JPH05180455A - 吐水装置 - Google Patents

吐水装置

Info

Publication number
JPH05180455A
JPH05180455A JP36048291A JP36048291A JPH05180455A JP H05180455 A JPH05180455 A JP H05180455A JP 36048291 A JP36048291 A JP 36048291A JP 36048291 A JP36048291 A JP 36048291A JP H05180455 A JPH05180455 A JP H05180455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
amount
water discharge
hot water
filling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP36048291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3136725B2 (ja
Inventor
Kyosuke Sakino
恭介 崎野
Mikio Horimoto
幹夫 堀本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP03360482A priority Critical patent/JP3136725B2/ja
Publication of JPH05180455A publication Critical patent/JPH05180455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3136725B2 publication Critical patent/JP3136725B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 定量吐水に伴う操作を簡略化して使い勝手の
向上を図るとともに、定量吐水先を拡大しその自由度を
高めることを目的とする。 【構成】 バスカランBKの吐水温切換パネル37は、
一定量の湯や水或いは適湯をバスタブ内に吐水するとい
う湯張りを実行するための湯張りボタン37hと、湯張
り量を設定・変更するための押圧式の湯張り量変更ボタ
ン37k,37mとを備える。この湯張り量変更ボタン
37k,37mが同時に押圧操作された後に、この両ボ
タンのいずれかが操作されると、その操作回数に基づい
て湯張り量の変更量△Lを判別する。そして、前回まで
の湯張り量L0 と所望湯張り変更量△Lとから湯張り量
L0 を更新し、更新した湯張り量L0 だけバスカランB
Kのカラン部33からバスタブ内に吐水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吐水口からの単純な吐
水に加え、吐水口からの吐水量を規制する定量吐水機能
を備えた吐水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の吐水装置は、カラン等の吐水口
に設けられたダイヤル式の吐水量規制機構を備えるもの
がよく知られている。この吐水量規制機構は、使用者に
回動操作されて回動量に応じた吐水量を設定するダイヤ
ルと、吐水口からの吐水量に応じてダイヤルの回動方向
と逆の方向に回転する羽車等の駆動部と、この駆動部の
回転をギヤを介してダイヤルに伝達する伝達部とを備え
る。そして、回動されただけダイヤルが復帰すると、ダ
イヤルにより規制された吐水量の吐水を停止する。一般
に、この吐水装置は浴室において使用され、上記吐水量
規制機構は、バスタブに一定量の湯を入れるいわゆる湯
張りを行なう際に使用者の立ち会い等を必要としないの
で、極めて有益である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな吐水装置であっても、次のような問題点が指摘され
ている。既述した湯張り等における設定吐水量は、使用
者が操作するダイヤルの回動量により定まる。このた
め、使用者が所望する吐水量を正確に設定するには、慎
重なダイヤル操作を必要とする。また、湯張りは、入浴
する上で欠かせないものであり、頻繁になされるので、
