JPH05184183A - 電動機の速度制御装置 - Google Patents

電動機の速度制御装置

Info

Publication number
JPH05184183A
JPH05184183A JP4001384A JP138492A JPH05184183A JP H05184183 A JPH05184183 A JP H05184183A JP 4001384 A JP4001384 A JP 4001384A JP 138492 A JP138492 A JP 138492A JP H05184183 A JPH05184183 A JP H05184183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drooping
speed
gain
circuit
electric motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4001384A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotsugu Ueda
田 弘 紹 上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4001384A priority Critical patent/JPH05184183A/ja
Publication of JPH05184183A publication Critical patent/JPH05184183A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 それぞれロールを駆動する複数の電動機の加
減速運転中における揃速性を向上させ、もって電動機保
護装置が作動しないようすることができる、ドルーピン
グ付速度制御装置を提供する。 【構成】 ドルーピング回路20はそのゲインが相対的
に小さな第1のドルーピングゲインまたは相対的に大き
な第2のドルーピングゲインに切換可能に構成され、電
動機14が加減速運転中であるか定速運転中であるかを
運転モード判別器21により検出する。加減速運転中で
あることが検出されたときはドルーピング回路20のゲ
インを第1のドルーピングゲインに切換え、定速運転中
であることが検出されたときは第2のドルーピングゲイ
ンに切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実際速度が速度基準に
近付くように速度制御回路および電流制御回路を介して
電動機を制御すると共に、速度制御回路にその出力信号
を自らの入力側に負帰還するドルーピング回路を接続し
た、他の電動機と揃速制御される電動機の速度制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】抄紙機やオフマシンコータなどのペーパ
ーロールを駆動する装置においては、各ロールを駆動す
る複数の電動機が揃速制御される。この種の電動機の一
般的な速度制御装置を図2に示す。
【0003】図2の速度制御装置においては、材料
(紙)を通す時や、運転中のライン速度基準は、ライン
速度基準発生器(MRH)10から出力される。しか
し、被処理材料である紙には、吸水・乾燥による伸び縮
みがあるため、たとえ速度基準が一定であってもライン
速度の実際値は変化しうる。このため、実際のライン速
度を所望の速度基準に近付けるために、MRH10から
出力された速度基準に対して速度基準補正器(SRH)
11により補正を加えたものを速度基準2として偏差検
出回路12に入力する。また、ロール13を駆動する電
動機14の速度を速度検出器(SS)15により検出
し、それを速度フィードバック信号3として偏差検出回
路12に入力する。偏差検出回路12は2つの入力信号
に基づいて、速度基準と実際ライン速度の差すなわち速
度偏差を演算し、それを速度制御回路(ASR)16に
入力する。速度制御回路16は比例積分(PI)動作型
に構成されており、速度フィードバック信号3に対応す
る実際ライン速度を速度基準2に近付けるためのトルク
基準4を出力する。このトルク基準4は電流制御回路
(ACR)17に入力されて電流基準に変換され、その
電流基準に基づいて電動機14の電流が制御され、それ
により実際速度が速度基準2に近付くような制御が行わ
れる。
【0004】一般にペーパーロールにおいて「抱き角」
の小さいものでは、たとえ紙速度とロール表面速度が一
致していなくとも、ロール表面と紙の間に滑り現象が生
じ易いので、搬送される紙の側から電動機14にかかる
負荷はほぼ無視することができる。そのため、速度制御
回路3の持つ積分項の働きで、偏差検出回路12から出
力される偏差信号はゼロになる。すなわち、ロール駆動
用電動機の実際速度は速度基準に一致する。
【0005】しかし、抱き角が大きく、紙とロールの間
に滑り現象が生じ難い場合は、紙の搬送速度にほぼ一致
するロール表面速度と速度基準との間に差が生じ、その
速度差が負荷として電動機14に作用するようになる。
この負荷に対して電動機14の容量が十分大きい場合は
大して問題にならないが、一般にペーパーロール駆動用
電動機としては、設備のコスト面から小容量のものを使
用するため、この負荷を無視することはできない。すな
わち、もしロール表面速度が速度基準より遅いとする
と、その速度差によって生ずるライン速度基準2と電動
機の速度フィードバック信号3との間の偏差に速度制御
回路16で比例・積分の演算処理を施してトルク基準4
が形成される。しかし、紙の側から加えられる負荷が電
動機の能力を上回る場合には、速度の修正動作すなわち
速度上昇動作を行うことができず、トルク基準4がます
ます大きくなるように速度偏差が速度制御回路16の積
分項で積分され続ける。そのため、電動機14がますま
す過負荷となり、遂には過負荷保護装置が作動し、電動
機停止の事態に至る虞がある。
【0006】このような事態を未然に防止するために、
速度制御回路16から出力されるトルク基準4にドルー
ピング回路18により所定のドルーピングゲインを掛け
てドルーピング量5とし、それを負のフィードバック量
として偏差検出回路12にフィードバックすることによ
り、速度基準2と速度フィードバック信号3との間の偏
差を無くすようにしたドルーピング付き速度制御方式と
呼ばれている速度制御方式が一般的に用いられている。
このドルーピング付き速度制御方式では、図2に示すよ
うに、トルク基準4に対して常に同じ値のドルーピング
ゲインを掛け、その値をドルーピング量9とし、速度フ
ィードバックと共に負のフィードバックとして偏差検出
回路12に入力し電動機14の速度と速度基準2との偏
差を無くすようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のドルーピング付
き速度制御方式においては、加減速運転中などのように
トルクが大きく変化する場合、トルク基準4に定速時と
同じドルーピングゲインを乗じてドルーピング量5を求
めるので、ドルーピング量が大きすぎたり、逆に小さす
ぎたりする。ドルーピング量5は速度フィードバック信
号3と共に負のフィードバック信号として偏差検出回路
12に入力される。偏差検出回路12はライン速度基準
2と電動機速度との偏差を検出しているが、このドルー
ピング量5が負のフィードバックとして付加的に入力さ
れることにより、速度フィードバック信号3がライン速
度基準2より小さな値であっても偏差検出回路12の出
力がゼロになってしまい、電動機14とロール13上の
紙により機械的に結合された他のロールとの揃速性がと
れなくなるという問題を生じていた。
【0008】本発明は、それぞれロールを駆動する複数
の電動機の加減速運転中における揃速性を向上させ、も
って電動機保護装置が作動しないようすることができ
