JPH05182430A - 記録媒体再生装置 - Google Patents

記録媒体再生装置

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Publication number
JPH05182430A
JPH05182430A JP35954391A JP35954391A JPH05182430A JP H05182430 A JPH05182430 A JP H05182430A JP 35954391 A JP35954391 A JP 35954391A JP 35954391 A JP35954391 A JP 35954391A JP H05182430 A JPH05182430 A JP H05182430A
Authority
JP
Japan
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data
recording medium
title
song
disc
Prior art date
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Pending
Application number
JP35954391A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Otsuka
利彦 大塚
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば複数枚のCDをカートリッジに収納
し、これをチェンジャによって選択できるようにした場
合、その選択を容易に成し得るようにした。 【構成】 複数枚のCD21がマガジン22に収納さ
れ、ディスクチェンジャ23にセットされる。再生装置
が起動されると、マガジン22に収納された各CD21
のTOCデータが読み出され、表示部43に各CDのア
ルバムタイトルの一覧が表示される。利用者は、そのア
ルバムタイトルを確認してディスクナンバをキー入力部
45で指定すると、指定されたCDの各曲のタイトルが
再び表示部43によって一覧表示される。従って、利用
者はマガジンに収納された所望のCD21の選択、並び
に選択されたCD21に記録されている所望の曲名の選
択が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声信号とこれに対応
するグラフィックスデータが記憶されたコンパクトディ
スク(CD)を再生するコンパクトディスクプレーヤに
代表される記録媒体再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CDは容量が大きいため、多くの曲を記
録することができる。また、高速ランダムアクセスが容
易なため、多くの曲の中から所望の曲を選択し、迅速に
再生することができる。このような特徴を有するため、
最近CDを用いた所謂カラオケ装置が普及しつつある。
カラオケ装置ではユーザが所望の曲を選択することにな
るが、この選曲動作のためにはユーザがディスクに記録
されている曲目を知っていなければならない。
【0003】このため、一般にはCDを格納するケース
に付属しているジャケットに曲目の索引が印刷されてお
り、使用者はこのジャケットを見て、所望の曲を選択す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにジャケットを見ながら選曲する方法は、ジャケット
の紛失や、他のディスクのジャケットと入れ違えたりす
るおそれがあり、選曲動作を混乱させる原因となってい
た。
【0005】特に近年、複数のディスクをマガジンに装
着し、マガジン内の1つのディスクを再生可能なマガジ
ン式CDプレーヤが知られているが、マガジン内のトレ
イにどのディスクが装着されているか覚えていないと、
対応するジャケットの索引を利用することが出来ない。
【0006】本発明はかかる従来の問題点を克服するた
めになされたもので、マガジン内に収納された複数の各
記録媒体のアルバムタイトル情報および前記マガジンよ
り選択された1つの記録媒体の各曲毎の記録内容を容易
かつ確実に知ることができる記録媒体再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の記録媒
体再生装置は、マガジン22に収納された複数の記録媒
体としてのCD21より、各CD21のアルバムタイト
ルを示すグラフィックスデータを再生する第1再生手段
としてのステップS51と、ステップS51によって再
