JPH05184955A - 精米装置 - Google Patents

精米装置

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JPH05184955A
JPH05184955A JP1848092A JP1848092A JPH05184955A JP H05184955 A JPH05184955 A JP H05184955A JP 1848092 A JP1848092 A JP 1848092A JP 1848092 A JP1848092 A JP 1848092A JP H05184955 A JPH05184955 A JP H05184955A
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cylinder
chamber
grain
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resistance
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Soichi Yamamoto
惣一 山本
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Yamamoto Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストの低減化。 【構成】 縦回転主軸10に固定した下方送り送穀螺旋
16の周囲を送穀筒33で同心状に包囲して下方送り送
穀室79を形成し、縦回転主軸10に固定した摩擦式精
穀ロ−ル15の周囲を除糠筒17で同心状に包囲して送
穀室79の下方位置であって前記送穀室79と連通する
流下式摩擦精米室18を形成する。精米室18の下端部
に環状の流出口68を形成し、縦回転主軸10の外周に
ベアリング81を介して取付けた不動筒82の外周に流
出口68の一方を形成する環状抵抗弁69を持つ抵抗筒
83を上下摺動自在に嵌合し、流出口68の他方を形成
する前記環状抵抗弁69が臨む相手側筒状部材84を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精米装置に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】従来、縦回転主軸に固定した下方送り送穀
螺旋の周囲を送穀筒で同心状に包囲して形成した下方送
り送穀室と、前記縦回転主軸に固定した摩擦式精穀ロ−
ルの周囲を除糠筒で同心状に包囲して形成した前記送穀
室の下方位置であって前記送穀室と連通する流下式摩擦
精米室と、該精米室の下端部に形成される環状の流出口
と、前記流出口の一方を形成する除糠筒側を上下動させ
て流出口を広狭に調節する精米装置は、同一出願人によ
り特公平3−46178号公報として公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、除糠筒
を、負荷に応じて上下させるから、構成が大変で、コス
トが高くなった。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、縦回
転主軸10に固定した下方送り送穀螺旋16の周囲を送
穀筒33で同心状に包囲して形成した下方送り送穀室7
9と、前記縦回転主軸10に固定した摩擦式精穀ロ−ル
15の周囲を除糠筒17で同心状に包囲して形成した前
記送穀室79の下方位置であって前記送穀室79と連通
する流下式摩擦精米室18と、該精米室18の下端部に
形成される環状の流出口68と、前記縦回転主軸10の
外周にベアリング81を介して取付けた不動筒82の外
周に上下摺動自在に嵌合した前記流出口68の一方を形
成する環状抵抗弁69を持つ抵抗筒83と、前記流出口
68の他方を形成する前記環状抵抗弁69が臨む相手側
筒状部材84とからなる精米装置としたものである。
【0005】
【実施例】本発明の構造を、一実施例により説明する
と、1は床上に設置された一個のケース、2はケース1
の骨枠で、ケース1は、薄鉄板により全体は縦長四角箱
に形成されている。
