JPH05179182A - インクジェット記録用水性インク組成物 - Google Patents

インクジェット記録用水性インク組成物

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JPH05179182A
JPH05179182A JP78192A JP78192A JPH05179182A JP H05179182 A JPH05179182 A JP H05179182A JP 78192 A JP78192 A JP 78192A JP 78192 A JP78192 A JP 78192A JP H05179182 A JPH05179182 A JP H05179182A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルカノールアミンまたはそのエチレンオキ
シド付加物及びまたはプロピレンオキシド付加物と、ハ
ロゲン化水素からなる塩を含有するインクジェット記録
用水性インク組成物。 【効果】 優れた電導性付与効果と乾燥防止効果と印刷
品質が得られ、かつ優れたインクの溶解安定性を得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録用
水性インク組成物に関し、さらに詳しく言えば、染料の
溶解安定性を損う事なく導電性を付与し、更には乾燥防
止効果に優れたインクジェット記録用水性インク組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録用インクには、主溶
剤として水を用いる水性インクと、主溶剤として有機溶
剤を用いる油性インクが一般に用いられている。水性イ
ンクを用いた印刷画像は、全般に、耐水性に劣っている
が、主溶剤が水であるため安全性に優れ、かつ優れた品
質の印刷画像を提供することができることから、インク
ジェット記録の主流となっている。
【0003】一方、インクジェット記録方式の欠点は、
ノズルの目詰り、経時に伴うインク物性(例、粘度、電
気電導度)の変化、その他各種の要因によってインクの
吐出異常を起こしやすいことであり、インクジェット記
録の普及を妨げている最大の要因となっている。
【0004】インクジェット記録方式として、静電誘引
力を利用してインクを吐出させる、いわゆる電界制御方
式;ピエゾ素子の振動圧力を利用してインクを吐出させ
る、いわゆるドロップ・オン・デマンド方式(圧力パル
ス方式);高熱によって気泡を形成、成長させる事によ
って生じる圧力を利用してインクを吐出させる、いわゆ
るバブルジェット方式;ノズルの後からポンプで圧力を
加え、同時にピエゾ素子で高周波の振動を加えてインク
を粒子化し、その後インク液滴に帯電電極で電荷を与
え、さらに制御電極で帯電したインク液滴をコントロー
ルする荷電制御方式(コンティニュアス方式);高電圧
印加状態のインク中にスパークを生じさせ、その爆発力
でインクを吐出させる、いわゆるスパークジェット方式
等の各種インクジェット記録方式が提案されており、こ
れらの方式により、極めて高精細の画像を得ることがで
きる。
【0005】これらのインクジェット記録方式の中で、
電界によってインク粒子をコントロールするいわゆる荷
電制御方式、インクに電流を流しその発熱・沸騰現象を
利用してインクを噴射させるいわゆるスパークジェット
方式等に用いられるインクは、安定な吐出を得るために
インクの導電性を適正範囲内にコントロールしなければ
ならない。また、他のインクジェット方式についてもイ
ンクの残量検知等のため、導電性のコントロールが必要
になる場合がある。
【0006】従来、水性インクの着色剤としては染料が
用いられており、染料自身が電解質のため電離によりあ
る程度の導電性を示す。しかし、荷電制御方式、スパー
クジェット方式等では、染料による導電性だけでは不十
分であり、さらに高い導電性を付与する必要がある。ま
た、着色剤として顔料を用いたインクでは、顔料自身に
よる導電性がほとんど得られない。
【0007】これら導電性が必要な場合は、導電性付与
剤の添加が提案されており、導電性付与剤としては、塩
化リチウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無
機塩類等(特公平2−5785号公報)が知られてい
る。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、これら無機
塩類等の添加は染料の溶解安定性を損うことが多いた
め、添加量に限りがあり、所望の導電性が得られない場
合がある。また、無機塩類等を含有する水性インクは、
水分蒸発により染料や無機塩類が析出しノズル目詰りを
起こしやすい欠点を有していた。本発明の目的は、イン
クの溶解安定性を損なわず、かつノズル目詰りを起こす
ことなく所望の導電性が得られるインクジェット記録用
水性インク組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成す
るに至った。
