JPH05181861A - 文書処理システム - Google Patents

文書処理システム

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JPH05181861A
JPH05181861A JP4000849A JP84992A JPH05181861A JP H05181861 A JPH05181861 A JP H05181861A JP 4000849 A JP4000849 A JP 4000849A JP 84992 A JP84992 A JP 84992A JP H05181861 A JPH05181861 A JP H05181861A
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JP4000849A
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Katsuyuki Takahashi
克幸 高橋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の作成者が文書処理システムで作成した
文書に対するメモ情報などの複数の編集情報を効率良く
まとめ、最終的な文書に効率良く再編集すること。 【構成】 作成済みの文書ファイルに対する内容変更、
削除等の変更操作に対して当該文書ファイルの変更操作
個所別に、変更操作種別および識別番号から成る編集情
報マークアップを挿入する第1の処理手段と、上記変更
操作の内容およびその変更操作に対するメモ情報を編集
情報として上記第1の処理手段が挿入した上記変更操作
種別および上記識別番号の情報と対応づけて保持する編
集情報保持手段とを設け、文書ファイル中の上記編集情
報マークアップを検出し、対応する変更操作の内容およ
びその変更操作に対するメモ情報、または編集情報保持
手段が保持している複数変更個所の編集情報で示される
範囲の文字列を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書処理システムに係
り、特に、作成した文書に対する多数の変更情報、メモ
情報等を効果的に交換・管理・調整しながら文書編集処
理を進めて行くための文書処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、富士通社の商品名「OASYS」
をはじめとする各種の文書処理システムが普及している
が、いずれも、主に個人で文書を作成、編集していく作
業を念頭において、文書の作成、編集、文書ファイルの
蓄積、清書印刷等を対話的に行う処理方式を採用してい
る。
【0003】この場合、かかる文書処理システムはそれ
ぞれの機種毎に独自の文書表現形式を定めており、この
形式にもとづく文書ファイルを生成するようにしている
のが一般的である。しかし、利用者の増加に伴い、最近
では、異なる文書処理システム間での文書ファイルの交
換を可能とするための文書表現形式が求められている。
【0004】そこで、ISO8879:SGML(Stractur
ed Generalized Markup Langage)などのように、文書
表現形式として文書構造を文書ファイルに記述するとい
った文書表現形式の標準化が進められている。尚、文書
処理と文書表現形式の関係については、例えば「OAの
ソフトウェア」(青山嘉彦編 オーム社 1985年4月)第
85ページ〜第95ページに、具体的な文書表現形式の紹介
やSGMLの詳細については例えば「SGML入門」
(Martin Bryan著 山崎俊一監訳 アスキー出版局 19
91年3月)に論じられている。
【0005】一方、作成した文書の変更あるいは校正作
業の効率化を狙ったものとして、例えば、特開昭63−
115263号公報に記載のように、原文の表示領域と
校正情報を表示する領域の間にガイダンス領域を設ける
ことで対話的な校正作業の効率化を図ったものなどがあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各種文書を
作成する場合、その内容について複数の担当者間で検討
しながら編集作業を進めていく場合が多い。例えば、プ
ロジェクトとして製品、政策/事業施策、研究などの検
討書、報告書などを作成または変更していく場合、プロ
ジェクトメンバのそれぞれが執筆あるいは審査する内容
を分担しあい、関連のある箇所をメンバ間でチェックし
あいながら作業を進めていく場合である。
【0007】文書処理システムを利用してこのような作
業を進めて行く場合、一度作成した文書についての変更
箇所、内容、理由、履歴などの変更情報や、コメントの
箇所、内容、コメンタ名等のメモ情報(以後、これらを
総称して編集情報と呼ぶ)を、メンバ間でやりとりする
必要がある。
【0008】しかしながら、上記従来の文書処理システ
ムでは、標準化した文書標準形式で作成した文書であっ
たとしても、上記した変更箇所、内容、理由、履歴など
の変更情報を文書の中に残すような処理を行っていない
ため、他のメンバに対して変更個所等を連絡するには、
変更した本文とは別に編集情報のリストなどを作成し、
これを蓄積媒体や電子メールを介してメンバ間で交換し
あい、各メンバがそれぞれ複数の編集情報リストの内容
を原文と照らし合わせながら調整して最終的な変更指示
を作成し、これに基づき本文を文書処理システムで再編
集するという作業手順をとらなければならない。
【0009】このため、変更内容を記すための原文の一
部写し書き作業、リスト作成の工数、多くの編集情報リ
ストの内容と原文の照らし合わせの不便さ、最終的な文
書再編集の手間など、作業効率が極めて悪いという問題
があった。
【0010】本発明の目的は、複数の作成者が文書処理
システムで作成した文書に対するメモ情報などの複数の
編集情報を効率良くまとめ、最終的な文書に効率良く再
編集することができる文書処理システムを提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、基本的には、変更、削除、追加等の編集操
作により、ディスプレイへの表示あるいは印刷のための
書式を定義するマークアップを含んだ文書ファイルを作
成・編集する文書処理システムにおいて、作成済みの文
書ファイルに対する内容変更、削除、追加等の変更操作
