JPH0560471A - 焼成炉の排気口装置 - Google Patents
焼成炉の排気口装置Info
- Publication number
- JPH0560471A JPH0560471A JP21831091A JP21831091A JPH0560471A JP H0560471 A JPH0560471 A JP H0560471A JP 21831091 A JP21831091 A JP 21831091A JP 21831091 A JP21831091 A JP 21831091A JP H0560471 A JPH0560471 A JP H0560471A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust port
- exhaust
- furnace
- exhaust gas
- ports
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 天井部の排気口からのセラミックファイバ等
の微小粉が炉内を飛散しないような排気口構造にし、被
焼成品の品質の劣化を防止するようにした焼成炉の排気
口構造を提供する。 【構成】 シャトルキルン１に形成される複数の排気口
入口１６ａ、１７ａ、１８ａに複数の排気通路１６、１
７、１８を垂直方向に連通する。これらの複数の排気通
路１６、１７、１８に連通路２０を連通する。そして、
複数の排気口入口１６ａ、１７ａ、１８ａの位置に対し
水平方向にオフセットした位置で排気口出口２２、２３
を連通路２０に開口する。
の微小粉が炉内を飛散しないような排気口構造にし、被
焼成品の品質の劣化を防止するようにした焼成炉の排気
口構造を提供する。 【構成】 シャトルキルン１に形成される複数の排気口
入口１６ａ、１７ａ、１８ａに複数の排気通路１６、１
７、１８を垂直方向に連通する。これらの複数の排気通
路１６、１７、１８に連通路２０を連通する。そして、
複数の排気口入口１６ａ、１７ａ、１８ａの位置に対し
水平方向にオフセットした位置で排気口出口２２、２３
を連通路２０に開口する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、不連続窯に関するもの
で、詳細には、シャトルキルン等の不連続窯炉の排気口
構造に関するものである。
で、詳細には、シャトルキルン等の不連続窯炉の排気口
構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、窯詰め、窯出し作業を炉外で
容易に行うことが可能なシャトルキルンが最近よく使わ
れている。このシャトルキルンは、比較的建設費が安
く、食器、衛生陶器等の多種類少量生産品を焼成するの
に適している。この種のシャトルキルンは、例えば図３
に示すように、シャトルキルン１の炉体２の内部に台車
３が入れられ、図示しない燃料バーナ等により台車３の
上の棚４内の図示しない被焼成品を焼成する。炉内の燃
焼ガスは、天井部の排気口６、７からダンパ８、９、ケ
ーシング１０を経由して煙突１２から外部に排出され
る。
容易に行うことが可能なシャトルキルンが最近よく使わ
れている。このシャトルキルンは、比較的建設費が安
く、食器、衛生陶器等の多種類少量生産品を焼成するの
に適している。この種のシャトルキルンは、例えば図３
に示すように、シャトルキルン１の炉体２の内部に台車
３が入れられ、図示しない燃料バーナ等により台車３の
上の棚４内の図示しない被焼成品を焼成する。炉内の燃
焼ガスは、天井部の排気口６、７からダンパ８、９、ケ
ーシング１０を経由して煙突１２から外部に排出され
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の焼成炉の排気口構造によると、ダンパ８、９
の開時、ケーシング１０の内部から排気口６、７を通し
て真下に炉体２の内部が開口する構成であるから、ダン
パ８、９の周囲のセラミックファイバの微小粉が排気口
６、７を通して炉体２の内部に落下しやすいので、この
ようなセラミックファイバの微小粉が炉内に飛散しガス
流動に伴い被焼成品の表面に付着し、被焼成品の品質を
低下させるという問題がある。
うな従来の焼成炉の排気口構造によると、ダンパ８、９
の開時、ケーシング１０の内部から排気口６、７を通し
て真下に炉体２の内部が開口する構成であるから、ダン
パ８、９の周囲のセラミックファイバの微小粉が排気口
６、７を通して炉体２の内部に落下しやすいので、この
ようなセラミックファイバの微小粉が炉内に飛散しガス
流動に伴い被焼成品の表面に付着し、被焼成品の品質を
低下させるという問題がある。
【０００４】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、天井部の排気口からのセラミック
ファイバ等の微小粉が炉内を飛散しないような排気口構
造にし、被焼成品の品質の劣化を防止するようにした焼
成炉の排気口構造を提供することを目的とする。
めになされたもので、天井部の排気口からのセラミック
ファイバ等の微小粉が炉内を飛散しないような排気口構
造にし、被焼成品の品質の劣化を防止するようにした焼
成炉の排気口構造を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明による焼成炉の排気口装置は、焼成炉の天井部
に形成される複数の排気口入口と、前記複数の排気口入
口に連通し、垂直方向に形成される複数の排気通路と、
前記複数の排気通路を連通する連通路と、前記連通路に
形成され、前記複数の排気口入口の位置に対し水平方向
にオフセットした位置で開口される排気口出口とを備え
たことを特徴とする。
の本発明による焼成炉の排気口装置は、焼成炉の天井部
に形成される複数の排気口入口と、前記複数の排気口入
口に連通し、垂直方向に形成される複数の排気通路と、
前記複数の排気通路を連通する連通路と、前記連通路に
形成され、前記複数の排気口入口の位置に対し水平方向
にオフセットした位置で開口される排気口出口とを備え
たことを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明による焼成炉の排気口装置によると、ケ
ーシング内に設けられるダンパが開閉される排気口が炉
体天井部の排気口とオフセットされた位置に開口される
ため、ケーシング内部のセラミックファイバ等の微粉が
ケーシング内からダンパを通して排気口出口から落下す
る場合、このセラミックファイバ等の微粉が直接排気口
入口部から炉体内に落下することがない。
ーシング内に設けられるダンパが開閉される排気口が炉
体天井部の排気口とオフセットされた位置に開口される
ため、ケーシング内部のセラミックファイバ等の微粉が
ケーシング内からダンパを通して排気口出口から落下す
る場合、このセラミックファイバ等の微粉が直接排気口
入口部から炉体内に落下することがない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。シャトルキルンの排気口構造に本発明を適用した
実施例を図１および図２に示す。シャトルキルン１の炉
体２の内部に台車３が入れられ、台車３の上に棚４が載
せられる。炉体２の側壁には炉内を高温に加熱するため
の図示しない燃焼バーナが取付けられる。
する。シャトルキルンの排気口構造に本発明を適用した
実施例を図１および図２に示す。シャトルキルン１の炉
体２の内部に台車３が入れられ、台車３の上に棚４が載
せられる。炉体２の側壁には炉内を高温に加熱するため
の図示しない燃焼バーナが取付けられる。
【０００８】炉体２の天井部には、排気通路１６、１
７、１８を有するセラミックブロック２６が載置され
る。セラミックブロック２６に形成される鉛直方向の排
気通路１６、１７、１８の入口部は排気口入口１６ａ、
１７ａ、１８ａに連通する。排気通路１６、１７、１８
の出口部はこれらを水平方向に連通する連通路２０に接
続され、この連通路２０の前記排気通路１６、１７、な
らびに排気通路１７、１８の各出口部にオフセットした
位置に排気出口２２、２３が鉛直方向にケーシング１０
内に開口される。排気口入口１６ａ、１７ａ、１８ａは
各排気流量がほぼ等流量になる位置に形成されている。
排気出口２２、２３を開閉するダンパ１４、１５は、連
動部材２５によって開閉が連動するように取付けられて
いる。ダンパ１４、１５を収納するケーシング１０は、
その頂部に煙突１２を有する。
７、１８を有するセラミックブロック２６が載置され
る。セラミックブロック２６に形成される鉛直方向の排
気通路１６、１７、１８の入口部は排気口入口１６ａ、
１７ａ、１８ａに連通する。排気通路１６、１７、１８
の出口部はこれらを水平方向に連通する連通路２０に接
続され、この連通路２０の前記排気通路１６、１７、な
らびに排気通路１７、１８の各出口部にオフセットした
位置に排気出口２２、２３が鉛直方向にケーシング１０
内に開口される。排気口入口１６ａ、１７ａ、１８ａは
各排気流量がほぼ等流量になる位置に形成されている。
排気出口２２、２３を開閉するダンパ１４、１５は、連
動部材２５によって開閉が連動するように取付けられて
いる。ダンパ１４、１５を収納するケーシング１０は、
その頂部に煙突１２を有する。
【０００９】焼成時、炉体２の内部の燃焼ガスは、排気
口入口１６ａ、１７ａ、１８ａから排気通路１６、１
７、１８、連通路２０、排気口出口２２、２３を経由し
てケーシング１０内に入り、このケーシング１０内から
煙突１２を経て、外部に排出される。ダンパ１４、１５
の開閉時、ケーシング１０内のダンパ１４、１５の周囲
を構成するセラミックファイバの微粉が排気口出口２
２、２３から落下しやすいが、この落下するセラミック
ファイバ微粉はセラミックブロック２６の連通路２０の
床面２２ａに落下する。そのため、セラミックファイバ
の微粉が排気口出口２２、２３から直接排気通路１６、
１７、１８を経て炉室内に入ることが防止される。した
がって、台車３上の棚４に載置される被焼成品の表面に
直接セラミック微粉等の粉塵が降りかかるのが防止され
るため、被焼成品を高品質に保持することができる。
口入口１６ａ、１７ａ、１８ａから排気通路１６、１
７、１８、連通路２０、排気口出口２２、２３を経由し
てケーシング１０内に入り、このケーシング１０内から
煙突１２を経て、外部に排出される。ダンパ１４、１５
の開閉時、ケーシング１０内のダンパ１４、１５の周囲
を構成するセラミックファイバの微粉が排気口出口２
２、２３から落下しやすいが、この落下するセラミック
ファイバ微粉はセラミックブロック２６の連通路２０の
床面２２ａに落下する。そのため、セラミックファイバ
の微粉が排気口出口２２、２３から直接排気通路１６、
１７、１８を経て炉室内に入ることが防止される。した
がって、台車３上の棚４に載置される被焼成品の表面に
直接セラミック微粉等の粉塵が降りかかるのが防止され
るため、被焼成品を高品質に保持することができる。
【００１０】上述したように一つの実施例について説明
したが、本発明としては、排気口入口と排気口出口とを
水平方向にオフセットした位置に設ける構成であるが、
前記実施例の構成に限られるものではない。例えば、炉
体の天井部に開口する排気口入口の数は２個、３個ある
いは４個以上でもよく、さらには、排気口入口と排気口
出口とをオフセットした位置であればどのような位置関
係であってもよい。
したが、本発明としては、排気口入口と排気口出口とを
水平方向にオフセットした位置に設ける構成であるが、
