JPH05182718A - 過渡抑制コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 正にかつ負にバイアスされた回路エレメント
の双方を有する回路を含むコネクタを提供することが目
的である。 【構成】 過渡抑制コネクタは各々が負にかつ正にバイ
アスされたダイオードの双方を搬送する複数個の接点を
含む。コネクタはまた負のおよび正のバイアス電圧入力
ピンおよび接地配置を含み、それは負にかつ正にバイア
スされた接点ダイオードのためのそれぞれの共通のダイ
オードを含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の背景】

【０００２】

【発明の分野】この発明は過渡抑制回路に関し、かつ特
定的には電気コネクタ内に過渡抑制回路を組み入れる配
置に関する。

【０００３】

【関連技術の説明】過渡抑制回路は電気回路エレメント
を接続ケーブル内に誘導された過渡電圧パルスから保護
する目的で多くの応用において必要とされる。一般的
に、そのような回路は過渡電圧または電流に応答して回
路エレメントを介して過渡を接地へと分流させることに
よって動作し、かつ通常は「オフ」状態にあり所望の信
号が保護された信号線を通ることを許容する。この目的
のために、分路装置として半導体ダイオードを使用する
ことは周知である。

【０００４】正のまたは負のダイオードバイアス電流の
いずれかを与えることによって分路ダイオードの過渡抑
制能力を改良することもまた既知である。ダイオードを
バイアスすることによってその内部容量を削減し、それ
によって信号の歪みを減少させる。またバイアスするこ
とによってダイオードを部分的に「オン」状態に置き、
過渡電流を接地へと分流させるために必要なターンオン
時間を削減する。

【０００５】可能な過渡抑制ダイオードバイアス回路は
図１において示される。ダイオードに対するバイアス電
圧は端子１および２を介する入力である。所望の信号は
端子３ないし２２を介する入力でありかつ端子９３ない
し１１２を介する出力である。端子３ないし２２および
９３ないし１１２を接続する入力線は負にバイアスされ
たダイオード３３ないし５２をかつ正にバイアスされた
ダイオード６３ないし８２を介して接地へと接続され
る。接地経路は共通の負のバイアスされたダイオード２
５および共通の正にバイアスされたダイオード８５によ
って完成される。

【０００６】多くの応用のために、そのような過渡抑制
回路をケーブルコネクタ内に直接位置付けることが所望
であろう。しかしながら、たとえ最近の改良が米国特許
番号第４、７４７、７８９号においてたとえば示される
ようにバイアスされない過渡抑制回路をコネクタ内に位
置付けることを可能にしたとしても、コネクタ内に、バ
イアスされた過渡抑制回路を位置付けることは今まで不
可能であった。

【０００７】既知の過渡抑制コネクタにおいて、単一の
ダイオードはコネクタ接点（ｃｏｎｔａｃｔ）上に直接
位置付けられ、一方のリードが接点に電気接続されかつ
他方が接地プレート内の開口へと延在する弾性の歯（ｔ
ｉｎ）によって係合された導電スリーブに接続される。
接地プレートはコネクタのシェルに電気接続されコンタ
クトから接地経路を完成する。そのようなコネクタの例
は米国特許番号第４、７４７、７８９号および４、５７
２、６００号に示される。

【０００８】しかしながら、空間的な束縛に起因して、
この型のコネクタは各々のコンタクトに対して単一のバ
イアスされない分路ダイオードを必要とする回路にのみ
応用されてきた。過渡抑制コネクタへのバイアスされた
過渡抑制回路の応用はこれまで提案されなかった。

【０００９】

【発明の概要】正にかつ負にバイアスされた回路エレメ
ントの双方を有する回路を含むコネクタを提供すること
がこの発明の目的である。

【００１０】過渡抑制回路および複数個の貫通接点を含
み、その各々が正にかつ負にバイアスされた分路ダイオ
ードを搬送する過渡抑制コネクタを提供することがこの
発明のさらなる目的である。

