JPH05186041A - 缶蓋供給部の缶胴センタリング装置 - Google Patents
缶蓋供給部の缶胴センタリング装置Info
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- JPH05186041A JPH05186041A JP2075392A JP2075392A JPH05186041A JP H05186041 A JPH05186041 A JP H05186041A JP 2075392 A JP2075392 A JP 2075392A JP 2075392 A JP2075392 A JP 2075392A JP H05186041 A JPH05186041 A JP H05186041A
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- pitch
- conveyor
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 缶胴案内ターレット位置において缶が缶ポケ
ットに当たり、押されて缶ガイドに挟まれて缶胴が凹ん
だり傷ついたりするのを防ぐ。 【構成】 缶フィラーと缶シーマとの間の缶コンベヤ3
の中間に缶蓋供給機構6を配設した缶蓋供給部の缶胴セ
ンタリング装置において、缶コンベヤ3の缶ガイド2
2,24と、缶送りフィンガ15と、その送りピッチと
同じかやや大きい円周ピッチで缶ポケット5aが設けら
れ、フィンガ15と缶2の受入れのタイミングを合わせ
てある缶蓋供給ターレット5と、ターレット5の回転方
向と反対方向に同じ円周速度で回転し、円周上に同ター
レット5と同じタイミングで缶が入る缶ポケット25a
を有し、かつ同缶ポケット5aの円弧のターレットのピ
ッチサークルの外への延長部分がサイクロイド曲線とな
っている対向ターレット25とを配設する。
ットに当たり、押されて缶ガイドに挟まれて缶胴が凹ん
だり傷ついたりするのを防ぐ。 【構成】 缶フィラーと缶シーマとの間の缶コンベヤ3
の中間に缶蓋供給機構6を配設した缶蓋供給部の缶胴セ
ンタリング装置において、缶コンベヤ3の缶ガイド2
2,24と、缶送りフィンガ15と、その送りピッチと
同じかやや大きい円周ピッチで缶ポケット5aが設けら
れ、フィンガ15と缶2の受入れのタイミングを合わせ
てある缶蓋供給ターレット5と、ターレット5の回転方
向と反対方向に同じ円周速度で回転し、円周上に同ター
レット5と同じタイミングで缶が入る缶ポケット25a
を有し、かつ同缶ポケット5aの円弧のターレットのピ
ッチサークルの外への延長部分がサイクロイド曲線とな
っている対向ターレット25とを配設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶詰生産ラインにおい
て、缶フィラーより缶シーマに供給される缶コンベヤの
中間におかれた缶蓋供給部の缶胴センタリング装置に関
するものである。
て、缶フィラーより缶シーマに供給される缶コンベヤの
中間におかれた缶蓋供給部の缶胴センタリング装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】缶フィラーと缶シーマとの間の缶コンベ
ヤの中間に缶蓋供給装置を配設した従来の缶シーミング
ラインの各機器の配置の例を、特願平3−131680
号で提案されたものについて図3により説明すると、図
示省略の缶フィラで飲料液を充填した缶2は、缶コンベ
ヤ3によって図の左下から矢印の方向に搬送される。こ
の缶コンベヤ3は、缶の下面と側面のガイドで缶を一定
ピッチに拘束して押し運ぶ機能を備えたフィンガ付チエ
ンから成っている。また6は缶蓋供給機構で、図示しな
いセパレータにより缶蓋7が走行中の缶2にタイミング
を合わせて1枚づつ缶蓋ガイド板9,9a上に供給さ
れ、缶蓋供給ターレット5の歯先に取付けられた缶蓋供
給爪5bにより進行する缶2の頭上に運ばれ、その後缶
蓋7は缶蓋ガイド板9,9aの切り端部より落下して缶
2に被嵌される。
ヤの中間に缶蓋供給装置を配設した従来の缶シーミング
ラインの各機器の配置の例を、特願平3−131680
号で提案されたものについて図3により説明すると、図