に対して当該文書ファイルの変更操作個所別に、変更操
作種別および識別番号から成る編集情報マークアップを
挿入する第1の処理手段と、上記変更操作の内容および
その変更操作に対するメモ情報を編集情報として上記第
1の処理手段が挿入した上記変更操作種別および上記識
別番号の情報と対応づけて保持する編集情報保持手段
と、文書ファイル中の上記編集情報マークアップを検出
し、対応する変更操作の内容およびその変更操作に対す
るメモ情報を表示する第2の処理手段、またはこの編集
情報保持手段が保持している複数変更個所の編集情報の
うち外部から指定された編集情報と同じ識別番号を持つ
文書ファイル中の編集情報マークアップを検出し、その
編集情報マークアップが存在する範囲の文字列を表示す
る第2の処理手段とを設けた。
【0012】さらに、同一名称の複数の文書ファイル関
する編集情報を併合する第3の処理手段を付加的に設け
た。
【0013】さらに、上記第3の処理手段によって併合
された編集情報に基づき該当する文書ファイルの内容を
変更する第4の処理手段を付加的に設けた。
【0014】
【作用】上記手段によれば、作成済みの文書ファイルに
対する内容変更、削除、追加等の変更操作に対して当該
文書ファイルの変更操作個所別に、変更操作種別および
識別番号から成る編集情報マークアップを挿入し、か
つ、挿入した上記変更操作種別および上記識別番号の情
報と対応づけて、変更操作の内容およびその変更操作に
対するメモ情報を編集情報として編集情報保持手段に保
持させておき、編集情報の参照操作、あるいは変更個所
の参照操作が行われた場合、第2の処理手段が変更操作
の内容およびその変更操作に対するメモ情報、あるいは
変更個所の文字列を表示する。
【0015】これによって、文書の変更個所と、どのよ
うな理由で誰がどのように変更したかなどを参照しなが
ら編集を進めることができる。
【0016】また、第3の処理手段によって同一名称の
複数の文書ファイル関する編集情報を併合し、さらに第
4の処理手段によってその併合された編集情報に基づき
該当する文書ファイルの内容を変更するので、複数の作
成者が文書処理システムで作成した文書に対するメモ情
報などの複数の編集情報を効率良くまとめ、さらに最終
的な文書に効率良く再編集することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づき詳細
に説明する。
【0018】図1は、通常の文書作成/編集などの文書
処理と、作成した文書の編集情報についての処理の両機
能を具備させた本発明の文書処理システムの一実施例を
示す全体構成図である。
【0019】図において、ユーザインタフェースとして
のディスプレイ101、プリンタ102、キーボード1
03、マウス104が設けられている。また、これらの
ユーザインタフェースに対して入出力制御部105を介
して接続され、通常の文書作成、編集等の文書処理を行
う文書処理部106と、変更個所に対する変更内容やメ
モ情報等の編集情報を処理する編集情報処理部115が
設けられている。
【0020】ここで、文書処理部106は、ユーザがデ
ィスプレイ101のウィンドウ上に表示される文書に対
して、カーソルを動かしながら対話的に文書編集を行っ
ていく一般的な文書処理機能を備え、さらに上記ウィン
ドウに表示している文書のページが第何ページである
か、カーソル位置は表示されているページの第何行目で
あるかを検知し、入出力表示部105を介して文書内容
とともディスプレイ101のウィンドウに表示する機能
を備えている。ユーザは、ディスプレイ101、プリン
タ102、キーボード103、マウス104を用いて、
必要な入出力情報を入出力制御部105を介して文書処
理部106と対話的に入出力し、文書の作成、編集、表
示、印刷を行う。このとき、編集対象とする文書ファイ
ルについては、一時記憶部107に新規に文書ファイル
を作成するか、あるいは既作成ファイルである場合は文
書データベース108より該当する文書ファイルを読出
し、一時記憶部107に複写して編集する。そして、一
時記憶部107に複写した文書ファイル対しその内容を
更新し、更新が終了したならば、その文書ファイルは文
書データベース108に再格納する。
【0021】一方、編集情報処理部115は、編集情報
ウィンドウ制御部109、編集情報表示処理部110、
編集情報文書処理部111、編集情報リスト制御部11
2、本文生成部113、編集情報文書生成部114から
構成されている。
【0022】編集情報処理部115は、前記文書処理部
106で作成した通常の文書ファイルから編集情報文書
ファイルを生成したり、編集情報文書ファイル自体の編
集、編集情報文書ファイルから通常の文書ファイルを生
成するという処理を行う。
【0023】この実施例では、文書データベース108
に、図2の詳細構成図に示すように、通常の文書ファイ
ル116と、これを原文書として作成した編集情報文書
ファイル117が格納されるようになっている。
【0024】編集情報文書ファイル117は、編集情報
文書ファイル名118、原文書識別名119、ビュー情
報部120、本文部121、編集情報リスト部122か
らなっている。
【0025】このうち、編集情報文書ファイル名118
には、文書データベース108において編集情報文書を
識別するための名称が付けられる。また、原文書識別名
119には、編集情報文書を作るための複写元の通常の
文書ファイル116の名称が格納される。さらに、ビュ
ー情報部120には、図3に示すように、ビュー情報テ
ーブル201が作成され、複数組の編集情報の各組にそ
れぞれに付けられる「A氏コメント」,「CPU関連」
などのビュー名称202と所定桁数の数値から表現され
たビュー管理番号203とが一対となって格納されるよ
うになっている。この場合、ビュー管理番号203は、
ビュー情報テーブル201の中で昇順に一意につけられ
る。
【0026】本文部121には、最初は、原文書識別名
119の示す複写元の通常の文書ファイル116のファ
イル内容がそのまま格納され、編集情報の処理を進める
に従い、この本文の文字情報の並びの変更箇所に編集情
報マークアップが埋めこまれていく。
【0027】編集情報リスト部122には、本文部12
1に埋め込まれている編集情報マークアップに関する情
報リストとして、図4に示すような構造の編集情報テー
ブル301が格納される。この編集情報テーブル301