慎重なダイヤル操作を湯張りの都度必要とすることにな
り、煩雑である。
【0004】更に、この吐水量規制機構はカラン等の吐
水口に設置されるので、その大きさが制約される。例え
ば、バスカランに設けるのであれば、バスタブ内におけ
る人の動きを阻害しないような大きさであることが要求
される。このため、駆動部やギヤもその大きさが制約さ
れることになり、ダイヤルの回動量、即ち設定吐水量が
制限される。この結果、定量吐水機能を備える吐水装置
では、限られた大きさのバスタブにしか湯張りをするこ
とができない。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、定量吐水に伴う操作を簡略化して使い勝手の向上
を図るとともに、定量吐水先を拡大しその自由度を高め
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の採用した手段は、吐水の供給管から吐水口
に到る流路に設けられ、該流路を開閉する流路開閉手段
と、所定操作がなされたとき、前記吐水口からの吐水の
開始又は吐水の終了を指示する操作部と、該操作部から
の指示に基づいて前記流路開閉手段を制御する制御手段
とを有する吐水装置であって、前記吐水口からの吐水総
量を予め記憶する吐水総量記憶手段と、所定操作がなさ
れたとき、該吐水総量記憶手段の記憶した吐水総量を更
新する吐水総量更新操作部と、所定操作がなされたと
き、前記吐水口における該吐水総量の吐水の開始を、前
記操作部に優先して前記制御手段に指示する優先吐水開
始指示操作部と、前記吐水口からの吐水量を検出し、該
検出した吐水量が前記吐水総量記憶手段の記憶した吐水
総量と一致したとき、前記吐水口からの吐水の終了を、
前記操作部に優先して前記制御手段に指示する優先吐水
終了指示手段とを備えることをその要旨とする。
【0007】
【作用】上記構成を有する吐水装置は、操作部が所定操
作されると、この操作部から制御手段に、吐水口からの
吐水の開始又は吐水の終了を指示する。そして、この指
示に基づいて流路開閉手段を制御することで、吐水口に
到る流路を開閉し、吐水口から吐水を開始したり終了す
る。
【0008】一方、優先吐水開始指示操作部が所定操作
されると、吐水総量が定められた吐水、即ち定量吐水の
開始を、操作部に優先して優先吐水開始指示操作部から
制御手段に指示する。この指示を受けた制御手段は、流
路開閉手段を制御して吐水口に到る流路を開くので、吐
水総量が定められた吐水が開始される。こうして吐水総
量が定められた吐水が開始されると、優先吐水終了指示
手段により吐水口からの吐水量を検出し、検出吐水量が
吐水総量記憶手段の記憶した吐水総量と一致するかを監
視する。そして、検出吐水量が吐水総量と一致すれば、
吐水口からの吐水の終了を、操作部に優先して優先吐水
終了指示手段から制御手段に指示する。この指示を受け
た制御手段は、流路開閉手段を制御して吐水口に到る流
路を閉じるので、吐水口からの吐水量が吐水総量に一致
した時点で吐水が終了することになる。
【0009】従って、優先吐水開始指示操作部が所定操
作された以後の吐水口からの吐水は上記したように定量
吐水となり、その際の吐水総量は吐水総量記憶手段が予
め記憶しているので、その吐水量はこの予め記憶された
吐水総量となる。
【0010】更に、本発明は、吐水総量更新操作部を備
え、この吐水総量更新操作部が所定操作されると、吐水
総量記憶手段の記憶した吐水総量を更新する。よって、
吐水総量更新操作部が所定操作された以後における上記
定量吐水は、更新された吐水総量の吐水となる。
【0011】この結果、吐水総量を吐水総量記憶手段に
予め記憶させるに当たってこの吐水総量を種々の値とし
たり、吐水総量記憶手段の記憶した吐水総量を吐水総量
更新操作部により更新することで、上記定量吐水時の吐
水量を調整できる。
【0012】 謁実施例】次に、本発明に係る吐水装置1を浴室の給湯
システムに適用した実施例について、図面に基づき説明
する。図1は浴室の外観図である。
【0013】図1に示すように、本実施例の吐水装置1
は、バスタブに吐水するバスカランBKと、昇降自在に
構成されたシャワーヘッドSを有するシャワータワーS
Tと、洗い場に吐水する洗い場カランAKとを、浴室内
に備える。シャワータワーSTは、給湯システム全体の
