JPH05180267A - ダンパープーリー - Google Patents

ダンパープーリー

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Publication number
JPH05180267A
JPH05180267A JP34750291A JP34750291A JPH05180267A JP H05180267 A JPH05180267 A JP H05180267A JP 34750291 A JP34750291 A JP 34750291A JP 34750291 A JP34750291 A JP 34750291A JP H05180267 A JPH05180267 A JP H05180267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
damper pulley
rim portion
metal
mass
Prior art date
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Pending
Application number
JP34750291A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Watanabe
浩 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP34750291A priority Critical patent/JPH05180267A/ja
Publication of JPH05180267A publication Critical patent/JPH05180267A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • F16H2055/366Pulleys with means providing resilience or vibration damping

Abstract

(57)【要約】 【目的】 捩り振動ダンパー機能に加えて曲げ振動ダン
パー機能をも十分に備えると共に、あらゆる環境下にお
いても対応可能な簡易な構成からなるダンパープーリー
を提供する。 【構成】 この発明のダンパープーリーEは、ハブ10
のリム部13に、金属格成体22を介してダンパーマス
21を取付けたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダンパープーリーに
係り、特に、自動車用エンジンのクランクシャフト軸端
に装着され、クランクシャフトの回転動力を伝達すると
共に、クランクシャフトの振動を吸収するダンパープー
リーに関する。
【0002】
【従来の技術】防振ゴム等からなるゴム状弾性体を介し
てダンパーマスを、ハブのリム部に取付けたダンパープ
ーリーは、例えば自動車用エンジンのクランクシャフト
軸端に装着されており、エアコン用コンプレッサやパワ
ーステアリング用ポンプ等の補機類へ回転動力を伝達す
ると共に、エンジン稼働時クランクシャフトに発生する
捩り振動及び曲げ振動をダンパーマスとゴム状弾性体と
の協働作用によって吸収することができるようになって
いる。
【0003】また、最近のようにエンジンが高出力化、
高回転化されると共に、クランクシャフトが軽量化され
ると、クランクシャフトの振動の中、曲げ振動が大きく
現れるようになり、従来の捩り振動に対するダンパー機
能を主眼としたダンパープーリーでは、曲げ振動を十分
に吸収することができない。そこで、この問題を解決す
るために、捩り及び曲げの各振動吸収用の2個のダンパ
ーマスを取付けたダンパープーリーが近時数多く使用さ
れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た2個のダンパーマスを取付けたダンパープーリーで
は、ダンパーマスを1個余分に取付ける必要があり、コ
スト高になると共に、重量が増大する欠点があった。特
に、この重量の増大は最近のように軽量化が強く要望さ
れている自動車においては問題があった。さらに、ゴム
状弾性体の取付時、例えば加硫接着時における金型構造
及び製造工程が複雑になるという問題があった。
【0005】また、ゴム状弾性体は、エンジン稼働時に
おいて振動によって自己発熱する。特に、エンジンの高
速回転域における加振力は、エンジン回転数の2乗に比
例して増加する関係上、ゴム状弾性体の自己発熱は急速
に大きくなり、ゴム状弾性体の性能及び寿命に悪い影響
を及ぼす恐れがあった。さらに、ダンパープーリーは、
通常、温度条件が厳しい環境下で使用されているので、
温度が異常に上がると、ゴム状弾性体が軟化を始め、そ
の形状が保持されなくなると、ダンパーマスがリム部か
ら脱落してしまう恐れがあった。
【0006】この発明は、上述した従来技術の問題点を
解決すべくなされたもので、その目的とするところは、
捩り振動ダンパー機能に加えて曲げ振動ダンパー機能を
も十分に備えると共に、あらゆる環境下においても対応
可能な簡易な構成からなるダンパープーリーを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の請求項1のダンパープーリーでは、ハブ
のリム部に、金属格成体を介してダンパーマスを取付け
たことを特徴としている。
【0008】また、請求項2のダンパープーリーでは、
金属格成体をリング状に形成し、この金属格成体をリム
部とダンパーマスとの間に配置したことを特徴としてい
る。
【0009】また、請求項3のダンパープーリーでは、
リム部とダンパーマスの相対向する位置に円周方向に所
定の間隔をおいて形成された空隙部に、金属格成体を配
置したことを特徴としている。
【0010】
【作用】金属格成体の素材は金属であるから、温度、振
幅に対する依存性が微小であり、従来のゴム状弾性体で
は対応不可能であった環境下においても対応することが
できる。さらに、金属格成体は振動減衰性能が優れてい
るから、捩り振動及び曲げ振動を十分低減させることが
できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
【0012】図1及び図2はこの発明の第1実施例に係
り、図1はダンパープーリーの正面説明図、図2は図1
のII−II矢視断面説明図である。