【0006】ケース1内の下部位置には、横仕切台3を
設け、横仕切台3の下部に下部伝動室4を形成する。横
仕切台3の中心には上下方向の透孔5を形成し、横仕切
台3の透孔5の上部中央には縦固定筒6を載置し、縦固
定筒6は横仕切台3にネジ7により固定する。
【0007】縦固定筒6の上端には、鍔状の支持台8を
形成する。縦固定筒6内には軸受9を介して中空の縦回
転主軸10を軸装する。11は縦回転主軸10と縦固定
筒6との間に形成される吹込室、12は縦固定筒6の外
周に取付けた吹込筒、13は縦回転主軸10に形成した
吹込穴である。
【0008】縦回転主軸10の下端は透孔5を通って横
仕切台3よりも下方に突き出して下部伝動室4内に至
り、下端に下部受動プ−リ14を固定する。縦回転主軸
10の上端は支持台8より上方に突き出し、摩擦式精穀
ロ−ル15を上方から嵌合して取付け、その上方に下方
送り送穀螺旋16を上方から嵌合して取付ける。
【0009】摩擦式精穀ロ−ル15の周囲は多角の除糠
筒17で包囲し、摩擦式精穀ロ−ル15と除糠筒17の
間に摩擦精米室18を形成する。摩擦精米室18は上部
仕切枠19と下部仕切枠20の間に形成される。除糠筒
17は装着後開閉自在枠21によって外側より押さえ付
けられている。開閉自在枠21は、左右2組で構成さ
れ、左自在枠22と右自在枠23の一端が縦軸24と縦
軸25によりそれぞれ軸着され、左自在枠22と右自在
枠23の他端は固定ボルト26で締め付けられ、除糠筒
17を交換するときは、開閉自在枠21を左右に開いて
交換する。
【0010】27は開閉自在枠21の外側を略同心状に
包囲する中間壁で、中間壁27の内側が吸引室28とな
り、任意の位置に設けたブロアに連結する。中間壁27
は除糠筒17の交換作業のとき邪魔であるから、開閉自
在構成であり、固定ボルト29をゆるめると左右に分解
する。前記ケース1の摩擦精米室18のある部分の外壁
30は下部を嵌めた後上部をネジ31で締めることによ
って着脱自在にする。
【0011】縦回転主軸10は上部仕切枠19に設けた
透孔32より上方に突出し、そこに下方送り送穀螺旋1
6を取付け、下方送り送穀螺旋16の周囲に送穀筒33
を嵌合し、ネジで止着する。
【0012】送穀筒33は下方送り送穀螺旋16よりも
背丈は低く、送穀筒33の上部に上端に至るに従って開
く環状漏斗34を嵌合させる。前記送穀筒33の外周に
はベアリング35を介して回転筒36を取付け、回転筒
36の下端外周には上部受動プーリ37を取付け、回転
筒36の上端外周には研削式精米ロール38を嵌合させ
る。研削式精米ロール38は図のように上下幅の小さい
環状構造であり、その上縁39は下方送り送穀螺旋16
の上縁40より稍々高く、下縁41は下方送り送穀螺旋
16の上下中間位置あたりである。
【0013】研削式精米ロール38の上縁40は斜めに
削った傾斜部42としてあり、研削式精米ロール38の
外周を除糠筒43で包囲する。研削式精米ロール38と
除糠筒43の間が研削精米室44となる。除糠筒43の
下部の一隅には流入口45を形成し、流入口45の外部
に強制供給筒46を設ける。強制供給筒46は縦筒であ
って底壁47に縦軸48が軸装され、縦軸48の外周に
下方送り螺旋翼49が取付けられる。下方送り螺旋翼4
9は前記流入口45の上部付近まで設けられていて、流
入口45の臨むところには、押込羽根50が取付けられ
る。51は押込羽根50のボスで山形である。縦軸48
と下方送り螺旋翼49の上端は自由端である。
【0014】前記除糠筒43の内面には、その下縁52
から上縁53に達する螺旋54が設けられるが、螺旋5
4は多条螺旋であって実施例では9本が等間隔を置いて
設けられている。前記除糠筒43と研削式精米ロール3
8と下方送り送穀螺旋16の上部には開閉自在の蓋55
がされ、蓋55は一端のヒンジ機構56によって開閉自
在である。蓋55は平面形状正円形であって、中心には
送穀筒33と略等しい丸穴57が穿けてあり丸穴57に
回転板58を嵌合してある。蓋55の内側下面は研削精
米室44から下方送り送穀室79に至る連通室80とな
り、連通室80には、周囲から中心に向かう放射状の誘