る、ドルーピング付速度制御装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の速度制御装置は、ドルーピング回路はそのゲ
インが相対的に小さな第1のドルーピングゲインまたは
相対的に大きな第2のドルーピングゲインに切換可能に
構成されると共に、電動機が加減速運転中であるか定速
運転中であるかを検出する検出手段と、この検出手段に
より加減速運転中であることが検出されたときはドルー
ピング回路のゲインを第1のドルーピングゲインに切換
え、定速運転中であることが検出されたときは第2のド
ルーピングゲインに切換える切換手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の速度制御装置におけるドルーピング回
路には、相対的に小さな加減速時用のドルーピングゲイ
ンと相対的に大きな定速時用のドルーピングゲインが用
意される。電動機が加減速運転中であるかどうかを検出
し、加減速運転中であることが検出されれば、加減速時
のドルーピングゲインを与え、定速運転中であることが
検出されれば、定速時のドルーピングゲインを与える。
このドルーピングゲインを基にしてドルーピング量を求
め、この値を速度フィードバック値と共に負のフィード
バック量として速度基準に加え、速度基準とフィードバ
ック量との偏差を無くすように制御動作する。このよう
な制御を行うことにより、紙により機械的に結合された
他のロールを駆動する電動機との揃速性を向上させるこ
とができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すものである。
図1の装置には、図2のドルーピング回路18とは異な
るドルーピング回路20が設けられている。ドルーピン
グ回路20の基本的な機能はドルーピング回路18のそ
れと同一であるが、前者の特徴は、相対的に小さな加減
速時のドルーピングゲインまたは相対的に大きな定速時
のドルーピングゲインを選択的に切換え出力しうるよう
に構成されている点にある。さらに図1の装置には、図
2の装置に比較して、電動機が加減速運転中であるか定
速運転中であるかを検出する運転モード判別器21、お
よび運転モード判別器21の出力に基づいてドルーピン
グ回路20のドルーピングゲインを切換えるドルーピン
グゲイン切換回路22が付加的に設けられている。他は
図2のものと変わりがない。
【0012】さて、ドルーピングゲインの切換を含む図
1の装置の動作は次のようにして行われる。すなわち、
ライン速度基準発生器10から出力された速度基準にS
RH11どで紙の速度変化を調節し、それをライン速度
基準2として出力する。運転モード判別器21では、こ
のライン速度基準2の変化率に基づいて、電動機14が
現在、加減速運転中であるか定速運転中であるかを判別
し、その判別信号をドルーピングゲイン切換回路22に
出力する。ドルーピングゲイン切換回路22は、運転モ
ード判別器21から入力された判別信号の内容が加減速
運転中であることを表すものであれば、ドルーピング回
路20のドルーピングゲインを相対的に小さな加減速時
のドルーピングゲインに切換える。また、運転モード判
別器21から入力された判別信号の内容が加減速後の定
速運転中であることを表すものであれば、ドルーピング
ゲイン切換回路22はドルーピング回路20のドルーピ
ングゲインを相対的に大きな定速時のドルーピングゲイ
ンに切換える。このようにしてドルーピングゲインが切
換えられたドルーピング回路20は、速度制御回路16
から出力されるトルク基準4に、ドルーピングゲイン切
換回路22により切換えられたドルーピングゲインを乗
じてドルーピング量7としそれを偏差検出回路12に向
けて出力する。偏差検出回路12は、このドルーピング
量7を速度フィードバック信号3と共に、負のフィード
バック量として速度基準2に加える。このようにして得
られたトルク基準4に従ってACR17を介して電動機
14の速度が制御されることは図2の場合と同様であ
る。
【0013】以上のようにしてドルーピング回路20の
ドルーピングゲインを切換え、加減速時はより小さな加
減速用ドルーピング量を得、定速運転中はより大きな本
来の定速用ドルーピング量を得て、それを偏差検出回路
12を介してASR16にフィードバックすることによ
り、揃速性を損なうことによる電動機14の過負荷を防
止し、ここに電動機14ないしロール13と他の電動機
ないしロールとの揃速性を達成し、電動機過負荷による
保護装置の動作を回避することができる。
【0014】以上の説明は主として加速運転時の挙動に
ついてのものであるが、本発明はそれに限られることな
く、減速運転時の挙動にも全く同様にして適用すること
ができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、抄紙機やオフマシンコ
ータなどのペーパーロールにおいてドルーピング付き速
度制御を行っても、加減速運転中およびそれに続く定速
運転中の揃速性を損なうことがなく、揃速性の乱れによ
る過負荷保護装置の動作を巧みに回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドルーピング付き速度制御装置の
一実施例を示すを示すブロック図。
【図2】従来のドルーピング付き速度制御装置のブロッ
ク図。
【符号の説明】
2 ライン速度基準 3 速度フィードバック信号 4 トルク基準 5 ドルーピング量 10 ライン速度基準発生器(MRH) 11 速度基準補正器(SRH) 12 偏差検出回路 13 ロール 14 電動機(M) 15 速度検出器(SS) 16 速度制御回路(ASR) 17 電流制御回路(ACR) 18 ドルーピング回路 20 ドルーピング回路 21 運転モード判別器 22 ドルーピングゲイン切換回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実際速度が速度基準に近付くように速度制
    御回路および電流制御回路を介して電動機を制御すると
    共に、前記速度制御回路にその出力信号を自らの入力側
    に負帰還するドルーピング回路を接続した、他の電動機
    と揃速制御される電動機の速度制御装置において、 前記ドルーピング回路はそのゲインが相対的に小さな第
    1のドルーピングゲインまたは相対的に大きな第2のド
    ルーピングゲインに切換可能に構成されると共に、前記
    電動機が加減速運転中であるか定速運転中であるかを検
    出する検出手段と、この検出手段により前記電動機が加
    減速運転中であることが検出されたときは前記ドルーピ
    ング回路のゲインを前記第1のドルーピングゲインに切
    換え、定速運転中であることが検出されたときは前記第
    2のドルーピングゲインに切換える切換手段とを具備し
    たことを特徴とする電動機の速度制御装置。
JP4001384A 1992-01-08 1992-01-08 電動機の速度制御装置 Pending JPH05184183A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4001384A JPH05184183A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 電動機の速度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4001384A JPH05184183A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 電動機の速度制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05184183A true JPH05184183A (ja) 1993-07-23

