JPH05180984A - 燃料集合体の組立方法およびこれに使用する装置 - Google Patents
燃料集合体の組立方法およびこれに使用する装置Info
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- JPH05180984A JPH05180984A JP3293437A JP29343791A JPH05180984A JP H05180984 A JPH05180984 A JP H05180984A JP 3293437 A JP3293437 A JP 3293437A JP 29343791 A JP29343791 A JP 29343791A JP H05180984 A JPH05180984 A JP H05180984A
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料棒への傷の発生を減少させることができ
る燃料集合体の組立方法およびこれに使用する組立装置
を提供する。 【構成】 支持格子4どうしを接近させた状態で燃料棒
6を挿通させているので、燃料棒6先端の下降量をきわ
めて小さくすることができ、燃料棒6先端と支持格子4
との干渉や、燃料棒6下面と支持格子4との干渉を防止
し、燃料棒6への傷の発生を減少させることができる。
る燃料集合体の組立方法およびこれに使用する組立装置
を提供する。 【構成】 支持格子4どうしを接近させた状態で燃料棒
6を挿通させているので、燃料棒6先端の下降量をきわ
めて小さくすることができ、燃料棒6先端と支持格子4
との干渉や、燃料棒6下面と支持格子4との干渉を防止
し、燃料棒6への傷の発生を減少させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加圧水型軽水炉等の原
子炉に装荷される燃料集合体の組立方法およびこの方法
に使用する組立装置に関するものである。
子炉に装荷される燃料集合体の組立方法およびこの方法
に使用する組立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、燃料集合体としては、図6に
示すものが知られている。
示すものが知られている。
【0003】この図において、符号1および2は、上下
方向に離間して対向配置された上部ノズルおよび下部ノ
ズルを示し、これら上部ノズル1と下部ノズル2との間
には、複数の制御棒案内管3が渡されて固定されてい
る。これら制御棒案内管3の中途部には、複数の支持格
子4が上下方向に互いに離間して取り付けられている。
方向に離間して対向配置された上部ノズルおよび下部ノ
ズルを示し、これら上部ノズル1と下部ノズル2との間
には、複数の制御棒案内管3が渡されて固定されてい
る。これら制御棒案内管3の中途部には、複数の支持格
子4が上下方向に互いに離間して取り付けられている。
【0004】前記支持格子4は、図7ないし図9に示す
ように、複数の薄板帯状のストラップ7を、その長手方
向に等間隔で形成されたスリット8を互いに嵌め合わす
ことにより互いに直交させ格子状に組んで内部に多数の
格子空間5を形成したものであり、これら格子空間5を
形成する壁面には、燃料棒6を支持するためのディンプ
ル9とスプリング10とが互いに対向して形成されてい
る。そして、格子空間5に挿通された燃料棒6は、スプ
リング10によりディンプル9に押圧されて支持されて
いる。
ように、複数の薄板帯状のストラップ7を、その長手方
向に等間隔で形成されたスリット8を互いに嵌め合わす
ことにより互いに直交させ格子状に組んで内部に多数の
格子空間5を形成したものであり、これら格子空間5を
形成する壁面には、燃料棒6を支持するためのディンプ
ル9とスプリング10とが互いに対向して形成されてい
る。そして、格子空間5に挿通された燃料棒6は、スプ
リング10によりディンプル9に押圧されて支持されて
いる。
【0005】ところで、こうした燃料集合体において、
格子空間5に燃料棒6を挿通する手段としては、複数
(通常は8個程度)の支持格子4を、その格子空間5を
水平方向に向けた状態で、所定間隔を保って水平方向に
一列に配置し、この支持格子4にキーを挿入して、スプ
リング10を格子空間5から退避させた後、格子空間5
内に、水平方向に配置された多数の燃料棒6を挿通し
て、燃料集合体を組み立てるようにしている。
格子空間5に燃料棒6を挿通する手段としては、複数
(通常は8個程度)の支持格子4を、その格子空間5を
水平方向に向けた状態で、所定間隔を保って水平方向に
一列に配置し、この支持格子4にキーを挿入して、スプ
リング10を格子空間5から退避させた後、格子空間5
内に、水平方向に配置された多数の燃料棒6を挿通し
て、燃料集合体を組み立てるようにしている。
【0006】ところで、一般に使用されている燃料棒
は、全長4m弱、外径10mm程度の円筒状のジルカロ
イ被覆管から構成されているため、前記した従来の手段
においては、燃料棒6を水平方向に挿通させる際に、燃
料棒6の自重によってその先端が下降し、燃料棒6の先
端と支持格子4とが干渉したり、また、燃料棒6の下面
と支持格子4とが摺れ合うために、燃料棒6に傷(いわ
ゆるスクラッチ)が発生することがあるという問題があ
った。
は、全長4m弱、外径10mm程度の円筒状のジルカロ
イ被覆管から構成されているため、前記した従来の手段
においては、燃料棒6を水平方向に挿通させる際に、燃
料棒6の自重によってその先端が下降し、燃料棒6の先
端と支持格子4とが干渉したり、また、燃料棒6の下面
と支持格子4とが摺れ合うために、燃料棒6に傷(いわ
ゆるスクラッチ)が発生することがあるという問題があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、燃料棒への傷の発生を減少さ
せることができる燃料集合体の組立方法およびこれに使
用する組立装置を提供することを目的とするものであ
る。
に鑑みてなされたもので、燃料棒への傷の発生を減少さ
せることができる燃料集合体の組立方法およびこれに使
用する組立装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る組立方法
は、複数の支持格子を予め接近させて配置し、燃料マガ
ジンに収納された燃料棒を、一側の支持格子から他側の
支持格子に向けて順次挿通した後、燃料マガジンから燃
料棒を抜き出すとともに、複数の支持格子どうしを、所
定の間隔まで離間させる構成とされている。請求項2に
係る組立装置は、前記した組立方法に用いるもので、他
側に配置された支持格子に取り付けられて、この他側の
支持格子と燃料棒とを固定する固定機構と、複数の支持
格子をそれぞれ他側方向へ移動させる移動機構と、複数
の支持格子をそれぞれ位置決めしてたがいに離間させる
位置決め機構とを備えている構成となっている。
は、複数の支持格子を予め接近させて配置し、燃料マガ
ジンに収納された燃料棒を、一側の支持格子から他側の
支持格子に向けて順次挿通した後、燃料マガジンから燃
料棒を抜き出すとともに、複数の支持格子どうしを、所
定の間隔まで離間させる構成とされている。請求項2に
係る組立装置は、前記した組立方法に用いるもので、他
側に配置された支持格子に取り付けられて、この他側の
支持格子と燃料棒とを固定する固定機構と、複数の支持
格子をそれぞれ他側方向へ移動させる移動機構と、複数
の支持格子をそれぞれ位置決めしてたがいに離間させる
位置決め機構とを備えている構成となっている。
【0009】
【作用】本発明の方法によれば、支持格子を接近させた
状態で燃料棒を支持格子に挿通させているので、燃料棒
先端の下降量をきわめて小さくすることができ、燃料棒
先端と支持格子との干渉や、燃料棒下面と支持格子との
干渉を防止し、燃料棒への傷の発生を減少させることが
できる。
状態で燃料棒を支持格子に挿通させているので、燃料棒
先端の下降量をきわめて小さくすることができ、燃料棒
先端と支持格子との干渉や、燃料棒下面と支持格子との
干渉を防止し、燃料棒への傷の発生を減少させることが
できる。
【0010】
【実施例】本発明の組立装置の実施例を図1〜図5に基
