も文献
未記載のものであり、従ってその殺菌効果も知られてい
ない。
【0003】また、農業生産上、作物の病害を防除し、
収量増加を図るためには、農園芸用殺菌剤の使用は欠く
ことができない。現在、多くの農園芸用殺菌剤が使用さ
れているが、中には、その防除効果が不十分なもの、ま
た環境問題上、あるいは毒性問題上使用が厳しく限定さ
れているものが多々ある。一方、同一あるいは同系統の
薬剤を長期継続使用することにより、これらの殺菌剤に
耐性を示す植物病原菌が出現し、防除効果の低下を引き
起こすことが数種の植物病害で確認されている。従っ
て、十分な効果を発揮し、環境毒性上問題がなく、耐性
発現のない農園芸用殺菌剤の開発が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、充分
な効果を発揮し、環境毒性上問題がなく、耐性発現のな
い新規な農園芸用殺菌剤又はその中間体として有用な新
規な有機化合物、その製造方法及びそれを含む殺菌剤を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは優れた殺菌
活性を持つテトラヒドロイソキノリン誘導体について種
々検討した結果、公知の化合物以外に、殺菌剤又はその
中間体として有用な本発明化合物を見いだした。
【0006】すなわち、本発明は、一般式[I]
【化1】〔但し、式中、R1 はC1 〜C5 の直鎖または
分岐アルキル基、C2 〜C5 の直鎖または分岐アルケニ
ル基、C2 〜C5 の直鎖または分岐アルキニル基を表わ
す。R2 、R3 、R4 、R5 及びR6 は、同一または互
いに相異なって水素原子、C1 〜C10の直鎖または分岐
アルキル基、C3 〜C10の直鎖または分岐アルケニル
基、C2 〜C10の直鎖または分岐アルキニル基、C1
10の直鎖または分岐アルコキシ基、C2 〜C10の直鎖
または分岐アルケニルオキシ基、C2 〜C10の直鎖また
は分岐アルキニルオキシ基、ベンジルオキシ基、ヒドロ
キシ基、ハロゲン化アルキル基、アミノ基、C1 〜C4
の直鎖または分岐アルキル基でモノまたはジ置換された
アミノ基、フェニル基、ハロゲン原子、
【化2】(但し、R7 はC1 〜C10の直鎖または分岐ア
ルキル基を表す。)で表わされるアルコキシカルボニル
オキシ基または
【化3】(但し、R8 及びR9 は同一または互いに相異
なって水素原子、C1 〜C10の直鎖または分岐アルキル
基を表す。)で表わされるカーバモイルオキシ基を表わ
す。R2 及びR3 あるいはR4 及びR5
【化4】(但しmは1または2を表わす。)あるいは
【化5】で互いに連結し環を形成していてもよい。〕で
示されるテトラヒドロイソキノロン誘導体を提供する。
【0007】また、本発明は、一般式[II]
【化6】〔但し、式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
及びR6 は上記一般式[I]と同じ意味を表わす〕で示
されるテトラヒドロイソキノロン誘導体を提供する。
【0008】さらに本発明は、一般式 [ III ]
【化7】〔但し、式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
及びR6 は上記一般式[I]と同じ意味を表わす〕で示
されるイミン誘導体と無水ホモフタル酸を反応させるこ
とを特徴とする、上記一般式[I]で示されるテトラヒ
ドロイソキノロン誘導体の製造方法を提供する。
【0009】さらに本発明は、上記一般式[I]で示さ
れるテトラヒドロイソキノロン誘導体を塩基存在下反応
させることを特徴とする上記一般式[II]で示されるテ
トラヒドロイソキノロン誘導体の製造方法を提供する。
【0010】さらに、本発明は、上記本発明化合物を有
効成分として含有する殺菌剤を提供する。
【0011】本発明化合物を具体的に説明すると、前記
一般式[1]及び一般式[II]におけるR1 として、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチ
ル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル
等のC1 〜C5 の直鎖または分岐アルキル基、ビニル、
アリル、イソプロペニル、1−プロペニル、1−メチル
−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−
メチル−2−プロペニル、2−ブテニル、1−メチル−
2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル
−2−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル等
のC2 〜C5 の直鎖または分岐アルケニル基,2−プロ
ピニル、1−メチル−2−プロピニル、1,1−ジメチ
ル−2−プロピニル等のC2 〜C5 の直鎖または分岐ア
ルキニル基を挙げることができる。
【0012】前記一般式[I]及び一般式[II]におけ
るR2 、R3 、R4 、R5 及びR6としては、同一また