導板59が約6個程取付けてある。誘導板59は全体と
して放射状であり、外端は除糠筒43か除糠筒43の近
傍に位置して遠心力で外端に滞留しようとする穀物を掻
き出すように作用し、内端の丸穴57の近傍部分ではカ
ギ状に屈曲した屈曲部60となり、流入口45より流入
し研削精米室44内を上昇した穀物は誘導板59と誘導
板59の間の連絡路61を通って環状漏斗34に供給さ
れるようにする。
【0015】前記連絡路61の中途には縦軸62に軸着
して連絡路61を閉塞する抵抗板63がそれぞれ設けら
れ、抵抗板63より突出したアーム64は回転板58に
設けた突起65に当接し、抵抗板63が負荷を感じて開
くとアーム64により突起65を押して回転板58を負
荷によって回転する。
【0016】66はその回転に抵抗を与えるバネであっ
て、モータ67に接続されて強弱調節される。前記摩擦
式精穀ロ−ル15の下部には環状の流出口68を形成す
る。該流出口68を形成した前記縦回転主軸10の外周
には、上下一対のベアリング81、81を取付け、その
外周に不動筒82を嵌合させる。ベアリング81、81
の外周に不動筒82を嵌合させと、縦回転主軸10が回
転しても、不動筒82は回転しない。そして不動筒82
の外周に上下摺動自在に前記流出口68の一方を形成す
る環状抵抗弁69を持つ抵抗筒83を嵌合させる。84
は、前記流出口68の他方を形成する前記環状抵抗弁6
9が臨む相手側筒状部材である。70は支持アーム、7
1はバネ、72はモータである。前記強制供給筒46の
上部には流量調節弁73が設けられる。74は流量調節
弁73を開閉するモータ、75は残米吹送口、76は主
モータ、77は副モータ、78はボルトである。
【0017】
【作用】主モータ76により下部受動プーリ14を回転
させると摩擦式精穀ロ−ル15と下方送り送穀螺旋16
が回転し、副モータ76により上部受動プーリ37を回
転させると研削式精米ロール38が回転する。しかし、
流出口68の一方を形成する環状抵抗弁69は、縦回転
主軸10の外周に上下一対のベアリング81、81を取
付け、その外周に不動筒82を嵌合させ、不動筒82の
外周に上下摺動自在に環状抵抗弁69を持つ抵抗筒83
を嵌合させてあるので、縦回転主軸10が回転しても抵
抗筒83は回転しない。
【0018】この状態で縦軸48を回転させて下方送り
螺旋翼49を回転させると、強制供給筒46内の玄米は
下方送り螺旋翼49により下降し、押込羽根50により
流入口45内に送られ、流入口45より研削精米室44
内に流入する。流入口45より研削精米室44内に流入
した玄米は、後続玄米が下方送り螺旋翼49により強制
的に送られてくることと、除糠筒43の内面には下縁5
2から上縁53に至る多条螺旋54が約9本も形成され
ていることから、研削精米室44内を上昇して初期搗精
される。この初期搗精は、研削式精米ロール38の上下
幅が小さいことから円滑に行なわれる。初期搗精がすん
だ玄米は、所謂1分搗きか2分搗きであり上昇するが、
研削式精米ロール38の回転が速いので、遠心力で外側
に滞留して中心の送穀室79内にはなかなか誘導されな
いが、本発明では、放射状の誘導板59があるので、誘
導板59によって掻き出され、誘導板59と誘導板59
の間の連絡路61内に貯留される。連絡路61内に貯留
した穀物は、次第に圧力を増して連絡路61内に設けた
抵抗板63を押して開放し、屈曲部60で少しずつ落下
して送穀筒33内に流入し、下方送り送穀螺旋16によ
り下方に送られ、摩擦精米室18内で精米される。
【0019】前記摩擦精米室18内における精米の度合
は、モータ72によるバネ71の強弱により調節され、
バネ71を強くすると、負荷が大になっても抵抗弁69
は下降せず、精白を進められ、バネ71を弱くすると、
負荷が小でも抵抗弁69は下降し、あまり精白は進まな
い。
【0020】
【発明の効果】公知例は、除糠筒を、負荷に応じて上下
させるから、構成が大変で、コストが高くなった。しか
るに、本発明は、縦回転主軸10に固定した下方送り送
穀螺旋16の周囲を送穀筒33で同心状に包囲して形成
した下方送り送穀室79と、前記縦回転主軸10に固定
した摩擦式精穀ロ−ル15の周囲を除糠筒17で同心状