づいて説明する。なお、本実施例の装置の説明において
は、前記した燃料集合体と共通する部材については同一
符号を付して詳細についての説明を省略する。
づいて説明する。なお、本実施例の装置の説明において
は、前記した燃料集合体と共通する部材については同一
符号を付して詳細についての説明を省略する。
【0011】本例の組立装置は、多数の燃料棒6が内部
に並列に収納された略直方体状の燃料マガジン20と、
この燃料マガジン20を下方から支持する2つの架台3
0と、前記燃料マガジン20内に収納された燃料棒6の
一側(図1中左側)に取り付けられて、この燃料棒を他
側(図1中右側)方向へ押し出す押出し機構40と、前
記燃料マガジン20の他側に一列に配置されて、内部に
支持格子4を着脱自在に保持する9個の支持体50と、
他端に位置する支持体50の他面(図1中右側の面)に
取り付けられて、この他側の支持体50と燃料棒6とを
固定することによって、支持格子4と燃料棒6とを固定
する固定機構60と、前記支持体50の下面側に配置さ
れて、これらの支持体50をそれぞれ他側方向へ移動さ
せる移動機構70と、この移動機構70と前記支持体5
0との対向する面に突設されて、前記各支持格子4をそ
れぞれ位置決めしてたがいに離間させる位置決め機構8
0とから構成されている。
に並列に収納された略直方体状の燃料マガジン20と、
この燃料マガジン20を下方から支持する2つの架台3
0と、前記燃料マガジン20内に収納された燃料棒6の
一側(図1中左側)に取り付けられて、この燃料棒を他
側(図1中右側)方向へ押し出す押出し機構40と、前
記燃料マガジン20の他側に一列に配置されて、内部に
支持格子4を着脱自在に保持する9個の支持体50と、
他端に位置する支持体50の他面(図1中右側の面)に
取り付けられて、この他側の支持体50と燃料棒6とを
固定することによって、支持格子4と燃料棒6とを固定
する固定機構60と、前記支持体50の下面側に配置さ
れて、これらの支持体50をそれぞれ他側方向へ移動さ
せる移動機構70と、この移動機構70と前記支持体5
0との対向する面に突設されて、前記各支持格子4をそ
れぞれ位置決めしてたがいに離間させる位置決め機構8
0とから構成されている。
【0012】前記燃料マガジン20は、燃料棒6よりも
若干短く形成されており、燃料棒6の一端が、燃料マガ
ジン20の外部に突出するように構成されている。
若干短く形成されており、燃料棒6の一端が、燃料マガ
ジン20の外部に突出するように構成されている。
【0013】前記押出し機構40は、上面が、燃料マガ
ジン20の側面と平行な傾斜面41aに形成された台座
41と、前記傾斜面41に取り付けられ、かつ、燃料棒
6の一端に面して配設された、略長方形板状の4枚の押
込み板42と、これらの押込み板を、燃料棒6の軸方向
に、独立して前後動させる駆動機構(図示せず)とから
構成されている。
ジン20の側面と平行な傾斜面41aに形成された台座
41と、前記傾斜面41に取り付けられ、かつ、燃料棒
6の一端に面して配設された、略長方形板状の4枚の押
込み板42と、これらの押込み板を、燃料棒6の軸方向
に、独立して前後動させる駆動機構(図示せず)とから
構成されている。
【0014】前記支持体50の両側面には、フランジ5
1が形成されており、このフランジ51には、位置決め
機構80のエアシリンダ83(後述)のロッドが嵌合さ
れる貫通孔52が形成されている。
1が形成されており、このフランジ51には、位置決め
機構80のエアシリンダ83(後述)のロッドが嵌合さ
れる貫通孔52が形成されている。
【0015】前記固定機構60は、略正方形板状に形成
されて、その一面に、燃料棒6の他端部が嵌合される多
数の凹部61aが形成されているとともに、他端に位置
する支持体50に保持された支持格子4の他面側に配置
されて、前記支持格子4の他面に着脱自在に取り付けら
れた吸着体61と、この吸着体61に取り付けられて、
前記凹部61aの内部を負圧にして、この凹部61aに
嵌合された燃料棒6と吸着体61とを固定する真空ポン
プ(図示せず。)とから構成されている。
されて、その一面に、燃料棒6の他端部が嵌合される多
数の凹部61aが形成されているとともに、他端に位置
する支持体50に保持された支持格子4の他面側に配置
されて、前記支持格子4の他面に着脱自在に取り付けら
れた吸着体61と、この吸着体61に取り付けられて、
前記凹部61aの内部を負圧にして、この凹部61aに
嵌合された燃料棒6と吸着体61とを固定する真空ポン
プ(図示せず。)とから構成されている。
【0016】前記移動機構70は、前記支持体50の下
方に、燃料棒6の延長方向に沿って配設された長尺板状
の基台71と、この基台71の上面中央に、その長さ方
向に沿って回転自在に取り付けられたシャフト72と、
このシャフト72の両側に固定されて、前記支持体50
を支持するレール73と、前記基台71の一側の下面に
固定され、かつ、ギヤ74a、ギヤ72aを介してシャ
フト72を回転させるモータ74と、前記各支持体50
の下面に固定され、かつ、図2に示したように、下面
に、前記シャフト72の上部を収納する凹部75aが形
成された上部軸受75と、この上部軸受75の下面にボ
ルトなどによって固定され、かつ、上面に、前記シャフ
ト72の下面を収納する凹部76aが形成された下部軸
受76と、これらの凹部75a・76aの内面に回転自
在に取り付けられ、かつ、シャフト72の断面外周を3
等分する位置に3個づつ2箇所に配置された円柱状の合
計6個のころ77とから構成されている。ここで、図2
においては、理解を容易とするために基台71の記載を
省略してある。
方に、燃料棒6の延長方向に沿って配設された長尺板状
の基台71と、この基台71の上面中央に、その長さ方
向に沿って回転自在に取り付けられたシャフト72と、
このシャフト72の両側に固定されて、前記支持体50
を支持するレール73と、前記基台71の一側の下面に
固定され、かつ、ギヤ74a、ギヤ72aを介してシャ
フト72を回転させるモータ74と、前記各支持体50
の下面に固定され、かつ、図2に示したように、下面
に、前記シャフト72の上部を収納する凹部75aが形
成された上部軸受75と、この上部軸受75の下面にボ
ルトなどによって固定され、かつ、上面に、前記シャフ
ト72の下面を収納する凹部76aが形成された下部軸
受76と、これらの凹部75a・76aの内面に回転自
在に取り付けられ、かつ、シャフト72の断面外周を3
等分する位置に3個づつ2箇所に配置された円柱状の合
計6個のころ77とから構成されている。ここで、図2
においては、理解を容易とするために基台71の記載を
省略してある。
【0017】前記ころ77は、図3に示したように、そ
の軸線が、シャフト72の軸線に対して傾斜する方向に
配置されており、シャフト72を回転させてころ77を
回転させることによって、シャフト72の軸線方向への
分力を生じさせ、支持体50の推力を得ることのできる
構成となっている。
の軸線が、シャフト72の軸線に対して傾斜する方向に
配置されており、シャフト72を回転させてころ77を
回転させることによって、シャフト72の軸線方向への
分力を生じさせ、支持体50の推力を得ることのできる
構成となっている。
【0018】前記位置決め機構80は、図4に示したよ
うに、各支持体50の下面からそれぞれ1つづつ突設さ
れた矩形板状の突起81と、その支持体50を停止させ
るべきそれぞれの位置において、基台71の上面から、
突起81に対応する幅方向の位置に突設された係合片8
2と、この係合片82の側方の位置において、前記基台
71の下面に固定され、この基台71を貫通して上方に
ロッドを突出させて、前記したように、適正な位置に配
置された支持体50の貫通孔52にロッドを嵌合させる
エアシリンダ83とから構成されている。そして、各支
持体50に設けられた突起81は、たがいに偏位した位
置に形成されており、支持体50が、シャフト72の軸
方向に移動したときに、各突起81は、対応する係合片
82にのみ当接してその移動を停止し、かつ、他の係合
片82を通過して、各支持体50を適正な位置に位置決