示省略の缶フィラで飲料液を充填した缶2は、缶コンベ
ヤ3によって図の左下から矢印の方向に搬送される。こ
の缶コンベヤ3は、缶の下面と側面のガイドで缶を一定
ピッチに拘束して押し運ぶ機能を備えたフィンガ付チエ
ンから成っている。また6は缶蓋供給機構で、図示しな
いセパレータにより缶蓋7が走行中の缶2にタイミング
を合わせて1枚づつ缶蓋ガイド板9,9a上に供給さ
れ、缶蓋供給ターレット5の歯先に取付けられた缶蓋供
給爪5bにより進行する缶2の頭上に運ばれ、その後缶
蓋7は缶蓋ガイド板9,9aの切り端部より落下して缶
2に被嵌される。
【0003】次に前記の作動中の缶2と缶蓋7の相対位
置及び動作について説明すると、缶蓋供給部では、缶コ
ンベヤ3上を走る缶2の進行速度と、缶蓋供給ターレッ
ト5が回転する時の缶2を保持する缶ポケット5aの半
円形穴部中心のピッチ円の周速とが同速に合せてあり、
また缶コンベヤ3の上を走る缶2が同ターレット5に近
づいた時に、缶2が同ターレット5の缶ポケット5aに
入るように同ターレット5と缶コンベヤ3の位相とが合
わせてある。また前記ターレット5の歯先は、サイクロ
イド曲線に加工されており、進行する缶2は同ターレッ
ト5の歯先と干渉することなく、同ターレット5の缶ポ
ケット5aに出入りして通過するようになっている。缶
2が同ターレット5の缶ポケット5aに入った時、前述
の如く缶蓋7が缶蓋ガイド9,9aから外れて落下し缶
2に被嵌される。なお、図3中の矢印Aの位置は缶蓋7
が缶2に被せられる位置を指し示している。
置及び動作について説明すると、缶蓋供給部では、缶コ
ンベヤ3上を走る缶2の進行速度と、缶蓋供給ターレッ
ト5が回転する時の缶2を保持する缶ポケット5aの半
円形穴部中心のピッチ円の周速とが同速に合せてあり、
また缶コンベヤ3の上を走る缶2が同ターレット5に近
づいた時に、缶2が同ターレット5の缶ポケット5aに
入るように同ターレット5と缶コンベヤ3の位相とが合
わせてある。また前記ターレット5の歯先は、サイクロ
イド曲線に加工されており、進行する缶2は同ターレッ
ト5の歯先と干渉することなく、同ターレット5の缶ポ
ケット5aに出入りして通過するようになっている。缶
2が同ターレット5の缶ポケット5aに入った時、前述
の如く缶蓋7が缶蓋ガイド9,9aから外れて落下し缶
2に被嵌される。なお、図3中の矢印Aの位置は缶蓋7
が缶2に被せられる位置を指し示している。
【0004】次に前記缶蓋供給装置とは別な走行中の缶
のセンタリング装置を、シーミングターレット入口に使
用している例を、図4(実願昭63−45564号)に
ついて説明すると、図4において、1はフィラー、2は
缶、3は缶コンベヤ、8は出口ターレット、11はシー
マ19のシーミングターレット、12は入口ガイドであ
る。なお、図4では缶胴案内ターレットが4,4と2個
並べて設けられていて、交互に切換えて使用するように
した例を示しており、また缶蓋供給装置10をフィラー
1とシーマ19の間の缶コンベヤ3の途中に設けたもの
である。次にセンタリングターレット装置の缶胴案内タ
ーレット4について説明すると、図6に示す如く缶ポケ
ット4aの歯先がピッチ円よりも外側に延長されてい
て、その延長部4bのカーブはサイクロイド歯形形状を
有する。更に図6〜図9により詳細に説明すると、図6
は缶2をフィンガ15付チエンで矢印F方向に搬送し、
矢印L方向に同チエンに同期して回転している前記ター
レト4の缶ポケット4aに受渡す状態を示し、図7〜図
9は缶2a,2b,2cが順次搬送されていく過程を示
している。
のセンタリング装置を、シーミングターレット入口に使
用している例を、図4(実願昭63−45564号)に
ついて説明すると、図4において、1はフィラー、2は
缶、3は缶コンベヤ、8は出口ターレット、11はシー
マ19のシーミングターレット、12は入口ガイドであ
る。なお、図4では缶胴案内ターレットが4,4と2個
並べて設けられていて、交互に切換えて使用するように
した例を示しており、また缶蓋供給装置10をフィラー
1とシーマ19の間の缶コンベヤ3の途中に設けたもの
である。次にセンタリングターレット装置の缶胴案内タ
ーレット4について説明すると、図6に示す如く缶ポケ
