JPH05183788A - 映像信号記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、カメラ一体型ビデオテープレコーダ
等の映像信号記録装置において、ワイヤレスマイクの電
源の切り忘れ等を未然に防止して、ワイヤレスマイクを
使用して撮像する場合の使い勝手を向上する。 【構成】本発明は、遠隔制御手段を用いて、ワイヤレス
マイクの電源をオンオフ制御する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は映像信号記録装置に関
し、例えばカメラ一体型ビデオテープレコーダに適用し
得る。

【０００２】

【従来の技術】従来、カメラ一体型ビデオテープレコー
ダにおいては、ワイヤレスマイクを用いて音声信号を記
録することにより、遠くの被写体を撮像している場合で
も、明瞭な音声信号を記録し得るようになされたものが
ある。

【０００３】このようなカメラ一体型ビデオテープレコ
ーダにおいては、例えば子供に気付かれることなく撮像
して明瞭な音声信号を記録し得ることにより、被写体の
自然な動作を記録することができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところでこのようにワ
イヤレスマイクをした被写体を撮像しているとき、当該
被写体以外の他の被写体を撮像したい場合がある。

【０００５】ところが、この場合他の被写体を撮像して
も、音声信号についてはワイヤレスマイクをした被写体
の音声が記録される問題がある。

【０００６】またこのようにワイヤレスマイクを使用す
る場合、ワイヤレスマイクの電源を切り忘れて電池を無
駄に消耗し、いざ撮像しようとしたとき、電池切れによ
り音声信号を記録し得なくなる場合もある。

【０００７】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ワイヤレスマイクを使用して撮像する場合に使い勝
手を向上することができる映像信号記録装置を提案しよ
うとするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、遠隔制御により、ワイヤレスマイ
ク２の電源をオンオフ制御する遠隔制御手段２２、３
４、４０、４２と、ワイヤレスマイク２から送出された
送信信号を受信し、ワイヤレスマイク２の音声信号を復
調する音声信号受信手段２２、２４と、所定の被写体を
撮像し、被写体の映像信号を出力する撮像手段４と、映
像信号及び音声信号を所定の記録媒体８に記録する記録
手段６、１２とを備えるようにする。

【０００９】

【作用】遠隔制御手段２２、３４、４０、４２を用い
て、遠隔制御によりワイヤレスマイク２の電源をオンオ
フ制御すれば、必要に応じて当該遠隔制御手段２２、３
４、４０、４２を操作して、ワイヤレスマイク２の音声
信号を記録し得る。また必要に応じて記録手段６、１２
と連動して遠隔制御手段２２、３４、４０、４２を駆動
すれば、電源の切り忘れを防止し得る。

【００１０】

【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。

【００１１】図１において、１は全体としてカメラ一体
型ビデオテープレコーダを示し、カメラ一体型ビデオテ
ープレコーダ本体３でワイヤレスマイク２の音声信号を
映像信号と共に記録する。

【００１２】すなわちカメラ一体型ビデオテープレコー
ダ本体３においては、撮像部４で所望の被写体を撮像
し、当該被写体の映像信号を映像信号処理回路６で記録
信号に変換する。これによりカメラ一体型ビデオテープ
レコーダ本体３においては、テープカセツト８に収納し
た磁気テープに当該被写体の映像信号を記録し得るよう
になされている。

【００１３】さらにカメラ一体型ビデオテープレコーダ
本体３においては、音声信号入力端子３Ａを介して音声
信号を入力し、当該音声信号を増幅回路１０で増幅す
る。さらにカメラ一体型ビデオテープレコーダ本体３に
おいては、選択回路１４を介して当該音声信号を音声信
号処理回路１２に与え、ここで記録信号に変換する。こ
れによりカメラ一体型ビデオテープレコーダ本体３にお
いては、音声信号入力端子３Ａにワイヤレスマイク２等
を接続して音声信号を記録し得るようになされている。

