JPH0518016Y2 - - Google Patents

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JPH0518016Y2
JPH0518016Y2 JP17525987U JP17525987U JPH0518016Y2 JP H0518016 Y2 JPH0518016 Y2 JP H0518016Y2 JP 17525987 U JP17525987 U JP 17525987U JP 17525987 U JP17525987 U JP 17525987U JP H0518016 Y2 JPH0518016 Y2 JP H0518016Y2
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pallet
drum
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  • Automatic Assembly (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、ドラムの外周面に感光性物
質を含有する塗布液を塗布して、画像形成装置に
使用される感光体ドラムを製造する際に、そのド
ラムを搬送するために使用される筒状体搬送用パ
レツトに関する。
(従来の技術) 電子写真用の感光体ドラムは、導電性を有する
例えばアルミニウム製の円筒状ドラムの外周面を
脱脂洗浄処理した後に、その外周面に、感光性物
質を含有する塗布液を塗布し、該塗布液を加熱し
てドラム外周面に感光層となる塗膜を形成するこ
とにより製造される。このように、ドラムは脱脂
洗浄工程、塗布工程、加熱工程に順次供される。
感光体ドラムを工業的に大量生産する場合に
は、各工程において、多数本のドラムを同時に処
理することが作業効率を向上させるために必要と
なり、各工程へは、多数本のドラムを保持し得る
搬送用パレツトにより、多数本のドラムが一括し
て搬送される。各ドラムは、その外周面が処理さ
れ得るように、搬送パレツトに、それぞれが略鉛
直状態で、しかも各ドラム外周面同士が接触しな
いように、かつ、転倒しないように保持される。
従来のドラム搬送用パレツトは、第3図に示す
ように、平板状のパレツト本体部41上面に、ド
ラム30下端部内に嵌合し得る円筒状の支持部材
42が多数配設されたもの、あるいは、第4図に
示すように、平板状のパレツト本体部41の上面
に、ドラム30下端部が嵌合し得る多数の凹孔4
1aを形成したもの等が使用されている。
(考案が解決しようとする問題点) 各ドラム30は、パレツトにおける各支持部材
42あるいは各凹孔41aにて、各ドラム外周面
同士が接触しないように略鉛直に保持されて搬送
される。しかし、第3図に示すパレツトでは、ド
ラム30下端部内に円筒状の支持部材42が嵌合
されているため、ドラム30は比較的転倒しにく
いものの、加熱工程において、支持部材42が嵌
合している下端部が加熱されにくく、ドラム外周
面に塗布された塗布液を均一に加熱することがで
きない。
第4図に示すパレツトでも、凹孔41a内に位
置するドラム下端部が、加熱工程においては、加
熱されにくい。ドラム30下端部を加熱されやす
くするためには、凹孔41aを浅くすればよい
が、凹孔41aを浅くすれば、搬送時にドラムが
転倒するおそれがある。さらに、各ドラムの下端
部を凹孔41a内に位置させるためには、ドラム
下端面と凹孔41aとを確実に整合させなければ
ならず、ドラムとパレツトとの位置決めに高精度
が要求される。
加熱工程では、パレツトの上方から熱風が層流
となつて吹きおろされるが、従来のパレツトで
は、平板条のパレツト本体部41に層流となつた
熱風が突き合つて乱流となり、該パレツトに保持
されたドラムの下端部の加熱が不均一となるおそ
れがある。
本考案は上記従来の問題を解決するものであ
り、その目的は、感光体ドラムのような筒状体を
略鉛直状態で転倒することなく搬送し得て、しか
も搬送される筒状体を均一に加熱し得る筒状体搬
送用パレツトを提供することにある。本考案の他
の目的は、軽量であるため、多数の筒状体を容易
に搬送し得る筒状体搬送用パレツトを提供するこ
とにある。本発明のさらに他の目的は、保持され
た筒状体を洗浄する場合にも、筒状体全体を均一
にかつ効率よく洗浄し得る筒状体搬送用パレツト
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、筒状体を略鉛直状に保持して搬送す
る筒状体搬送用パレツトであつて、平板状のパレ
ツト本体部と、該パレツト本体部に配設された該
筒状体の下部内に嵌合し得る倒立U字状線材でな
る複数の支持具と、を具備し、前記パレツト本体
部は、各支持具間に位置する領域および各支持具
に嵌合する筒状体により包囲される領域に、該パ
レツト本体部を貫通する孔を有してなり、そのこ
とにより上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本考案を実施例について説明する。
本考案の筒状体搬送用パレツトは、例えば、感