に包囲して形成した前記送穀室79の下方位置であって
前記送穀室79と連通する流下式摩擦精米室18と、該
精米室18の下端部に形成される環状の流出口68と、
前記縦回転主軸10の外周にベアリング81を介して取
付けた不動筒82の外周に上下摺動自在に嵌合した前記
流出口68の一方を形成する環状抵抗弁69を持つ抵抗
筒83と、前記流出口68の他方を形成する前記環状抵
抗弁69が臨む相手側筒状部材84とからなる精米装置
としたものであるから、除糠筒17は上下せず不動なの
で、コストを著しく安価になしうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体側面図。
【図2】 全体縦断側面図。
【図3】 一部切欠き平面図。
【図4】 一部拡大縦断側面図。
【図5】 摩擦精米室横断平面図。
【図6】 除糠筒斜視図。
【図7】 連絡路斜視図。
【図8】 流出口拡大断面図。
【符号の説明】
1…ケース、2…骨枠、3…横仕切台、4…下部伝動
室、5…透孔、6…縦固定筒、7…ネジ、8…鍔状の支
持台、9…軸受、10…縦回転主軸、11…吹込室、1
2…吹込筒、13…吹込穴、14…下部受動プ−リ、1
5…摩擦式精穀ロ−ル、16…下方送り送穀螺旋、17
…除糠筒、18…摩擦精米室、19…上部仕切枠、20
…下部仕切枠、21…開閉自在枠、22…左自在枠、2
3…右自在枠、24…縦軸、25…縦軸、26…固定ボ
ルト、27…中間壁、28…吸引室、29…固定ボル
ト、30…外壁、31…ネジ、32…透孔、33…送穀
筒、34…環状漏斗、35…ベアリング、36…回転
筒、37…上部受動プーリ、38…研削式精米ロール、
39…上縁、40…上縁、41…下縁、42…傾斜部、
43…除糠筒、44…研削精米室、45…流入口、46
…強制供給筒、47…底壁、48…縦軸、49…下方送
り螺旋翼、50…押込羽根、51…ボス、52…下縁、
53…上縁、54…多条螺旋、55…蓋、56…ヒンジ
機構、57…丸穴、58…回転板、59…誘導板、60
…屈曲部、61…連絡路、62…縦軸、63…抵抗板、
64…アーム、65…突起、66…バネ、67…モー
タ、68…流出口、69…環状抵抗弁、70…支持アー
ム、71…バネ、72…モータ、73…流量調節弁、7
4…モータ、75…残米吹送口、76…主モータ、77
…副モータ、78…着脱ボルト、79…送穀室、80…
連通室、81…ベアリング、82…不動筒、83…抵抗
筒、84…相手側筒状部材。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 精米装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精米装置に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】従来、縦回転主軸に固定した下方送り送穀
螺旋の周囲を送穀筒で同心状に包囲して形成した下方送
り送穀室と、前記縦回転主軸に固定した摩擦式精穀ロ−
ルの周囲を除糠筒で同心状に包囲して形成した前記送穀
室の下方位置であって前記送穀室と連通する流下式摩擦
精米室と、該精米室の下端部に形成される環状の流出口
と、前記流出口の一方を形成する除糠筒側を上下動させ
て流出口を広狭に調節する精米装置は、同一出願人によ
り特公平3−46178号公報として公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、除糠筒
全体を、負荷に応じて上下させるから、構成が大変で、
コストが高くなった。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、縦回
転主軸10に固定した下方送り送穀螺旋16の周囲を送
穀筒33で同心状に包囲して形成した下方送り送穀室7
9と、前記縦回転主軸10に固定した摩擦式精穀ロ−ル
15の周囲を除糠筒17で同心状に包囲して形成した前
記送穀室79の下方位置であって前記送穀室79と連通
する流下式摩擦精米室18と、該精米室18の下端部に
形成される環状の流出口68からなり、該流出口68の
内周側には、前記縦回転主軸10の外周にベアリング8
