JPH05184114A - 永久磁石付回転子を備える回転電機 - Google Patents
永久磁石付回転子を備える回転電機Info
- Publication number
- JPH05184114A JPH05184114A JP4001806A JP180692A JPH05184114A JP H05184114 A JPH05184114 A JP H05184114A JP 4001806 A JP4001806 A JP 4001806A JP 180692 A JP180692 A JP 180692A JP H05184114 A JPH05184114 A JP H05184114A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- rotor
- electric machine
- film
- rotary electric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Brushless Motors (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】レーザビームプリンタ用のポリゴンスキャナモ
ータや磁気ディスク装置用のスピンドルモータのような
ものにおいて、ピンホールや欠けがなく確実に永久磁石
を被覆して磁性粉末の流出を防ぐ。 【構成】回転電機はブラケット1、固定子2、永久磁石
3をもつ回転子5及び軸受7とからなる。永久磁石3
は、合成樹脂のフィルム10で密着して真空パックされ
て包まれ、フィルム10は継鉄4に接する面を除く面の
みに存在する。この工程は、継鉄4に相当する多孔質の
治具に当てた永久磁石3の上に合成樹脂フィルム10を
被せ、治具の裏から真空引きし、永久磁石3の周囲の余
分なフィルムを切除する。
ータや磁気ディスク装置用のスピンドルモータのような
ものにおいて、ピンホールや欠けがなく確実に永久磁石
を被覆して磁性粉末の流出を防ぐ。 【構成】回転電機はブラケット1、固定子2、永久磁石
3をもつ回転子5及び軸受7とからなる。永久磁石3
は、合成樹脂のフィルム10で密着して真空パックされ
て包まれ、フィルム10は継鉄4に接する面を除く面の
みに存在する。この工程は、継鉄4に相当する多孔質の
治具に当てた永久磁石3の上に合成樹脂フィルム10を
被せ、治具の裏から真空引きし、永久磁石3の周囲の余
分なフィルムを切除する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザビームプリン
タ用のポリゴンスキャナモータや磁気ディスク装置用の
スピンドルモータのような永久磁石付回転子を備える回
転電機に関する。
タ用のポリゴンスキャナモータや磁気ディスク装置用の
スピンドルモータのような永久磁石付回転子を備える回
転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の永久磁石付回転子を備える回転電
機の全体構成は、通常の内側回転子形モータの他、外側
回転子形モータも多用される。外側回転子形モータは軸
回転式と軸固定式とに分かれる。前者は回転子と固定子
とがブラケットの反負荷側に位置するもの(例えば、特
開平2−223361号の第1図)と負荷側に位置する
もの(同、第2図)とに分かれ、後者は2個の軸受が固
定子の一方の負荷側に位置するもの(例えば、特開平2
−311153号の第1図)と、固定子の両側に配分さ
れるもの(例えば、特開平3−3645号の第2図)と
に分かれる。これらの回転電機は回転子に永久磁石を備
え、前記ポリゴンスキャナモータやスピンドルモータの
ように永久磁石からの磁性粉末の流出が装置に有害な場
合には、磁性粉末の流出を防止するためにエポキシ樹脂
コーティングを施していた。
機の全体構成は、通常の内側回転子形モータの他、外側
回転子形モータも多用される。外側回転子形モータは軸
回転式と軸固定式とに分かれる。前者は回転子と固定子
とがブラケットの反負荷側に位置するもの(例えば、特
開平2−223361号の第1図)と負荷側に位置する
もの(同、第2図)とに分かれ、後者は2個の軸受が固
定子の一方の負荷側に位置するもの(例えば、特開平2
−311153号の第1図)と、固定子の両側に配分さ
れるもの(例えば、特開平3−3645号の第2図)と
に分かれる。これらの回転電機は回転子に永久磁石を備
え、前記ポリゴンスキャナモータやスピンドルモータの
ように永久磁石からの磁性粉末の流出が装置に有害な場
合には、磁性粉末の流出を防止するためにエポキシ樹脂
コーティングを施していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記エポキシ樹脂コー
ティングは信頼性が高く、一般に使用されているが、コ
ーティング皮膜にピンホールが生じたり、コーティング
が欠けたり、組立時に固定子に当たって欠けたりして永
久磁石のかけら等の磁性粉末の流出がしばしば発生す
る。
ティングは信頼性が高く、一般に使用されているが、コ
ーティング皮膜にピンホールが生じたり、コーティング
が欠けたり、組立時に固定子に当たって欠けたりして永
久磁石のかけら等の磁性粉末の流出がしばしば発生す
る。
【0004】この発明の目的は、ピンホールや欠けがな
く確実に永久磁石を被覆できる永久磁石付回転子を備え
る回転電機を提供することにある。
く確実に永久磁石を被覆できる永久磁石付回転子を備え
る回転電機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明群の永久磁石付
回転子を備える回転電機は、ブラケットに支承される固
定子と、この固定子に空隙を介して配置され永久磁石を
もつ回転子と、この回転子を前記ブラケットに対して回
転可能に支承する軸受とからなる永久磁石付回転子を備
える回転電機において、前記永久磁石を合成樹脂のフィ
ルムで密着して包むものである。そして、発明2におい
て、前記フイルムは前記回転子と接する面を除く面のみ
に存在するようにしたり、発明3において、前記フィル
ムは真空パックされて形成したりする。
回転子を備える回転電機は、ブラケットに支承される固
定子と、この固定子に空隙を介して配置され永久磁石を
もつ回転子と、この回転子を前記ブラケットに対して回
転可能に支承する軸受とからなる永久磁石付回転子を備
える回転電機において、前記永久磁石を合成樹脂のフィ
ルムで密着して包むものである。そして、発明2におい
て、前記フイルムは前記回転子と接する面を除く面のみ
に存在するようにしたり、発明3において、前記フィル
ムは真空パックされて形成したりする。
【0006】
【作用】発明1によれば、合成樹脂のフィルムで密着し
て包まれた永久磁石は、ピンホールや欠けがなく、確実
にフィルムで被覆されて磁性粉末の流出を確実に防止す
る。このとき、発明2によれば、継鉄との間の磁気抵抗
が減少するし、発明3によれば、合成樹脂のフィルムで
密着して包む工程は、真空パックで具体化される。
て包まれた永久磁石は、ピンホールや欠けがなく、確実
にフィルムで被覆されて磁性粉末の流出を確実に防止す
る。このとき、発明2によれば、継鉄との間の磁気抵抗
が減少するし、発明3によれば、合成樹脂のフィルムで
密着して包む工程は、真空パックで具体化される。
【0007】
【実施例】図1は実施例の断面図である。図は磁気ディ
スク装置用のスピンドルモータの一例として、軸固定式
の外側回転子形で2個の軸受が固定子の一方の負荷側に
位置するものである。ブラケット1の負荷側に固着した
固定子2の外側に空隙を介して永久磁石3と継鉄4を持
つ回転子5が配置される。この回転子5は磁気ディスク
等の負荷を取付けるハブ6と一体化され、このハブ6は
2個の軸受7を介して前記ブラケット1に固定した固定
軸8に回転自在に支承される。軸受7の負荷側は磁性流
体シール9で軸封される。
スク装置用のスピンドルモータの一例として、軸固定式
の外側回転子形で2個の軸受が固定子の一方の負荷側に
位置するものである。ブラケット1の負荷側に固着した
固定子2の外側に空隙を介して永久磁石3と継鉄4を持
つ回転子5が配置される。この回転子5は磁気ディスク
等の負荷を取付けるハブ6と一体化され、このハブ6は
2個の軸受7を介して前記ブラケット1に固定した固定
軸8に回転自在に支承される。軸受7の負荷側は磁性流
体シール9で軸封される。
【0008】ところで、前記永久磁石3は真空パックの
方法で0.05mm程度の厚さの合成樹脂のフィルム10
で密着して包まれる。継鉄4との間のフィルムの磁気抵
抗が問題になるときには、フィルムはこの面を除く面の
みに存在する。このようにするには、継鉄に相当する多
孔質の治具に当てた永久磁石の上に合成樹脂フィルムを
被せ、治具の裏から真空引きし、永久磁石の周囲の余分
なフィルムを切除して完成する。
方法で0.05mm程度の厚さの合成樹脂のフィルム10
で密着して包まれる。継鉄4との間のフィルムの磁気抵
抗が問題になるときには、フィルムはこの面を除く面の
みに存在する。このようにするには、継鉄に相当する多
孔質の治具に当てた永久磁石の上に合成樹脂フィルムを
被せ、治具の裏から真空引きし、永久磁石の周囲の余分
なフィルムを切除して完成する。
【0009】
【発明の効果】この発明群の永久磁石付回転子を備える
回転電機によれば、永久磁石を合成樹脂のフィルムで密
着して包むので、ピンホールや欠けがなく確実に永久磁
石を被覆できるという効果があり、ポリゴンスキャナモ
ータやスピンドルモータのように磁性粉末の流出が装置
に有害な場合には、特に効果が大きい。発明2によれ
ば、継鉄との間の磁気抵抗が減少するという効果があ
り、発明3によれば、合成樹脂のフィルムで密着して包
む工程は、真空パックで具体化できるという効果があ
る。
回転電機によれば、永久磁石を合成樹脂のフィルムで密
着して包むので、ピンホールや欠けがなく確実に永久磁
石を被覆できるという効果があり、ポリゴンスキャナモ
ータやスピンドルモータのように磁性粉末の流出が装置
に有害な場合には、特に効果が大きい。発明2によれ
ば、継鉄との間の磁気抵抗が減少するという効果があ
り、発明3によれば、合成樹脂のフィルムで密着して包
む工程は、真空パックで具体化できるという効果があ
る。
【図1】実施例の断面図
1 ブラケット 2 固定子 3 永久磁石 4 継鉄 5 回転子 6 ハブ 7 軸受 8 固定軸 9 磁性流体シール 10 フィルム
Claims (3)
- 【請求項1】ブラケットに支承される固定子と、この固
定子に空隙を介して配置され永久磁石をもつ回転子と、
この回転子を前記ブラケットに対して回転可能に支承す
る軸受とからなる永久磁石付回転子を備える回転電機に
おいて、前記永久磁石を合成樹脂のフィルムで密着して
包むことを特徴とする永久磁石付回転子を備える回転電
機。 - 【請求項2】請求項1記載の永久磁石付回転子を備える
回転電機において、前記フイルムは前記回転子と接する
面を除く面のみに存在することを特徴とする永久磁石付
回転子を備える回転電機。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の永久磁石付回転子を
備える回転電機において、前記フィルムは真空パックさ
れて形成されたものであることを特徴とする永久磁石付
回転子を備える回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4001806A JPH05184114A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 永久磁石付回転子を備える回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4001806A JPH05184114A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 永久磁石付回転子を備える回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05184114A true JPH05184114A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=11511820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4001806A Pending JPH05184114A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 永久磁石付回転子を備える回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05184114A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7819585B2 (en) * | 2004-05-25 | 2010-10-26 | Ntn Corporation | Fluid dynamic bearing apparatus and a motor using the same |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP4001806A patent/JPH05184114A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7819585B2 (en) * | 2004-05-25 | 2010-10-26 | Ntn Corporation | Fluid dynamic bearing apparatus and a motor using the same |
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