JPH05183483A - 携帯形無線機 - Google Patents

携帯形無線機

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JPH05183483A
JPH05183483A JP4000811A JP81192A JPH05183483A JP H05183483 A JPH05183483 A JP H05183483A JP 4000811 A JP4000811 A JP 4000811A JP 81192 A JP81192 A JP 81192A JP H05183483 A JPH05183483 A JP H05183483A
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JP
Japan
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call
mode
notification
ringing
call notification
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JP4000811A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Wagai
清志 和賀井
Shinya Sato
伸也 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 呼出報知形態の手動設定操作を不要にして操
作性の向上を図り、かつ常に適切な呼出報知形態が設定
されるようにして呼出報知性能の向上を図る。 【構成】 呼出報知形態制御モードとして自動モードを
設け、この自動モードが設定されている状態で自機に対
する呼出しが発生した場合には、明暗検出器20により
周囲の明暗を検出して、この検出の結果周囲が暗い場合
にはスピーカ7による鳴音の発生およびLED17の点
滅発光の両方により呼出報知を行ない、これに対し周囲
が明るい場合にはLED17の点滅発光のみにより呼出
報知を行なうようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば選択呼出受信機
や携帯無線電話機、コードレス電話機のように、呼出信
号が受信された場合に呼出報知を行なう機能を備えた携
帯形無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動無線システムの一つとして、
選択呼出システムが知られている。選択呼出システム
は、例えば図8に示すような選択呼出信号を使用する。
すなわち、選択呼出信号は1フレームが(a)に示すよ
うに複数のグループ(図ではnグループ)に時分割さ
れ、これらのグループがさらに(b)に示す如く同期ワ
ードと複数の呼出ワード(図ではmワード)とに時分割
されている。また、これらの呼出ワードは、(c)に示
す如く選択呼出受信機の個別番号符号(IDコード)
と、メッセージコードとから構成される。
【0003】所望の選択呼出受信機を呼出す場合、発呼
者はこの選択呼出受信機に対応する電話番号をダイヤル
して基地局を呼出し、この基地局へメッセージ情報を送
る。そうすると、基地局は先ず上記選択呼出受信機に予
め付与されているIDコードと、上記メッセージ情報を
符号化したメッセージコードとを発生する。そして、1
フレームを構成する複数のグループのうち上記選択呼出
受信機が所属するグループの空きの呼出ワードに、上記
IDコードおよびメッセージコードをそれぞれ挿入して
送信する。
【0004】一方、図9は選択呼出受信機の構成の一例
を示すものである。同図において、基地局から送信され
た選択呼出信号は、アンテナ1を介して無線回路2で受
信されたのち復調回路3で復調されて制御回路4に導入
される。制御回路4は、上記復調された選択呼出信号に
含まれるIDコードを、個別番号符号メモリ(ID−R
OM)5に予め記憶されている自機のIDコードと照合
する。そして、この照合により両符号の一致が検出され
ると、自機への呼出しが発生したものと認識して、呼出
報知を行なう。
【0005】また、上記制御回路4は、上記IDコード
の一致が検出されると、IDコードに続いて受信された
メッセージコードを誤り訂正処理したのち復号し、さら
にこの復号により得られたメッセージデータを表示駆動