Family

ID=11499993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4001384A Pending JPH05184183A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 電動機の速度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05184183A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1199675A (en) Speed controller for mill drives and the like
US5874813A (en) Control method, especially for load balancing of a plurality of electromotor drives
JPH05184183A (ja) 電動機の速度制御装置
JPH0349591A (ja) 加工システムの制御装置
JPS62104490A (ja) 電動機制御装置
JP2567281B2 (ja) テープ走行制御装置
JP4006858B2 (ja) 連続焼鈍ラインのヘルパーロール速度制御方法及び装置
JPH11123814A (ja) 印刷機のインフィードロール制御装置
JP2720483B2 (ja) 位置決め制御装置
Dapcevic et al. Structuring of winder drive software-review of basic building blocks
JPH072401A (ja) シートの張力補正制御装置
JPS59144509A (ja) 連続圧延機の圧延速度制御方法
JPS5929762Y2 (ja) タンデム圧延装置用張力制御装置
JP3227288B2 (ja) 抄紙機ドライヤ蒸気差圧制御装置
JP3586521B2 (ja) ピンチロール制御装置
JPS60234713A (ja) 異周速圧延の板厚制御方法及びその装置
JPH0453787B2 (ja)
JPH092739A (ja) コイル巻取りラインにおける制御方法
JPH08309417A (ja) 材料搬送速度制御装置
JPH11285281A (ja) デフレクタロールの制御方式
JPH0576918A (ja) 薄板鋼板搬送装置の張力制御システム
JPH04256655A (ja) ストリップのプロセスラインにおけるヘルパーロール駆動制御方法
JPH05272087A (ja) コータの制御装置
JPS6318983A (ja) 電動機駆動制御装置
JPH05272086A (ja) 抄紙機の運転制御装置