【0013】図において、Eはダンパープーリーで、ハ
ブ10のリム部13に、金属格成体22を介してダンパ
ーマス21を取付けたことを特徴としている。
【0014】また、金属格成体22をリング状に形成
し、この金属格成体22をリム部13とダンパーマス2
1との間に配置したことを特徴としている。
【0015】つぎに、この発明の第1実施例の構造をさ
らに詳細に説明する。
【0016】ダンパープーリーEは、ハブ10と、ダン
パー20とを備えている。ハブ10は、ボス部11と、
このボス部11の径方向外方にウェブ部12を介して形
成されたリム部13とからなり、ボス部11は回転軸、
例えば自動車用エンジンのクランクシャフト軸端に固定
されている。リム部13はほぼ円筒状でボス部11と同
心的に配置されており、その外周面一半部には、この実
施例では全周にわたってV溝、例えばポリV溝13aが
形成されている。
【0017】ダンパー20は、円筒状のダンパーマス2
1と、このダンパーマス21とリム部13の他半部外周
面との間に配置、例えば圧入されたリング状の金属格成
体22とからなっており、ダンパーマス21の外周面に
はポリV溝21aが形成されている。金属格成体22
は、金属細線、例えば線径0.25mmのステンレス鋼
線を網目形状に編織したのち、所要の形状、密度に圧縮
成形してなっている。
【0018】つぎに、この発明の第1実施例の作用を説
明する。
【0019】金属格成体22はリム部13とダンパーマ
ス21との間に圧入されており、金属格成体22には、
常に圧縮力が加わっている。これによって圧縮に伴なう
塑性変形によりからまり合っているワイヤの編織を強固
に保持することができる。また、金属格成体22は金属
線自体の弾性と金属線同志の摩擦により振動減衰性能が
優れているから、エンジン稼働時にクランクシャフトに
発生する捩り振動及び曲げ振動を低減させることができ
る。
【0020】さらに、金属格成体22の素材は金属であ
るから、温度、振幅に対する依存性が極めて小さく、従
来のゴム状弾性体では対応不可能であった環境下におい
ても十分対応することができる。
【0021】図3は第1実施例の別実施例に係るダンパ
ープーリーの断面説明図で、金属格成体22Aは、リム
部13とダンパーマス21との間に圧入された後、その
両端がかしめられている。
【0022】図4は第1実施例の他の別実施例に係るダ
ンパープーリーの断面説明図で、ダンパーマス21の内
周面には、両端から下方に向って突出する一対の突部2
1bが全周にわたって形成されている。また、リム部1
3の外周面には、ダンパーマス21の一対の突部21b
と対向する位置から上方に向って突出する一対の突部1
3bが全周にわたって形成されており、これら突部13
b,21bによって形成された空間部内に金属格成体2
2が圧入されている。これによって、金属格成体22の
脱落、ひいてはダンパーマス21の脱落を防ぐことがで
きる。
【0023】図5及び図6は、この発明の第2実施例に
係り、図5はダンパープーリーの正面説明図、図6は図
5のVI−VI矢視断面説明図である。
【0024】この第2実施例の金属格成体22Bは、リ
ム部13とダンパーマス21の相対向する位置に、円周
方向に所定の間隔をおいて形成された複数、例えば4個
の空隙部30に圧入されており、ボス部11を中心とす
る大円弧部22aと小円弧部22bとからなっている。
【0025】その他の構成及び作用は、第1実施例に示
すものと同様であり、その説明は省略する。
【0026】
【発明の効果】上述した通り、この発明のダンパープー
リーによれば、金属格成体の素材が金属であるから、温
度、振幅に対する依存性が微小であり、従来のゴム状弾
性体では対応不可能であった環境下においても十分に対
応することができる。さらに、金属格成体は振動減衰性
能が優れているから、捩り振動及び曲げ振動を十分に低
減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るダンパープーリー
の正面説明図である。
【図2】図1のII−II矢視断面説明図である。
【図3】この発明の第1実施例の別実施例に係るダンパ
ープーリーの断面説明図である。
【図4】同じく他の別実施例に係るダンパープーリーの
断面説明図である。
【図5】この発明の第2実施例に係るダンパープーリー
の正面説明図である。
【図6】図5のVI−VI矢視断面説明図である。
【符号の説明】
E ダンパープーリー 10 ハブ 13 リム部 20 ダンパー 21 ダンパーマス 22 金属格成体 22A 金属格成体 22B 金属格成体 30 空隙部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブのリム部に、金属格成体を介してダ
    ンパーマスを取付けたことを特徴とするダンパープーリ
    ー。
  2. 【請求項2】 金属格成体をリング状に形成し、この金
    属格成体をリム部とダンパーマスとの間に配置したこと
    を特徴とする請求項1記載のダンパープーリー。
  3. 【請求項3】 リム部とダンパーマスの相対向する位置
    に円周方向に所定の間隔をおいて形成された空隙部に、
    金属格成体を配置したことを特徴とする請求項1記載の
    ダンパープーリー。
JP34750291A 1991-12-27 1991-12-27 ダンパープーリー Pending JPH05180267A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5562544A (en) * 1993-04-10 1996-10-08 Firma Carl Freudenberg Torsional vibration damper
WO2005057045A1 (ja) * 2003-12-12 2005-06-23 Nok Corporation ダンパー
JP2014114901A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Nok Corp ダンパにおける回転バランス調整構造
CN108487061A (zh) * 2018-06-17 2018-09-04 辽宁工业大学 履带辅助滑块式抗震伸缩缝

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