JPH051818B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH051818B2
JPH051818B2 JP18658486A JP18658486A JPH051818B2 JP H051818 B2 JPH051818 B2 JP H051818B2 JP 18658486 A JP18658486 A JP 18658486A JP 18658486 A JP18658486 A JP 18658486A JP H051818 B2 JPH051818 B2 JP H051818B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
group
ethylene
groups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18658486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6341553A (ja
Inventor
Takeshi Fukuda
Tsutomu Nakamura
Kunio Ito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP18658486A priority Critical patent/JPS6341553A/ja
Publication of JPS6341553A publication Critical patent/JPS6341553A/ja
Publication of JPH051818B2 publication Critical patent/JPH051818B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、成形用ゴム組成物に関し、特に良好
な加工性と低温圧縮永久歪特性を兼ね備えた押出
成形に好適な成形用ゴム組成物に関する。 〔従来の技術〕 エチレンとプロピレンをモノマー成分とする共
重合体であるEPMおよびEPDMは、機械的強度、
電気特性などにすぐれ、かつ比較的すぐれた耐熱
性を有することから自動車用部品などに広く利用
されている。中でもカーボンブラツク、プロセス
オイル等を高充填したものは、例えば、ラジエタ
ーホース、ウオーターホース等の自動車用ホース
の材料として用いられているが、カーボンブラツ
ク等の高充填による硬化ゴムの強度低下を防止
し、ロール加工性や押出速度、押出量、ダイスウ
エル等の押出成形加工性さらには成形品の成形状
態を向上させるために、一般にエチレン含有量が
60〜75重量%と高い共重合体が用いられている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、エチレン含有量の高いEPMおよび
EPDMの共重合体では、得られる硬化ゴムの低
温特性が劣り、特に低温における圧縮永久歪が大
きいため復元性が劣るため、かしめ部から液漏れ
が発生し易いという欠点を有する。 一方、硬化ゴムの低温特性を改良するために使
用する共重合体のエチレン含有量を減少させる
と、ゴム組成物のロール加工性、押出成形加工性
等が低下し、また硬化ゴムの機械的強度が低下す
るという問題が生じる。このように、従来、硬化
ゴムの低温特性とゴム組成物の加工性の要求を同
時に満足させることができなかつた。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、前記の問題点を解決するものとし
て、次のゴム組成物及びその硬化ゴムを提供する
ものである。 即ち、本発明は、 (A) エチレン単位の含有量が50〜75重量%のエチ
レン−プロピレン系共重合体50〜95重量%と、 平均組成式:RnSiO4-o/2 〔式中、Rは置換もしくは非置換の一価炭化水
素基であつて、Rの1〜50モル%はフエニル基
であり、かつRとして1分子中に脂肪族不飽和
炭化水素基およびメルカプト置換炭化水素基か
ら得ばれる少なくとも1種から2個以上含まれ
ており;nは1.90〜2.05の数である〕 で表わされ、重合度100以上のフエニル基含有
オルガノポリシロキサン5〜50重量%とからな
る混合物100重量部、 (B) 比表面積50m2/g以上のシリカ微粉末5〜80
重量部 (C) 比表面積20m2/g以上のカーボンブラツク5
〜80重量部 ただし、(B)成分のシリカ微粉末と(C)成分のカ
ーボンブラツクの合計量は、20〜100重量部の
範囲である。 (D) プロセスオイル 5〜50重量部 および (E) 硬化剤 1〜20重量部 を含有する成形用ゴム組成物を提供するものであ
る。 本発明の組成物において、(A)成分に用いられる
共重合体(以下、「エチレン−プロピレン系共重
合体」という)は、モノマーとしてエチレンおよ
びプロピレンを含むもので、この他第3モノマー
として必要に応じて、例えばエチリデンノルボン
ネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジ
エン等を含むことができる。該共重合体は、所謂
EPM及びEPDMを含むものである。この(A)成分
の共重合体に含まれるモノマーの割合としては、
エチレン単位50〜75重量%であることが必要であ
り、プロピレン単位は50〜15重量%であることが
好ましく、特に好ましくは、エチレン単位50〜60
重量%、プロピレン単位50〜30重量%の範囲であ
る。エチレン単位が50重量%未満では組成物の加
硫特性や硬化物の強度が劣り、75重量%を越える
と硬化ゴムの耐寒性、特に低温圧縮復元性が劣
る。(A)成分のポリマー混合物に用いられるフエニ
ル基含有オルガノポリシロキサンが有する置換も
しくは非置換の一価炭化水素基Rとしては、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
などのアルキル基、ビニル基、アリル基、
【式】で表わされる基などのアルケ ニル基、フエニル基、トリル基などのアリール
基、エトキシエチル基などのアルコキシアルキル
基等の一価炭化水素基、及びこれらが有する水素
原子の1又は2以上が、例えば、フツ素、塩素、
臭素等のハロゲン原子、シアノ基、メルカプト基
により置換された一価の置換炭化水差基が挙げら
れる。そして、1分子中に含まれる全Rの1〜50
モル%はフエニル基であり、好ましくは3〜25モ
ル%がフエニル基である。フエニル基の割合が1
モル%未満であると、ゴム組成物のロール加工
性、押出成形性等の加工性が低下し、また50モル
%を超えると、硬化ゴムの低温圧縮永久歪特性が
低下する。また、このフエニル基含有オルガノポ
リシロキサンは、上述のエチレン−プロピレン系
共重合体とともに加硫されるものであるから、官
能基として、ビニル基、アリル基、
【式】基、3−メタクリロキシプロ ピル基等の脂肪族不飽和基及び/又はγ−メルカ
プトプロピル基、β−メルカプトエチル基等のメ
ルカプトアルキル基、HSCH2CH2OCH2CH2
表わされる基等のメルカプトアルコキシアルキル
基を1分子中に少なくとも2個有する必要があ
る。さらに、このフエニル基含有オルガノポリシ
ロキサンは、重合度が100以上であることが必要
で、特に重合度500〜5000のものがゴム組成物の
加工性および硬化ゴムの機械的特性の点で好まし
い。重合度が100未満であると、ゴム組成物の押
出成形加工性が劣り、また得られる硬化ゴムの強
度が不十分なものとなる。このフエニル基含有オ
ルガノポリシロキサンの性状は、油状、樹脂状及
びゴム状のいずれでもよいが、好ましいものとし
ては、次に例示する線状オルガノポリキシロキサ
ンを挙げることができる。 〔式中、R1は、同一でも異なつてもよく、式
CH2=CH−又はHSCH2CH2CH2−で表わされる
基、Xは同一でも異なつてもよく、水素原子、
C1〜C6のアルキル基、又は式:
【式】 (R2、R3及びR4は同一でも異なつてもよく、
CH3−、CH2=CH−、又は
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 なお、以下において、部は重量部を意味する。 実施例 1〜5 エチレン−プロピレン共重合体EP−43(商品
名、日本イーピーラバー(株)製、プロピレン含有量
46wt%)70部に、(CH32SiO単位94.5モル%、
(C6H52SiO単位5モル%、(CH3)(CH2=CH)
SiO単位0.5モル%から成り、末端が(CH32
(CH2=CH)SiO1/2単位で封鎖された平均重合
度8000のメチルフエニルポリシロキサン生ゴム30
部、比表面積が230m2/gの沈降性シリカ20部、
亜鉛華5部、ステアリン酸1部、粘度20cs(25℃)
のα、ω−ジヒドロキシジメチルポリシロキサン
3部、プロセスホイルとしてサンパー2280(商品
名、日本サン石油社製)20部、2−メルカプトベ
ンゾイミダゾール3部、式 (C2H5O)3SiC3H6S4C3H6Si(OC2H53で表わさ
れるサルフアイド化合物1部および、各実施例ご
とに表1に示す各種のカーボンブラツク45部を、
加圧ニーダーを用いて均一に混合してコンパウン
ドを調製した。 つぎに、上記コンパウンド100部に硬化剤とし
てジクミルパーオキサイド1.6部(EP43及びポリ
シロキサン生ゴム100部に対して3.2部)を二本の
ロールを用いて添加し、ついで、170℃で10分間
加圧下で加硫させたのち、150℃で2時間熱処理
をして厚さ2mmのシート及び厚さ12.6mmの圧縮永
久歪測定用試験片を作製した。 (1) まず、ラボプラストミル(東洋精機社製)を
用いて前記コンパウンドの押出加工性を下記の
測定条件にて測定した。 20mmφ押出機 ヘツド温度:110℃ バレル〃:75℃ 回転数:50rpm 結果を表1に示す。 (2) 前記で作製したシート及び試験片を用いて、
硬化ゴムの常温における諸特性、耐熱性及び低
温(−20℃)における圧縮永久歪を測定した。
