JPH051863A - 低温再生器 - Google Patents
低温再生器Info
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- JPH051863A JPH051863A JP15196091A JP15196091A JPH051863A JP H051863 A JPH051863 A JP H051863A JP 15196091 A JP15196091 A JP 15196091A JP 15196091 A JP15196091 A JP 15196091A JP H051863 A JPH051863 A JP H051863A
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- JP
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- temperature regenerator
- low temperature
- absorption liquid
- absorption solution
- regenerator
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2500/00—Problems to be solved
- F25B2500/17—Size reduction
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低温再生器の高性能化及び小型化を図る。
【構成】 低温再生器の中間吸収液の流入口14と濃吸
収液の流出口16とのほぼ中間から流入口14の近傍に
至る中間吸収液の循環管18を接続し、かつ、この循環
管18に吸収液ポンプ21を設け、吸収液ポンプ21か
ら吐出した中間吸収液が流入口14の近傍から低温再生
器内に流入し、低温再生器での流出口16へ向う中間吸
収液の流れが速くなり、熱交換量が増加し、低温再生器
の高性能化及び小型化を図る。又、部分負荷時、吸収液
ポンプ21から吐出される中間吸収液によって流入口1
4からの中間吸収液の流れが乱れることを回避して低温
再生器の中間吸収液の流れを速くして部分負荷時の運転
効率を向上する。
収液の流出口16とのほぼ中間から流入口14の近傍に
至る中間吸収液の循環管18を接続し、かつ、この循環
管18に吸収液ポンプ21を設け、吸収液ポンプ21か
ら吐出した中間吸収液が流入口14の近傍から低温再生
器内に流入し、低温再生器での流出口16へ向う中間吸
収液の流れが速くなり、熱交換量が増加し、低温再生器
の高性能化及び小型化を図る。又、部分負荷時、吸収液
ポンプ21から吐出される中間吸収液によって流入口1
4からの中間吸収液の流れが乱れることを回避して低温
再生器の中間吸収液の流れを速くして部分負荷時の運転
効率を向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば冷媒蒸気によって
吸収液を加熱して吸収液から冷媒蒸気を分離する低温再
生器に関する。
吸収液を加熱して吸収液から冷媒蒸気を分離する低温再
生器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平1−234765号公報に
は、高温再生器から高温熱交換器を経て送られて来た中
間吸収液を高温再生器からの冷媒蒸気が流れる加熱器に
よって加熱し、上記中間吸収液から更に冷媒蒸気を分離
して濃吸収液を吸収器へ送る低温再生器を備えた吸収冷
凍機が開示されている。そして、高温再生器の圧力が低
温再生器の圧力に比べて非常に高くなっているため、圧
力差によって中間吸収液が高温再生器から低温再生器へ
流れる。
は、高温再生器から高温熱交換器を経て送られて来た中
間吸収液を高温再生器からの冷媒蒸気が流れる加熱器に
よって加熱し、上記中間吸収液から更に冷媒蒸気を分離
して濃吸収液を吸収器へ送る低温再生器を備えた吸収冷
凍機が開示されている。そして、高温再生器の圧力が低
温再生器の圧力に比べて非常に高くなっているため、圧
力差によって中間吸収液が高温再生器から低温再生器へ
流れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、低温再生器での伝熱形態は一般に沸騰熱伝達と対流
熱伝達とがあり、従来の低温再生器では加熱器を構成す
る伝熱管近傍の吸収液の流れは低速なため、上記対流熱
伝達は自由対流熱伝達に相当する低い伝熱特性になる。
更に、低温再生器底部の伝熱管近傍では沸騰時の気泡が
存在しないため、吸収液の流動が不十分で液温が上昇
し、伝熱効果が低下する。
て、低温再生器での伝熱形態は一般に沸騰熱伝達と対流
熱伝達とがあり、従来の低温再生器では加熱器を構成す
る伝熱管近傍の吸収液の流れは低速なため、上記対流熱
伝達は自由対流熱伝達に相当する低い伝熱特性になる。
更に、低温再生器底部の伝熱管近傍では沸騰時の気泡が
存在しないため、吸収液の流動が不十分で液温が上昇
し、伝熱効果が低下する。
【0004】特に、低温再生器の伝熱管外面の熱伝達が
低い場合には、熱交換量が不十分になり吸収液の加熱濃
縮が不十分なるという問題が発生する。又、熱交換量を
増やすために伝熱面積を大きくした場合には低温再生器
が大型化するという問題が生じる。
低い場合には、熱交換量が不十分になり吸収液の加熱濃
縮が不十分なるという問題が発生する。又、熱交換量を
増やすために伝熱面積を大きくした場合には低温再生器
が大型化するという問題が生じる。
【0005】本発明は低温再生器の熱交換量を増加して
高性能化を図り、低温再生器の小型化を図ることを目的
とする。
高性能化を図り、低温再生器の小型化を図ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、高温蒸気が内部を流れる複数の伝熱管10
を収納し、中間吸収液の流入口14と、濃吸収液の流出
口16とを備えた低温再生器において、流入口14と流
出口16とのほぼ中間から流入口14の近傍に至り上記
中間の中間吸収液を流入口14の近傍に戻す中間吸収液
の循環管18と、この循環管18に設けられた吸収液ポ
ンプ21とを備えた低温再生器を提供し、低温再生器の
高性能化及び小型化を図るものである。
するために、高温蒸気が内部を流れる複数の伝熱管10
を収納し、中間吸収液の流入口14と、濃吸収液の流出
口16とを備えた低温再生器において、流入口14と流
出口16とのほぼ中間から流入口14の近傍に至り上記
中間の中間吸収液を流入口14の近傍に戻す中間吸収液
の循環管18と、この循環管18に設けられた吸収液ポ
ンプ21とを備えた低温再生器を提供し、低温再生器の
高性能化及び小型化を図るものである。
【0007】又、中間吸収液の流入口26側に設けられ
た密閉式熱交換器30と、濃吸収液の流出口16側に設
けられた開放式低温再生器31と、中間吸収液の流入口
26と濃吸収液の流出口16とのほぼ中間から密閉式低
温再生器30に至る中間吸収液の循環管27と、この循
環管27に設けられた吸収液ポンプ21とを備えた低温
再生器を提供し、低温再生器の高性能化及び小型化を図
るものである。
た密閉式熱交換器30と、濃吸収液の流出口16側に設
けられた開放式低温再生器31と、中間吸収液の流入口
26と濃吸収液の流出口16とのほぼ中間から密閉式低
温再生器30に至る中間吸収液の循環管27と、この循
環管27に設けられた吸収液ポンプ21とを備えた低温
再生器を提供し、低温再生器の高性能化及び小型化を図
るものである。
【0008】
【作用】吸収液ポンプ21の運転によって中間吸収液が
循環管18を流れ、流入口14の近傍から再生器内に流
入し、循環管18から流入した中間吸収液によって、流
入口14側から流出口16側へ流れる中間吸収液の流れ
が速くなり、強制対流熱伝達が盛んになり、伝熱管10
から中間吸収液への熱伝達量が増し、熱交換量が増え再
生器の高性能化及び小型化を図ることが可能になる。
又、循環管27が独立して設けられているので、部分負
荷時に流入口14から流入する中間吸収液が吸収液ポン
プ21の運転によって送られる中間吸収液の影響を受け
ることを回避し、部分負荷時にも吸収液ポンプ21を全
負荷時と同様に運転して中間吸収液を循環することがで
き、部分負荷時の運転効率を向上することが可能にな
る。
