JPH0517852Y2 - - Google Patents

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JPH0517852Y2
JPH0517852Y2 JP1988150673U JP15067388U JPH0517852Y2 JP H0517852 Y2 JPH0517852 Y2 JP H0517852Y2 JP 1988150673 U JP1988150673 U JP 1988150673U JP 15067388 U JP15067388 U JP 15067388U JP H0517852 Y2 JPH0517852 Y2 JP H0517852Y2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F7/00Magnets
    • H01F7/06Electromagnets; Actuators including electromagnets
    • H01F7/08Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
    • H01F7/088Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures provided with means for absorbing shocks

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnets (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電磁石コイルへの通電により往動す
る可動鉄心とこれに連結される連結部材との間
に、前記可動鉄心の往動方向初期動作を吸収する
弾性手段を介在させた電磁石装置に関する。
(従来の技術) 従来、第9図及び第10図に示すように、電磁
石コイル1と、この電磁石コイル1への通電によ
り図中左方に往動する可動鉄心2と、この可動鉄
心2と負荷装置3との間に介在され且つ前記可動
鉄心2の往動に連動して前記負荷装置3を作動さ
せる連結部材4とを具備した電磁石装置は公知で
ある。連結部材4は軸5を支点として回動するも
ので、その一端部が可動鉄心2の先端部に係合さ
れ、ばね6により図中反時計方向に回動付勢され
ている。連結部材4は、ストツパ7に当接してい
ることにより、図中反時計方向回動限界位置に規
制保持されており、これにより可動鉄心2が電磁
石コイル1から突出した位置に保持されている。
負荷装置3は周方向に略180°偏位して欠歯部8,
9を有する大径歯車(カムキヤ)10と、この大
径歯車10の一側面のカム11に一端部の係合突
起12が係合するレバー13と、このレバー13
を介して大径歯車10を図中反時計方向に回動付
勢するばね14とを具備している。
そして、電磁石コイル1に通電されていない状
態(第9図の状態)においては、連結部材4の他
端の係合突起15が大径歯車10の一側面に周方
向に180°偏位して突設された2つの係止突起1
6,16aの一方16に係合しており、これによ
り大径歯車10の反時計方向の回転は阻止され、
その一方の欠歯部8が、常時回転している小径な
駆動歯車17に対向位置していることによつて、
この駆動歯車17と大径歯車10とが噛合しな
い。
この第9図の状態から電磁石コイル1に瞬時的
に通電すると、可動鉄心2が図中左方へ往動し、
これに伴い連結部材4がばね6の付勢力に抗して
図中時計方向に回動し、その係合突起15が大径
歯車10の一方の係止突起16から外れることに
より、大径歯車10の反時計方向への回動が許容
される。従つて、ばね14付勢力によりレバー1
3を介して大径歯車10が、駆動歯車17と噛合
する位置まで反時計方向に回動して第10図の状
態となる。この状態においては、大径歯車10が
駆動歯車17に噛合していることにより、この駆
動歯車17の駆動回転力にて大径歯車10が図中
反時計方向に回動される。そして、大径歯車10
が初期位置から反時計方向に180°回動して、その