は互いに相異なって水素原子;メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオ
ペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシ
ル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メ
チルペンチル、3−エチルブチル、2−エチルブチル、
1−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、
2−プロピルプロピル、1−プロピルプロピル、1,1
−ジメチルブチル、1−エチル−メチルプロピル、1,
1,2,2−テトラメチルペンチル、1−エチル−1−
メチルペンチル等のC1 〜C10の直鎖または分岐アルキ
ル基;イソプロペニル、1−プロペニル、2−プロペニ
ル、1−エチルビニル、1−メチル−1−プロペニル、
2−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2−プロペ
ニル、2−メチル−2−プロペニル、1−ブテニル、2
−ブテニル、3−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プ
ロペニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2
−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1,1−ジメ
チル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニ
ル、1,1,2−トリメチル−2−ブテニル、1,1,
2−トリメチル−3−ブテニル、1,1,2,2−テト
ラメチル−3−ブテニル等のC3 〜C10の直鎖または分
岐アルケニル基;エチニル、1−プロピニル、2−プロ
ピニル、1−メチル−2−プロピニル、1,1−ジメチ
ル−2−プロピニル、2−ブチニル、1−メチル−2−
ブチニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル、1,1−
ジメチル−3−ブチニル、1,1,2−トリメチル−3
−ブチニル、1,1,2,2−テトラメチル−3−ブチ
ニル等のC2 〜C10の直鎖または分岐アルキニル基;メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブト
キシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブ
トキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペ
ンチルオキシ、tert−ペンチルオキシ、ヘキシルオ
キシ、イソヘキシルオキシ、3−メチルペンチルオキ
シ、2−メチルペンチルオキシ、1−メチルペンチルオ
キシ、3−エチルブチルオキシ、2−エチルブチルオキ
シ、1−エチルブチルオキシ、2−プロピルプロピルオ
キシ、1−プロピルプロピルオキシ等のC1 〜C10の直
鎖または分岐アルコキシ基;ビニルオキシ、アリルオキ
シ、イソプロペニルオキシ、1−プロペニルオキシ、1
−メチルー1−プロペニルオキシ、2−メチルー1−プ
ロペニルオキシ、1−メチルー2−プロペニルオキシ、
2−ブテニルオキシ、1−メチル−2−ブテニルオキ
シ、2−メチル−2−ブテニルオキシ、3−メチル−2
−ブテニルオキシ、1,1−ジメチル−2−プロペニル
オキシ等のC2 〜C10の直鎖または分岐アルケニルオキ
シ基;エチニルオキシ、1−プロピニルオキシ、2−プ
ロピニルオキシ、1−メチル−2−プロピニルオキシ、
1,1−ジメチル−2−プロピニルオキシ等のC2 〜C
10の直鎖または分岐アルキニルオキシ基;ベンジルオキ
シ基;ヒドロキシ基;トリフルオロメチル等のハロゲン
化アルキル基:アミノ基;メチルアミノ、エチルアミ
ノ、ジメチルアミノ、プロピルアミノ、N−エチル−N
−メチルアミノ、イソプロピルアミノ、N−イソプロピ
ル−N−メチルアミノ、ブチルアミノ、N−ブチル−N
−メチルアミノ、イソブチルアミノ等のC1 〜C4 の直
鎖または分岐アルキル基で置換されたアミノ基;フェニ
ル基またはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子等のハロゲン原子;メトキシカルボニルオキシ、エト
キシカルボニルオキシ等の
【化2】(但し、R7 はC1 〜C10の直鎖または分岐ア
ルキル基を表す。)で表わされるアルコキシカルボニル
オキシ基またはN,N−ジメチルカーバモイルオキシ、
N−エチル−N−メチルカーバモイルオキシ等の
【化3】(但し、R8 及びR9 は同一または互いに相異
なって水素原子、C1 〜C10の直鎖または分岐アルキル
基を表す。)で表わされるカーバモイルオキシ基等を挙
げることができる。
【0013】前記一般式[I]及び一般式[II]におけ
るR2 及びR3 あるいはR4 及びR5 は、
【化4】(但しmは1または2を表わす。)あるいは
【化5】で互いに連結し環を形成していてもよい。その