生された各CD21のタイトルを表示部43(表示画
面)に表示する第1表示手段としてのステップS52
と、マガジン22に収納された複数のCD21のうちの
選択された1つのCD21の曲毎のタイトルを示すグラ
フィックスデータを再生する第2再生手段としてのステ
ップS57と、ステップS57によって再生された1つ
のCD21の曲毎のタイトルを表示部43に表示する第
2表示手段としてのステップS58とを備えることを特
徴とする。
【0008】請求項2に記載の記録媒体再生装置は、選
択された1つのCD21の曲毎のタイトルを示すグラフ
ィックスデータを個別に記憶する領域を有する記憶手段
としてのグラフィックメモリ41a乃至41cをさらに
備え、表示部43を複数に分割して曲毎のタイトルを示
すグラフィックスデータを表示させることを特徴とす
る。
【0009】請求項3に記載の記録媒体再生装置は、選
択された1つのCD21の曲毎のタイトルを示すグラフ
ィックスデータの数に応じて、表示部43の1画面内の
分割数を決定する制御手段としてのシステムコントロー
ラ36をさらに備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の記録媒体再生装置において
は、マガジン22に収納された複数のCD21のアルバ
ムタイトルが表示部43に表示され、またマガジン22
に収納された複数のCD21のうちの選択された1つの
CD21の曲毎のタイトルが表示部43に表示される。
従って、マガジン22に収納された所望のCD21の選
択、並びに選択されたCD21に記録されている所望の
音声信号の選択が容易になる。
【0011】請求項2に記載の記録媒体再生装置におい
ては、選択された1つのCD21の曲毎のタイトルを個
別に格納する領域を有し、表示部43を複数に分割して
曲毎のタイトルを1画面上を分割して同時に表示する。
従って、タイトルの確認が容易となる。
【0012】請求項3に記載の記録媒体再生装置におい
ては、システムコントローラ36がCD21に記録され
た音声信号数に応じて表示部43の1画面の分割数を決
定する。従って、タイトル数に応じた見易い画面が形成
され、各曲の確認が容易となる。
【0013】
【実施例】本発明の記録媒体再生装置の説明に先立っ
て、本発明の記録媒体を応用したコンパクトディスク
(CD)のフォーマットについて説明する。図3は、C
Dに記録されるデータのフォーマットを示すものであ
り、EFM変調後の588チャンネルビットからなる1
フレームは、大別してフレーム同期信号としての24ビ
ットのシンクパターン、1シンボル(=14チャンネル
ビット)のサブコードデータ、12シンボルのオーディ
オデータ、誤り検出、訂正のための4シンボルのパリテ
ィ、12シンボルのオーディオデータ、及び4シンボル
のパリティより構成される。なお、各シンボルの間には
マージンビットと呼ばれる3ビットのデータが挿入さ
れ、このマージンビットにより直流成分が抑制される。
サブコードは98フレームで1サブコーディングフレー
ムが形成される。この様子を図4に示す。
【0014】即ち、サブコードは、図3に示す1フレー
ムのデータを98フレーム繰り返すことにより得られる
98シンボルのサブコードデータのうち、最初の2シン
ボルがサブコードシンクパターン、残余の96シンボル
における各シンボルのビットがそれぞれP乃至Wのデー
タとして構成される。このP乃至Wのデータのうち、
P、Qデータをコントロールビット、R乃至Wデータを
ユーザーズビットと称する。このPデータは、曲間かま
たは曲の途中かを示すコードとして使用されている。ま
たQデータはディスクに記録されている情報のアドレス
(タイムコード)を表すコードとして使用されており、
その詳細を図5に示す。
【0015】Qデータは96ビットを単位として構成さ
れる。これらの各ビットは順に、オーディオデータのエ
ンファシスのオンオフ情報等を示すフラグ(4ビッ
ト)、現在「0001」のデータが主として用いられて
いるアドレス(4ビット)、曲の番号を示すトラックナ
ンバ(01乃至99)(8ビット)、1曲内の章を示す
インデックスコード(01乃至99)(8ビット)、1
曲内の経過時間を分(PMIN)(8ビット),秒(P
SEC)(8ビット),サブコードフレーム(PFRA
ME)(8ビット)単位でそれぞれ示す相対時間デー
タ、現在「00000000」のみのデータが定義され
ているゼロコード(8ビット)、及びディスクの始点か
らの経過時間を分(AMIN)(8ビット),秒(AS
EC)(8ビット),サブコードフレーム(AFRAM
E)(8ビット)単位でそれぞれ示す絶対時間データ、