【００１１】２つの共通のバイアスプレートを含む過渡
抑制コネクタを提供することがこの発明のさらにさらな
る目的であり、そのプレートの一方に正のバイアス電流
を供給するための正の入力端子、他方の共通のバイアス
プレートへと負のバイアス電流を供給するための負の入
力端子および接地プレートがコネクタのシェルにそこを
通って接続されるそれぞれの高い容量のダイオードが備
えられる。

【００１２】単一の過渡抑制接点構造を提供することが
この発明のさらに別の目的であり、その構造の上には負
にかつ正にバイアスされた過渡抑制ダイオードの双方が
設けられ、かつそれはコネクタへと組立てられ、試験さ
れかつ詰める前に取除かれるかまたは取換えられる。

【００１３】さらに一般的には、コネクタにおいて接点
によって運ばれたいずれかの型の電気構成要素をバイア
スするためのバイアス回路を含むコネクタを提供するこ
とはまたこの発明の目的である。

【００１４】これらの目的はこの発明の模範的な好まし
い実施例に従って２つの平らな構成要素取付表面を有す
るコネクタ接点を好ましくは切欠き（ｎｏｔｃｈ）の形
状で提供することによって達成される。２つの平らな表
面の一方の上に負にバイアスされた電気構成要素が設け
られかつ２つの表面の他方上には正にバイアスされた電
気構成要素が設けられる。各々の構成要素の一方の電極
は接点に接続され、他方の電極はそれぞれの負にかつ正
にバイアスされた共通の平面構造に電気接続され、好ま
しくは接地スリーブ配置を介してであり、それは共通の
バイアスされた平面において接点が開口内へと挿入され
ることを可能にする。バイアス平面構造は各々の開口か
ら延在し接地スリーブに接触する可撓性の歯を介して接
点に電気接続され、それによってそれらのそれぞれの電
気構成要素とともに接点の除去および挿入を容易にす
る。

【００１５】模範的な好ましい実施例に従って、バイア
ス電流は取外し可能な正の電流入力ピンおよび取外し可
能な負の電流入力ピンを介して供給される。正の入力ピ
ンは絶縁スリーブによって負の共通のバイアス平面から
絶縁され、かつ導電スリーブによって正の共通のバイア
ス平面に接続される。逆に、負の入力ピンは絶縁接地ス
リーブによって正の共通のバイアス平面から絶縁され、
かつ導電スリーブによって負の共通のバイアス平面に接
続される。正のおよび負の共通のバイアス平面構造はシ
ェルから絶縁され、それは１つの例において、それぞれ
の１５００ワットダイオードおよび回路基板を介して接
地に接続されるかもしれない。

【００１６】

【好ましい実施例の詳細な説明】図２、図３および図４
に示されるように、好ましいコネクタは実質的に円筒の
コネクタシェル２０１を含み、それは導電材料から作ら
れかつ当業者に既知であるいずれかの適切な手段によっ
て接地に接続されるように適合され、たとえばそれはコ
ネクタ取付伸張２０２を介してであり、それは図２にお
いて示される端面図から見られるようにコネクタに方形
の外観を与える。これらの伸張はコネクタシェルが電気
装置もしくはＦＬＥＸＰＲＩＮＴまたはＰＣＢ板に固定
されることを許容するように与えられる。適当な固定手
段はねじまたはボルトを含み、それらはまたコネクタシ
ェル２０１から電気装置への連続的な接地経路を与え
る。

【００１７】コネクタシェル２０１は複数個の貫通接点
２０３を取囲み、その各々は組合わせピンセクション２
０４およびはんだウェルセクション２０５を含み、それ
は図７において最も明白に示される。組合わせセクショ
ン２０４および２０５の構成は好ましくは標準であり、
それはコネクタがケーブルの個々の配線、またはプリン
ト回路基板に対して適当なソケットおよび／またはピン
を有する他の標準コネクタおよびインタフェースと組合
わされることを可能にする。後者の場合において、セク
ション２０５はＰＣＢテイル（ｔａｉｌ）の形状をとる
であろう。もちろん、顧客に対する応用のために完全に
独特な組合わせセクションの構造を有する接点を含むこ
ともまたこの発明の範囲内のものである。