めできるように構成されている。
うに、各支持体50の下面からそれぞれ1つづつ突設さ
れた矩形板状の突起81と、その支持体50を停止させ
るべきそれぞれの位置において、基台71の上面から、
突起81に対応する幅方向の位置に突設された係合片8
2と、この係合片82の側方の位置において、前記基台
71の下面に固定され、この基台71を貫通して上方に
ロッドを突出させて、前記したように、適正な位置に配
置された支持体50の貫通孔52にロッドを嵌合させる
エアシリンダ83とから構成されている。そして、各支
持体50に設けられた突起81は、たがいに偏位した位
置に形成されており、支持体50が、シャフト72の軸
方向に移動したときに、各突起81は、対応する係合片
82にのみ当接してその移動を停止し、かつ、他の係合
片82を通過して、各支持体50を適正な位置に位置決
めできるように構成されている。
【0019】つぎに、前記のように構成された本例の組
立装置を用いた燃料集合体の組立方法について説明す
る。
立装置を用いた燃料集合体の組立方法について説明す
る。
【0020】まず、初期状態においては、図1に示すよ
うに、各支持体50および各支持格子4を、たがいに接
近させて配置してある。
うに、各支持体50および各支持格子4を、たがいに接
近させて配置してある。
【0021】ついで、押出し機構40に備えられた各押
込み板42を他側方向に移動させ、燃料棒6を、支持体
50に保持されている各支持格子4の格子空間5に順次
押し込んで挿通させる。この作業は、燃料棒6の他端
が、他端に配置された支持体50に取り付けられた固定
機構60の吸着体61の凹部61aに嵌合された時点で
停止する。
込み板42を他側方向に移動させ、燃料棒6を、支持体
50に保持されている各支持格子4の格子空間5に順次
押し込んで挿通させる。この作業は、燃料棒6の他端
が、他端に配置された支持体50に取り付けられた固定
機構60の吸着体61の凹部61aに嵌合された時点で
停止する。
【0022】ここで、従来の燃料集合体の組立方法にお
いては、燃料棒6を支持格子4に挿通させる際に燃料棒
6の自重により燃料棒6の先端が下降し、その下面と支
持格子4との接触により燃料棒6に傷が発生するという
問題があったが、本例の方法によれば、支持格子4を接
近させた状態で燃料棒6を挿通させているので、燃料棒
6の自重による下降量がきわめて僅かであり、このた
め、燃料棒6への傷の発生を減少させることができ、燃
料集合体の品質を向上させることができるという利点が
ある。
いては、燃料棒6を支持格子4に挿通させる際に燃料棒
6の自重により燃料棒6の先端が下降し、その下面と支
持格子4との接触により燃料棒6に傷が発生するという
問題があったが、本例の方法によれば、支持格子4を接
近させた状態で燃料棒6を挿通させているので、燃料棒
6の自重による下降量がきわめて僅かであり、このた
め、燃料棒6への傷の発生を減少させることができ、燃
料集合体の品質を向上させることができるという利点が
ある。
【0023】また、本例の装置によれば、押込み板42
によって燃料棒6を支持格子4に挿通させているので、
各押込み板42を同時に駆動することにより、全ての燃
料棒6を同時に支持格子4に挿通させることも可能であ
り、燃料棒挿通作業を効率化することができる。
によって燃料棒6を支持格子4に挿通させているので、
各押込み板42を同時に駆動することにより、全ての燃
料棒6を同時に支持格子4に挿通させることも可能であ
り、燃料棒挿通作業を効率化することができる。
【0024】ついで、固定機構60に備えられた真空ポ
ンプを操作して、凹部61aの内部を負圧にし、各凹部
61aと燃料棒6とを固定する。これによって、燃料棒
6を、支持体50に取り付けられた吸着体61を介し
て、他端の支持格子4に固定することができる。
ンプを操作して、凹部61aの内部を負圧にし、各凹部
61aと燃料棒6とを固定する。これによって、燃料棒
6を、支持体50に取り付けられた吸着体61を介し
て、他端の支持格子4に固定することができる。
【0025】ついで、移動機構70のモータ74を駆動
して、ギヤ72a・74aを介してシャフト72を回転
させる。これにより、ころ77が回転し、このころ77
の回転により、上下の軸受75・76を介して、支持体
50に対して、シャフト72の軸方向への推力が加わる
ので、各支持体50を他側方向へ移動させることができ
る。ここで、他端の支持体50が移動すると、この支持
体50に固定されている燃料棒6を他側方向へ移動させ
ることができるので、これによって、燃料棒6を燃料マ
ガジン20から抜き出すことができる。
して、ギヤ72a・74aを介してシャフト72を回転
させる。これにより、ころ77が回転し、このころ77
の回転により、上下の軸受75・76を介して、支持体
50に対して、シャフト72の軸方向への推力が加わる
ので、各支持体50を他側方向へ移動させることができ
る。ここで、他端の支持体50が移動すると、この支持
体50に固定されている燃料棒6を他側方向へ移動させ
ることができるので、これによって、燃料棒6を燃料マ
ガジン20から抜き出すことができる。
【0026】ここで、本例の装置においては、位置決め
機構80として、各支持体50の下面に突起81を設け
るとともに、基台71の上面に係合片82を設けている
ので、前記した各支持体50の移動の途中において、対
応する個々の突起81と係合片82とが係合し、それぞ
れの支持体50を適正な位置に停止させることができ
る。これによって、各支持体50を離間させることがで
き、支持格子4どうしを、本来の適正な間隔まで離間さ
せて、所定の燃料集合体を製造することができる(図5
参照)。ここで、各支持体50における突起81と係合
片82とが係合した状態においては、ころ77がシャフ
ト72の上面を周方向に滑り、両者が相対移動するの
で、当該支持体50が停止した後も、シャフト72の回
転を継続することができ、他の支持体50を所定の位置
まで移動させることが可能である。
機構80として、各支持体50の下面に突起81を設け
るとともに、基台71の上面に係合片82を設けている
ので、前記した各支持体50の移動の途中において、対
応する個々の突起81と係合片82とが係合し、それぞ
れの支持体50を適正な位置に停止させることができ
る。これによって、各支持体50を離間させることがで
き、支持格子4どうしを、本来の適正な間隔まで離間さ
せて、所定の燃料集合体を製造することができる(図5
参照)。ここで、各支持体50における突起81と係合
片82とが係合した状態においては、ころ77がシャフ
ト72の上面を周方向に滑り、両者が相対移動するの
で、当該支持体50が停止した後も、シャフト72の回
転を継続することができ、他の支持体50を所定の位置
まで移動させることが可能である。
【0027】このようにして、各支持体50を所定の位
置に配置した後に、モータ74を停止させ、ついで、位
置決め機構80のエアシリンダ83を駆動して、そのロ
ッドを、支持体50のフランジ51に形成された貫通孔
52に嵌合し、支持体50を基台71に確実に固定す
る。
置に配置した後に、モータ74を停止させ、ついで、位
置決め機構80のエアシリンダ83を駆動して、そのロ
ッドを、支持体50のフランジ51に形成された貫通孔
52に嵌合し、支持体50を基台71に確実に固定す
る。
【0028】ついで、固定機構60に設けられた真空ポ
ンプの駆動を停止し、吸着体61を他側の支持体50か
ら取り外す。ついで、従来と同様に、燃料棒6の両端に
上部・下部ノズル1・2を取り付け、支持格子4を支持
体50から取り外して、次工程などへ搬出する。
ンプの駆動を停止し、吸着体61を他側の支持体50か
ら取り外す。ついで、従来と同様に、燃料棒6の両端に
上部・下部ノズル1・2を取り付け、支持格子4を支持
体50から取り外して、次工程などへ搬出する。
【0029】ついで、他の燃料集合体を組み立てる場合
には、エアシリンダ83のロッドを支持体50の貫通孔
52から退避させた後、モータ74を逆回転させて支持
体50を再度接近させるとともに、各支持体50に支持
格子4を取り付け、押出し機構40の押込み板42を初
