JPH05180918A - 磁場センサ - Google Patents

磁場センサ

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JPH05180918A
JPH05180918A JP4082564A JP8256492A JPH05180918A JP H05180918 A JPH05180918 A JP H05180918A JP 4082564 A JP4082564 A JP 4082564A JP 8256492 A JP8256492 A JP 8256492A JP H05180918 A JPH05180918 A JP H05180918A
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Radivoje Popovic
ラディホエ ポポフィック
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Landis and Gyr Betriebs AG
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
    • G01R33/06Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux using galvano-magnetic devices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁場を高精度に測定することができ、従来の
標準集積回路MOS技術で形成することができ、使用す
る半導体材料の特性及び環境条件にあまり関係のない出
力信号を得ることができる磁場センサ。 【構成】 磁場センサは2つの接点ゾーン4、5と入力
ゾーン2と出力ゾーン3を有する。これらのゾーンは不
純物原子で濃くドーピングされた第1の導電型N+の半
導体材料1から形成され、第2の導電型Pの半導体材料
1内の外面に配置されている。更に各端子S1、S2、
C1ないしC2を通す切欠きを有する絶縁層が第2の導
電型Pの半導体材料1の外面に配置される。絶縁層上に
は電荷結合回路の細長いゲート電極7〜26の列が配置
されている。2つの接点ゾーン間の絶縁層上に配置され
た少なくとも1つの中央ゲート電極15〜18の両端部
は両接点ゾーンのそれぞれと少なくとも一部が重ねられ
て配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁場センサ、更に詳細
には、第1の接点ゾーン及び第2の接点ゾーンを有し、
両接点ゾーンが第1の導電型の半導体材料から構成され
て第2の導電型の半導体材料内の外面に配置され、かつ
両接点ゾーンのそれぞれにセンサ端子が設けられ、更に
第2の導電型の半導体材料の外面に配置されセンサ端子
を通す切欠きを有する絶縁層(6)が設けられる磁場セ
ンサに関する。
【0002】本発明の対象は、高精度で高品質の磁場セ
ンサとして例えば電気計など種々の機器、コンパスある
いは移動センサなどに使用することができる。
【0003】
【従来の技術】このような磁場センサはEP01483
30A2から公知であって、同公報には磁場センサとし
て使用されるホール素子の構造が記載されている。特に
同公報の図11に記載されているホール素子は第1と第
2の接点ゾーンを有し、両者は導電型Pの半導体素子か
らなり他の導電型Nの半導体材料内の外面に配置されて
おり、それぞれにセンサ端子S1ないしS2が設けられ
ている。導電型Nの半導体材料の外面にはセンサS1と
S2を通す切欠きを有する絶縁層が設けられている。
【0004】ホール素子内では公知なように駆動時に流
れる電流は電荷担体のドリフトあるいは電荷担体の拡散
によってもたらされ、電荷担体の転送は使用する半導体
材料の特性及び環境条件に依存するので、それらの変化
によってホール効果素子の出力信号が変化する。特にホ
ール効果素子は表面効果、カプセル化時の応力、光、温
度、材料ドーピング濃度(material doping densit
y)などに対して敏感である。従って高精度の磁場セン
サを形成するためには、特殊カプセル化を含む標準的で
ない方法を用いて特殊な半導体材料からホール素子を形
成しなければならず、さらに温度補償が必要である。こ
うした理由から信号処理回路に良質の半導体素子を組み
込むことは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、磁場
を高精度に測定することができ、従来の標準集積回路M
OS技術で形成することができ、他の処理なしで従来の
複雑に集積されたMOS回路に集積することができ、か
つ使用する半導体材料の特性及び環境条件に左右されな
い出力信号を有する磁場センサを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、第1の接
点ゾーン及び第2の接点ゾーンを有し、両接点ゾーンが
