JPH0518081Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0518081Y2
JPH0518081Y2 JP1987034258U JP3425887U JPH0518081Y2 JP H0518081 Y2 JPH0518081 Y2 JP H0518081Y2 JP 1987034258 U JP1987034258 U JP 1987034258U JP 3425887 U JP3425887 U JP 3425887U JP H0518081 Y2 JPH0518081 Y2 JP H0518081Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
mounting table
pair
circular saws
kent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987034258U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63141701U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987034258U priority Critical patent/JPH0518081Y2/ja
Publication of JPS63141701U publication Critical patent/JPS63141701U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0518081Y2 publication Critical patent/JPH0518081Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、丸太材のケント形成装置、詳しくは
2枚の丸鋸を用いて丸太材の一端面側に角錐状の
ケントを形成するための装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来から木造家屋、殊に和風を強調した建物に
は表皮を除去した状態の丸太材をそのまま柱とし
て使用される場合が多く、床柱がその代表的な例
である。これらの丸太材は通常所定長に切断した
のち製材所や木材店等に移送され、移送先におい
て保管され加工される。そして丸太材をそのまま
柱材として使用される木材は、比較的高価なた
め、その取り扱い特に切断端面からの角割れが生
じないようにすることが肝要である。このことか
ら丸太材の根元側端面を杭先状に加工することに
よつて取り扱い時の角割れを防止しているが、こ
の杭先状の加工、即ちケントの形成は、丸太材の
定長切断後、チエンソーを用いて行つているのが
現状である。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、チエンソーによるケント形成加工
は、作業スペースの点において有利であるが、チ
エンソーは周知の通り騒音や振動が大きく、また
作業員が直接操作するを要するためそその加工作
業は極めて苛酷であり、そのため連続作業時間も
約2時間に制約されているのが実情である。その
上チエンソーの場合には、1本の丸太材に対して
4回の切断作業を要することから作業能率が低
く、更に手作業であるためすべての丸太材に同形
のケントを形成することが至難である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、 フレームと、 フレームに対し前後方向に移動可能に設けら
れ、丸太材をその転がり移動を規制して支持する
載置台と、 フレームに設けられ、載置台が前方位置に移動
したときの載置台の左右に平行に設けられた定長
切断用の丸鋸盤と、 フレームに設けられ、載置台が後方位置に移動
したときの載置台の左右いずれか一方であつて、
定長切断用の丸鋸盤より左右やや内側位置に設け
られたケント切断装置とからなり、 ケント切断装置は、 載置台上に支持される丸太材の軸線に対して回
転軸線が前後対称に拡開して平面視ハの字状に配
置され、歯先の前後内側が相近接している一対の
丸鋸と、 丸鋸を回転駆動する駆動手段と、 一対の丸鋸を上下動させる駆動部とを備え、 一対の丸鋸は、丸太材の切断待機中は載置台よ
り下方位置にあり、切断時に下から上に移動し、
切断後は下降動して切断待機位置にもどる丸太材
のケント形成装置である。
一対の傾斜丸鋸の傾斜角は、ケント部の先端角
度によつて決定されるものであるが、2枚の丸鋸
によつて形成される内側の角度は100°〜140°程度
が好ましい。
(作用) 載置台上に転動を規制して支持した丸太材の一
端部を下動位置にある一対の傾斜丸鋸の切断刃近
接位置の上方に臨ませたのち、例えばペダルスイ
ツチを操作して該一対の傾斜丸鋸を上動させる
と、一方の丸鋸は丸太材端部の一側面に、そして
他方の丸鋸は丸太材端部の他側面に作用して両側
面を傾斜切断する。次いで一旦一対の丸鋸を降下
させ、その間に丸太材を円周方向に90°回動した
のち再び傾斜丸鋸を上動させると、上記同様に両
側面を傾斜切断し、かくして丸太材の端面に角錐
形のケントを形成する。
(実施例) 以下本考案の実施例を示した図面について説明
すると、第1図および第2図に示しているように
本考案による装置は、加工する丸太材1を水平状
態に支持する載置台2と、該載置台2の一側部に