及び誤り検出符号(16ビット)からなっている。
【0016】なお、CDにおいては、ディスク上の記録
位置に応じてリードインエリア、プログラムエリア(リ
ードインエリアとリードアウトエリアの中間)、リード
アウトエリア(最外周)がそれぞれ設けられており、こ
れらの各領域においてQデータの示す情報が異なるが、
特にリードインエリアにおけるサブコード情報をTOC
(Table Of Contents)と称して、デ
ィスクの再生に先立ってこれを読み取ることにより、デ
ィスク内の総トラック数や総演奏時間等を知ることが可
能である。
【0017】すなわち、リードインエリアにおいては、
Qデータのトラックナンバが「00」に設定されてお
り、インデックスコードに代えて設定されるPOINT
と呼ばれるコードが「A0」の時のPMINがそのディ
スクの最初のトラックナンバを、「A1」の時のPMI
Nがそのディスクの最後のトラックナンバを、「A2」
の時のPMIN、PSEC、PFRAMEがそれぞれリ
ードアウトエリアの始まる絶対時間を示すように、それ
ぞれ定義されている。ここでTOCのPOINTが「A
0」の時にわざわざ最初のトラックナンバを表すように
しているのは、規格上最初の曲を必ずしも「トラックナ
ンバ=1」にしなくともよいからである。
【0018】この結果、POINT=A0およびA1の
時に得られるPMINから、そのディスクに記録されて
いる曲数を演算することが出来るとともに、POINT
=A2から得られるPMIN、PSEC、PFRAME
からディスク全体の総演奏時間を知ることが出来る。
【0019】また、POINTが01乃至99の場合に
は、その数字で表されるトラックナンバの開始時間(絶
対時間)がPMIN、PSEC、PFRAMEで示され
るので、ユーザの指定するトラックへのアクセスが可能
になるのである。
【0020】次に、ユーザーズビットであるR乃至Wデ
ータについて図6を参照して説明する。ユーザーズビッ
トはR乃至Wの6ビットにより構成され、96シンボル
を4等分して得られる24シンボルがデータの最小単位
(パック)として扱われる。尚、4パック(96シンボ
ル)をパケットと称する。
【0021】1パックの詳細を図7に示す。最初のシン
ボル(以下シンボル0と称する)はモード(3ビット)
及びアイテム(3ビット)を表す。このモード及びアイ
テムの詳細は後述する。後続するシンボル1は命令の種
類を示すインストラクションであり、さらにシンボル2
及びシンボル3はシンボル0〜3の誤り検出及び訂正符
号であるパリティQ(Q0,Q1)となっている。パリテ
ィに後続するシンボル4乃至シンボル19はデータフィ
ールドであり、グラフィックスデータ等より構成される
ものである。データフィールドに続くシンボル20乃至
シンボル23はパック内の情報(シンボル0乃至23)
を保護するための誤り検出及び訂正符号であるパリティ
P(P0,P1,P2,P3)とされている。
【0022】次に、上記したモード及びアイテムについ
て説明する。現在定義されているモード及びアイテムの
組合せは次の通りである。 モード0(000)、アイテム0(000)…ZERO
モード モード1(001)、アイテム0(000)…ライング
ラフィックスモード モード1(001)、アイテム1(001)…TVグラ
フィックスモード モード7(111)、アイテム 定義のモード及びアイテムの組合せは、将来の使用のた
め保留されている。
【0023】この定義より明らかなように、モード1で
あれば、データフィールドに記録されているデータがグ
ラフィックスデータであり、逆にモード0である場合に
はグラフィックス対応ではないことになる。
【0024】図8はモード1、アイテム1のTVグラフ
ィックスモードのパックの構成を表している。データフ
ィールド(図7)にはグラフィックスデータが収容され
ている。TVグラフィックスモードは、テレビ画面上に
画像を表示するためのモードであり、表示可能なフォン
ト数は図10に示すように、横(COLUMN)方向に
おいては48、縦(ROW)方向においては16であ
る。但し、スクリーンエリアの外側の上下、左右それぞ
れに1フォントずつ加えられ、画像データは横50(フ
ォント)×縦18(フォント)により構成される。この
最も外側のフォントはポインタとして使用され、画面上
には表示されない。なおここでフォントとは、画素(ピ
クセル)を横方向に6個、縦方向に12個配列して構成
する画面構成単位である。
【0025】図9はTVグラフィックスモードにおける
データフィールド(グラフィックスデータ)の構成例を
示す。この実施例の場合、シンボル6で縦方向のアドレ