ようなイソキノリン環3位の具体例としては、3,4−
メチレンジオキシフェニル基、1−ナフチル基及び2−
ナフチル基等を挙げることができる。
【0014】上記一般式[I]で示されるテトラヒドロ
イソキノロン誘導体は上記一般式 [III ]で示されるイ
ミン誘導体と無水ホモフタル酸を無溶媒あるいは溶媒存
在下、−10℃ないし200℃、好ましくは0℃ないし
100℃で5分から200時間、好ましくは30分から
60時間反応することにより製造することができる。
【0015】反応に供される無水ホモフタル酸は一般式
[ III ]で示されるイミン誘導体1当量に対して0.1
当量から10当量である。
【0016】上記反応は、反応溶媒を用いずに行うこと
もできるが、一般には溶媒存在下に行われる。反応に用
いられる溶媒の好ましい例としてはアセトニトリル、プ
ロピオニトリル等のニトリル類;エチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ビス(2−メトキシエチ
ル)エーテル等のエーテル類:ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類が挙げられる。
【0017】一般式[I]で示されるテトラヒドロイソ
キノロン誘導体には2個の不斉炭素が存在するため、4
個の立体異性体が存在し、これらの立体異性体は2個ず
つそれぞれ対掌体の組をなしている。そしてこれらの対
掌体の組はカラムクロマトグラフィー、再結晶等の操作
により、各対掌体の組に分離することができる。
【0018】イソキノリン環4位のメチン水素が1H−
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド溶媒)上、
低磁場側にあらわれる対掌体の組において、イソキノリ
ン環4位のメチン水素と3位のメチン水素とのカップリ
ング定数はJ=6Hzでありこれはシス体と測定され
(J.Org.Chem.,1978,43,286
頁)、これらの対掌体の組をシス体と呼ぶことにする。
【0019】また、イソキノリン環4位のメチン水素が
1H−NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド溶
媒)上、高磁場側にあらわれる対掌体の組において、イ
ソキノリン環4位のメチン水素と3位のメチン水素との
カップリング定数はJ=0Hzでありこれはトランス体
と測定され(J.Org.Chem.,1978,4
3,286頁)、これらの対掌体の組をトランス体と呼
ぶことにする。
【0020】上記一般式[II]で示されるテトラヒドロ
イソキノロン誘導体は上記一般式[I]で示されるテト
ラヒドロイソキノロン誘導体を反応溶媒の存在下に、塩
基存在下で60℃ないし250℃、好ましくは100℃
ないし200℃で5分から200時間、好ましくは30
分から60時間反応させることによって製造することが
できる。
【0021】反応に用いられる好ましい塩基としては、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム等のアルカリ金属炭酸塩及び炭酸水素
塩等が挙げられる。反応に供される試薬の量は、通常、
一般式[I]で示されるテトラヒドロイソキノロン誘導
体1当量に対して、塩基は0.1当量から10等量であ
る。
【0022】反応に用いられる溶媒の好ましい例として
はトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;ジオキサ
ン等のエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド(D
MF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン、リン酸ヘキサメチル
トリアミド(HMPA)等の極性溶媒等が挙げられる。
【0023】原料として用いられる一般式[I]で示さ
れるテトラヒドロイソキノロン誘導体はシス体、トラン
ス体及びそれらの混合物のいずれでもよい。
【0024】本発明化合物を有効成分として含む本発明
の殺菌剤は、植物病原菌に対して優れた殺菌力を有し、
広範囲にわたる種々の菌類による植物病害の駆除撲滅の
ために適用出来る。例えば、イネいもち病(Pyricularia
oryzae)、イネ紋枯れ病(Rhizoctonia solani)、イネご
ま葉枯れ病(Cochliobolus miyabeanus) 、リンゴうどん
こ病(Podosphaera leucotricha) 、リンゴ黒星病(Ventu
ria inaequalis) 、ナシ黒星病(Venturia nashicola)、
ナシモニリア病(Sclerosinia mali)、カキ炭そ病(Gloeo
sporium kaki) 、モモ灰星病(Sclerotinia cinerea) 、
モモ黒星病(Cladosporium carpophilum)、ブドウ灰色か
び病(Botrytis cinerea)、ブドウ黒とう病(Elsinoe amp
elina)、ブドウ晩腐病(Glomerella cingulata)、テンサ
イ褐斑病(Cercospora beticola) 、ピーナッツ褐斑病(C