配設されたケント切断装置3および該載置台2の
前方両側に設けられた定長切断用の丸鋸盤4,4
とからなり、全体が移動用車輪5,5を備えたベ
ースフレーム6上に設置されている。該載置台2
はベースフレーム6に架設されたフレーム7上に
前後動可能に支持され、その上面両側にはV字状
の支持部8,8を備え、丸太材1は該支持部8,
8上において転がり移動不能に支持されるように
なつている。ケント切断装置3は、歯先部9A,
9Aが相近接し該載置台2上に支持される丸太材
1の軸線Oに対して回転軸線X,Xがそれぞれ対
称的に傾斜した一対の丸鋸9,9と、該一対の丸
鋸9,9のサポーター10と、該サポーター10
を上下動させるための機構(図示せず)および一
対の丸鋸9,9の回転制御機構(図示せず)が内
装された駆動部11とからなり、該駆動部11の
上記機構は該駆動部11から延長した操作ペダル
12によつて制御されるようになつている。上記
した一対の丸鋸9,9は第3図に示しているよう
に本実施例においては、丸太材1の軸線Oと該丸
鋸9,9の回転軸線X,Xとのなす角A,Aがそ
れぞれ30°に設定され、したがつて両丸鋸9,9
の歯面によつて形成される角度A1は120°であり、
丸太材1の端面を頂角120°の角錐形に切断できる
ようになつている。
続いて上記した装置の動作要領を述べると、ま
ず丸太原木を任意の手段によつて載置台2の支持
部8,8上に載置する。次いで載置台2を前方に
動かして両側の丸鋸盤4,4により該原木の両端
を切断して所定長の丸太材1として切断分離した
両端部をコロガイド13,13によつてそれぞれ
外方に排出する。続いて載置台2とともに丸太材
1を元位置、即ち一対の丸鋸9,9の歯先近接位
置まで後退させたのち、丸太材1を押えながら操
作ペダル12を踏むと、一対の丸鋸9,9は回転
しながら上昇して丸太材1の端面の下方から傾斜
切断を開始し、該一対の丸鋸9,9の最上動位置
において切断を終了し、リミツトスイツチの作用
によつて自動的に降下する。この動作により丸太
材1の一端面の両側には鈍角(120°)のクサビ状
の斜面が形成される。続いて丸太材1を90°回転
させ、操作ペダル12を踏んで再度一対の丸鋸
9,9を再度上昇させると一端面の残りの両側部
が傾斜切断され、かくして丸太材1の一端面には
第4図に示したごとき角錐状のケント面13が形
成される。
なお、上記実施例においては丸太原木の定長切
断装置を併設した態様を示しているが、この定長
切断装置は必ずしも要するものではなく、前もつ
て切断した丸太材1を載置台2上に移載し、定位
置にセツトして上記ケント切断装置を作動させる
ように構成してもよい。
(考案の効果) 本考案は、フレームと、フレームに対し前後方
向に移動可能に設けられ、丸太材をその転がり移
動を規制して支持する載置台と、フレームに設け
られ、載置台が前方位置に移動したときの載置台
の左右に平行に設けられた定長切断用の丸鋸盤
と、フレームに設けられ、載置台が後方位置に移
動したときの載置台の左右いずれか一方であつ
て、定長切断用の丸鋸盤より左右やや内側位置に
設けられたケント切断装置とからなりケント切断
装置は、載置台上に支持される丸太材の軸線に対
して回転軸線が前後対称に拡開して平面視ハの字
状に配置され、歯先の前後内側が相近接している
一対の丸鋸と、丸鋸を回転駆動する駆動手段と、
一対の丸鋸を上下動させる駆動部とを備え、一対
の丸鋸は、丸太材の切断待機中は載置台より下方
位置にあり、切断時に下から上に移動し、切断後
は下降動して切断待機位置にもどる丸太材のケン
ト形成装置であるので、丸太材へのケントを容易
にかつ安全に形成することができる。
すなわち、丸太材を載置台上に支持したのち、
一対の丸鋸を2回上昇動させれば、丸太材の一端
にケントを形成することができ、チエンソーに比
べて格段に労力が軽減され、生産性も向上する。
しかも、載置台が、フレームに対し前後方向に
移動可能に設けられ、丸太材をその転がり移動を
規制して支持するとともに、丸鋸盤が、載置台が
前方位置に移動したときの載置台の左右に平行に
設けられているので、ケント形成に先立つて丸太
材の両端を定長に切断することができ、定長に切
断した状態で載置台を後方に移動するだけで、ケ
ント形成装置に設定できる。
さらに、ケント切断装置の一対の丸鋸が、載置
台上に支持される丸太材の軸線に対して、回転軸
線が前後対称に拡開して平面視ハの字状に配置さ
れ、歯先の前後内側が相近接しているので、一対
の丸鋸を2回上昇動することにより、丸太材の一
端に整然とした角錐状のケントを形成することが
できる。
さらに、ケント切断装置の一対の丸鋸が、丸太
材の切断待機中は載置台より下方位置にあり、切
断時に下から上に移動し、切断後は下降動して切
断待機位置にもどるので、丸太材を載置台上に載
置する際、あるいは定長切断の際には、ケント切
断用の一対の丸鋸が作業の邪魔となることがな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示しているものであつ
て、第1図は平面図、第2図は正面図、第3図は
ケント切断部の平面図、そして第4図は丸太材の
ケント部を示す傾斜図である。 1……丸太材、2……載置台、3……ケント切
断装置、9,9……丸鋸、9A,9A……歯先
部、O……丸太材の軸心線、X,X……丸鋸の回
転軸線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 フレームと、 フレームに対し前後方向に移動可能に設けら