第1の導電型の半導体材料から構成されて第2の導電型
の半導体材料内の外面に配置され、かつ両接点ゾーンの
それぞれにセンサ端子が設けられ、更に第2の導電型の
半導体材料の外面に配置されセンサ端子を通す切欠きを
有する絶縁層が設けられる磁場センサにおいて、第1と
第2の接点ゾーンが不純物原子で濃くドーピングされて
おり、所定方向に電極列を形成し電極列の方向に対して
垂直の方向に細長い形状を有する少なくとも1つの電荷
結合回路のゲート電極が絶縁層上に配置され、両接点ゾ
ーン間の絶縁層上に配置された少なくとも1つの中央電
極の両端部が両接点ゾーンのそれぞれ上に少なくとも一
部が重ねられて配置される構成により解決される。
【0007】
【作用】このような構成では、磁場を高精度に測定する
ことができ、従来の標準集積回路MOS技術で形成する
ことができ、他の処理なしで従来の複雑に集積されたM
OS回路に集積することができ、かつ使用する半導体材
料の特性及び環境条件に左右されない出力信号を得るこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に示し、以下で
詳細に説明する。すべての図面において同一の参照符号
は同一の部分ないし部材を示す。
【0009】図1に概略図示する本発明の磁場センサの
第1の実施例は、半導体材料1、入力ゾーン2、出力ゾ
ーン3、第1の接点ゾーン4、第2の接点ゾーン5、不
図示の絶縁層6及び複数のゲート電極7〜26から形成
され、ゲート電極はそれぞれゲート端子27、2
8、....45ないし46を有する。入力ゾーン2、
出力ゾーン3及びゲート電極7〜26はそれぞれ電荷結
合回路(CCD)のものである。電荷結合回路の構造は
公知であって、例えば特にミルン(A.G.Milnes)の著
書「半導体素子と半導体エレクトロニクス(Semiconduc
tor Device and Semiconductor Electronics)」第
10章、Van Nostrand Reinold Co.1980年に記
載されている。
【0010】2つの接点ゾーン4と5にはそれぞれセン
サ端子S1ないしS2が設けられており、これらのセン
サ端子は通常対応する接点ゾーン4ないし5と電気的に
直接接続される。駆動時にセンサ端子S1とS2間に発
生する電圧が、本発明の磁場センサの出力電圧Vs1、s2
となる。入力ゾーン2と出力ゾーン3も同様にそれぞれ
電気的な端子C1ないしC2を有する。
【0011】各図において、図5を除いて電荷結合回路
毎に20のゲート電極7〜26が設けらているが、図5
では電荷結合回路毎に16のゲート電極7〜22しか設
けられていない。ゲート電極は好ましくは高ドーピング
の多結晶シリコン(Poly−Si)薄層からなり、通常は約
1μの最大距離で平行に配置される。ゲート電極はそれ
ぞれ5μ程度の幅を有する。
【0012】絶縁層6は図1と2及び図4〜7において
も設けられているが、図示を簡略化するために図示され
ていない。絶縁層は好ましくはSiO2からなり、それ
ぞれセンサ端子S1とS2及び電気端子C1とC2を通
す切欠きを有する。
【0013】入力ゾーン2、出力ゾーン3及び両接点ゾ
ーン4と5は4つともすべてそれぞれ不純物原子で濃く
ドーピングされた第1の導電型の半導体材料から形成さ
れ、第2の導電型の半導体材料1内の外面に配置され
る。測定すべき磁場、従ってそれに関連する磁束Bは最
初の6つの実施例においてはこの外面に対して垂直にな
っている。図においてはN+が第1の導電型で、Pが第
2の導電型であるものとする。入力ゾーン2と出力ゾー
ン3は、電極列の外側にある2つの外側のゲート電極
(図1ではゲート電極7と26)の近傍においてゲート
電極7〜26に対して平行に配置される。その場合、2
つの外側のゲート電極の少なくとも一部は隣接する入力
ゾーン2ないし隣接する出力ゾーン3と重複するか、あ
るいは絶縁層6を考慮しなければ隣接するゾーンの端縁
に対して高々1マイクロメートルの距離隔てて配置され
る。
【0014】第2の導電型Pの半導体材料1の外面には
絶縁層6(図3、図8及び図12)が設けられている。
なお、この外面は好ましくは集積回路の表面となる。
【0015】本発明の全ての磁場センサの絶縁層6上に
は少なくとも1つの電荷結合回路のゲート電極7〜22
ないし24ないし26が配置される。その場合、該当す
るゲート電極はx方向に電極列を形成し、かつ電極列の
方向に対して垂直に細長い細片形状をしている。絶縁層
6の2つの接点ゾーン4と5間に配置されたゲート電極
の少なくとも中央の1つのゲート電極の両端部の少なく
とも一部はそれぞれ接点ゾーン4と5の上に重なるよう
に配置されている。図では通常、中央の4つのゲート電
極の両端部(図1では4つのゲート電極15〜18)が
両接点ゾーン4と5に重ねられる。細長いゲート電極7
〜26は第1の実施例においてはy座標に平行に配置さ
れ、長手方向のx座標に対して垂直にまっすぐな電極列