は、ビュー管理番号203、ポインタ番号(識別番号)
302、変更指示種別303、変更・追加内容304、
理由・メモ等305、頁306、行307の各欄が列方
向に設けられ、行方向の編集情報レコードに編集情報が
格納されるようになっている。
【0028】ビュー管理番号203は、図3で示したビ
ュー管理テーブル201のビュー管理番号に対応してい
る。また、識別番号といてのポインタ番号302は、本
文部121に埋め込むマークアップと対応して管理さ
れ、当該編集情報レコードが本文部121中に埋め込ま
れたマークアップのどれに対応するかを示すようになっ
てる。
【0029】変更指示種別303は、本文部121で編
集情報マークアップを埋め込んだ箇所の編集指示の種別
を示すもので、この実施例においては「変更」、「削
除」、「追加」、「メモ」のうちいづれかを指定できる
ようになっている。
【0030】変更・追加内容304には、変更指示種別
303が「変更」または「追加」である場合、その内容
が格納される。また、理由・メモ等305には、本文部
121で編集情報マークアップを埋め込んだ箇所でのコ
メントや変更理由などを格納される。さらに頁306、
行307には、それぞれ本文部121で編集情報マーク
アップを埋め込んだ箇所が第何ページ目であるか、第何
行目であるかを格納するようになっている。
【0031】以上の構成において、まず、編集情報処理
部115において通常の文書ファイル116から編集情
報文書ファイル117を生成する処理について説明す
る。
【0032】まず、ユーザは、キーボード103または
マウス105を操作し、入出力制御部105を介して編
集情報文書ファイル117を生成することを指示する。
これによって、編集情報文書生成部114が起動され
る。
【0033】そこで、編集情報文書生成部114は、図
5に示すように、上部位置に「編集情報文書生成」と明
示された編集情報文書作成ウィンドウ401を編集情報
ウィンドウ制御部109を介してディスプレイ101に
表示する。ユーザは、この編集情報文書作成ウィンドウ
401に対し、キーボード103を操作し、これより生
成する編集情報文書ファイル名を編集情報文書名欄40
2に、また、これより生成する編集情報文書ファイルの
原文書とする通常の文書ファイル名を原文書名欄403
に記入し、実行指示を与える。
【0034】このとき、編集情報文書生成部114は、
原文書名欄403に記入された文書名に該当する通常の
文書ファイル116を文書データベース108より検索
し、一時記憶部107に複写する。さらに、編集情報文
書生成部114はこの複写した文書ファイル116を編
集情報文書ファイル117中の本文部121にも複写
し、この前後に編集情報文書ファイル名118、原文書
識別名119、ビュー情報部120、編集情報リスト部
122を追加して、編集情報文書ファイル117の文書
形式に適合した新たな編集情報文書ファイル117を生
成する。このとき、編集情報文書ファイル名欄118に
は、図5の編集情報文書名欄402に記入したファイル
名を、原文書識別名欄119には原文書名欄403に記
入された文書名を格納する。
【0035】こうして生成された編集情報文書ファイル
117は、入出力制御部105を介した操作によって文
書データベース108に格納される。
【0036】次に、作成した編集情報文書ファイル11
7の編集処理をするために、本文および編集情報のリス
トを編集情報文書ファイル117の内容から表示する処
理について説明する。
【0037】まずユーザは、入出力制御部105を介し
たキーボード103またはマウス104の操作によって
編集情報文書ファイル117を一時記憶部107に呼び
出す。
【0038】この一時記憶部107の編集情報文書ファ
イル117の本文の表示処理は、編集情報表示処理部1
10及び文書処理部106が行う。
【0039】編集情報表示処理部110は、編集情報文
書ファイル117の本文部121を読出し、さらに本文
部121にある本文中の編集情報マークアップを削除し
て通常文書ファイル116と全く同じファイル内容情報
として文書処理部106に送る。すると、文書処理部1
06では、通常の文書の表示処理と同様に、送られてき
た編集情報文書ファイル117の本文部121の内容を
入出力制御部105を介してディスプレイ101上の編
集情報文書ウィンドウ501に図6に示すように表示す
る。
【0040】この例では、編集情報文書ウィンドウ50
1内に設けた文書表示部502に、上記のように処理し
た本文部121の文書内容が表示される。そして同時
に、編集情報文書ウィンドウ501内に設けたコマンド
メニュー領域には、文書の表示頁を操作するための始頁
503、前頁504、次頁505からなるコマンドメニ
ューが表示され、さらにこのコマンドメニュー領域に隣
接した位置には、現在表示されているページが記号50
6で示す位置に、また、現在置かれているカーソルの行
が記号507で示す位置にそれぞれ表示される。
【0041】このような表示処理では、文書表示部50
2に表示される文書の内容は、通常の文書ファイル11
6を文書処理部106により表示したものと全く変わら
ない。
【0042】しかし、編集情報文書ウィンドウ501に
表示した文書に対し、その内容を変更することが可能な
ように、コマンドメニューとして、「変更」508、
「削除」509、「追加」510、「メモ」511が表
示される。この他に、「マージ」512、「本文生成」
513、「参照」514のコマンドメニューが表示され
る。
【0043】文書表示部502に表示された文書に対し
て編集情報に関する編集処理を加える場合、どのような
変更指示を行うかについては508〜511のコマンド
メニューにより指示する。「マージ」512は2つの編
集情報文書ファイル117より編集情報をマージするた
めのコマンド、「本文生成」513は編集情報文書ファ
イル117から通常の文書ファイル116を生成するた
めのコマンドである。「参照」514は、本文中に埋め
込まれた編集情報を後述する編集情報リストウィンドウ
601とともに参照していくためのコマンドである。
【0044】一方、編集情報リスト制御部112は、図
3および図4にそれぞれ示したビュー情報テーブル20
1及び編集情報テーブル301の内容を読み込み、編集
情報ウィンドウ制御部109を介して、図7に示すよう