循環管18を流れ、流入口14の近傍から再生器内に流
入し、循環管18から流入した中間吸収液によって、流
入口14側から流出口16側へ流れる中間吸収液の流れ
が速くなり、強制対流熱伝達が盛んになり、伝熱管10
から中間吸収液への熱伝達量が増し、熱交換量が増え再
生器の高性能化及び小型化を図ることが可能になる。
又、循環管27が独立して設けられているので、部分負
荷時に流入口14から流入する中間吸収液が吸収液ポン
プ21の運転によって送られる中間吸収液の影響を受け
ることを回避し、部分負荷時にも吸収液ポンプ21を全
負荷時と同様に運転して中間吸収液を循環することがで
き、部分負荷時の運転効率を向上することが可能にな
る。
【0009】又、吸収液ポンプ21の吐出圧及び流入口
26から流入した中間吸収液の圧力が密閉式低温再生器
30の中間吸収液に直接作用し、流入口26側から流出
口16側へ流れる中間吸収液の流れが大幅に速くなり、
伝熱管10の外面の熱伝達が促進される。このため、熱
交換量が大幅に増加して低温再生器の高性能化及び小型
化を図ることが可能になる。又、循環管27を独立して
低温再生器に接続することによって、部分負荷時に流入
口26から流入する中間吸収液が吸収液ポンプ21の運
転によって送られる中間吸収液の影響を受けることを回
避し、吸収液ポンプ21の吐出圧によって密閉式低温再
生器30の中間吸収液の流れが速くなり、熱交換量が増
加して部分負荷時の運転効率を向上することが可能にな
る。
26から流入した中間吸収液の圧力が密閉式低温再生器
30の中間吸収液に直接作用し、流入口26側から流出
口16側へ流れる中間吸収液の流れが大幅に速くなり、
伝熱管10の外面の熱伝達が促進される。このため、熱
交換量が大幅に増加して低温再生器の高性能化及び小型
化を図ることが可能になる。又、循環管27を独立して
低温再生器に接続することによって、部分負荷時に流入
口26から流入する中間吸収液が吸収液ポンプ21の運
転によって送られる中間吸収液の影響を受けることを回
避し、吸収液ポンプ21の吐出圧によって密閉式低温再
生器30の中間吸収液の流れが速くなり、熱交換量が増
加して部分負荷時の運転効率を向上することが可能にな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。図1は例えば吸収式冷凍機に設けら
れた低温再生器1を示し、2は器胴、3及び4は管板、
5は冷媒蒸気入口側ヘッダ、6は冷媒蒸気入口、7は冷
媒ドレン出口側ヘッダ、8は冷媒ドレン出口であり、低
温再生器1内は開放式低温再生器に構成されている。1
0…は伝熱管であり、それぞれの伝熱管10は管板3と
管板4との間に水平に複数段かつ複数列設けられてい
る。又、11及び12は管支えであり、管板3と管板4
との間に複数枚設けられている。
て詳細に説明する。図1は例えば吸収式冷凍機に設けら
れた低温再生器1を示し、2は器胴、3及び4は管板、
5は冷媒蒸気入口側ヘッダ、6は冷媒蒸気入口、7は冷
媒ドレン出口側ヘッダ、8は冷媒ドレン出口であり、低
温再生器1内は開放式低温再生器に構成されている。1
0…は伝熱管であり、それぞれの伝熱管10は管板3と
管板4との間に水平に複数段かつ複数列設けられてい
る。又、11及び12は管支えであり、管板3と管板4
との間に複数枚設けられている。
【0011】13は低温再生器1に接続された中間吸収
液管であり、この中間吸収液管13は高温熱交換器(図
示せず)に接続されている。又、14は低温再生器1内
の一端に設けられた中間吸収液の流入口であり、流入口
14は低温再生器1の他端を向いている。15は低温再
生器1の他端に設けられた濃吸収液出口箱であり、16
は濃吸収液流出口、17は濃吸収液管である。18は中
間吸収液の循環管であり、この循環管18の一端は流入
口14と流出口16のほぼ中間、即ち低温再生器1の略
中間の底部に接続され、他端の吸収液流入口20は流入
口14の近傍に設けられている。又、流入口20は流入
口14と同様に吸収液の流れ方向を向いている。そし
て、循環管18の途中に吸収液ポンプ21が設けられて
いる。又、22は低温再生器1内の中間吸収液流入側の
空間に設けられた仕切板、23はエリミネータである。