結果を表1に示す。測定条件は次のとおりであ
つた。 常温における物性 JIS K 6301に規定の方法により測定した。 表面肌の状態は次の基準によつて評価した。 ●表面肌の評価基準 ◎ 光沢があり肌が平滑なもの ○ 肌は平滑だが◎に比べ光沢が劣るもの △ 肌は平滑だが光沢のないもの × 肌が平滑にならないもの 耐熱性 空気中、150℃にJIS 2号形ダンベル状試験片
を22時間保持後、JIS K 6301に記載の空気加熱
老化試験方法により硬さ、伸び及び引張強さを測
定した。 低温圧縮永久歪 試験片を25%圧縮させ、−20℃に22時間保持後、
JIS K 6301に記載の低温圧縮永久歪試験方法に
より測定した。 比較例 1 実施例2で用いたEP−43 70部と、メチルフエ
ニルシロキサン生ゴム30部のかわりに押出用ハイ
エチレンEPDM EP−51(商品名、日本イーピー
ラバー(株)製、プロピレン含有量26重量%)100部
を用いた以外は実施例2と同様にしてコンパウン
ドを調製し、さらに硬化ゴムを得た。また、コン
パウンド及び硬化ゴムについて実施例1〜5と全
く同様の測定を行なつた。結果を表1に示す。
【表】
【表】 実施例 6〜9 エチレン−プロピレン系共重合体EPT 3045
(三井石油化学(株)商品名、プロピレン含有量34重
量%)80部に、各実施例ごとに下記表2に示すメ
チルフエニルポリシロキサン20部、比表面積230
m2/gの沈降性シリカ40部、比表面積90m2/gの
カーボンブラツク旭#70(旭カーボン社製、HAF
グレード)30部、亜鉛華5部、ステアリン酸1
部、粘度20cs(25℃)のα、ω−ジヒドロキシジ
メチルポリシロキサン5部、サンパー2280 15部、
2−メチカプトベンゾイミダゾール3部及び式
【式】 で示されるサルフアイド化合物1部を実施例1と
同様にして混練してコンパウンドを調製し、さら
に同様にして硬化ゴムを得た。コンパウンド及び
硬化ゴムについて実施例1と同様の測定を行なつ
た。結果を表2に示す。 比較例 2 実施例6において、メチルフエニルシロキサン
生ゴム20部の代りに(CH32SiO単位99.5モル%、
(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.5モル%から成り、
末端が(CH32(CH2=CH)SiO1/2単位で封鎖
された平均重合度約8000のメチルビニルシロキサ
ン生ゴム20部を用いた以外は、実施例6と同様に
してコンパウンドを調製し、さらに同様にして硬
化ゴムを得た。コンパウンド及び硬化ゴムについ
て実施例1と同様の測定を行なつた。結果を表2
に示す。 比較例 3 実施例7において用いたカーボンブラツク旭
#70の使用を止め、比表面積230m2/gの沈降性
シリカの使用量を60部に変えた以外は実施例7と
同様にしてコンパウンドを調製し、さらに同様に
して硬化ゴムを得た。コンパウンド及び硬化ゴム
について実施例1と同様に測定を行なつた。結果
を表2に示す。
【表】 オルガノポリシロキサン:メチルビ
ニルポリシロキサン
分子組成は下記のとおりである。 (1) 〜及び
【表】
(a′+b′+c′=1000; メチルフエニルシロキシ単位:7.5モル%、 ジメチルシロキシ単位:91.5モル%、 ビニルメチルシロキシ単位:1.0モル%) 〔発明の効果〕 本発明のゴム組成物は、従来兼ね備えることが
できなかつた組成物のロール加工性、押出成形性
等の加工性と硬化物の低温における圧縮永久歪特
性の両方に優れている。ゴム硬化物は、その他の
特性即ち機械的諸特性、圧縮永久歪、耐熱性、成
形品の表面状態等も良好である。したがつて、
種々の用途に広く利用できるものであり、特に、
各種の自動車用ホースの材料として好適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) エチレン単位の含有量が50〜75重量%の
    エチレン−プロピレン系共重合体50〜95重量%
    と、 平均組成式:RoSiO4-o/2 〔式中、Rは置換もしくは非置換の一価炭化水
    素基であつて、Rの1〜50モル%はフエニル基
    であり、かつ1分子中に脂肪族不飽和基および
    メルカプト置換炭化水素基から選ばれる少なく
    とも1種が2種以上含まれており;nは1.90〜
    2.05の数である〕 で表わされ、重合度100以上のフエニル基含有
    オルガノポリシロキサン5〜50重量%とからな
    る混合物100重量部、 (B) 比表面積50m2/g以上のシリカ微粉末5〜80
    重量部 (C) 比表面積20m2/g以上のカーボンブラツク5
    〜80重量部 ただし、(B)成分のシリカ微粉末と(C)成分のカ
    ーボンブラツクの合計量は、20〜100重量部の
    範囲である、 (D) プロセスオイル 5〜50重量部 および (E) 硬化剤 1〜20重量部 を含有する成形用ゴム組成物