な編集情報リストウィンドウ601をディスプレイ10
1に表示する。この編集情報リストウィンドウ601に
は、ビューリスト表示部602が設けられ、ビュー情報
テーブル201より読み込んだビュー名称202欄にあ
るビュー名称がリスト表示される。ユーザがこのビュー
リスト表示部602に表示されているある1つのビュー
名称をマウス104で指定すると、編集情報リスト制御
部112はこのビュー名称に対応するビュー管理番号を
ビュー情報テーブル201より検知し、編集情報テーブ
ル301より該当するビュー管理番号を持つ編集情報レ
コードだけ抽出し、図7の編集情報リスト表示部604
に表示する。また、コマンドメニュー「全表示」603
をマウスで指定した場合は、ビュー名称にかかわりな
く、編集情報テーブル301に格納されている編集情報
レコードの全部を抽出して編集情報リスト表示部604
に表示する。
【0045】編集情報リスト表示部604では、編集情
報テーブル301の内容をもとに、抽出した編集情報レ
コードについて、ビュー名605、箇所606、変更指
示種別607、理由・メモ等608を表示する。ビュー
名605には、編集情報リスト制御部112が、編集情
報テーブル301より抽出した編集情報レコードのビュ
ー管理番号203に対応するビュー名称202をビュー
情報テーブル201の内容の内容を参照して表示する。
また、箇所606には、編集情報テーブル301より抽
出した編集情報レコードの頁306、行307を「第x
xページ第xx行目」の形で表示する。さらに変更指示
種別607には、編集情報テーブル301より抽出した
編集情報レコードの変更指示種別303を表示する。理
由・メモ等608には、編集情報テーブル301より抽
出した編集情報レコードの理由・メモ等305を表示す
る。
【0046】なお、編集情報リストウインドウ601の
右下欄の「削除」609は、編集情報リスト604より
指定された編集情報のレコードを削除するためのコマン
ド領域であり、現在表示されている編集情報リスト60
4の中で削除したい編集情報のレコードをマウス104
で指定した後、このコマンド領域を指定すると、編集情
報リスト制御部112が、編集情報テーブル301の該
当する編集情報のレコードのポインタ番号を検知し、こ
れを編集情報文書処理部111へ通知する。この通知を
受けた編集情報文書処理部111は、編集情報文書ファ
イル117の本文部121にあるポインタ番号に該当す
る編集情報のマークアップを検知して削除する。さら
に、編集情報リスト制御部112は、編集情報テーブル
3011の該当する編集情報のレコードを削除する。
【0047】また、「参照」610は編集情報リスト6
04より指定された編集情報のレコードに該当する本文
のページを編集情報文書ウィンドウ501に表示するた
めのコマンド領域である。
【0048】次に、表示された編集情報文書ウィンドウ
501および編集情報リストウィンドウ601を操作し
て、編集情報文書ファイル117の内容を編集する処理
の仕組について説明する。
【0049】図8は、編集情報文書ウィンドウ501に
表示される文書の一部701である。ここでは、「<産
業上の利用分野>」702の箇所は倍角文字列となって
いる。
【0050】図9は、図1に示した文書ファイル117
について、編集情報のマークアップが未だ埋め込まれて
いない、書式情報マークアップのみを埋め込んだ形態で
保持されている本文部121の文字情報の並びを示して
おり、1マスは1文字分(2バイト)に対応している。
この例では、文字コード「%01」801は改行を示すマー
クアップ、文字コード「%12」802は倍角文字列の先頭
を示すマークアップ、文字コード「%13」803は倍角文
字列の終了を示すマークアップであり、この文書ファイ
ルが印刷または表示されるときにはそれぞれの書式に関
する処理がおこなわれる。本例では「%」が先頭につい
た文字コードについては、書式を規定するマークアップ
であると想定している。尚、「(空白)」806は空白
を表す文字コードである。
【0051】この図8の文書ファイルに対して、「<産
業上の利用分野>」702の箇所の「利用」を「応用」
に変え、「<産業上の応用分野>」と変更する作業を例
にあげ、編集情報を付加していく処理の仕組について説
明する。
【0052】まず、ユーザは、この文字列702中の
「利用」を編集処理の対象とするため、カーソルにより
範囲指定する。このとき、カーソルで範囲として始まり
が「利」804、終わりが「用」805の位置をポイン
トする。さらにユーザは、この範囲の内容を変更するこ
とを指示するため、図6にあるコマンドメニュー「変
更」508をマウス104でクリックする。すると、こ
の操作を編集情報ウィンドウ制御部109が検知し、図
11のような変更・追加内容ウィンドウ1001を表示
する。このウィンドウ1001には、「変更」あるいは
「追加」のコマンドメニューがクリックされたときに
は、変更あるいは追加する文の内容を入力する変更・追
加文書入力領域1002が設けられており、カーソル1
003より入力していく。ここでは、「利用」を「応
用」に変更するため、「応用」1004と入力されてい
る。
【0053】さらに、ビュー名称入力領域1005にビ
ュー名称を指定し、理由・メモ入力領域1006に理由
・メモ事項があればこれを入力し、完了コマンド100
7をクリックする。すると、編集情報ウィンドウ制御部
109はこのウィンドウ1001を消去し、これまでの
入力内容を編集情報リスト制御部112に送る。
【0054】編集情報リスト制御部112では、この内
容をもとに、ビュー情報テーブル201、編集情報テー
ブル301に新たなレコードを追加する。このとき、図
11のビュー名称入力領域1005に入力されたビュー
名称がビュー情報テーブル201にあれば、ビュー情報
テーブル201に新たなレコードは追加されることな
く、編集情報テーブル301にのみ新たなレコードが追
加される。
【0055】また、ポインタ番号302の欄について
は、付加する上のレコードのポインタ番号に「1」を付
加した番号を新たなレコードのポインタ番号として自動
的に付ける。本例では、ビューについてはビュー番号0
001のビュー名称と同じであり、また、ポインタ番号
としては、編集情報テーブル301の最後尾であった
「0020」の後ろに「0021」として新たなレコードが
図4に示すように付加される。