回路8に供給する。このため、液晶表示器(LCD)9
にはメッセージ情報が表示される。したがって、所持者
は呼出報知時に上記LCD9を見ることにより、発呼者
からのメッセージを知ることができる。また、上記受信
メッセージコードは、メッセージメモリ(M−RAM)
10に転送され記憶される。このM−RAM10に記憶
されたメッセージコードは、後に操作部11の表示スイ
ッチの操作により選択的に読み出されてLCD9に再表
示される。
【0006】ところで、選択呼出受信機の呼出報知形態
には、例えば鳴音を発生するものと、発光を用いるもの
と、振動を発生させるものとがある。このうち鳴音を発
生するものは、制御回路4からスピーカ駆動回路6に鳴
音信号を供給してこれによりスピーカ7から鳴音を発生
させるもので、使用者が選択呼出受信機をポケットなど
に収容していても呼出しの発生を常に明確に報知するこ
とができる。これに対し発光を用いたものは、発光ダイ
オードなどの発光素子を制御回路により点滅駆動させる
もので、コンサート会場や会議室等のように静粛性が要
求される場所で使用する場合に好適である。また振動を
発生させるものは、制御回路の指示により振動子を振動
させるもので、使用者が選択呼出受信機をポケットなど
に収容した状態で音を発生させずに呼出しの発生を報知
することができる。
【0007】従来の選択呼出受信機では、一般にこれら
の呼出報知形態のうち少なくとも2つを備え、これらの
報知形態を使用者がスイッチを操作することにより任意
に切替えて設定できるように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の選択呼出受信機では、希望する呼出報知形態を設
定するために使用者はそのつどスイッチを操作しなけれ
ばならず、その操作が面倒だった。また、例えば発光に
よる報知形態から鳴音による報知形態に戻し忘れると、
呼出しが発生してもその報知が使用者に伝わらなくなる
という不具合が発生し非常に好ましくなかった。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、呼出報知形態の手動設定
操作を不要にして操作性の向上を図り、しかも常に適切
な呼出報知形態が設定されるようにして呼出報知性能の
向上を図り得る携帯形無線機を提供することにある。
【0010】また本発明の他の目的は、呼出報知形態を
自動設定できるとともに、必要に応じて使用者が希望す
る呼出報知形態を任意に設定できるようにし、これによ
り特殊な用途にも適切に対応できる携帯形無線機を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、他の無線機から送信された呼出信号を受信
し、この呼出信号が自機宛てのものだった場合に、鳴
音、発光および振動を選択的に使用して呼出報知を行な
う携帯形無線機において、周囲の明暗を検出するための
明暗検出手段と、この明暗検出手段の検出結果に応じて
動作する呼出報知手段とを備えている。そして、自機宛
ての呼出信号が受信された場合に、上記明暗検出手段に
より周囲が明状態であることが検出されている場合には
上記発光による報知形態を選択して呼出報知を行ない、
周囲が暗状態であることが検出されている場合には少な
くとも上記鳴音あるいは振動による報知形態を選択して
呼出報知を行なうようにしたものである。
【0012】一方、上記他の目的を達成するために他の
本発明は、周囲の明暗を検出するための明暗検出手段
と、呼出報知形態を設定するためのモードとして手動設
定モードと自動設定モードとを選択的に指定するための
モード指定手段と、複数の呼出報知形態を選択的に指定
するための報知形態指定手段とを備えている。そして、
上記モード指定手段により手動設定モードが指定されて
いる状態で自機宛ての呼出信号が受信された場合には、
上記報知形態指定手段により指定された呼出報知形態に
よる呼出報知を行ない、一方上記モード指定手段により
自動設定モードが指定されている状態で自機宛ての呼出
信号が受信された場合には、上記明暗検出手段の検出結
果に応じて、周囲が明状態のときには発光による報知形
態を選択して呼出報知を行ない、周囲が暗状態のときに
は少なくとも鳴音あるいは振動による報知形態を選択し
て呼出報知を行なうようにしたものである。
【0013】
【作用】この結果本発明によれば、周囲の明暗に応じて
呼出報知形態が適切な形態に自動的に可変設定されるの