他方の欠歯部9が駆動歯車17と対向位置するこ
とにより、それらの噛合が解除されると共に、連
結部材4の係合突起15が大径歯車10の他方の
係止突起16aに係合することにより、第9図の
状態と同様に大径歯車10の反時計方向への回動
が阻止される。
(考案が解決しようとする課題) 斯かる従来の電磁石装置にあつては、可動鉄心
2と連結部材4とが可動鉄心2の移動方向の遊び
を持つて連結(遊着)されていたため、電磁石装
置に振動が加わると、可動鉄心2と連結部材4と
のいずれかが、それらの連結部で共振を起こし、
雑音発生の原因となる。また、可動鉄心2と連結
部材4との連結部が遊着していると、可動鉄心2
は遊着の範囲で任意の位置をとることができるた
め、可動鉄心2の先端鍔部18と連結部材4の他
端部19とが離間した位置にあるときは、電磁石
コイル1への通電によつて可動鉄心2はその離間
した距離を移動する間に慣性力を生じ、この慣性
力を有効に利用して連結部材4を移動させること
ができる。しかし可動鉄心2の先端鍔部18と連
結部材4の他端部19とが当接した位置で電磁石
コイル1に通電すると、慣性力が得られないた
め、連結部材4を移動させる力が不足し、従つ
て、連結部材4を移動させるために必要な力を得
るためには、電磁石コイルへの通電電圧を高くし
なければならないという問題点があつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、可
動鉄心と連結部材とからの振動による騒音の発生
の防止と、電磁石コイルへの通電電圧を低い電圧
にして安定した動作が得られる電磁石装置を提供
することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、電磁石コイ
ルと、この電磁石コイルの通電により往動する可
動鉄心と、この可動鉄心と負荷装置との間に介在
され且つ前記可動鉄心の往動に連動して前記負荷
装置を作動させる連結部材とを具備した電磁石装
置において、前記可動鉄心に設けられた押圧部
と、この押圧部により前記可動鉄心の往動方向に
押圧される前記連結部材の被押圧部とを常時は離
反させておき、前記可動鉄心の往動時には弾性変
形して前記押圧部を前記被押圧部に当接させる弾
性手段を前記連結部材に設けたことを特徴とする
ものである。
また、前記連結部材を合成樹脂製とし、前記弾
性手段を前記連結部材と一体成形するとよい。
(作用) 電磁石コイルへ通電したとき、常に弾性手段の
付勢力に抗して可動鉄心のみがある距離だけ移動
し、その移動する間に可動鉄心に慣性力が生じ、
この慣性力によつて連結部材が移動されるので、
電磁石コイルへの通電電圧が低くても、動作が安
定する。また、弾性手段により可動鉄心と連結部
材との連結部分のガタが吸収されるので、振動に
よる雑音が発生しない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図乃至第8図に基
づき説明する。なお、本考案において、上述した
第9図及び第10図に示す従来と同一部分には、
図面に同一符号を付してある。第1図乃至第6図
は本考案の一実施例を示し、第1図は本考案の電
磁石装置を具備したテープレコーダの平面図、第
2図は同底面図、第3図は同分解斜視図、第4図
は本考案の電磁石装置部分の非作動状態の一部切
欠した平面図、第5図は同作動状態の一部切欠し
た平面図、第6図は同連結部材部分の一部を省略
した斜視図である。第1図乃至第3図中20は基
板で、その下面にはリール支持板21がビスによ
り取り付けられている。このリール支持板21の
左、右側部には本考案の電磁石装置が配設されて
いる。これら左、右の電磁石装置は互いに同一構
成である。即ち、本考案の電磁石装置の従来と異
なる新規な点は、第4図乃至第6図に示す如く、
可動鉄心2と連結部材4との相対移動を一定量だ
け許容してこれら両者を互いに係合する係合機構
22と、連結部材4を可動鉄心2に対して相対移
動可能な範囲の一端部の位置に弾性保持し且つ可
動鉄心2の往動方向初期動作を弾性変形により吸
収する弾性手段23とを設けたことである。即
ち、係合機構22は、可動鉄心2に設けられた押
圧部と、連結部材4に設けられて上記押圧部によ
り押圧される被押圧部とからなる。この被押圧部
は、連結部材4の他端側に一体形成された断面L
字状の第1突出壁24と、連結部材4の他端側に
一体形成された平板状の第2突出壁25とを有し
ている。第1突出壁24は、連結部材4の他端部
の略中間部から一側方に亘つて下方に向けて一体
的に突設された垂直壁26と、この垂直壁26の
下端部に外方に向けて一体的に連設された水平壁
27とから成る。この水平壁27の一側縁部に一
体的に突設された円弧状の突出部28に可動鉄心
2の前記押圧部である鍔部18の内側面が接離す
る。第2突出壁25は、連結部材4の他端部一側
方に、第1突出壁24の垂直壁26と直交する如
く外方に向けて一体的に連設されており、その外
側面が可動鉄心2の先端面2aに当接されてい
る。この第1突出壁24は、可動鉄心2の先端面
2aと鍔18との間に位置している。また、可動
鉄心2の先端面2aと鍔部18との間の小径軸部
18aは、第1突出壁24の水平壁27と第2突
出壁25との間の開口部29部分に挿通され且つ
第1突出壁24の水平壁27の上方で垂直壁26
の前方に位置している。
弾性手段23は、弾性金属線材の途中を環状に
ねじつて構成した金属ばねより成る。このばね2
3は、連結部材4の上面に設けられた凹部30内
に配設されている。このばね23は、その環状部
23aが凹部30の底面に突設された取付突起3
1に遊嵌装されている。ばね23の一端側23b
は、連結部材4の他端方上面に一体に突設された
係止片32と凹部30の底面との間に挟持され且
つ他端側23cは、可動鉄心2の鍔18の内側面
に当接係止されている。このばね23により、可
動鉄心2が外向き(図中右側)に弱い力で付勢さ
れる。
しかして、電磁石コイル1に通電されていない
ときは、第4図に示す如く連結部材4はばね6の
付勢力にて図中反時計方向に付勢されていること
によりストツパ7に当接する。これにより連結部
材4の一端の係合突起15が大径歯車10の一方
の係止突起16に当接係止し、大径歯車10は、
その一方の欠歯部8が駆動歯車17と対向した位
置で停止している(第4図の状態)。
この状態においては、連結部材4に設けられた
ばね23により図中右側に押圧されている可動鉄
心2は、その先端面2aを連結部材4の第2突出
壁25に当接係止されていて位置規制され、ばね
23に当接している鍔部18は連結部材4の第1
突出壁24に設けられた突出部28とは所定の〓
間を存して離れている。この間〓は、ばね6の付
勢力によりストツパ7に当接して位置決めされて
いる連結部材4に対して、可動鉄心2のばね23
に抗する移動変位を許容するものである。
この状態から電磁石コイル1へ通電すると、可
動鉄心2が図中左方(往動方向)へ移動する。こ
のとき、可動鉄心2の往動方向初期動作がばね2
3の弾性変形により吸収されるので、ばね23の
みがたわみ、連結部材4は回動しない。この後、
可動鉄心2が更に往動することにより、鍔18が
連結部材4の第1突出壁24の水平壁27の突出
部28に当接することにより、この連結部材4が
ばね6の付勢力に抗して軸5を支点に図中時計方
向に回動して、その一端の係合突起15が、大径
歯車10の一方の係止突起16から外れる。これ
により、大径歯車10は従来と同様に図中反時計
方向に回動し、駆動歯車17と噛合し、この駆動
歯車17の回転力により大径歯車10が回転され
る。可動鉄心2が往動を開始してからその鍔部1
8が連結部材4の突出部28に当接するまでの移
動に伴い、可動鉄心2には移動慣性力が発生す
る。
そして可動鉄心2が更に移動し、その鍔部18
が連結部材4の突出部28に当接して該突出部2
8を押圧する際、この押圧力(可動鉄心の移動
力)に上記移動慣性力が加わることから、連結部
材4はばね6に抗する強い力で図中時計方向に回
動する。このことは移動慣性力がない状態で可動
鉄心2の移動力だけで連結部材4を回動させよう
とする場合に比較して、移動慣性力が加わつた分
だけ可動鉄心2の移動力を小さくできることを意
味する。
従つて可動鉄心2の移動力を生起する電磁石コ
イル1の通電電圧を小さくしても、連結部材の回
動を確実なものとし、その動作安定化を図ること
が可能となる。
上記実施例においては、弾性手段23を、連結
部材4とは別体の金属線ばねにて構成したが、こ
れに限られることなく、例えば第7図及び第8図
に示す如く、連結部材4を弾性合成樹脂にて構成
し、この連結部材4に弾性手段である弾性片2
3′を一体成形してもよい。この第7図及び第8
図におけるその他の構成及び作用は、上述した第
1図乃至第6図に示す実施例と同一であるから、
図面に同一符号を付して、その説明を省略する。
次に、第3図を参照して、上述した実施例装置
を組込んでなるテープレコーダについて説明す
る。
テープ走行方向の切り換えによつて180°回転す
る磁気ヘツド33が支持台34に回転自在に支持
された回転軸33aにビス33b,33bにより
取り付けられている。この支持台34はビス3
5,35により、ヘツド取付板36の後端側上面
に取り付けられている。磁気ヘツド33は複数本
のリード線37を介してプリント基板38に接続
され、このプリント基板38はビス38aにより
基板20の後端面に取り付けられる(ビス38a
の取付軸線は図中B)。
リード線37は、磁気ヘツド33の回転軸33
aの中心孔内に挿通され、スポンジ片よりなる保
持具39により、前記回転軸33aの中心孔内に
保持固定されている。また、プリント基板38へ
のリード線37の固定は、このリード線37の端
部をプリント基板38の係合孔(図示省略)に係
合して、クランプ40をプリント基板38に装着
することにより行なわれる。ヘツド取付板36の
後端面にはピンチローラ付勢ばね41を介してス
ライド板42がビス43及び44を介してスライ
ド自在に装着されている。このスライド板42
は、テープ走行方向の切り換えによつて、後述す
る左、右のピンチローラを対応するキヤプスタン
に接離切り換えするものである。また、ピンチロ
ーラ付勢ばね41は、スライド板42により左、
右のピンチローラのいずれか一方を対応するキヤ
プスタンに圧着させるものである。ヘツド取付板
36はばね36aにて一方向に付勢される。ヘツ
ド取付板36の下面には、ヘツド移動板45が移
動自在に設けられている。このヘツド取付板45
は、大径歯車10の回転によりばね46を介して
ヘツド取付板36を前進及び交代させるものであ
る。ヘツド移動板45はヘツド取付板36と共
に、1本のビス47とスリーブ48とを介して基
板20の上面に移動自在に取り付けられている
(ビス47の取付軸線は図中G)。ヘツド移動板4
5の下面の係合ピン45aが基板20の長孔20
aに係合する(係合ピン45aの係合軸線は図中
F)。
左側のピンチローラ取付台49の取付軸50に
はばね51を介してピンチローラ取付アーム52
が回動自在に取り付けられている。このピンチロ
ーラ取付アーム52にはピンチローラ53が回転
自在に取り付けられている。ピンチローラ取付台
49はビス54により基板20の上面に取り付け
られている。
右側のピンチローラ取付台55の取付軸56に
はばね57を介してピンチローラ取付アーム58
が回動自在に取り付けられている。このピンチロ
ーラ取付アーム58にはピンチローラ59が回転
自在に取り付けられている。ピンチローラ取付台
55はビス60により基板20の上面に取り付け
られている。
基板20の左、右の嵌合孔61,62に左、右
のピンチローラ取付台49,55の下端面の突部
63,64が嵌合されている(左側のピンチロー
ラ取付台49の突部63の嵌合軸線は図中E)。
基板20の前端面略中央部にはテープカセツト押
さえばね65がビス66にて取り付けられてい
る。基板20の前端面にはスイツチ保護板67が
ビス68,68にて取り付けられている。基板2
0の下面には互いに上下に重合した状態で大径歯
車10,10が回転自在に軸支されている。一方
(図中上側)の大径歯車10に一方の電磁石装置
の連結部材4が、他方(図中下側)の大径歯車1
0に他方の電磁石装置の連結部材4がそれぞれ関
係するものである。基板20の下面には、左、右
の低速回転伝達歯車69,70を回転自在に軸支
したアーム71,72が回転自在に取り付けられ
ている。これら左右のアーム71,72は、その
軸孔71a,72aが左右のピンチローラ取付台
49,55の突部63,64に回転自在に嵌合さ
れている。基板20の下面にはレバー73が装着
され、このレバー73はばね74にて一方向に付
勢されている。基板20の下面には左右のフライ
ホイール75,76が回転自在に配設されてい
る。これらフライホイール75,76は、その中
心にキヤプスタン軸77,78が突設され、これ
らキヤプスタン軸77,78は、左右のピンチロ
ーラ取付台49,55の突部63,64の中心孔
79,80内を回転自在に挿通されて、これらピ
ンチローラ取付台49,55の上方に延出し、こ
れらキヤプスタン軸77,78にピンチローラ5
3,59が接離する。左右のフライホイール7
5,76と、後述するモータプーリ101との間
には無端ベルト81が巻装される。基板20の前
端面にはスライド杆82が装着され、このスライ
ド杆82はばね83により一方向に付勢される。
基板20の下面にビス84,84により取り付
けられるリール支持板21の両側コア部21a,
21aに電磁石コイル1,1がそれぞれ装着され
ている。リール支持板21の上面の左右に突設さ
れたリード軸85,86には、バツクテンシヨン
ばね87,88と共に、リール89,90が装着
されている。リール支持板21の上面には小径歯
車91が回転自在に軸支されている。リール支持
板21の下面には、早送り歯車92と早送りプー
リ93とを同軸回転自在に装着した回動アーム9
4が回転自在に装着されている。この早送りプー
リ93と右側のフライホイール76のプーリ76
aとには第2の無端ベルト95が巻装されてい
る。リール支持板21の下面には他方の電磁石装
置の連結部材4が回動自在に装着されている。
モータブラケツト96に、ゴムよりなるクツシ
ヨン体97を介して、3本のビス98にてモータ
99が取り付けられている。モータ99の軸10
0にはモータプーリ101が取り付けられてい
る。モータブラケツト96は、ビス102にて基
板20に取り付けられる。モータブラケツト96
に設けた取付片103には、フエルト104が貼
着されている。そして、第1の無端ベルト81に
振れが生じたとき、この無端ベルト81がフエル
ト104に当接することにより、この無端ベルト
81の振れを制御し得る。なお、このフエルト1
04を予め第1の無端ベルト81に軽く接触させ
ておけば、この無端ベルト81の振れを強制的に
抑制することができる。
スイツチ基板105の両端部には、録音可、不
可を検出する録音検出スイツチ106,107が
設けられている。スイツチ基板105の両録音検
出スイツチ106,107相互間にはヘツド位置
検出スイツチ108、早送り/巻戻し検出スイツ
チ109、リール回転の有無を検出するホール素
子110、クロムテープ検出スイツチ111及び
コネクター端子112がそれぞれ取り付けられて
いる。そして、各スイツチからの信号がスイツチ
基板105の導通パターン(図示省略)プを介し
てコネクター端子112に導通される。スイツチ
基板105はビス113によりリール支持板21
の下面に取り付けられている。
121はイジエクトレバーで、カラー120を
介してビス119により基板20の一側面に回動
自在に取り付けられている(ビス119の取付軸
線は図中D)。イジエクトレバー121はばね1
22により常時、図中時計方向に付勢されてい
る。イジエクトレバー121のフツク121aは
図示しないカセツトホルダと係合し、このカセツ
トホルダをテープ再生可能な位置に係止してい
る。そして、イジエクトレバー121の押圧部1
21bを押すと、イジエクトレバー121はばね
122の付勢力に抗して図中反時計方向に回動
し、フツク121aとカセツトホルダとの係合が
解除され、該カセツトホルダが開く。回動板11
8と当接板117とは、ばね115によつて相互
に先端を開く方向に付勢されており、この開く方
向の係止は、回動板118の第1突起118aと
当接板117の係合孔117aとの係合により行
なわれる。そして、回動板118と当接板117
とはカラー116を介して基板20の上面にビス
114によつて取り付けられている(ビス114
の取付軸線は図中C)。
回動板118の第2突起118bはヘツド取付
板36と係合し、このヘツド取付板36の移動に
より回動板118は基板20の上面で当接板11
7と共に回動するようになつている。また、当接
板117はヘツド取付板36がテープ再生位置に
あるときは、回動板118の回動によつてその先
端部117bをイジエクトレバー121と係合さ
せ、このイジエクトレバー121の反時計方向の
回動を禁止するようになつている。従つて、ヘツ
ド取付板36がテープ再生位置にあるときは、イ
ジエクトレバー121がカセツトホルダの係止を
解除することを禁止して、誤操作による磁気ヘツ
ド33及びテープの損傷を防止できる。更に、誤
つて、イジエクトレバー121を押すと同時にテ
ープ再生操作をしてしまつたとき、イジエクトレ
バー121によつて回動板118の回動が禁止さ
れていても、この回動板118はばね115をた
わませる方向に回動するため、回動板118或は
ヘツド取付板36、その他に無理な力が作用しな
い。
(考案の効果) 以上の如く本考案の電磁石装置は、可動鉄心に
設けられた押圧部により前記可動鉄心の往動方向
に押圧される連結部材の被押圧部との間に、常時
は前記押圧部と前記被押圧部とを離反させ、前記
可動鉄心の往動時に弾性変形して前記押圧部の前
記被押圧部への当接を許容する弾性手段を設けた
ものである。
従つて、電磁石コイルへ通電したとき、常に弾
性手段の付勢力に抗して可動鉄心のみがある距離
だけ移動し、その移動する間に可動鉄心に慣性力
が生じ、この慣性力を利用して連結部材を移動さ
せるので、電磁石コイルへの通電電圧が低くて
も、動作が安定する。また、弾性手段により可動
鉄心と連結部材との連結部分のガタが吸収される
ので、振動による雑音を発生しない。
また、前記連結部材を合成樹脂製とし、前記弾
性手段を前記連結部材と一体成形したから、構成
が簡単で量産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本考案の電磁石装置を具備したテープレ
コーダの平面図、第2図は同底面図、第3図は同
分解斜視図、第4図は本考案の電磁石装置部分の
非作動状態の一部切欠した平面図、第5図は同作
動状態の一部切欠した平面図、第6図は同連結部
材の一部を省略した斜視図、第7図は本考案の他
の実施例を示す第4図と同状図、第8図は同第6
図と同状図、第9図は従来の電磁石装置を示す第
4図と同状図、第10図は同第5図と同状図であ
る。 1……電磁石コイル、2……可動鉄心、3……
負荷装置。4……連結部材、22……係合機構、
23……弾性手段(ばね)、23′……弾性手段
(弾性片)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電磁石コイル1と、この電磁石コイルの通電
    により往動する可動鉄心2と、常時は所定位置
    に弾性保持され前記可動鉄心の往動により位置
    変位して負荷装置3を作動させる連結部材4と
    を具備した電磁石装置において、 前記連結部材は、前記可動鉄心に設けられた
    押圧部18により前記可動鉄心の往動方向に押
    圧される被押圧部28を備え、 常時は前記押圧部と前記被押圧部とを離反さ
    せ、前記可動鉄心の往動時に弾性変形して前記
    押圧部の前記被押圧部への当接を許容する弾性
    手段23,23′を前記連結部材に設けたこと
    を特徴とする電磁石装置。 (2) 前記連結部材を合成樹脂にて形成すると共
    に、前記ばねを前記連結部材と一体に形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁石装置。
JP1988150673U 1988-11-17 1988-11-17 Expired - Lifetime JPH0517852Y2 (ja)

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