JPH05180565A - シャトルキルンの排気装置 - Google Patents

シャトルキルンの排気装置

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JPH05180565A
JPH05180565A JP34530591A JP34530591A JPH05180565A JP H05180565 A JPH05180565 A JP H05180565A JP 34530591 A JP34530591 A JP 34530591A JP 34530591 A JP34530591 A JP 34530591A JP H05180565 A JPH05180565 A JP H05180565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
side wall
exhaust
wall
kiln
Prior art date
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Pending
Application number
JP34530591A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Nakayoku
運雄 中浴
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型、軽量かつ耐久性の高い台車を使用可能
にすることにより窯詰めおよび窯出し作業を容易にし、
かつ炉内の排気を円滑に外部に排出することで被焼成品
の品質を向上するシャトルキルンの排気装置を提供す
る。 【構成】 シャトルキルン1は、炉体10の側壁2およ
び天井壁3により炉室15が形成される。側壁2の内壁
下部には、炉室15に連通する排気口18が形成され
る。炉長側壁2aに形成される炉長側壁通路19は、排
気口18に連通するとともに、炉幅側壁に形成される炉
幅側壁通路に連通する。炉幅側壁通路の中間部には排気
ダクトが設けられる。焼成時、炉室15内の燃焼ガス
は、炉長側壁通路19、炉幅側壁通路および排気ダクト
を経由して煙突12から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャトルキルンの排気
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】窯詰めおよび窯出し作業を炉外で容易に
行うことが可能なシャトルキルンが最近よく使われてい
る。このシャトルキルンは、比較的建設費が安く、食
器、衛生陶器等の多種類少量生産品を焼成するのに適し
ている。従来のシャトルキルンの排気装置としては、例
えば、 台車の頂面から底面に貫通する排気口を形成
し、この排気口から地下に形成される煙道を通して排気
を炉外に排出するものや、 台車の頂面から炉長方向
に貫通する煙道を形成し、この煙道を通して排気を炉外
に排出するもの、さらに、 炉体の天井壁に形成され
る排気口から排気を炉外に排出するものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシャトルキルンの排気装置によると、上記
、のように台車内部に排気通路が形成されるもので
は、台車の機械的強度が低下し台車が短寿命になりやす
い。また、上記、の場合、台車の排気通路を耐熱
性、耐火性かつ高強度を有する耐火材により形成するも
のでは、台車が比較的大型化、高重量化するので、窯詰
めおよび窯出しの作業性を低下させやすいという問題が
ある。
【0004】さらに、上記のように炉体の天井壁に排
気口を形成する場合には、天井壁を構成するセラミック
ファイバ等の微小粉が排気口から落下しやすいため、微
小粉が炉内の被焼成品の表面に付着し、焼成が不均一と
なって被焼成品の品質を低下るという問題がある。本発
明は、このような問題点を解決するためになされたもの
で、小型、軽量かつ耐久性の高い台車を使用可能にする
ことにより窯詰めおよび窯出し作業を容易にし、かつ炉
内の排気を円滑に外部に排出することで被焼成品の品質
を向上するシャトルキルンの排気装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のシ
ャトルキルンの排気装置は、炉体の側壁および天井壁に
より炉室を形成するシャトルキルンにおいて、前記側壁
の内壁に形成される排気口と、前記側壁に形成されると
ともに前記排気口に連通する炉長側壁通路と、前記側壁
に形成されるとともに前記炉長側壁通路に連通する炉幅
側壁通路と、前記炉幅側壁通路に連通し、炉外に排気を
導く排気ダクトとを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明のシャトルキルンの排気装置によると、
炉体の側壁に排気口が形成されるので、焼成時、燃焼ガ
スを排気口から排気ダクトを通して炉体の外部に排出す
る。このため、台車の基台に排気通路を形成しなくとも
よいため台車を小型かつ軽量化作業でき、したがって、
棚詰め棚出し作業ならびに窯入れ窯出し作業が容易にな
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明を適用したシャトルキルンの実施例を図1
〜図3に示す。シャトルキルン1は、セラミックファイ
バから形成される側壁2、天井壁3および炉扉4により
炉体10が構成される。
【0008】側壁2は、炉長方向に延びる炉長側壁2a
と炉幅方向に延びる炉幅側壁2bとからなり、図4に示
すように、炉長側壁2aおよび炉幅側壁2bの炉室15
の内側の下部には、複数の円形の排気口18が形成され
る。排気口18の位置は、図1で台車6を構成する基台
5の頂面より僅かに高い位置である。排気口18の口径
および各排気口18同志の間隔は、シャトルキルン1の
焼成能力や炉室15の容積等から望ましい値に設定され
る。
【0009】排気口18に連通する炉長側壁通路19
は、扉側の一端19aが壁体8によって封鎖され、煙突
側の他端19bが炉幅側壁通路9に連通している。炉幅
側壁通路9の中間部は排気ダクト11に連通し、この排
気ダクト11の開口部11aは、煙突12の下端12a
に接続される。煙突12の上端12bは、排気を炉体1
0の高さより高い位置に放出するように位置している。
【0010】炉体10内に形成される炉室15は、炉長
