JP4224953B2 - 卓上切断機 - Google Patents
卓上切断機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4224953B2 JP4224953B2 JP2001181216A JP2001181216A JP4224953B2 JP 4224953 B2 JP4224953 B2 JP 4224953B2 JP 2001181216 A JP2001181216 A JP 2001181216A JP 2001181216 A JP2001181216 A JP 2001181216A JP 4224953 B2 JP4224953 B2 JP 4224953B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fence
- circular saw
- cutting
- workpiece
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sawing (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば卓上丸のこ等の加工材支持装置を有する卓上切断機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術を図6〜図8により説明する。
【0003】
ベース1の中央にターンテーブル2を回転可能に嵌合し、ターンテーブル2の後部上方にはシャフト4を介して丸のこ部5が上下揺動可能に支持され、丸のこ部5を上方に付勢するスプリング19が設けられている。丸のこ部5には、切断作業時に丸のこ部5を押し下げるためのハンドル6、図示しない駆動モータ、丸のこ7等が設けられ、これらがギヤケース8により保持されている。ベース1上面には、加工材を支持するフェンス3がボルト11により固着されている。ターンテーブル2上面後方にはストッパボルト12がねじ嵌合され、ハンドル6を介して丸のこ部5を押し下げ、この押し下げ過程でギヤケース8をストッパボルト12に当接させることで、丸のこ部5の揺動下限位置を規制している。ストッパボルト12を回し、ギヤケース8との当接位置を変えることで、丸のこ部5の揺動下限位置を変えることができる。
【0004】
このような卓上切断機を用いて、加工材10をベース1上面とフェンス3で加工材を支持し、ハンドル6を握りハンドル6に設けた図示しない電源スイッチを引き、丸のこ部5を押し下げることで切断作業が行われる。
【0005】
従来の卓上切断機は、柱や骨組みに使用される角材10bや床板に使用される幅広材10aを切断する。卓上切断機の切断能力は、丸のこ7をベース1上面より沈ませ丸のこ7外径とベース1上面の重なる距離を長くすれば、切断幅が多くなる。また、ベース1上面からの丸のこ7の沈み量を少なくすれば、切断高さが高くなる。一般に卓上切断機は柱など大きな角材10bを切断することは少なく、内装材の小物の材料や床板の切断作業に使用される。このため、切断用途の多い材料を切断するのに適するように、丸のこ7をベース1上面より多く沈ませ幅広材10aの切断加工に対応するよう丸のこ部5の揺動下限位置が設定されている。また、フェンス3の加工材10を支持する面は、幅広材10aの切断加工に対応する位置へ配置している。
【0006】
このように幅広材10aなどの切断を主とした卓上切断機で、高さ方向を必要とした切断加工、例えば高さのある角材10bなどを切断加工する時は、高さ方向の切断能力を確保するためストッパボルト12を手前に出し、丸のこ部5の下限位置を上方に上げ、加工材10の切断加工が可能な位置に調整している。また、揺動下限位置を変えることで、フェンス3の加工材10を支持する面と丸のこ7の間に隙間ができ、切り残り部14が発生する。これに対応させるため、図8のようにフェンス3の加工材10を支持する面に平行に仕上げた補助板15をサラネジ16とナット17によりフェンス3に取り付け、加工材10を支持する面を前に出して切り残り部14が発生しないようにしている。このように、加工材10の大きさにより補助板15を取り付けたり、外したりしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
加工材10の大きさや切断方法よりフェンス3にサラネジ16とナット17で補助板15を、取り付けたり外したりと、手間が掛かる作業をしている。また、取り外した補助板15、サラネジ16等が紛失する恐れがあった。
【0008】
本発明の目的は、上記した従来の欠点をなくし、簡単な操作によって加工材の形状に関係なく加工材を確実に切断できるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、ベース上面にフェンスホルダを固着させ、フェンスホルダに前後で幅の異なるコの字状のフェンスを着脱自在に嵌着させ、フェンスを前後反転させて加工材の支持位置を変えることにより達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1〜図5を用いて説明する。
【0011】
図1は卓上切断機の左側面図、図2は図1の卓上切断機の正面図、図3は幅広材を切断する状態を示す左側面図、図4は切断し切り残りが発生する状態を示す左側面図、図5は高さのある角材を切断する状態を示す左側面図である。
【0012】