    れ、丸太材をその転がり移動を規制して支持す
    る載置台と、 フレームに設けられ、載置台が前方位置に移
    動したときの載置台の左右に平行に設けられた
    定長切断用の丸鋸盤と、 フレームに設けられ、載置台が後方位置に移
    動したときの載置台の左右いずれか一方であつ
    て、定長切断用の丸鋸盤より左右やや内側位置
    に設けられたケント切断装置とからなり、 ケント切断装置は、 載置台上に支持される丸太材の軸線に対して
    回転軸線が前後対称に拡開して平面視ハの字状
    に配置され、歯先の前後内側が相近接している
    一対の丸鋸と、 丸鋸を回転駆動する駆動手段と、 一対の丸鋸を上下動させる駆動部とを備え、 一対の丸鋸は、丸太材の切断待機中は載置台
    より下方位置にあり、切断時に下から上に移動
    し、切断後は下降動して切断待機位置にもどる 丸太材のケント形成装置。 2 載置台の上に支持される丸太材の軸線に対す
    る一対の丸鋸の回転軸線が、各20°から40°拡開
    している実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    丸太材のケント形成装置。
JP1987034258U 1987-03-09 1987-03-09 Expired - Lifetime JPH0518081Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987034258U JPH0518081Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987034258U JPH0518081Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63141701U JPS63141701U (ja) 1988-09-19
JPH0518081Y2 true JPH0518081Y2 (ja) 1993-05-14

Family

ID=30842635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987034258U Expired - Lifetime JPH0518081Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0518081Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546313A (en) * 1977-06-15 1979-01-18 Hasegawa Komuten Kk Coupling unit for pillar and beam
JPS5436696A (en) * 1977-08-26 1979-03-17 Hiroshi Takayama Blade anchoring machine

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546313A (en) * 1977-06-15 1979-01-18 Hasegawa Komuten Kk Coupling unit for pillar and beam
JPS5436696A (en) * 1977-08-26 1979-03-17 Hiroshi Takayama Blade anchoring machine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63141701U (ja) 1988-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5205197A (en) Pallet cutting machine
US3754586A (en) Process and apparatus for making shakes
JPH0332594A (ja) サンドイッチパネル裁断方法及び装置
JPH0518081Y2 (ja)
CN208529309U (zh) 一种木材切割机
JPH05318226A (ja) 鋸刃形成ユニット
JPH02106306A (ja) 外装部材の切断方法および切断装置並びに同装置に使用する外装部材の送給装置
JP2612229B2 (ja) 角柱木材の製材方法
JP4224954B2 (ja) 卓上切断機
JPS603961B2 (ja) 放射状挽き装置
JPH0755042Y2 (ja) 竪型丸鋸盤の鋸カバー
JP3261580B2 (ja) 原木に対する茸菌駒の自動打込み及びその自動排出装置
JPS6127683Y2 (ja)
JP3167953B2 (ja) プレカット木材の製造装置
JP2531486Y2 (ja) 金属製型材用切断加工装置
JPH08183001A (ja) スライスソ−
JP4224953B2 (ja) 卓上切断機
JP3050744B2 (ja) プレーナ加工方法及び装置
JP2525639Y2 (ja) 自動面取装置付パイプ切断機
JPH02162B2 (ja)
JPS5932493Y2 (ja) 横型帯鋸磐
JPH09225734A (ja) 切断機における製品搬出装置
JPS60260301A (ja) 製材装置
JP3299548B2 (ja) 床柱の切削加工機
JPS593845Y2 (ja) 木材の縦継用「ほぞ」取機