各種制御を行なう電子制御装置SS(図2参照)を内蔵
し、表面にはこの制御装置に制御信号を出力するための
操作パネルPを備える。また、バスカランBK及び洗い
場カランAKは、吐水温度を切り換えるための後述する
吐水温設定パネルを備え、湯水混合栓UM(図2参照)
と接続されている。
【0014】次に、吐水装置1の電気的構成と各機器構
成について説明する。図2のブロック図に示すように、
湯水混合栓UMは、水の流入管3及び高温の湯の流入管
5にそれぞれ接続されており、各管路における流量を検
出する流量センサ7,9と、各管路における液温(湯
温)を検出するための温度センサ11,13と、各管路
内の水又は湯の流量を調整する流量調整バルブ15,1
7と、この各流量調整バルブの流量調整量を司るアクチ
ュエータ19,21と、各流量調整バルブの下流で合流
した合流流路23に設けられ当該流路における液温を検
出するための温度センサ25と、合流流路23の末端で
シャワーヘッドS,バスカランBK及び洗い場カランA
K等の吐水口に接続されその吐水先を切り換える吐水切
換部27とを備える。この吐水切換部27は、各吐水口
ごとに電磁弁を備え、各電磁弁を切換駆動することによ
り吐水先を変更する。
【0015】また、洗い場カランAK及びバスカランB
Kは、吐水量を調整する機構を備えたカラン部31,3
3と、吐水温度を切り換えるための吐水温設定パネル3
5,37を備える。
【0016】湯水混合栓UMの上記各流量センサ,温度
センサ,アクチュエータ並びに吐水切換部27と、各カ
ランのカラン部31,33及び吐水温設定パネル35,
37と、吐水量を調整する機構を備えたシャワーヘッド
Sとは、操作パネルPとともにシャワータワーSTの電
子制御装置SSに接続されている。そして、この電子制
御装置SSは、各センサやパネルから入力された信号に
基づきアクチュエータの駆動量,吐水先等を決定し、ア
クチュエータ19,21や吐水切換部27等を駆動制御
する。
【0017】電子制御装置SSにより各アクチュエータ
19,21が駆動すると、各アクチュエータの駆動量で
定まる流量の水及び湯が合流流路23に流れ込んで混合
される。従って、吐水切換部27により設定されたシャ
ワーヘッドSや各カラン部からは、水及び湯自体の温度
と流量調整バルブ15,17で規制される水及び湯の流
量比で定まる温度の湯が吐水される。
【0018】上記した吐水装置1のシャワータワーST
における電子制御装置SSは、図2に示すように、CP
U41,ROM42,RAM43,バックアップRAM
44,タイマ45を中心に論理演算回路として構成さ
れ、これらとコモンバス46を介して相互に接続された
入出力ポート47により外部との入出力を行なう。この
入出力ポート47に、上記した各センサ等が接続されて
いる。
【0019】洗い場カランAKの吐水温設定パネル35
は、図3に示すように、「水」,「適湯」,「湯」と表
示され吐水を切り換えるための押圧式の水ボタン35
a,適湯ボタン35b,湯ボタン35cのボタン群と、
各ボタンの左肩に位置し該当するボタンが押圧されたと
きに点灯するボタン表示灯35d〜35fと、電子制御
装置SSからの制御信号に基づき点灯し温度センサ25
の検出した合流流路23における吐水温度を数値にて個
別に表示する表示灯群35gとを備える。この表示灯群
35gは、パネル内に一列に配置されたLEDを備え、
温度を表わす数値を昇順に各LEDに対応させて構成さ
れる。
【0020】バスカランBKの吐水温設定パネル37
は、図4に示すように、上記吐水温設定パネル35と同
様に水ボタン37a等の各ボタンやボタン表示灯37d
〜37f,表示灯群37gに加え、「湯張り」と表示さ
れ後述する湯張りを実行するための押圧式の湯張りボタ
ン37hと、湯張りボタン37hの左肩に位置し該当す
るボタンが押圧されたときに点灯するボタン表示灯37
iと、湯張り量を設定・変更するための押圧式の湯張り
量変更ボタン37k,37mとを備える。この湯張り量
変更ボタン37k,37mは、それぞれ湯張り量を低減
又は増大させるためのものであり、パネル全面からは見
えないよう構成されている。これは、次のような理由に
よる。日常の入浴に先立って行なわれる湯張りは、単純
な水や湯,適湯の吐水・止水の吐水形態と異なり、一定
量の湯や水或いは適湯をバスタブ内に吐水するというこ