ercospora arachidicola) 、ピーナッツ黒渋病(Cercosp
ora personata)、オオムギうどんこ病(Erysiphe gramin
isf.sp. hordei)、オオムギ紅色雪腐病(Fusarium nival
e) 、コムギうどんこ病(Erysiphe graminis f.sp. tri
tici)、コムギ赤さび病(Puccinia recondita)、コムギ
アイ・スポット病(Pseudocercosporella herpotrichoi
des)コムギ斑点病(Drechslera sorokiniana)、キュウリ
ベと病(Pseudoperonospora cubensis)、キュウリうどん
こ病(Sphaerotheca fuliginea)、キュウリつる枯病(Myc
osphaerellamclonis)、キュウリ灰色かび病(Botrytis c
inerea)、キュウリ黒星病(Cladosporium cucumerinu
m)、トマト疫病(Phytophthora infestans)、トマト葉か
び病(Cladosporium fulvum) 、トマト灰色かび病(Botry
tis cinerea)、イチゴうどんこ病(Sphaerotheca humul
i) 、ホップ灰色かび病(Botrytis cinerea)、タバコう
どんこ病(Erysiphe cichoracearum)、バラ黒星病(Diplo
carpon rosae) 、ミカンそうか病(Elsinoe fawcetii)、
ミカン青かび病(Penicillium italicum)、ミカン緑かび
病(Penicillium digitatum) 等があげられる。その中で
特に、コムギうどんこ病、コムギさび病、コムギ斑点
病、イネいもち病に対して顕著な効果を示す。また、本
発明の殺菌剤は、イネ、コムギ等の作物に対してほとん
ど薬害を与えることがなく、安全性の高いものである。
【0025】本発明の殺菌剤はテトラヒドロイソキノロ
ン誘導体それ自体を用いてもよいが、通常は担体、界面
活性剤、分散剤、または補助剤等を配合して常法によ
り、例えば、水和剤、乳剤、粉剤または粒剤に製剤して
用いることができる。これらの製剤は適切な濃度に希釈
して散布するか、または直接施用する。
【0026】有効成分の配合割合については必要に応じ
て選ばれるが、製剤に対して通常0.5〜80%の範囲
が適当である。
【0027】本発明の殺菌剤の施用量は、使用される化
合物の種類、対象病害、被害の程度、環境条件、使用す
る剤型などによって変動するが、粉剤及び粒剤の様にそ
のまま使用する場合は有効成分として10ア−ル当り1
0〜5000g好ましくは、50〜1000gの範囲か
ら選ぶのがよい。又、乳剤または水和剤のように最終的
に液状で使用する場合は、1〜10000ppm、好ま
しくは10〜3000ppmの範囲から選ぶのがよい。
【0028】[実施例]次に、実施例によって本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0029】[製造例1] 3−(4−t−ブチルフェニル)−4−ヒドロキシカル
ボニル−2−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テ
トラヒドロイソキノリン(化合物番号1及び2)の製造 N−(4−t−ブチルベンジリデン)メチルアミン1
8.67gのアセトニトリル溶液170mlに、無水ホ
モフタル酸18.00gを加え、室温下14時間反応し
た。溶媒を減圧下留去後、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー[クロロホルム−酢酸エチル(6/
1)]で精製し、3−(4−t−ブチルフェニル)−4
−ヒドロキシカルボニル−2−メチル−1−オキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン33.73
g(ジアステレオマー混合物)を得た。得られたジアス
テレオマー混合物を再びシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー[クロロホルム−酢酸エチル(6/1)]で精製
し、シス体15.2g及びトランス体8.03gを得
た。 化合物番号1(シス体) 232℃ 分解1 H−NMR(DMSO−d6 ,δppm) 1.28(s,9H),2.98(s,3H),4.82(d,J=6Hz,1H),5.17(d,J=6H
z,1H) 6.92-7.09(m,5H),8.02-8.17(m,1H) IR(KBr,cm-1) 3080,2960,1745,1630,1180 元素分析(%) C21H23NO3として 実測値 C:74.88,H:6.95,N:4.42 計算値 C:74.75,H:6.87,N:4.15 化合物番号2(トランス体) 252℃ 分解1 H−NMR(DMSO−d6 ,δppm) 1.28(s,9H),3.06(s,3H),4.20(s,1H),5.35(s,1H) 7.00-7.58(m,5H),7.92-8.07(m,1H) IR(KBr,cm-1) 2950,1740,1620,1475,1400,1265,700 元素分析(%) C21H23NO3として 実測値 C:74.69,H:6.75,N:4.43 計算値 C:74.75,H:6.87,N:4.15
