JPH0518045A - 筒状構造体の内筒膜製造方法 - Google Patents

筒状構造体の内筒膜製造方法

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JPH0518045A
JPH0518045A JP16603491A JP16603491A JPH0518045A JP H0518045 A JPH0518045 A JP H0518045A JP 16603491 A JP16603491 A JP 16603491A JP 16603491 A JP16603491 A JP 16603491A JP H0518045 A JPH0518045 A JP H0518045A
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JP
Japan
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membrane
joint
sections
cylinder membrane
cylindrical
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Pending
Application number
JP16603491A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Mizuuchi
充 水内
Hirohiko Fujiwara
裕彦 藤原
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接合部の強度および精度を向上させ、しかも、
簡単に加工可能で製作コストを低減する。 【構成】円筒膜11の両端内周部と端膜12、13のツバ部12
a、13aの外周部の間にそれぞれ接合材14を円周に沿っ
て設けて、円筒膜11の両端部を閉止するように端膜12、
13をそれぞれ配置する。そして、ツバ部12aと接合材14
と円筒膜11の一方端部が重ね合わされたツバ部15aを円
周に沿って、加熱コイルを内蔵した接合器19で挟んで加
熱圧接して接合する。また同様に、ツバ部13aと接合材
14と円筒膜11の他方端膜部が重ね合わされたツバ部15b
を円周に沿って接合器19で挟んで加熱圧接して接合す
る。以上により高引張強度線繊維材で形成された外筒膜
の内面に配置される合成ゴム製の内筒膜17が製造され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋やその他構造物の軽
量骨材などに用いる筒状構造体の内筒膜製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4のAは従来の筒状構造体の一部切欠
き外観図、BはAにおける外筒膜の要部拡大図である。
図4のAおよびBにおいて、筒状構造体1は、長手方
向、周方向および斜め方向に配置されたアラミド繊維材
からなる外筒膜2と、この外筒膜2の内面に配置された
合成ゴム製の内筒膜3と、この外筒膜2の外側にこれら
を抑えるために巻回される押さえ繊維材4とからなって
いる。内筒膜3には外筒膜2から外方に突出する注入口
5が設けられ、さらに、この注入口5には開閉弁6が設
けられている。
【0003】次に、筒状構造体1の製造方法を説明す
る。まず、図5のAに示すように、予め所望の形状を有
する筒状の型材7を製作し、図5のBに示すように、こ
の型材7に対して長手方向、周方向および斜め方向に配
置されたアラミド繊維材からなる外筒膜2で包み込む。
そして、外筒膜2から型材7を抜き取った後、図5のC
に示すように、外筒膜2の内部に内筒膜3を挿入し、そ
の両端部を閉鎖して筒状構造体1を製造する。この場
合、内筒膜3は、図6のAに示す円筒膜3aとその両端
の端膜部3b、3cから構成されており、図6のBに示
すように、円筒膜3aと端膜部3b、および円筒膜3a
と端膜部3cの接合部8a、8bがそれぞれ重ね合わさ
れて加硫接合されている。すなわち、円筒膜3aとその
両端の端膜部3b、3cの接合部8a、8bを重ね合わ
せて円管(図示せず)内に入れ、内筒膜3内に圧力をか
けて膨らませる。そして、円管の内壁と空気圧によって
接合部8a、8bが押圧された状態で、高温炉内におい
て温度140 ℃で加熱して接合部8a、8bを接合する。
これにより、気密性のある内筒膜3が製造される。
【0004】上記構成により、図5のCに示す開閉弁6
を開状態にして注入口5から筒状構造体1の内部に空気
を所定圧力まで封入する。筒状構造体1は空気が封入さ
れていな状態では可撓性を有する単なるコンパクトで軽
量な膜であるが、図5のDに示すように、所定圧力まで
封入されると、予め設定された形状に保持されて剛体化
される。このとき、高引張強度のアラミド繊維材よりな
る外筒膜2には引張力が与えられるが、引っ張り、曲
げ、剪断などの外力に対して大きな強度が発揮される。
このため、筒状構造体1を軽量骨材として各種構造物に
用いることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の内筒膜の製
造方法では、円筒膜3aの両端部と端膜部3b、3cと
の接合部8a、8bを重ね合わせて円管内に入れ、内筒
膜3内に圧力をかけて膨らませたものを高温炉内におい
て温度140 ℃で加熱して作っているため、接合部8a、
8bが確実に十分押圧されず、接合部8a、8bの強度
および接合精度に問題があるばかりでなく製作コストも
高くついていた。
【0006】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、接合部の強度および精度を向上でき、しかも、簡単
に加工することができて製作コストを低減することがで
きる筒状構造体の内筒膜製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の筒状構造体の内筒膜製造方法は、高引張強度
線繊維材で形成された外筒膜と、この外筒膜の内面に配
設された、伸縮性および気密性のある内筒膜を有する筒
状構造体の内筒膜製造方法であって、筒状の円筒膜の両
端部を閉止する端膜の外周部を前記円筒膜の両端部円周
に沿ってそれぞれ重ね合わせてツバ部を構成し、前記ツ
バ部を加熱圧接によって接合することを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】上記構成により、円筒膜の両端部を閉止する端
膜の外周部を円筒膜の両端部円周に沿ってそれぞれ重ね