【0056】また、変更指示種別303にはこの編集内
容が変更であることから「変更」が、変更追加内容30
4及び理由・メモ等305には変更・追加内容ウィンド
ウ10001に入力された内容がそれぞれ格納される。
これとともに、編集情報リスト制御部112は、ビュー
情報テーブル201及び編集情報テーブル301に新た
に追加されたレコードの内容を編集情報リストウィンド
ウ601に表示する。
【0057】一方、これらの処理が完了すると同時に、
入出力制御部105では、文書処理部106より送られ
検知している現在の表示ページと「利」804のカーソ
ルのある行位置とカーソル指定範囲の文字情報の並びの
中の位置情報を、編集情報文書処理部111に送る。編
集情報文書処理部111では、これらの情報と、編集情
報テーブル301に格納されたビュー管理番号、ポイン
タ番号、変更指示種別の内容を読み込み、これらの情報
をもとに、本文部121にある文字情報の並びに対し
て、カーソル範囲の始め「利」804の前、及びカーソ
ル範囲終わりの「用」805の後ろに、編集情報マーク
アップを生成する。
【0058】図10は、図9に示した内容の文書ファイ
ルについて編集情報のマークアップを埋め込んだ例を示
すもので、編集情報マークアップは、編集情報コード9
01を先頭として、ビューコード902、ポインタコー
ド903の3文字分のバイトより構成され、本文中に埋
めこまれる。
【0059】編集情報コード901は、901は変更指示
種別が「変更」のはじまりである場合、文字コード「@
c1」で表され、編集情報テーブル301中の変更指示種
別303の内容が「変更」であることを変更情報文書処
理部111が検知して生成する。ビューコード902に
は、ビュー情報テーブル201で記したビューのどれと
対応する編集情報であるかを示すため、ビュー管理番号
203の番号「0001」が格納される。ポインタコー
ド903には、編集情報テーブル301のポインタ番号
302にあるポインタ番号「0021」が格納される。
【0060】変更指示種別が「変更」と指定された文字
情報の並びの範囲の終わりである場合、ことを示す編集
情報コード904として、文字コード「@c2」が生成さ
れる。この後に、「0001」というビューコード90
5、「0002」というポインタコード906が続き、
それぞれ文字コードに対応した内容が格納され、編集情
報文書処理部111で本文部121が処理されるとき、
ビューコードとポインタコードの一致するこの2組の編
集情報マークアップが一対であることを示す。
【0061】編集情報マークアップの対は、ポインタ番
号によって一意に決められる。
【0062】次に、1つの通常文書ファイル116を原
文書として生成された複数の編集情報文書ファイルにつ
いて、一方の編集情報文書にビューを単位として編集情
報をマージする仕組みについて説明する。
【0063】この場合、図6の編集情報文書ウィンドウ
501を表示した時のコマンドメニュー「マージ」51
2をマウス104でクリックする。すると、編集情報ウ
ィンドウ制御部109は、文書データベース108の編
集情報文書ファイル117のリストをディスプレイ10
1に表示する。そこで、このうちの一つの文書をユーザ
が指定すると、一時記憶部107に該当する編集情報文
書ファイル117が読び出され、編集情報リスト制御部
112が図7と同様なその文書についての編集情報ウィ
ンドウ601を表示する。この編集情報ウィンドウ60
1中のビューリスト602の内のいくつかを指定する
と、編集情報文書処理部111および編集情報リスト制
御部112により、それらのビューに該当する編集情報
がもとの編集情報文書ファイル117にマージされる。
【0064】ここで、編集情報文書ファイルAに編集情
報文書ファイルBの編集情報をマージする場合を例とし
て、このマージ処理の動作の流れを図12および図13
の処理フローに沿って説明する。
【0065】まず、編集情報文書AとBが同一の通常文
書ファイル116より生成されたものかどうかをチェッ
クするため、編集情報リスト制御部112は、A、B両
編集情報文書ファイルの原文書識別名119(図2)が
一致するかをチェックする(ステップ1101)。一致しな
い場合、原文書が同一でないことを述べて処理エラーで
あることを編集情報ウィンドウ制御部109を介してデ
ィスプレイ101に表示して宣言し(ステップ1116)、
処理を終了する(ステップ1117)。
【0066】一致した場合、以下のような、B文書の編
集情報をA文書の編集情報文書ファイルにマージする処
理を行う。まず、編集情報リスト制御部112は、B文
書のビュー管理番号をA文書のビュー管理番号に続き番
号でA文書のビュー情報テーブル201に格納できるよ
うにするために、図14に示すようなビュー管理番号変
換テーブル1201及び、図15に示すようなポインタ
番号変換テーブル1301を一時記憶部107に生成す
る(ステップ1102)。
【0067】編集情報リスト制御部112は、A文書の
ビュー情報テーブル201のビュー管理番号203の最
後の番号を検知し、これに「1」加えたものを、B文書
よりマージすることを指定されたビュー管理番号の先頭
に対応付け、以後B文書のマージすることを指定された
ビュー管理番号について最後まで通番を付加する。
【0068】図14のビュー管理番号変換テーブル12
01の例では、A文書のビュー管理番号の最後は「00
08」であり、B文書のマージすることを指定されたビ
ュー管理番号「0001」,「0004」,「0006」,
「0007」はA文書のビュー管理番号の「0009」以降
になるように、A文書ビュー管理番号1202欄とB文
書ビュー管理番号1203欄に対にしてビュー管理番号
変換テーブル1201として生成する。
【0069】図15のポインタ番号変換テーブル130
1の例では、A文書のポインタ番号の最後は「0086」
であり、B文書のマージすることを指定されたビュー管
理番号「0001」,「0004」,「0006」,「000
7」に該当するレコードをB文書の編集情報テーブル3
01より抽出し、そのレコードはA文書ポインタ番号の
「0087」以後に順次通番で割当てられるように、A文
書ポインタ番号1302欄とB文書ポインタ番号130
3欄に対にしてポインタ番号変換テーブル1301を生
成している。
【0070】次に、制御情報リスト制御部112は、A