とが一般的である。よって、湯張り量を変更する頻度
が、水ボタン37a等の各ボタンの押圧頻度より著しく
少ないからである。もっとも、本吐水装置1の浴室への
施工時等には、当該浴室におけるバスタブの大きさに応
じて試験的に何回も変更を要する場合もある。なお、各
湯張り量変更ボタンが押圧されるごとに所定量、例えば
10リットルずつ湯張り量が初期値から増減するよう構
成されている。この湯張り量の初期値は、ROM42に
予め記憶されている。
【0021】また、操作パネルPは、合流流路23にお
ける吐水温度を数値表示する表示機器や、上記各パネル
の適湯ボタンが押されたときにカラン等から吐水される
湯(以下、単に適湯という)の温度を設定するための温
度設定ボタン等を備えるが、本発明の要旨と直接関係し
ないのでその説明は省略する。
【0022】次に、上記した構成を備える本実施例の吐
水装置1が行なう湯張り制御(ルーチン)について、図
5のフローチャートに基づき説明する。
【0023】図5の湯張りルーチンは、バスカランBK
の吐水温設定パネル37における湯張りボタン37hの
押圧操作を経て開始される。つまり、当該ボタンが押圧
されてその信号が電子制御装置SSに出力されると、こ
の信号の入力時点から実行される。
【0024】こうして本ルーチンが実行されると、図5
に示すように、湯張りボタン37hの操作が最初のもの
であるか否かを、後述するステップでセットされる湯張
りフラグF1ST が1であるか否かによって判断する(ス
テップ100:以下、ステップを単にSと表記する)。
この湯張りフラグF1ST は、次のS110にてセットさ
れるものであり、湯張りボタン37hの操作がされて本
ルーチンが実行済みであることを表わす。よって、湯張
りボタン37hの操作が最初のものであれば、S100
にて当然に否定判断されてS110に移行し、湯張りフ
ラグF1ST に値1をセットする。一方、S100でF1S
T =1と判断すれば、本ルーチンの実行中或いは実行後
に再度湯張りボタン37hが操作されたと判断できるの
で、その時点で本ルーチンを終了すべく、即ち実行中の
湯張りを中止すべく後述のS170に移行する。なお、
この湯張りフラグF1ST には、電源投入時における図示
しない初期処理において初期値0がセットされる。
【0025】S100の処理に引き続いては、シャワー
タワーSTの操作パネルPにおける温度設定ボタンによ
り設定された湯張り温度(湯張りする際に吐水する湯の
温度)と湯張り量L0 をバックアップRAM44の所定
アドレスから読み込む(S120)。この湯張り量L0
は、後述する湯張り量設定ルーチンにて設定され、バッ
クアップRAM44に書き込まれる。また、湯張り温度
は、図示しない温度設定ルーチンにて設定されて、やは
りバックアップRAM44に書き込まれる。その後、読
み込んだ湯張り温度に基づいて水及び湯の流量を算出
し、算出した流量に対応する流量調整バルブ15,流量
調整バルブ17の流量調整量、即ちアクチュエータ1
9,アクチュエータ21の駆動量を求め、各アクチュエ
ータに駆動信号を出力する(S130)。この信号を受
けて各アクチュエータが駆動して各流量調整バルブが流
量を調整するので、算出流量の水及び湯が合流流路23
に流入し、上記湯張り温度の湯がバスカランBKからバ
スタブに吐水される。なお、吐水切換部27による吐水
先の切換は、S130の処理が行なわれる以前に、吐水
先がバスカランBKとなるよう実行される。
【0026】水及び湯の流量(アクチュエータ駆動量)
の算出に当たっては、読み込んだ湯張り温度に加え、流
量センサ7,9や温度センサ11,13からの流入管3
及び流入管5における水自体の温度及び流量と湯自体の
温度及び流量や、合流流路23に設けた温度センサ25
からの検出吐水温度,カラン部33における時間当たり
の最大吐水量等が考慮される。
【0027】なお、湯張り温度として例えば42度を読
み込むと、電子制御装置SSから吐水温設定パネル37
に制御信号を出力して、表示灯群37gにおける数値4
2下方のLEDを点灯させる。
【0028】その後、本ルーチンの実行中に、シャワー
タワーSTの操作パネルPにおける温度設定ボタンによ
り湯張り温度が変更されたか否かを判断し(S14
0)、変更されたと判断すれば、アクチュエータ19,
アクチュエータ21の駆動量の算出を既述したように変
