JPH05182848A - 電磁機器 - Google Patents

電磁機器

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Publication number
JPH05182848A
JPH05182848A JP3345641A JP34564191A JPH05182848A JP H05182848 A JPH05182848 A JP H05182848A JP 3345641 A JP3345641 A JP 3345641A JP 34564191 A JP34564191 A JP 34564191A JP H05182848 A JPH05182848 A JP H05182848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
steel plate
case body
damping
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3345641A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Mochizuki
武夫 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
Priority to JP3345641A priority Critical patent/JPH05182848A/ja
Publication of JPH05182848A publication Critical patent/JPH05182848A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 騒音発生の低減を図る。 【構成】 被取付面に取付けるケース基板3と、断面略
コ字状のケース本体2とから、筒状のケース体1を構成
する。ケース基板3は、鋼板で形成する。ケース本体2
は、制振鋼板で形成する。 【効果】 被取付面に取付けるケース基板3の剛性を確
保し、ケース本体2でダンピング効果を確保する。それ
らの防振効果とダンピング効果との相乗効果により、騒
音発生の低減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電灯安定器等の電磁
機器に関する。
【0002】
【従来の技術】放電灯安定器においては、騒音発生の低
減および放熱性の向上を目的として、図1に示すよう
に、安定器本体やコンデンサ等をケース体1内に収納す
るとともに、ケース体1内に充填材を充填するようにし
ている。
【0003】このケース体1は、断面略コ字状のケース
本体2およびケース基板3とから筒状に形成され、その
ケース本体2の両端面には端板4が固着されている。
【0004】そして、ケース本体2は、鋼板製で、上板
部11および上板部11の両側に折曲された一対の側板部12
とから断面略コ字状で細長く形成され、各側板部12の縁
部には相対する内方にわずかに傾斜する重合縁部13が形
成されている。この重合縁部13には、中央部に、図3に
示すように、下端を自由端として内方に切起こすことに
より外面側に凹部14が形成され、また、両端部に、図4
および図5に示すように、突片部15が形成されている。
【0005】また、ケース基板3は、鋼板製で、底板部
21およびこの底板部21の両側から折曲された一対の重合
片部22とからケース本体2より長尺に構成されている。
底板部21の両端には、照明器具のシャーシ等にねじ止め
される取付孔23が形成されている。重合片部22は、ケー
ス本体2の重合縁部13の外面に接合可能に上端側が外方
にわずかに傾斜されており、中央部には、下端を自由端
として内方に切起こされ凹部14に係合する係止爪24が切
起こされ、また、両端部には、突片部15および後述する
端板4のかしめ台部32にかしめ結合されるかしめ片部25
が形成されている。
【0006】さらに、端板4は、合成樹脂製で、ケース
本体2の両端に嵌合して固着可能とする構造に形成され
ており、外面に端子台部31が形成されているとともに、
かしめ片部25がかしめ結合されるかしめ台部32が形成さ
れ、一方の端板4のみには充填口33が形成されている。
なお、端子台部31には端子台からの電源入力用の電線や
ランプソケットに接続される出力用の電線等が挿入され
る電線挿入孔34が設けられ、この電線挿入孔34の内部に
はケース体1の内部に収納される安定器本体等が接続さ
れた鎖錠端子が配設されている。
【0007】そして、ケース体1の組立てにあたって
は、ケース本体2の両端部に安定器本体等と一体的に結
線済みの端板4をそれぞれ嵌合固定し、ケース本体2の
底面をケース基板3上に嵌合し、ケース本体2の重合縁
部13とケース基板3の重合片部22とを重合する。この重
合により、重合片部22の係止爪24がケース本体2の凹部
14に係合し、位置決め状態に抜け止めされる。また、重
合片部22の両端部に設けた各かしめ片部25をケース本体
2の突片部15および端板4のかしめ台部32にかしめるこ
とにより、ケース本体2とケース基板3とを結合固定す
る。
【0008】そして、ケース体の組立完了後、充填口33
を有する端板4側を上面として垂直姿勢に立てた状態
で、充填口33を通じてケース体1の内部に充填材を充填
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な放電灯安定器のケース体1において、騒音発生の低減
策としては、ケース体1の剛性を高めることによる防振
効果と、振動を減衰させるダンピング効果とが上げられ
る。
【0010】従来は、ケース本体2およびケース基板3
に例えば厚み1.2mmの比較的厚手の鋼板を使用して剛
性を上げることにより、騒音発生の低減を図っている。
【0011】しかし、鋼板はダンピング効果が少なく、
剛性を高めることによる防振効果の向上のみでは、騒音
発生の低減には限度がある。