文書のビュー情報テーブル201へB文書のマージする
ことを指定されたビュー情報をマージする(ステップ11
03)。本例では、A文書のビュー情報テーブル201の
ビュー管理番号「0009」以下「0012」まで、新たな
4つのビュー情報のレコードが付加される。さらに、制
御情報リスト制御部112は、A文書の編集情報テーブ
ル301にB文書のマージすることを指定された編集情
報をマージする(ステップ1104)。本例では、B文書の
編集情報テーブル301より、ビュー管理番号203が
「0001」,「0004」,「0006」,「0007」であ
るレコードを抽出し、それぞれビュー管理番号変換テー
ブル12011及びポインタ番号変換テーブル1301
に従いビュー管理番号及びポインタ番号を変換し、A文
書の編集情報テーブル301の最後尾のレコード以降に
追加される。
【0071】次は、編集情報文書処理部111により、
本文部121にある文書情報の並びについて、A文書の
ファイルにB文書の指定された編集情報マークアップを
マージする。まず、編集情報文書処理部111は、B文
書の本文部の文字情報の並びから1コード分読み込む
(ステップ1105)。これについて、編集情報文書処理部
111は、これが文書の終わりの書式マークアップでな
いことをチェックする(ステップ1106)。
【0072】文書の終わりのマークアップである場合、
編集情報文書処理部111は、編集情報ウィンドウ制御
部109を介してマージ処理が終了したことをディスプ
レイ101に表示し(ステップ1115)、処理を終了する
(ステップ1117)。
【0073】編集情報文書処理部111は、これが文書
の終わりのマークアップでない場合は、編集情報コード
であるかどうかをチェックする(ステップ1107)。編集
情報コードでない場合、編集情報文書処理部111はA
文書の本文部121の文字情報の並びを1コード分読み
込み(ステップ1112)、これが編集情報コードであるか
チェックする(ステップ1113)。これが編集情報コード
でなければ、次のB文書の文字情報の並びの1コード分
を読み込む処理に戻る(ステップ1105)。しかし、編集
情報コードであれば、編集情報文書処理部111はA文
書をさらに2コード分読み進め(ステップ1114)、A文
書の1コード分を読み込み、ステップ1112の処理に戻
る。
【0074】ステップ1107で読み込んだコードが編集情
報コードである場合、B文書の文字情報の並びよりさら
に2コード分読み込む(ステップ1108)。そして、編集
情報文書処理部111は読み込んだ3コード分について
マージすることを指定されたビューの編集情報マークア
ップであるかどうかを、ビュー管理番号変換テーブル1
201のB文書ビュー管理番号1203欄を参照してチ
ェックする(ステップ1109)。指定されたビューでなけ
れば、A文書を読み込む処理に移る(ステップ1112)。
【0075】しかし、指定されたビューに該当する場
合、ステップ1108で読み込んだB文書のビュー管理番
号、ポインタ番号を、それぞれビュー管理番号変換テー
ブル1201、ポインタ番号変換テーブル13011を
参照して変換し(ステップ1110)、A文書の該当箇所に
ビュー管理番号、ポインタ番号の編集情報マークアップ
を生成し(ステップ1111)、再びB文書の文字情報の並
びの読み込み処理に戻る(ステップ1105)。これをステ
ップ1106で文書の終了が検知されるまで繰り返す。
【0076】次に、編集情報文書ファイル117につい
て、作成された編集情報を参照していくときの処理の仕
組みについて説明する。方法としては、編集情報文書で
文書のある範囲内にかかわる編集情報リストがどれであ
るかを参照する方法と、編集情報リストの1つのレコー
ドを指定してこれに該当する編集情報文書の箇所を検索
し表示する方法の2つがある。
【0077】前者の場合、ユーザは図6の編集情報文書
ウィンドウ501中に表示される編集情報文書のある範
囲をカーソルで指定し、「参照」コマンド514をマウ
ス104でクリックする。すると、編集情報文書処理部
111は編集情報マークアップ生成時と同様に入出力制
御部105を介してカーソル範囲を検知し、更にこの範
囲内にある文字情報の並びの中の編集情報マークアップ
を検知し、該当する編集情報マークアップのポインタ番
号を編集情報リスト制御部112へ送る。
【0078】編集情報リスト制御部112では、図7の
編集情報リスト604に表示している編集情報のレコー
ドのうち、編集情報文書処理部111より受け取ったポ
インタ番号を持つものについては編集情報ウィンドウ制
御部109を介して反転表示する。
【0079】これにより、編集情報文書ウィンドウ50
1でカーソルにより範囲指定した中にある編集情報につ
いての編集情報レコードは、編集情報リスト604で反
転表示されることになる。
【0080】一方、後者の場合、ユーザは編集情報リス
ト604のうち参照しようとする編集情報のレコードを
カーソルで指定し、「参照」コマンド610をクリック
する。すると、編集情報リスト制御部112は編集情報
テーブル301を参照して指定された編集情報のレコー
ドに該当するポインタ番号を検知し、編集情報文書処理
部111に送る。編集情報文書処理部111では、この
ポインタ番号に係わる編集情報マークアップが埋め込ま
れている箇所を本文部121の文字情報の並びより検知
し、変更や削除など編集情報の該当箇所が範囲として指
定されているときには、その範囲中の文字すべてを、ま
た挿入など一箇所で該当箇所が指定されているときに
は、編集情報マークアップの次の文字コードにあたる箇
所(ただし、書式マークアップに該当するものはのぞ
く)を表示色属性を別の色に変えて文書処理部106を
介してディスプレイ101に表示する。
【0081】また同時に、編集情報リスト制御部112
は、編集情報テーブル301を参照して「頁」306
(図4)を検知し、編集情報ウィンドウ制御部109を
介して入出力制御部105に通知する。入出力制御部1
05は、文書処理部106より表示される文書のページ
を、編集情報リスト制御部112より受け取ったページ
に変更する。これにより、編集情報リスト604で指定
した編集情報のレコードに該当する変更箇所のページが
図6の編集情報文書ウィンドウ501に表示され、しか
も、編集情報に該当する箇所は文書中で他の文字と別色
で表示される。