【0030】[製造例1]と同様の操作で得られる、一
般式[I]で示される本発明化合物のいくつかを表1か
ら表10に示す。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【0031】[製造例2] 3−(4−t−ブチルフェニル)−2−メチル−1−オ
キソ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(化
合物番号40)の製造 3−(4−t−ブチルフェニル)−4−ヒドロキシカル
ボニル−2−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テ
トラヒドロイソキノリン9.00gのジメチルスルホキ
シド溶液50mlに炭酸ナトリウム4.20gを加え、
150℃で1時間反応した。反応終了後、溶媒を減圧低
留去し、水800mlを加え、酢酸エチルで抽出した
(100ml×5)。集めた有機層を水洗(300ml
×6)、飽和食塩水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
を行った。溶媒を減圧下留去後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー[ヘキサン−酢酸エチル(2/
1)]で精製し、3−(4−t−ブチルフェニル)−2
−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
イソキノリン5.92gを得た。 m.p.116−117℃1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.20(s,9H),2.74-3.20(m,4H),3.61(dd,J=7Hz,16Hz,1H) 4.69(dd,J=3Hz,7Hz,1H),6.70-7.38(m,7H),7.82-8.16(m,
1H) IR(KBr,cm-1) 2950,1650,1605,1475,1400,1265,825,740 元素分析(%) C20H23NOとして 実測値 C:81.63,H:7.73,N:4.76 計算値 C:81.87,H:7.90,N:4.77
【0032】[製造例2]と同様の操作で得られる、一
般式[II]で示される本発明化合物のいくつかを表11
から表20に示す。
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【0033】[製造例3] 3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチル−1−オ
キソ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(化
合物番号80)の製造 3−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−1−オキ
ソ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン10g
のベンゼン溶液500mlに三塩化アルミニウム20g
を加え、7時間加熱還流した。放冷後、水を加え生じた
不溶物をセライトで濾過した。濾液を酢酸エチルで抽出
し、集めた有機層を飽和食塩水洗後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥を行った。溶媒を減圧下留去後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン−酢酸エチ
ル(2/1)]で精製し、3−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テト
ラヒドロイソキノリン5.34gを得た。 m.p.182−183.5℃1 H−NMR(CDCl3 +DMSO−d6 ,δpp
m) 2.72-4.00(m,5H),4.66(dd,J=3Hz,7Hz,1H),6.50-7.60(m,
7H) 7.72-8.28(m,1H),8.82(s,1H) IR(KBr,cm-1) 3150,1620,1570,1515,1265,725 元素分析(%) C16H15NO2として 実測値 C:76.07,H:5.80,N:5.56 計算値 C:75.86,H:5.96,N:5.52
【0034】[製造例4] 3−(4−イソプロピルオキシフェニル)−2−メチル
−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン(化合物番号81)の製造 3−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチル−1−オ
キソ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン1.