前記実施例の構成に限られるものではない。例えば、炉
体の天井部に開口する排気口入口の数は２個、３個ある
いは４個以上でもよく、さらには、排気口入口と排気口
出口とをオフセットした位置であればどのような位置関
係であってもよい。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の焼成炉の
排気口装置によると、焼成炉天井部に開口する排気口入
口と排気口出口とをオフセットした位置に設ける構成と
したため、排気口出口から排気口入口を経て炉内にセラ
ミックファイバ等の粉塵が直接落下することが防止さ
れ、炉内の被焼成品の表面にセラミック粉塵が直接接触
することがないため、被焼成品を高品位の品質に焼成す
ることができるという効果がある。
排気口装置によると、焼成炉天井部に開口する排気口入
口と排気口出口とをオフセットした位置に設ける構成と
したため、排気口出口から排気口入口を経て炉内にセラ
ミックファイバ等の粉塵が直接落下することが防止さ
れ、炉内の被焼成品の表面にセラミック粉塵が直接接触
することがないため、被焼成品を高品位の品質に焼成す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例によるシャトルキルンの排気口
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図２】本発明の実施例によるシャトルキルンの排気口
構造を示すもので、図１のＡ−Ａ線断面図である。
構造を示すもので、図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】従来例のシャトルキルンの排気口構造を示す断
面図である。
面図である。
１ シャトルキルン（焼成炉） １６ａ、１７ａ、１８ａ 排気口入口 １６、１７、１８ 排気通路 ２０ 連通路 ２２、２３ 排気口出口
Claims (1)
- 【請求項１】焼成炉の天井部に形成される複数の排気口
入口と、 前記複数の排気口入口に連通し、垂直方向に形成される
複数の排気通路と、 前記複数の排気通路を連通する連通路と、 前記連通路に形成され、前記複数の排気口入口の位置に
対し水平方向にオフセットした位置で開口される排気口
出口とを備えたことを特徴とする焼成炉の排気口装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21831091A JPH0560471A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 焼成炉の排気口装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21831091A JPH0560471A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 焼成炉の排気口装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0560471A true JPH0560471A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16717844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21831091A Pending JPH0560471A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 焼成炉の排気口装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0560471A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021038859A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | 株式会社根岸製作所 | 排気装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5917373A (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-28 | 有限会社タ−モ | マ−カ−係合具 |
| JPS60188727A (ja) * | 1984-03-07 | 1985-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 排気ダンパ−装置 |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP21831091A patent/JPH0560471A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5917373A (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-28 | 有限会社タ−モ | マ−カ−係合具 |
| JPS60188727A (ja) * | 1984-03-07 | 1985-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 排気ダンパ−装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021038859A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | 株式会社根岸製作所 | 排気装置 |
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