JPH0518631A - 吸収式冷凍機用の吸収器 - Google Patents

吸収式冷凍機用の吸収器

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JPH0518631A
JPH0518631A JP16685991A JP16685991A JPH0518631A JP H0518631 A JPH0518631 A JP H0518631A JP 16685991 A JP16685991 A JP 16685991A JP 16685991 A JP16685991 A JP 16685991A JP H0518631 A JPH0518631 A JP H0518631A
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JP
Japan
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absorber
pipe
fins
heat transfer
cooling water
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Pending
Application number
JP16685991A
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English (en)
Inventor
Masayuki Fujimoto
正之 藤本
Takeshi Yokoyama
武 横山
Yasuhisa Asawa
泰久 浅輪
Kiyoto Kobayashi
清人 小林
Shigeo Tsukue
重男 机
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 吸収液の均一分散可能な吸収式冷凍機用の吸
収器を提供する。 〔構成〕 吸収器7のフィン7bと接触した伝熱管7a
に吸収液を導く導入孔12を設ける一方、この伝熱管7
a内には導入孔12と連通する環状溝11aが外周壁に
形成され、且つ環状溝11aと連通する複数の分散孔1
3を下壁に形成した液散布管11を設けたことで、少量
の吸収液の供給にあっても均一な散布が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は家庭用若しくはその近
辺容量の吸収式冷凍機用の吸収器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来用いられている吸収式冷凍機の吸収
器としては、例えば特公昭59−3667号公報が知ら
れている。これは駆動モータで回転する回転円板盤とこ
の外側で円周状に配置した熱交換パイプを組合わせた構
成であり、複雑な構造となり、製造コストが嵩むもので
ある。一般に、縦管の管内への液分散を考えると、縦管
の上端内にガイド管を一定間隙を介して嵌合させ、該ガ
イド管と縦管との間隙部に切欠き形成した数個の孔より
吸収液を管内面に沿って流下させる構成となっている。
【0003】また、フィンに切欠き又は同等の処置をし
た吸収器に、上端フィンより冷却水を散布した場合は下
端にフィンまでの濡れに再現性が乏しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即ち、このような流下
タイプでは比較的吸収液量が多くないと管内面に分散さ
せることができない。また、片流れの原因ともなり、変
流量に対する対応が難しいものである。
【0005】また、冷却水が冷却空気によりフィンの風
下側へ抜けて飛散したり、風速のため冷却水が風のない
隅の方へ押しやられたりする。即ち、吸収器の上端フィ
ンに散布した冷却水が切欠部を通って下段フィンに到達
して下段を濡らすが、一部の冷却水は風にあおれれフィ
ンから風下側へ飛散し無駄となる。熱交換器の全面に亘
って風速は一定でなく、中央部付近は一般的に風速が高
いため冷却水はフィン上を隅の方へ移動し中央部は濡れ
にくい結果となる。
【0006】本発明は上記実情に鑑み、フィン付管を上
下方向に設けて管内に吸収液、管外に冷却媒体が通るよ
うにし、且つフィンの風上側上に網を配置することで、
上記課題を解決する吸収式冷凍機用の吸収器を提供する
ことを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下方向に積
層されたフィンと、これらフィンと接触して設けられた
伝熱管とで構成され、この伝熱管に吸収液を導く導入孔
を設ける一方、この伝熱管内には前記導入孔と連通する
環状溝が外周壁に形成され且つこの環状溝と連通する複
数の分散孔が下壁に形成された液分散管を設けたもので
ある。
【0008】また、上下方向に積層されたフィンと、こ
れらフィンと接触して設けられた伝熱管とで構成され、
前記フィンの風上側端縁と間隙をもって配設された網
と、この網に冷却水を散布する散水装置とを備えたもの
である。
【0009】
【作用】上記のように、吸収液は導入孔より入り吸収器
の伝熱管と液分散管との間の空間を通って分散孔より分
散される。この導入孔から分散孔までは半密閉構造で、
且つ容積的には大変小さいため、供給された吸収液は液
量が多い時も少ない時も複数個の分散孔から均等に噴出
する。分散孔より下部で管径を減少しているため、吸収
液が管内壁より飛び出したりせず、均等に配分分散され
冷媒蒸気を効率良く吸収する。
【0010】また、吸収器の冷却空気風上側に網をフィ
ンと所定間隔を保って設けているため、散布装置より網
に沿って冷却水を散布すれば、この冷却水は網線に沿っ
て滴状となって流下し、網線より外れた水滴は風にあお
られフィン内に吸い込まれる。このため、全面均一に冷
却水を散布できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すれば、次の通りである。
【0012】図1乃至図4は家庭用などの小容量の水−
リチウム塩系吸収式冷凍機に関する吸収器を示し、吸収
器,凝縮器が空冷若しくは水空冷方式の構造をもつ冷凍
サイクル系統図を図5として示す。1はバーナー等の燃
焼装置2を備えた再生器で、該再生器1から導出された
濃溶液管路3には並列配置の濃溶液弁4とオリフィス5
を介して溶液熱交換器6を接続し、該溶液熱交換器6を
経た配管の先端を吸収器7の上部に配設した濃溶液分配
装置8に接続している。この吸収器7は上端に蒸発器9
側からの冷媒蒸気導入管10を接続し、該冷媒蒸気導入
管10の下部に形成した分散装置となる液分散管11の
環状溝11aには中途に吸収液導入孔12を設け、この
下端部に複数個(図4の図示では8個)の分散孔13を
設けていると共に、液分散管11の下端が吸収器本体と
なる伝熱管7aに臨み、該伝熱管7aの外周にフィン7
bが上下方向に積層されている。しかも、このフィン7
bの冷却空気風上側には1〜2mmの間隔を保って、線
径1φで,約10mmぐらいの目の開きをもつ網14を
設置している。また、網14の前面上端には冷却水散布
装置15の散布ノズル16を垂直方向に複数個を設置し
ている。この吸収器7の下端より導出した稀溶液用配管
17の先端に溶液タンク18を接続している。一方、再
生器1で発生した冷媒蒸気を導く配管19の先端に凝縮
器20を接続し、該凝縮器20で冷却された冷媒液を導
く配管21の先端を蒸発器9の下部に形成した冷媒タン
ク22に接続し、且つ該冷媒タンク22に溜まった冷媒
液はその下端に設けた冷媒循環ポンプ23から配管24
を経て蒸発器9の最上段に密着して設置した冷媒散布装
置25に導くようになっている。26は溶液タンク18
より導出した稀溶液を再生器1に戻すための稀溶液管路
で、該稀溶液管路26は溶液循環ポンプ27,稀溶液弁
28から溶液熱交換器6を経て再生器1に戻る循環回路
となっている。29は吸収器7と凝縮器20を冷却した
冷却水を溜める冷却水タンクで、該冷却水タンク29に
は冷却水ポンプ30から冷却水配管31を経て前記冷却
水散布装置15に連結されている。32は吸収器7と凝
縮器20を冷却する冷却ファンであり、33は蒸発器9
に臨む冷水入口管で、34は冷水出口管であり、これら
全体構成として吸収式冷凍機となる。
【0013】次にこの作用を説明すると、先ず再生器1
にて冷媒を吸収して稀薄になった稀溶液は燃焼装置2に
より加熱されて沸騰し濃溶液と冷媒蒸気を生ずる。この
濃溶液は濃溶液管路3から同管中に並列の濃溶液弁4と
オリフィス5を経て溶液熱交換器6を通り、更に濃溶液
分配装置8により吸収器7の伝熱管7a内に分配され
る。
【0014】この場合、吸収器7では吸収液導入孔12
より吸収液が入り伝熱管7aと液分散管11との間の環
状溝11aを通って分散孔13より分散される。この吸
収液導入孔12から分散孔13までは半密閉構造となっ
ており、しかも容積的には大変小さいため、供給された
吸収液は液量が多い時も少ない時も8箇所の分散孔13
より均等に噴出し、特に量の少ない時も偏流することが
ない。また、分散孔13より下部で管径を減少したテー
パー部11bを有しているため、吸収液が管内壁より飛
び出したりせず、均等に配分分散される。
【0015】また、吸収器7の外部にあっては、冷却空
気風上側となるフィン7bの外側に所定の間隔を介して
網14が設置してあるため、冷却水散布装置15の散水
ノズル16から網14に沿って冷却水を散布すると、こ
の冷却水は網線14aに沿って滴状となり流下する。流
下途中で網線14aより外れた水滴は風にあおられフィ
ン7b内に吸い込まれる。従って、全面均一に冷却水を
散布でき、上段フィンより流下する冷却水と一緒にフィ
ン7aを効率良く冷却する。
【0016】ここで、吸収器7内での濃溶液は蒸発器9
で発生し冷媒蒸気導入管10を経て流入する冷媒蒸気を
吸収し、稀溶液となって配管17から稀溶液溜まりであ
る溶液タンク18に入る。この稀溶液は稀溶液管路26
にて溶液循環ポンプ27,稀溶液弁28から溶液熱交換
器6を通って再び再生器1に戻る。
【0017】一方、冷媒は再生器1で蒸発し配管19を
通って凝縮器20で冷却され液化して冷媒液となり、こ
の冷媒液は配管21から冷媒液溜りである冷媒タンク2
2に入る。冷媒タンク22内の冷媒液は配管24を通っ
て冷媒循環ポンプ23により冷媒散布装置25から蒸発
器9に送られ、この伝熱管上に分散される。冷媒液は伝
熱管上で蒸発して冷水入口管33より入ってくる冷水を
冷やし冷水出口管34より送り出す。この冷水を室内の
冷房に用いる。また、蒸発した冷媒蒸気は冷媒蒸気導入
管10を通って吸収器7に入り前記濃溶液で吸収され
る。
【0018】この吸収器7と凝縮器20の冷却は空冷若
しくは水空冷方式にて行う。例えば、空冷式の場合は冷
却ファン32により吸収器7,凝縮器20を冷却する。
水空冷方式の場合は、ファン32を用いると共に冷却水
タンク29内の冷却水ポンプ30により冷却水配管31
を通って冷却水散布装置15から吸収器7或いは凝縮器
20に散布し冷却を行うものである。
【0019】
【発明の効果】上記のように、本発明の吸収式冷凍機用
の吸収器は、吸収器内の吸収液分散装置の形状を、吸収
液の導入孔が1箇所で管内円周上に均一分散するよう複
数個の分散孔を設けたので、吸収液が少量でも円周上に
均等に噴出される。また、吸収器のフィンの風上側とな
る前面に間隙をもって網を設けたため、網に沿って冷却
水を散布・流下させることにより冷却水は滴状で網線上
を流下し途中でフィンの中に吸い込まれ、風があつても
均一に冷却水を散布でき、フィン前面(風上側より)冷
却も可能となり、フィンを効率良く冷却することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す吸収器部の断面図であ
る。
【図2】同吸収器の側面図である。
【図3】吸収液分散装置部の拡大断面図である。
【図4】同液分散管部の横断面図である。
【図5】吸収式冷凍機の冷凍サイクル系統図である。
【符号の説明】
7 吸収器 7a 伝熱管 7b フィン 11 液分散管 12 導入孔 13 分散孔 14 網 15 散水装置
フロントページの続き (72)発明者 浅輪 泰久 東京都大田区大森西3ー1ー16ー506 (72)発明者 小林 清人 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 机 重男 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に積層されたフィンと、これら
    フィンと接触して設けられた伝熱管とで構成され、この
    伝熱管に吸収液を導く導入孔を設ける一方、この伝熱管
    内には前記導入孔と連通する環状溝が外周壁に形成され
    且つこの環状溝と連通する複数の分散孔が下壁に形成さ
    れた液分散管を設けたことを特徴とする吸収式冷凍機用
    の吸収器。
  2. 【請求項2】 上下方向に積層されたフィンと、これら
    フィンと接触して設けられた伝熱管とで構成され、前記
    フィンの風上側端縁と間隙をもって配設された網と、こ
    の網に冷却水を散布する散水装置とを備えたことを特徴
    とする吸収式冷凍機用の吸収器。
JP16685991A 1991-07-08 1991-07-08 吸収式冷凍機用の吸収器 Pending JPH0518631A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16685991A JPH0518631A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 吸収式冷凍機用の吸収器

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JP16685991A JPH0518631A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 吸収式冷凍機用の吸収器

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JPH0518631A true JPH0518631A (ja) 1993-01-26

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ID=15838970

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JP16685991A Pending JPH0518631A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 吸収式冷凍機用の吸収器

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JP (1) JPH0518631A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113883751A (zh) * 2021-10-14 2022-01-04 普泛能源技术研究院(北京)有限公司 一种高效便捷吸收器

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