で、使用形態の変更に伴い使用者がその都度呼出報知形
態を切替え設定する必要がなくなり、これにより操作性
を高めることができる。また、呼出報知形態の設定し忘
れや戻し忘れにより、静粛性が要求される場所で大きな
鳴音を発生させてしまったり、また呼出しが発生したに
も拘らずその旨が使用者に伝わらないなどといった不具
合の発生を防止することができ、これにより常に適切に
呼出報知を行なうことができる。
【0014】また他の本発明によれば、呼出報知形態を
設定するためのモードとして自動設定モードの他に手動
設定モードが備えられ、手動設定モードが指定された状
態では、報知形態指定手段により指定された呼出報知形
態に従って呼出報知が行なわれる。このため、例えば目
や耳が不自由な使用者が使用する場合や、特殊な状況の
下に使用する場合のように、周囲の明暗のみに応じて呼
出報知形態を変化させたくない場合においても、使用者
が希望する最適な呼出報知形態により呼出報知を行なう
ことができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わる選択呼出
受信機の構成を示す回路ブロック図である。尚、同図に
おいて前記図9と同一部分には同一符号を付して詳しい
説明は省略する。
【0016】バッテリセービング回路12は、制御回路
40から出力されるバッテリセービング制御信号に従っ
て、バッテリ13の出力電圧Vccを自機が所属するグル
ープの受信期間にのみ無線回路2および復調回路3に供
給するものである。例えば、いま自機がグループ2に所
属していたとすれば、バッテリセービング回路12はグ
ループ2に対応する期間に無線回路2および復調回路3
に対し電源電圧Vccを供給する。したがって、無線回路
2および復調回路3は、図2に示すごとくグループ2の
受信期間のみ受信動作状態となり、他のグループの受信
期間では非動作状態となる。なお、無線回路2および復
調回路3への電源供給開始タイミングは、回路2,3の
立ち上がり遅れを考慮して多少早く設定してある。
【0017】LCD9の裏面側にはバックライト14が
配設され、またこのバックライト14を駆動するために
バックライト駆動回路15が設けられている。このバッ
クライト駆動回路15は、制御回路40から出力される
点灯制御信号に応じて動作するもので、操作部11′の
照明スイッチが押された場合もしくは後述する明暗検出
器20により周囲が暗状態であることが検出されている
ときに、バックライト14を点灯させる。
【0018】また、本実施例の選択呼出受信機は、呼出
報知手段の一つとして発光ダイオード(LED)17
と、このLED17を点灯駆動するためのLED駆動回
路16とを備えている。LED駆動回路16は、制御回
路40から出力される点滅制御信号に従ってLED17
を点滅駆動する。さらに本実施例の選択呼出受信機は明
暗検出器20を備えている。この明暗検出器20は、例
えば図3に示すごとくホトトランジスタ21のコレクタ
をプルアップ抵抗22を介して電源端子(Vcc)に接続
したもので、選択呼出受信機の周囲が明るいときに
“L”レベル、暗いときに“H”レベルとなる検出信号
DSを発生して制御回路40に供給する。
【0019】ところで制御回路40は、例えばマイクロ
コンピュータを主制御部として備えたもので、その制御
機能としてIDコードの照合等を行なう通常の制御手段
に加えて、呼出報知制御モード入力制御手段40aと、
呼出報知形態入力制御手段40bと、呼出報知制御手段
40cとを有している。
【0020】呼出報知制御モード入力制御手段40a
は、例えば操作部11′の機能スイッチが操作されたと
きに、その操作ポジションが手動モードを指定する位置
であるかまたは自動モードを指定する位置であるかを判
定し、この判定したモードを呼出報知制御モードとして
設定するものである。
【0021】呼出報知形態入力制御手段40bは、上記
機能スイッチが手動モードを指定するポジションに設定
されている状態で、この機能スイッチが押されるごとに
異なる複数の呼出報知形態をスクロールしてLCD9に
表示させ、押し操作が停止された時点でLCD9に表示
されている報知形態を選択呼出受信機の呼出報知形態と
して設定する。例えば、機能スイッチが1回押されると
「鳴音のみ」の報知形態をLCD9に表示し、機能スイ
ッチが再度押されると「発光のみ」の報知形態をLCD