【００１８】接点２０３はその各々が２つの過渡抑制構
成要素取付セクション２０６および２０７を含む。示さ
れた実施例において、取付表面２０８および２０９は平
らであり、したがって取付チップ型ダイオード２１０お
よび２１１に適当であるが、様々な他のダイオード取付
構成が当業者に対して起こり得るであろう。さらに、こ
の発明はダイオード以外の接点取付可能な過渡抑制構成
要素およびフィルタコンデンサまたはインダクタ、分路
トランジスタ、インピーダンス整合構成要素などのよう
な様々な他の電気構成要素に適合することが意図され
る。

【００１９】ダイオード２１０および２１１の各々の一
方の電極は接点ピン２０３に電気接続され、それは直接
にかまたはリード（図示されず）を介してかのいずれか
であり、一方で他の電極は好ましい実施例において、そ
れぞれの電気的に誘電の円筒接地スリーブ２１３または
２１４に接続される。接地スリーブ２１３および２１４
は絶縁スリーブ２１５および２１６によって接点ピンか
ら絶縁される。

【００２０】ダイオード２１０および２１１の接地電極
は接地スリーブ２１３および２１４、ならびに接点２０
３に電気的に接続され得、それは接地スリーブの伸張ま
たは図示されるように適当に形成されたリード２１７ａ
および２１７ｂを含む様々な異なる手段によってであ
る。さらに、適当に形成された接地リードを使用して接
地スリーブをダイオードそれ自身を介して配置すること
または示された頂部および底部の電極よりもむしろ側面
電極を提供することはこの発明の範囲内のことである。

【００２１】好ましくは、取付表面２０８および２０９
は凹みまたは切欠き内に位置され、それによってダイオ
ードは切欠き内に収められかつ接点ピン２０３の最も大
きな直径の外へと延在しない。このことは接点ピンアセ
ンブリのコネクタへの挿入および共通のバイアス平面構
造への電気的な接続を容易にし、それは以下に説明され
るであろう。好ましいコネクタはこうしてまた接点ピン
が組立ておよび試験の間取換えまたは保守点検のために
容易に取除かれることを許容するべく配置される。

【００２２】２つのダイオード２１０および２１１はそ
れぞれにプレート２１８および２１９の形状で１対の共
通のバイアス平面構造を介して負にかつ正にバイアスさ
れる。これらの導電性の共通のバイアスプレートは既知
の接地プレートに類似であり、そこではそれらは金属化
されかつ複数個の開口２２０を含み、そこを通って接点
ピンが挿入される。しかしながら、接地プレートとは異
なって、バイアスプレート２１８および２１９は構造を
選択的に金属化することによってシェルから電気的に絶
縁され、周囲で露出される誘電基板材料を残し、それに
よって誘電絶縁を与える。

【００２３】各々の開口２２０は弾性の歯２２１を含
み、それらは接地スリーブ２１３および２１４を係合し
接地スリーブと接地プレートとの間の電気的な接点を確
立する。結果として、各々の貫通接点ピン２０３はダイ
オード２１０を介して共通のバイアスプレート２１８に
かつダイオード２１１を介して共通のバイアスプレート
２１９へと電気接続される。歯２２１は開口２２０内で
接点２０３を支持するのに役に立ち、一方で同時に各々
の接点が共通のバイアスプレート２１８および２１９か
ら引出されかつ共通のバイアスプレートの除去の必要な
しにコネクタから取除かれることを許容する。