ット4aの歯先がピッチ円よりも外側に延長されてい
て、その延長部4bのカーブはサイクロイド歯形形状を
有する。更に図6〜図9により詳細に説明すると、図6
は缶2をフィンガ15付チエンで矢印F方向に搬送し、
矢印L方向に同チエンに同期して回転している前記ター
レト4の缶ポケット4aに受渡す状態を示し、図7〜図
9は缶2a,2b,2cが順次搬送されていく過程を示
している。
【0005】先ず図6について説明すると、缶2が缶ポ
ケット4aに入り込む時の缶中心の描く軌跡は、サイク
ロイドカーブAであり、缶2が干渉する部分を削ってB
部の如くに成形してサイクロイド歯形の歯先とする。な
お、先端は鋭利な形状となるが、これは図5の如く適宜
の長さに切断して丸めて良い。缶2がフィンガ15付チ
エンで右方へ搬送されて、図6及び図7の2bの位置に
来たとき、缶2は前後にはR,P点で、左右にはQ,S
点で、ガイド14、缶胴案内ターレット4、フィンガ1
5に接触してその位置が規制される。そしてこの規制さ
れた状態で図8の状態を経て、図9の2bの如く缶は缶
胴案内ターレット4の缶ポケット4a内に安定した状態
で送入される。以上の図6〜図9に示す従来装置による
と、缶2がチエンで搬送されて前記ターレット4の缶ポ
ケット4aに供給される際、缶2は同ポケット4aに入
る前の区間に亙って、同ターレット4の歯形の延長面及
びガイド12,14に当接した状態で前後の動き(ふら
つき)を規制されて搬送されるため、液体の充填された
缶であっても液こぼれが発生するようなことがないよう
にしたものである。
ケット4aに入り込む時の缶中心の描く軌跡は、サイク
ロイドカーブAであり、缶2が干渉する部分を削ってB
部の如くに成形してサイクロイド歯形の歯先とする。な
お、先端は鋭利な形状となるが、これは図5の如く適宜
の長さに切断して丸めて良い。缶2がフィンガ15付チ
エンで右方へ搬送されて、図6及び図7の2bの位置に
来たとき、缶2は前後にはR,P点で、左右にはQ,S
点で、ガイド14、缶胴案内ターレット4、フィンガ1
5に接触してその位置が規制される。そしてこの規制さ
れた状態で図8の状態を経て、図9の2bの如く缶は缶
胴案内ターレット4の缶ポケット4a内に安定した状態
で送入される。以上の図6〜図9に示す従来装置による
と、缶2がチエンで搬送されて前記ターレット4の缶ポ
ケット4aに供給される際、缶2は同ポケット4aに入
る前の区間に亙って、同ターレット4の歯形の延長面及
びガイド12,14に当接した状態で前後の動き(ふら
つき)を規制されて搬送されるため、液体の充填された
缶であっても液こぼれが発生するようなことがないよう
にしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
装置では、缶2を送る手段は、下部レールと両側ガイド
で案内されている缶2を、フィンガ付駆動チエンのフィ
ンガ15で押し進める方式を採用しており、缶蓋供給機
構の缶胴案内ターレット4の缶ポケット4aの回転速度
と位相は、フィンガ15が押している缶2の速度と位相
に合わせてあって、缶がきちんと缶胴案内ターレット4
の缶ポケット4aに入れば問題はないが、チエンのピッ
チ誤差によってフィンガ15の缶送りピッチにバラツキ
があるとタイミングがずれ、図10に示すように、缶胴
案内ターレット4の入口いおいて、缶送りフィンガ15
は2点鎖線で示したフィンガ15′のような位置とな
り、缶2bも2点鎖線で示した位置にずれて缶胴案内タ
ーレット4の缶ポケット4aの歯部(T)に当たり、白
抜きで示す矢印の方向に押されて、缶ガイド12の缶の
当たる位置(S)とで挟まれて缶胴が凹んだり傷ついた
りする。また缶胴案内ターレット4の高さと缶ガイドの
高さにずれがあるときは、前記の缶を挟んで押す力によ
り缶にモーメントが作用して缶が傾いたり、ふらついた
りして、充填された飲料がこぼれる等の問題があった。
しかしチエンのピッチ誤差や、これに伴うフィンガによ
って送られている缶のピッチのバラツキはある程度は許
容しなければならない。そこで本発明は、対向ターレッ
トを設置することにより、前記従来の問題を解決できる
缶胴センタリング装置を提供せんとするものである。