50gのアセトニトリル溶液20mlに、炭酸カリウム
0.86g及びヨウ化イソルロピル1.24mlを加
え、21時間加熱還流した。放冷後、水を加え酢酸エチ
ルで抽出し、集めた有機層を飽和食塩水洗後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥を行った。溶媒を減圧下留去後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン−
酢酸エチル(2/1)]で精製し、3−(4−イソルロ
ピルオキシフェニル)−2−メチル−1−オキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロイソキノリン1.53gを得
た。 m.p.115−116℃1 H−NMR(CDCl3 ,δppm) 1.23(d,J=6Hz,6H),2.70-3.15(m,4H),3.62(dd,J=7Hz,16H
z,1H) 4.20-4.80(m,2H),6.52-7.45(m,7H),7.90-8.27(m,1H) IR(KBr,cm-1) 2980,2900,1640,1510,1240,950,835,750 元素分析(%) C19H21NO2として 実測値 C:77.26,H:7.04,N:4.41 計算値 C:77.26,H:7.16,N:4.74
【0035】[製造例4]と同様の操作で得られる、一
般式[II]で示される本発明化合物のいくつかを表21
及び表22に示す。
【表21】
【表22】
【0036】次に製剤例を示す。下記製剤中の部は重量
部を意味する。
【0037】[製剤例1](水和剤) 本発明化合物番号1 10部を、担体材料としてジーク
ライト[商品名、国峰工業(株)製]87.3部、界面
活性剤としてネオペレックス[商品名、花王アトラス
(株)製]1.35部及びソルポール800A[商品
名、東邦化学工業(株)製]1.35部と共に混合粉砕
して10%水和剤を得た。
【0038】[製剤例2](乳剤) 本発明化合物番号2 5部をキシレン85部、界面活性
剤としてソルポール800A10部を混合溶解し、5%
乳剤を得た。
【0039】[製剤例3](粉剤) 本発明化合物番号3 2部を珪藻土5部及びクレー93
部と均一に混合粉砕して2%粉剤を得た。
【0040】[製剤例4](粒剤) 本発明化合物番号4 10部をベントナイト50部、ク
ニライト[商品名、国峰工業(株)製]35部及び界面
活性剤としてソルポール800A5部を混合粉砕した
後、水10部を加えて均一に撹拌し、直径0.7mmの
篩穴から押出乾燥後、1〜2mmの長さに切断して10
%粒剤を得た。
【0041】[試験例1] コムギうどんこ病予防効果試験 8cm×8cmプラスチック製ポットにコムギ種子(品
種:農林61号)を播種し温室内で育成させた。第一葉
が完全に展開したコムギ幼苗に、製剤例1に準じて調製
した水和剤を有効成分濃度が500ppmになるように
水で希釈した液を散布した。風乾後、コムギうどんこ病
菌を接種し、25℃の恒温室に入れた。接種7日後下記
基準によりポット全体の被害度を調査し、防除価を算出
した。 N:調査全葉数 n0:発病なしの葉数 n1:病斑面積率25%未満の発病葉数 n2:病斑面積率25〜50%の発病葉数 n3:病斑面積率50〜75%の発病葉数 n4:病斑面積率75%以上の発病葉数
【0043】防除効力は、それぞれの試験で得られた防
除価が、90%以上の時「5」、80%以上90%未満
の時「4」、70%以上80%未満の時「3」、60%
以上70%未満の時「2」、50%以上60%未満の時
「1」、50%未満の時「0」として6段階に評価し、
それぞれ5,4,3,2,1,0で示す。
【0044】例えば、化合物番号3、43、70及び7
5については、防除効力はいずれも5であり、化合物番
号47、52及び55については、防除効力はいずれも
4であった。
【0045】[試験例2] コムギ赤さび病予防効果試験 8cm×8cmプラスチック製ポットにコムギ種子(品
種:農林61号)を播種し温室内で育成させた。第一葉
が完全に展開したコムギ幼苗に、製剤例1に準じて調製
した水和剤を有効成分濃度が500ppmになるように
水で希釈した液を散布した。風乾後、コムギ赤さび病菌
を接種し、25℃の恒温室に入れた。接種7日後ポット
全体の病斑数を調査し、下記の式に従って防除価を算出
した。 防除効力は試験例1と同様に6段階で示した。
【0046】例えば、化合物番号55及び59について
は、防除効力はいずれも5であり、化合物番号33、3
8、58、70及び84については、防除効力はいずれ
も4であった。
【0047】[試験例3] イネいもち病予防効果試験 8cm×8cmプラスチック製ポットにイネ種子(品
種:ヤマホウシ)を播種し温室内で育成させた。2.5
〜3葉期に、製剤例1に準じて調製した水和剤を有効成
分濃度が500ppmになるように水で希釈した液を散
布した。風乾後、イネいもち病菌を接種し、25℃の恒
温室に入れた。接種7日後ポット全体の病斑数を調査
し、下記の式に従って防除価を算出した。 防除効力は試験例1と同様に6段階で示した。
【0048】例えば、化合物番号58については、防除
