JPH0517782Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0517782Y2
JPH0517782Y2 JP824187U JP824187U JPH0517782Y2 JP H0517782 Y2 JPH0517782 Y2 JP H0517782Y2 JP 824187 U JP824187 U JP 824187U JP 824187 U JP824187 U JP 824187U JP H0517782 Y2 JPH0517782 Y2 JP H0517782Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
control power
power supply
electromagnetic switch
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP824187U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63118689U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP824187U priority Critical patent/JPH0517782Y2/ja
Publication of JPS63118689U publication Critical patent/JPS63118689U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0517782Y2 publication Critical patent/JPH0517782Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Audible And Visible Signals (AREA)
  • Relay Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 利用分野 この考案は、負荷への給電線から制御電源変圧
器を介して電圧を導き、該電圧により電磁開閉器
のコイルを励磁して前記給電線に接続された電磁
開閉器を閉成し、該電磁開閉器を介して前記負荷
に電力を供給する制御電源回路に係り、 個々の負荷ごとに前記制御電源回路を備える個
別制御電源方式に利用される。
(ロ) 従来技術 一般に、多数のモータ等の負荷を制御するため
の中央制御局や集中型電動機制御盤においては、
1負荷ごとに1個の始動器を備えるように構成さ
れている。そして、これら負荷群を制御するため
の制御電源方式としては、1個の制御電源回路を
備えてここで全部の負荷を制御するために必要な
制御電源を供給する共通制御電源方式と、個々の
負荷(始動機)ごとに独立した制御電源を有する
個別制御電源方式とが知られている。
第2図は従来の個別制御電源方式による制御電
源回路の構成図を示している。第2図において、
符号1は3相R,S,Tの給電母線を示し、該給
電母線1に接続された3相の給電線2を経てモー
タ3に電力が供給されて主回路が構成されてい
る。この給電線2には給電母線1からモータ3の
方向に順次直列に保護しや断器4、電磁開閉器5
及び過負荷保護リレー6が接続されている。そし
て、保護しや断器4と電磁開閉器5との間の2相
の給電線2には制御電源変圧器7の1次コイル7
aが接続され、ここから制御電力が供給される。
前記制御電源変圧器7の2次コイル7bの一端
は保護ヒユーズ8を介し、起動押釦9、電磁開閉
器5の通常開の補助接点5a1,5a2及び通常閉の
補助接点5b1、そして故障検出リレー10のコイ
ルの各一端に夫々接続されている。起動押釦9及
び補助接点5a1の他端は相互に接続され、停止押
釦11を介して電磁開閉器5のコイル5cの一端
に接続されている。コイル5cの一端は前記過負
荷保護リレー6の通常閉の接点6bに、また故障
検出リレー10の他端は過負荷保護リレー6の通
常開の接点6aに夫々接続されている。前記補助
接点5a1,5b1の各他端は夫々対応してモータ3
の運転を表示する運転表示ランプ12、モータ3
の停止状態を表示する停止表示ランプ13の各一
端に夫々接続されている。前記制御電源変圧器7
の2次コイル7bの他端は過負荷保護リレー6の
共通接点6c、運転表示ランプ12及び停止表示
ランプ13の各他端に接続されている。
(ハ) この考案が解決しようとする問題点 上述の個別制御電源方式の制御電源回路におい
て、負荷への電力を供給する主回路は低圧でも
200Vから400Vあるため、制御電源変圧器7を備
えて電圧を降下している。この制御電源変圧器7
の容量は、電磁開閉器5を閉成する際にコイル5