更後の湯張り温度に基づいて行ない、各アクチュエータ
に新たな駆動信号を出力する(S150)。これによ
り、変更後の湯張り温度の湯がバスカランBKからバス
タブに吐水される。一方、変更がなければS160に移
行する。
【0029】なお、このように湯張り温度が変更された
場合も、変更後の湯張り温度に対応する数値のLEDを
点灯させる。例えば、変更後の湯張り温度が41度であ
れば、数値40のLEDと数値42のLEDとに制御信
号を出力して、両LEDとも点灯させる。
【0030】こうして吐水が行なわれた後には、各アク
チュエータの駆動量によって定まる流量調整バルブ1
5,流量調整バルブ17の各流量調整量の和(カラン部
33における時間当たりの最大吐水量)と、S130の
処理により各アクチュエータの駆動を開始してからの経
過時間とから算出した現在までのバスタブへの吐水量
が、読み込んだ湯張り量L0 を下回ったままか否かを判
断する(S160)。ここで、現在までのバスタブへの
吐水量が湯張り量L0 を下回ると判断すれば、バスタブ
への吐水を継続するとして、上記S140に移行する。
なお、湯張り温度の変更有無を判断するS140に移行
するのは、吐水の継続中に湯張り温度の変更がなされる
ことがあることを考慮したためである。
【0031】一方、S160で肯定判断すれば、即ち現
在までのバスタブへの吐水量が湯張り量L0 と一致した
と判断すれば、吐水を中止して湯張りを終了すべく、各
アクチュエータへ復帰信号を出力し(S170)、各流
量調整バルブを全閉とする。その後、湯張りが終了した
として次回の湯張りに備え、湯張りフラグF1ST に値0
をセットして(S180)本ルーチンを終了する。この
際、表示灯群37gにおけるLED及びボタン表示灯3
7iを消灯させる。
【0032】次に、湯張り量変更制御(ルーチン)につ
いて、図6のフローチャートに基づき説明する。図6の
湯張り量変更ルーチンは、湯張り量を低減又は増大させ
るための湯張り量変更ボタン37k,37mが同時に、
具体的には例えば約0.1秒間隔内に押圧操作されたと
きに割込実行されるものである。このように、湯張り量
変更ルーチンの開始のためのボタン操作を複雑なものと
しとたのは、次のような理由による。既述したように
日常的な湯張りにおいてその量を変更する頻度が少ない
ことを考慮して、むやみな湯張り量変更を回避し、一旦
湯張り量を設定した後にはその量での湯張りを継続させ
ることがふさわしいと思われるからである。
【0033】両湯張り量変更ボタンが押圧操作されて本
ルーチンが開始されると、まず、湯張り量変更ボタン3
7k,37mの両ボタンが同時に押圧操作された後にお
けるいずれかのボタンの操作回数に基づいて、使用者が
所望する湯張り量の変更量△Lを判別する(S20
0)。例えば、湯張り量変更ボタン37kが連続して2
回操作されれば、使用者は設定済みの湯張り量L0 より
20リットル少ない湯張り量を所望していると判別す
る。なお、各湯張り量変更ボタンの押圧回数当たりの変
更量(10リットル)は、予めROM42に記憶されて
いる。また、本吐水装置1の浴室への施工時において、
当該浴室におけるバスタブの大きさに応じて施工者が定
めた初期湯張り量L00、例えば200リットルがバック
アップRAM44の所定アドレスに書き込まれる。
【0034】次に、バックアップRAM44から設定済
みの湯張り量L0 を読み込み(S210)、この湯張り
量L0 とS200で判別した所望湯張り変更量△Lとか
ら湯張り量L0 を更新し、更新した湯張り量L0 をバッ
クアップRAM44に新たに書き込んで(S220)、
本ルーチンを終了する。
【0035】こうして湯張り量L0 が更新して書き込ま
れると、湯張りルーチンおけるS120で更新後の湯張
り量L0 が読み込まれ、読み込まれた湯張り量L0 だけ
バスカランBKのカラン部33からバスタブ内に吐水さ
れる。
【0036】以上説明したように本実施例の吐水装置1
は、湯張りボタン37hが押圧操作されるだけで、一定
量の湯や水或いは適湯をバスタブ内に吐水するという湯
張り(予め定められた吐水量の吐水)、即ち定量吐水を
実行する。この際、本実施例の吐水装置1によれば、湯
張り量を予め記憶しておくことで、湯張り実行の都度読
み出されたこの記憶済み湯張り量の吐水を行なうので、
何等の特別な操作を要せず一定量の吐水量の湯張りを実