【００２４】２つの共通のバイアスプレート２１８およ
び２１９はお互いに絶縁されかつインサート２２２によ
って支持され、それは単一の環状部材として形成され得
る。接点ピン２０３ならびに共通のバイアスプレート２
１８および２１９の双方がまたいずれかの適当な誘電材
料によって作られた付加的な絶縁部材によって挟まれる
かまたは支持され得るということおよびコネクタが図に
示されたもの以外の様々なインサートを含み得るという
ことが理解されるであろう。図３および図４に示される
ように、接点は誘電部材２４１および２４２によってか
つガスケット２４３によって付加的に支持される。

【００２５】図５は入力ピン２２４を示し、そこを通っ
て負のバイアス電流が共通のバイアスプレート２１８へ
と入力され、その結果ダイオード２１０へと入力され
る。負の入力ピン２２４は絶縁スリーブ２３３によって
共通のバイアスプレート２１９から絶縁されかつ増加さ
れた外径セクションまたは導電スリーブ２２５を含み、
それは歯２２１と同一である歯２２６を介してピン２２
４を共通のバイアスプレート２１８へと電気接続する。
入力ピン２２４のセクション２３８は回路基板２２８上
で導電トレース２２７へと電気接続されかつトレース２
２７は高い容量のダイオード２３０上でリード２２９に
電気接続される。ダイオード２３０の他方のリード２３
１はばね３０１を介してコネクタシェル２０１に電気接
続され、それによってダイオード２３０が共通のバイア
スプレートにおいての過渡の存在によって完全に「オ
ン」になるときピンセクション２３８を介してダイオー
ド２１０から接地への導電経路を与える。リード２２９
をシェル２０１へと電気接続するためのばね３０１の使
用は回路基板２２８、バイアス接点２２４および２３４
ならびに高電力ダイオード２３０および２４７がサブア
センブリとして組立てられ、それからシェル内へと挿入
されることを許容する。

【００２６】逆に、図６に示されるように、正のバイア
ス電流入力ピン２３４は絶縁スリーブ２３５によって負
の接地プレート２１８から絶縁されかつ増加された外径
セクションまたは導電スリーブ２３６によって正の接地
プレート２１９に電気接続される。入力ピン２２４およ
び２３４の各々はそれぞれの組合わせピンセクション２
３２および２３７を含み、そこを通って電力が入力さ
れ、かつそれぞれの後部出力セクション２３８または２
３９を含み、それらは回路基板２２８上でトレース２２
７および２４８に付着される。図２に最良に示されるト
レース２４８はダイオード２３０と本質的には同一であ
るが逆極性を有する高い容量のダイオード２４７のリー
ド２４６に電気接続される。ダイオード２４７の他方の
リード（図示されず）は第２のばね（図示されず）を介
してシェルへと電気接続される。コネクタシェル２０１
および回路基板２２８は共通のダイオード２３０および
２４７を支持するために適切に形作られた凹み２５０、
２５１および２５２を形成し、接地リードは接地ばねを
介してまたは他の適当な電気接続技法によってシェルへ
と電気接続されることが好ましい。高い電流搬送容量の
ために回路基板２２８の両方の側面上にトレースを位置
付けかつ高い電圧能力のために基板をコンフォーマルコ
ートすることは有利である。

【００２７】高電力ダイオード２３０および２４７をシ
ェルから粉砕して設けられた凹み内に配置しかつこれら
のダイオードをプリント回路を介して接点２２４および
２３４へと付着する独特の特徴は先行のコネクタにおい
て高電力ダイオードの使用のための障害であったダイオ
ードの大きさの問題を克服する。たとえば、説明された
例において、示された高電力ダイオードは０．０９０イ
ンチの接点間隔と比較して０．２００インチのオーダー
の直径を有する。