9に表示し、さらに機能スイッチが押されると「鳴音+
発光」の報知形態をLCD9に表示する。そして、以後
機能スイッチが押されるごとに上記3種類の報知形態の
スクロール表示が繰り返される。
【0022】呼出報知制御手段40cは、自機に対する
呼出しが発生した場合に、上記呼出報知制御モード入力
制御手段40aにより設定されたモード、呼出報知形態
入力制御手段40bにより設定された呼出報知形態、お
よび明暗検出器20の検出信号DSに応じて、その時点
での呼出報知形態を選択して呼出報知動作を行なうもの
である。次に、以上のように構成された選択呼出受信機
の動作を制御回路40の制御手順に従って説明する。
【0023】呼出待機状態において、制御回路40は図
4に示す如く、自機が属するグループの受信期間になっ
たか否かの監視(ステップ4a)と、操作部11′にお
いて表示スイッチが操作されたか否かの監視(ステップ
4b)と、機能スイッチが操作されたか否かの監視(ス
テップ4c)とを繰り返し行なっている。そして、表示
スイッチが押されたことが確認されると、M−RAM1
0に記憶されている受信メッセージ情報を選択的に読出
してLCD9に表示させるための制御を行なう。
【0024】また、機能スイッチの操作が確認される
と、制御回路40は呼出報知制御モードおよび呼出報知
形態の入力設定制御を実行する。すなわち、先ず機能ス
イッチが手動モードを指定するポジションにあるか、ま
たは自動モードを指定するポジションにあるかを判定
し、自動モードが指定されていればこの自動モードを制
御回路40内のモード記憶部に記憶する。一方、手動モ
ードが指定されている場合には、この手動モードを制御
回路40内のモード記憶部に記憶するとともに、機能ス
イッチの押し操作を監視する。そして、機能スイッチが
1回押されるごとに、設定可能な3種類の呼出報知形
態、つまり「鳴音のみ」、「発光のみ」、「鳴音+発
光」をLCD9にスクロール表示し、一定時間連続して
表示された呼出報知形態を制御回路40内の報知形態記
憶部に記憶する。
【0025】さて、上記呼出待機状態において、自機が
属するグループの受信期間になったことが確認される
と、制御回路40は受信呼出制御を実行する。すなわ
ち、図5に示すごとく、先ずステップ5aでID−RO
M5から自機のIDコードを読込み、ステップ5bによ
りこの自機のIDコードと受信されたIDコードとを照
合して、両コードが一致するか否かをステップ5cで判
定する。この判定の結果両IDコードが一致しなけれ
ば、自機に対する呼出しではないと判断してそのまま図
4に示す呼出待機状態の制御に戻る。
【0026】一方、受信IDコードと自機のIDコード
が一致すると、制御回路40は自機に対する呼出が発生
したと判断してステップ5dに移行し、ここで先ずモー
ド記憶部の記憶内容から、呼出報知制御モードは自動モ
ードに設定されているかまたは手動モードに設定されて
いるかを判定する。このとき、仮に自動モードが設定さ
れていたとする。そうすると、制御回路40はステップ
5gで明暗検出器20から明暗検出信号DSを読込み、
ステップ5hにより上記明暗検出信号DSの信号レベル
から選択呼出受信機の周囲が明るいかまたは暗いかを判
定する。この判定により周囲が暗いと判定されると、選
択呼出受信機が使用者のポケットやケース、鞄等に収容
されているものと判断し、ステップ5iによりスピーカ
駆動回路6およびLED駆動回路16にそれぞれ駆動信
号を供給する。このため、スピーカ7からは鳴音が発生
される。したがって、使用者は上記したように選択呼出
受信機をポケットやケースなどの見えない場所に収容し
ていたとしても、上記鳴音により呼出しの発生を確実に
認識することができる。また、このときLED17も点
滅発光して呼出報知を補助する。
【0027】これに対し周囲が明るいと判定されると、
制御回路40は選択呼出受信機が机の上などの見える位
置に置かれているものと判断し、ステップ5jに移行し
てここでLED駆動回路16のみに駆動信号を供給す
る。このため、LED17は点滅発光する。したがっ
て、例えば選択呼出受信機を会議室で使用する場合に、
鳴音が発生して周囲に迷惑を及ぼす心配はなくなる。か
くして自動モードを設定した場合の呼出報知が行なわれ
る。
【0028】一方、手動モードが設定されている場合に
は、制御回路40はステップ5eに移行する。そして、
このステップ5eで報知形態記憶部から現在設定中の呼
