JPH051863U - 内燃機関の点火装置 - Google Patents

内燃機関の点火装置

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JPH051863U
JPH051863U JP5830291U JP5830291U JPH051863U JP H051863 U JPH051863 U JP H051863U JP 5830291 U JP5830291 U JP 5830291U JP 5830291 U JP5830291 U JP 5830291U JP H051863 U JPH051863 U JP H051863U
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ignition coil
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信男 鈴木
敏郎 鈴木
仁司 竹内
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Aisan Industry Co Ltd
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダヘッドカバーに固定する点火コイル
を備えた点火装置において、簡単な構成でシール機能を
確保しつつ点火コイルをシリンダヘッドカバーに容易且
つ確実に固定し得るようにする。 【構成】 弾性体のホルダ20にハイテンションコード
30を収容して、一端を点火コイル10に保持し、他端
を点火プラグ40に保持する。このホルダ20のフラン
ジ部21に、高さ及び幅の少くとも一方がボルト10d
近傍とその他の部分とで異なる環状の突条23を形成
し、点火コイル10とシリンダヘッドカバー53との間
のシール性を確保する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は内燃機関の点火装置に関し、特にシリンダヘッドカバーに点火コイル を配設し、高電圧を直接点火コイルに印加するようにした点火装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の点火装置は点火コイルの一次電流を断続し、コイル内の磁束変化に 応じて二次側に発生する高電圧を点火プラグに印加し、気筒内の混合気に点火す るものである。このため、従来は配電器を具備し、点火コイルで発生した高電圧 を各気筒の点火プラグに配電することとしていた。これに対し、近時の内燃機関 の高性能化に伴い、配電器を廃し各気筒の点火プラグに夫々点火コイルを接続す る技術が採用され、コイル分配点火方式として知られている。
【0003】 このような点火装置を内燃機関に装着する場合、例えば特開昭63−1164 14号公報に記載のように、点火コイルを直接点火プラグに接続することも行な われているが、シリンダヘッドカバーが装着された多気筒内燃機関に適用するこ とはできない。これに対し、例えば特開昭62−157278号公報に記載のよ うに、狭いバルブ挟み角を有するDOHCエンジンに対してもカムシャフト間に 点火コイルを配設できるようにした点火装置が提案されている。同公報の点火装 置においては、オイル室に設けられた隔壁を除去し、点火コイルを収容したケー シングを直接オイル室内に配設すると共に、シリンダヘッドカバー及びケーシン グ間並びに点火プラグ取付孔及びケーシング間でシールするようにしている。尚 、同公報に記載の点火装置に用いられる点火コイルとしては、例えば特開平2− 37705号公報に記載のような、種々の点火コイルが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記特開昭62−157278号公報において、点火コイルを点火プラグに接 続するには、点火コイルに接続されたコネクタ部材を内燃機関の真上から点火プ ラグ取付孔に挿入しなければならず、内燃機関の上方に部品等を配置することは できない。近時の内燃機関の部品点数の増大に伴い取付スペースが減少している 状況に鑑みると、このような制約は好ましいものではなく、斜め方向からでも接 続し得るようにする必要がある。
【0005】 また、同公報に記載のように点火コイルがシリンダヘッドカバーに固定され、 これと点火プラグとがコネクタ部材を介して接続される点火装置においては、少 くとも点火コイルとシリンダヘッドカバーとの接続部を介してシリンダヘッドカ バー外部から水、塵芥等が進入しないように対策を講ずる必要がある。この対策 としては、同公報に記載のようにOリング等のシール部材を介装することが一般 的であるが、部品点数が多くなり、多くの組付工数を要する。
