JP3191879B2 - インクジェット記録用水性インク組成物 - Google Patents
インクジェット記録用水性インク組成物Info
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- JP3191879B2 JP3191879B2 JP28293791A JP28293791A JP3191879B2 JP 3191879 B2 JP3191879 B2 JP 3191879B2 JP 28293791 A JP28293791 A JP 28293791A JP 28293791 A JP28293791 A JP 28293791A JP 3191879 B2 JP3191879 B2 JP 3191879B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- general formula
- ink composition
- water
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録用
水性インク組成物に関し、さらに詳しく言えば、染料の
溶解安定性を損う事なく導電性を付与するインク組成物
に関する。
水性インク組成物に関し、さらに詳しく言えば、染料の
溶解安定性を損う事なく導電性を付与するインク組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録用インクには、主溶
剤として水を用いる水性インクと、主溶剤として有機溶
剤を用いる油性インクが一般に用いられている。水性イ
ンクを用いた印刷画像は、全般に、耐水性に劣っている
が、主溶剤が水であるため安全性に優れ、かつ優れた品
質の印刷画像を提供することができることから、インク
ジェット記録の主流となっている。
剤として水を用いる水性インクと、主溶剤として有機溶
剤を用いる油性インクが一般に用いられている。水性イ
ンクを用いた印刷画像は、全般に、耐水性に劣っている
が、主溶剤が水であるため安全性に優れ、かつ優れた品
質の印刷画像を提供することができることから、インク
ジェット記録の主流となっている。
【0003】一方インクジェット記録方式の欠点は、ノ
ズルの目詰り、経時に伴うインク物性(例、粘度、電気
電導度)の変化、その他各種の要因によってインクの吐
出異常を起こしやすいことであり、インクジェット記録
の普及を妨げている最大の要因となっている。
ズルの目詰り、経時に伴うインク物性(例、粘度、電気
電導度)の変化、その他各種の要因によってインクの吐
出異常を起こしやすいことであり、インクジェット記録
の普及を妨げている最大の要因となっている。
【0004】インクジェット記録方式として、静電誘引
力を利用してインクを吐出させる、いわゆる電界制御方
式;ピエゾ素子の振動圧力を利用してインクを吐出させ
る、いわゆるドロップ・オン・デマンド方式(圧力パル
ス方式);高熱によって気泡を形成、成長させる事によ
って生じる圧力を利用してインクを吐出させる、いわゆ
るバブルジェット方式;ノズルの後からポンプで圧力を
加え、同時にピエゾ素子で高周波の振動を加えてインク
を粒子化し、その後インク液滴に帯電電極で電荷を与
え、さらに制御電極で帯電したインク液滴をコントロー
ルする荷電制御方式(コンティニュアス方式);高電圧
印加状態のインク中にスパークを生じさせ、その爆発力
でインクを吐出させる、いわゆるスパークジェット方式
等の各種インクジェット記録方式が提案されており、こ
れらの方式により、極めて高精細の画像を得ることがで
きる。
力を利用してインクを吐出させる、いわゆる電界制御方
式;ピエゾ素子の振動圧力を利用してインクを吐出させ
る、いわゆるドロップ・オン・デマンド方式(圧力パル
ス方式);高熱によって気泡を形成、成長させる事によ
って生じる圧力を利用してインクを吐出させる、いわゆ
るバブルジェット方式;ノズルの後からポンプで圧力を
加え、同時にピエゾ素子で高周波の振動を加えてインク
を粒子化し、その後インク液滴に帯電電極で電荷を与
え、さらに制御電極で帯電したインク液滴をコントロー
ルする荷電制御方式(コンティニュアス方式);高電圧
印加状態のインク中にスパークを生じさせ、その爆発力
でインクを吐出させる、いわゆるスパークジェット方式
等の各種インクジェット記録方式が提案されており、こ
れらの方式により、極めて高精細の画像を得ることがで
きる。
【0005】これらのインクジェット記録方式の中で、
電界制御方式、荷電制御方式、スパークジェット方式等
に用いられるインクは、安定な吐出を得るためにインク
の導電性を適正範囲内にコントロールしなければならな
い。また、他の方式についてもインクの残量検知等のた
め、導電性のコントロールが必要になる場合がある。
電界制御方式、荷電制御方式、スパークジェット方式等