1を介して不動筒82を取付け、該不動筒82の外周に
上下摺動自在に抵抗筒83を嵌合させ、該抵抗筒83の
外周には外方に一体的に突出す環状抵抗弁69を設け、
前記流出口68の外周側には、前記環状抵抗弁69と対
をなす筒状部材84を設けた精米装置としたものであ
る。
【0005】
【実施例】本発明の構造を、一実施例により説明する
と、1は床上に設置された一個のケース、2はケース1
の骨枠で、ケース1は、薄鉄板により全体は縦長四角箱
に形成されている。
【0006】ケース1内の下部位置には、横仕切台3を
設け、横仕切台3の下部に下部伝動室4を形成する。横
仕切台3の中心には上下方向の透孔5を形成し、横仕切
台3の透孔5の上部中央には縦固定筒6を載置し、縦固
定筒6は横仕切台3にネジ7により固定する。
【0007】縦固定筒6の上端には、鍔状の支持台8を
形成する。縦固定筒6内には軸受9を介して中空の縦回
転主軸10を軸装する。11は縦回転主軸10と縦固定
筒6との間に形成される吹込室、12は縦固定筒6の外
周に取付けた吹込筒、13は縦回転主軸10に形成した
吹込穴である。
【0008】縦回転主軸10の下端は透孔5を通って横
仕切台3よりも下方に突き出して下部伝動室4内に至
り、下端に下部受動プ−リ14を固定する。縦回転主軸
10の上端は支持台8より上方に突き出し、摩擦式精穀
ロ−ル15を上方から嵌合して取付け、その上方に下方
送り送穀螺旋16を上方から嵌合して取付ける。
【0009】摩擦式精穀ロ−ル15の周囲は多角の除糠
筒17で包囲し、摩擦式精穀ロ−ル15と除糠筒17の
間に摩擦精米室18を形成する。摩擦精米室18は上部
仕切枠19と下部仕切枠20の間に形成される。除糠筒
17は装着後開閉自在枠21によって外側より押さえ付
けられている。開閉自在枠21は、左右2組で構成さ
れ、左自在枠22と右自在枠23の一端が縦軸24と縦
軸25によりそれぞれ軸着され、左自在枠22と右自在
枠23の他端は固定ボルト26で締め付けられ、除糠筒
17を交換するときは、開閉自在枠21を左右に開いて
交換する。
【0010】27は開閉自在枠21の外側を略同心状に
包囲する中間壁で、中間壁27の内側が吸引室28とな
り、任意の位置に設けたブロアに連結する。中間壁27
は除糠筒17の交換作業のとき邪魔であるから、開閉自
在構成であり、固定ボルト29をゆるめると左右に分解
する。前記ケース1の摩擦精米室18のある部分の外壁
30は下部を嵌めた後上部をネジ31で締めることによ
って着脱自在にする。
【0011】縦回転主軸10は上部仕切枠19に設けた
透孔32より上方に突出し、そこに下方送り送穀螺旋1
6を取付け、下方送り送穀螺旋16の周囲に送穀筒33
を嵌合し、ネジで止着する。
【0012】送穀筒33は下方送り送穀螺旋16よりも
背丈は低く、送穀筒33の上部に上端に至るに従って開
く環状漏斗34を嵌合させる。前記送穀筒33の外周に
はベアリング35を介して回転筒36を取付け、回転筒
36の下端外周には上部受動プーリ37を取付け、回転
筒36の上端外周には研削式精米ロール38を嵌合させ
る。研削式精米ロール38は図のように上下幅の小さい
環状構造であり、その上縁39は下方送り送穀螺旋16
の上縁40より稍々高く、下縁41は下方送り送穀螺旋
16の上下中間位置あたりである。
【0013】研削式精米ロール38の上縁40は斜めに
削った傾斜部42としてあり、研削式精米ロール38の
外周を除糠筒43で包囲する。研削式精米ロール38と
除糠筒43の間が研削精米室44となる。除糠筒43の
下部の一隅には流入口45を形成し、流入口45の外部
に強制供給筒46を設ける。強制供給筒46は縦筒であ
って底壁47に縦軸48が軸装され、縦軸48の外周に
下方送り螺旋翼49が取付けられる。下方送り螺旋翼4
9は前記流入口45の上部付近まで設けられていて、流
入口45の臨むところには、押込羽根50が取付けられ
る。51は押込羽根50のボスで山形である。縦軸48
と下方送り螺旋翼49の上端は自由端である。
【0014】前記除糠筒43の内面には、その下縁52
から上縁53に達する螺旋54が設けられるが、螺旋5
4は多条螺旋であって実施例では9本が等間隔を置いて