行することができる。
【0037】しかも、湯張り量の変更を所望する際に
は、具体的には本吐水装置1の浴室内への施工時におけ
る初期湯張り量L00の設定や日常生活における湯張り量
変更時には、バスタブの大きさに応じて施工者が定める
初期湯張り量L00を施工時において種々の値としたり、
湯張り量の変更を湯張り量変更ボタン37k,37mの
両ボタンの同時操作後におけるいずれかのボタンの押圧
操作を行なうだけで、湯張り量を変更することができ
る。この結果、本実施例の吐水装置1によれば、湯張り
の対象先であるバスタブの容量に左右されることなく吐
水装置1を使用できることになり、使用先であるバスタ
ブの制限を受けない。つまり、バスタブに対する自由度
を高めることができる。
【0038】また、本実施例の吐水装置1では、湯張り
ボタン湯張りボタン37hの左肩にボタン表示灯37i
を設け、湯張りボタン37hが押圧されたときにこのボ
タン表示灯37iを点灯するよう構成したので、現在は
湯張りを実行中であることを視認できる。また、湯張り
温度を表示灯群37gにおける各数値下方のLEDを点
灯させることで視認させているので、季節や湯張り時間
帯に応じた湯張り温度の再設定を使用者に促すことがで
きる。
【0039】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの様な実施例になんら限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実施
例では、浴室における給湯システムに適用した場合につ
いて説明したが、温度設定が不要な吐水系に適用できる
ことは勿論である。
【0040】更に、本実施例では、初期湯張り量L00の
設定を1種類(初期湯張り量L00=200リットル)と
したが、この初期湯張り量L00を入浴する人数に応じて
複数種類設定し、シャワータワーSTの操作パネルPに
入浴人数に応じた初期湯張り量L00を選択する湯張り初
期値選択ボタンを設けることもできる。このようにすれ
ば、その日の入浴人数に応じた初期湯張り量L00を選択
することができるので、例え湯張り量の変更を所望する
場合であっても、湯張り量変更ボタン37k又は37m
の操作回数を低減することができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の吐水装置
は優先吐水開始指示操作部が操作されるだけで即座に定
量吐水を実行する。この際、吐水総量を予め記憶してお
くことで定量吐水時の吐水量の設定を要しない。しか
も、定量吐水時の吐水量の変更を、吐水総量更新操作部
が操作されるだけでなされる吐水総量の更新を通して実
行し、それ以後の定量吐水の実行に際して特別な操作を
要しない。この結果、本発明の吐水装置によれば、定量
吐水に伴う操作の簡略化を図って使い勝手を向上させる
ことができる。
【0042】更に、本発明の吐水装置によれば、吐水総
量を予め記憶させるに当たってこの吐水総量を種々の値
としたり、吐水総量更新操作部による吐水総量の更新し
て定量吐水時の吐水量を調整できるので、定量吐水先を
拡大しその自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吐水装置1を浴室の給湯システムに適用した場
合における浴室の外観図。
【図2】吐水装置1の電気的構成と各機器構成を説明す
るために用いたブロック図。
【図3】洗い場カランAKの吐水温設定パネル35を説
明するための説明図。
【図4】バスカランBKの吐水温設定パネル37を説明
するための説明図。
【図5】吐水装置1が行なう湯張りルーチンを表わすフ
ローチャート。
【図6】吐水装置1が行なう湯張り量変更ルーチンを表
わすフローチャート。
【符号の説明】
1 吐水装置 3,5 流入管 7,9 流量センサ 15,17 流量調整バルブ 23 合流流路 33 カラン部 37 吐水温設定パネル 37h 湯張りボタン 37k 湯張り量変更ボタン 37m 湯張り量変更ボタン BK バスカラン UM 湯水混合栓 SS 電子制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐水の供給管から吐水口に到る流路に設
    けられ、該流路を開閉する流路開閉手段と、 所定操作がなされたとき、前記吐水口からの吐水の開始
