JPH05179279A - 電気粘性流体 - Google Patents
電気粘性流体Info
- Publication number
- JPH05179279A JPH05179279A JP34492491A JP34492491A JPH05179279A JP H05179279 A JPH05179279 A JP H05179279A JP 34492491 A JP34492491 A JP 34492491A JP 34492491 A JP34492491 A JP 34492491A JP H05179279 A JPH05179279 A JP H05179279A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明の電気粘性流体は、正の誘電異方性を
示すネマティック液晶物質を主成分とすることを特徴と
する。 【効果】 本発明の電気粘性流体は、ｎ型ネマティック
液晶に比して、増粘効果に優れ、可変減衰ダンパ、エン
ジンマウント、軸受ダンパ、クラッチ、バルブ、ショッ
クアブソーバー等の電気的制御に有用な電気粘性流体で
ある。
示すネマティック液晶物質を主成分とすることを特徴と
する。 【効果】 本発明の電気粘性流体は、ｎ型ネマティック
液晶に比して、増粘効果に優れ、可変減衰ダンパ、エン
ジンマウント、軸受ダンパ、クラッチ、バルブ、ショッ
クアブソーバー等の電気的制御に有用な電気粘性流体で
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、可変減衰ダンパ、エン
ジンマウント、軸受ダンパ、クラッチ、バルブ、ショッ
クアブソーバー等の機械装置を電気的に制御しうる電気
粘性流体に関する。
ジンマウント、軸受ダンパ、クラッチ、バルブ、ショッ
クアブソーバー等の機械装置を電気的に制御しうる電気
粘性流体に関する。
【０００２】
【従来の技術】電圧の印加により流体の粘度が変化する
電気粘性流体は古くから知られている。電気粘性流体
は、当初は液体のみの系に注目したものであったが、そ
の後、固体分散系の電気粘性流体がウインズロー等によ
り開発されている。
電気粘性流体は古くから知られている。電気粘性流体
は、当初は液体のみの系に注目したものであったが、そ
の後、固体分散系の電気粘性流体がウインズロー等によ
り開発されている。
【０００３】このような電気粘性流体は、通常、鉱油、
合成油等の電気絶縁性流体に固体粒子、分極剤等を分散
したものであり、その効果の発現のためには電気絶縁性
流体中に固体粒子を均一に分散させておくことが必要で
あるが、分散剤を使用しても固体粒子が沈澱しやすく、
そのため電気粘性効果の低下や性状の不安定さ、また機
械各部における閉塞といった問題が生じやすく、また機
械各部の摩擦摩耗の問題、また室温以下の低温における
電気粘性効果が小さいという問題がある。
合成油等の電気絶縁性流体に固体粒子、分極剤等を分散
したものであり、その効果の発現のためには電気絶縁性
流体中に固体粒子を均一に分散させておくことが必要で
あるが、分散剤を使用しても固体粒子が沈澱しやすく、
そのため電気粘性効果の低下や性状の不安定さ、また機