【0082】次に、編集情報文書ファイル117につい
て、編集情報を各文書からマージし、さらに最終的にま
とめられた編集情報を文書変更指示として用いて、本文
部121にある文書情報を再構成し、通常文書ファイル
116として生成する処理の仕組みについて、図16お
よび図17のフローチャートを参照して説明する。
【0083】まず、ユーザが図6の編集情報ウィンドウ
501が表示されている時に、コマンドメニュー「本文
生成」513をマウス104によってクリックすると、
本文生成部113は、現在処理対象となっている編集情
報文書ファイル117の本文部121の文書情報の再構
成処理を以下の手順によって行う。すなわち、本文生成
部113は、通常文書形式のファイルを一時記憶部10
7に生成する(ステップ1401)。そして、本文生成部1
13は、本文部121にある文書情報の並びより1コー
ド分読み込み(ステップ1402)、これが文書終了の書式
マークアップではないことをチェックする(ステップ14
03)。文書の終わりのマークアップである場合には、本
文生成部113は編集情報ウィンドウ制御部109を介
して通常文書ファイル116の生成処理が終了したこと
を示す終了宣言をディスプレイ101に表示し(ステッ
プ1412)、生成された通常文書ファイル116を文書デ
ータベース108に格納し(ステップ1413)、処理を終
了する(ステップ1414)。
【0084】しかし、本文生成部113は、ステップ14
03において文書の終わりのマークアップでない場合は、
これが削除、変更、追加の編集情報コードであるかどう
かチェックする(ステップ1404)。削除、変更、追加の
編集情報コードでない場合には、さらに文字情報の並び
の次の1コードを読み込む処理に移る(ステップ140
2)。しかし、削除、変更、追加の編集情報コードであ
る場合は、更に次の2コード分を読み込む(ステップ14
05)。そして、読み込んだ3コード分よりなる編集情報
マークアップが「追加」の変更指示のものであるかどう
かをチェックする(ステップ1406)。「追加」の編集情
報マークアップであれば、編集情報テーブル301の内
容を参照し、本文部121の文書情報の並びの該当箇所
に、変更・追加内容304の欄にある内容を追加する
(ステップ1407)。そして、更に次の1コード分読み込
みの処理にもどる(ステップ1402)。
【0085】しかし、「追加」でなければ、ステップ14
02で読み込んだ次の削除、変更、追加の編集情報コード
が現れるまで文字情報の並びを読む進める(ステップ14
08)。そして、検索された編集情報マークアップについ
て、ステップ1402で読み込んだ編集情報のポインタ番号
コードと一致するかをチェックする(ステップ1409)。
これが一致する場合、本文生成部113は編集情報テー
ブル301を参照して、削除/変更処理を行う(ステッ
プ1410)。
【0086】変更処理の場合は、本文部121の該当範
囲箇所の文書を一度削除し、新たに変更・追加内容30
4の欄にある内容を本文のこの箇所に埋め込む。
【0087】削除処理の場合は、本文部121の該当範
囲箇所の文書を削除する。そして、さらに文字情報の並
びの次の1コード分を読み込む処理にもどって処理を進
めていく(ステップ1402)。この処理は、ステップ1403
により文書終了の書式マークアップが検知されるまで続
けられる。
【0088】一方、ステップ1409のチェックでポインタ
番号が不一致なものが出てきた場合、本文については同
一箇所で重複する変更指示があることになり、一意の文
書再構成ができない。このため、本文生成部113は、
編集情報ウィンドウ制御部109を介して、ディスプレ
イ101に、本編集情報文書ファイルは同一箇所で重複
する変更指示があるために文書再構成できない事を表示
し(ステップ1411)、処理を終了する(ステップ141
4)。
【0089】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、次のような効果がある。
【0090】第1に、編集情報文書として本文の変更箇
所とポインタ番号によってリンクした編集情報リストを
もつ文書を作成し、この編集情報のリストと本文とをそ
れぞれを別のウィンドウに表示していることで、本文か
ら編集情報リスト、編集情報リストから本文といった具
合に、双方向に変更箇所のディスプレイ上での参照が可
能になる。
【0091】第2に、変更個所の見出しに相当するビュ
ーという概念を設け、本文中の編集情報マークアップお
よび編集情報テーブル、ビュー情報テーブルを複数の編
集情報文書ファイル間で併合する機能を設けたことによ
り、編集情報文書間でビューを単位とした一括的な編集
情報の交換と集計が可能になる。
【0092】第3に、編集情報文書では、本文部につい
て原文書の文字情報の並びとしてのコード情報を変更、
削除することなく、編集情報マークアップを加えるのみ
で編集情報を保持するため、原文書の文字情報の並びを
基準として、編集情報の埋め込み、マージ、さらに編集
情報マークアップを無視することによる通常の文書ファ
イルと同様の文書処理部106をそのまま用いた文書表
示などが可能である。
【0093】第4に、編集情報文書から通常文書の作成
の際、編集情報は原文書に対して差分的に管理されてい
るため、編集情報リストの内容を何度も削除したり加え
たりすることが可能であり、編集情報の組合せに応じた
通常文書の再作成を何度も行うことができる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
作成済みの文書ファイルの変更個所に関する編集情報と
変更個所とをポインタによりリンクさせ、このリンクを
利用して編集情報とこれに該当する本文の変更箇所を相
互に参照しながら文書の変更指示等を作成、編集してい
くことができるため、文書の変更個所と、どのような理
由で誰がどのように変更したかなどを参照しながら効率
的に編集を進めることができる。
【0095】さらに、編集情報を複数の編集情報間で併
合できるようにしたので、複数の作成者によって作成さ
れた同一名称の文書に関する変更指示、コメントなどを
簡単に集計することができる。
【0096】また、そのまとめられた変更指示をもとに
自動的に原文書の再構成を行うことができる。このた
め、通常ではまとめられた変更指示のリストにもとづき