液管であり、この中間吸収液管13は高温熱交換器(図
示せず)に接続されている。又、14は低温再生器1内
の一端に設けられた中間吸収液の流入口であり、流入口
14は低温再生器1の他端を向いている。15は低温再
生器1の他端に設けられた濃吸収液出口箱であり、16
は濃吸収液流出口、17は濃吸収液管である。18は中
間吸収液の循環管であり、この循環管18の一端は流入
口14と流出口16のほぼ中間、即ち低温再生器1の略
中間の底部に接続され、他端の吸収液流入口20は流入
口14の近傍に設けられている。又、流入口20は流入
口14と同様に吸収液の流れ方向を向いている。そし
て、循環管18の途中に吸収液ポンプ21が設けられて
いる。又、22は低温再生器1内の中間吸収液流入側の
空間に設けられた仕切板、23はエリミネータである。
【0012】吸収式冷凍機の運転時、例えば臭化リチウ
ム水溶液である中間吸収液が高温再生器(図示せず)か
ら高温熱交換器及び中間吸収液管13を経て流入口14
から低温再生器1内に流入する。ここで、中間吸収液は
流出口16方向へ流入する。又、高温再生器で稀吸収液
から分離した冷媒蒸気が冷媒蒸気入口6から冷媒蒸気入
口側ヘッダ5に流入する。そして、冷媒蒸気はそれぞれ
の伝熱管10内を冷媒ドレン出口側ヘッダ方向へ流れ
る。又、吸収液ポンプ21の運転によって低温再生器1
のほぼ中間を流れる中間吸収液が循環管18を通り流入
口20から低温再生器1内に流入する。流入口20から
流入した中間吸収液は流入口14から流入した中間吸収
液と共に流出口16方向へ流れる。このため、低温再生
器1の流入口14側、即ち一端から流出口16側、即ち
他端方向への中間吸収液の流れが速くなり、伝熱管10
の外面を流れる中間吸収液の流れが速くなる。
ム水溶液である中間吸収液が高温再生器(図示せず)か
ら高温熱交換器及び中間吸収液管13を経て流入口14
から低温再生器1内に流入する。ここで、中間吸収液は
流出口16方向へ流入する。又、高温再生器で稀吸収液
から分離した冷媒蒸気が冷媒蒸気入口6から冷媒蒸気入
口側ヘッダ5に流入する。そして、冷媒蒸気はそれぞれ
の伝熱管10内を冷媒ドレン出口側ヘッダ方向へ流れ
る。又、吸収液ポンプ21の運転によって低温再生器1
のほぼ中間を流れる中間吸収液が循環管18を通り流入
口20から低温再生器1内に流入する。流入口20から
流入した中間吸収液は流入口14から流入した中間吸収
液と共に流出口16方向へ流れる。このため、低温再生
器1の流入口14側、即ち一端から流出口16側、即ち
他端方向への中間吸収液の流れが速くなり、伝熱管10
の外面を流れる中間吸収液の流れが速くなる。
【0013】流入口14及び流入口20から低温再生器
1内に流入して流出口16方向へ流れる中間吸収液は冷
媒蒸気が流れるそれぞれの伝熱管10によって加熱され
る。そして、中間吸収液から冷媒蒸気が分離し、濃度が
高くなった濃吸収液が流出口16から濃吸収液管17に
流出し、吸収器(図示せず)へ流れる。
1内に流入して流出口16方向へ流れる中間吸収液は冷
媒蒸気が流れるそれぞれの伝熱管10によって加熱され
る。そして、中間吸収液から冷媒蒸気が分離し、濃度が
高くなった濃吸収液が流出口16から濃吸収液管17に
流出し、吸収器(図示せず)へ流れる。
【0014】又、吸収式冷凍機の部分負荷時で、中間吸
収液管13を流れて来る中間吸収液の流速が遅く、流量
が少ない場合にも、吸収液ポンプ21の運転によって中
間吸収液が流入口20から低温再生器1内に流入する。
このため、流入口14側から流出口16側へ流れる中間
吸収液の流れの速さは吸収式冷凍機の全負荷時と略等し
い。
収液管13を流れて来る中間吸収液の流速が遅く、流量
が少ない場合にも、吸収液ポンプ21の運転によって中
間吸収液が流入口20から低温再生器1内に流入する。
このため、流入口14側から流出口16側へ流れる中間
吸収液の流れの速さは吸収式冷凍機の全負荷時と略等し
い。
【0015】上記実施例によれば、吸収液ポンプ21の
運転によって、吸収式冷凍機1のほぼ中間の中間吸収液
が一端の流入口20から低温再生器1内に流入し、流入
口14及び流入口20側から流出口16へ向って流れる