を形成する。その場合電極列の方向に対して垂直に延び
る入力ゾーン2、出力ゾーン3及びゲート電極7〜26
の寸法はほぼ同一の大きさを有する。
【0016】図2と図3に示す本発明の磁場センサの第
2の実施例は2つの相違点があるが第1の実施例とほぼ
同様に形成されている。第2の実施例においてはこれら
の相違点も必要に応じて設ければ済むことはもちろんで
ある。第1の相違点は2つの接点ゾーン4あるいは5の
いずれか(例えば第2の接点ゾーン5)並びに入力ゾー
ン2と出力ゾーン3の3つはすべて少なくとも1つの電
気的な接続素子47によって互いに接続されていること
である。その場合電気的な接続素子47は好ましくは不
純物原子で濃くドーピングされた第1の導電型N+の半
導体材料から形成される。
【0017】第2の相違点は2つの接点ゾーン4、5の
うち少なくとも一方(例えば第1の接点ゾーン4)が複
数の接点ゾーン部分4A、4B、4C及び4Dから形成
されていることであって、これらの接点ゾーン部のそれ
ぞれに複数の連続した異なる中央ゲート電極15ないし
16ないし17ないし18が接続される。ゲート電極の
一端は対応する接点ゾーン4A、4B、4Cないし4D
と少なくとも一部が重ねられる。
【0018】さらに絶縁層6上には少なくとも1つの読
み取り電極48が配置され(図3を参照)、読み取り電
極はそれぞれ接点ゾーン部分4A、4B、4C、4D及
び他の接点ゾーン50と少なくとも一部が重なって配置
されている。その場合他の接点ゾーン50は、複数の接
点ゾーン部分4A、4B、4C、4Dからなる接点ゾー
ン4に関連するセンサ端子S1と接続される。接点ゾー
ン50は不純物原子で濃くドーピングされた第1の導電
型N+の半導体材料から形成され、第2の導電型Pの半
導体材料1内の外面に配置される。接点ゾーン部分4A
〜4Dはゲート電極7〜26とほぼ同一の幅を有する。
読み取り電極48には端子49が設けられている。
【0019】図4に示す本発明磁場センサの第3の実施
例は、第2の実施例とほぼ同一であるが、次のような相
違点、即ち第1の接点ゾーン4が接点ゾーン部分4A〜
4Dから形成されていないこと、入力ゾーン2と出力ゾ
ーン3が設けられていないこと、2つの接点ゾーン4あ
るいは5のうち一方(例えば第1の接点ゾーン4)が中
央に配置されていること、2つの接点ゾーン5あるいは
4の他方(例えば第2の接点ゾーン5)がリング状の形
状を有し中央に配置された第1の接点ゾーン4を距離を
隔てて包囲していることの相違点を有している。細長い
ゲート電極7〜26は絶縁層6上の両接点ゾーン4と5
間にリングの周面に対して垂直に配置されており、その
両端部は両接点ゾーン4と5のそれぞれと少なくとも一
部が重なって配置されている。
【0020】図5に示す本発明磁場センサの第4の実施
例は、第3の実施例とほぼ同様であるが、次のような相
違点、即ち中央に配置された第1の接点ゾーン4が円形
の形状を有すること、リングの形状を有する第2の接点
ゾーン5が円形リングの形状を有すること、両接点ゾー
ン4と5が同心であることの相違点を有する。
【0021】第3と第4の実施例においては電荷結合回
路の出力と入力は実際には互いに接続されているので、
電荷担体は円形状に転送される。
【0022】最初の4つの実施例と後述の第7の実施例
においては電荷結合回路はそれぞれ1つしか設けられな
い。それに対して図6と図7に示す本発明磁場センサの
第5と第6の実施例においては、第2の導電型Pの半導
体材料に電荷結合されたほぼ同一の複数の回路が設けら
れており、これら回路はすべて電気的に直列に接続され
ている。その場合にすべての電荷結合回路の入力ゾーン
2と出力ゾーン3と2つの接点ゾーン4あるいは5の一
方(例えば第2の接点ゾーン5)は電気的な接続部47
によって互いに接続されており、2つの接点ゾーン5あ
るいは4の一方(例えば第1の接点ゾーン4)は電荷結
合回路の中央に配置される。それぞれ電荷結合回路の少
なくとも1つの中央のゲート電極の両端部は、それぞれ
両接点ゾーン4と5のそれぞれと重なるように配置され
る。図6と図7においては電荷結合された各回路の中央
の4つのゲート電極15〜18が一部接点ゾーン4と5
と重なるように配置されている。
【0023】図6に示す本発明の磁場センサの第5の実
施例においては2つの電荷結合回路51と52が第2の
導電型Pの半導体材料1に設けられ、かつ空間的に平行
に配置されている。この第5の実施例においては電荷担
体は2つの電荷結合回路を通して平行ではあるが反対の
方向へ転送される。
【0024】図7に示す本発明磁場センサの第6の実施
例においては、4つの電荷結合回路51〜54が第2の
導電型Pの半導体材料1に設けられており、中央に配置
された接点ゾーン4の上面は十字の形状を有する。4つ
の電荷結合回路51〜54は中央に配置された第1の接
点ゾーン4を中心にそれぞれ四角形の一辺に沿って配置
され、その側面は十字の辺の軸線に対して平行に延びて