ス(ROW)が、シンボル7で横方向のアドレス(CO
LUMN)が、それぞれ定められ、シンボル8乃至19
に、そのアドレスに表示されるフォトンデータが書き込
まれている。フォントデータのうち、シンボル4で定め
られたデータは後景色データとして使用され、シンボル
5で定められたデータは前景色データとして使用され
る。
【0026】上述したサブコードのディスク上の記録領
域における変化の様子を図11に示す。CDは同図
(a)に示すように、内周から外周に向かってリードイ
ンエリア、プログラムエリア、リードアウトエリアの領
域を有しており、リードインエリアにおいては、トラッ
クナンバとして「00」が設定され、相対時間データが
単調増加する(同図d)。プログラムエリアにおいて
は、トラックナンバがプログラム毎に順次1ずつインク
リメントされており(同図c)、その冒頭にはPデータ
が「1」であるアクチャルポーズエリアが2秒以上形成
される(同図b)。アクチャルポーズエリアにおいては
インデックスコードとして「00」が設定され、この期
間の相対時間データは、インデックスコードとして「0
1」の先頭で0となるような単調減少となる。一方絶対
時間データ(同図e)はトラックナンバ「01」の冒頭
からリードアウトエリアの開始点まで単調増加する。
【0027】各トラックナンバにおけるオーディオデー
タ(メインコード)及びグラフィックスデータ(サブコ
ード)は、同図(f)に示すようにアクチャルポーズ期
間を除いて記録される。そして、本発明においては、リ
ードインエリアにおけるTOCに形成されるR乃至Wの
ユーザズビットのデータフィールドを利用して各CDの
アルバムタイトルを示すグラフィックスデータが記録さ
れ、また各トラックナンバのオーディオデータに対応す
るグラフィックスデータとして、そのオーディオデータ
のタイトル(曲名)が記録されている。
【0028】次に本発明の記録媒体再生装置を応用した
コンパクトディスクプレーヤの一実施例を図2を参照し
て説明する。複数(本実施例においては4枚)のCD2
1は、CDマガジン本体22の各トレー(図示せず)に
装填されてディスクチェンジャ23にセットされる。デ
ィスクチェンジャ23は、ディスク駆動部24によって
駆動され、各トレーが1つづつマガジン本体22から交
互に引き出される。各トレーに装填されたCD21はス
ピンドルモータ25によって回転駆動され、ピックアッ
プ26によって情報が再生される。ピックアップ26に
より再生、出力されたRF信号はRFアンプ27で増幅
され、EFM復調回路28に供給される。EFM復調回
路28はEFM変調された記録信号を14ビットから8
ビットのデジタルデータに復調するものであり、復調さ
れたデジタルデータはオーディオ信号処理部29で誤り
検出、訂正、デインターリーブ等の処理が施される。R
AM30は、ディインターリーブ等のために用いられる
メモリである。オーディオ信号処理部29で処理された
デジタルデータはD/Aコンバータ31でアナログ化さ
れて、オーディオアンプ32を介して音声出力となる。
【0029】一方、RFアンプ27の出力の一部は、フ
ォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等を得る
ために、サーボコントローラ33に供給される。サーボ
コントローラ33は周知の方法によりトラッキングエラ
ー信号、フォーカスエラー信号、ラジアルエラー信号、
時間軸エラー信号等を生成し、これらのエラー信号をピ
ックアップ26(フォーカスエラー信号、トラッキング
エラー信号)、ピックアップ26をディスク半径方向に
駆動する送りモータ34(ラジャルエラー信号)、スピ
ンドルモータ25(時間軸エラー信号)に供給して、フ
ォーカスサーボ、トラッキングサーボ、キャリッジサー
ボ、スピンドルサーボ等のサーボ動作を行なう。なおこ
れら各種サーボは周知なのでここでは詳述しない。
【0030】また、サーボコントローラ33は送りモー
タ34やピックアップ26に強制的に駆動電流を供給し
て、トラックジャンプやサーチ動作を行なわせ、ピック
アップ26をディスク上の任意の位置に移動させる。デ
ィスク上の位置は、上述した絶対時間や相対時間より検
出される。
【0031】EFM復調回路28は、サブコードデータ
のうち、P、Qデータ(コントロールビット)をコント
ロールビット処理部35に供給し、コントロールビット
処理部35はこれを読み取って装置全体の制御を司るシ
ステムコントローラ36に供給する。
【0032】またユーザーズビットR乃至Wは、ユーザ
ーズビット処理部37において復調処理される。RAM