効力は5であり、化合物番号10、49及び63につい
ては、防除効力はいずれも4であった。
【0049】本発明化合物が、殺菌剤として有用な化合
物の中間体としても有用であることを具体的に示すため
に、本発明化合物を出発物質とする他の化合物の合成方
法及び該化合物の殺菌剤としての有用性を以下に具体的
に示す。
【0050】[参考例1] 3−(4−t−ブチルフェニル)−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(参考化合物
1) 水素化リチウムアルミニウム0.83gを懸濁したTH
F溶液20mlに、3−(4−t−ブチルフェニル)−
2−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロイソキノリン0.32gのTHF溶液20mlを加
え、4時間還流した。反応終了後、氷冷しながら10%
水酸化ナトリウム水溶液10mlをゆっくり加え、生じ
た沈殿をセライト濾過した。濾液を濃縮後、水層を酢酸
エチルで抽出した(40ml×2)。集めた有機層を飽
和食塩水洗(50ml×1)後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥を行った。溶媒を減圧下留去後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン−酢酸エチル
(4/1)]で精製し、3−(4−t−ブチルフェニ
ル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソ
キノリン0.24gを得た。
【0051】[参考例2] 3−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−1,2,
3,4−テトラヒドロイソキノリン(参考化合物2) 水素化リチウムアルミニウム0.85gを懸濁したTH
F溶液60mlに、3−(4−メトキシフェニル)−2
−メチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
イソキノリン1.20gのTHF溶液40mlを加え、
6時間還流した。反応終了後、氷冷しながら10%水酸
化ナトリウム水溶液16mlをゆっくり加え、生じた沈
殿をセライト濾過した。濾液を濃縮後、水層を酢酸エチ
ルで抽出した(50ml×2)。集めた有機層を飽和食
塩水洗(50ml×1)後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥を行った。溶媒を減圧下留去後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー[ヘキサン−酢酸エチル(3/
1)]で精製し、3−(4−メトキシフェニル)−2−
メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン
1.00gを得た。
【0052】[参考例3]参考化合物1及び2につい
て、上記試験例1と同様にしてコムギうどんこ病予防効
果試験を行なった。その結果、参考化合物1(処理濃度
50ppm)及び参考化合物2(処理濃度500pp
m)のいずれも防除効力は5であった。
【0053】[参考例4]参考化合物1及び2につい
て、上記試験例2と同様にしてコムギ赤さび病予防効果
試験を行なった。その結果、参考化合物1(処理濃度2
50ppm)及び参考化合物2(処理濃度500pp
m)の防除効力はそれぞれ5及び4であった。
【0054】
【発明の効果】本発明により、殺菌剤として用いた場合
に、十分な効果を発揮し、環境毒性上問題のない新規な
化合物、その製造方法及びそれを有効成分として含有す
る殺菌剤が提供された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 317:00)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式[I] 【化1】 〔但し、式中、R1 はC1 〜C5 の直鎖または分岐アル
    キル基、C2 〜C5 の直鎖または分岐アルケニル基、C
    2 〜C5 の直鎖または分岐アルキニル基を表わす。R
    2 、R3 、R4 、R5 及びR6 は、同一または互いに相
    異なって水素原子、C1 〜C10の直鎖または分岐アルキ
    ル基、C3 〜C10の直鎖または分岐アルケニル基、C2
    〜C10の直鎖または分岐アルキニル基、C1 〜C10の直
    鎖または分岐アルコキシ基、C2 〜C10の直鎖または分
    岐アルケニルオキシ基、C2 〜C10の直鎖または分岐ア
    ルキニルオキシ基、ベンジルオキシ基、ヒドロキシ基、
    ハロゲン化アルキル基、アミノ基、C1 〜C4 の直鎖ま
    たは分岐アルキル基でモノまたはジ置換されたアミノ
    基、フェニル基、ハロゲン原子、 【化2】 (但し、R7 はC1 〜C10の直鎖または分岐アルキル基
    を表す。)で表わされるアルコキシカルボニルオキシ基
    または 【化3】 (但し、R8 及びR9 は同一または互いに相異なって水