出報知形態を読出し、この報知形態に応じて対応する駆
動回路へ駆動信号を供給する(ステップ5f)。例え
ば、いま呼出報知形態として「発光のみ」が設定されて
いる場合には、LED駆動回路16に対し駆動信号が供
給され、これによりLED17は点滅発光する。また、
呼出報知形態として「鳴音のみ」が設定されている場合
には、スピーカ駆動回路6に対し駆動信号が供給され、
これによりスピーカ7から鳴音が発生される。さらに、
呼出報知形態として「鳴音+発光」が設定されている場
合には、スピーカ駆動回路6およびLED駆動回路16
にそれぞれ駆動信号が供給され、この結果鳴音の発生お
よびLEDの点滅発光の両方が行なわれる。なお、以上
のように呼出報知が行なわれると、制御回路40は続い
て受信メッセージをLCD9に表示するための制御に移
行する。
【0029】このように本実施例であれば、呼出報知形
態制御モードとして自動モードを設け、この自動モード
が設定されている状態で自機に対する呼出しが発生した
場合に、明暗検出器20により周囲の明暗を検出して、
この検出の結果周囲が暗い場合には鳴音の発生およびL
ED17の点滅発光の両方により呼出報知を行ない、こ
れに対し周囲が明るい場合にはLED17の点滅発光の
みにより呼出報知を行なうようにしたので、使用者は例
えば携帯から会議室での使用へ、または会議室での使用
から携帯へと、選択呼出受信機の使用形態が変化するご
とにスイッチを操作して呼出報知形態を切替え設定する
必要がなくなり、これにより操作性を向上させることが
できる。また、切替え設定のし忘れや戻し忘れなどを起
こすこともないので、会議室などのように静粛性が要求
される場所で使用する場合に鳴音が発生してしまった
り、またポケットなどに収容して携帯している際に呼出
しが発生しても使用者がこれに気が付かないなどといっ
た不具合を確実に防止することができる。
【0030】また本実施例では、呼出報知形態制御モー
ドとして、自動モードばかりでなく手動モードを備え、
任意に設定した呼出報知形態により呼出報知を行なえる
ようにしたので、例えば目や耳が不自由な使用者が使用
する場合や、特殊な状況の下で使用する場合のように、
周囲の明暗のみに応じて呼出報知形態を変化させたくな
い場合においても、使用者が希望する最適な呼出報知形
態により呼出報知を行なうことができる。例えば、周囲
が暗くなるコンサート会場などでは、自動モードに設定
しておくと鳴音が発生してしまうが、手動モードにより
呼出報知形態を「発光のみ」に設定しておくことによ
り、LED17の点滅発光のみによる最適な呼出報知を
行なうことができる。
【0031】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では呼出報知形態の選
択動作を制御回路40のソフトウエアにより行なうよう
にしたが、図6に示すごとく論理回路等を用いてハード
ウエアにより行なってもよい。すなわち、制御回路4
0′には符号照合回路41およびアンド回路42が設け
られている。アンド回路42は、明暗検出器20の検出
信号DSが“H”レベルのとき、つまり周囲が暗い状態
のときに導通状態となって、符号照合回路41から発生
される鳴音駆動信号を通過させてスピーカ駆動回路6に
供給し、一方明暗検出器20の検出信号DSが“L”レ
ベルのとき、つまり周囲が明るい状態のときに非導通状
態となって、符号照合回路41から発生される鳴音駆動
信号を遮断する。なお、符号照合回路41から発生され
たLED駆動信号は、明暗検出器20の検出結果に関係
なく常にLED駆動回路16に供給される。
【0032】また、前記実施例では呼出報知形態として
鳴音および発光を使用する場合について説明したが、鳴
音および発光に加えて振動を併用する場合にも本発明を
適用することができる。図7はこの場合の選択呼出受信
機の要部構成図である。同図において、19は例えばバ
イブレータ用モータからなる振動装置、18はその駆動
回路であり、この駆動回路18はスピーカ駆動回路6お
よびLED駆動回路16と同様に制御回路40″から出
力される駆動信号により動作する。
【0033】この選択呼出受信機では、自動モードが設
定されている状態で自機に対する呼出しが発生すると、
先ず明暗検出器20の検出信号DSにより制御回路4
0″で周囲の明暗が判定される。そして、周囲が暗い場
合には選択呼出受信機が使用者のポケットなどに収容さ