いる。各電荷結合回路51、52、53、54には十字
の辺の半分が対応している。各電荷結合回路51〜54
の中央の4つのゲート電極はそれぞれ、該当する電荷結
合回路に対応する十字ビームの端部と重なっている。こ
の第6の実施例においては電荷担体は異なる4つの方向
に転送される。
【0025】図8と図9には本発明装置の第1の実施例
が再度詳細に図示されている。ゲート電極7〜26の2
0のゲート端子27〜46のそれぞれにはゲート電圧φ
1、φ2、...、φ19ないしφ20が発生し、その
ゲート電圧の時間的な特性が図10の最初の8段に示さ
れている。絶縁層6には半導体材料1の電気端子55を
通す切欠きが形成されており、端子55には磁場センサ
の最も低い電圧Vsが印加される。Vsは例えば−5ボル
トである。入力ゾーン2と出力ゾーン3の端子C1とC
2には例えば0ボルトが印加される。その場合、第2か
ら第6の実施例の磁場センサの出力電圧Vs1、s2はアー
ス電位である。というのは電気的な接続素子47によっ
てセンサ端子S2に発生する電圧も0ボルトになるから
である。それに対して第1の実施例の磁場センサ(図1
と図3を参照)の出力電圧Vs1、s2は「浮動」とするこ
ともできる。隣接する2つの平行なゲート電極の中心線
間の距離がδxで示されている。ゲート電極7〜26の
長手方向に対して平行に測定した2つの接点ゾーン4と
5間の距離はLであり、2つの接点ゾーン4と5の一部
と重なる中央のゲート電極15〜18の有効長さに相当
する。
【0026】電荷結合回路は通常3つの位相のみを有す
る。すなわち位相内で移動される異なるゲート電圧φ
1、φ2、φ3は3つだけである。それに対して磁場セ
ンサに使用される電荷結合回路は好ましくは少なくとも
4つの位相を有する。以下においては8つの位相が存在
するものと仮定する。すなわち電荷結合回路を駆動する
コントロール信号として位相内に異なる8つのゲート電
圧φ1、...、φ7及びφ8が存在するものとする。
その場合には次の関係が成立する。φ1=φ9=φ1
7、φ2=φ10=φ18、φ3=φ11=φ19、φ
4=φ12=φ20、φ5=φ13、φ6=φ14、φ
7=φ15、φ8=φ16。
【0027】ゲート電圧φ1〜φ8は図10の最初の8
段に時間tの関数として示されている。ゲート電圧はそ
れぞれ階段状の形状を有し、それぞれ時間tにおいて隣
接の先行するゲート電圧に対して1つの階段の期間δt
=1/fだけずれている。なお、fはゲート電圧のクロ
ック周波数を示す。換言すると、φ2はφ1に対して、
φ3はφ2に対して、φ4はφ3に対して、φ5はφ4
に対して、φ6はφ5に対して、φ7はφ6に対して、
φ8はφ7に対して時間的にδtだけずれている。なお
階段の値は例えば−4ボルトから+4ボルトの間であっ
て、例えばサイン形状電圧の非連続のクロック値であ
る。この種のサイン形状の電圧が図10の最初の段に破
線で図示されている。ゲート電圧φ1〜φ8の階段状の
非連続の値を得るために、サイン形状の電圧の周期が時
間的に同一長さの整数の期間δtに分割される。その場
合整数は使用される位相の数に相当し、図では8に等し
い。
【0028】図10にはゲート電圧毎にそれぞれ18段
の階段が図示されており、その時間中央値は時点t1、
t2、...、t17、t18に対応する。その場合、
ゲート電圧の非連続の値、すなわち階段の値は、例えば
18段の各階段の幅δtの中央における時点t1からt
18のサイン形状電圧の値である。サイン形状の電圧の
代わりに、例えば時間tを関数とする不図示の周期的な
鋸歯状電圧を使用することもできる。
【0029】第2の実施例(図2を参照)において読み
取りゲート電極48が設けられている場合には、その端
子49に電圧VRを印加することが必要であって、その
時間的な特性が図10の9段目に図示されている。電圧
VRは非常に短い矩形パルス列から形成され、矩形パル
スはゲート電圧φ1〜φ8の階段の端部と時間的に一致
し、電圧VRの立下がり端はゲート電圧φ1〜φ8の階
段の端縁と時間的に一致する。電圧VRによって接点ゾ
ーン部分4A〜4Dに発生する電圧をクロック読み取り
することが可能になる。それによって、短絡効果を除去
することが可能になる。この短絡効果は、電気的に極め
て良好な導体である接点ゾーン4と5の両端部が通常電
荷結合回路内に存在する複数の電荷担体パケットを短絡
することによって発生する。
【0030】クロック読み取りする場合には、接点ゾー
ン4A、4B、4Cあるいは4Dのうち1つだけと接触
する各ゲート電極の下方にあるそれぞれ1つだけの電荷
担体パケットが読み取りゲート電極48によって転送周
期の最後に、すなわち時間的に階段の最後のところで、
電圧VRの矩形パルス期間間に他の接点ゾーン50、従
って磁場センサの出力のセンサ端子S1に短時間接続さ
れる。
【0031】次に、図11を用いて本発明の磁場センサ
の動作を簡単に説明する。図11の第1段目には本発明
磁場センサの第1の実施例の概略断面が示されている。