    素原子、C1 〜C10の直鎖または分岐アルキル基を表
    す。)で表わされるカーバモイルオキシ基を表わす。R
    2 及びR3 あるいはR4 及びR5 は 【化4】 (但しmは1または2を表わす。)あるいは 【化5】 で互いに連結し環を形成していてもよい。〕で示される
    テトラヒドロイソキノロン誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式[II] 【化6】 〔但し、式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6
    は上記一般式[I]前記と同じ意味を表わす〕で示され
    るテトラヒドロイソキノロン誘導体。
  3. 【請求項3】 2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロイソキノリン環3位、4位置換基がシス配置である
    請求項1記載のテトラヒドロイソキノロン誘導体。
  4. 【請求項4】 2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロイソキノリン環3位、4位置換基がトランス配置で
    ある請求項1記載のテトラヒドロイソキノロン誘導体。
  5. 【請求項5】 一般式 [ III ] 【化7】 〔但し、式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6
    は上記一般式[I]と同じ意味を表わす〕で示されるイ
    ミン誘導体と無水ホモフタル酸を反応させることを特徴
    とする、請求項1記載のテトラヒドロイソキノロン誘導
    体の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のテトラヒドロイソキノロ
    ン誘導体を塩基存在下反応させることを特徴とする請求
    項2記載のテトラヒドロイソキノロン誘導体の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    のテトラヒドロイソキノロン誘導体を有効成分として含
    有する殺菌剤。
JP35950091A 1991-01-16 1991-12-30 テトラヒドロイソキノロン誘導体、その製法及びそれを含有する殺菌剤 Pending JPH05186426A (ja)

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EP19920300281 EP0495610B1 (en) 1991-01-16 1992-01-14 Tetrahydroisoquinoline derivatives, processes for producing the same and fungicides containing the same
DE1992620389 DE69220389T2 (de) 1991-01-16 1992-01-14 Tetrahydroisoquinolinderivate, Verfahren zu deren Herstellung und fungizide Mittel die sie enthalten
ES92300281T ES2102453T3 (es) 1991-01-16 1992-01-14 Derivados de tetrahidroisoquinolina, procesos para producir los mismos y bactericidas que contienen los mismos.
CA 2059388 CA2059388A1 (en) 1991-01-16 1992-01-15 Tetrahydroisoquinoline derivatives, processes for producing the same and fungicides containing the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014520776A (ja) * 2011-07-04 2014-08-25 バイエル・インテレクチユアル・プロパテイー・ゲー・エム・ベー・ハー 植物における非生物的ストレスに対する活性薬剤としての置換されているイソキノリノン類、イソキノリンジオン類、イソキノリントリオン類およびジヒドロイソキノリノン類または各場合でのそれらの塩の使用

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JP2014520776A (ja) * 2011-07-04 2014-08-25 バイエル・インテレクチユアル・プロパテイー・ゲー・エム・ベー・ハー 植物における非生物的ストレスに対する活性薬剤としての置換されているイソキノリノン類、イソキノリンジオン類、イソキノリントリオン類およびジヒドロイソキノリノン類または各場合でのそれらの塩の使用

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