cに供給される電力の投入時の容量と、この投入
時に生じる制御電圧変圧器7の二次定格電圧の電
圧降下の許容値により決定され、一般には電磁開
閉器5の閉成を保持するための容量に比べて数倍
から10倍以上の容量となる。すなわち、電磁開閉
器5が閉成されてしまうと制御電源変圧器7は非
常に軽負荷となり、その二次電圧はほぼ無負荷電
圧に近い値となる。
ところで、制御電源変圧器はJEM 1333「操作
変圧器」の規格で製作される場合ば一般的である
ため、無負荷時又はそれに近い状態での二次電圧
は定格二次電圧より数%から十数%高い値とな
る。(JEM 1333では定格二次電圧は一次巻線に
定格一次電圧を印加し、定格周波数のもとで定格
容量(容量1kVA未満の変圧器では、定格容量の
85%)を得られるときの二次電圧を定義されてい
る)。一方、主回路電圧は負荷の端子部で定格電
圧となるように、一般的にはケーブル電圧降下方
を考慮して装置(中央制御局又は集合型電動機制
御盤)の定格電圧よりも5%程度高くしている。
そして、制御電源変圧器の一次定格電圧は前記装
置と同一に設定されているため、常時、定格電圧
よりも5%程度高い電圧が一次端子に印加される
ため、制御電源変圧器の二次側には無負荷時に二
次定格電圧の1.05×1.05〜1.10=1.10〜1.16倍程度
の電圧が出力されることになる。
上述の制御電源変圧器の二次電圧の上昇の状態
は、電磁開閉器の投入時においては電圧降下の許
容下限の幅を広げることとなり、この結果、該変
圧器の容量を小さくできて好ましい。しかし、電
磁開閉器の投入完了後においてはコイル5c、表
示ランプ12,13に対してその定格電圧よりも
高い電圧が印加されることになる。電磁開閉器の
コイル5cに印加される電圧が高い場合には励磁
電流がその分増加し、コイルの発熱量は電圧の2
乗で増加するからコイルの熱寿命が短かくなる。
また、表示ランプでは、白熱ランプの場合は電圧
の13.5乗で、ネオンランプ、LEDの場合も電圧の
上昇に応じて寿命が短かくなる。
上述のように、従来方法によれば、電磁開閉器
が開又は閉のいずれの状態においても制御電圧が
高くなり、この結果、閉状態の長い電磁開閉器の
コイル、及び表示灯の寿命を短かくする欠点があ
つた。
この考案の目的は、個別制御電源方式の回路に
おいて、制御電源変圧器の容量を小さくでき、か
つ電磁開閉器のコイル及び表示ランプの寿命の低
下を防止するように構成された、制御電源回路を
提供することである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案の制御電源変圧器は1次、2次、3次
の各巻線を有し、該2次巻線の無負荷電圧は前記
電磁開閉器のコイルの定格電圧より高くかつ前記
3次巻線の無負荷電圧は該コイルの定格電圧より
も低くなるように構成され、前記2次巻線と3次
巻線の各一端は共通に前記コイルの一端に接続さ
れ、前記2次巻線の他端は前記電磁開閉器投入時
の電流を分担すべく起動スイツチを介しそして前
記3次巻線の他端は前記電磁開閉器の保持電流を
分担すべく前記電磁開閉器の通常開の補助接点を
介して夫々前記コイルの他端に接続され、さらに
前記3次巻線は前記起動スイツチ投入時に生じる
前記2次巻線と3次巻線の混触による循環電流を
制限すべく高インピイーダンスに構成されてい
る。
(ホ) 作用 制御電源回路の起動スイツチ投入により制御電
源変圧器のコイルには2次巻線から電流が流れ、
電磁開閉器は閉成されると共に補助接点も閉成さ
れる。この起動スイツチ投入時に2次巻線と3次
巻線の混触が生じ循環電流が流れるが、3次巻線
の高インピイーダンスにより低く抑えられる。起
動スイツチ投入後は電磁開閉器のコイルは3次巻
線から保持電流が供給される。
(ヘ) 実施例 第1図はこの考案の一実施例を示す制御電源回
路の構成図を示している。第2図において第1図
と同一部分には同一符号を付し説明は省略する。
第2図において、制御電源変圧器21の1次巻
線21aは保護しや断器4と電磁開閉器5との間
の2相の給電線に接続されている。給電母線1の
線間電圧EBはモータ3の端子電圧EMより約5
%高く設定され、また1次巻線21aの定格電圧
E1は中央制御局等の装置の定格電圧と等しく設
定されている。
前記制御電源変圧器21は2次巻線21b、3
次巻線21cを有し、該巻線21b及び21cの
一端は相互に接続され、保護ヒユーズ22を介し
て過負荷保護リレー6の共通接点6c、運転表示
ランプ12及び停止ランプ13の各他端に接続さ
れている。2次巻線21bの他端は起動押釦9の
一端に、3次巻線21cの他端は電磁開閉器5の
補助接点5a1,5a2,5b1の一端に相互に接続さ
れている。
制御電源変圧器21の2次巻線21bは電磁開
閉器投入時のコイル5cへ大きな電流を分担し、