t1、t2、...、t7ないしt8の各時点において
ゲート電極7〜26のx方向に階段状の電圧が各ゲート
電極7〜26に発生する。電気的なポテンシャルエネル
ギEP1、EP2、...、EP7、EP8はゲート電極7〜2
6の下方の半導体材料1内のゲート電極外面に対応す
る。各ポテンシャルエネルギがxの関数として階段状の
カーブで図11の下8段に図示されている。なお、δx
は互いに連続する2つの階段の中心間のx方向における
距離に相当する。
【0032】入力ゾーン2及び出力ゾーン3と、各ゾー
ンに一番近傍に位置し接点ゾーン4と5の一部に重なる
中央のゲート電極15ないし18との間には、存在する
位相と少なくとも同数の階段が存在しなければならな
い。従って図においてはこれは少なくとも8つの階段と
なる。最も低い電気ポテンシャルエネルギを有する空間
的領域δxは、ポテンシャル井戸(potential well)
である。ポテンシャル井戸には電子が満たされており、
図11ではハッチングで示されている。入力ゾーン2及
び出力ゾーン3の下方にも非常の低電位のポテンシャル
エネルギが存在するので、この領域も図11ではハッチ
ングで示されている。
【0033】不純物原子で濃くドーピングされた入力ゾ
ーン2は新しい電荷担体パケットを発生させる電荷担体
源として用いられ、新しい電荷担体パケットは次にゲー
ト電圧φ1がクロックされるときには第1のゲート電極
7の下方へ移動される。各ポテンシャル井戸において電
荷担体逆転層が出現し、それによって局所的に幅δxの
電荷担体パケットが形成される。
【0034】図11から明らかなように、ポテンシャル
井戸、従って時点t1において第1のゲート電極7の下
方に位置する電荷担体パケットは半導体材料1の外面に
沿って図中左から右へ歩進的に移動するので、時点t2
ではゲート電極8の下方、時点t3ではゲート電極9の
下方、時点t4ではゲート電極10の下方、時点t5で
はゲート電極11の下方、時点t6ではゲート電極12
の下方、時点t7ではゲート電極13の下方、時点t8
ではゲート電極14の下方、...に来る。不図示の時
点t21において、ポテンシャル井戸は出力ゾーン3の
下方に達する。
【0035】従ってゲート電圧φ1からφ8は半導体材
料1の外面に沿って移動する一種の電気的なポテンシャ
ル波を発生させる。出力ゾーン3は最後に最後のゲート
電極26から供給され、到着する電荷担体パケットを捕
捉する。なお、入力ゾーン2と出力ゾーン3の機能は、
駆動中でも互いに交換可能であって、それぞれ電荷担体
パケットの転送方向を決定する。
【0036】第3と第4の実施例においてはそれぞれ入
力ゾーン2と出力ゾーン3が設けられていない。その場
合、電荷担体パケットは半導体材料1内で内部の電荷担
体発生源によって形成され、発生された電荷担体パケッ
トは所定の時間経過後にゆっくりと2、3秒でポテンシ
ャル井戸に対応するゲート電極の下方に収集される。
【0037】適当なゲート電圧φ1からφ8が、電荷結
合回路51〜54のゲート電極7から26に印加された
後に、細長い電荷担体パケットが半導体材料のゲート電
極7から26を有する外面に沿ってx方向へ移動する。
従って電荷結合回路内には細長い電荷担体パケットが発
生し、電荷担体パケットはゲート電圧φ1〜φ8の作用
を受けて電荷結合回路のアクティブゾーンを通過する。
この場合電荷担体の転送は通常のドリフト効果あるいは
拡散効果によるものではない。電荷担体の転送方向がそ
れぞれ矢印で図示されている。
【0038】サーファーが波乗りをする場合と同様に電
荷担体、例えば電子が電気ポテンシャル波を移動する平
均速度は、電気ポテンシャル波の群速度に等しい。第1
近似において電荷担体の熱移動を無視する場合には電荷
担体の速度は電荷担体パケットの速度vに等しい。この
速度は装置の幾何学構成のみに、特に隣接し合う2つの
ゲート電極間の距離δxとゲート電圧φ1〜φ8のクロ
ック周波数fに関係する。というのはv=δx/δt=
δx・fだからである。電荷担体パケットが半導体材料
1の外面に沿ってできるだけ「ソフトに」移動できるよ
うにするためには、電荷結合回路はできるだけ多くの位
相、本実施例においては3つ以上の位相を持たなければ
ならない。というのは電荷担体パケットの移動ステップ
は、ゲート電圧のディスクリートな値を発生させるため
に用いられるサイン形状ないし鋸歯状の信号の周期が決
っている場合には、位相が多いほど小さくなるからであ
る。
【0039】以上説明した電荷結合回路の動作は通常か
つ公知のものであって、従って電荷結合回路を変化させ
ないと、そのままでは磁場の測定には使用することがで
きない。従来の電荷結合回路は「タイミング」と転送さ
れる電荷担体パケット内の電荷量に関して最適にされて
いる。本発明の磁場センサに使用される電荷結合回路で
はタイミングは重要であるが、電荷担体パケット内の電
荷量は副次的な意味しか持たない。
【0040】次に、電荷結合回路から磁場測定装置を構