中間吸収液の流れが速くなり、強制対流熱伝達が盛んに
なる。この結果、それぞれの伝熱管10から中間吸収液
への熱伝達量が増加し、熱交換量が増え、低温再生器1
の高性能化を図ることができ、低温再生器1の小型化を
図ることができる。そして、低温再生器1の小型化によ
って吸収液の充填量を削減することができる。又、中間
吸収液を強制的に流すことによって、伝熱管10近傍の
加熱濃縮された吸収液とされていない吸収液との入れ換
えも激しく行なわれ、局所的な温度及び濃度の上昇を回
避することができる。
運転によって、吸収式冷凍機1のほぼ中間の中間吸収液
が一端の流入口20から低温再生器1内に流入し、流入
口14及び流入口20側から流出口16へ向って流れる
中間吸収液の流れが速くなり、強制対流熱伝達が盛んに
なる。この結果、それぞれの伝熱管10から中間吸収液
への熱伝達量が増加し、熱交換量が増え、低温再生器1
の高性能化を図ることができ、低温再生器1の小型化を
図ることができる。そして、低温再生器1の小型化によ
って吸収液の充填量を削減することができる。又、中間
吸収液を強制的に流すことによって、伝熱管10近傍の
加熱濃縮された吸収液とされていない吸収液との入れ換
えも激しく行なわれ、局所的な温度及び濃度の上昇を回
避することができる。
【0016】又、部分負荷時にも吸収液ポンプ21を運
転して吸収液ポンプ21の吐出圧によって中間吸収液が
循環管18を介して流入口20から低温再生器1内に流
入するので、流入口14から流入する中間吸収液の量が
減少した場合でも、流出口16へ向って流れる中間吸収
液の流速が大幅に低下することを防止でき、熱交換量を
確保して部分負荷時の運転効率を向上することができ
る。又、吸収液ポンプ21を備えた循環管18が中間吸
収液管13とは別に独立して低温再生器1に設けられて
いるので、部分負荷時、吸収液ポンプ21の吐出圧力が
中間吸収液管13を流れて流出口14から流入する中間
吸収液に影響を及ぼすことを回避できる。この結果、循
環路18に流量調節用のダンパ等を設ける必要がなく、
部分負荷時にも、吸収液ポンプ21を全負荷時と同様に
運転して中間吸収液を循環することができ、この結果、
部分負荷時の運転効率を一層向上することができる。
転して吸収液ポンプ21の吐出圧によって中間吸収液が
循環管18を介して流入口20から低温再生器1内に流
入するので、流入口14から流入する中間吸収液の量が
減少した場合でも、流出口16へ向って流れる中間吸収
液の流速が大幅に低下することを防止でき、熱交換量を
確保して部分負荷時の運転効率を向上することができ
る。又、吸収液ポンプ21を備えた循環管18が中間吸
収液管13とは別に独立して低温再生器1に設けられて
いるので、部分負荷時、吸収液ポンプ21の吐出圧力が
中間吸収液管13を流れて流出口14から流入する中間
吸収液に影響を及ぼすことを回避できる。この結果、循
環路18に流量調節用のダンパ等を設ける必要がなく、
部分負荷時にも、吸収液ポンプ21を全負荷時と同様に
運転して中間吸収液を循環することができ、この結果、
部分負荷時の運転効率を一層向上することができる。
【0017】以下、本発明の第2の実施例を図2に基づ
いて説明する。図2において図1と同様の構成のものに
は同じ符号を付しその詳細な説明は省略する。
いて説明する。図2において図1と同様の構成のものに
は同じ符号を付しその詳細な説明は省略する。
【0018】図2において、24は仕切板であり、この
仕切板24は低温再生器1内の中間吸収液流入側の中間
吸収液の液面と略同じ位置に設けられている。そして、
中間吸収液管25は器胴2の管板4側の上壁から低温再
生器1内に延び、先端の流入口26は仕切板24の下面
に開口している。又、循環管27は中間吸収液管13と
同様に器胴2の管板4側の上壁から低温再生器1内に延
び、先端の流入口28は仕切板24の下面に開口してい
る。そして、仕切板24の下方に密閉式低温再生器30
が形成され、仕切板24より流出口16側には吸収液面
が仕切板24に覆われていない開放式低温再生器31が
形成されている。
仕切板24は低温再生器1内の中間吸収液流入側の中間
吸収液の液面と略同じ位置に設けられている。そして、