設けられている。前記除糠筒43と研削式精米ロール3
8と下方送り送穀螺旋16の上部には開閉自在の蓋55
がされ、蓋55は一端のヒンジ機構56によって開閉自
在である。蓋55は平面形状正円形であって、中心には
送穀筒33と略等しい丸穴57が穿けてあり丸穴57に
回転板58を嵌合してある。蓋55の内側下面は研削精
米室44から下方送り送穀室79に至る連通室80とな
り、連通室80には、周囲から中心に向かう放射状の誘
導板59が約6個程取付けてある。誘導板59は全体と
して放射状であり、外端は除糠筒43か除糠筒43の近
傍に位置して遠心力で外端に滞留しようとする穀物を掻
き出すように作用し、内端の丸穴57の近傍部分ではカ
ギ状に屈曲した屈曲部60となり、流入口45より流入
し研削精米室44内を上昇した穀物は誘導板59と誘導
板59の間の連絡路61を通って環状漏斗34に供給さ
れるようにする。
【0015】前記連絡路61の中途には縦軸62に軸着
して連絡路61を閉塞する抵抗板63がそれぞれ設けら
れ、抵抗板63より突出したアーム64は回転板58に
設けた突起65に当接し、抵抗板63が負荷を感じて開
くとアーム64により突起65を押して回転板58を負
荷によって回転する。
【0016】66はその回転に抵抗を与えるバネであっ
て、モータ67に接続されて強弱調節される。前記摩擦
式精穀ロ−ル15の下部には環状の流出口68を形成す
る。該流出口68を形成した前記縦回転主軸10の外周
には、上下一対のベアリング81、81を取付け、その
外周に不動筒82を嵌合させる。ベアリング81、81
の外周に不動筒82を嵌合させと、縦回転主軸10が回
転しても、不動筒82は回転しない。そして不動筒82
の外周に上下摺動自在に前記流出口68の一方を形成す
る環状抵抗弁69を持つ抵抗筒83を嵌合させる。84
は、前記流出口68の他方を形成する前記環状抵抗弁6
9が臨む相手側筒状部材である。70は支持アーム、7
1はバネ、72はモータである。前記強制供給筒46の
上部には流量調節弁73が設けられる。74は流量調節
弁73を開閉するモータ、75は残米吹送口、76は主
モータ、77は副モータ、78はボルトである。
【0017】
【作用】主モータ76により下部受動プーリ14を回転
させると摩擦式精穀ロ−ル15と下方送り送穀螺旋16
が回転し、副モータ76により上部受動プーリ37を回
転させると研削式精米ロール38が回転する。しかし、
流出口68の一方を形成する環状抵抗弁69は、縦回転
主軸10の外周に上下一対のベアリング81、81を取
付け、その外周に不動筒82を嵌合させ、不動筒82の
外周に上下摺動自在に環状抵抗弁69を持つ抵抗筒83
を嵌合させてあるので、縦回転主軸10が回転しても抵
抗筒83は回転しない。
【0018】この状態で縦軸48を回転させて下方送り
螺旋翼49を回転させると、強制供給筒46内の玄米は
下方送り螺旋翼49により下降し、押込羽根50により
流入口45内に送られ、流入口45より研削精米室44
内に流入する。流入口45より研削精米室44内に流入
した玄米は、後続玄米が下方送り螺旋翼49により強制
的に送られてくることと、除糠筒43の内面には下縁5
2から上縁53に至る多条螺旋54が約9本も形成され
ていることから、研削精米室44内を上昇して初期搗精
される。この初期搗精は、研削式精米ロール38の上下
幅が小さいことから円滑に行なわれる。初期搗精がすん
だ玄米は、所謂1分搗きか2分搗きであり上昇するが、
研削式精米ロール38の回転が速いので、遠心力で外側
に滞留して中心の送穀室79内にはなかなか誘導されな
いが、本発明では、放射状の誘導板59があるので、誘
導板59によって掻き出され、誘導板59と誘導板59
の間の連絡路61内に貯留される。連絡路61内に貯留
した穀物は、次第に圧力を増して連絡路61内に設けた
抵抗板63を押して開放し、屈曲部60で少しずつ落下
して送穀筒33内に流入し、下方送り送穀螺旋16によ
り下方に送られ、摩擦精米室18内で精米される。
【0019】前記摩擦精米室18内における精米の度合
は、モータ72によるバネ71の強弱により調節され、