成する本発明の磁場センサの動作を説明する。
【0041】電荷結合回路が、最初の6つの実施例にお
いては半導体材料1の外面に対して垂直に延びる磁場な
いしそれに関連する磁束Bを受けると、磁場ないし磁束
Bを受ける移動電荷担体パケットは、電荷担体パケット
の長手方向に対して平行で、従ってゲート電極7〜26
の長手方向に対しても平行な方向を有するローレンツの
力を受ける。
【0042】その場合、qを電荷担体、例えば電子の電
荷量とすると、 F=q・(v・B) が成立する。
【0043】ローレンツの力Fによってそれぞれ電荷担
体パケットの一方側の電荷担体が濃厚になり、他方側の
電荷担体が希薄になる。細長い電荷担体パケットに沿っ
て電荷担体が不均一に分布することにより、電荷担体パ
ケットに沿って電場が形成され、それによって両端部間
に電圧差が発生する。この電圧差は電荷担体の長さが長
くなるほど、そして中央のゲート電極15〜18の有効
長さLが大きくなるほど増大する。中央のゲート電極1
5〜18の下方に位置する電荷担体パケットの両端部は
少なくとも時間的に接点ゾーン4と5に電気的に接触
し、それによってセンサ端子S1とS2とも接触するの
で、上述の電圧差が磁場センサの出力電圧Vs1、s2に等
しい電圧になる。
【0044】その場合に Vs1、s2=v・B・L=Vs1、s2=δx・f・B・L が成立する。
【0045】このようにして求められた、磁場センサの
センサ端子S1とS2に発生する出力電圧は、磁束Bに
比例し、中央のゲート電極15〜18の有効長さLに比
例し、さらに電荷担体パケットの速度に比例する。この
速度はすでに説明したようにδxとゲート電圧φ1〜φ
8のクロック周波数のみに関係する。この場合Lとδx
は磁場センサの幾何学的パラメータだけに関係する。従
って本発明の磁場センサの出力電圧Vs1、s2はホール効
果素子の出力電圧とは異なり、供給電圧条件、電荷担体
の移動度、電荷担体濃度及び環境条件とは無関係であ
る。
【0046】δx=10μ、L=1mm、B=1Tesl
a、f=10MHzとすると、例えばVs1、s2=100
mVである。
【0047】図12と図13に示す本発明磁場センサの
第7の実施例は、例えば半導体材料1の外面に対して平
行な有効磁場ないし磁束Bを測定するのに用いられる。
【0048】図示の第7の実施例は第1の実施例と同様
に形成されているが、次のような相違を有する。すなわ
ち第7の実施例においては、第2の導電型Pの半導体材
料1の絶縁層6で覆われた外面は、少なくとも各電荷結
合回路の箇所に床面56を有する細長い丘の形状を有
し、この丘は長手軸に対してほぼ台形状の断面を有し、
その基部は床面56に包囲されている。その場合、それ
ぞれの電荷結合回路にこの種の丘が設けられる。図13
には電荷結合回路51は1つしか示されていない。丘は
例えば従来のV溝エッチング法で形成することができ
る。
【0049】各丘の頂上のほぼ中央に第2の接点ゾーン
5が、そして床面56の丘の基部の両側の同一高さに第
1の接点ゾーン4のそれぞれ2つの半体4a、4bが配
置されており、両半体4a、4bが外部で電気的に互い
に接続されて第1の接点ゾーン4を形成している。各電
荷結合回路のゲート電極7〜26、入力ゾーン2と出力
ゾーン3は細片状であって、丘の台形状の断面の外周に
沿って平行に配置されており、これらの下方はそれぞれ
の丘の両側で床面56の一部を覆っている。その場合、
各電荷結合回路の少なくとも中央のゲート電極15、1
6、17あるいは18の中央が丘の頂上で破断されてい
るので、これらゲート電極は2つのZ字状のゲート電極
部分15a、15bないし16a、16bないし17
a、17bないし18a、18bから形成され、その両
端の少なくとも一部はそれぞれ第2の接点ゾーン5並び
に第1の接点ゾーン4の半体4aないし4bと重なって
配置されている。
【0050】両半体4aと4bは不純物原子で濃くドー
ピングされた第1の導電型N+の半導体材料から形成さ
れ、それぞれセンサ端子S1aないしS1bを有し、セ
ンサ端子は絶縁層6の2つの切欠きを横断しているの
で、それによって外部で互いに電気的に接続することが
できる。図13においては、4つのゲート電極15〜1
8の全てが2つのゲート電極部分に分割されているもの
とする。それぞれのゲート電極部分15a〜18aと1
5b〜18bはそれぞれゲート端子35a、36a、3
7a、38a、35b、36b、37bあるいは38b
を有し、ここではゲート端子35aと35b、36aと
36b、37aと37b及び38aと38bはそれぞれ
外部で互いに電気的に接続されている。
【0051】ゲート電極の長さは、床面56に対して垂
直に延びる方向を有する有効長さLと、床面56に対し
て平行に延びる非有効長さにベクトル的に分解すること
ができる。測定すべき磁場ないしそれに関連する磁束B
の方向と電荷担体パケットの方向はこの場合も互いに垂
直で、ゲート電極7〜26の有効長さLに対しても垂直
であるので、第7の実施例も最初の6つの実施例と同様
に作動する。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この磁
場センサは、磁場を高精度で測定することができ、かつ
従来の標準集積回路MOS技術で形成することができ、
かつ他の工程なしで従来の複雑な集積MOS回路に組み
込むことができる。その出力信号は使用する半導体材料
の特性及び環境条件に左右されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁場センサの第1の実施例を示す概略
上面図である。
【図2】本発明の磁場センサの第2の実施例を示す概略
上面図である。
【図3】図2に示す本発明の磁場センサの第2の実施例
の断面図である。
【図4】本発明の磁場センサの第3の実施例を示す概略
上面図である。
【図5】本発明の磁場センサの第4の実施例を示す概略
上面図である。
【図6】本発明の磁場センサの第5の実施例を示す概略
上面図である。
【図7】本発明の磁場センサの第6の実施例を示す概略
上面図である。
【図8】本発明の磁場センサの第1の実施例の断面図で
ある。
【図9】本発明の磁場センサの第1の実施例の上面図で
ある。
【図10】ゲート電極に発生する電圧の時間的な特性を
示す線図である。
【図11】種々の時点でゲート電極の下方に発生する電
気ポテンシャルエネルギを示す線図である。
【図12】本発明の磁場センサの第7の実施例の断面図
である。
【図13】本発明の磁場センサの第7の実施例の上面図
である。
【符号の説明】
1 半導体材料 2 入力ゾーン 3 出力ゾーン 4、5 接点ゾーン 6 絶縁層 7〜26 ゲート電極

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の接点ゾーン(4ないし4A〜4
    D)及び第2の接点ゾーン(5)を有し、両接点ゾーン
    が第1の導電型(N+)の半導体材料から構成されて第
    2の導電型(P)の半導体材料(1)内の外面に配置さ
    れ、かつ両接点ゾーンのそれぞれにセンサ端子(S1な
    いしS2)が設けられ、更に第2の導電型(P)の半導
    体材料(1)の外面に配置されセンサ端子(S1、S
    2)を通す切欠きを有する絶縁層(6)が設けられる磁
    場センサにおいて、 第1と第2の接点ゾーン(4、5)が不純物原子で濃く
    ドーピングされており、 所定方向に電極列を形成し電極列の方向に対して垂直の
    方向に細長い形状を有する少なくとも1つの電荷結合回
    路(51、52、53、54)のゲート電極(7〜2
    6)が絶縁層(6)上に配置され、 両接点ゾーン(4、5)間の絶縁層(6)上に配置され
    た少なくとも1つの中央電極(15、16、17、1
    8)の両端部が両接点ゾーン(4ないし4A、4B、4
    C、4D及び5)のそれぞれ上に少なくとも一部が重ね
    られて配置されることを特徴とする磁場センサ。
  2. 【請求項2】 両接点ゾーンの一方(4)が中央に配置
    され、両接点ゾーンの他方(5)が中央に配置された接
    点ゾーン(4)を距離を隔てて包囲するリング形状を有
    し、 細長いゲート電極(7〜26)が両接点ゾーン(4、
    5)間の絶縁層(6)上でリングの周面に対して垂直に
    配置され、 ゲート電極(7〜26)の両端部が2つの接点ゾーン
    (4、5)のそれぞれ上に少なくとも一部が重ねられて
    配置されることを特徴とする請求項1に記載の磁場セン
    サ。
  3. 【請求項3】 中央に配置された接点ゾーン(4)が円
    形状を有し、 リング形状を有する接点ゾーン(5)が円形のリング形
    状を有し、 両接点ゾーン(4、5)が同心であることを特徴とする
    請求項2に記載の磁場センサ。
  4. 【請求項4】 細長いゲート電極(7〜26)が平行に
    配置されてその長さ方向に対して垂直にまっすぐな電極
    列を形成し、 電荷結合回路(51、52、53、54)の入力ゾーン
    (2)と出力ゾーン(3)が第2の導電型(P)の半導
    体材料(1)内に配置され、前記入力及び出力ゾーンは
    不純物原子で濃くドーピングされた第1の導電型(N
    +)の半導体材料(1)から形成されており、 ゲート電極(7〜26)、入力ゾーン(2)及び出力ゾ
    ーン(3)の電極列に対して垂直に延びる寸法がほぼ同
    一の大きさであることを特徴とする請求項1に記載の磁
    場センサ。
  5. 【請求項5】 両接点ゾーンの一方(5)、入力ゾーン
    (2)、出力ゾーン(3)の3つすべてが少なくとも1
    つの接続素子(47)によって互いに電気的に接続され
    ることを特徴とする請求項4に記載の磁場センサ。
  6. 【請求項6】 第2の導電型(P)の半導体材料(1)
    内に、電気的に直列に接続されたほぼ同一の複数の電荷
    結合回路(51〜54)が設けられており、 すべての電荷結合回路(51〜54)の入力ゾーン
    (2)と出力ゾーン(3)及び両接点ゾーンの一方
    (5)が少なくとも1つの電気的な接続素子(47)に
    よって互いに接続され、一方両接点ゾーンの他方(4)
    は電荷結合回路(51〜54)に対して中央に配置され
    ており、 電荷結合回路(51〜54)のそれぞれの少なくとも中
    央のゲート電極(15〜18)の両端部が、両接点ゾー
    ン(4、5)のそれぞれ上に重ねられて配置されること
    を特徴とする請求項4に記載の磁場センサ。
  7. 【請求項7】 2つの電荷結合回路(51、52)が第
    2の導電型(P)の半導体材料(1)に設けられ、空間
    的に平行に配置されることを特徴とする請求項6に記載
    の磁場センサ。
  8. 【請求項8】 4つの電荷結合回路(51〜54)が第
    2の導電型(P)の半導体材料(1)に設けられ、 中央に配置された接点ゾーン(4)が十字の形状を有
    し、 4つの電荷結合回路(51〜54)が中央に配置された
    接点ゾーン(4)を中心に、十字の辺に対して平行に延
    びる側を有する四角形のそれぞれの側に沿って配置され
    ることを特徴とする請求項6に記載の磁場センサ。
  9. 【請求項9】 電気的接続素子(47)が、不純物原子
    で濃くドーピングされた第1の導電型(N+)の半導体
    材料(1)から形成されることを特徴とする請求項5か
    ら8のいずれか1項に記載の磁場センサ。
  10. 【請求項10】 絶縁層(6)で覆われた第2の導電型
    (P)の半導体材料(1)の外面が少なくとも各電荷結
    合回路(51、52、53、54)の箇所において細長
    い丘の形状を有し、この丘が長手軸線に対してほぼ台形
    状の断面を有し、かつその基部が床面(56)によって
    包囲されており、 各丘の頂上のほぼ中央に第2の接点ゾーン(5)が、そ
    して床面(56)の丘の基部の両側の同じ高さに第1の
    接点ゾーン(4)のそれぞれ2つの半体(4a、4b)
    が設けられており、これら半体(4a、4b)が外部で
    電気的に互いに接続されて第1の接点ゾーン(4)を形
    成し、 ゲート電極(7〜26)、各電荷結合回路(51、5
    2、53、54)の入力ゾーン(2)と出力ゾーン
    (3)が細片状であって、関連する丘の台形状断面の外
    周に沿って平行に配置されており、一方これらの下方が
    それぞれの丘の両側で床面(56)の一部を覆ってお
    り、また各電荷結合回路の少なくとも1つの中央電極
    (15ないし16ないし17ないし18)の中央が丘の
    頂上で破断されていて、それによりZ字状の2つのゲー
    ト電極部分(15a、15bないし16a、16bない
    し17a、17bないし18a、18b)が形成され、
    その両端部の少なくとも一部はそれぞれ第2の接点ゾー
    ン(5)及び第1の接点ゾーン(4)の半体(4aない
    し4b)と重ねて配置されることを特徴とする請求項1
    から9のいずれか1項に記載の磁場センサ。
  11. 【請求項11】 2つの接点ゾーンの少なくとも一方
    (4)が複数の接点ゾーン部分(4A、4B、4C、4
    D)から形成され、これらの接点ゾーン部分がゲート電
    極(7〜26)とほぼ同一の幅を有し、また接点ゾーン
    部分に関連してそれぞれ異なる中央のゲート電極(15
    ないし16ないし17ないし18)が設けられ、これら
    のゲート電極の一方の端部の少なくとも一部が対応する
    接点ゾーン部分(4A、4B、4C、4D)と重ねられ
    て、あるいは該当する接点ゾーン部分(4A、4B、4
    C、4D)の端縁に対して少なくともマイクロメートル
    のオーダーの距離を有して配置されており、 絶縁層(6)上には少なくとも1つの読み取り電極(4
    8)が配置され、読み取り電極はそれぞれ接点ゾーン部
    分(4A、4B、4C、4D)及び他の接点ゾーン(5
    0)と少なくとも一部重ねられて配置され、他の接点ゾ
    ーン(50)は複数の接点ゾーン部分(4A、4B、4
    C、4D)からなる接点ゾーン(4)に関連するセンサ
    端子(S1)と接続されており、前記接点ゾーン(5
    0)は不純物原子で濃くドーピングされた第1の導電型
    (N+)の半導体材料(1)から形成されて第2の導電
    型(P)の半導体材料(1)内の外面に配置されること
    を特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の
    磁場センサ。
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