中間吸収液管25は器胴2の管板4側の上壁から低温再
生器1内に延び、先端の流入口26は仕切板24の下面
に開口している。又、循環管27は中間吸収液管13と
同様に器胴2の管板4側の上壁から低温再生器1内に延
び、先端の流入口28は仕切板24の下面に開口してい
る。そして、仕切板24の下方に密閉式低温再生器30
が形成され、仕切板24より流出口16側には吸収液面
が仕切板24に覆われていない開放式低温再生器31が
形成されている。
【0019】吸収式冷凍機の運転時、中間吸収液管25
を中間吸収液が流れ、流入口26から密閉式低温再生器
30に流入する。又、吸収液ポンプ21の運転によって
低温再生器1の中間部の中間吸収液が循環管27を流
れ、流入口28から密閉式低温再生器30に流入する。
流入口26及び流入口28から密閉式低温再生器30に
流入した中間吸収液はそれぞれの伝熱管10によって強
制対流伝達により加熱されつつ流出口16方向へ流れ
る。ここで、密閉式低温再生器30では吸収液ポンプ2
1のポンプ圧及び高温再生器の圧力の逃げ場がないので
それぞれの圧力が密閉式低温再生器30の中間吸収液に
直接作用し、中間吸収液の流れは速い。このため、開放
式低温再生器34に流入した中間吸収液の流れは速く、
沸騰用の領域である開放式低温再生器34での熱交換量
が大幅に増加する。
を中間吸収液が流れ、流入口26から密閉式低温再生器
30に流入する。又、吸収液ポンプ21の運転によって
低温再生器1の中間部の中間吸収液が循環管27を流
れ、流入口28から密閉式低温再生器30に流入する。
流入口26及び流入口28から密閉式低温再生器30に
流入した中間吸収液はそれぞれの伝熱管10によって強
制対流伝達により加熱されつつ流出口16方向へ流れ
る。ここで、密閉式低温再生器30では吸収液ポンプ2
1のポンプ圧及び高温再生器の圧力の逃げ場がないので
それぞれの圧力が密閉式低温再生器30の中間吸収液に
直接作用し、中間吸収液の流れは速い。このため、開放
式低温再生器34に流入した中間吸収液の流れは速く、
沸騰用の領域である開放式低温再生器34での熱交換量
が大幅に増加する。
【0020】又、部分負荷時の流出口26からの中間吸
収液の流出圧が小さい場合でも、吸収液ポンプ21の中
間吸収液の吐出圧の逃げ場が密閉式低温再生器30では
ないので中間吸収液の流れは速く、熱交換量が増加す
る。
収液の流出圧が小さい場合でも、吸収液ポンプ21の中
間吸収液の吐出圧の逃げ場が密閉式低温再生器30では
ないので中間吸収液の流れは速く、熱交換量が増加す
る。
【0021】上記実施例によれば、吸収液ポンプ21の
吐出圧及び中間吸収液管25を流れて来た中間吸収液の
圧力が、密閉式低温再生器30の中間吸収液に直接作用
し、流入口26及び流入口28側から開放式低温再生器
34へ向って流れる中間吸収液の流れを大幅に速くする
ことができ、強制対流熱伝達が大幅に増加し、更に、開
放式低温再生器31を流れる中間吸収液の流れも速くす
ることができ、強制対流熱伝達によって伝熱管10外面
の熱伝達が促進される。この結果、熱交換量が大幅に増
加して低温再生器1内の高性能化及び小型化を図ること
ができる。又、中間吸収液の強制対流によって伝熱管近
傍の加熱濃縮された吸収液とされていない吸収液との交
替も一層促進され、局所的な温度或いは濃度の上昇を回
避することができる。
吐出圧及び中間吸収液管25を流れて来た中間吸収液の
圧力が、密閉式低温再生器30の中間吸収液に直接作用
し、流入口26及び流入口28側から開放式低温再生器
34へ向って流れる中間吸収液の流れを大幅に速くする
ことができ、強制対流熱伝達が大幅に増加し、更に、開
放式低温再生器31を流れる中間吸収液の流れも速くす
ることができ、強制対流熱伝達によって伝熱管10外面
の熱伝達が促進される。この結果、熱交換量が大幅に増
加して低温再生器1内の高性能化及び小型化を図ること
ができる。又、中間吸収液の強制対流によって伝熱管近
傍の加熱濃縮された吸収液とされていない吸収液との交
替も一層促進され、局所的な温度或いは濃度の上昇を回
避することができる。
【0022】又、部分負荷時においても、吸収液ポンプ
21の吐出圧によって、中間吸収液が流入口26から密