【００１４】ここでワイヤレスマイク２においては、マ
イクロホン１６で音声信号をピツクアツプし、当該音声
信号を音声信号出力端子２Ａを介して出力し得るように
なされている。これにより当該カメラ一体型ビデオテー
プレコーダ１においては、音声信号出力端子２Ａを音声
信号入力端子３Ａに接続することにより、ワイヤレスマ
イク２の音声信号をカメラ一体型ビデオテープレコーダ
本体３に直接出力して記録し得るようになされている。

【００１５】さらにワイヤレスマイク２においては、マ
イクロホン１６の音声信号を送信回路１８に与え、ここ
で周波数変調してアンテナ２０に出力し、これにより音
声信号出力端子３Ａを接続しなくてもカメラ一体型ビデ
オテープレコーダ本体３に音声信号を伝送し得るように
なされている。これに対応してカメラ一体型ビデオテー
プレコーダ本体３においては、アンテナ２２でワイヤレ
スマイク２の音声信号を受信した後、受信回路２４で復
調し、選択回路１４に出力する。

【００１６】これによりカメラ一体型ビデオテープレコ
ーダ本体３においては、選択回路１４の接点を切り換え
ることにより、音声入力端子３Ａを介して入力される音
声信号に代えてアンテナ２２で受信した音声信号を記録
し得るようになされている。

【００１７】さらに受信回路２４においては、復調した
音声信号をイヤホンジヤツク２８に出力し、これにより
当該カメラ一体型ビデオテープレコーダ本体３において
は、必要に応じてワイヤレスマイク２の音声信号をモニ
タし得るようになされている。

【００１８】さらにこの実施例において、カメラ一体型
ビデオテープレコーダ本体３は、マイクロホン３０でカ
メラマンの音声をピツクアツプし、その結果得られる音
声信号を音声信号処理回路３２で増幅する。さらにカメ
ラ一体型ビデオテープレコーダ本体３は、当該音声信号
処理回路３２の出力信号を送信回路３４で変調し、アン
テナ２２を介して送出する。

【００１９】これに対応してワイヤレスマイク２におい
ては、カメラ一体型ビデオテープレコーダ３から送出さ
れた音声信号を、アンテナ２０で受信して受信回路３６
に導き、ここで音声信号を復調する。これによりワイヤ
レスマイク２においては、当該音声信号をイヤホン３８
に出力して被写体がカメラマンの音声をモニタし得るよ
うになされている。

【００２０】従つてカメラマンにおいては、当該カメラ
一体型ビデオテープレコーダ本体３の操作を中断するこ
となく、種々の指示を被写体に与えることができ、これ
により当該カメラ一体型ビデオテープレコーダ１の使い
勝手を向上することができる。

【００２１】さらにカメラ一体型ビデオテープレコーダ
本体３において、制御回路４２は、当該カメラ一体型ビ
デオテープレコーダ本体３全体の動作を制御すると共
に、ワイヤレスマイク２の電源を制御する。

【００２２】すなわち制御回路４２は、モニタモードに
おいて、所定の操作子が押圧操作されると、送信回路３
４に制御信号を出力し、これによりアンテナ２２を介し
て遠隔制御信号を送出する。これに対応してワイヤレス
マイク２においては、受信回路３６で遠隔制御信号を復
調し、その結果得られる制御信号を制御回路４４に出力
する。制御回路４４は、当該制御信号に応動してスイツ
チ回路４６をオンオフ制御し、スイツチ回路４６は、電
池４８の電源を送信回路１８に供給するようになされて
いる。

【００２３】これによりカメラ一体型ビデオテープレコ
ーダ本体３においては、モニタモードに設定した状態で
操作子４０の押圧操作を繰り返すことにより、送信回路
１８の動作をオンオフ制御することができる。

【００２４】従つてカメラマンにおいては、必要に応じ
て当該操作子４０を押圧操作することにより、ワイヤレ
スマイク２を用いて被写体の音声をモニタすることがで
きる。これによりカメラマンにおいては、例えば被写体
でなる幼児の話声をモニタしながらカメラ一体型ビデオ
テープレコーダ本体３を操作し得、後で再生して楽しく
なるような場面等を選択的に記録し得、その分当該カメ
ラ一体型ビデオテープレコーダ１の使い勝手を向上し得
る。