械各部における閉塞といった問題が生じやすく、また機
械各部の摩擦摩耗の問題、また室温以下の低温における
電気粘性効果が小さいという問題がある。
【０００４】従来、アゾメチン系液晶が電場の存在下で
電気粘性効果を有することが報告されている（ Jpn.J.A
ppl.Phys.17(1978)P1525）が、本発明者等は可変減衰ダ
ンパ、エンジンマウント、軸受ダンパ、クラッチ、バル
ブ、ショックアブソーバー等の機械装置用電気粘性流体
としての液晶の適用を検討する中で、アゾメチン系液晶
はその電気粘性効果が小さく、また大気と接触すると更
にその効果が低下し、機械装置用として使用しえないこ
とが判明した。
電気粘性効果を有することが報告されている（ Jpn.J.A
ppl.Phys.17(1978)P1525）が、本発明者等は可変減衰ダ
ンパ、エンジンマウント、軸受ダンパ、クラッチ、バル
ブ、ショックアブソーバー等の機械装置用電気粘性流体
としての液晶の適用を検討する中で、アゾメチン系液晶
はその電気粘性効果が小さく、また大気と接触すると更
にその効果が低下し、機械装置用として使用しえないこ
とが判明した。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、単独物質で
より電気粘性効果の高い電気粘性流体の提供を課題とす
る。
より電気粘性効果の高い電気粘性流体の提供を課題とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の電気粘性流体
は、正の誘電異方性を示すネマティック液晶物質を主成
分とする。
は、正の誘電異方性を示すネマティック液晶物質を主成
分とする。
【０００７】本発明において使用しうる液晶は、構造式
中にアゾメチン結合（−ＣＨ＝Ｎ−結合）を有しない液
晶物質であって、下記（１）式及び（２）式で表される
液晶である。
中にアゾメチン結合（−ＣＨ＝Ｎ−結合）を有しない液
晶物質であって、下記（１）式及び（２）式で表される
液晶である。
【０００８】
【化１】
【０００９】
【化２】
【００１０】−Ｃ≡Ｃ−、−Ｎ＝Ｎ−（トランス型）、
−ＣＯＯ−、−（ＣＨ2 ）n −、−ＣＨ2 Ｏ−、−Ｒ′
−、−ＣＯＳ−、−ＣＨ＝Ｃ（ＣＮ）−、−ＣＨ＝Ｃ
（Ｃｌ）−、−ＣＯＣＨ2 −、−Ｏ−（ＣＨ2 ）2 −Ｏ
−、−ＣＨ＝ＣＨ−ＣＯＯ−、−ＣＯＯ−Ｃ6 Ｈ5 −Ｃ
ＯＯ−、Ｘ、Ｙは、−Ｃ6 Ｈ5 、−ＮＨＣＯＣＨ3 、−
ＣＮ、−ＯＲ、−ＮＯ2 、−Ｆ、−Ｃｌ、−Ｂｒ、−Ｎ
Ｒ2 、−Ｒ、Ｈ、−ＯＣＯＲ、−ＣＯＯＨ、−ＣＨＯ、
−ＮＣＳ、−Ｎ3 、−ＮＨ2 、−ＣＨ2 ＣＨ（Ｃｌ）Ｃ
Ｎ、−Ｃ（ＣＨ3 ）＝ＮＯＨ、−ＣＯＲ、−Ｃ≡ＣＨ、
−ＣＨ2 ＣＯＯＨ、−ＮＣＯ、−Ｒ′ＣＮ、−Ｒ′Ｃ
ｌ、−Ｒ* 、−ＲＯＲ* 、−ＯＣＯＯＲ、Ｒは、Ｃn Ｈ
2n+1、Ｃ2 Ｈ5 −ＣＨ（ＣＨ3 ）−ＣＨ2 −、Ｃ2 Ｈ5
−ＣＨ（ＣＨ3 ）−ＣＨ2 Ｏ−、Ｃ2 Ｈ5 −ＣＨ（ＣＨ
3 ）−Ｃ3 Ｈ6 −、Ｒ′は、Ｃn Ｈ2n、Ｒ* は、光学活
性アルキル基であり、Ｚ、Ｚ′はシアノ基、弗素原子、
塩素原子、沃素原子、臭素原子、ニトロ基、メチル基を
表わし、Ｒ、Ｒ′におけるｎは１〜２０の整数、Ｒ* に