【００２８】図５および図６に示される入力ピン配置の
別の利点は入力ピンがそれらが接点２０３のものと同一
の外周を呈するので接地プレート開口２２０のいずれか
において配置され得るということである。さらに、もし
増加された外径セクションの代わりに導電スリーブが使
用されると、それぞれのスリーブ２２５および２３３ま
たはスリーブ２３５および２３６のオーダーを単に逆に
し、正の入力ピンを負の入力ピンに変えるであろうし、
逆もまた同様である。したがって、有利に、入力ピンの
ための絶縁および導電スリーブは容易に置換えられるよ
うにされ、たとえばスナップ−オンスリーブ取付配置の
型を使用することによってであり、それは
の日付で出願されたクランツ（Krantz）およびジョネス
ク（Johnescu）の共通に所有された出願の米国特許番号
第 号において開示される。

【００２９】当業者は、上記のエレメントが図１に示さ
れた回路のすべてのエレメントを含み、さらに標準マル
チピンコネクタに適合する回路を形成することを認識す
るであろう。さらに、上で説明された構造が図１に示さ
れた回路以外の回路のために使用され得るということが
認識されるであろう。２つの平らな構成要素取付表面を
有する接点、二重の共通のバイアスプレート配置および
交換できる正のおよび負の電流入力ピンのような独特の
エレメントは広い様々な状況においての応用を見出すで
あろう。

【００３０】この発明の単一の好ましい実施例のみが説
明されたが、多数の変形がこの発明の意図された範囲内
で可能であり、かつ上記の説明が制限のあるものとして
解釈されるべきではないということが当業者によって明
らかに理解されるであろう。むしろ、この発明の範囲は
前掲の特許請求の範囲によってのみ規定されるというこ
とが意図される。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の好ましい実施例の回路エレメントが
ともに電気接続される態様を概略的に示す過渡抑制回路
の回路図である。

【図２】この発明の好ましい実施例に従う過渡抑制コネ
クタの端面図である。

【図３】図２の線Ａ−Ａに沿って示された断面側面図で
ある。

【図４】図３のものと類似であるが接点が取除かれた断
面図である。

【図５】図２、図３および図４のコネクタにおける使用
のための負の入力端子を示す断面側面図である。

【図６】図２、図３および図４のコネクタにおける使用
のための正の入力端子を示す断面側面図である。

【図７】図２、図３および図４のコネクタにおける使用
のための貫通接点を示す断面側面図である。

【符号の説明】

２０１ シェル ２０３ 貫通接点 ２１０ 第一の電気構成要素 ２１３ 導電スリーブ ２１９ バイアスプレート ２２０ 開口 ２２４ 入力ピン ２３０ 第二の電気構成要素 ２３３ 絶縁スリーブ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲーリー・シィ・トゥームズ アメリカ合衆国、13820 ニュー・ヨーク 州、オーニオンタ、ハベル・アベニュ、１ (72)発明者 ダグラス・エム・ジョネスカ アメリカ合衆国、13776 ニュー・ヨーク 州、ギルバーツビル、ピィ・オゥ・ボック ス・61、ブルーム・ストリート、４