38は、復調処理のために必要なメモリである。復調処
理されたユーザーズビットR乃至Wはグラフィック処理
部39によって画像信号、例えばRGBコンポーネント
信号に変換されTOCメモリ40およびグラフィックメ
モリ41a乃至41cに格納される。前記TOCメモリ
40には、TOCに形成されるR乃至Wのユーザズビッ
トを復調した各CD21のタイトルを示すグラフィック
スデータが記録され、また前記グラフィックメモリ41
a乃至41cは、デイスク指定用、選曲用、表示用に分
割されて各CD21におけるトラックナンバTNOに対
応する各曲名を示すグラフィックスデータが記録され
る。前記TOCメモリ40およびグラフィックメモリ4
1a乃至41cより読み出された画像データは、表示駆
動部42を介してディスプレイ等の表示部43に供給さ
れ、表示される。システムコントローラ36は、ディス
クの有無を検知するセンサ44の出力、ユーザの操作指
令を入力するキー入力部45、及びコントロールビット
処理部35からのP、Qデータに応じて装置全体を制御
するものであり、ワークRAM36aを内蔵している。
【0033】次に図1を参照して、その動作について説
明する。先ず複数枚のCD21が装填されたマガジン本
体22が、デイスクチェンジャ23にセットされると、
ステップS50においてワークRAM36a、TOCメ
モリ40、グラフィックメモリ41a乃至41c等を初
期化する。その後、ステップS51においてマガジン本
体22内のトレーを順次引き出してCD21をディスク
駆動部24にセットし、TOCデータの読み取り動作が
行なわれる。すなわちセンサー44によりCD21の装
着が検出されると、システムコントローラ36はサーボ
コントローラ33を介してスピンドルモータ25を駆動
し、CD21を回転させる。このとき送りモータ34に
よりピックアップ26はCD21のリードインエリアに
移送される。そして、リードインエリアにおける情報が
ピックアップ26により再生され、その再生信号がRF
アンプ27を介してEFM復調回路28に供給される。
EFM復調回路28により復調されたTOCデータのう
ちコントロールビットP,Qはコントロールビット処理
部35に入力され、読み取られる。コントロールビット
処理部35により読み取られたデータP,Qはシステム
コントローラ36に供給される。
【0034】またTOCデータのうち、R乃至Wのユー
ザーズビットは、ユーザーズビット処理部37において
読み取られ、ディスク駆動部24にセットされたCD2
1のタイトルを示すグラフィックスデータがTOCメモ
リ40に記録される。第1枚目のCD21のTOCデー
タが読み出され記録されると、システムコントローラ3
6は、デイスクチェンジャ23に対して第1枚目のCD
21をマガジン本体22に格納し、第2枚目のCDをデ
ィスク駆動部24にセットさせる指示を出し、以上と同
様の動作を継続させる。そしてマガジン本体22に格納
されているCD21の枚数分、上記動作を引き続き継続
する。
【0035】以上のステップS51が終了すると、シス
テムコントローラ36はステップS52に進み、システ
ムコントローラ36よりグラフィック処理部39に対し
て司令を発生し、前記TOCメモリ40に格納した各C
D21のタイトルを示すグラフィックスデータを読み出
す。読み出されたグラフィックスデータは表示駆動部4
2を動作させて表示部43に対して、前記マガジン本体
22に格納されている各CD21のタイトルをディスク
指定画面として一覧表示させる。
【0036】図13(A)はその様子を示しており、1
乃至4のディスクナンバが表示され、それぞれのナンバ
部分に各ディスクのアルバムタイトルが表示される。次
にシステムコントローラ36はステップS53に進み、
ディスク指定操作の待ち受け状態となる。すなわち、こ
こでキー入力部45に対して所望のCDのディスクナン
バが入力されると、ステップS54に移る。ステップS
54においては、キー入力部45によって指定されたデ
ィスクナンバがワークRAM36aのDN1レジスタに
セットされる。そしてステップS55において、今回指
定したディスクナンバDN1がワークRAM36aに格
納されている前回指定したディスクナンバDN0と同一
か否かが比較判断される。すなわちこの比較は、前回指
定したディスクと同じ時は、選曲画面データの読み取り
動作の重複を防ぐために成される。
【0037】前記ステップS55において、NOとジャ
ッジされた場合には、ステップS56においてワークR
AM36aのDN0レジスタに、DN1レジスタの情報
を書き替えて、ステップS57に移行する。ステップS