おける炭素数はＲ、Ｒ′と同じである。
−ＣＯＯ−、−（ＣＨ2 ）n −、−ＣＨ2 Ｏ−、−Ｒ′
−、−ＣＯＳ−、−ＣＨ＝Ｃ（ＣＮ）−、−ＣＨ＝Ｃ
（Ｃｌ）−、−ＣＯＣＨ2 −、−Ｏ−（ＣＨ2 ）2 −Ｏ
−、−ＣＨ＝ＣＨ−ＣＯＯ−、−ＣＯＯ−Ｃ6 Ｈ5 −Ｃ
ＯＯ−、Ｘ、Ｙは、−Ｃ6 Ｈ5 、−ＮＨＣＯＣＨ3 、−
ＣＮ、−ＯＲ、−ＮＯ2 、−Ｆ、−Ｃｌ、−Ｂｒ、−Ｎ
Ｒ2 、−Ｒ、Ｈ、−ＯＣＯＲ、−ＣＯＯＨ、−ＣＨＯ、
−ＮＣＳ、−Ｎ3 、−ＮＨ2 、−ＣＨ2 ＣＨ（Ｃｌ）Ｃ
Ｎ、−Ｃ（ＣＨ3 ）＝ＮＯＨ、−ＣＯＲ、−Ｃ≡ＣＨ、
−ＣＨ2 ＣＯＯＨ、−ＮＣＯ、−Ｒ′ＣＮ、−Ｒ′Ｃ
ｌ、−Ｒ* 、−ＲＯＲ* 、−ＯＣＯＯＲ、Ｒは、Ｃn Ｈ
2n+1、Ｃ2 Ｈ5 −ＣＨ（ＣＨ3 ）−ＣＨ2 −、Ｃ2 Ｈ5
−ＣＨ（ＣＨ3 ）−ＣＨ2 Ｏ−、Ｃ2 Ｈ5 −ＣＨ（ＣＨ
3 ）−Ｃ3 Ｈ6 −、Ｒ′は、Ｃn Ｈ2n、Ｒ* は、光学活
性アルキル基であり、Ｚ、Ｚ′はシアノ基、弗素原子、
塩素原子、沃素原子、臭素原子、ニトロ基、メチル基を
表わし、Ｒ、Ｒ′におけるｎは１〜２０の整数、Ｒ* に
おける炭素数はＲ、Ｒ′と同じである。
【００１１】式（１）、（２）で表される液晶として、
例えば下記構造式のものが挙げられる。
例えば下記構造式のものが挙げられる。
【００１２】
【化３】
【００１３】
【化４】
【００１４】
【化５】
【００１５】上記例示における（３）はアゾ系、（４）
はアゾキシ系、（５）は安息香酸フェニルエステル系、
（６）はシアノビフェニル系、（７）はシアノターフェ
ニル系、（８）はシクロヘキシルカルボン酸フェニルエ
ステル系、（９）はフェニルシクロヘキサン系、（１
０）はビフェニルシクロヘキサン系、（１１）はフェニ
ルピリミジン系、（１２）はフェニルジオキサン系、
（１３）はシクロヘキシルシクロヘキサンエステル系、
（１４）はシクロヘキシルエタン系、（１５）はシクロ
ヘキセン系、（１６）はアルキルアルコキシトラン系、
（１７）はアルキルシクロヘキシルアルコキシトラン
系、（１８）はアルケニル系、（１９）は２，３−ジフ
ルオロフェニレン系、（２０）はシクロヘキシルシクロ
ヘキサン系、（２１）はビシクロオクタン系、（２２）
はキューバン系、（２３）はジシアノハイドロキノン
系、（２４）はシアノチオフェニルエステル系液晶であ
り、式中、Ｘ、Ｙ、Ｒ、Ｒ′は上記式（１）（２）にお
けるＸ、Ｙ、Ｒ、Ｒ′と同義である。
はアゾキシ系、（５）は安息香酸フェニルエステル系、
（６）はシアノビフェニル系、（７）はシアノターフェ
ニル系、（８）はシクロヘキシルカルボン酸フェニルエ
ステル系、（９）はフェニルシクロヘキサン系、（１
０）はビフェニルシクロヘキサン系、（１１）はフェニ
ルピリミジン系、（１２）はフェニルジオキサン系、
（１３）はシクロヘキシルシクロヘキサンエステル系、
（１４）はシクロヘキシルエタン系、（１５）はシクロ
ヘキセン系、（１６）はアルキルアルコキシトラン系、
（１７）はアルキルシクロヘキシルアルコキシトラン
系、（１８）はアルケニル系、（１９）は２，３−ジフ
ルオロフェニレン系、（２０）はシクロヘキシルシクロ
ヘキサン系、（２１）はビシクロオクタン系、（２２）