期位置まで後退させて、架台30の上部に、燃料棒6が
収納された他の燃料マガジン20を載置した後、前記と
同様の作業を行えばよい。
には、エアシリンダ83のロッドを支持体50の貫通孔
52から退避させた後、モータ74を逆回転させて支持
体50を再度接近させるとともに、各支持体50に支持
格子4を取り付け、押出し機構40の押込み板42を初
期位置まで後退させて、架台30の上部に、燃料棒6が
収納された他の燃料マガジン20を載置した後、前記と
同様の作業を行えばよい。
【0030】また、従来の燃料棒組立装置においては、
燃料棒6を支持格子4に挿通させるために、燃料棒6の
端部を治具(プルインロッド)によって把持して、燃料
棒6を支持格子4に引き込んで挿通するという手段を用
いることがあり、この場合には、燃料棒6の端部に、治
具に確実に係合させるための凹凸を形成する必要があっ
たが、本例の装置によれば、燃料棒6の端部を固定機構
60によって吸着することによって、燃料棒6を固定機
構60に固定して支持格子4に挿通させることができる
ので、燃料棒6の端部に特に凹凸等を形成する必要がな
く、燃料棒6を構成する部品の製造が容易となるという
利点もある。
燃料棒6を支持格子4に挿通させるために、燃料棒6の
端部を治具(プルインロッド)によって把持して、燃料
棒6を支持格子4に引き込んで挿通するという手段を用
いることがあり、この場合には、燃料棒6の端部に、治
具に確実に係合させるための凹凸を形成する必要があっ
たが、本例の装置によれば、燃料棒6の端部を固定機構
60によって吸着することによって、燃料棒6を固定機
構60に固定して支持格子4に挿通させることができる
ので、燃料棒6の端部に特に凹凸等を形成する必要がな
く、燃料棒6を構成する部品の製造が容易となるという
利点もある。
【0031】
【発明の効果】請求項1に係る組立方法は、複数の支持
格子を予め接近させて配置し、燃料マガジンに収納され
た燃料棒を、一側の支持格子から他側の支持格子に向け
て順次挿通した後、燃料マガジンから燃料棒を抜き出す
とともに、複数の支持格子どうしを、所定の間隔まで離
間させる構成とされているので、燃料棒の自重による下
降量がきわめて僅かであり、このため、燃料棒への傷の
発生を減少させることができ、燃料集合体の品質を向上
させることができる。
格子を予め接近させて配置し、燃料マガジンに収納され
た燃料棒を、一側の支持格子から他側の支持格子に向け
て順次挿通した後、燃料マガジンから燃料棒を抜き出す
とともに、複数の支持格子どうしを、所定の間隔まで離
間させる構成とされているので、燃料棒の自重による下
降量がきわめて僅かであり、このため、燃料棒への傷の
発生を減少させることができ、燃料集合体の品質を向上
させることができる。
【図1】本発明の実施例に係る燃料集合体の組立装置の
概略的構成を示す斜視図である。
概略的構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に用いる移動機構を示す要部斜
視図である。
視図である。
【図3】本発明の実施例に用いる移動機構を示す要部斜
視図である。
視図である。
【図4】本発明の実施例に用いる位置決め機構を示す要
部正面図である。
部正面図である。
【図5】本発明の実施例に係る燃料集合体の組立装置の
概略的構成を示す斜視図である。
概略的構成を示す斜視図である。
【図6】従来の燃料集合体の側面図である。
【図7】燃料集合体の支持格子を構成するストラップの
正面図である。
正面図である。
【図8】支持格子の格子空間に燃料棒を挿入した状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図9】図5の要部拡大図である。
4 支持格子 5 格子空間 6 燃料棒 20 燃料マガジン 50 支持体(支持枠) 60 固定機構 70 移動機構 80 位置決め機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 燃料集合体の組立方法およびこれに使
用する装置
用する装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加圧水型軽水炉等の原
子炉に装荷される燃料集合体の組立方法およびこの方法
に使用する組立装置に関するものである。
子炉に装荷される燃料集合体の組立方法およびこの方法
に使用する組立装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、燃料集合体としては、図6に
示すものが知られている。
示すものが知られている。
【0003】この図において、符号1および2は、上下
方向に離間して対向配置された上部ノズルおよび下部ノ
ズルを示し、これら上部ノズル1と下部ノズル2との間
には、複数の制御棒案内管3が渡されて固定されてい
る。これら制御棒案内管3の中途部には、複数の支持格
子4が上下方向に互いに離間して取り付けられている。
方向に離間して対向配置された上部ノズルおよび下部ノ
ズルを示し、これら上部ノズル1と下部ノズル2との間
には、複数の制御棒案内管3が渡されて固定されてい
る。これら制御棒案内管3の中途部には、複数の支持格
子4が上下方向に互いに離間して取り付けられている。
【0004】前記支持格子4は、図7ないし図9に示す
ように、複数の薄板帯状のストラップ7を、その長手方
向に等間隔で形成されたスリット8を互いに嵌め合わす
ことにより互いに直交させ格子状に組んで内部に多数の
格子空間5を形成したものであり、これら格子空間5を
形成する壁面には、燃料棒6を支持するためのディンプ
ル9とスプリング10とが互いに対向して形成されてい
る。そして、格子空間5に挿通された燃料棒6は、スプ
リング10によりディンプル9に押圧されて支持されて
いる。
ように、複数の薄板帯状のストラップ7を、その長手方
向に等間隔で形成されたスリット8を互いに嵌め合わす
ことにより互いに直交させ格子状に組んで内部に多数の
格子空間5を形成したものであり、これら格子空間5を
形成する壁面には、燃料棒6を支持するためのディンプ
ル9とスプリング10とが互いに対向して形成されてい
る。そして、格子空間5に挿通された燃料棒6は、スプ
リング10によりディンプル9に押圧されて支持されて
いる。
【0005】ところで、こうした燃料集合体において、
格子空間5に燃料棒6を挿通する手段としては、複数
(通常は8個程度)の支持格子4を、その格子空間5を
水平方向に向けた状態で、所定間隔を保って水平方向に
一列に配置し、この支持格子4にキーを挿入して、スプ
リング10を格子空間5から退避させた後、格子空間5
内に、水平方向に配置された多数の燃料棒6を挿通し
て、燃料集合体を組み立てるようにしている。
格子空間5に燃料棒6を挿通する手段としては、複数
(通常は8個程度)の支持格子4を、その格子空間5を
水平方向に向けた状態で、所定間隔を保って水平方向に
一列に配置し、この支持格子4にキーを挿入して、スプ
リング10を格子空間5から退避させた後、格子空間5
内に、水平方向に配置された多数の燃料棒6を挿通し
て、燃料集合体を組み立てるようにしている。
【0006】ところで、一般に使用されている燃料棒
は、全長4m弱、外径10mm程度の円筒状のジルカロ
イ被覆管から構成されているため、前記した従来の手段
においては、燃料棒6を水平方向に挿通させる際に、燃
料棒6の自重によってその先端が下降し、燃料棒6の先
端と支持格子4とが干渉したり、また、燃料棒6の下面
と支持格子4とが摺れ合うために、燃料棒6に傷(いわ
ゆるスクラッチ)が発生することがあるという問題があ
った。
は、全長4m弱、外径10mm程度の円筒状のジルカロ
イ被覆管から構成されているため、前記した従来の手段
においては、燃料棒6を水平方向に挿通させる際に、燃
料棒6の自重によってその先端が下降し、燃料棒6の先
端と支持格子4とが干渉したり、また、燃料棒6の下面
と支持格子4とが摺れ合うために、燃料棒6に傷(いわ
ゆるスクラッチ)が発生することがあるという問題があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、燃料棒への傷の発生を減少さ