れていると判断されて、例えば振動駆動回路18に対し
駆動信号が供給され、その結果振動装置19が振動して
呼出しの発生が振動により使用者に報知される。これに
対し周囲が明るい場合には、選択呼出受信機は机上等の
ように使用者が視認できる場所に置かれているものと判
断され、例えばLED駆動回路16に対し駆動信号が供
給され、これによりLED17が点滅発光して呼出しの
発生が使用者に報知される。
【0034】一般に、公衆の場で鳴音を発生すること
は、他人に迷惑を及ぼしたり、周囲の雰囲気を阻害する
ことになるため好ましくない。したがって、上記のよう
に選択呼出受信機をポケットなどに収容している状態で
の呼出報知形態として振動を使用することは有効であ
る。また、振動は、耳が不自由な人が使用する場合には
勿論のこと、空港や工場などのように騒音が大きく鳴音
が聞こえ難い場所で使用する場合にも、呼出しの発生を
確実に報知することができるので、非常に有効である。
【0035】さらに、前記実施例では選択呼出受信機を
例にとって説明したが、着信などの呼出しの発生を何ら
かの方法で報知する必要があるその他の携帯形無線機、
例えば携帯無線電話機やコードレス電話機等に適用して
もよい。その他、周囲が明るい場合および暗い場合の呼
出報知形態の選択内容や、呼出報知制御手段の構成や制
御手順および制御内容、明暗検出手段の構成、呼出報知
制御モードの設定方法、呼出報知形態の設定方法等につ
いても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、周囲の明
暗を検出するための明暗検出手段と、この明暗検出手段
の検出結果に応じて動作する呼出報知手段とを備え、自
機宛ての呼出信号が受信された場合に、上記明暗検出手
段により周囲が明状態であることが検出されている場合
には発光による報知形態を選択して呼出報知を行ない、
周囲が暗状態であることが検出されている場合には少な
くとも鳴音あるいは振動による報知形態を選択して呼出
報知を行なうようにしたものである。
【0037】したがって本発明によれば、呼出報知形態
の手動設定操作を不要にして操作性の向上を図り、しか
も常に適切な呼出報知形態が設定されるようにして呼出
報知性能の向上を図り得る携帯形無線機を提供すること
ができる。
【0038】また他の本発明は、周囲の明暗を検出する
ための明暗検出手段と、呼出報知形態を設定するための
モードとして手動設定モードと自動設定モードとを選択
的に指定するためのモード指定手段と、複数の呼出報知
形態を選択的に指定するための報知形態指定手段とを備
えている。そして、上記モード指定手段により手動設定
モードが指定されている状態で自機宛ての呼出信号が受
信された場合には、上記報知形態指定手段により指定さ
れた呼出報知形態による呼出報知を行ない、一方上記モ
ード指定手段により自動設定モードが指定されている状
態で自機宛ての呼出信号が受信された場合には、上記明
暗検出手段の検出結果に応じて、周囲が明状態のときに
は発光による報知形態を選択して呼出報知を行ない、周
囲が暗状態のときには少なくとも鳴音あるいは振動によ
る報知形態を選択して呼出報知を行なうようにしたもの
である。
【0039】したがって本発明によれば、呼出報知形態
を自動設定できるとともに、必要に応じて使用者が希望
する呼出報知形態を任意に設定することができ、これに
より特殊な用途にも適切に対応できる携帯形無線機を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる選択呼出受信機の構
成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した選択呼出受信機のバッテリセービ
ング動作を説明するためのタイミング図。
【図3】図1に示した選択呼出受信機の明暗検出器の構
成の一例を示す回路図。
【図4】図1に示した選択呼出受信機の制御回路におけ
る制御手順および制御内容を示すフローチャート。
【図5】図1に示した選択呼出受信機の制御回路におけ
る制御手順および制御内容を示すフローチャート。
【図6】本発明の他の実施例に係わる選択呼出受信機の
要部構成を示す回路ブロック図。
【図7】本発明のその他の実施例に係わる選択呼出受信
機の要部構成を示す回路ブロック図。
【図8】選択呼出信号の信号フォーマットの一例を示す
図。
【図9】従来の選択呼出受信機の構成の一例を示す回路