はキューバン系、（２３）はジシアノハイドロキノン
系、（２４）はシアノチオフェニルエステル系液晶であ
り、式中、Ｘ、Ｙ、Ｒ、Ｒ′は上記式（１）（２）にお
けるＸ、Ｙ、Ｒ、Ｒ′と同義である。
【００１６】ネマティック液晶化合物は、単独又は混合
物において常温で液体と同様の流動性を示し、かつ優れ
た電気粘性効果を示すので、従来の固体粒子を含有する
電気粘性流体のように沈澱の問題は生じないものであ
り、また、耐摩擦摩耗性にしても通常の潤滑油より優れ
るものである。ネマティック液晶の中で液晶の配向ベク
トルに平行な方向での誘電率ε‖と、液晶の配向ベクト
ルに垂直な方向の誘電率ε⊥との差Δε即ち、 Δε＝ε‖−ε⊥ が正のものはｐ型ネマティック液晶と称せられ、電気粘
性効果に優れ、好ましくはΔε＞５のものが電気粘性効
果に優れることを見出した。
物において常温で液体と同様の流動性を示し、かつ優れ
た電気粘性効果を示すので、従来の固体粒子を含有する
電気粘性流体のように沈澱の問題は生じないものであ
り、また、耐摩擦摩耗性にしても通常の潤滑油より優れ
るものである。ネマティック液晶の中で液晶の配向ベク
トルに平行な方向での誘電率ε‖と、液晶の配向ベクト
ルに垂直な方向の誘電率ε⊥との差Δε即ち、 Δε＝ε‖−ε⊥ が正のものはｐ型ネマティック液晶と称せられ、電気粘
性効果に優れ、好ましくはΔε＞５のものが電気粘性効
果に優れることを見出した。
【００１７】上記液晶物質は、単独でも又混合して使用
してもよい。このましくは、液晶特性を向上させるため
に各種液晶物質は混合して使用される。
してもよい。このましくは、液晶特性を向上させるため
に各種液晶物質は混合して使用される。
【００１８】本発明の電気粘性流体には、上記液晶に添
加剤として酸化防止剤及び／又は金属腐食防止剤が添加
されるとよい。
加剤として酸化防止剤及び／又は金属腐食防止剤が添加
されるとよい。
【００１９】酸化防止剤としては、慣用されるフェノー
ル系、アミン系酸化防止剤を使用することができ、具体
的にはフェノール系としては２・６−ジ−ｔ−ブチルパ
ラクレゾール、４・４’−メチレンビス（２・６−ジ−
ｔ−ブチルフェノール）、２・６−ジ−ｔ−ブチルフェ
ノール等、またアミン系としてはジオクチルジフェニル
アミン、フェニル−α−ナフチルアミン、アルキルジフ
ェニルアミン、Ｎ−ニトロソジフェニルアミン等を使用
することができ、電気粘性流体全体に対して0.01〜10wt
％、好ましくは 0.1〜2.0wt ％使用することができ、0.
01wt％より少ないと酸化防止効果がなく、また10wt％を
越えると色相悪化、濁りの発生、スラッジの発生、粘調
性の増大等の問題がある。
ル系、アミン系酸化防止剤を使用することができ、具体
的にはフェノール系としては２・６−ジ−ｔ−ブチルパ
ラクレゾール、４・４’−メチレンビス（２・６−ジ−
ｔ−ブチルフェノール）、２・６−ジ−ｔ−ブチルフェ
ノール等、またアミン系としてはジオクチルジフェニル
アミン、フェニル−α−ナフチルアミン、アルキルジフ
ェニルアミン、Ｎ−ニトロソジフェニルアミン等を使用
することができ、電気粘性流体全体に対して0.01〜10wt
％、好ましくは 0.1〜2.0wt ％使用することができ、0.