57においては、指定されたディスクの各曲の先頭グラ
フィックデータが読み取られる。すなわち、システムコ
ントローラ36は、キー入力部45を介してディスクチ
ェンジャ23に指令を送り、指定されたディスクが装填
されたトレイを引き出し、そのトレイに装填されている
ディスクをディスク駆動部24に対して装着させる。そ
してセンサ44によりCD21の装着が検出されると、
システムコントローラ36はサーボコントローラ33を
介してスピンドルモータ25を駆動し、CD21を回転
させる。
【0038】このとき、送りモータ34によりピックア
ップ26はCD21のプログラムエリアにおける各トラ
ックナンバに対応する各先頭位置に順次移動され、曲名
を示すグラフィックスデータを読み出す。曲名を示すグ
ラフィックスデータの読み出し再生作用は前記ステップ
S51の場合と略同様である。すなわち、プログラムエ
リアにおける各トラックナンバに対応する情報がピック
アップ26により再生され、その再生信号がRFアンプ
27を介してEFM復調回路28に供給される。EFM
復調回路28により復調されたデータのうちコントロー
ルビットP,Qはコントロールビット処理部35に入力
され、読み取られる。コントロールビット処理部35に
より読み取られたデータP,Qはシステムコントローラ
36に供給される。
【0039】システムコントローラ31は、入力された
データQからCD21に記録されているトラック番号か
ら曲の数を演算し、また各曲の開始アドレス(絶対時
間)等のTOCデータを読み取る。そしてシステムコン
トローラ36は、各曲のグラフィックスデータを再生
し、そのサブコードのユーザーズビットR乃至Wを読み
取る。すなわち各曲のグラフィックスデータの冒頭部の
ユーザーズビットR乃至Wには、その曲のタイトルが書
き込まれている。システムコントローラ36はこのタイ
トルを読み取り表示させる。
【0040】すなわち、EFM復調回路28より出力さ
れたユーザーズビットR乃至Wはユーザーズビット処理
部37に入力される。ユーザーズビット処理部37は入
力されたユーザーズビットR乃至WをRAM38に順次
記憶させ、図7及び図8において説明したように、1パ
ック分(24シンボル)を単位として処理する。このよ
うにして処理された各曲のタイトルはRAM38から読
み出され、グラフィック処理部39を介してグラフィッ
クメモリ41a乃至41cに書き込まれる。以上の動作
がCD21の各曲の冒頭部毎に行なわれる。
【0041】これによりグラフィックメモリ41a乃至
41cには、選択されたCD21に記録されている各曲
のタイトルがすべて記録されることになる。そしてシス
テムコントローラ36はステップS57に動作が移行
し、グラフィック処理部39に対してグラフィックメモ
リ41a乃至41cに記憶されたタイトルの読み出し指
示を発生し、表示駆動部42を介して表示部43に表示
させる。
【0042】図13は、表示部43における表示例を示
している。選択されたCD21に記録されている曲の数
が4曲以内である場合、図13(A)に示すように画面
が4分割され、4分割された各領域に各タイトルが表示
される。また、選択されたCD21に記録されている曲
数が5以上9以下である場合においては、図13(B)
に示すように表示される。この場合画面は9つに区分さ
れ、各領域に各曲のタイトルが表示される。またさらに
CD21に記録されている曲の数が10以上である場合
においては、例えば図13(B)における画面を複数枚
用意し、そのいずれかの画面を選択し、表示するように
する。その選択はキー入力部45を介して使用者により
行なわれる。システムコントローラ36はキー入力部4
5からの入力に対応して指定された順番の枚数の画面を
表示させる。
【0043】なお、前記ステップS55において『DN
1=DN1』とジャッジされた場合、すなわち今回指定
したディスクナンバDN1がワークRAM36aに格納
されている前回指定したディスクナンバDN0と同一で
あると比較判断された場合には、前記ステップS56お
よびS57に示す選曲画面データの読み取り動作が重複
するため、これを省略して直接ステップS58に移行す
る。
【0044】次に図1に戻り、システムコントローラ3
6はステップS58において上述したような表示動作を
実行した後、ステップS59に進み選曲操作の待機状態
に移行する。すなわち使用者は図13に示すように表示
されたタイトルを見て、所望の曲を選択する。この選択
信号がキー入力部45を操作することによりシステムコ
ントローラ36に入力される。システムコントローラ3