ブロック図。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…無線回路、3…復調回路、5…個別
番号符号メモリ(ID−ROM)、6…スピーカ駆動回
路、7…スピーカ、8…表示駆動回路、9…液晶表示器
(LCD)、10…メッセージメモリ(M−RAM)、
11′…操作部、12…バッテリセービング回路、13
…バッテリ、14…バックライト、15…バックライト
駆動回路、16…LED駆動回路、17…発光ダイオー
ド(LED)、18…振動装置、19…振動装置駆動回
路、20…明暗検出器、40,40′,40″…制御回
路、40a…呼出報知制御モード入力制御手段、40b
…呼出報知形態入力制御手段、40c…呼出報知制御手
段、41…符号照合回路、42…アンド回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の無線機から送信された呼出信号を受
    信し、この呼出信号が自機宛てのものだった場合に、鳴
    音、発光および振動を選択的に使用して呼出報知を行な
    う携帯形無線機において、 周囲の明暗を検出するための明暗検出手段と、 自機宛ての呼出信号が受信された場合に、前記明暗検出
    手段により周囲が明状態であることが検出されている場
    合には前記発光による報知形態を選択して呼出報知を行
    ない、周囲が暗状態であることが検出されている場合に
    は少なくとも前記鳴音あるいは振動による報知形態を選
    択して呼出報知を行なう呼出報知手段とを具備したこと
    を特徴とする携帯形無線機。
  2. 【請求項2】 他の無線機から送信された呼出信号を受
    信し、この呼出信号が自機宛てのものだった場合に、鳴
    音、発光および振動を選択的に使用して呼出報知を行な
    う携帯形無線機において、 周囲の明暗を検出するための明暗検出手段と、 呼出報知形態を設定するためのモードとして手動設定モ
    ードと自動設定モードとを選択的に指定するためのモー
    ド指定手段と、 複数の呼出報知形態を選択的に指定するための報知形態
    指定手段と、 前記モード指定手段により手動設定モードが指定されて
    いる状態で自機宛ての呼出信号が受信された場合には、
    前記報知形態指定手段により指定された呼出報知形態に
    よる呼出報知を行ない、前記モード指定手段により自動
    設定モードが指定されている状態で自機宛ての呼出信号
    が受信された場合には、前記明暗検出手段の検出結果に
    応じて、周囲が明状態のときには前記発光による報知形
    態を選択して呼出報知を行ない、周囲が暗状態のときに
    は少なくとも前記鳴音あるいは振動による報知形態を選
    択して呼出報知を行なう呼出報知手段とを具備したこと
    を特徴とする携帯形無線機。
JP4000811A 1992-01-07 1992-01-07 携帯形無線機 Pending JPH05183483A (ja)

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JP4000811A JPH05183483A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 携帯形無線機

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ID=11484066

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JP (1) JPH05183483A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09284851A (ja) * 1996-04-12 1997-10-31 Nippon Denki Ido Tsushin Kk 携帯型無線電話機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09284851A (ja) * 1996-04-12 1997-10-31 Nippon Denki Ido Tsushin Kk 携帯型無線電話機

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