【0006】 一方、点火コイルをシリンダヘッドカバーに固定するに当っては、着脱可能と するため、締結部材、例えばボルトによって締結するのが一般的である。この場 合、シール性に鑑み、通常二カ所以上で点火コイルがシリンダヘッドカバーに締 結されるが、この組付作業にも多くの工数を要する。従って、一個のボルトで点 火コイルをシリンダヘッドカバーに固定し得るように構成することが要請されて いる。然し乍ら、締結部位近傍の締結力が最大で、ここから離隔するに従って締 結力は減少するので、一個のボルトのみとするとシール部材に対する面圧が不均 一となり、良好なシール性が得られなくなる。これに対し、更にボルトの締結力 を増大させると、締結部位近傍の面圧が必要以上に大きくなりボルト近傍の取付 面を損なうおそれがあるので、締結力の増大にも限界がある。
【0007】 そこで、本考案はシリンダヘッドカバーに固定する点火コイルを備えた内燃機 関の点火装置において、簡単な構成で良好なシール性を確保しつつ点火コイルを シリンダヘッドカバーに容易且つ確実に固定し得るようにすることを目的とする 。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するため、本考案は内燃機関のシリンダヘッドに形成した取 付孔に点火プラグを装着し、該点火プラグに給電する点火コイルを、前記内燃機 関のシリンダヘッドカバーに固定する内燃機関の点火装置において、可撓性を有 し前記点火コイルを前記点火プラグに電気的に接続する導電体と、該導電体を収 容すると共に一端を前記点火コイルに保持し他端を前記点火プラグに保持する弾 性部材とを備え、該弾性部材の前記点火コイルに保持する一端に、前記点火コイ ルと前記シリンダヘッドカバーとの間に挟持するフランジ部を形成すると共に、 該フランジ部の全周に亘り環状の突条を一体的に形成することとしたものである 。
【0009】 前記点火装置において、前記環状の突条の高さ及び幅の少くとも何れか一方が 、前記点火コイルと前記シリンダヘッドカバーとの締結部位近傍とその他の部分 とで異なるように前記環状の突条を形成することが望ましい。
【0010】
【作用】
本考案の内燃機関の点火装置においては、先ず導電体を収容した弾性部材の一 端を点火コイルに保持し、次に点火コイルを点火プラグ方向に押圧して弾性部材 の他端を点火プラグに保持する。これにより、点火コイルと点火プラグが導電体 を介して電気的に接続される。このとき、弾性部材のフランジ部が点火コイルと シリンダヘッドカバーとの間に挟持され、これらの一方にフランジ部の環状の突 条が当接して圧縮されるので、シリンダヘッドカバー内は外部からシールされる 。特に、環状の突条の高さ及び幅の少くとも何れか一方を、点火コイルとシリン ダヘッドカバーとの締結部位近傍とその他の部分とで異なるように形成すること により、全周に亘り略均一の面圧が得られる。従って、良好なシール性を確保し つつ一個の締結部材で点火コイルをシリンダヘッドカバーに固定することができ る。
【0011】 而して、上記のように構成された点火装置において、点火コイルに供給される 一次電流が断続すると、高電圧が誘起される。この高電圧が導電体を介して点火 プラグに印加され、点火プラグに火花放電が生ずる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の点火装置の望ましい実施例を図面を参照して説明する。 図3は本考案の一実施例に係る点火装置を備えた内燃機関の頂部を示している 。本実施例における内燃機関50は直列に並設された複数の気筒を備えており、 図3はこの内一気筒のシリンダヘッド部の断面を示している。内燃機関50のシ リンダヘッド52には各気筒の燃焼室51に開口する吸気ポート及び排気ポート が夫々一体成形されており、これらに夫々一対の吸気弁56及び排気弁57が装 着されているが、図3にはこれらの内一組のみが表れている。即ち、本実施例で は各気筒に吸気弁56及び排気弁57が一対、計四個の弁が装着され、所謂四バ ルブエンジンとなっており、直接駆動方式のダブルオーバーヘッドカムシャフト の動弁系となっている。
【0013】 内燃機関50において、シリンダヘッド52の上方にシリンダヘッドカバー5 3が接合され、両者間にオイル室55が郭成されている。シリンダヘッド52の 吸気弁56と排気弁57の間には、オイル室55から燃焼室51に向かって取付 孔54が形成されている。この取付孔54の燃焼室51側の小径孔に点火プラグ 40が螺着され、その電極部が燃焼室51内に露出した状態で固定されている。 尚、点火プラグ40は、周知のように図1に示すターミナル41を備え、これに 続き螺子山部42が形成されている。