かつ電磁開閉器5の投入時容量に比べて小さな容
量で投入動作が可能となるように無負荷二次電圧
を電磁開閉器5の投入コイル定格電圧よりも十分
高く、この例ではコイル定格電圧より約20%高く
構成される。この2次巻線21bの容量は前記電
磁開閉器5の投入時にコイル5cにより消費され
る容量とその時の二次端子電圧が電磁開閉器の規
格上の最低吸引電圧(定格電圧の85%)以上とな
る値から決定される。制御電源変圧器21の3次
巻線21cは電磁開閉器5の閉成時の保持容量及
び表示ランプ12,13の合計をまかなう小さい
容量で内部インピイーダンスを十分高くし、かつ
電磁開閉器5のコイル5c及び表示ランプ12,
13への印加電圧E3をこれらの定格電圧より低
い値、この例ではコイル5cの定格電圧より約5
%程度低い値になるように構成されている。
上述のように構成された制御電源回路におい
て、起動押釦9を押すと、制御電源変圧器21の
2次巻線21bの電圧E2は停止押釦11を介し
て電磁開閉器5のコイル5cに印加され、電流を
供給する。このとき、制御電源変圧器21の二次
電圧E2は120%から85%〜90%へと降下し、コイ
ル12cの端子電圧はコイルの定格電圧の85%〜
90%になるものの、電磁開閉器5の閉成動作は完
了する。このように二次電圧E2の電圧変動を大
幅に許容できることは制御電源変圧器の容量を小
型化できることを示している。
電磁開閉器5のコイル5cの動作により、通常
開の補助接点5a1,5a2が閉成し、一方通常閉の
補助接点5b1が開成する。すると、電磁開閉器5
の3次巻線5cから補助接点5b1を介して停止表
示ランプ13に供給されていた電流が遮断され、
替わつて補助接点5a2を介して運転表示ランプ1
2に供給され、モータ3の運転状態が表示され
る。さらにこのとき、補助接点5a2の閉成によ
り、2次巻線5bと3次巻線5cとが起動押釦9
及び補助接点5a2を介して接続され、起動押釦9
を解放するまでの瞬時の間混触状態となり、循環
電流が流れることになる。しかし、3次巻線21
cは前述のように小容量かつ内部インピイーダン
スが十分高く形成されているから、循環電流は数
A以下に制限でき、何らの不都合を生じない。起
動押釦9が解放されると前記混触も消滅する。電
磁開閉器5の閉成されている間、3次巻線5cか
ら補助接点5a1を介してコイル5cに保持電流が
供給され続ける。
モータ3が過負荷になつた場合には、過負荷保
護リレー6が動作し、その接点が6bから6aへ
切り替わる。この結果、コイル5cへの電圧の印
加が遮断され、電磁開閉器5が開成すると共に、
故障検出リレー10が3次巻線21cから電力の
供給を受けて動作し、故障を報知(図示せず)す
る。また、モータ3の運転中に停止押釦11を押
すと、コイル5cへの保持電流が遮断される結
果、電磁開閉器5は開成し、補助接点5a1,5a2
は開成、補助接点5b1は閉成へと切り替わり、停
止表示ランプ13が3次巻線21cからの電力を
受けて点燈する。
(ト) 効果 この考案によれば、制御電源変圧器の2次巻線
の端子電圧を電磁開閉器のコイルの定格電圧より
高くしかつ電磁開閉器の投入時にその電圧を許容
最低吸引電圧近くまで降下させているので、電磁
開閉器の投入時容量に比べ大幅に小容量にする事
ができる。また、電磁開閉器のコイルの保持電
流、表示ランプは定格電圧より低い制御電源変圧
器の3次巻線によつて供給されるので、該コイ
ル、表示ランプの寿命を延ばすことができる。さ
らに3次巻線の容量も小さく形成できるので、制
御電源変圧器全体として小型化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す回路構成
図、第2図は従来の制御電源回路を示す回路構成
図である。 3……モータ、5……電磁開閉器、5a1,5
a2,5b1……電磁開閉器の補助接点、5c……電
磁開閉器のコイル、9……起動押釦、12……運
転表示ランプ、13……停止表示ランプ、21…
…制御電源変圧器、21a……1次巻線、21b
……2次巻線、21c……3次巻線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 負荷への給電線から制御電源変圧器を介して
    電圧を導き、該電圧により電磁開閉器のコイル
    を励磁して前記給電線に接続された電磁開閉器
    を閉成し、該電磁開閉器を介して前記負荷に電
    力を供給する制御電源回路において、 前記制御変圧器は1次、2次、3次の各巻線
    を有し、該2次巻線の無負荷電圧は前記電磁開
    閉器のコイルの定格電圧より高くかつ前記3次
    巻線の無負荷電圧は該コイルの定格電圧よりも
    低くなるように構成され、前記2次巻線と3次