バネ71を強くすると、負荷が大になっても抵抗弁69
は下降せず、精白を進められ、バネ71を弱くすると、
負荷が小でも抵抗弁69は下降し、あまり精白は進まな
い。
【0020】
【発明の効果】公知例は、除糠筒を、負荷に応じて上下
させるから、構成が大変で、コストが高くなった。しか
るに、本発明は、縦回転主軸10に固定した下方送り送
穀螺旋16の周囲を送穀筒33で同心状に包囲して形成
した下方送り送穀室79と、前記縦回転主軸10に固定
した摩擦式精穀ロ−ル15の周囲を除糠筒17で同心状
に包囲して形成した前記送穀室79の下方位置であって
前記送穀室79と連通する流下式摩擦精米室18と、該
精米室18の下端部に形成される環状の流出口68から
なり、該流出口68の内周側には、前記縦回転主軸10
の外周にベアリング81を介して不動筒82を取付け、
該不動筒82の外周に上下摺動自在に抵抗筒83を嵌合
させ、該抵抗筒83の外周には外方に一体的に突出す環
状抵抗弁69を設け、前記流出口68の外周側には、前
記環状抵抗弁69と対をなす筒状部材84を設けた精米
装置としたから、公知例のように除糠筒全体は上下せ
ず、除糠筒は不動であって、環状抵抗弁69のみが上下
動するものであるから、コストを著しく安価になしう
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体側面図。
【図2】 全体縦断側面図。
【図3】 一部切欠き平面図。
【図4】 一部拡大縦断側面図。
【図5】 摩擦精米室横断平面図。
【図6】 除糠筒斜視図。
【図7】 連絡路斜視図。
【図8】 流出口拡大断面図。
【符号の説明】 1…ケース、2…骨枠、3…横仕切台、4…下部伝動
室、5…透孔、6…縦固定筒、7…ネジ、8…鍔状の支
持台、9…軸受、10…縦回転主軸、11…吹込室、1
2…吹込筒、13…吹込穴、14…下部受動プ−リ、1
5…摩擦式精穀ロ−ル、16…下方送り送穀螺旋、17
…除糠筒、18…摩擦精米室、19…上部仕切枠、20
…下部仕切枠、21…開閉自在枠、22…左自在枠、2
3…右自在枠、24…縦軸、25…縦軸、26…固定ボ
ルト、27…中間壁、28…吸引室、29…固定ボル
ト、30…外壁、31…ネジ、32…透孔、33…送穀
筒、34…環状漏斗、35…ベアリング、36…回転
筒、37…上部受動プーリ、38…研削式精米ロール、
39…上縁、40…上縁、41…下縁、42…傾斜部、
43…除糠筒、44…研削精米室、45…流入口、46
…強制供給筒、47…底壁、48…縦軸、49…下方送
り螺旋翼、50…押込羽根、51…ボス、52…下縁、
53…上縁、54…多条螺旋、55…蓋、56…ヒンジ
機構、57…丸穴、58…回転板、59…誘導板、60
…屈曲部、61…連絡路、62…縦軸、63…抵抗板、
64…アーム、65…突起、66…バネ、67…モー
タ、68…流出口、69…環状抵抗弁、70…支持アー
ム、71…バネ、72…モータ、73…流量調節弁、7
4…モータ、75…残米吹送口、76…主モータ、77
…副モータ、78…着脱ボルト、79…送穀室、80…
連通室、81…ベアリング、82…不動筒、83…抵抗
筒、84…相手側筒状部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦回転主軸10に固定した下方送り送穀
    螺旋16の周囲を送穀筒33で同心状に包囲して形成し
    た下方送り送穀室79と、前記縦回転主軸10に固定し
    た摩擦式精穀ロ−ル15の周囲を除糠筒17で同心状に
    包囲して形成した前記送穀室79の下方位置であって前
    記送穀室79と連通する流下式摩擦精米室18と、該精
    米室18の下端部に形成される環状の流出口68と、前
    記縦回転主軸10の外周にベアリング81を介して取付
    けた不動筒82の外周に上下摺動自在に嵌合した前記流
    出口68の一方を形成する環状抵抗弁69を持つ抵抗筒
    83と、前記流出口68の他方を形成する前記環状抵抗
    弁69が臨む相手側筒状部材84とからなる精米装置。
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