せることができる燃料集合体の組立方法およびこれに使
用する組立装置を提供することを目的とするものであ
る。
に鑑みてなされたもので、燃料棒への傷の発生を減少さ
せることができる燃料集合体の組立方法およびこれに使
用する組立装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る組立方法
は、複数の支持格子を予め接近させて配置し、燃料マガ
ジンに収納された燃料棒を、一側の支持格子から他側の
支持格子に向けて順次挿通した後、燃料マガジンから燃
料棒を抜き出すとともに、複数の支持格子どうしを、所
定の間隔まで離間させる構成とされている。請求項2に
係る組立装置は、前記した組立方法に用いるもので、他
側に配置された支持格子に取り付けられて、この他側の
支持格子と燃料棒とを固定する固定機構と、複数の支持
格子をそれぞれ他側方向へ移動させる移動機構と、複数
の支持格子をそれぞれ位置決めしてたがいに離間させる
位置決め機構とを備えている構成となっている。
は、複数の支持格子を予め接近させて配置し、燃料マガ
ジンに収納された燃料棒を、一側の支持格子から他側の
支持格子に向けて順次挿通した後、燃料マガジンから燃
料棒を抜き出すとともに、複数の支持格子どうしを、所
定の間隔まで離間させる構成とされている。請求項2に
係る組立装置は、前記した組立方法に用いるもので、他
側に配置された支持格子に取り付けられて、この他側の
支持格子と燃料棒とを固定する固定機構と、複数の支持
格子をそれぞれ他側方向へ移動させる移動機構と、複数
の支持格子をそれぞれ位置決めしてたがいに離間させる
位置決め機構とを備えている構成となっている。
【0009】
【作用】本発明の方法によれば、支持格子を接近させた
状態で燃料棒を支持格子に挿通させているので、燃料棒
先端の下降量をきわめて小さくすることができ、燃料棒
先端と支持格子との干渉や、燃料棒下面と支持格子との
干渉を防止し、燃料棒への傷の発生を減少させることが
できる。
状態で燃料棒を支持格子に挿通させているので、燃料棒
先端の下降量をきわめて小さくすることができ、燃料棒
先端と支持格子との干渉や、燃料棒下面と支持格子との
干渉を防止し、燃料棒への傷の発生を減少させることが
できる。
【0010】
【実施例】本発明の組立装置の実施例を図1〜図5に基
づいて説明する。なお、本実施例の装置の説明において
は、前記した燃料集合体と共通する部材については同一
符号を付して詳細についての説明を省略する。
づいて説明する。なお、本実施例の装置の説明において
は、前記した燃料集合体と共通する部材については同一
符号を付して詳細についての説明を省略する。
【0011】本例の組立装置は、多数の燃料棒6が内部
に並列に収納された略直方体状の燃料マガジン20と、
この燃料マガジン20を下方から支持する2つの架台3
0と、前記燃料マガジン20内に収納された燃料棒6の
一側(図1中左側)に取り付けられて、この燃料棒を他
側(図1中右側)方向へ押し出す押出し機構40と、前
記燃料マガジン20の他側に一列に配置されて、内部に
支持格子4を着脱自在に保持する9個の支持体50と、
他端に位置する支持体50の他面(図1中右側の面)に
取り付けられて、この他側の支持体50と燃料棒6とを
固定することによって、支持格子4と燃料棒6とを固定
する固定機構60と、前記支持体50の下面側に配置さ
れて、これらの支持体50を水平方向(図1中左右方
向)に前進後退させる移動機構70と、この移動機構7
0と前記支持体50との対向する面に突設されて、前記
各支持格子4をそれぞれ位置決めしてたがいに離間させ
る位置決め機構80とから構成されている。
に並列に収納された略直方体状の燃料マガジン20と、
この燃料マガジン20を下方から支持する2つの架台3
0と、前記燃料マガジン20内に収納された燃料棒6の
一側(図1中左側)に取り付けられて、この燃料棒を他
側(図1中右側)方向へ押し出す押出し機構40と、前
記燃料マガジン20の他側に一列に配置されて、内部に
支持格子4を着脱自在に保持する9個の支持体50と、
他端に位置する支持体50の他面(図1中右側の面)に
取り付けられて、この他側の支持体50と燃料棒6とを
固定することによって、支持格子4と燃料棒6とを固定
する固定機構60と、前記支持体50の下面側に配置さ
れて、これらの支持体50を水平方向(図1中左右方
向)に前進後退させる移動機構70と、この移動機構7
0と前記支持体50との対向する面に突設されて、前記
各支持格子4をそれぞれ位置決めしてたがいに離間させ
る位置決め機構80とから構成されている。
【0012】前記燃料マガジン20は、燃料棒6よりも
若干短く形成されており、燃料棒6の一端が、燃料マガ
ジン20の外部に突出するように構成されている。
若干短く形成されており、燃料棒6の一端が、燃料マガ
ジン20の外部に突出するように構成されている。
【0013】前記押出し機構40は、上面が、燃料マガ
ジン20の側面と平行な傾斜面41aに形成された台座
41と、前記傾斜面41に取り付けられ、かつ、燃料棒
6の一端に面して配設された、略長方形板状の4枚の押
込み板42と、これらの押込み板を、燃料棒6の軸方向
に、独立して前後動させる駆動機構(図示せず)とから
構成されている。
ジン20の側面と平行な傾斜面41aに形成された台座
41と、前記傾斜面41に取り付けられ、かつ、燃料棒
6の一端に面して配設された、略長方形板状の4枚の押
込み板42と、これらの押込み板を、燃料棒6の軸方向
に、独立して前後動させる駆動機構(図示せず)とから
構成されている。
【0014】前記支持体50の両側面には、フランジ5
1が形成されており、このフランジ51には、位置決め
機構80のエアシリンダ83(後述)のロッドが嵌合さ
れる貫通孔52が形成されている。
1が形成されており、このフランジ51には、位置決め
機構80のエアシリンダ83(後述)のロッドが嵌合さ
れる貫通孔52が形成されている。
【0015】前記固定機構60は、略正方形板状に形成
されて、その一面に、燃料棒6の他端部が嵌合される多
数の凹部61aが形成されているとともに、他端に位置
する支持体50に保持された支持格子4の他面側に配置
されて、前記支持体50の他面に着脱自在に取り付けら
れた吸着体61と、この吸着体61に取り付けられて、
前記凹部61aの内部を負圧にして、この凹部61aに
嵌合された燃料棒6と吸着体61とを固定する真空ポン
プ(図示せず。)とから構成されている。
されて、その一面に、燃料棒6の他端部が嵌合される多
数の凹部61aが形成されているとともに、他端に位置
する支持体50に保持された支持格子4の他面側に配置
されて、前記支持体50の他面に着脱自在に取り付けら
れた吸着体61と、この吸着体61に取り付けられて、
前記凹部61aの内部を負圧にして、この凹部61aに
嵌合された燃料棒6と吸着体61とを固定する真空ポン
プ(図示せず。)とから構成されている。
【0016】前記移動機構70は、前記支持体50の下
方に、燃料棒6の延長方向に沿って配設された長尺板状
の基台71と、この基台71の上面中央に、その長さ方
向に沿って回転自在に取り付けられたシャフト72と、
このシャフト72の両側に固定されて、前記支持体50
を支持するレール73と、前記基台71の一側の下面に
固定され、かつ、ギヤ74a、ギヤ72aを介してシャ
フト72を回転させるモータ74と、前記各支持体50
の下面に固定され、かつ、図2に示したように、下面
に、前記シャフト72の上部を収納する凹部75aが形
成された上部軸受75と、この上部軸受75の下面にボ
ルトなどによって固定され、かつ、上面に、前記シャフ
ト72の下面を収納する凹部76aが形成された下部軸
受76と、これらの凹部75a・76aの内面に回転自
在に取り付けられ、かつ、シャフト72の断面外周を3
等分する位置に3個づつ2箇所に配置された円柱状の合
計6個のころ77とから構成されている。ここで、図2
においては、理解を容易とするために基台71の記載を
省略してある。
方に、燃料棒6の延長方向に沿って配設された長尺板状
の基台71と、この基台71の上面中央に、その長さ方