閉式低温再生器30に流入するので、上記吐出圧が逃げ
ることなく密閉式低温再生器30の中間吸収液に直接作
用し、中間吸収液の流れ及び開放式低温再生器31の中
間吸収液の流れを速くすることができ、強制対流熱伝達
によって熱交換量が増加し、部分負荷時の運転効率が向
上する。
21の吐出圧によって、中間吸収液が流入口26から密
閉式低温再生器30に流入するので、上記吐出圧が逃げ
ることなく密閉式低温再生器30の中間吸収液に直接作
用し、中間吸収液の流れ及び開放式低温再生器31の中
間吸収液の流れを速くすることができ、強制対流熱伝達
によって熱交換量が増加し、部分負荷時の運転効率が向
上する。
【0023】更に、中間吸収液管25と循環管27とが
別に低温再生器1に接続されているので、部分負荷時、
吸収液ポンプ21の吐出圧力が中間吸収液管25を流れ
る中間吸収液に影響を及ぼすことを回避でき、部分負荷
時にも、吸収液ポンプ21を全負荷時と同様に中間吸収
液を密閉式低温再生器30に送り込むことができ、この
結果、部分負荷時の運転効率を一層向上することができ
る。
別に低温再生器1に接続されているので、部分負荷時、
吸収液ポンプ21の吐出圧力が中間吸収液管25を流れ
る中間吸収液に影響を及ぼすことを回避でき、部分負荷
時にも、吸収液ポンプ21を全負荷時と同様に中間吸収
液を密閉式低温再生器30に送り込むことができ、この
結果、部分負荷時の運転効率を一層向上することができ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように構成された低温再
生器であり、中間吸収液の流入口と濃吸収液の流出口と
のほぼ中間から流入口の近傍に至り中間吸収液を流入口
の近傍に戻す中間吸収液の循環管を設け、この循環管に
吸収液ポンプを設けたので、吸収液ポンプの運転によっ
て循環管から中間吸収液を流出し、低温再生器の流入口
側から流出口側へ流れる中間吸収液の流速を速くするこ
とができ、伝熱管から中間吸収液への熱伝達量が増加
し、低温再生器の高性能化及び小型化を図ることができ
る。又、部分負荷時、流入口から流入する中間吸収液に
影響を及ぼすことなく低温再生器の中間部の中間吸収液
を循環管を介して低温再生器の流入口側へ送ることがで
き、中間吸収液を低温再生器へスムーズに送り込むこと
ができると共に、循環管から低温再生器へ送り込むこと
ができ、この結果、部分負荷時の熱交換量を確保して運
転効率を向上することができる。
生器であり、中間吸収液の流入口と濃吸収液の流出口と
のほぼ中間から流入口の近傍に至り中間吸収液を流入口
の近傍に戻す中間吸収液の循環管を設け、この循環管に
吸収液ポンプを設けたので、吸収液ポンプの運転によっ
て循環管から中間吸収液を流出し、低温再生器の流入口
側から流出口側へ流れる中間吸収液の流速を速くするこ
とができ、伝熱管から中間吸収液への熱伝達量が増加
し、低温再生器の高性能化及び小型化を図ることができ
る。又、部分負荷時、流入口から流入する中間吸収液に
影響を及ぼすことなく低温再生器の中間部の中間吸収液
を循環管を介して低温再生器の流入口側へ送ることがで
き、中間吸収液を低温再生器へスムーズに送り込むこと
ができると共に、循環管から低温再生器へ送り込むこと
ができ、この結果、部分負荷時の熱交換量を確保して運
転効率を向上することができる。
【0025】又、中間吸収液の流入口側に密閉式低温再
生器を形成し、濃吸収液の流出口側に開放式低温再生器
を形成し、中間吸収液の流入口と濃吸収液の流出口との
ほぼ中間から密閉式低温再生器に至る中間吸収液の循環
管と、この循環管に設けられた吸収液ポンプとを備え、
吸収液ポンプの吐出圧及び中間吸収液管を流れて来た中
間吸収液の圧力が密閉式低温再生器の中間吸収液に直接
作用し、低温再生器の中間吸収液の流れを一層速くする
ことができ、熱交換量を大幅に増加して低温再生器の高
性能化及び小型化を図ることができる。又、部分負荷時
に、吸収液ポンプの運転による中間吸収液の吐出圧が中
間吸収液管を流れる中間吸収液に影響を及ぼすことなく
密閉式低温再生器へ流れるので、上記吐出圧と中間吸収
液管を流れる中間吸収液の圧力とによって密閉式低温再