【0010】即ち、本発明は、水と着色剤を含有するイ
ンクジェット記録用水性インク組成物において、アルカ
ノールアミン、またはそのエチレンオキシド及びまたは
プロピレンオキシド付加物と、ハロゲン化水素からなる
塩を電導度付与剤として含有することを特徴とするイン
クジェット記録用水性インク組成物に関するものであ
る。
【0011】さらに、本発明は、電導度付与効果にすぐ
れている塩として、アルカノールアミンがジエタノール
アミン、ハロゲン化水素が塩酸である塩酸ジエタノール
アミンを含有するインクジェット記録用水性インク組成
物に関するものである。
【0012】アルカノールアミンへのエチレンオキシド
及びまたはプロピレンオキシドの付加はインクの吸湿性
を増すのに有効であり、またプロピレンオキシドの付加
はインクの泡立ちを抑えるのに有効である。トリエタノ
ールアミンやジエタノールアミンはエタノールアミンへ
のエチレンオキシド付加物でもある。これらのエチレン
オキシドやプロピレンオキシドの好ましい付加モル数は
特に限定はないが、電導性付与能力や溶解性の点から、
より好ましくはエチレンオキシドでは12モル以下、プ
ロピレンオキシドでは3モル以下が好ましい。
【0013】具体的には以下の化合物例がある。 化合物例 化合物1 ジエタノールアミン塩酸塩 化合物2 ジエタノールアミンフッ化水素酸塩 化合物3 ジエタノールアミン臭化水素酸塩 化合物4 ジエタノールアミンヨウ化水素塩酸塩 化合物5 トリエタノールアミン塩酸塩 化合物6 エタノールアミン臭化水素酸塩 化合物7 N−メチルジエタノールアミン塩酸塩 化合物8 N−メチルジエタノールアミンのエチレンオキシド2モ
ル付加物のフッ化水素酸塩 化合物9 トリエタノールアミンのエチレンオキシド3モル、プロ
ピレンオキシド2モル付加物の塩化水素酸塩 上記本発明のアルカノールアミンとハロゲン化水素の塩
からなる電導度付与剤は、上記以外の組み合わせでも可
能であり、インキ中に別々に配合しても容易に塩を形成
する事ができ、各々の添加量は一概に規定されないが、
0.01〜30重量%の範囲がより好ましい。その比率
はアルカノールアミンが当量以上の時はアルカリ性、以
下の時は酸性を示すので、着色剤の溶解安定性にあわせ
て任意のpHに設定すれば良いが、アルカノールアミン
とハロゲン化水素が当量で中和され、他の有機酸、無機
酸等のpH調整剤で任意のpHに設定しても良い。ま
た、複数のアルカノールアミンとハロゲン化水素を併用
しても良い。
【0014】本発明に用いられる電導度付与剤の使用量
は、所望の電気電導度の値や、組合せる着色剤の種類に
より一概に規定できないがインク組成物中0.01から
30重量%の範囲が好ましい。
【0015】着色剤としては、水溶性染料が好ましく、
水溶性のものであればどれでも使用可能であり、酸性染
料、塩基性染料、直接染料、反応性染料、分散染料、食
品用色素、蛍光増白剤等の中から選択できる。
【0016】酸性染料としては、例えば、C.I.アシ
ッド ブラック1,2,7,16,17,24,26,
28,31,41,48,52,58,60,63,9
4,107,109,112,118,119,12
1,122,131,155,156;C.I.アシッ
ド イエロー1,3,4,7,11,12,13,1
4,17,18,19,23,25,29,34,3
6,38,40,41,42,44,49,53,5
5,59,61,71,72,76,78,79,9
9,111,114,116,122,135,14
2,161,172;C.I.アシッド オレンジ7,
8,10,19,20,24,28,33,41,4
5,51,56,64;C.I.アシッド レッド1,
4,6,8,13,14,15,18,19,21,2
6,27,30,32,34,35,37,40,4
2,51,52,54,57,80,82,83,8
5,87,88,89,92,94,97,106,1
08,110,111,114,115,119,12
9,131,133,134,135,143,14
4,152,154,155,172,176,18
0,184,186,187,249,254,25
6,289,317,318;C.I.アシッド バイ
オレット7,11,15,34,35,41,43,4
9,51,75;C.I.アシッド ブルー1,7,
9,15,22,23,25,27,29,40,4
1,43,45,49,51,53,55,56,5
9,62,78,80,81,83,90,92,9
3,102,104,111,113,117,12
0,124,126,138,145,167,17
1,175,183,229,234,236,24
9;C.I.アシッドグリーン3,9,12,16,1
9,20,25,27,41,44;C.I.アシッド
ブラウン4,14等が挙げられる。
【0017】塩基性染料としては、例えば、C.I.ベ
イシックブラック2,8;C.I.ベイシック イエロ
ー1,2,11,12,14,21,32,36;C.
I.ベイシック オレンジ2,15,21,22;C.
I.ベイシック レッド1,2,9,12,13,3
7;C.I.ベイシック バイオレット1,3,7,1
0,14;C.I.ベイシック ブルー1,3,5,
7,9,24,25,26,28,29;C.I.ベイ
シック グリーン1,4;C.I.ベイシック ブラウ
ン1,12等が挙げられる。
【0018】直接染料としては、例えば、C.I.ダイ
レクト ブラック2,4,9,11,14,17,1
9,22,27,32,36,38,41,48,4
9,51,56,62,71,74,75,77,7
8,80,105,106,107,108,112,
113,117,132,146,154,168,1
71,194;C.I.ダイレクト イエロー1,2,
4,8,11,12,24,26,27,28,33,
34,39,41,42,44,48,502,51,
58,72,85,86,87,88,98,100,
110,127,135,141,142,144;
C.I.ダイレクト オレンジ6,8,10,26,2
9,41,49,51,102;C.I.ダイレクト
レッド1,2,4,8,9,11,13,152,1
7,20,23,24,28,31,33,37,3
9,44,46,47,48,51,59,62,6
3,73,75,77,80,81,83,84,8
5,87,89,90,94,95,99,101,1
08,110,145,189,197,220,22
4,2252,226,227,230,250,25
4,256,257;C.I.ダイレクトバイオレット
1,7,9,12,35,48,51,90,94;
C.I.ダイレクトブルー1,2,6,8,15,2
2,25,34,69,70,71,72,75,7
6,78,80,81,82,83,86,90,9
8,106,108,110,120,123,15
8,163,165,192,193,194,19
5,196,199,200,201,202,20
3,207,218,236,237,239,24
6,258,287;C.I.ダイレクト グリーン
1,6,8,28,33,37,63,64;C.I.
ダイレクト ブラウン1A,2,6,25,27,4
4,58,95,100,101,106,112,1
73,194,195,209,210,211等が挙
げられる。
【0019】反応性染料としては、例えば、C.I.リ
アクティブ ブラック1,3,5,6,8,12,1
4;C.I.リアクティブ イエロー1,2,3,1
3,14,15,17;C.I.リアクティブ オレン
ジ2,5,7,16,20,24;C.I.リアクティ
ブ レッド6,7,11,12,15,17,21,2
3,24,35,36,42,63,66,84,18
4;C.I.リアクティブバイオレット2,4,5,
8,9;C.I.リアクティブ ブルー2,5,7,1
2,13,14,15,17,18,19,20,2
1,25,27,28,37,38,40,41;C.
I.リアクティブ グリーン5,7;C.I.リアクテ
ィブ ブラウン1,7,16等が挙げられる。
【0020】食用色素としては、例えば、C.I.フー
ド ブラック1,2;C.I.フード イエロー2,
4,5;C.I.フード レッド2,3,7,9,1
4,52,87,92,94,102,104,10
5,106;C.I.フード バイオレット2:C.
I.フード ブルー1,2;C.I.フード グリーン
2,3等が挙げられる。
【0021】その他の水溶性染料としては、例えば、日
本化薬社製の「カヤセット・ブラック九A」、「ダイレ
クト・ディープ・ブラック XA」、「ダイレクト・ス
ペシャル・ブラックAXN」;バイエル社製の「スペシ
ャル・ブラック・SPリキッド」、「バイスクリプト・
ブラックSPリキッド」、「レバセル・ターコイス・ブ
ルーKS−6GLL」、「ピラニン」;住友化学社製の
「JI.BK−2」、「JI.BK−3」;オリエント
化学社製の「JP−K81L」、「JP−K127
L」、「JPK−139」;C.I.フローレセント・
ブライトニング・エージェント14,22,24,3
2,84,85,86,87,90,134,166,
167,169,175,176,177等が挙げられ
る。これら着色剤は上記に限られたものではない。
【0022】電導度を極端に上げる場合には、以上の染
料のうち好ましくは酸性染料のような染料自体の溶解安
定性に優れた染料を選択したほうがよい。また着色剤と
して、顔料も使用する事ができ、無機顔料、有機顔料等
の中から選択できるが、分散安定性の点で本発明の電導
度付与剤の量は少ない使い方が好ましい。。
【0023】これら着色剤は単独若しくは複数を組合せ
て使用でき、インク組成物中の使用量は0.1から10
重量%の範囲が望ましい。水溶性有機溶媒は、低湿時の
水分蒸発にともなうインクの固化を防いだり、固化した
場合でも水やインクに対する再溶解性を確保するため
や、普通紙へのインクの浸透時間短縮のために使用され
ることができる。具体的には、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセ
リンのごときグリコール類;エチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコール
モノフェニルエーテルのごときグリコールエーテル類;
N−メチル−2−ピロリドンのごときピロリドン類;ト
リエタノールアミンのごときアルカノールアミン類;メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコールのごと
きアルコール類;ジメチルスルホキシド等が挙げられる
がこれらに限られたものではない。
【0024】これらの水溶性有機溶媒は、溶媒の吸湿
性、保湿性や、染料溶解性、顔料分散性、インクの粘度
や普通紙への浸透時間などを考慮して、適宜単独若しく
は複数を組合せて使用でき、使用する場合のインク組成
物中の使用量は0.1から90重量%の範囲が望まし
い。
【0025】水としては、染料の溶解安定性、重金属イ
オンによるノズルの目詰りを防止するために、イオン交
換水以上の純度のものを用いることが好ましい。インク
組成物中の使用量は、10から95重量%の範囲が望ま
しい。
【0026】助剤としては、アルカリ金属の水酸化物
や、アルカノールアミンのようなpH調整剤、防菌・防
黴剤、金属封鎖剤、顔料分散剤、界面活性剤、水溶性高
分子、水溶性樹脂等を使用してもよい。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施
例中、「%」は「重量%」を表す。
【0028】実施例1 化合物1 12 % C.I.フードブラック2 2 % ジエチレングリコール 5 % イオン交換水 81 % 上記の各成分を混合し、室温で十分に溶解させた後、
0.45ミクロンのメンブランフィルターで濾過を行な
いインクジェット記録用水性インクとした。この時の2
5℃でのインクの粘度は1.5cp、電気電導度は49
mS/cmであった。
【0029】スパークジェット方式のインクジェットプ
リンターを用いて印字噴射試験を行なった結果、印字品
質は良好で、24時間放置してもノズルの目詰まりは生
じなかった。また、インクを60℃1ヶ月の環境で保管
したが析出物もなくインクの溶解は安定していた。
【0030】実施例2 化合物8 1 % C.I.ダイレクトブルー199 2 % ジエチレングリコール 13 % イオン交換水 84 % 上記の各成分を混合し、室温で十分に溶解させた後、
0.45ミクロンのメンブランフィルターで濾過を行な
いインクジェット記録用水性インクとした。この時の2
5℃でのインクの粘度は1.6cp、電気電導度は5m
S/cmであった。
【0031】荷電制御方式のインクジェットプリンター
を用いて印字試験を行なった結果、印字品質は良好で、
24時間放置してもノズルの目詰まりは生じなかった。
また、インクを60℃1ヶ月の環境で保管したが析出物
もなくインクの溶解は安定していた。
【0032】比較例1 塩化ナトリウム 12 % C.I.フードブラック2 2 % ジエチレングリコール 5 % イオン交換水 81 % 上記の各成分を混合したが、一部溶解したものの染料の
凝集を生じ、0.45ミクロンのメンブランフィルター
の詰まりが多く、インキ化出来なかった。
【0033】比較例2 C.I.ダイレクトブルー199 2 % ジエチレングリコール 13 % イオン交換水 85 % 実施例2の組成から化合物8を除いた上記の各成分を混
合し、室温で十分に溶解させた後、0.45ミクロンの
メンブランフィルターで濾過を行ないインクジェット記
録用水性インクとした。この時の25℃でのインクの粘
度は1.5cp、電気電導度は1mS/cmであった。
【0034】荷電制御方式のインクジェットプリンター
を用いて印字試験を行なった結果、インクの制御が不十
分で印字品質が良くなかった。但し、24時間放置して
もノズルの目詰まりは生じなかった。また、インクを6
0℃1ヶ月の環境で保管したが析出物もなくインクの溶
解は安定していた。
【0035】
【発明の効果】本発明の化合物からなる電導度付与剤を
添加することにより所望の電導性を有するインク組成物
を得ることができ、かつ乾燥防止効果とインクの溶解安
定性に優れたインク組成物を得ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と着色剤を含有するインクジェット記
    録用水性インク組成物において、アルカノールアミンま
    たはそのエチレンオキシド付加物及びまたはプロピレン
    オキシド付加物と、ハロゲン化水素からなる塩を含有す
    ることを特徴とするインクジェット記録用水性インク組
    成物。
  2. 【請求項2】 アルカノールアミンがジエタノールアミ
    ン、ハロゲン化水素が塩酸である塩酸ジエタノールアミ
    ンを含有する事を特徴とする請求項1のインクジェット
    記録用水性インク組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7229488B2 (en) 2005-09-06 2007-06-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Ink composition, ink cartridge including the same, and inkjet image forming apparatus including the ink cartridge

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7229488B2 (en) 2005-09-06 2007-06-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Ink composition, ink cartridge including the same, and inkjet image forming apparatus including the ink cartridge

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