原文書を手作業で再編集していく作業を大幅に軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による編集情報付きの文書を処理する
システムの一実施例を示すブロック図である。
【図2】 図1における文書データベースの詳細構成図
である。
【図3】 実施例におけるビュー情報テーブルの構成と
内容の一例を示す説明図である。
【図4】 実施例における編集情報テーブルの構成と内
容の一例を示す説明図である。
【図5】 実施例における編集情報文書生成ウィンドウ
の表示例を示す説明図である。
【図6】 実施例における編集情報文書ウィンドウのデ
ィスプレイへの表示例を示す説明図である。
【図7】 実施例における編集情報リストウィンドウの
表示例を示す説明図である。
【図8】 編集情報文書ウィンドウに表示される一部の
文書内容の表示例を示す説明図である。
【図9】 編集情報マークアップが埋め込まれていない
文字情報の並びの一例を示す説明図である。
【図10】 編集情報マークアップを埋め込んだときの
文字情報の並びの一例を示す説明図である。
【図11】 変更・追加内容ウィンドウの表示例を示す
説明図である。
【図12】 複数の編集情報文書間での編集情報のマー
ジ処理動作の流れの前半部分を示すフローチャートであ
る。
【図13】 図12の続きの処理を示すフローチャート
である。
【図14】 ビュー管理番号変換テーブルの内容の一例
を示す説明図である。
【図15】 ポインタ番号変換テーブルの内容の一例を
示す説明図である。
【図16】 編集情報文書から通常の文書を生成すると
きの処理動作の流れの前半部分を示すフローチャートで
ある。
【図17】 図16の続きの処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
101…ディスプレイ、102…プリンタ、103…キ
ーボード、104…マウス、105…入出力制御部、1
06…文書処理部、107…一時記憶部、108…文書
データベース、109…編集情報ウインドウ制御部、1
10…編集情報表示処理部、111…編集情報文書処理
部、112…編集情報リスト制御部、113…本文生成
部、114…編集情報文書生成部、115…編集情報処
理部、116…通常文書ファイル、117…編集情報文
書ファイル、120…ビュー情報部、121…本文部、
122…編集情報リスト部、201…ビュー情報テーブ
ル、301…編集情報テーブル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変更、削除、追加等の編集操作により、
    ディスプレイへの表示あるいは印刷のための書式を定義
    するマークアップを含んだ文書ファイルを作成・編集す
    る文書処理システムにおいて、作成済みの文書ファイル
    に対する内容変更、削除、追加等の変更操作に対して当
    該文書ファイルの変更操作個所別に、変更操作種別およ
    び識別番号から成る編集情報マークアップを挿入する第
    1の処理手段と、上記変更操作の内容およびその変更操
    作に対するメモ情報を編集情報として上記第1の処理手
    段が挿入した上記変更操作種別および上記識別番号の情
    報と対応づけて保持する編集情報保持手段と、文書ファ
    イル中の上記編集情報マークアップを検出し、対応する
    変更操作の内容およびその変更操作に対するメモ情報を
    表示する第2の処理手段とを備えたことを特徴とする文
    書処理システム。
  2. 【請求項2】 変更、削除、追加等の編集操作により、
    ディスプレイへの表示あるいは印刷のための書式を定義
    するマークアップを含んだ文書ファイルを作成・編集す
    る文書処理システムにおいて、作成済みの文書ファイル
    に対する内容変更、削除、追加等の変更操作に対して当
    該文書ファイルの変更操作個所別に、変更操作種別およ
    び識別番号から成る編集情報マークアップを挿入する第
    1の処理手段と、上記変更操作の内容およびその変更操
    作に対するメモ情報を編集情報として上記第1の処理手
    段が挿入した上記変更操作種別および上記識別番号の情
    報と対応づけて保持する編集情報保持手段と、この編集
    情報保持手段が保持している複数変更個所の編集情報の
    うち外部から指定された編集情報と同じ識別番号を持つ
    文書ファイル中の編集情報マークアップを検出し、その
    編集情報マークアップが存在する範囲の文字列を表示す
    る第2の処理手段とを備えたことを特徴とする文書処理
    システム。
  3. 【請求項3】 同一名称の複数の文書ファイル関する編
    集情報を併合する第3の処理手段をさらに設けたことを
    特徴とする請求項1または2記載の文書処理システム。
  4. 【請求項4】 上記第3の処理手段によって併合された
    編集情報に基づき該当する文書ファイルの内容を変更す
    る第4の処理手段をさらに設けたことを特徴とする請求
    項3記載の文書処理システム。
  5. 【請求項5】 上記識別番号は、変更個所別の見出しに
    相当する情報と関連づけて管理されていることを特徴と
    する請求項1ないし4記載のいずれかの文書処理システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990003422A1 (en) * 1988-09-28 1990-04-05 Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha Slider
JP2003036264A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Sangikyou:Kk マニュアル提供装置及びその方法

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WO1990003422A1 (en) * 1988-09-28 1990-04-05 Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha Slider
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