側壁2a、炉幅側壁2b、天井壁3、炉扉4および台車
5により形成される。炉長側壁2aの内壁には燃料バー
ナ16が所定の位置に設けられる。台車5の基台6の頂
面に取付けられる棚7は、各棚7間の間隔、および炉体
側壁2と棚7との間隔が一定になるように配置される。
棚7上の被焼成品は、燃料バーナ16により炉室15内
で焼成される。また、炉室15と台車5下方の空間17
との気密を図るように、台車側面6aにはレール6bが
形成され、このレール6bが炉長側壁2aに形成される
線状溝2cに嵌合される。
【0011】窯詰めおよび窯出し時、作業者は、炉体1
0外で台車5上の棚7に被焼成品を配置し、炉扉4を開
け被焼成品を載せた台車5炉体10内に搬入する。そし
て、所定の時間経過後、台車5とともに被焼成品を炉外
に搬出し、予め準備した次の台車を被焼成品とともに炉
体内に搬入する。さらに次の焼成を行なうときは、この
ような窯詰めおよび窯出し作業を繰返す。
【0012】焼成時、図示しないバーナによる炉室15
内の燃焼ガスは、各排気口18からほぼ均等に炉長側壁
通路19、炉幅側壁通路9および排気ダクト11を経由
して煙突12から炉外へ排出される。本実施例によるシ
ャトルキルンの排気装置によると、炉長側壁2aおよび
炉幅側壁2bに炉長側壁通路19および炉幅側壁通路9
が形成されるので、比較的小型で軽重量の台車5を使用
可能である。
【0013】図5(a)に本実施例による台車5の基台
6の断面を示し、図5(b)に従来の比較例による基台
22の断面を示す。比較例による台車の基台22は、排
気通路23を囲む部分に補強耐火材24が組込まれてい
る。基台22の高さは基部22aの底面に形成される凸
部22bによりL1 となる。このため、台車21の重量
が大きくなるとともに、棚の位置が高くなりやすく棚詰
め作業が悪化する。また、基台22は、排気通路23の
存在により比較的肉厚H1 が小さくなる部分を生じてい
るため、基台22の機械的強度を低下させている。
【0014】これに対し、本実施例に使用した台車5の
基台6は、基台6内に排気通路が形成されない板状のも
のである。基台6の高さL2 は、板厚に等しい。このた
め、基台6の厚さを薄くすることにより台車5を軽量化
することが可能になり、また、台車5の棚の位置を比較
的低くすることができる。これにより、作業者は、被焼
成品の棚詰めおよび棚出しが容易になるとともに、窯詰
めおよび窯出し時に台車5を簡単に移動することができ
る。
【0015】さらに、本実施例のシャトルキルンの排気
装置は、排気口18が炉長側壁2aの下部に形成される
ので、天井壁からのセラミックファイバ等の粉塵が被焼
成品に付着しにくく、被焼成品の品質を低下させにくい
ものとなっている。本発明の他の実施例としては、炉体
を耐火レンガにより構成してもよく、排気口の位置は、
側壁の中央高さより低位置であればよい。また排気口の
形状をスリット状、編目状等その他の形状にしてもよ
い。さらに、本実施例では排気ダクト11を炉幅側壁2
b側に設けたが、炉長側壁2a側に設けてもよい。ま
た、排気ダクトを2か所以上設けることもできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシャトル
キルンの排気装置によれば、炉体の側壁に形成した排気
通路から排気を炉外に排出するため、台車を小型化およ
び軽量化できるので、被焼成品の棚詰め作業および台車
の移動作業を容易にし、炉体の小型化にともない燃料消
費量を低減することができる。さらに、排気口の位置が
側壁に形成されるので、排気流動によって天井壁からセ
ラミックファイバの粉塵が落下する心配もなく被焼成品
の品質を向上させられるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるシャトルキルンを示す断
面図である。
【図2】図1に示すシャトルキルンのA−A線断面図で
ある。
【図3】図1に示すシャトルキルンのB−B線断面図で
ある。
【図4】図1に示すシャトルキルンの排気口を示すC方
向矢視図である。
【図5】(a)は本発明の実施例による台車の台車を示
す断面図、(b)は従来の比較例による台車の台車を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 シャトルキルン 2 側壁 2a 炉長側壁(側壁) 2b 炉幅側壁(側壁) 9 炉幅側壁通路 10 炉体 11 排気ダクト 15 炉室 18 排気口 19 炉長側壁通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉体の側壁および天井壁により炉室を形成
    するシャトルキルンにおいて、 前記側壁の内壁に形成される排気口と、 前記側壁に形成されるとともに前記排気口に連通する炉
    長側壁通路と、 前記側壁に形成されるとともに前記炉長側壁通路に連通
    する炉幅側壁通路と、 前記炉幅側壁通路に連通し、炉外に排気を導く排気ダク
    トとを備えたことを特徴とするシャトルキルンの排気装
    置。
  2. 【請求項2】前記排気口は前記側壁の中央高さ位置より
    低位置に形成されることを特徴とする請求項1に記載の
    シャトルキルンの排気装置。
JP34530591A 1991-12-26 1991-12-26 シャトルキルンの排気装置 Pending JPH05180565A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005344949A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Nidec-Shimpo Corp 陶芸用窯
CN102062535A (zh) * 2010-11-30 2011-05-18 西安合力汽车配件有限公司 一种固定式底烟道热处理炉的设计方法
CN102062536A (zh) * 2010-11-30 2011-05-18 西安合力汽车配件有限公司 一种移动式底烟道热处理炉的设计方法

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CN102062536B (zh) * 2010-11-30 2015-08-05 西安合力汽车配件有限公司 一种移动式底烟道热处理炉的设计方法
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