【００２５】さらに制御回路４２においては、動作モー
ドが選択モードに設定されると、操作子４０の押圧操作
に応動してワイヤレスマイク２の電源をオンオフ制御す
ると共に、当該オンオフ制御に連動して選択回路１４の
接点を切り換える。これにより当該カメラ一体型ビデオ
テープレコーダ１においては、必要に応じて音声信号入
力端子３Ａに別途マイクロホンを接続して、当該マイク
ロホン及びワイヤレスマイク２を選択的に使用し得るよ
うになされている。

【００２６】従つてワイヤレスマイク２を装着した遠距
離の被写体を撮像しているとき、途中で近くの被写体を
撮像するような場合、当該操作子４０を押圧操作するだ
けの簡単な操作で音声を切り換え得、その分当該カメラ
一体型ビデオテープレコーダ１の使い勝手を向上するこ
とができる。

【００２７】このときワイヤレスマイク２においては、
選択回路１４の接点の切り換えに連動して電源がオフ状
態に切り換わることにより、カメラマンが近接した被写
体を撮像したままカメラ一体型ビデオテープレコーダ１
の使用を終了した場合でも、電源の切り忘れに伴う電池
の消耗を未然に防止し得、その分当該カメラ一体型ビデ
オテープレコーダ１の使い勝手を向上することができ
る。

【００２８】さらに制御回路４２においては、ノーマル
モードに設定されると、録画開始操作子の操作に応動し
てスイツチ回路４６をオン状態に切り換え、これとは逆
に録画停止の操作子の操作に応動して当該スイツチ回路
４６をオフ状態に切り換える。これにより当該カメラ一
体型ビデオテープレコーダ１においては、カメラマンが
ワイヤレスマイク２の電源スイツチを切り忘れた場合で
も、電池４８の消耗を未然に防止し得、その分当該カメ
ラ一体型ビデオテープレコーダ１の使い勝手を向上する
ことができる。

【００２９】以上の構成によれば、遠隔制御により、カ
メラ一体型ビデオテープレコーダ本体３でワイヤレスマ
イク２の電源をオンオフ制御することにより、必要に応
じてワイヤレスマイク２の音声信号を記録し得、また当
該ワイヤレスマイク２の電源の切り忘れを未然に防止す
ることができ、その分当該カメラ一体型ビデオテープレ
コーダ１の使い勝手を向上することができる。

【００３０】なお上述の実施例においては、種々のモー
ドでワイヤレスマイク２の電源をオンオフ制御する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じ
て単一のモードだけ設けるようにしてもよく、さらには
別途種々のモードを設けるようにしてもよい。

【００３１】さらに上述の実施例においては、本発明を
カメラ一体型ビデオテープレコーダに適用した場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、電子スチルカメ
ラ等の映像信号記録装置に広く適用することができる。

【００３２】

【発明の効果】上述のように本発明によれば、遠隔制御
により、ワイヤレスマイクの電源をオンオフ制御するこ
とにより、必要に応じてワイヤレスマイクの音声信号を
記録し得、また当該ワイヤレスマイクの電源の切り忘れ
を未然に防止することができ、その分使い勝手を向上し
た映像信号記録装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例によるカメラ一体型のビデオ
テープレコーダを示すブロツク図である。

【符号の説明】

１……カメラ一体型ビデオテープレコーダ、２……ワイ
ヤレスマイク、３……カメラ一体型ビデオテープレコー
ダ本体、１６、３０……マイクロホン、４２、４４……
制御回路、４６……スイツチ回路、４８……電池。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】遠隔制御により、ワイヤレスマイクの電源
   をオンオフ制御する遠隔制御手段と、 上記ワイヤレスマイクから送出された送信信号を受信
   し、上記ワイヤレスマイクの音声信号を復調する音声信
   号受信手段と、 所定の被写体を撮像し、上記被写体の映像信号を出力す
   る撮像手段と、 上記映像信号及び上記音声信号を所定の記録媒体に記録
   する記録手段とを具えることを特徴とする映像信号記録
   装置。