JP18658486A 1986-08-08 1986-08-08 成形用ゴム組成物 Granted JPS6341553A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18658486A JPS6341553A (ja) 1986-08-08 1986-08-08 成形用ゴム組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18658486A JPS6341553A (ja) 1986-08-08 1986-08-08 成形用ゴム組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6341553A JPS6341553A (ja) 1988-02-22
JPH051818B2 true JPH051818B2 (ja) 1993-01-11

Family

ID=16191101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18658486A Granted JPS6341553A (ja) 1986-08-08 1986-08-08 成形用ゴム組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6341553A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0657777B2 (ja) * 1988-03-31 1994-08-03 信越化学工業株式会社 ゴム組成物
JP2510426B2 (ja) * 1989-12-25 1996-06-26 信越化学工業株式会社 ゴム組成物の製造方法
JP2644153B2 (ja) * 1992-11-13 1997-08-25 信越化学工業株式会社 ポリオレフィン系ゴム組成物
JP2008088384A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Polymatech Co Ltd 熱伝導性組成物および熱伝導性成形体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6341553A (ja) 1988-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0180843B1 (en) Silicone elastomer composition
EP0183382B1 (en) Silicone elastomer composition
US4150010A (en) Elastomer compositions
JPH08170001A (ja) シリコーン樹脂で改質したフルオロカーボンゴム
EP0826734B1 (en) Method for the preparation of silicone rubber
US5179148A (en) Silicone rubber composition and method for the preparation thereof
US5428097A (en) Silicone rubber composition
EP0656391B1 (en) Rubber composition
EP0636663A2 (en) Blends of fluoroorganic and organosiloxane rubbers
EP0458617B1 (en) Silicone rubber composition
JPS638148B2 (ja)
JPS62197454A (ja) 加熱加硫型オルガノポリシロキサン組成物
US5635547A (en) Process for preparing silicone rubber composition
CA1162687A (en) Silicone rubber composition for drive shaft seals
JPH051818B2 (ja)
EP0551211B1 (en) Fluorosilicone rubber composition
JPS6157868B2 (ja)
US5340872A (en) Silicone rubber compositions and their cured products
JPH04117457A (ja) シリコーンゴム組成物及び硬化物
JPH0662820B2 (ja) オレフィン系ゴムの製造方法
JPH0491166A (ja) シリコーンゴム組成物
JPH0768424B2 (ja) アクリルゴム組成物
JP3105917B2 (ja) 加熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2644156B2 (ja) 粘着性シリコーンゴムを与えるポリジオルガノシロキサン組成物
JP3108470B2 (ja) オルガノポリシロキサンゴム組成物