6はこのようにして、所定の曲が指定されるとステップ
S60に進み、その指定された曲が記録されているアド
レスにピックアップ26を移送させる。
【0045】すなわち、この移送動作は次のようにして
行なわれる。上述したようにシステムコントローラ36
はステップS57において読み取ったTOCデータから
各曲の始点の絶対時間を記憶している。そしてサーボコ
ントローラ33を介して送りモータ34を制御し、ピッ
クアップ26をCD21の半径方向に高速移動させ、そ
のときコントロールビット処理部35より入力されるコ
ントロールビットを読み取り、そのうちのデータQから
ピックアップ26が位置する絶対時間を検出する。そし
て、その絶対時間がキー入力部45より入力された曲の
始点の絶対時間と一致したとき、ピックアップ26の移
送を停止させる。
【0046】そして次にステップS61に進み、その曲
の再生を開始させるとともに、その再生信号より得られ
るグラフィックスデータを表示部43に表示させる。す
なわち、ピックアップ26により再生された信号がRF
アンプ27を介してEFM復調回路28に供給される。
EFM復調回路28により復調されたオーディオデータ
はオーディオ信号処理部29に供給される。オーディオ
信号処理部29はデータを必要に応じRAM30に記憶
させ、ディインターリーブ等の処理を施し、さらに誤り
検出訂正等の処理を施す。そしてD/Aコンバータ31
によりアナログ信号に変換した後、オーディオアンプ3
2を介して図示せぬスピーカ等に出力する。
【0047】またEFM復調回路28より出力されたユ
ーザーズビットR乃至Wはユーザーズビット処理部37
により処理され、グラフィック処理部39に供給され
る。グラフィック処理部39は得られたグラフィックス
データをグラフィックメモリ41a乃至41cに書き込
み記憶させる。また、グラフィックメモリ41a乃至4
1cに記憶したデータを読み出し、表示駆動部42を介
して表示部43に出力表示させる。このようにして各曲
に対応して記録されているグラフィックスデータが表示
部43に表示されることになる。
【0048】図12は、この時の表示部43における表
示例を示している。すなわち、図12は例として各CD
21の1曲目と2曲目の各先頭部に記録されているグラ
フィックデータを示す。一曲目のデータの表示は図12
(A)に示すように、背景画上にCDのアルバムタイト
ルが表示され、さらにそのCDの一曲目のタイトル(曲
名)が表示される。また二曲目のデータの表示は図12
(B)に示すように背景画上にそのCDの二曲目のタイ
トルが表示される。
【0049】再び図1に戻り、システムコントローラ3
6は次にステップS62に進む。ここでキー入力部45
において曲の途中で『ストップキー』が操作されるか否
かが検出される。曲の途中で『ストップキー』が操作さ
れたとジャッジされると、ステップS63に移行し、キ
ー入力部45においてディスクナンバの変更リクエスト
が成されたか否かが判断される。ここでディスクナンバ
の変更リクエストが成されたとジャッジすると、前記ス
テップS52に戻り、各ディスクのアルバムタイトルの
一覧表示を表示部43に表示させる。またステップS6
3においてディスクナンバの変更リクエストは無しとジ
ャッジされると、ステップS58に戻り、現在選択され
ているディスクに記録されている各曲のタイトルを再び
表示部43に表示させる。
【0050】前記ステップS62において、曲の途中で
『ストップキー』が操作されなかった場合には、ステッ
プS64に進み、指定された曲の再生が終了したか否か
を判定し、終了していなければ前記ステップS61に戻
り同様の処理を繰り返す。そして指定した曲の再生が終
了したときステップS63に戻り、再び図13に示すよ
うなタイトル表示画面に移行する。
【0051】以上、本発明をコンパクトディスクとその
プレーヤに応用した場合を例として説明したが、本発明
はCD−ROM、CD−I、DAT等の磁気テープ等の
グラフィックスデータの記録可能な各種記録媒体を再生
する装置にも応用が可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の記録媒体
再生装置によれば、カートリッジに収納された記録媒体
のアルバムタイトルが表示部によって表示され、さらに
その内の一つの記録媒体を選択したとき、その記録媒体
に記録されている曲名等のタイトルが表示されるように
したので、マガジンに収納された所望の記録媒体の選
択、並びに選択された記録媒体に記録されている所望の
音声信号の選択が容易になる。
【0053】請求項2に記載の記録媒体再生装置によれ