装置では、缶2を送る手段は、下部レールと両側ガイド
で案内されている缶2を、フィンガ付駆動チエンのフィ
ンガ15で押し進める方式を採用しており、缶蓋供給機
構の缶胴案内ターレット4の缶ポケット4aの回転速度
と位相は、フィンガ15が押している缶2の速度と位相
に合わせてあって、缶がきちんと缶胴案内ターレット4
の缶ポケット4aに入れば問題はないが、チエンのピッ
チ誤差によってフィンガ15の缶送りピッチにバラツキ
があるとタイミングがずれ、図10に示すように、缶胴
案内ターレット4の入口いおいて、缶送りフィンガ15
は2点鎖線で示したフィンガ15′のような位置とな
り、缶2bも2点鎖線で示した位置にずれて缶胴案内タ
ーレット4の缶ポケット4aの歯部(T)に当たり、白
抜きで示す矢印の方向に押されて、缶ガイド12の缶の
当たる位置(S)とで挟まれて缶胴が凹んだり傷ついた
りする。また缶胴案内ターレット4の高さと缶ガイドの
高さにずれがあるときは、前記の缶を挟んで押す力によ
り缶にモーメントが作用して缶が傾いたり、ふらついた
りして、充填された飲料がこぼれる等の問題があった。
しかしチエンのピッチ誤差や、これに伴うフィンガによ
って送られている缶のピッチのバラツキはある程度は許
容しなければならない。そこで本発明は、対向ターレッ
トを設置することにより、前記従来の問題を解決できる
缶胴センタリング装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、缶フ
ィラーと缶シーマとの間の缶コンベヤの中間に缶蓋供給
機構を配設した缶蓋供給部の缶胴センタリング装置にお
いて、缶コンベヤの両側に設けられた缶ガイドと、缶コ
ンベヤの駆動チエンに一定ピッチで取付けてある缶送り
フィンガと、同フィンガの送りピッチと同じか、又はや
や大きい円周ピッチで多数の缶ポケットが設けられ、前
記缶送りフィンガのピッチ速度に同期し、同フィンガと
缶の受入れのタイミングを合わせてある缶蓋供給機構側
の缶蓋供給ターレットと、同ターレットと缶コンベヤを
挟んで向かい合い、同ターレットの回転方向と反対方向
に同じ円周速度で回転し、円周上に同ターレットと同じ
タイミングで缶が入る缶ポケットを有し、かつ同缶ポケ
ットの円弧のターレットのピッチサークルの外への延長
部分がサイクロイド曲線となっている対向ターレットと
を配設してなるもので、これを課題解決のための手段と
するものである。
ィラーと缶シーマとの間の缶コンベヤの中間に缶蓋供給
機構を配設した缶蓋供給部の缶胴センタリング装置にお
いて、缶コンベヤの両側に設けられた缶ガイドと、缶コ
ンベヤの駆動チエンに一定ピッチで取付けてある缶送り
フィンガと、同フィンガの送りピッチと同じか、又はや
や大きい円周ピッチで多数の缶ポケットが設けられ、前
記缶送りフィンガのピッチ速度に同期し、同フィンガと
缶の受入れのタイミングを合わせてある缶蓋供給機構側
の缶蓋供給ターレットと、同ターレットと缶コンベヤを
挟んで向かい合い、同ターレットの回転方向と反対方向
に同じ円周速度で回転し、円周上に同ターレットと同じ
タイミングで缶が入る缶ポケットを有し、かつ同缶ポケ
ットの円弧のターレットのピッチサークルの外への延長
部分がサイクロイド曲線となっている対向ターレットと
を配設してなるもので、これを課題解決のための手段と
するものである。
【0008】
【作用】缶蓋供給機構の入口において、缶は缶コンベヤ
チエンのフィンガから、同コンベヤの両側に対称に設置
されているサイクロイド曲線の歯先を持った缶供給ター
レットと対向ターレットの2個のターレットに受け渡さ
れると同時に拘束され、両ターレットの中心を結んだ線
の位置、即ち缶蓋供給機構の缶蓋を缶胴が引っかけて被
せられる位置で正しくセンタリングされる。蓋が被嵌さ
れた缶は進行を続けてターレットの歯先を離れると、再
びコンベヤチエンのフィンガによってシーマに向かって
進む。
チエンのフィンガから、同コンベヤの両側に対称に設置
されているサイクロイド曲線の歯先を持った缶供給ター
レットと対向ターレットの2個のターレットに受け渡さ
れると同時に拘束され、両ターレットの中心を結んだ線
の位置、即ち缶蓋供給機構の缶蓋を缶胴が引っかけて被
せられる位置で正しくセンタリングされる。蓋が被嵌さ
れた缶は進行を続けてターレットの歯先を離れると、再
びコンベヤチエンのフィンガによってシーマに向かって
進む。
【0009】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は缶シーミングラインの缶蓋供給装置に缶胴セ
ンタリング機構を適用した本発明の1実施例の斜視図で
ある。なお、図1におけるシーミングラインは、前記図
3で説明したシーミングラインと、缶蓋供給装置の対向
ターレット以外は同じ機器配置となっているので、各機
器の符号は図3と同一のものを使用することにする。さ
て図示しない缶フィラーにおいて飲料を充填された缶2
は、缶コンベヤ3の駆動チエンのフィンガによって送ら
れ、缶蓋供給機構6において缶蓋7を被せられ、そのま
まシーマに送られる。缶2は対向ターレット114の手
助けでシーミングターレット11に正しくセンタリング
され、回転送りされながら巻締めされ、次いで排出ター
レット8を経て排出コンベヤ21に移動し次の工程に送
られる。
と、図1は缶シーミングラインの缶蓋供給装置に缶胴セ
ンタリング機構を適用した本発明の1実施例の斜視図で
ある。なお、図1におけるシーミングラインは、前記図
3で説明したシーミングラインと、缶蓋供給装置の対向
ターレット以外は同じ機器配置となっているので、各機
器の符号は図3と同一のものを使用することにする。さ
て図示しない缶フィラーにおいて飲料を充填された缶2
は、缶コンベヤ3の駆動チエンのフィンガによって送ら
れ、缶蓋供給機構6において缶蓋7を被せられ、そのま
まシーマに送られる。缶2は対向ターレット114の手
助けでシーミングターレット11に正しくセンタリング
され、回転送りされながら巻締めされ、次いで排出ター
レット8を経て排出コンベヤ21に移動し次の工程に送
られる。
【0010】缶蓋供給機構6では、図示しないセパレー
タにより缶蓋7が走行中の缶胴のタイミングに合わせて
1枚づつ取出され、缶蓋供給ターレット5の歯先に取付
けてある缶蓋供給爪5bにより進行する缶2の頭上に運
ばれ、缶に被せられる。缶蓋供給ターレット5は円周上
に缶コンベヤ3のフィンガ15のピッチと同じ、又はや
や大きい円周ピッチに配置された多数の缶保持のための
缶ポケット5aを有し、フィンガ15によって送られて
くる缶2と同調して回転し、缶とタイミングを合わせて
缶ポケット5aに受け入れる。缶ポケット5aの半円の
延長部はサイクロイド曲線となっていて、缶との干渉と
防いでいる。25は缶蓋供給ターレット5と同様の缶ポ
ケット25aを有する対向ターレットで、缶コンベヤ3
を挟んで前記ターレット5と対称に位置すると共に、反
対方向に同速回転して缶ポケット25aの受入れタイミ
ングも合わせてある。また缶蓋供給ターレット5と同様
に、缶ポケット25aの半円の延長部はサイクロイド曲
線となっている(実際はターレットのポケット円中心の
ピッチサークルから描かれたサイクロイド曲線上を、ポ
ケット半径を持った円の中心が通ったときの円周の包絡
線であるが、便宜上これをサイクロイド曲線と称するこ
とにする)。
タにより缶蓋7が走行中の缶胴のタイミングに合わせて
1枚づつ取出され、缶蓋供給ターレット5の歯先に取付
けてある缶蓋供給爪5bにより進行する缶2の頭上に運
ばれ、缶に被せられる。缶蓋供給ターレット5は円周上
に缶コンベヤ3のフィンガ15のピッチと同じ、又はや
や大きい円周ピッチに配置された多数の缶保持のための
缶ポケット5aを有し、フィンガ15によって送られて
くる缶2と同調して回転し、缶とタイミングを合わせて
缶ポケット5aに受け入れる。缶ポケット5aの半円の
延長部はサイクロイド曲線となっていて、缶との干渉と
防いでいる。25は缶蓋供給ターレット5と同様の缶ポ
ケット25aを有する対向ターレットで、缶コンベヤ3
を挟んで前記ターレット5と対称に位置すると共に、反
対方向に同速回転して缶ポケット25aの受入れタイミ
ングも合わせてある。また缶蓋供給ターレット5と同様
に、缶ポケット25aの半円の延長部はサイクロイド曲
線となっている(実際はターレットのポケット円中心の
ピッチサークルから描かれたサイクロイド曲線上を、ポ
ケット半径を持った円の中心が通ったときの円周の包絡
線であるが、便宜上これをサイクロイド曲線と称するこ
とにする)。
【0011】次に作用を説明すると、図2は缶コンベヤ
3上を送られてきた缶2が、缶蓋供給ターレット5の缶
保持のための缶ポケット5aと対向ターレット25の缶
ポケット25aに受入れられている状態を示す。またフ
ィンガ15が正しいピッチで缶2を送り込んでいるとき
は、缶2b、フィンガ15は実線で示されており、缶2
bはフィンガ15の傾斜部、缶ガイド24、ターレット
5,25のサイクロイド断面で拘束されて滑らかにター
レットの缶ポケット5a,25a内に入ってセンタリン
グされる。また駆動チエンのピッチに誤差があってフィ
ンガのピッチがずれたときには、フィンガ15、缶2b
は図2で2点鎖線で示す15′,2b′のような状態に
なり、ターレット5,25の歯先は缶の通路に入って来
て缶2をフィンガ15′を追越して押すが、このときの
ターレット5,25と缶2の接線のなす角度は鈍角とな
り、缶に食い込む虞れは全く無い。そして缶2はサイク
ロイド曲線の歯面に押されてターレットの缶ポケット5
a,25aに滑らかに入り、正しくセンタリングされ
る。なお、ターレット5の外周に深い溝を切込んで2枚
のターレットの如くにして、対向ターレット25の歯先
がその溝空間を通るようにセットすれば、缶がターレッ
トに押されても缶に横倒しのモーメントがかからない。
3上を送られてきた缶2が、缶蓋供給ターレット5の缶
保持のための缶ポケット5aと対向ターレット25の缶
ポケット25aに受入れられている状態を示す。またフ
ィンガ15が正しいピッチで缶2を送り込んでいるとき
は、缶2b、フィンガ15は実線で示されており、缶2
bはフィンガ15の傾斜部、缶ガイド24、ターレット
5,25のサイクロイド断面で拘束されて滑らかにター
レットの缶ポケット5a,25a内に入ってセンタリン
グされる。また駆動チエンのピッチに誤差があってフィ
ンガのピッチがずれたときには、フィンガ15、缶2b
は図2で2点鎖線で示す15′,2b′のような状態に
なり、ターレット5,25の歯先は缶の通路に入って来
て缶2をフィンガ15′を追越して押すが、このときの
ターレット5,25と缶2の接線のなす角度は鈍角とな
り、缶に食い込む虞れは全く無い。そして缶2はサイク
ロイド曲線の歯面に押されてターレットの缶ポケット5
a,25aに滑らかに入り、正しくセンタリングされ
る。なお、ターレット5の外周に深い溝を切込んで2枚
のターレットの如くにして、対向ターレット25の歯先
がその溝空間を通るようにセットすれば、缶がターレッ
トに押されても缶に横倒しのモーメントがかからない。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、缶蓋の被せ位置において、缶コンベヤチエンのフィ
ンガのピッチ誤差の影響を受けない缶のセンタリングが
できるので、缶蓋の被せ損ないが無くなり、缶蓋供給装
置を通過する缶はチエンフィンガとターレットとの間で
滑らかに受け渡され、飲料のこぼれや、缶胴が傷付くこ
との無い安定した搬送状態が得られる。
と、缶蓋の被せ位置において、缶コンベヤチエンのフィ
ンガのピッチ誤差の影響を受けない缶のセンタリングが
できるので、缶蓋の被せ損ないが無くなり、缶蓋供給装
置を通過する缶はチエンフィンガとターレットとの間で
滑らかに受け渡され、飲料のこぼれや、缶胴が傷付くこ
との無い安定した搬送状態が得られる。
【図1】本発明の実施例に係る缶シーミングラインの斜
視図である。
視図である。
【図2】図1における缶受渡しセンタリング部の平面図
である。
である。
【図3】缶シーミングラインの斜視図である。
【図4】図3と異なる缶シーミングラインの平面図であ
る。
る。
【図5】従来のターレットの1例を示す斜視図である。
【図6】従来の缶受渡しセンタリング部の動作を説明す
る平面図である。
る平面図である。
【図7】図6に続く動作を示すセンタリング部の平面図
である。
である。
【図8】図7に続く動作を示すセンタリング部の平面図
である。
である。
【図9】図8に続く動作を示すセンタリング部の平面図
である。
である。
【図10】従来の缶受渡しセンタリング部の欠点を説明
する平面図である。
する平面図である。
2 缶 3 缶コンベヤ 4 シーミングターレット 5 缶蓋供給ターレット 5a 缶ポケット 6 缶蓋供給機構 7 缶蓋 15 フィンガ 22,24 缶ガイド 25 対向ターレット 25a 缶ポケット
Claims (1)
- 【請求項1】 缶フィラーと缶シーマとの間の缶コンベ
ヤの中間に缶蓋供給機構を配設した缶蓋供給部の缶胴セ
ンタリング装置において、缶コンベヤの両側に設けられ
た缶ガイドと、缶コンベヤの駆動チエンに一定ピッチで
取付けてある缶送りフィンガと、同フィンガの送りピッ
チと同じか、又はやや大きい円周ピッチで多数の缶ポケ
ットが設けられ、前記缶送りフィンガのピッチ速度に同
期し、同フィンガと缶の受入れのタイミングを合わせて
ある缶蓋供給機構側の缶蓋供給ターレットと、同ターレ
ットと缶コンベヤを挟んで向かい合い、同ターレットの
回転方向と反対方向に同じ円周速度で回転し、円周上に
同ターレットと同じタイミングで缶が入る缶ポケットを
有し、かつ同缶ポケットの円弧のターレットのピッチサ
ークルの外への延長部分がサイクロイド曲線となってい
る対向ターレットとを配設したことを特徴とする缶蓋供
給部の缶胴センタリング装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2075392A JPH05186041A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 缶蓋供給部の缶胴センタリング装置 |
CH03359/92A CH687248A5 (de) | 1991-10-30 | 1992-10-27 | Dosenzufuehreinrichtung fuer eine Dosenverschliessmaschine. |
US07/968,572 US5341620A (en) | 1991-10-30 | 1992-10-29 | Can feeding apparatus for a can seamer |
DE4236784A DE4236784C2 (de) | 1991-10-30 | 1992-10-30 | Dosenzuführeinrichtung für eine Dosenverschließmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2075392A JPH05186041A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 缶蓋供給部の缶胴センタリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05186041A true JPH05186041A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=12035953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2075392A Pending JPH05186041A (ja) | 1991-10-30 | 1992-01-10 | 缶蓋供給部の缶胴センタリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05186041A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105502246A (zh) * | 2016-01-29 | 2016-04-20 | 司能石油化工有限公司 | 一种桶自动上盖生产线 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP2075392A patent/JPH05186041A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105502246A (zh) * | 2016-01-29 | 2016-04-20 | 司能石油化工有限公司 | 一种桶自动上盖生产线 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990803 |