光体ドラムの製造ラインにおいて、アルミニウム
製の多数本のドラムを保持して、これらのドラム
を脱脂洗浄処理する工程、感光物質を含有する塗
布液を塗布する工程、ドラム外周面の塗布液を加
熱する工程に、順次供すべく使用される。
該搬送用パレツトは、第1図に示すように、平
板状のパレツト本体部10と、該パレツト本体部
10に配設された多数の支持部材20とを有す
る。
パレツト本体部10は、例えば、鉄にクロメー
トメツキあるいはユニクロム処理を施したもの、
またはステンレス等の対薬品性に優れた材質にて
長板状に形成されており、その各隅部が残るよう
に、幅方向の各端部および長手方向の各側部が切
欠かれている。該パレツト本体部10には、例え
ば幅方向および長手方向に等しい間隔をあけて円
筒状の取付孔11(第2図参照)が整然と開設さ
れており、各取付孔11内に支持部材20が嵌合
されて支持されている。また、幅方向および長手
方向にそれぞれ相隣する4つの取付孔11(従つ
て4つの支持部材20)にて囲まれた領域には、
平面視八角形状の通気孔12,12…がそれぞれ
形成されている。
各支持部材20は、第2図に示すように、各取
付孔11に嵌着された支持台21と、該支持台2
1上に配設された支持具22とを有する。支持台
21は、パレツト本体部10と同様に、鉄にクロ
メートメツキあるいはユニクロム処理を施したも
の、またはステンレス製であり、取付孔11に嵌
合する円筒状の嵌合部21aと、該嵌合部21a
の上側に同心状に連設された円筒状の台部21b
とを有する。嵌合部21aの下端部は、取付孔1
1から下方へ延出しており、その延出した部分の
外周面に係合溝が形成されている。そして、該係
合溝に、抜け止めリング23が係合される。
台部21bは、嵌合部21aよりも若干大径で
あり、かつ、支持すべきドラム30の外径よりも
若干大径となつている。従つて、台部21bは、
嵌合部21aがパレツト本体部10における取付
孔11内に嵌合された場合に、該パレツト本体部
10上面の取付孔11周縁部に係止される。この
ような状態で嵌合部21aにおける取付孔11よ
り下方へ延出した下端部の係合溝に抜け止めリン
グ23が係合されて支持台21がパレツト本体部
10に固定される。
支持台21の軸心部には台部21bおよび嵌合
部21aを貫通する貫通孔21cが形成されてい
る。従つて、該貫通孔21cは、パレツト本体部
10を貫通している。
支持台21における台部21bの上部には、貫
通孔21cと外部とを連通する放射状の溝部21
dが、四等配に、4つ形成されている。
搬送すべきドラム30内に嵌合される支持具2
2は、例えば、一対の線材22aおよび22aが
用いられる。各線材22aは、パレツト本体部1
0と同様に、鉄にクロメートメツキあるいはユニ
クロム処理を施したもの、またはステンレス製で
あり、台部21bにおける相隣する溝部21dに
て挟まれた4つの上面部における中心対称の二位
置に各端部が固定されている。各線材22aは、
各端部から上方へ略鉛直に延出する鉛直部と、上
部が上方へ円弧状に突出する屈曲部とを有する倒
立U字状に形成されており、線材22aの屈曲部
同士が直交するように配設されている。
各線材22aは、略鉛直に保持すべきドラム3
0の下端部内に嵌合し得るようにその鉛直部間の
外法(第2図にZで示す)が、該ドラム30の内
径よりも0.2〜1.0mm程度小さければよく、0.4〜
0.7mm小さいことが好ましい。また各線材22a
の鉛直部(第2図にXで示す)は、ドラム30の
内径の1/3より大きくなつていればよく、好まし
くは1/2より大きくなつていればよい。各線材2
2aの屈曲部は、全体が円弧状である必要はな
く、少なくとも鉛直部から円弧状に屈曲している
部分が存在していればよい。そして、その円弧状
部分の水平方向の長さ(第2図にYで示す)は、
少なくとも3mm以上であればよい。その円弧状部
分の曲率半径は、ドラム30内径の1/2であるこ
とが好ましい。このような構成の本考案の搬送用
パレツトは、各支持部材20における支持具22
に、その軸心が略鉛直状態になつた、例えば導電
性を有するアルミニウム製ドラム30の下端部が
外装される。
この場合、各支持具22は、一対の倒立U字状
線材22aおよび22aを用いており、各線材2
2aの屈曲部は略鉛直状態となつた鉛直部とは円
弧状に連続しているため、ドラム30下端部がこ
の円弧状の屈曲部に案内されて、支持具22内に
嵌合される。支持具22に嵌合されたドラム30
の下端面は、支持部材20における支持台21上
面に当接し、溝部21dの上方に位置する。
支持台21に形成された貫通孔21cは、ドラ
ム30にて包囲される領域内に位置し、その直径
は、支持台21上面にドラム30が保持されるよ
うにドラム30の内径よりも小さく、かつ該内径
の0.7倍よりも大きいことが好ましい。
各支持具22にドラム30の下端部を嵌合させ
た状態で、本考案のパレツトは、例えば脱脂洗浄
処理工程、塗布工程および加熱工程に順次供され
る。脱脂洗浄処理工程においては、パレツトにて
保持された多数のドラム30が、パレツトと共
に、例えばフロン等の有機溶剤にて洗浄される。
この場合、例えば、洗浄液としてフロンを用いて
も、パレツト本体部10および支持部材20は、
例えば、鉄にクロメートメツキを施したもの、鉄
をユニクロム処理したもの、あるいはステンレス
にて構成されているため、フロンに侵されるおそ
れがない。
また、洗浄液がパレツト本体部10の通気孔1
2および支持台21の貫通孔21cを通流するた
め、洗浄液がドラム30の周面に沿つて通流し、
該ドラムは確実に洗浄される。
さらに、ドラム30外周面に付着した洗浄液
は、支持台21における台部21b上部の溝部2
1d内に落下し、ドラム30下端面と台部21b
上面との界面に洗浄液が留まるおそれがない。パ
レツト自体も、パレツト本体部10を貫通する通
気孔12および支持台21の貫通孔21cが存在
するため、洗浄液が留まるおそれがない。
次いで、各ドラム30は感光性物質を含有する
塗布液が外周面に塗布される塗布工程に供され
る。この塗布工程において、ドラム30外周面の
下部には洗浄液が留まつていないために、ドラム
30外周面の下部に塗布された塗布液、あるいは
ドラムが浸漬される塗工液が洗浄液により悪影響
を受けるおそれがなく、均一な厚さに塗布液が塗
布される。
塗布液が塗布されたドラム30は、パレツトと
共に加熱工程に供される。加熱工程では、150℃
程度の熱風がパレツトの上方から層流となつて下
方へ吹きおろされる。このとき、パレツト本体部
10には各ドラム30を保持する支持部材20間
に、該パレツト本体部10を貫通する通気孔12
が形成されているため、各ドラム30外周面に沿
つて通流する熱風が、各通気孔12を通つてパレ
ツト本体部10の下方へ通過する。また、略鉛直
に保持されたドラム30内に入り込んだ熱風は、
支持部材20における一対の倒立U字状線材22
a間を抜け、支持台21の貫通孔21cを通つて
パレツト本体部10の下方へ達する。このよう
に、パレツトの上方から層流となつて吹きおろさ
れる熱風は、ドラム30の内周面および外周面に
沿つた層流となつて通流し、ドラム30の下部に
おいても乱流となるおそれがない。ドラム30
は、一対の線材22aでなる支持具22にて支持
されているため、該支持具22に嵌合されたドラ
ム30の下端部にも、線材22a間を熱風が通流
するため、該下端部も確実に加熱される。これに
より、ドラム30の外周面は均一に加熱され、均
一な厚さの感光層を有する感光体ドラムが得られ
る。
(考案の効果) 本考案の筒状体搬送用パレツトは、このよう
に、パレツト本体部に配設された倒立U字状線材
でなる支持具にて筒状体を保持するようにしてお
り、パレツト本体部には、該パレツト本体部を貫
通する孔が形成されているため、保持された筒状
体を加熱させる際にも、筒状体の周面に沿つて熱
風を通流させることができ、筒状体全体をほぼ均
一に加熱し得る。保持された筒状体を洗浄する場
合にも洗浄液が筒状体に沿つて通流し得るため、
筒状体を確実に洗浄することができ、さらに、パ
レツト本体部に洗浄液が留まるおそれもない。パ
レツト本体部は軽量となるため、ドラムを保持し
た状態でもパレツト全体を容易に移動させ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の筒状体搬送用パレツトの一例
を示す要部斜視図、第2図はその要部の断面図、
第3図および第4図はそれぞれ従来の筒状体搬送
用パレツトの断面図である。 10……パレツト本体部、11……取付孔、1
2……通気孔、20……支持部材、21……支持
台、21a……嵌合部、21b……台部、21c
……貫通孔、22……支持具、22a……線材、
30……ドラム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 筒状体を略鉛直状に保持して搬送する筒状体
    搬送用パレツトであつて、 平板状のパレツト本体部と、 該パレツト本体部に配設され該筒状体の下部
    内に嵌合し得る倒立U字状線材でなる複数の支
    持具と、 を具備し、 前記パレツト本体部は、各支持具間に位置す
    る領域および各支持具に嵌合する筒状体により
    包囲される領域に、該パレツト本体部を貫通す
    る孔を有する 筒状体搬送用パレツト。 2 前記パレツト本体部の、各支持具に嵌合する
    筒状体により包囲される領域に配設された孔の
    径が、保持すべき筒状体の内径より小さくかつ
    該内径の0.7倍より大きい実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の筒状体搬送用パレツト。
JP17525987U 1987-11-16 1987-11-16 Expired - Lifetime JPH0518016Y2 (ja)

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JP2018151532A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 昭和電工株式会社 円筒体用保持体

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