Claims (35)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コネクタであって、 貫通接点（２０３）と、過渡事象が起こったとき過渡電
   気信号を接地へと分流させるるための前記接点上に設け
   られた第１の電気構成要素（２１０）を含む過渡抑制手
   段とを含み、前記コネクタは前記第１の電気構成要素と
   接地との間に接続された第２の電気構成要素（２３０）
   と、前記第１および第２の電気構成要素にバイアス電流
   を供給するために前記第１の電気構成要素と、前記第２
   の電気構成要素との間に接続されたバイアス手段（２１
   ８、２２４）とを含むことを特徴とするコネクタ。
2. 【請求項２】 前記第１の電気構成要素が第１のダイオ
   ードであり、前記接点上に設けられた第２のダイオード
   （２１１）をさらに含む、請求項１に記載のコネクタ。
3. 【請求項３】 前記バイアス手段が負のバイアス電流を
   前記第１のダイオードへと供給するための負のバイアス
   手段（２１８、２２４）を含み、正のバイアス電流を前
   記第２のダイオードへと供給するための正のバイアス手
   段（２１９、２３４）をさらに含む、請求項２に記載の
   コネクタ。
4. 【請求項４】 前記過渡抑制手段が第１の共通のバイア
   スプレート（２１８）をさらに含み、前記第１のバイア
   スプレートを前記第２の電気構成要素に電気接続するた
   めの第１のバイアスプレート接続手段（２２４、２２
   ８）と、前記第２の電気構成要素を前記コネクタのシェ
   ル（２０１）に電気接続するための手段（３０１）と、
   前記バイアスプレートを前記構成要素の第１の電極に電
   気接続するための第２のバイアスプレート接続手段（２
   １３、２１７ａ、２２１）とを含み、ここで前記第１の
   バイアスプレートが前記シェルから電気的に絶縁され
   る、請求項１に記載のコネクタ。
5. 【請求項５】 前記第１の電気構成要素が第１および第
   ２の電極を含み、前記共通のバイアスプレートはそこを
   前記接点が通過する開口（２２０）を規定する手段を含
   み、前記第２のバイアスプレート接続手段は前記開口か
   ら前記接点を取囲む導電スリーブ（２１３）を係合すべ
   く内部へと延在し、ここで前記コネクタは前記スリーブ
   を前記第１の電極へと電気接続するための手段（２１７
   ａ）をさらに含み、第２の電極は前記接点に電気接続さ
   れる、請求項４に記載のコネクタ。
6. 【請求項６】 前記接点がそこを通過する第２の開口
   （２２０）を規定する手段と、前記第２のバイアスプレ
   ートを第４の電気構成要素（２４７）に電気接続し、過
   渡事象が起こるときにそこから前記シェルへと接続させ
   る手段と、前記第２のバイアスプレートを前記接点上に
   設けられた第３の電気構成要素（２２１）に電気接続す
   るための手段（２１４、２１７ｂ、２２１）とをさらに
   含む、請求項５に記載のコネクタ。
7. 【請求項７】 第２の貫通接点（２０３）と、前記第２
   の接点上に設けられた２つの電気構成要素（２１０、２
   １１）と、前記２つの電気構成要素の第１のものを前記
   第１のバイアスプレートにかつ前記２つの電気構成要素
   の第２のものを前記第２のバイアスプレートへと電気接
   続するための手段（２１３、２１７ａ、２１４、２１７
   ｂ）とをさらに含む、請求項６に記載のコネクタ。
8. 【請求項８】 前記第２および第４の電気構成要素が高
   い容量のダイオードである、請求項６または７に記載の
   コネクタ。
9. 【請求項９】 前記高い容量のダイオードの各々が０．
   ２００インチのオーダーの直径を有しかつ前記コネクタ
   が約０．０９０インチ離れて位置された複数個の付加的
   な貫通接点を含む、請求項８に記載のコネクタ。
10. 【請求項１０】 前記高い容量のダイオードが前記シェ
    ルから粉砕して設けられた凹み（２５１）内に設けられ
    る、請求項８または９に記載のコネクタ。
11. 【請求項１１】 前記第１および第２の接点上に設けら
    れた前記電気構成要素の各々がダイオードである、請求
    項８に記載のコネクタ。
12. 【請求項１２】 第２の貫通接点（２０３）と、前記第
    １の共通のバイアスプレートを前記第２の電気接点上の