【0012】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、防振効果とダンピング効果とを確保し、それら
の相乗効果により、騒音発生の低減を図れる電磁機器を
提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、被取付面に取
付けられるケース基板とこのケース基板に結合される断
面略コ字状のケース本体とから筒状に形成されたケース
体内に、電磁機器本体を収納した電磁機器において、前
記ケース基板は鋼板にて形成し、前記ケース本体は制振
鋼板にて形成したものである。
【0014】
【作用】本発明では、被取付面に取付けられるケース基
板を鋼板として剛性を確保し、ケース本体を制振鋼板と
してダンピング効果を確保し、それらの防振効果とダン
ピング効果との相乗効果により、騒音発生の低減を図
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を説明する。
【0016】なお、図1ないし図5に示す構造と同一構
造については同一符号を用いてその説明を省略する。
【0017】本実施例においては、照明器具のシャーシ
等に取付けられるケース基板3とこのケース基板3に結
合される断面略コ字状のケース本体2とから筒状に構成
されたケース体1内に安定器本体等を収納した構造であ
り、ケース基板3は例えば厚み1.2mmの鋼板にて形成
し、ケース本体2は例えば厚み0.6mmの2枚の鋼板間
に厚み40〜80μの粘弾性樹脂を挟み込んだ制振鋼板
にて形成する。
【0018】そして、次表に、従来例の仕様を基準とし
て、2つの比較例および本実施例の各仕様の3つの試験
品について、騒音試験を行った結果を示す。
【0019】
【表1】 なお、従来例の仕様はケース本体2およびケース基板3
とも厚み1.2mmの鋼板を使用した場合で、この従来例
の仕様の3つの試験品、最大値、最小値、差値(最大値
−最小値)、平均値を基準として、各仕様A,B,Cの
騒音試験値を±値で示している。
【0020】比較例の仕様Aは、ケース本体2およびケ
ース基板3とも前記のような制振鋼板とした場合であ
り、従来例の仕様の平均値に比べて騒音が1.8dB大
きくなった。これは、制振鋼板は2枚の鋼板で粘弾性樹
脂を挟み込む構造上剛性が低くなるため、制振鋼板によ
るダンピング効果よりも剛性の低下によるマイナス効果
の方が大きかったものと考えられる。
【0021】比較例の仕様Bは、ケース本体2を鋼板と
し、ケース基板3を制振鋼板とした場合であり、従来例
の仕様の平均値に比べて騒音が1.5dB大きくなっ
た。この場合も、照明器具のシャーシ等への取付部材で
あるケース基板3の剛性が低下することが、マイナスの
要因と考えられる。
【0022】本実施例の仕様Cは、ケース本体2を制振
鋼板とし、ケース基板3を鋼板とした場合であり、従来
例の仕様の平均値に比べて騒音が3.0dB小さくなっ
た。これは、照明器具のシャーシ等への取付部材である
ケース基板3の剛性が確保され、制振鋼板のケース本体
2でダンピング効果が確保され、それら防振効果とダン
ピング効果との相乗効果により騒音が低減されたものと
考えられる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、被取付面に取付けられ
るケース基板を鋼板として剛性を確保し、ケース本体を
制振鋼板としてダンピング効果を確保し、それらの防振
効果とダンピング効果との相乗効果により、騒音発生の
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁機器の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】その係止部分を示す一部の斜視図である。
【図3】その係止部分を示す一部の断面図である。
【図4】そのかしめ部分を示す一部の斜視図である。
【図5】そのかしめ部分を示す一部の断面図である。
【符号の説明】
1 ケース体 2 ケース本体 3 ケース基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付面に取付けられるケース基板とこ
    のケース基板に結合される断面略コ字状のケース本体と
    から筒状に形成されたケース体内に、電磁機器本体を収
    納した電磁機器において、 前記ケース基板は鋼板にて形成し、前記ケース本体は制
    振鋼板にて形成したことを特徴とする電磁機器。
JP3345641A 1991-12-26 1991-12-26 電磁機器 Pending JPH05182848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3345641A JPH05182848A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 電磁機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3345641A JPH05182848A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 電磁機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05182848A true JPH05182848A (ja) 1993-07-23

Family

ID=18377980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3345641A Pending JPH05182848A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 電磁機器

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JP (1) JPH05182848A (ja)

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