    巻線の各一端は共通に前記コイルの一端に接続
    され、前記2次巻線の他端は前記電磁開閉器投
    入時の電流を分担すべく起動スイツチを介しそ
    して前記3次巻線の他端は前記電磁開閉器の保
    持電流を分担すべく前記電磁開閉器の通常開の
    補助接点を介して夫々前記コイルの他端に接続
    され、 さらに前記3次巻線は前記起動スイツチ投入
    時に生じる前記2次巻線と3次巻線の混触によ
    る循環電流を制限すべく高インピイーダンスに
    構成されていることを特徴とする制御電源回
    路。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の制御電
    源回路において、前記制御電源変圧器の前記2
    次巻線と3次巻線の共通線には前記循環電流の
    保護用のヒユーズが接続されていることを特徴
    とする制御電源回路。 3 実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記
    載の制御電源回路において、前記制御電源変圧
    器の3次巻線には前記負荷の動作状態を表示す
    る表示ランプが接続されていることを特徴とす
    る制御電源回路。
JP824187U 1987-01-23 1987-01-23 Expired - Lifetime JPH0517782Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP824187U JPH0517782Y2 (ja) 1987-01-23 1987-01-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP824187U JPH0517782Y2 (ja) 1987-01-23 1987-01-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63118689U JPS63118689U (ja) 1988-08-01
JPH0517782Y2 true JPH0517782Y2 (ja) 1993-05-12

Family

ID=30792445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP824187U Expired - Lifetime JPH0517782Y2 (ja) 1987-01-23 1987-01-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0517782Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63118689U (ja) 1988-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3927597B2 (ja) ディジタル遮断器不足電圧解放アクセサリ
JPH0517782Y2 (ja)
JP6952915B2 (ja) 電力変換装置
CN209860589U (zh) 一种消除励磁涌流的装置
SU752684A1 (ru) Высоковольтный источник посто нного напр жени
JPS6245766B2 (ja)
JPS6245767B2 (ja)
JP2567932B2 (ja) 負荷時タップ切換単巻変圧器
KR19980033147A (ko) 단권 변압기의 강압비 제어 장치
JP2818063B2 (ja) 漏電遮断器
CN219372010U (zh) 一种避免低压隔离变压器合闸涌流的装置及低压供电系统
KR200332957Y1 (ko) 부하전원 자동절체장치
JPS5915223Y2 (ja) 電源電圧切換装置
JPS6214579Y2 (ja)
JPS6220767B2 (ja)
JPS6327898Y2 (ja)
JPS6320461Y2 (ja)
SU1464242A1 (ru) Низковольтный трансформатор с блоком защиты от повреждени
US2271965A (en) Control system for electric valves
JPH0716175Y2 (ja) 負荷時自動電圧調整装置
JPS5834740Y2 (ja) 三相負荷時タップ切換変圧器
US1529934A (en) Transformer economizer
JPS63144718A (ja) 電源側短絡しや断による無電圧開放後の再投入防止付自動開閉器
JPH07226133A (ja) 遮断器の引き外し装置
CN114552568A (zh) 供电系统及控制方法和电力电子设备