    電気構成要素に電気接続するための手段（２１４、２１
    ７ｂ、２２１）とをさらに含む、請求項４に記載のコネ
    クタ。
13. 【請求項１３】 第２の共通のバイアスプレート（２１
    ９）をさらに含み、それは前記第２の共通のバイアスプ
    レートを第４の電気構成要素（２４７）にかつ過渡事象
    が起こるときには、それから前記シェルへと電気接続す
    るための手段と、前記第２の共通のバイアスプレートを
    前記接点上の第３の電気構成要素に電気接続するための
    手段（２１４、２１７ｂ、２２１）とを含む、請求項４
    に記載のコネクタ。
14. 【請求項１４】 前記第２の電気構成要素が逆にバイア
    スされた高い容量のダイオードであり、かつ前記第１の
    バイアスプレート接続手段が回路基板（２２８）と、前
    記回路基板上のトレース（２２７）を前記第１のバイア
    スプレートに電気接続するための手段と、前記高い容量
    のダイオードを前記回路基板に電気接続するための手段
    と、前記高い容量のダイオードを前記シェルに電気接続
    するための手段とを含む、請求項４または１３に記載の
    コネクタ。
15. 【請求項１５】 前記回路基板を前記第１のバイアスプ
    レートに接続するための前記手段が入力ピン（２２４）
    を含み、それは前記入力ピンを第１のバイアス電流源に
    接続するための手段を含む一方の端部（２３２）と、前
    記トレースに電気接続される第２の端部（２３８）と、
    前記入力ピンを前記第１のバイアスプレートに電気接続
    するための手段を含む中間セクションとを有する、請求
    項１４に記載のコネクタ。
16. 【請求項１６】 前記入力ピンを前記第１のバイアスプ
    レートに電気接続するための前記手段が前記中間セクシ
    ョン上に設けられた導電スリーブ（２２５）を含む、請
    求項１５に記載のコネクタ。
17. 【請求項１７】 前記入力ピンの前記中間セクションが
    前記中間セクション上に設けられた絶縁スリーブ（２３
    ３）によって第２のバイアスプレート（２１９）から電
    気的に絶縁される、請求項１６に記載のコネクタ。
18. 【請求項１８】 第２の入力ピン（２３４）をさらに含
    み、それは前記第２の入力ピンを第２のバイアス電流源
    に接続するための手段を含む一方の端部（２３７）と、
    前記回路基板上の第２のトレースに電気接続される第２
    の端部（２３９）と前記第２の入力ピンを前記第２のバ
    イアスプレートへと電気接続させるための手段を含む中
    間セクションとを有する、請求項１７に記載のコネク
    タ。
19. 【請求項１９】 前記第２の入力ピンを前記第２のバイ
    アスプレートに電気接続するための前記手段が前記中間
    セクション上に設けられた導電スリーブ（２３６）を含
    む、請求項１８に記載のコネクタ。
20. 【請求項２０】 前記第２の入力ピンの前記中間セクシ
    ョンが絶縁スリーブ（２３５）によって前記第１のバイ
    アスプレートから電気的に絶縁される、請求項１８また
    は１９に記載のコネクタ。
21. 【請求項２１】 バイアス電流を前記第１の電気構成要
    素に供給するための前記手段が前記第１のバイアス電流
    源を含む、請求項２０に記載のコネクタ。
22. 【請求項２２】 前記第１のバイアス電流源が負のバイ
    アス電流源である、請求項２１に記載のコネクタ。
23. 【請求項２３】 バイアス電流を前記第２の電気構成要
    素に供給するための前記手段が前記第２のバイアス電流
    源を含む、請求項２０、２１または２２に記載のコネク
    タ。
24. 【請求項２４】 前記第２のバイアス電流源が正のバイ
    アス電流源である、請求項２３に記載のコネクタ。
25. 【請求項２５】 バイアス電流を前記第１および第２の
    電気構成要素に供給するための前記手段がバイアス電流
    入力ピン（２２４）と、前記入力ピンを前記第１の電気
    構成要素に電気接続するための手段と、前記入力ピンを
    前記第２の電気構成要素に電気接続するための手段とを
    含む、請求項１に記載のコネクタ。
26. 【請求項２６】 前記入力ピンを前記第１の電気構成要