に用いられるインクは、安定な吐出を得るためにインク
の導電性を適正範囲内にコントロールしなければならな
い。また、他の方式についてもインクの残量検知等のた
め、導電性のコントロールが必要になる場合がある。
【0006】従来、水性インクの着色剤としては染料が
用いられており、染料自身が電解質のため電離によりあ
る程度の導電性を示す。しかし、電界制御方式、荷電制
御方式、スパークジェット方式等では、染料による導電
性だけでは不十分であり、さらに高い導電性を付与する
必要がある。また、着色剤として顔料を用いたインクで
は、顔料自身による導電性がほとんど得られない。
用いられており、染料自身が電解質のため電離によりあ
る程度の導電性を示す。しかし、電界制御方式、荷電制
御方式、スパークジェット方式等では、染料による導電
性だけでは不十分であり、さらに高い導電性を付与する
必要がある。また、着色剤として顔料を用いたインクで
は、顔料自身による導電性がほとんど得られない。
【0007】これら導電性が必要な場合は、導電性付与
剤の添加が行なわれている。導電性付与剤としては、塩
化リチウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無
機塩類等(特公平2ー5785号公報)が知られてい
る。
剤の添加が行なわれている。導電性付与剤としては、塩
化リチウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無
機塩類等(特公平2ー5785号公報)が知られてい
る。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、これら無機
塩類等の添加は染料の溶解安定性を損うことが多いた
め、添加量に限りがあり、所望の導電性が得られない場
合がある。また、無機塩類等を含有するインクは、水分
蒸発により染料や無機塩類が析出しノズル目詰りを起こ
しやすい欠点を有していた。
塩類等の添加は染料の溶解安定性を損うことが多いた
め、添加量に限りがあり、所望の導電性が得られない場
合がある。また、無機塩類等を含有するインクは、水分
蒸発により染料や無機塩類が析出しノズル目詰りを起こ
しやすい欠点を有していた。
【0009】本発明の目的は、ノズル目詰りを起こすこ
となく所望の導電性が得られるインクジェット記録用水
性インク組成物を提供することにある。
となく所望の導電性が得られるインクジェット記録用水
性インク組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成す
るに至った。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成す
るに至った。
【0011】即ち、本発明は、着色剤と水溶性有機溶媒
と水とを含有するインクジェット記録用水性インク組成
物において、(イ)下記一般式で表される化合物、
(ロ)下記一般式の化合物にエチレンオキシドを導入し
た化合物、(ハ)下記一般式の化合物にエチレンオキシ
ド及びプロピレンオキシドを導入した化合物 これらの中の1種類若しくは複数の化合物を含有する事
を特徴とするインクジェット記録用水性インク組成物に
関する。
と水とを含有するインクジェット記録用水性インク組成
物において、(イ)下記一般式で表される化合物、
(ロ)下記一般式の化合物にエチレンオキシドを導入し
た化合物、(ハ)下記一般式の化合物にエチレンオキシ
ド及びプロピレンオキシドを導入した化合物 これらの中の1種類若しくは複数の化合物を含有する事
を特徴とするインクジェット記録用水性インク組成物に
関する。
【0012】
【化4】
【0013】一般式(式中、Mはアルカリ金属またはア
ンモニウムを表す。)
ンモニウムを表す。)
【0014】本発明に用いられるエチレンオキシドを導
入した化合物の中では、下記一般式で表される化合物の
使用が好ましい。
入した化合物の中では、下記一般式で表される化合物の
使用が好ましい。
【0015】
【化5】
【0016】一般式(式中、Mはアルカリ金属またはア
ンモニウムを表し、nは1〜5の整数を表す。)
ンモニウムを表し、nは1〜5の整数を表す。)
【0017】本発明に用いられるエチレンオキシド及び
プロピレンオキシドを導入した化合物の中では、下記一
般式で表される化合物の使用が好ましい。
プロピレンオキシドを導入した化合物の中では、下記一
般式で表される化合物の使用が好ましい。
【0018】
【化6】
【0019】一般式(式中、Mはアルカリ金属またはア
ンモニウムを表し、nは0〜5、mは1〜3の整数を表
す。エチレンオキシドとプロピレンオキシドの付加は、
交互又はランダムであってもよい。)
ンモニウムを表し、nは0〜5、mは1〜3の整数を表
す。エチレンオキシドとプロピレンオキシドの付加は、
交互又はランダムであってもよい。)
【0020】本発明に用いられる化合物の具体例として
は以下の様なものが挙げられる。
は以下の様なものが挙げられる。
【0021】
【化7】
【0022】本発明に用いられる化合物の使用量は、所
望の電気電導度の値や、組合せる着色剤の種類により一
概に規定できないが、インク組成物中0.001から3
0重量%の範囲が好ましい。
望の電気電導度の値や、組合せる着色剤の種類により一
概に規定できないが、インク組成物中0.001から3
0重量%の範囲が好ましい。
【0023】本発明のインクジェット記録用水性インク
組成物は、着色剤、水溶性有機溶媒、水、助剤を含有す
る。
組成物は、着色剤、水溶性有機溶媒、水、助剤を含有す
る。
【0024】着色剤としては、水溶性染料が好ましく、
水溶性のものであればどれでも使用可能であり、酸性染
料、塩基性染料、直接染料、反応性染料、分散染料、食
品用色素等の中から選択できる。
水溶性のものであればどれでも使用可能であり、酸性染
料、塩基性染料、直接染料、反応性染料、分散染料、食
品用色素等の中から選択できる。
【0025】酸性染料としては、例えば、C.I.アシ
ッド ブラック1,2,7,16,17,24,26,
28,31,41,48,52,58,60,63,9
4,107,109,112,118,119,12
1,122,131,155,156;C.I.アシッ
ド イエロー1,3,4,7,11,12,13,1
4,17,18,19,23,25,29,34,3
6,38,40,41,42,44,49,53,5
5,59,61,71,72,76,78,79,9
9,111,114,116,122,135,14
2,161,172;C.I.アシッド オレンジ7,
8,10,19,20,24,28,33,41,4
5,51,56,64;C.I.アシッド レッド1,
4,6,8,13,14,15,18,19,21,2
6,27,30,32,34,35,37,40,4
2,51,52,54,57,80,82,83,8
5,87,88,89,92,94,97,106,1
08,110,111,114,115,119,12
9,131,133,134,135,143,14
4,152,154,155,172,176,18
0,184,186,187,249,254,25
6,289,317,318;C.I.アシッド バイ
オレット7,11,15,34,35,41,43,4
9,51,75;C.I.アシッド ブルー1,7,
9,15,22,23,25,27,29,40,4
1,43,45,49,51,53,55,56,5
9,62,78,80,81,83,90,92,9
3,102,104,111,113,117,12
0,124,126,138,145,167,17
1,175,183,229,234,236,24
9;C.I.アシッド グリーン3,9,12,16,
19,20,25,27,41,44;C.I.アシッ
ド ブラウン4,14等が挙げられる。
ッド ブラック1,2,7,16,17,24,26,
28,31,41,48,52,58,60,63,9
4,107,109,112,118,119,12
1,122,131,155,156;C.I.アシッ
ド イエロー1,3,4,7,11,12,13,1
4,17,18,19,23,25,29,34,3
6,38,40,41,42,44,49,53,5
5,59,61,71,72,76,78,79,9
9,111,114,116,122,135,14
2,161,172;C.I.アシッド オレンジ7,
8,10,19,20,24,28,33,41,4
5,51,56,64;C.I.アシッド レッド1,
4,6,8,13,14,15,18,19,21,2
6,27,30,32,34,35,37,40,4
2,51,52,54,57,80,82,83,8
5,87,88,89,92,94,97,106,1
08,110,111,114,115,119,12
9,131,133,134,135,143,14
4,152,154,155,172,176,18
0,184,186,187,249,254,25
6,289,317,318;C.I.アシッド バイ
オレット7,11,15,34,35,41,43,4
9,51,75;C.I.アシッド ブルー1,7,
9,15,22,23,25,27,29,40,4
1,43,45,49,51,53,55,56,5
9,62,78,80,81,83,90,92,9
3,102,104,111,113,117,12
0,124,126,138,145,167,17
1,175,183,229,234,236,24
9;C.I.アシッド グリーン3,9,12,16,
19,20,25,27,41,44;C.I.アシッ
ド ブラウン4,14等が挙げられる。
【0026】塩基性染料としては、例えば、C.I.ベ
イシック ブラック2,8;C.I.ベイシック イエ
ロー1,2,11,12,14,21,32,36;
C.I.ベイシック オレンジ2,15,21,22;
C.I.ベイシックレッド1,2,9,12,13,3
7;C.I.ベイシック バイオレット1,3,7,1
0,14;C.I.ベイシック ブルー1,3,5,
7,9,24,25,26,28,29;C.I.ベイ
シック グリーン1,4;C.I.ベイシックブラウン
1,12等が挙げられる。
イシック ブラック2,8;C.I.ベイシック イエ
ロー1,2,11,12,14,21,32,36;
C.I.ベイシック オレンジ2,15,21,22;
C.I.ベイシックレッド1,2,9,12,13,3
7;C.I.ベイシック バイオレット1,3,7,1
0,14;C.I.ベイシック ブルー1,3,5,
7,9,24,25,26,28,29;C.I.ベイ
シック グリーン1,4;C.I.ベイシックブラウン
1,12等が挙げられる。
【0027】直接染料としては、例えば、C.I.ダイ
レクト ブラック2,4,9,11,14,17,1
9,22,27,32,36,38,41,48,4
9,51,56,62,71,74,75,77,7
8,80,105,106,107,108,112,
113,117,132,146,154,168,1
71,194;C.I.ダイレクト イエロー1,2,
4,8,11,12,24,26,27,28,33,
34,39,41,42,44,48,502,51,
58,72,85,86,87,88,98,100,
110,127,135,141,142,144;
C.I.ダイレクト オレンジ6,8,10,26,2
9,41,49,51,102;C.I.ダイレクト
レッド1,2,4,8,9,11,13,152,1
7,20,23,24,28,31,33,37,3
9,44,46,47,48,51,59,62,6
3,73,75,77,80,81,83,84,8
5,87,89,90,94,95,99,101,1
08,110,145,189,197,220,22
4,225,226,227,230,250,25
4,256,257;C.I.ダイレクト バイオレッ
ト1,7,9,12,35,48,51,90,94;
C.I.ダイレクト ブルー1,2,6,8,15,2
2,25,34,69,70,71,72,75,7
6,78,80,81,82,83,86,90,9
8,106,108,110,120,123,15
8,163,165,192,193,194,19
5,196,199,200,201,202,20
3,207,218,236,237,239,24
6,258,287;C.I.ダイレクト グリーン
1,6,8,28,33,37,63,64;C.I.
ダイレクト ブラウン1A,2,6,25,27,4
4,58,95,100,101,106,112,1
73,194,195,209,210,211等が挙
げられる。
レクト ブラック2,4,9,11,14,17,1
9,22,27,32,36,38,41,48,4
9,51,56,62,71,74,75,77,7
8,80,105,106,107,108,112,
113,117,132,146,154,168,1
71,194;C.I.ダイレクト イエロー1,2,
4,8,11,12,24,26,27,28,33,
34,39,41,42,44,48,502,51,
58,72,85,86,87,88,98,100,
110,127,135,141,142,144;
C.I.ダイレクト オレンジ6,8,10,26,2
9,41,49,51,102;C.I.ダイレクト
レッド1,2,4,8,9,11,13,152,1
7,20,23,24,28,31,33,37,3
9,44,46,47,48,51,59,62,6
3,73,75,77,80,81,83,84,8
5,87,89,90,94,95,99,101,1
08,110,145,189,197,220,22
4,225,226,227,230,250,25
4,256,257;C.I.ダイレクト バイオレッ
ト1,7,9,12,35,48,51,90,94;
C.I.ダイレクト ブルー1,2,6,8,15,2
2,25,34,69,70,71,72,75,7
6,78,80,81,82,83,86,90,9
8,106,108,110,120,123,15
8,163,165,192,193,194,19
5,196,199,200,201,202,20
3,207,218,236,237,239,24
6,258,287;C.I.ダイレクト グリーン
1,6,8,28,33,37,63,64;C.I.
ダイレクト ブラウン1A,2,6,25,27,4
4,58,95,100,101,106,112,1
73,194,195,209,210,211等が挙
げられる。
【0028】反応性染料としては、例えば、C.I.リ
アクティブ ブラック1,3,5,6,8,12,1
4;C.I.リアクティブ イエロー1,2,3,1
3,14,15,17;C.I.リアクティブ オレン
ジ2,5,7,16,20,24;C.I.リアクティ
ブ レッド6,7,11,12,15,17,21,2
3,24,35,36,42,63,66,84,18
4;C.I.リアクティブバイオレット2,4,5,
8,9;C.I.リアクティブ ブルー2,5,7,1
2,13,14,15,17,18,19,20,2
1,25,27,28,37,38,40,41;C.
I.リアクティブ グリーン5,7;C.I.リアクテ
ィブ ブラウン1,7,16等が挙げられる。
アクティブ ブラック1,3,5,6,8,12,1
4;C.I.リアクティブ イエロー1,2,3,1
3,14,15,17;C.I.リアクティブ オレン
ジ2,5,7,16,20,24;C.I.リアクティ
ブ レッド6,7,11,12,15,17,21,2
3,24,35,36,42,63,66,84,18
4;C.I.リアクティブバイオレット2,4,5,
8,9;C.I.リアクティブ ブルー2,5,7,1
2,13,14,15,17,18,19,20,2
1,25,27,28,37,38,40,41;C.
I.リアクティブ グリーン5,7;C.I.リアクテ
ィブ ブラウン1,7,16等が挙げられる。
【0029】食用色素としては、例えば、C.I.フー
ド ブラック1,2;C.I.フード イエロー2,
4,5;C.I.フード レッド2,3,7,9,1
4,52,87,92,94,102,104,10
5,106;C.I.フード バイオレット2:C.
I.フード ブルー1,2;C.I.フード グリーン
2,3等が挙げられる。
ド ブラック1,2;C.I.フード イエロー2,
4,5;C.I.フード レッド2,3,7,9,1
4,52,87,92,94,102,104,10
5,106;C.I.フード バイオレット2:C.
I.フード ブルー1,2;C.I.フード グリーン
2,3等が挙げられる。
【0030】その他の水溶性染料としては、例えば、日
本化薬社製の「カヤセット・ブラック9A」、「ダイレ
クト・ディープ・ブラック XA」、「ダイレクト・ス
ペシャル・ブラックAXN」;バイエル社製の「スペシ
ャル・ブラック・SPリキッド」、「バイスクリプト・
ブラックSPリキッド」、「レバセル・ターコイス・ブ
ルーKS−6GLL」、「ピラニン」;住友化学社製の
「JI.BK−2」、「JI.BK−3」;オリエント
化学社製の「JP−K81L」、「JP−K127
L」、「JPK−139」;C.I.フローレセント・
ブライトニング・エージェント14,22,24,3
2,84,85,86,87,90,134,166,
167,169,175,176,177等が挙げられ
る。
本化薬社製の「カヤセット・ブラック9A」、「ダイレ
クト・ディープ・ブラック XA」、「ダイレクト・ス
ペシャル・ブラックAXN」;バイエル社製の「スペシ
ャル・ブラック・SPリキッド」、「バイスクリプト・
ブラックSPリキッド」、「レバセル・ターコイス・ブ
ルーKS−6GLL」、「ピラニン」;住友化学社製の
「JI.BK−2」、「JI.BK−3」;オリエント
化学社製の「JP−K81L」、「JP−K127
L」、「JPK−139」;C.I.フローレセント・
ブライトニング・エージェント14,22,24,3
2,84,85,86,87,90,134,166,
167,169,175,176,177等が挙げられ
る。
【0031】また、着色剤として、顔料も使用する事が
でき、無機顔料、有機顔料等の中から選択できる。
でき、無機顔料、有機顔料等の中から選択できる。
【0032】これら着色剤は単独若しくは複数を組合せ
て使用でき、インク組成物中の使用量は0.1から10
重量%の範囲が望ましい。
て使用でき、インク組成物中の使用量は0.1から10
重量%の範囲が望ましい。
【0033】水溶性有機溶媒は、水分蒸発にともなうイ
ンクの固化を防いだり、固化した場合でも水やインクに
対する再溶解性を確保するためや、普通紙へのインクの
浸透時間短縮のため使用され、具体的には、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、グリセリンのごときグリコール類;エチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレ
ングリコールモノフェニルエーテルのごときグリコール
エーテル類;N−メチル−2−ピロリドンのごときピロ
リドン類;トリエタノールアミンのごときアルカノール
アミン類;メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コールのごときアルコール類;ジメチルスルホキシド等
が挙げられる。
ンクの固化を防いだり、固化した場合でも水やインクに
対する再溶解性を確保するためや、普通紙へのインクの
浸透時間短縮のため使用され、具体的には、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、グリセリンのごときグリコール類;エチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレ
ングリコールモノフェニルエーテルのごときグリコール
エーテル類;N−メチル−2−ピロリドンのごときピロ
リドン類;トリエタノールアミンのごときアルカノール
アミン類;メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コールのごときアルコール類;ジメチルスルホキシド等
が挙げられる。
【0034】これらの水溶性有機溶媒は、溶媒の吸湿
性、保湿性や、染料溶解性、顔料分散性、インクの粘度
や普通紙への浸透時間などを考慮して、適宜単独若しく
は複数を組合せて使用でき、インク組成物中の使用量は
1から90重量%の範囲が望ましい。
性、保湿性や、染料溶解性、顔料分散性、インクの粘度
や普通紙への浸透時間などを考慮して、適宜単独若しく
は複数を組合せて使用でき、インク組成物中の使用量は
1から90重量%の範囲が望ましい。
【0035】水としては、染料の溶解安定性、重金属イ
オンによるノズルの目詰りを防止するために、イオン交
換水以上の純度のものを用いる必要がある。インク組成
物中の使用量は、5から95重量%の範囲が望ましい。
オンによるノズルの目詰りを防止するために、イオン交
換水以上の純度のものを用いる必要がある。インク組成
物中の使用量は、5から95重量%の範囲が望ましい。
【0036】助剤としては、アルカリ金属の水酸化物
や、アルカノールアミンのようなpH調整剤、防菌・防
黴剤、金属封鎖剤、顔料分散剤、界面活性剤、水溶性高
分子、水溶性樹脂等を使用してもよい。
や、アルカノールアミンのようなpH調整剤、防菌・防
黴剤、金属封鎖剤、顔料分散剤、界面活性剤、水溶性高
分子、水溶性樹脂等を使用してもよい。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施
例中、「%」は「重量%」を表す。
例中、「%」は「重量%」を表す。
【0038】実施例1 具体例1の化合物 O.5 % C.I.ダイレクトブルー199 2 % ジエチレングリコール 28 % トリエタノールアミン 0.5 % イオン交換水 69 %
【0039】上記の各成分を混合し、室温で十分に溶解
させた後、0.45ミクロンのメンブランフィルターで
濾過を行ないインクジェット記録用水性インクとした。
この時のインクの粘度は、25℃で2cp、電気電導度
は3mS/cmであった。
させた後、0.45ミクロンのメンブランフィルターで
濾過を行ないインクジェット記録用水性インクとした。
この時のインクの粘度は、25℃で2cp、電気電導度
は3mS/cmであった。
【0040】荷電制御方式のインクジェットプリンター
(シャープ株式会社製WD−270IPプリンター)を
用いて24時間の連続印字試験を行なった結果、印字品
質は良好であった。また、試験後の制御電極にインクの
付着は見られなかった。
(シャープ株式会社製WD−270IPプリンター)を
用いて24時間の連続印字試験を行なった結果、印字品
質は良好であった。また、試験後の制御電極にインクの
付着は見られなかった。
【0041】実施例2 具体例2の化合物 O.5 % C.I.ダイレクトブルー199 2 % ジエチレングリコール 28 % トリエタノールアミン 0.5 % イオン交換水 69 %
【0042】上記の各成分を混合し、室温で十分に溶解
させた後、0.45ミクロンのメンブランフィルターで
濾過を行ないインクジェット記録用水性インクとした。
この時のインクの粘度は、25℃で2cp、電気電導度
は3mS/cmであった。
させた後、0.45ミクロンのメンブランフィルターで
濾過を行ないインクジェット記録用水性インクとした。
この時のインクの粘度は、25℃で2cp、電気電導度
は3mS/cmであった。
【0043】荷電制御方式のインクジェットプリンター
(シャープ株式会社製WD−270IPプリンター)を
用いて24時間の連続印字試験を行なった結果、印字品
質は良好であった。また、試験後の制御電極にインクの
付着は見られなかった。
(シャープ株式会社製WD−270IPプリンター)を
用いて24時間の連続印字試験を行なった結果、印字品
質は良好であった。また、試験後の制御電極にインクの
付着は見られなかった。
【0044】実施例3 具体例5の化合物 2.5 % C.I.ダイレクトブルー199 2 % ジエチレングリコール 24 % トリエタノールアミン 0.5 % イオン交換水 71 %
【0045】上記の各成分を混合し、室温で十分に溶解
させた後、0.45ミクロンのメンブランフィルターで
濾過を行ないインクジェット記録用水性インクとした。
この時のインクの粘度は、25℃で2cp、電気電導度
は3mS/cmであった。
させた後、0.45ミクロンのメンブランフィルターで
濾過を行ないインクジェット記録用水性インクとした。
この時のインクの粘度は、25℃で2cp、電気電導度
は3mS/cmであった。
【0046】荷電制御方式のインクジェットプリンター
(シャープ株式会社製WD−270IPプリンター)を
用いて24時間の連続印字試験を行なった結果、印字品
質は良好であった。また、試験後の制御電極にインクの
付着は見られなかった。
(シャープ株式会社製WD−270IPプリンター)を
用いて24時間の連続印字試験を行なった結果、印字品
質は良好であった。また、試験後の制御電極にインクの
付着は見られなかった。
【0047】実施例4 具体例7の化合物 2.5 % C.I.ダイレクトブルー199 2 % ジエチレングリコール 23 % トリエタノールアミン 0.5 % イオン交換水 72 %
【0048】上記の各成分を混合し、室温で十分に溶解
させた後、0.45ミクロンのメンブランフィルターで
濾過を行ないインクジェット記録用水性インクとした。
この時のインクの粘度は、25℃で2cp、電気電導度
は3mS/cmであった。
させた後、0.45ミクロンのメンブランフィルターで
濾過を行ないインクジェット記録用水性インクとした。
この時のインクの粘度は、25℃で2cp、電気電導度
は3mS/cmであった。
【0049】荷電制御方式のインクジェットプリンター
(シャープ株式会社製WD−270IPプリンター)を
用いて24時間の連続印字試験を行なった結果、印字品
質は良好であった。また、試験後の制御電極にインクの
付着は見られなかった。
(シャープ株式会社製WD−270IPプリンター)を
用いて24時間の連続印字試験を行なった結果、印字品
質は良好であった。また、試験後の制御電極にインクの
付着は見られなかった。
【0050】実施例5 具体例1の化合物 3 % C.I.ダイレクトイエロー44 1.4 % ポリエチレングリコール#300 15 % イオン交換水 80.6 %
【0051】上記の各成分を混合し、室温で十分に溶解
させた後、0.45ミクロンのメンブランフィルターで
濾過を行ないインクジェット記録用水性インクとした。
この時のインクの粘度は、25℃で2cp、電気電導度
は14mS/cmであった.
させた後、0.45ミクロンのメンブランフィルターで
濾過を行ないインクジェット記録用水性インクとした。
この時のインクの粘度は、25℃で2cp、電気電導度
は14mS/cmであった.
【0052】このインクを60℃1ヵ月間放置後も、固
形物の析出はなく物性の変化も見られなかった。
形物の析出はなく物性の変化も見られなかった。
【0053】比較例1 C.I.ダイレクトブルー199 2 % ジエチレングリコール 27 % トリエタノールアミン 0.5 % イオン交換水 70.5 %
【0054】上記の各成分を混合し、室温で十分に溶解
させた後、0.45ミクロンのメンブランフィルターで
濾過を行ないインクジェット記録用水性インクとした。
この時のインクの粘度は、25℃で2cp、電気電導度
は1mS/cmであった。
させた後、0.45ミクロンのメンブランフィルターで
濾過を行ないインクジェット記録用水性インクとした。
この時のインクの粘度は、25℃で2cp、電気電導度
は1mS/cmであった。
【0055】荷電制御方式のインクジェットプリンター
(シャープ株式会社製WD−270IPプリンター)を
用いて24時間の連続印字試験を行なった結果、安定し
た印字ができなかった。また、試験後の制御電極にイン
クの付着が見られた。
(シャープ株式会社製WD−270IPプリンター)を
用いて24時間の連続印字試験を行なった結果、安定し
た印字ができなかった。また、試験後の制御電極にイン
クの付着が見られた。
【0056】比較例2 C.I.ダイレクトイエロー44 1.4 % ポリエチレングリコール#300 15 % 塩化ナトリウム 3 % イオン交換水 80.6 %
【0057】上記の各成分を混合したところ、染料が析
出しインクジェット記録用水性インクが得られなかっ
た。
出しインクジェット記録用水性インクが得られなかっ
た。
【0058】
【発明の効果】本発明の化合物を添加することにより、
染料の溶解安定性を損うことなく所望の導電性を有する
インク組成物を得ることができる。
染料の溶解安定性を損うことなく所望の導電性を有する
インク組成物を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20
Claims (3)
- 【請求項1】 着色剤と水溶性有機溶媒と水とを含有す
るインクジェット記録用水性インク組成物において、 (イ)下記一般式で表される化合物、 (ロ)下記一般式の化合物にエチレンオキシドを導入し
た化合物、 (ハ)下記一般式の化合物にエチレンオキシド及びプロ
ピレンオキシドを導入した化合物これらの中の1種類若
しくは2種類の化合物を、導電性付与剤として含有する
事を特徴とするインクジェット記録用水性インク組成
物。 HO-CH2COOM 一般式 (式中、Mはアルカリ金属またはアンモニウムを表
す。) - 【請求項2】 エチレンオキシドを導入した化合物が下
記一般式で表される請求項1記載のインクジェット記録
用水性インク組成物。 HO-(CH2CH2O)n-CH2COOM 一般式 (式中、Mはアルカリ金属またはアンモニウムを表し、
nは1〜5の整数を表す。) - 【請求項3】 エチレンオキシド及びプロピレンオキシ
ドを導入した化合物が下記一般式で表される請求項1記
載のインクジェット記録用水性インク組成物。 CH3 | HO-(CHCH2O)m-(CH2CH2O)n-CH2COOM 一般式 (式中、Mはアルカリ金属またはアンモニウムを表し、
nは0〜5、mは1〜3の整数を表す。エチレンオキシ
ドとプロピレンオキシドの付加は、交互又はランダムで
あってもよい。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28293791A JP3191879B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | インクジェット記録用水性インク組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28293791A JP3191879B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | インクジェット記録用水性インク組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05117561A JPH05117561A (ja) | 1993-05-14 |
JP3191879B2 true JP3191879B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=17659048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28293791A Expired - Fee Related JP3191879B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | インクジェット記録用水性インク組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3191879B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002226746A (ja) * | 2001-02-01 | 2002-08-14 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録用水系インク及び画像形成方法 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP28293791A patent/JP3191879B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05117561A (ja) | 1993-05-14 |
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