向に沿って回転自在に取り付けられたシャフト72と、
このシャフト72の両側に固定されて、前記支持体50
を支持するレール73と、前記基台71の一側の下面に
固定され、かつ、ギヤ74a、ギヤ72aを介してシャ
フト72を回転させるモータ74と、前記各支持体50
の下面に固定され、かつ、図2に示したように、下面
に、前記シャフト72の上部を収納する凹部75aが形
成された上部軸受75と、この上部軸受75の下面にボ
ルトなどによって固定され、かつ、上面に、前記シャフ
ト72の下面を収納する凹部76aが形成された下部軸
受76と、これらの凹部75a・76aの内面に回転自
在に取り付けられ、かつ、シャフト72の断面外周を3
等分する位置に3個づつ2箇所に配置された円柱状の合
計6個のころ77とから構成されている。ここで、図2
においては、理解を容易とするために基台71の記載を
省略してある。
【0017】前記ころ77は、図3に示したように、そ
の軸線が、シャフト72の軸線に対して傾斜する方向に
配置されており、シャフト72を回転させてころ77を
回転させることによって、シャフト72の軸線方向への
分力を生じさせ、支持体50の推力を得ることのできる
構成となっている。
の軸線が、シャフト72の軸線に対して傾斜する方向に
配置されており、シャフト72を回転させてころ77を
回転させることによって、シャフト72の軸線方向への
分力を生じさせ、支持体50の推力を得ることのできる
構成となっている。
【0018】前記位置決め機構80は、図4に示したよ
うに、各支持体50の下面からそれぞれ1つづつ突設さ
れた矩形板状の突起81と、その支持体50を停止させ
るべきそれぞれの位置において、基台71の上面から、
突起81に対応する幅方向の位置に突設された係合片8
2と、この係合片82の側方の位置において、前記基台
71の下面に固定され、この基台71を貫通して上方に
ロッドを突出させて、前記したように、適正な位置に配
置された支持体50の貫通孔52にロッドを嵌合させる
エアシリンダ83とから構成されている。そして、各支
持体50に設けられた突起81は、たがいに偏位した位
置に形成されており、支持体50が、シャフト72の軸
方向に移動したときに、各突起81は、対応する係合片
82にのみ当接してその移動を停止し、かつ、他の係合
片82を通過して、各支持体50を適正な位置に位置決
めできるように構成されている。
うに、各支持体50の下面からそれぞれ1つづつ突設さ
れた矩形板状の突起81と、その支持体50を停止させ
るべきそれぞれの位置において、基台71の上面から、
突起81に対応する幅方向の位置に突設された係合片8
2と、この係合片82の側方の位置において、前記基台
71の下面に固定され、この基台71を貫通して上方に
ロッドを突出させて、前記したように、適正な位置に配
置された支持体50の貫通孔52にロッドを嵌合させる
エアシリンダ83とから構成されている。そして、各支
持体50に設けられた突起81は、たがいに偏位した位
置に形成されており、支持体50が、シャフト72の軸
方向に移動したときに、各突起81は、対応する係合片
82にのみ当接してその移動を停止し、かつ、他の係合
片82を通過して、各支持体50を適正な位置に位置決
めできるように構成されている。
【0019】つぎに、前記のように構成された本例の組
立装置を用いた燃料集合体の組立方法について説明す
る。
立装置を用いた燃料集合体の組立方法について説明す
る。
【0020】まず、初期状態においては、図1に示すよ
うに、各支持体50および各支持格子4を、たがいに接
近させて配置してある。
うに、各支持体50および各支持格子4を、たがいに接
近させて配置してある。
【0021】ついで、押出し機構40に備えられた各押
込み板42を他側方向に移動させ、燃料棒6を、支持体
50に保持されている各支持格子4の格子空間5に順次
押し込んで挿通させる。この作業は、燃料棒6の他端
が、他端に配置された支持体50に取り付けられた固定
機構60の吸着体61の凹部61aに嵌合された時点で
停止する。
込み板42を他側方向に移動させ、燃料棒6を、支持体
50に保持されている各支持格子4の格子空間5に順次
押し込んで挿通させる。この作業は、燃料棒6の他端
が、他端に配置された支持体50に取り付けられた固定
機構60の吸着体61の凹部61aに嵌合された時点で
停止する。
【0022】ここで、従来の燃料集合体の組立方法にお
いては、燃料棒6を支持格子4に挿通させる際に燃料棒
6の自重により燃料棒6の先端が下降し、その下面と支
持格子4との接触により燃料棒6に傷が発生するという
問題があったが、本例の方法によれば、支持格子4を接
近させた状態で燃料棒6を挿通させているので、燃料棒
6の自重による下降量がきわめて僅かであり、このた
め、燃料棒6への傷の発生を減少させることができ、燃
料集合体の品質を向上させることができるという利点が
ある。
いては、燃料棒6を支持格子4に挿通させる際に燃料棒
6の自重により燃料棒6の先端が下降し、その下面と支
持格子4との接触により燃料棒6に傷が発生するという
問題があったが、本例の方法によれば、支持格子4を接
近させた状態で燃料棒6を挿通させているので、燃料棒
6の自重による下降量がきわめて僅かであり、このた
め、燃料棒6への傷の発生を減少させることができ、燃
料集合体の品質を向上させることができるという利点が
ある。
【0023】また、本例の装置によれば、押込み板42
によって燃料棒6を支持格子4に挿通させているので、
各押込み板42を同時に駆動することにより、全ての燃
料棒6を同時に支持格子4に挿通させることも可能であ
り、燃料棒挿通作業を効率化することができる。
によって燃料棒6を支持格子4に挿通させているので、
各押込み板42を同時に駆動することにより、全ての燃
料棒6を同時に支持格子4に挿通させることも可能であ
り、燃料棒挿通作業を効率化することができる。
【0024】ついで、固定機構60に備えられた真空ポ
ンプを操作して、凹部61aの内部を負圧にし、各凹部
61aと燃料棒6とを固定する。これによって、燃料棒
6を、支持体50に取り付けられた吸着体61を介し
て、他端の支持格子4に固定することができる。
ンプを操作して、凹部61aの内部を負圧にし、各凹部
61aと燃料棒6とを固定する。これによって、燃料棒
6を、支持体50に取り付けられた吸着体61を介し
て、他端の支持格子4に固定することができる。
【0025】ついで、移動機構70のモータ74を駆動
して、ギヤ72a・74aを介してシャフト72を回転
させる。これにより、ころ77が回転し、このころ77
の回転により、上下の軸受75・76を介して、支持体
50に対して、シャフト72の軸方向への推力が加わる
ので、各支持体50を他側方向へ移動させることができ
る。ここで、他端の支持体50が移動すると、この支持
体50に固定されている燃料棒6を他側方向へ移動させ
ることができるので、これによって、燃料棒6を燃料マ
ガジン20から抜き出すことができる。
して、ギヤ72a・74aを介してシャフト72を回転
させる。これにより、ころ77が回転し、このころ77
の回転により、上下の軸受75・76を介して、支持体
50に対して、シャフト72の軸方向への推力が加わる
ので、各支持体50を他側方向へ移動させることができ
る。ここで、他端の支持体50が移動すると、この支持
体50に固定されている燃料棒6を他側方向へ移動させ
ることができるので、これによって、燃料棒6を燃料マ
ガジン20から抜き出すことができる。
【0026】ここで、本例の装置においては、位置決め
機構80として、各支持体50の下面に突起81を設け
るとともに、基台71の上面に係合片82を設けている
ので、前記した支持体50の移動の途中において、対応
する個々の突起81と係合片82とが係合し、それぞれ
の支持体50を適正な位置に停止させることができる。
これによって、各支持体50を離間させることができ、
支持格子4どうしを、本来の適正な間隔まで離間させ
て、所定の燃料集合体を製造することができる(図5参
照)。ここで、各支持体50における突起81と係合片
82とが係合した状態においては、ころ77がシャフト