ベース1の中央にターンテーブル2を水平方向へ回動可能に嵌合し、ターンテーブル2の上面はベース1の上面と同一面となっている。ターンテーブル2後部上方には、シャフト4を介して、ベース1上面に対し上下揺動可能に丸のこ部5が支持されている。シャフト4外周部には、丸のこ部5を上方に付勢するスプリング19が設けられている。丸のこ部5には、切断作業時に丸のこ部5を押し下げるためのハンドル6、駆動モータ20、丸のこ7が設けられ、これらがギヤケース8により保持されている。ターンテーブル2上面後方には、ハンドル6を押し下げた時に、ギヤケース8に当接するストッパボルト12がねじ嵌合され、ストッパボルト12により、丸のこ部5の揺動下限位置が規制されている。ねじ嵌合されたストッパボルト12を回し、ギヤケース8との当接位置を変えることにより、丸のこ部5の揺動下限位置を変えることができる。
【0013】
図2に示すように、ギヤケース8には、水平方向に丸のこ軸21を設け、丸のこ軸21の一端にボルト22で丸のこ7を固定している。また駆動モータ20と丸のこ7の間には、周知の如く、駆動モータ20から丸のこ7へ動力を伝達するため、ギヤなどの図示しない動力伝達機構が設けられている。
【0014】
ベース1上面に、ボルト11でフェンスホルダ24を固着し、フェンスホルダ24にフェンス3が着脱可能に嵌合している。フェンス3は、第1フェンス面13a及び第2フェンス面13bからのフェンスホルダ24取付け面までの距離すなわち第1フェンス面13a側及び第2フェンス面13b側の厚さが各々異なる断面視でコの字状に形成されている。また、図2に示すように、フェンスホルダ24は、丸のこ7の下方延長線に対して左右にベース1の幅方向(図面左右方向)に亘って取り付けられており、フェンス3はそのフェンスホルダ24に沿ってベース1の幅方向に亘って嵌合されている。切断幅方向の切断能力を必要とした時に用いる第1フェンス面13aと、高さ方向の切断能力を必要とした時に用いる第2フェンス面13bの2面の加工材支持面を有し、フェンス3をフェンスホルダ24より上方に外し、前後方向に反転させることで、加工材10を支持するフェンス面13a、13bを置き換えることができる。
【0015】
切断作業は、ベース1上面と第1フェンス面13aまたは第2フェンス面13bにより加工材10を支持し、ハンドル6を握りハンドル6に設けた電源スイッチを引くことにより丸のこ7が回転駆動され、ストッパボルト12とギヤケース8が当接する揺動下限位置まで、丸のこ部5を押し下げることで行われる。
【0016】
通常、丸のこ部5の揺動下限位置は、従来の技術で説明したように切断用途の多い材料を切断するのに適するように、幅広材の切断を主とした設定であり、加工材10aを支持するフェンス面も同様に幅方向の切断能力を確保するため、第1フェンス面13aを使用して切断加工を行う。ここで、図3に示すように、フェンス3の第1フェンス面13aは、ギヤケース8とストッパボルト12が当接した際に丸のこ7とベース1上面との交点7a(シャフト4側の交点)よりも反フェンスホルダ24側に位置している。
【0017】
高さ方向を必要とする切断加工は、加工材10とギヤケース8が接触し加工材10に傷が付かないように、ストッパボルト12を手前に出し、丸のこ部5の揺動下限位置を上方に上げ、切断加工が可能な位置に変更する。更にフェンス3をフェンスホルダ24より上方に外し、第2フェンス面13bが加工材10bを支持する面になるよう、反転させて切断作業を行う。ここで、図5に示すように、フェンス3の第2フェンス面13bは、ギヤケース8とストッパボルト12が当接した際に丸のこ7とベース1上面との交点7b(シャフト4側の交点)よりも反フェンスホルダ24側に位置している。なお、図3に示す状態(第1フェンス面13aで加工材10を支持)で高さが高い加工材10bを切断加工すると、図4に示すように切り残り部14が発生してしまう。
【0018】
また、幅広材10aを切断する配置へ戻す場合は、加工材10に切り残り部14が発生しないようにストッパボルト12を戻し、上記同様フェンス3をフェンスホルダ24より外し、第1フェンス面13aが加工材10bを支持する面となるよう、フェンス3を置き換えることにより対応することができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、加工材を支持するフェンス面の前後を反転し置き換えることで、加工材を支持する面の位置が簡単に変更でき、切り残りを発生させずに切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明卓上切断機の一実施形態を示す左側面図。
【図2】図1の卓上切断機の正面図。
【図3】幅広材10aを切断する状態を示す左側面図。
【図4】切り残り部が発生する状態を示す左側面図。
【図5】高さのある角材10bを切断する状態を示す左側面図。
【図6】従来の卓上切断機で幅広材を切断状態を示す左側面図。
【図7】従来の卓上切断機で切り残り部が発生する状態を示す左側面図。
【図8】図8は従来の卓上切断機で角材を切断状態を示す左側面図。
【符号の説明】
1はベース、2はターンテーブル、3はフェンス、4はシャフト、5は丸のこ部、7は丸のこ、13aは第1フェンス面、13bは第2フェンス面、24はフェンスホルダ。
Claims (1)
- ベースに水平方向へ回動自在なターンテーブルを嵌合し、ターンテーブル後方にシャフトを介しターンテーブル上面に対して、上下揺動自在に軸支された丸のこ部を設け、ベース上面にフェンスホルダを固着させ、フェンスホルダに対して前後でフェンスホルダとフェンス面間の幅の異なる断面視コの字状のフェンスを着脱自在に嵌着させ、フェンス前面へ加工材を支持する卓上切断機において、