【0014】 そして、シリンダヘッドカバー53の頂部に、取付孔54のオイル室55への 開口部に対向して開口する取付凹部53aが形成されており、取付凹部53aの 底部に挿通孔53bが穿設され、この回りに凹部53cが形成されている。取付 孔54内には、金属で形成された円筒状の遮蔽筒体60が挿嵌され、その一端が 取付孔54下端近傍に圧入等によって固着されている。遮蔽筒体60の他端は取 付孔54から突出し、取付凹部53aの挿通孔53bを貫通して凹部53c迄延 出している。
【0015】 本実施例の点火コイル10は小型で、特に本体部が薄く形成されており、シリ ンダヘッドカバー53内に容易に収容できるように構成されている。点火コイル 10は、図1に示すようにその二次コネクタ部10a内に高圧ターミナル11が インサート樹脂成形によって内蔵されており、その外周に環状の係合突起10b が一体的に形成されている。高圧ターミナル11はアルミニウム製の有底筒体で 、この中に導体の圧縮スプリング12が収容されており、これに接触するように ハイテンションコード30の一端部が高圧ターミナル11の筒体内に挿嵌されて いる。また、点火コイル10には一個の取付フランジ10cが一体的に形成され ており、これに挿通される一個のボルト10dによって点火コイル10がシリン ダヘッドカバー53に締結されるように構成されている。
【0016】 ハイテンションコード30は本考案にいう導電体を構成し、周知のように芯線 31を高電圧に耐え得るゴム等の絶縁体で被覆したもので、本実施例では芯線3 1の一端(図1の上端)は露出して拡開された後、ターミナル32に半田付けさ れている。芯線31の他端(図1の下端)はターミナル33に接続されている。 このターミナル33は、ハイテンションコード30の端部外周にかしめ結合され た金属筒体であり、ターミナル33の開放端近傍には、内側に突出するように形 成された係止部33aが設けられている。このハイテンションコード30は、本 考案にいう弾性部材たるホルダ20の中空部26に嵌着されている。
【0017】 ホルダ20は耐熱性に優れたシリコンゴム製の筒体で、一端にフランジ部21 が形成されると共に、他端にテーパ状のプラグ装着部22が形成されている。ホ ルダ20の一端にはフランジ部21が形成されている。このホルダ20のフラン ジ部21には本体部側に延出する環状の突条23が形成されている。突条23は 、シールに供されるもので、図2にその平面を示したように、ボルト10dの締 結部位近傍(図2中、右側)とその他の部分とで幅が異なっており、ボルト10 d側の半分が広幅部23aとなっており、残りの半分が細幅部23bとなってい る。尚、突条23の全周の1/4程度を広幅部23aとしてもよく、また広幅部 23a及び細幅部23bの幅を図2に示すように夫々均一の幅とすることなく、 広幅部23aの中心から細幅部23bの中心に向かって周方向に幅が漸減するよ うに構成してもよい。これらの寸法関係は、ホルダ20の材質、ボルト10dの 締付トルク等に応じて適宜設定される。
【0018】 また、ホルダ20の本体部の外周にもシール用に環状の均一幅の突条24が数 条(本実施例では3条)並設されている。この突条24に隣接して、ホルダ20 の外周に、突条24と略同一高さでこれより広幅の支持部28が形成されている 。これは、点火コイル10を一個のボルト10dのみによって固定した場合に、 ホルダ20に傾きが生じ点火コイル10と遮蔽筒体60との間でガタが生ずるの を防止するため両者を密着させるものである。この支持部28はボルト10dか らなるべく離隔した位置に設けることが望ましいが、図1に示すように二次コネ クタ部10aの開口端に対向する位置に設けるとよい。尚、支持部28の形状は 図1に示したものに限らず、突条24を1もしくは2条増設することとしてもよ い。ホルダ20の中空部26は、フランジ部21側に形成された段付開口部26 a、これに連続して形成されハイテンションコード30を収容する小径部26b 、点火プラグ40に嵌着する大径部26cから成る。尚、段付開口部26a内に は環状の係合溝26dが形成されている。
【0019】 ホルダ20の支持部28とプラグ装着部22との間の外周には、凹部25が形 成されており、この凹部25に、円形断面のばね線条を密着してつる巻き状に巻 回したコイルスプリング27が嵌合されている。即ち、ホルダ20の軸方向中央 部分の外面に、ホルダ20の軸方向に剛性を有し軸と直交する方向に可撓性を有 するコイルスプリング27が巻回され、凹部25の両側段部で係止された形態と なっている。