生器を流れる中間吸収液の流れが速くなり、熱交換量を
確保して運転効率を向上することができる。
生器を形成し、濃吸収液の流出口側に開放式低温再生器
を形成し、中間吸収液の流入口と濃吸収液の流出口との
ほぼ中間から密閉式低温再生器に至る中間吸収液の循環
管と、この循環管に設けられた吸収液ポンプとを備え、
吸収液ポンプの吐出圧及び中間吸収液管を流れて来た中
間吸収液の圧力が密閉式低温再生器の中間吸収液に直接
作用し、低温再生器の中間吸収液の流れを一層速くする
ことができ、熱交換量を大幅に増加して低温再生器の高
性能化及び小型化を図ることができる。又、部分負荷時
に、吸収液ポンプの運転による中間吸収液の吐出圧が中
間吸収液管を流れる中間吸収液に影響を及ぼすことなく
密閉式低温再生器へ流れるので、上記吐出圧と中間吸収
液管を流れる中間吸収液の圧力とによって密閉式低温再
生器を流れる中間吸収液の流れが速くなり、熱交換量を
確保して運転効率を向上することができる。
【図1】低温再生器の一部切欠き正面図である。
【図2】密閉式低温再生器を備えた低温再生器の一部切
欠き正面図である。
欠き正面図である。
1 低温再生器
10 伝熱管
14 中間吸収液の流入口
16 濃吸収液の流出口
18 循環管
21 吸収液ポンプ
Claims (2)
- 【請求項1】 高温蒸気が内部を流れる複数の伝熱管を
収納し、中間吸収液の流入口と、濃吸収液の流出口とを
備えた低温再生器において、上記流入口と流出口とのほ
ぼ中間から上記流入口の近傍に至り中間吸収液を流入口
の近傍に戻す中間吸収液の循環管と、この循環管に設け
られた吸収液ポンプとを備えたことを特徴とする再生
器。 - 【請求項2】 高温蒸気が内部を流れる複数の伝熱管を
収納し、中間吸収液の流入口と濃吸収液の流出口とを備
え、伝熱管を流れて来た高温蒸気によって中間吸収液を
加熱して冷媒蒸気を分離する低温再生器において、上記
吸収液の流入口側に設けられた密閉式低温再生器と、吸
収液の流出口側に設けられた開放式低温再生器と、吸収
液の流入口と吸収液の流出口とのほぼ中間から密閉式低
温再生器に至る中間吸収液の循環管と、この循環管に設
けられた吸収液ポンプとを備えたことを特徴とする低温
再生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3151960A JP2877560B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 低温再生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3151960A JP2877560B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 低温再生器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051863A true JPH051863A (ja) | 1993-01-08 |
JP2877560B2 JP2877560B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=15529977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3151960A Expired - Fee Related JP2877560B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 低温再生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2877560B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP3151960A patent/JP2877560B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2877560B2 (ja) | 1999-03-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |