JPH0518405U - 化粧料収納皿 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は収納皿本体内に収納されたファンデ
―ション等の化粧料の保護とコンパクト等への取付けが
容易にできる化粧料収納皿を提供する。 【構成】 ファンデ―ション等の化粧料が収納された収
納皿本体と、この収納皿本体の上面を着脱可能に覆うよ
うに取付けられほぼ中央部を押込むことにより、両端部
が上方へ浮上って外すことのできる透明樹脂材で成型さ
れたカバ―体とで構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はコンパクト等に取付けられて使用されるファンデ―ション等の化粧料 が収納された化粧料収納皿に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の化粧料収納皿はアルミ材等の金属材で浅皿状に形成された収納 皿本体内にファンデ―ション等が収納され、工場内でコンパクトに取付けられた り、差替え、化粧品として使用されている。

【０００３】

【本考案が解決しようとする課題】

従来の化粧料収納皿は収納皿本体内にファンデ―ション等を収納した後、工場 内でコンパクトに取付けられる場合には、そのまま使用する場合と、収納皿本体 の開口部を蓋で覆う場合とがあるが、前者は作業が容易であるが、持運び等の移 動時にファンデ―ション等を破損しやすいという欠点があり、後者は前述の欠点 を解消することができるが、蓋の取付け、取外しに手数がかかるという欠点があ った。

【０００４】 本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、持運び等の移動時にファンデ―ショ ン等が損傷するのを効率よく防止することができるとともに、コンパクト等への 取付けも容易に行なうことのできる化粧料収納皿を提供することを目的としてい る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案はファンデ―ション等の化粧料が収納され たコンパクト等に取付けられて使用される収納皿本体と、この収納皿本体の上面 を着脱可能に覆うように取付けられ、ほぼ中央部を押込むことにより、両端部が 上方へ浮上って外すことのできる透明樹脂材で成型されたカバ―体とで化粧料収 納皿を構成している。

【０００６】

【作用】

上記のように構成された化粧料収納皿は、収納皿本体の開口部をカバ―体によ って覆うことができ、該カバ―体のほぼ中央部を押付けることにより、カバ―体 が収納皿本体より外れる。

【０００７】

【本考案の実施例】

以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細に説明する。 図１ないし図５の本考案の第１の実施例において、１は本考案の化粧料収納皿 で、この化粧料収納皿１はファンデ―ション等の化粧料２が収納された収納皿本 体３と、この収納皿本体３の開口部を覆うカバ―体４とから構成されている。

【０００８】 前記収納皿本体３は、図２および図３に示すようにコンパクト５の化粧料収納 凹部６に取付けられるように四角い浅皿状にアルミ材等で形成され、底面には剥 離紙７付きの接着剤８が接着固定されている。

【０００９】 前記カバ―体４は透明樹脂材で成型された両側壁９、９が山形状に形成された 前記収納皿本体３の開口部を覆うように取付けられるカバ―体本体１０と、この カバ―体本体１０のほぼ中央部に上方へ突出形成された、押込みによって該カバ ―体本体１０のほぼ中央部を支点に両端部が上方へ浮上って外れる操作部１１と から構成されている。

【００１０】 上記構成の化粧料収納皿１は収納皿本体３内にファンデ―ション等の化粧料２ が収納された後、該収納皿本体３の開口部をカバ―体４で覆い、コンパクト５に 取付けられるまで保護する。

【００１１】 コンパクト５の化粧料収納凹部６内に取付ける場合は、収納皿本体３の底面の 剥離紙７を除去し、カバ―体４の操作部１１をつまんで化粧料収納凹部６内に収 納皿本体３を押込み、さらに操作部１１を押込むと、中央部を支点にカバ―体本 体１０は、図５に示すように両端部が上方へ浮上り、外れる。

【００１２】 差替え容器として使用する場合には収納皿本体３にカバ―体４を取付けた後、 箱詰めして市販される。

【００１３】

【本考案の異なる実施例】

次に図６ないし図２０に示す本考案の異なる実施例につき説明する。 なお、これらの実施例の説明に当って、前記本考案の第１の実施例と同一構成 部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。

【００１４】 図６ないし図９の本考案の第２の実施例において、前記本考案の第１の実施例 と主に異なる点はカバ―体４Ａで、このカバ―体４Ａはカバ―体本体１０の両端 端部の壁面１２、１２の下部より外方へ突出し、コンパクト５への取付け時に化 粧料収納凹部６の周縁部６ａと当接するフランジ部１３、１３を形成した点で、 このように形成されたカバ―体４Ａを用いた化粧料収納皿１Ａにしても前記本考 案の第１の実施例と同様な作用効果が得られる。

【００１５】 図１０ないし図１２の本考案の第３の実施例において、前記本考案の第２の実 施例と主に異なる点は、上面が平坦に形成されたカバ―体４Ｂを用いた点で、こ のように形成されたカバ―体４Ｂを用いた化粧料収納皿１Ｂにしても、コンパク ト５の化粧料収納凹部６内への押し込みをほぼ中央両側部を押付けて放すことに より、収納皿本体３の取付けとカバ―体４Ｂの取外しを行なうことができるとと もに、複数個重ねての移動が可能となる。

【００１６】 図１３ないし図１６の本考案の第４の実施例において、前記本考案の第３の実 施例と主に異なる点は、カバ―体本体１０の両端部の壁面１２、１２の下部より 外方へ突出する複数本の突片１４、１４を形成したカバ―体４Ｃを用いた点で、 このように形成されたカバ―体４Ｃを用いた化粧料収納皿１Ｃにしても、前記本 考案の第３の実施例と同様な作用効果が得られる。

【００１７】 図１７ないし図２０の本考案の第５の実施例において、前記本考案の第１の実 施例と主に異なる点は、収納皿本体３Ａおよびカバ―体４Ｄを円盤状に形成した 点で、このように形成された収納皿本体３Ａおよびカバ―体４Ｄを用いて化粧料 収納皿１Ｄを構成しても、前記本考案の第１の実施例とと同様な作用効果が得ら れる。

【００１８】 なお、前記本考案の各実施例ではカバ―体を透明樹脂材で成型したものについ て説明したが、本考案はこれに限らず、半透明、不透明材で成型してもよい。 また、前記本考案の各実施例では収納皿本体３の底面に剥離紙付きの接着剤を 接着させたものについて説明したが、本考案はこれに限らず、接着剤が接着され ていないものを使用してもよい。

【００１９】

【本考案の効果】

以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に列挙する効果が得られ る。

【００２０】 （１）ファンデ―ション等の化粧料が収納されたコンパクト等に取付けられて 使用される収納皿本体と、この収納皿本体の上面を着脱可能に覆うように取付け られ、ほぼ中央部を押込むことにより、両端部が上方へ浮上って外すことのでき る透明樹脂材で成型されたカバ―体とで構成されているので、コンパクト等へ取 付けられるまで、収納皿本体内に収納されたファンデ―ション等の化粧料をカバ ―体で保護することができる。 したがって、ファンデ―ション等の化粧料の損傷を効率よく防止できる。

【００２１】 （２）前記（１）によって、カバ―体のほぼ中央部を押込むことによって、収 納皿本体よりカバ―体を外すことができる。 したがって、カバ―体の取外しが容易にできるとともに、収納皿本体のコンパ クトへの取付けが容易にできる。

【００２２】 （３）前記（１）によって、構造が簡単であるので、安価に製造することがで きる。

【００２３】 （４）前記（１）によって、カバ―体は透明樹脂材で成型されているので、収 納皿本体内に収納されたファンデ―ション等の色の確認を容易に行なうことがで きる。

【００２４】 （５）請求項２、３も前記（１）〜（３）と同様な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の実施例を示す斜視図。

【図２】本考案の第１の実施例を示す分解斜視図。

【図３】図１の３−３線に沿う断面図。

【図４】コンパクトに取付ける状態の説明図。

【図５】カバ―体を外す状態の説明図。

【図６ないし図９】本考案の第２の実施例を示す説明
図。

【図１０ないし図１２】本考案の第３の実施例を示す説
明図。

【図１３ないし図１６】本考案の第４の実施例を示す説
明図。

【図１７ないし図２０】本考案の第５の実施例を示す説
明図。

【符号の説明】

１、１Ａ、１Ｂ、１Ｃ、１Ｄ：化粧料収納皿、２：化粧
料、 ３、３Ａ：収納皿本体、４、４
Ａ、４Ｂ、４Ｃ、４Ｄ：カバ―体、５：コンパクト、
６：化粧料収納凹部、７：剥離紙、
８：接着剤、９：側壁
１０：カバ―体本体、１１：操作部、
１２：壁面、１３：フランジ部、
１４：突片。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ファンデ―ション等の化粧料が収納され
   たコンパクト等に取付けられて使用される収納皿本体
   と、この収納皿本体の上面を着脱可能に覆うように取付
   けられ、ほぼ中央部を押込むことにより、両端部が上方
   へ浮上って外すことのできる透明樹脂材で成型されたカ
   バ―体とからなることを特徴とする化粧料収納皿。
2. 【請求項２】 ファンデ―ション等の化粧料が収納され
   たコンパクト等に取付けられて使用される収納皿本体
   と、この収納皿本体の底面に接着固定された剥離紙付き
   の接着剤と、前記収納皿本体の上面を覆うように着脱可
   能に取付けられたほぼ中央部を押込むことにより、両端
   部が上方へ浮上って外すことのできる透明樹脂材で成形
   されたカバ―体と、このカバ―体のほぼ中央部に上方へ
   突出するように形成した、押込みおよびつまんで持上げ
   ることのできる操作部とからなることを特徴とする化粧
   料収納皿。
3. 【請求項３】 ファンデ―ション等の化粧料が収納され
   たコンパクト等に取付けられて使用される収納皿本体
   と、この収納皿本体の上部を着脱可能に覆うように取付
   けられ、ほぼ中央部を押込むことにより、両端部が上方
   へ浮上って外すことのできるカバ―体とからなることを
   特徴とする化粧料収納皿。