72の上面を周方向に滑り、両者が相対移動するので、
当該支持体50が停止した後も、シャフト72の回転を
継続することができ、他の支持体50を所定の位置まで
移動させることが可能である。
機構80として、各支持体50の下面に突起81を設け
るとともに、基台71の上面に係合片82を設けている
ので、前記した支持体50の移動の途中において、対応
する個々の突起81と係合片82とが係合し、それぞれ
の支持体50を適正な位置に停止させることができる。
これによって、各支持体50を離間させることができ、
支持格子4どうしを、本来の適正な間隔まで離間させ
て、所定の燃料集合体を製造することができる(図5参
照)。ここで、各支持体50における突起81と係合片
82とが係合した状態においては、ころ77がシャフト
72の上面を周方向に滑り、両者が相対移動するので、
当該支持体50が停止した後も、シャフト72の回転を
継続することができ、他の支持体50を所定の位置まで
移動させることが可能である。
【0027】このようにして、各支持体50を所定の位
置に配置した後に、モータ74を停止させ、ついで、位
置決め機構80のエアシリンダ83を駆動して、そのロ
ッドを、支持体50のフランジ51に形成された貫通孔
52に嵌合し、支持体50を基台71に確実に固定す
る。
置に配置した後に、モータ74を停止させ、ついで、位
置決め機構80のエアシリンダ83を駆動して、そのロ
ッドを、支持体50のフランジ51に形成された貫通孔
52に嵌合し、支持体50を基台71に確実に固定す
る。
【0028】ついで、固定機構60に設けられた真空ポ
ンプの駆動を停止し、吸着体61を他側の支持体50か
ら取り外す。ついで、支持格子4を支持体50から取り
外し、燃料棒6と支持格子4を一体として、次工程など
へ搬出する。
ンプの駆動を停止し、吸着体61を他側の支持体50か
ら取り外す。ついで、支持格子4を支持体50から取り
外し、燃料棒6と支持格子4を一体として、次工程など
へ搬出する。
【0029】ついで、他の燃料集合体を組み立てる場合
には、各支持体50に支持格子4を取り付け、エアシリ
ンダ83のロッドを支持体50の貫通孔52から退避さ
せた後、モータ74を逆回転させて支持体50を再度接
近させるとともに、押出し機構40の押込み板42を初
期位置まで後退させて、架台30の上部に、燃料棒6が
収納された他の燃料マガジン20を載置した後、前記と
同様の作業を行えばよい。
には、各支持体50に支持格子4を取り付け、エアシリ
ンダ83のロッドを支持体50の貫通孔52から退避さ
せた後、モータ74を逆回転させて支持体50を再度接
近させるとともに、押出し機構40の押込み板42を初
期位置まで後退させて、架台30の上部に、燃料棒6が
収納された他の燃料マガジン20を載置した後、前記と
同様の作業を行えばよい。
【0030】また、従来の燃料棒組立装置においては、
燃料棒6を支持格子4に挿通させるために、燃料棒6の
端部を治具(プルインロッド)によって把持して、燃料
棒6を支持格子4に引き込んで挿通するという手段を用
いることがあり、この場合には、燃料棒6の端部に、治
具に確実に係合させるための凹凸を形成する必要があっ
たが、本例の装置によれば、燃料棒6の端部を固定機構
60によって吸着することによって、燃料棒6を固定機
構60に固定して支持格子4に挿通させることができる
ので、燃料棒6の端部に特に凹凸等を形成する必要がな
く、燃料棒6を構成する部品の製造が容易となるという
利点もある。
燃料棒6を支持格子4に挿通させるために、燃料棒6の
端部を治具(プルインロッド)によって把持して、燃料
棒6を支持格子4に引き込んで挿通するという手段を用
いることがあり、この場合には、燃料棒6の端部に、治
具に確実に係合させるための凹凸を形成する必要があっ
たが、本例の装置によれば、燃料棒6の端部を固定機構
60によって吸着することによって、燃料棒6を固定機
構60に固定して支持格子4に挿通させることができる
ので、燃料棒6の端部に特に凹凸等を形成する必要がな
く、燃料棒6を構成する部品の製造が容易となるという
利点もある。
【0031】
【発明の効果】請求項1に係る組立方法は、複数の支持
格子を予め接近させて配置し、燃料マガジンに収納され
た燃料棒を、一側の支持格子から他側の支持格子に向け
て順次挿通した後、燃料マガジンから燃料棒を抜き出す
とともに、複数の支持格子どうしを、所定の間隔まで離
間させる構成とされているので、燃料棒の自重による下
降量がきわめて僅かであり、このため、燃料棒への傷の
発生を減少させることができ、燃料集合体の品質を向上
させることができる。
格子を予め接近させて配置し、燃料マガジンに収納され
た燃料棒を、一側の支持格子から他側の支持格子に向け
て順次挿通した後、燃料マガジンから燃料棒を抜き出す
とともに、複数の支持格子どうしを、所定の間隔まで離
間させる構成とされているので、燃料棒の自重による下
降量がきわめて僅かであり、このため、燃料棒への傷の
発生を減少させることができ、燃料集合体の品質を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る燃料集合体の組立装置の
概略的構成を示す斜視図である。
概略的構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に用いる移動機構を示す要部斜
視図である。
視図である。
【図3】本発明の実施例に用いる移動機構を示す要部斜
視図である。
視図である。
【図4】本発明の実施例に用いる位置決め機構を示す要
部正面図である。
部正面図である。
【図5】本発明の実施例に係る燃料集合体の組立装置の
概略的構成を示す斜視図である。
概略的構成を示す斜視図である。
【図6】従来の燃料集合体の側面図である。
【図7】燃料集合体の支持格子を構成するストラップの
正面図である。
正面図である。
【図8】支持格子の格子空間に燃料棒を挿入した状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図9】図8の要部拡大図である。
【符号の説明】 4 支持格子 5 格子空間 6 燃料棒 20 燃料マガジン 50 支持体(支持枠) 60 固定機構 70 移動機構 80 位置決め機構
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
Claims (2)
- 【請求項1】 たがいに離間され、かつ、一列に配設さ
れた複数の支持格子の格子空間に燃料棒が挿通されてな
る燃料集合体を組み立てる方法であって、前記複数の支
持格子を予め接近させて配置し、燃料マガジンに収納さ
れた前記燃料棒を、一側の支持格子から他側の支持格子
に向けて順次挿通した後、前記燃料マガジンから前記燃
料棒を抜き出すとともに、前記複数の支持格子どうし
を、所定の間隔まで離間させることを特徴とする燃料集
合体の組立方法。 - 【請求項2】 格子状に組み上げられた複数の支持格子
をたがいに接近させて一列に配列し、一側に配置された
支持格子から他側に配置された支持格子に向けて順次燃
料棒を挿通して燃料集合体を組み上げるための燃料集合
体の組立装置であって、前記他側に配置された支持格子
に取り付けられて、この他側の支持格子と前記燃料棒と
を固定する固定機構と、前記複数の支持格子をそれぞれ
他側方向へ移動させる移動機構と、前記複数の支持格子
をそれぞれ位置決めしてたがいに離間させる位置決め機
構とを備えていることを特徴とする燃料集合体の組立装
置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3293437A JP3050972B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 燃料集合体の組立方法およびこれに使用する装置 |
GB9223149A GB2261315B (en) | 1991-11-08 | 1992-11-05 | Method for assembling nuclear fuel assembly and apparatus therefor |