前記フェンスを前後反転させることで、加工材の支持位置を変えることができることを特徴とした卓上切断機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001181216A JP4224953B2 (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 卓上切断機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001181216A JP4224953B2 (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 卓上切断機 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002370201A JP2002370201A (ja) | 2002-12-24 |
JP2002370201A5 JP2002370201A5 (ja) | 2005-08-18 |
JP4224953B2 true JP4224953B2 (ja) | 2009-02-18 |
Family
ID=19021521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001181216A Expired - Fee Related JP4224953B2 (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 卓上切断機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4224953B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5290040B2 (ja) | 2009-04-27 | 2013-09-18 | 株式会社マキタ | 切断機 |
-
2001
- 2001-06-15 JP JP2001181216A patent/JP4224953B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002370201A (ja) | 2002-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7201092B2 (en) | Band saw | |
US3844269A (en) | Apparatus for sawing rock | |
JP2002321119A (ja) | 角鋼管などの切断開先加工装置 | |
CN2209567Y (zh) | 多功能切割锯 | |
JP4473782B2 (ja) | 丸鋸切断機のワーク固定装置及びワーク固定方法 | |
JP4224953B2 (ja) | 卓上切断機 | |
CN113084884A (zh) | 一种创意产品包装设计用切割装置 | |
JP4224954B2 (ja) | 卓上切断機 | |
JPH06198513A (ja) | 丸鋸盤 | |
KR20050092344A (ko) | 목재가공 조각장치 | |
CN218284919U (zh) | 一种塑胶圆盘加工用修边装置 | |
CN219132595U (zh) | 一种防卡死的断木机 | |
CN215202812U (zh) | 一种混凝土板切割装置 | |
CN217370746U (zh) | 一种夹持翻转工装及锯床 | |
JP2002321121A (ja) | 横形帯のこ盤 | |
KR200189770Y1 (ko) | 석재의 라운딩 절삭기(Stone rounding grinder) | |
JPH11347835A (ja) | パイプ用切断機 | |
KR200359133Y1 (ko) | 목재가공 조각장치 | |
FR2509219A1 (fr) | Machine pour fraiser des moulures sur les pierres | |
JP2000210903A (ja) | 帯鋸切断装置 | |
SU1268730A1 (ru) | Универсальна камнерезна машина | |
JP3396276B2 (ja) | 鋸刃の初期チッピング防止切削方法 | |
JP4108157B2 (ja) | 木口切削用加工装置 | |
JPH08183001A (ja) | スライスソ− | |
JPH065848Y2 (ja) | 石材用帯鋸機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050131 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080501 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080610 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081104 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081117 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4224953 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141205 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |