JPH05185952A - フレーム車の車体構造 - Google Patents

フレーム車の車体構造

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JPH05185952A
JPH05185952A JP4002905A JP290592A JPH05185952A JP H05185952 A JPH05185952 A JP H05185952A JP 4002905 A JP4002905 A JP 4002905A JP 290592 A JP290592 A JP 290592A JP H05185952 A JPH05185952 A JP H05185952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
frame
cabin
body structure
cab mount
Prior art date
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Pending
Application number
JP4002905A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukimasa Saka
幸真 坂
Noboru Tateishi
昇 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4002905A priority Critical patent/JPH05185952A/ja
Publication of JPH05185952A publication Critical patent/JPH05185952A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両前面衝突時にフレームに作用する衝撃力
をキャビンに速く伝達させることができるフレーム車の
車体構造を提供する。 【構成】 車両両側に車両前後方向に延在するサイドメ
ンバ1b上に、乗員が搭乗する略ボックス形状のキャビ
ン2を、弾性を有するキャブマウントインシュレータ
7,8を介して取り付けたフレーム車の車体構造にあっ
て、前記サイドメンバ1b上のキャビン2の前側にフレ
ーム側ストッパブラケット12を形成する一方、キャビ
ン2のダッシュロアパネル4のフレーム側ストッパブラ
ケット12との対応位置にキャビン側ストッパブラケッ
ト13を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両両側に車両前後
方向に延在するサイドメンバ上に、乗員が搭乗する略ボ
ックス形状のキャビンを、弾性を有するキャブマウント
インシュレータを介して取り付けたフレーム車の車体構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、例えば図
3ないし図5に示すようなものがある(日産自動車
(株)昭和60年8月発行「サービス周報 NISSAN ダッ
トサントラックD21型系車の紹介」参照)。すなわち、
図4中符号1は溶接構造のはしご型のフレームで、図3
に示すように、このフレーム1の上側に乗員が搭乗する
略ボックス形状のキャビン2が、弾性を有するキャブマ
ウントインシュレータ7,8を介して取り付けられてい
る。
【0003】図3中A部の取付けは、図5に示すよう
に、キャビン2がダッシュロアパネル4及びフロアパネ
ル5を有し、これらパネル4,5の裏面側にキャブマウ
ントブラケット6が固定されている。また、このキャブ
マウントブラケット6がフレーム1のサイドメンバ1b
に固定されたフレームブラケット1aに、キャブマウン
トインシュレータ7,8を介在させた状態で、ボルト9
・ウエルドナット10により取り付けられている。
【0004】このキャブマウントインシュレータ7,8
の弾性力により、騒音振動特性を向上させるようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、車両前面衝突時に、そのキ
ャブマウントインシュレータ7,8が撓み、衝撃力がフ
レーム1からキャビン2側に伝達されるのが遅れるのを
防止するため、キャブマウントインシュレータ7,8の
バネ定数を高く設定することから、乗り心地の面であま
り好ましいものではなかった。
【0006】そこで、この発明は、車両前面衝突時の衝
撃力をフレームからキャビンに速く伝達させ得ることが
できると共に、乗り心地の向上を図れるフレーム車の車
体構造を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる従来
の課題に着目してなされたもので、車両両側に車両前後
方向に延在するサイドメンバ上に、乗員が搭乗する略ボ
ックス形状のキャビンを、弾性を有するキャブマウント
インシュレータを介して取り付けたフレーム車の車体構
造にあって、前記サイドメンバ上のキャビンの前側に係
止部を形成する一方、前記キャビンの前側壁の前記係止
部との対応位置に被係止部を形成したフレーム車の車体
構造としたことを特徴としている。
【0008】
【作 用】かかる手段によれば、車両前面衝突時には、
キャブマウントインシュレータが弾性変形することによ
りサイドメンバ側の係止部が被係止部に当接し、キャビ
ン側とフレーム側との相対移動量を小さくさせることが
できる。この結果、フレームに作用する衝突荷重をキャ
ビンに速く伝達させることが可能となる。
【0009】一方、通常の走行状態では、フレーム側の
振動がキャブマウントインシュレータにて吸収されて騒
音振動特性が低減され、乗り心地を向上させ得る。
【0010】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
【0011】図1および図2は、この発明の一実施例を
示す図である。従来と同一ないし均等な部位又は部材に
ついては同一符号を付して説明する。
【0012】まず構成を説明すると、図中符号1はフレ
ーム,符号2はキャビンで、このキャビン2がフレーム
1に一対のキャブマウントインシュレータ7,8により
弾性的に支持されている。
【0013】具体的には、そのフレーム1は、車両両側
に車両前後方向に延在する一対のサイドメンバ1bを有
し、このサイドメンバ1bに車外側に突出するフレーム
ブラケット1aが固定されている。このフレームブラケ
ット1aは、鉛直断面がコ字状を呈している。また、こ
のサイドメンバ1b上には、キャビン2の前側に係止部
としてのフレーム側ストッパブラケット12が配設され
ている。
【0014】一方、キャビン2は、前側壁としてのダッ
シュロアパネル4およびフロアパネル5を有し、下面側
にキャブマウントブラケット6および被係止部としての
キャビン側ストッパブラケット13が配設されている。
このキャブマウントブラケット6は、フロアパネル5の
裏面側に固定されると共に、フレームブラケット1aの
上方位置にウエルドナット10が設けられている。ま
た、キャビン側ストッパブラケット13は、ダッシュロ
アパネル4の前記フレーム側ストッパブラケット12と
の対応位置に固定されている。
【0015】そして、一対のキャブマウントインシュレ
ータ7,8を介在させた状態で、ボルト9がウエルドナ
ット10に螺合されることにより、フレーム1にキャビ
ン2が支持されている。
【0016】この状態で、キャビン側ストッパブラケッ
ト13の縦壁部13aと、前記フレーム側ストッパブラ
ケット12の縦壁部12aとの間隔Cは、車両前面衝突
時のキャブマウントインシュレータ7,8の撓み量より
小さく設定されている。
【0017】次に作用について説明する。
【0018】車両前面衝突により、フレーム1に荷重が
入力されると、キャビン2の慣性力によりキャブマウン
トインシュレータ7,8が弾性変形して、フレーム1と
キャビン2との間が相対的に移動する。これで、フレー
ム側ストッパブラケット12の縦壁部12aがキャビン
側ストッパブラケット13の縦壁部13aに当接する。
従って、フレーム1に作用する衝撃力をキャビン2に速
く伝達させることが可能となり、乗員の初期拘束を速め
ることができる。エアバック搭載時には、低速衝突にお
いて効果がある。
【0019】一方、通常の走行状態では、フレーム1側
で発生する振動が、キャブマウントインシュレータ7,
8にて吸収されて騒音振動特性が向上する。
【0020】また、このキャビン側ストッパブラケット
13は、キャブマウントブラケット6に固定されている
ため、キャブマウントブラケット6からの入力をフロア
パネル5およびダッシュロアパネル4に伝達させること
ができ、強度向上を図ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、車両前面衝突時には、サイドメンバ側の係止部が
被係止部に当接することにより、キャビン側とフレーム
側との相対移動量を小さくさせることができ、フレーム
に作用する衝撃力をキャビンに速く伝達させ得ると共
に、乗り心地の向上が図れる、という実用上有益な効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフレーム車の車体構造の一実施例を
示す断面図である。
【図2】同一実施例の要部を示す斜視図である。
【図3】従来例を示すダットサントラックの前部側の側
面図である。
【図4】フレームを示す斜視図である。
【図5】従来例を示す図1に相当する断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 1b サイドメンバ 2 キャビン 4 ダッシュロアパネル(前側壁) 7,8 キャブマウントインシュレータ 12 フレーム側ストッパブラケット(係止部) 13 キャビン側ストッパブラケット(被係止部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両両側に車両前後方向に延在するサイ
    ドメンバ上に、乗員が搭乗する略ボックス形状のキャビ
    ンを、弾性を有するキャブマウントインシュレータを介
    して取り付けたフレーム車の車体構造にあって、 前記サイドメンバ上のキャビンの前側に係止部を形成す
    る一方、前記キャビンの前側壁の前記係止部との対応位
    置に被係止部を形成したことを特徴とするフレーム車の
    車体構造。
  2. 【請求項2】 前記係止部と被係止部との間隙は、キャ
    ブマウントインシュレータの撓み量より小さいことを特
    徴とする請求項1記載のフレーム車の車体構造。
JP4002905A 1992-01-10 1992-01-10 フレーム車の車体構造 Pending JPH05185952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4002905A JPH05185952A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 フレーム車の車体構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4002905A JPH05185952A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 フレーム車の車体構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05185952A true JPH05185952A (ja) 1993-07-27

Family

ID=11542374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4002905A Pending JPH05185952A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 フレーム車の車体構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH05185952A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100383996B1 (ko) * 2000-12-28 2003-05-14 현대자동차주식회사 프레임 바디 차량의 바디 마운팅 구조
US7475466B2 (en) 2002-05-20 2009-01-13 Nissan Motor Co., Ltd. Alignment of body and frame of vehicle
JP2018039360A (ja) * 2016-09-07 2018-03-15 いすゞ自動車株式会社 フレーム付車両のストッパ装置
CN115042868A (zh) * 2021-11-25 2022-09-13 长城汽车股份有限公司 车架与车身连接结构及车辆

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