DE4237399A DE4237399A1 (ja) | 1991-11-08 | 1992-11-05 | |
US07/972,371 US5319684A (en) | 1991-11-08 | 1992-11-05 | Method for assembling nuclear fuel assembly and apparatus therefor |
FR929213381A FR2683666B1 (fr) | 1991-11-08 | 1992-11-06 | Procede d'assemblage d'un assemblage de combustible nucleaire et appareil a cet effet. |
BE9200962A BE1005865A3 (fr) | 1991-11-08 | 1992-11-06 | Procede d'assemblage d'un jeu de combustible nucleaire et equipement pour ce procede. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3293437A JP3050972B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 燃料集合体の組立方法およびこれに使用する装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05180984A true JPH05180984A (ja) | 1993-07-23 |
JP3050972B2 JP3050972B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=17794754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3293437A Expired - Lifetime JP3050972B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 燃料集合体の組立方法およびこれに使用する装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5319684A (ja) |
JP (1) | JP3050972B2 (ja) |
BE (1) | BE1005865A3 (ja) |
DE (1) | DE4237399A1 (ja) |
FR (1) | FR2683666B1 (ja) |
GB (1) | GB2261315B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2787620B1 (fr) * | 1998-12-22 | 2001-03-09 | Franco Belge Combustibles | Installation de chargement d'un assemblage combustible nucleaire |
CN106531234B (zh) * | 2016-12-02 | 2018-10-16 | 中广核研究院有限公司 | 电动拉拔器装置 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1225782A (ja) * | 1967-09-06 | 1971-03-24 | ||
DE3044570A1 (de) * | 1980-07-21 | 1982-07-08 | Kraftwerk Union AG, 4330 Mülheim | Stuetzteil - insbesondere fuer ein verfahren zum be- und/oder entladen eines kernreaktors |
US4625396A (en) * | 1984-12-27 | 1986-12-02 | Westinghouse Electric Corp. | Pattern fuel assembly loading system |
US4747997A (en) * | 1987-03-30 | 1988-05-31 | Westinghouse Electric Corp. | Nuclear fuel rod loader for pulling fuel rods into a fuel assembly skeleton |
US4800061A (en) * | 1987-05-06 | 1989-01-24 | Westinghouse Electric Corp. | Apparatus for loading fuel rods into grids of nuclear fuel assemblies |
US4760637A (en) * | 1987-05-06 | 1988-08-02 | Westinghouse Electric Corp. | Reduced stress fuel assembly fabrication apparatus and method |
US4895695A (en) * | 1987-05-06 | 1990-01-23 | Westinghouse Electric Corp. | Method for loading fuel rods into grids of nuclear fuel assemblies |
JPH02242194A (ja) * | 1989-03-15 | 1990-09-26 | Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd | 支持格子 |
JP3105042B2 (ja) * | 1991-10-24 | 2000-10-30 | 三菱原子燃料株式会社 | 燃料集合体の組立方法およびこれに使用する組立装置 |
US5251243A (en) * | 1992-08-21 | 1993-10-05 | Westinghouse Electric Corp. | Automatic fuel assembly loader |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP3293437A patent/JP3050972B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-11-05 GB GB9223149A patent/GB2261315B/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-11-05 DE DE4237399A patent/DE4237399A1/de not_active Ceased
- 1992-11-05 US US07/972,371 patent/US5319684A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-11-06 BE BE9200962A patent/BE1005865A3/fr not_active IP Right Cessation
- 1992-11-06 FR FR929213381A patent/FR2683666B1/fr not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2683666B1 (fr) | 1994-09-09 |
GB2261315A (en) | 1993-05-12 |
FR2683666A1 (fr) | 1993-05-14 |
JP3050972B2 (ja) | 2000-06-12 |
GB2261315B (en) | 1995-04-05 |
US5319684A (en) | 1994-06-07 |
BE1005865A3 (fr) | 1994-02-22 |
DE4237399A1 (ja) | 1993-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000229 |