【0020】 而して、点火コイル10を点火プラグ40に接続する場合には、ホルダ20の 凹部25にコイルスプリング27を嵌合すると共に、中空部26にハイテンショ ンコード30を嵌着した状態とし、先ずホルダ20の段付開口部26aを点火コ イル10の二次コネクタ部10aに嵌着する。これにより、二次コネクタ部10 aの外周に形成された係合突起10bが、段付開口部26a内の係合溝26dに 係合し、ホルダ20は点火コイル10に保持されると共に、芯線31の端部及び ターミナル32が圧縮スプリング12に押接され、ハイテンションコード30と 高圧ターミナル11が電気的に接続される。
【0021】 このように点火コイル10にホルダ20及びハイテンションコード30が接続 された状態で、ホルダ20を遮蔽筒体60内に挿入し、点火コイル10を点火プ ラグ40方向に押圧して、ホルダ20のプラグ装着部22を点火プラグ40の螺 子山部42に嵌合する。これにより、ホルダ20が点火プラグ40に保持される と共に、ハイテンションコード30のターミナル33の係止部33aが点火コイ ル40のターミナル41に係止される。このとき、シリンダヘッドカバー53の 取付凹部53aの上方に他の部品等が設けられている場合には、ホルダ20を屈 曲させて遮蔽筒体60内に挿入し、プラグ装着部22が点火プラグ40に当接し コイルスプリング27部分が遮蔽筒体60内に収容された後に点火コイル10を 上方から押圧すれば、ホルダ20及びハイテンションコード30は夫々点火プラ グ40の螺子山部42及びターミナル41に接続される。
【0022】 即ち、ホルダ20及びハイテンションコード30は可撓性を有し、またコイル スプリング27はホルダ20の軸に直交する方向に可撓性を有するので、これら は容易に屈曲する。コイルスプリング27が遮蔽筒体60内に収容された後は、 ホルダ20及びコイルスプリング27の軸方向の剛性によりホルダ20及びハイ テンションコード30が直線状態に維持され、点火コイル10を押圧してもこれ らが屈曲することなく確実に点火プラグ40に接続される。このようにして、点 火コイル10の高圧ターミナル11はハイテンションコード30の一端に電気的 に接続され、ハイテンションコード30の他端が点火コイル40に電気的に接続 される。
【0023】 そして、点火コイル10の取付フランジ10cにボルト10dが挿通され、シ リンダヘッドカバー53に螺合される。このとき、突条23は点火コイル10と シリンダヘッドカバー53との間で漸次圧縮されるが、ボルト10d近傍の広幅 部23aに大きな圧縮力が加わり、細幅部23bにはこれより小さな圧縮力が加 わる。而して、ボルト10dにより点火コイル10がシリンダヘッドカバー53 に緊締されると、突条23の全周に亘り略均一の面圧が得られ、遮蔽筒体60内 に対し安定したシール性が確保される。即ち、シリンダヘッドカバー53の外部 から遮蔽筒体60内への水等の進入が阻止される。しかも、フランジ部21と遮 蔽筒体60の開放端とが密着しており、また突条24が遮蔽筒体60の内面に密 接しているので、遮蔽筒体60内の収容室とオイル室55とは完全に分離され、 オイル室55内のオイル飛沫が遮蔽筒体60内に進入することはない。
【0024】 一方、点火コイル10を取り外す場合にも、上記と同様ホルダ20等が屈曲す るので、どのような方向へも引き抜くことができる。このとき、ハイテンション コード30はホルダ20の中空部26内に嵌着されているので、点火プラグ40 のターミナル41とハイテンションコード30のターミナル33との係合力に抗 して、ホルダ20と共に引き抜かれる。
【0025】 上記のように構成された本実施例の点火装置の作用を説明すると、内燃機関5 0が始動され、吸気弁56及び排気弁57が所定の周期で駆動される。そして、 内燃機関50の回転に応じ所定の順序で出力される点火信号により点火コイル1 0の一次電流が制御され、その二次コイルに所定の高電圧が発生する。この高電 圧はそのまま高圧ターミナル11及びハイテンションコード30を介して点火プ ラグ40に印加され、点火プラグ40の先端の電極部において火花放電が生じ、 燃焼室51内の圧縮混合気が着火する。
【0026】 図4は本考案の他の実施例を示し、ホルダ20のフランジ部21に形成される 突条29の高さが、ボルト10dの締結部位近傍とその他の部分とで異なるよう に形成したものである。即ち、図5に断面を示したように、突条29はボルト1 0d近傍に位置する側(図5中、右側)が低く、その反対側が高くなるように形 成されている。即ち、ボルト10dによって点火コイル10がシリンダヘッドカ バー53に緊締されると、突条29は圧縮されて図4に示すように全周略同じ高 さになり、全周に亘り略均一の面圧が得られるように構成されている。
【0027】 また、ハイテンションコード30は、インサート成形によって弾性部材たるホ ルダ20に一体的に収容されている。即ち、ホルダ20は、シリコンゴムのイン サート成形によりハイテンションコード30を一体的に収容したもので、その他 の部分は突条29を除き前述の実施例と同様に形成されている。このように、本 実施例ではハイテンションコード30はホルダ20に一体的に収容されているの で、点火プラグ40のターミナル41とハイテンションコード30のターミナル 33との結合力が大であっても、ホルダ20と共に容易に引き抜くことができる 。
【0028】 尚、上記実施例においては、何れも本考案にいう導電体としてハイテンション コード30を用いたが、絶縁被覆を具備することなく芯線31とターミナル32 ,33のみとしてもよく、あるいはコイルスプリング27を装着しないこととし てもよい。また、突条23,29はホルダ20を成形後、加硫ゴム層を付着する ことによって一体的に形成することとしてもよい。更に、突条23,29の表面 に非加硫ゴム層を形成することとしてもよく、これにより接触面との親和性の向 上を図ることができる。
【0029】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成されているので以下に記載の効果を奏する。 即ち、本考案の点火装置によれば、弾性部材及び導電体は可撓性を有するので 、点火プラグに接続する際、点火プラグの取付孔の軸に対し傾斜した方向からも 容易に挿入することができる。また、導電体は、筒体の弾性部材に収容され、こ の弾性部材が点火コイルに保持されているので、弾性部材の軸方向の剛性により 点火プラグへの接続を確実に行なうことができる。そして、フランジ部に一体的 に形成された環状の突条が点火コイルとシリンダヘッドカバーとの間に挟持され るので、簡単な構成でシリンダヘッドカバーの外部に対し良好なシール性を確保 することができる。
【0030】 特に、環状の突条の高さ及び幅の少くとも何れか一方が、点火コイルとシリン ダヘッドカバーとの締結部位近傍とその他の部分とで異なるように形成されてい る場合には、全周に亘り略均一の面圧が得られるので、一個の締結部材のみを以 って点火コイルをシリンダヘッドカバーに固定することとしても、良好なシール 性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る点火装置の部分断面図
である。
【図2】本考案の一実施例における弾性部材のフランジ
部に形成した突条の平面図である。
【図3】本考案の一実施例に係る点火装置を備えた内燃
機関の断面図である。
【図4】本考案の他の実施例に係る点火装置の部分断面
図である。
【図5】本考案の一実施例における弾性部材のフランジ
部の断面図である。
【符号の説明】
10 点火コイル 10a 二次コネクタ部 10c 取付フランジ 10d ボルト 11 高圧ターミナル 20 ホルダ(弾性部材) 21 フランジ部 23 突条, 23a 広幅部, 23b 細幅部 27 コイルスプリング 29 突条 30 ハイテンションコード(導電体) 31 芯線 32,33 ターミナル 40 点火プラグ 50 内燃機関 52 シリンダヘッド 53 シリンダヘッドカバー 60 遮蔽筒体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッドに形成した取
    付孔に点火プラグを装着し、該点火プラグに給電する点
    火コイルを、前記内燃機関のシリンダヘッドカバーに固
    定する内燃機関の点火装置において、可撓性を有し前記
    点火コイルを前記点火プラグに電気的に接続する導電体
    と、該導電体を収容すると共に一端を前記点火コイルに
    保持し他端を前記点火プラグに保持する弾性部材とを備
    え、該弾性部材の前記点火コイルに保持する一端に、前
    記点火コイルと前記シリンダヘッドカバーとの間に挟持
    するフランジ部を形成すると共に、該フランジ部の全周
    に亘り環状の突条を一体的に形成したことを特徴とする
    内燃機関の点火装置。
  2. 【請求項2】 前記環状の突条の高さ及び幅の少くとも
    何れか一方が、前記点火コイルと前記シリンダヘッドカ
    バーとの締結部位近傍とその他の部分とで異なるように
    前記環状の突条を形成したことを特徴とする内燃機関の
    点火装置。
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