ば、選択された記録媒体に記録された曲毎のタイトルを
一画面上を分割して複数のタイトルを同時に表示するよ
うにしたので、その確認がきわめて容易になし得る。
【0054】請求項3に記載の記録媒体再生装置によれ
ば、音声信号の数に対応して画面の分割数を決定するよ
うにしたので、タイトル数に対応して適切な状態での表
示が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図2】本発明の記録媒体再生装置の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図3】CDフォーマットの1フレームの構成を示す概
念図である。
【図4】CDフォーマットのサブコードの構成を示す概
念図である。
【図5】サブコードのQデータの構成を示す概念図であ
る。
【図6】サブコードのユーザーズビットの構成を示す概
念図である。
【図7】ユーザーズビットにおける1パックの構成を示
す概念図である。
【図8】TVグラフィツクスモードのときの1パックの
構成を示す概念図である。
【図9】TVグラフィツクスモードのときのデータフィ
ールドの詳細を示す概念図である。
【図10】表示可能なフォント数を説明する概念図であ
る。
【図11】ディスク内におけるサブコードの内容を示す
概念図である。
【図12】アルバムタイトルおよび曲名等の表示例を示
す模式図である。
【図13】画面分割を説明する模式図である。
【符号の説明】
21 コンパクトディスク 22 マガジン 23 ディスクチェンジャ 26 ピックアップ 29 オーディオ信号処理部 35 コントロールビット処理部 36 システムコントローラ 39 グラフィック処理部 40 TOCメモリ 41a〜41c グラフィックメモリ 43 表示部 45 キー入力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マガジンに収納された複数の記録媒体よ
    り、各記録媒体のアルバムタイトルを示すグラフィック
    スデータを再生する第1再生手段と、 前記第1再生手段によって再生された各記録媒体のアル
    バムタイトルを表示部に表示する第1表示手段と、 前記マガジンに収納された複数の記録媒体のうちの選択
    された1つの記録媒体の曲毎のタイトルを示すグラフィ
    ックスデータを再生する第2再生手段と、 前記第2再生手段によって再生された1つの記録媒体の
    曲毎のタイトルを表示部に表示する第2表示手段とを備
    えることを特徴とする記録媒体再生装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体再生装置は、選択された1
    つの記録媒体の曲毎のタイトルを示すグラフィックスデ
    ータを個別に記憶する領域を有する記憶手段をさらに備
    え、前記第2再生手段は表示部を複数に分割して曲毎の
    タイトルを示すグラフィックスデータを表示させること
    を特徴とする請求項1に記載の記録媒体再生装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体再生装置は、選択された1
    つの記録媒体の曲毎のタイトルを示すグラフィックスデ
    ータの数に応じて、前記表示部の1画面内の分割数を決
    定する制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    2に記載の記録媒体再生装置。
JP35954391A 1991-12-27 1991-12-27 記録媒体再生装置 Pending JPH05182430A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6498614B1 (en) 1998-12-25 2002-12-24 Yazaki Corporation Display screen switch
JP2003186485A (ja) * 2002-11-01 2003-07-04 Pioneer Electronic Corp 記録媒体再生装置及び方法
JP2003202875A (ja) * 2002-11-01 2003-07-18 Pioneer Electronic Corp 記録媒体再生装置及び方法
KR100401402B1 (ko) * 1994-07-04 2003-12-06 소니 가부시끼 가이샤 기록매체재생장치

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