01wt％より少ないと酸化防止効果がなく、また10wt％を
越えると色相悪化、濁りの発生、スラッジの発生、粘調
性の増大等の問題がある。
【００２０】また、腐食防止剤を添加してもよく、具体
的には窒素化合物ではベンゾトリアゾールおよびその誘
導体、イミダゾリン、ピリミジン誘導体等、イオウ及び
窒素を含む化合物では、1.3.4-チアジアゾールポリスル
フィド、1.3.4-チアジアゾリル-2.5- ビスジアルキルジ
チオカルバメート、2-( アルキルジチオ) ベンゾイミダ
ゾール等、その他、β-(ｏ−カルボキシベンジルチオ）
プロピオンニトリルまたはプロピオン酸等を使用するこ
とができ、電気粘性流体全体に対して 0.001〜10wt％好
ましくは0.01〜1.0wt ％使用するとよい。0.001wt ％よ
り少ないと腐食防止効果がなく、また10wt％を越えると
色相悪化、濁りの発生、スラッジの発生、粘調性の増大
等の問題がある。
的には窒素化合物ではベンゾトリアゾールおよびその誘
導体、イミダゾリン、ピリミジン誘導体等、イオウ及び
窒素を含む化合物では、1.3.4-チアジアゾールポリスル
フィド、1.3.4-チアジアゾリル-2.5- ビスジアルキルジ
チオカルバメート、2-( アルキルジチオ) ベンゾイミダ
ゾール等、その他、β-(ｏ−カルボキシベンジルチオ）
プロピオンニトリルまたはプロピオン酸等を使用するこ
とができ、電気粘性流体全体に対して 0.001〜10wt％好
ましくは0.01〜1.0wt ％使用するとよい。0.001wt ％よ
り少ないと腐食防止効果がなく、また10wt％を越えると
色相悪化、濁りの発生、スラッジの発生、粘調性の増大
等の問題がある。
【００２１】また、更にジベンジルスルフィド、ジブチ
ルスルフィド、塩素化パラフィン、塩素化ジフェニル等
の慣用の耐摩擦摩耗防止剤を添加してもよく、また、極
圧剤、消泡剤等を添加してもよい。
ルスルフィド、塩素化パラフィン、塩素化ジフェニル等
の慣用の耐摩擦摩耗防止剤を添加してもよく、また、極
圧剤、消泡剤等を添加してもよい。
【００２２】
【作用及び発明の効果】液晶は異方性があり、液体であ
りながら結晶性を有し、電場の存在下でその双極子モー
メントのために一定方向に配向し、その粒子の並びのた
めにレオロジー的変化を生じて見かけの粘度が増加する
ことが知られている。また電場の存在下では、両電極間
を通過するような流れに対して抵抗が生じると共に静電
引力で各分子が引きつけられる結果、より強い抵抗を生
じ、これが粘度増加につながるものと考えられている。
また、従来の鉱油等からなる電気粘性流体は、常温以下
の低温において電気粘性効果が著しく低下するが、液晶
を電気粘性流体として使用すると、低温でも電気粘性効
果が維持されるために、極めてその適用温度範囲を広げ
ることができる。
りながら結晶性を有し、電場の存在下でその双極子モー
メントのために一定方向に配向し、その粒子の並びのた
めにレオロジー的変化を生じて見かけの粘度が増加する
ことが知られている。また電場の存在下では、両電極間
を通過するような流れに対して抵抗が生じると共に静電
引力で各分子が引きつけられる結果、より強い抵抗を生
じ、これが粘度増加につながるものと考えられている。
また、従来の鉱油等からなる電気粘性流体は、常温以下
の低温において電気粘性効果が著しく低下するが、液晶
を電気粘性流体として使用すると、低温でも電気粘性効
果が維持されるために、極めてその適用温度範囲を広げ
ることができる。
【００２３】本発明者等は、ｎ型ネマティック液晶に比
して、ｐ型ネマティック液晶を使用すると増粘効果に優
れた電気粘性流体となしえることを見出した。その詳細
な理由は不明であるが、ｐ型ネマティック液晶は、配向
ベクトルに平行な方向での誘電率が大きいために、電場
を印加するとその分子配列の度合がｎ型ネマティック液
晶のそれに比して強くなり、電極間での液晶の流れに対
してより大きい抵抗性を示し、これが粘度増加につなが
るものと考えられる。
して、ｐ型ネマティック液晶を使用すると増粘効果に優
れた電気粘性流体となしえることを見出した。その詳細
な理由は不明であるが、ｐ型ネマティック液晶は、配向
ベクトルに平行な方向での誘電率が大きいために、電場
を印加するとその分子配列の度合がｎ型ネマティック液
晶のそれに比して強くなり、電極間での液晶の流れに対
してより大きい抵抗性を示し、これが粘度増加につなが
るものと考えられる。
【００２４】以下、本発明の実施例を示す。
【００２５】
【実施例１】ネマティック液晶〔商品名、ＲＤＸ−４０
６９、ロディック社製、Δε＝２０．０、粘度５６ｃＰ
（２０℃）〕を電気粘性流体とした。
６９、ロディック社製、Δε＝２０．０、粘度５６ｃＰ
（２０℃）〕を電気粘性流体とした。
【００２６】
【実施例２】ネマティック液晶〔商品名、ＤＯＸ−２０
５８、ロディック社製、Δε＝１４．６、粘度５３．７
ｃＰ（２０℃）〕を電気粘性流体とした。
５８、ロディック社製、Δε＝１４．６、粘度５３．７
ｃＰ（２０℃）〕を電気粘性流体とした。
【００２７】
【実施例３】ネマティック液晶〔商品名、ＤＯＸ−７０
０５、ロディック社製、Δε＝６．３、粘度２３．２ｃ
Ｐ（２０℃）〕を電気粘性流体とした。
０５、ロディック社製、Δε＝６．３、粘度２３．２ｃ
Ｐ（２０℃）〕を電気粘性流体とした。
【００２８】
【実施例４】ネマティック液晶〔商品名、ＮＥＭ１３３
（Ｎ）富士色素社製、Δε＝１０．０、粘度５０ｃＰ
（２０℃）〕を電気粘性流体とした。
（Ｎ）富士色素社製、Δε＝１０．０、粘度５０ｃＰ
（２０℃）〕を電気粘性流体とした。
【００２９】
【比較例１】ネマティック液晶４′−メトキシベンジリ
デン−４−ｎ−ブチルアニリン（ＭＢＢＡ、Δε＝−
０．７、粘度３５ｃＰ（２０℃）〕を電気粘性流体とし
た。
デン−４−ｎ−ブチルアニリン（ＭＢＢＡ、Δε＝−
０．７、粘度３５ｃＰ（２０℃）〕を電気粘性流体とし
た。
【００３０】
【比較例２】下記構造式のネマティック液晶からなる液
晶混合物
晶混合物
【００３１】
【化１】
【００３２】（Δε＝−１．３、粘度１８ｃＰ（２０
℃）〕を電気粘性流体とした。
℃）〕を電気粘性流体とした。
【００３３】上記、各サンプルについて、４０℃で、電
圧の印加が可能な回転粘度計を用い、増粘効果を測定す
ることにより電気粘性流体としての評価を行なった。
圧の印加が可能な回転粘度計を用い、増粘効果を測定す
ることにより電気粘性流体としての評価を行なった。
【００３４】増粘効果は、剪断速度６００sec.-1におい
て、電場０(V/m) 時での粘度に対する交流電場２．０×
１０6 (V/m) での粘度の倍率により比較した。
て、電場０(V/m) 時での粘度に対する交流電場２．０×
１０6 (V/m) での粘度の倍率により比較した。
【００３５】結果を下表に示す。
【００３６】
【表１】
【００３７】本発明の電気粘性流体は、比較例に比べ、
増粘効果に優れることがわかる。
増粘効果に優れることがわかる。
Claims (1)
- 【請求項１】 正の誘電異方性を示すネマティック液晶
物質を主成分とする電気粘性流体。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34492491A JPH05179279A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 電気粘性流体 |
| EP92916174A EP0567649B1 (en) | 1991-07-24 | 1992-07-24 | Electroviscous fluid |
| PCT/JP1992/000944 WO1993002166A1 (fr) | 1991-07-24 | 1992-07-24 | Fluide electrovisqueux |
| DE69220478T DE69220478T2 (de) | 1991-07-24 | 1992-07-24 | Elektroviskose Flüssigkeit |
| US08/030,022 US5387370A (en) | 1991-07-24 | 1992-07-24 | Electroviscous fluid |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34492491A JPH05179279A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 電気粘性流体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05179279A true JPH05179279A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18373060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34492491A Pending JPH05179279A (ja) | 1991-07-24 | 1991-12-26 | 電気粘性流体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05179279A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07150164A (ja) * | 1993-11-30 | 1995-06-13 | Agency Of Ind Science & Technol | 電気粘性流体 |
| JPH08245976A (ja) * | 1995-03-13 | 1996-09-24 | Nitta Ind Corp | アクチュエータ用作動流体 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP34492491A patent/JPH05179279A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07150164A (ja) * | 1993-11-30 | 1995-06-13 | Agency Of Ind Science & Technol | 電気粘性流体 |
| JPH08245976A (ja) * | 1995-03-13 | 1996-09-24 | Nitta Ind Corp | アクチュエータ用作動流体 |
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