    素に電気接続するための手段がバイアスプレート（２１
    ８）と、前記バイアスプレートを前記入力ピンに電気接
    続するための手段（２２１）と、前記バイアスプレート
    を前記第１の電気構成要素に電気接続するための手段
    （２１３、２１７ａ、２２１）とを含む、請求項２５に
    記載のコネクタ。
27. 【請求項２７】 前記バイアスプレートを前記入力ピン
    に電気接続するための前記手段が前記入力ピン上で導電
    スリーブ（２２５）を含む、請求項２６に記載のコネク
    タ。
28. 【請求項２８】 前記バイアスプレートを前記第１の電
    気構成要素に電気接続するための前記手段が前記バイア
    スプレートにおいて前記接点がそこを通過する第１の開
    口（２２０）を規定する手段と、前記第１の開口におい
    て前記接点を取外し可能に設けるために前記開口におい
    て弾性の歯（２２１）を含む手段とを含み、前記バイア
    スプレートを前記入力ピンに電気接続するための前記手
    段が前記バイアスプレートにおいて第２の開口（２２
    ０）を規定する手段と、前記第２の開口において前記入
    力ピンを取外し可能に設けるための弾性の歯（２２１）
    を含む手段とをさらに含み、前記第１および第２の開口
    が前記開口の間で前記入力ピンおよび接点の交換を許容
    するように実質的に同一である、請求項２６または２７
    に記載のコネクタ。
29. 【請求項２９】 貫通電気接点であって、 導電接点本体（２０３）と、前記導電接点本体において
    第１の凹みを含み、前記接点本体上に第１の電気構成要
    素を設けるための手段（２０８）とを含み、前記第１の
    凹みから軸方向に間隔をあけて位置され、前記接点本体
    上に第２の電気構成要素を設けるための第２の凹みを含
    む手段（２０９）をさらに含むことを特徴とする貫通電
    気接点。
30. 【請求項３０】 前記第１および第２の電気構成要素の
    少なくとも１つがダイオードである、請求項２９に記載
    の接点。
31. 【請求項３１】 前記接点本体上に同軸状に設けられた
    第１の電気的に導電性のスリーブ（２１３）と、前記第
    １の導電スリーブを前記第１の電気構成要素に電気接続
    するための手段（２１７ａ）と、前記第１の電気構成要
    素を前記接点本体に電気接続するための手段とをさらに
    含む、請求項２９または３０に記載の接点。
32. 【請求項３２】 前記接点本体上に同軸状に設けられた
    第２の導電スリーブ（２１４）と、前記第２の導電スリ
    ーブを前記第２の電気構成要素に電気接続するための手
    段（２１７ｂ）と、前記第２の電気構成要素を前記接点
    本体に電気接続するための手段とをさらに含む、請求項
    ３１に記載の接点。
33. 【請求項３３】 電気電流をコネクタにおける２つの相
    互に絶縁された導電プレート（２１８、２１９）の１つ
    に供給するための電流入力ピンであって、 一方の端部（２３２）での電流入力セクションと、前記
    ２つの導電プレートの１つ（２１８）に接触するように
    配置された導電スリーブ（２２５）がその上に設けられ
    た中間セクションと、前記ピンが前記コネクタ内に位置
    されるときに前記２つの導電プレートの他方（２１９）
    に接触するように配置される絶縁スリーブ（２３３）と
    を含む導電本体（２２４）を特徴とする電流入力ピン。
34. 【請求項３４】 前記導電および絶縁スリーブが同一の
    外径を有し、それによって前記入力セクションに関連す
    る前記スリーブのシーケンスが前記コネクタにおける前
    記入力ピンの位置に影響を与えることなく変化され得
    る、請求項３３に記載の入力ピン。
35. 【請求項３５】 コネクタにおける使用のためのバイア
    スプレートであって、誘電基板（２１８）と、前記基板
    上の金属コーティングと、前記基板において複数個の開
    口（２２０）を規定し前記コーティングに電気接続され
    た複数個の接点（２０３）を受取るための手段とを含
    み、前記誘電基板が前記プレートの周辺で完全に露出さ
    れ前記プレートをコネクタの導電シェルから絶縁するこ
    とを特徴とするバイアスプレート。