合わせて構成したツバ部を加熱圧接によって接合するの
で、ツバ部である接合部は容易に挟むことが可能であっ
て確実に十分圧接可能であり、これにより、接合部の接
合強度および接合精度は向上する。また、ツバ部を挟ん
で加熱圧接するだけで接合することが可能で、従来の製
造方法に比べて製造工程が簡略化される。これにより、
製作時間や製作コストは低減される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例の内筒膜製
造方法を説明するための内筒膜の断面図である。図1に
おいて、筒状の円筒膜11の両端部には、その両端部をそ
れぞれ閉止する端膜12、13が配置されている。この端膜
12、13は、円筒膜11の直径と略同等の直径を有するとと
もに、その外周に沿って外側に折れ曲がったツバ部12
a、13aを有しており、これらツバ部12a、13aの外周
部と円筒膜11の両端内周部が円周に沿ってそれぞれ重ね
合わされている。さらに、これらツバ部12a、13aの外
周部と円筒膜11の両端内周部のそれぞれの間に天然ゴム
または合成ゴムよりなる接合材14を円周に沿って設けて
ツバ部15a、15bを構成している。また、端膜12の中央
部には端膜12を貫通して注入口16が設けられ、この注入
口16より空気を内部に注入可能に構成している。以上に
より外筒膜の内面に配置される合成ゴム製の内筒膜17が
構成される。
【0010】次に、内筒膜17の製造方法について説明す
る。まず、円筒膜11の両端内周部と端膜12、13のツバ部
12a、13aの外周部間の接合部にそれぞれ接合材14を円
周に沿って塗布して、円筒膜11の両端部を閉止するよう
に端膜12、13をそれぞれ配置する。そして、ツバ部12a
と接合材14と円筒膜11の一方端部が重ね合わされたツバ
部15aを円周に沿って、図2に示すように、加熱コイル
18を内蔵した接合器19で挟んで加熱圧接して加硫接合す
る。また同様に、ツバ部13aと接合材14と円筒膜11の他
方端膜部が重ね合わされたツバ部15bを円周に沿って接
合器19で挟んで加熱圧接して加硫接合する。以上により
気密性のある伸縮性内筒膜17が製造される。
【0011】このように、ツバ部15a、15bを接合器19
で容易に挟んで円周に沿って加熱圧接して接合するた
め、ツバ部15a、15bである接合部はそれぞれ確実に十
分圧接することができ、接合部の接合強度および接合精
度は向上する。また、従来のように、円筒膜3aとその
両端の端膜部3b、3cの接合部8a、8bを重ね合わ
せて円管内に入れ、内筒膜3内に圧力をかけて膨らませ
たものを高温炉内において温度140 ℃で加熱するなどの
多くの製造工程を要することなく、ツバ部15a、15bを
接合器19で挟み込むだけでツバ部15a、15bは加熱圧接
されて接合することができるため、製作時間や製作コス
トを低減することができる。
【0012】なお、本実施例では、端膜12、13の外周に
沿って外側に折れ曲がったツバ部12a、13aを端膜12、
13の外周部に設けたが、図3に示すように、筒状の円筒
膜21の両端部外側に折れ曲がったツバ部21aをそれぞれ
設けてもよく、この場合、端膜22、23は、ツバ部21aの
外周径と同等の直径を有するように構成され、かつ、ツ
バ部21aと端膜22、23の外周部の間に接合材24を設けて
重ね合わせツバ部25を構成してもよい。そして、このツ
バ部25を円周に沿って接合器19で挟んで加熱圧接して接
合しても同様の効果を生じる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、接合部を
ツバ状に形成したため、確実に十分加熱圧接することが
できてその接合部の強度および精度を向上させ品質保証
を確実なものとすることができ、かつ、簡単に接合する
ことができて製作時間の短縮および製作コストの低減を
図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における内筒膜製造方法を説
明するための内筒膜の断面図である。
【図2】図1のツバ部15aを接合器19で加熱圧接して接
合する状態を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例における内筒膜製造方法を
説明するための内筒膜の断面図である。
【図4】Aは従来の筒状構造体の一部切欠き外観図、B
はAにおける外筒膜の要部拡大図である。
【図5】A〜Dは従来の筒状構造体の各製造工程を示す
概略図である。
【図6】A,Bは従来の内筒膜の各製造工程を示す概略
図である。
【符号の説明】
1 筒状構造体 2 外筒膜 11、21 円筒膜 12、13、22、23 端膜 15a、15b、25a、25b ツバ部 17 内筒膜 19 接合器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】高引張強度線繊維材で形成された外筒膜
    と、この外筒膜の内面に配設された、伸縮性および気密
    性のある内筒膜を有する筒状構造体の内筒膜製造方法で
    あって、筒状の円筒膜の両端部を閉止する端膜の外周部
    を前記円筒膜の両端部円周に沿ってそれぞれ重ね合わせ
    てツバ部を構成し、前記ツバ部を加熱圧接によって接合
    することを特徴とする筒状構造体の内筒膜製造方法。
JP16603491A 1991-07-08 1991-07-08 筒状構造体の内筒膜製造方法 Pending JPH0518045A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006060927A1 (de) * 2004-12-08 2006-06-15 Prospective Concepts Ag Druckkörper mit externer membranverstärkung
JP2017079178A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 トヨタ車体株式会社 クランプおよび接合方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006060927A1 (de) * 2004-12-08 2006-06-15 Prospective Concepts Ag Druckkörper mit externer membranverstärkung
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