    又は吐水の終了を指示する操作部と、 該操作部からの指示に基づいて前記流路開閉手段を制御
    する制御手段とを有する吐水装置であって、 前記吐水口からの吐水総量を予め記憶する吐水総量記憶
    手段と、 所定操作がなされたとき、該吐水総量記憶手段の記憶し
    た吐水総量を更新する吐水総量更新操作部と、 所定操作がなされたとき、前記吐水口における該吐水総
    量の吐水の開始を、前記操作部に優先して前記制御手段
    に指示する優先吐水開始指示操作部と、 前記吐水口からの吐水量を検出し、該検出した吐水量が
    前記吐水総量記憶手段の記憶した吐水総量と一致したと
    き、前記吐水口からの吐水の終了を、前記操作部に優先
    して前記制御手段に指示する優先吐水終了指示手段とを
    備えることを特徴とする吐水装置。
JP03360482A 1991-12-26 1991-12-26 吐水装置 Expired - Fee Related JP3136725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03360482A JP3136725B2 (ja) 1991-12-26 1991-12-26 吐水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03360482A JP3136725B2 (ja) 1991-12-26 1991-12-26 吐水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05180455A true JPH05180455A (ja) 1993-07-23
JP3136725B2 JP3136725B2 (ja) 2001-02-19

Family

ID=18469595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03360482A Expired - Fee Related JP3136725B2 (ja) 1991-12-26 1991-12-26 吐水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3136725B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3136725B2 (ja) 2001-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4563780A (en) Automated bathroom
JPH08254275A (ja) 温度制御機能を有する自動給水栓
JPH05180455A (ja) 吐水装置
JPH06121941A (ja) 吐水ヘッド
JPH05233077A (ja) 給湯システム
JP3018743B2 (ja) 吐水装置
JP3993415B2 (ja) 自動水栓
JP3018751B2 (ja) 吐水装置
JP3211344B2 (ja) 吐水装置
JP3018698B2 (ja) 吐水装置
JPH01203842A (ja) 自動給湯装置
JPH05165533A (ja) 給湯装置
JP3163727B2 (ja) 吐水装置
JPS61295436A (ja) 給湯装置
JP3149590B2 (ja) 吐水装置
JPH0414535Y2 (ja)
JPH06241482A (ja) 給湯装置
JP3223558B2 (ja) 吐水装置
JPH04347117A (ja) シャワー制御装置
JPS63143612A (ja) 給湯装置
JPH0720511Y2 (ja) 給湯装置
JPH01277523A (ja) シャワー装置
JPH05250044A (ja) 給湯装置
JPS63143613A (ja) 給湯装置
JPH05322196A (ja) 吐水装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071208

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081208

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees