JPH0517709U - 減圧弁 - Google Patents
減圧弁Info
- Publication number
- JPH0517709U JPH0517709U JP7110091U JP7110091U JPH0517709U JP H0517709 U JPH0517709 U JP H0517709U JP 7110091 U JP7110091 U JP 7110091U JP 7110091 U JP7110091 U JP 7110091U JP H0517709 U JPH0517709 U JP H0517709U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- diaphragm
- pressure reducing
- pressure
- reducing valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧力補償型の減圧弁であって、その使用範囲
の上限近傍で使用した場合において、2次側管路の圧力
が低下したときに、流体が1次管路側から2次管路側に
確実に流れ、減圧弁の機能が円滑に発揮される。 【構成】 ダイヤフラム弁2の下面、および、ダイヤフ
ラム弁2が接触する弁本体11の上面の何れか一方に、流
体を1次管路9側から2次管路10側に流すためのスリッ
ト溝12が形成されている。
の上限近傍で使用した場合において、2次側管路の圧力
が低下したときに、流体が1次管路側から2次管路側に
確実に流れ、減圧弁の機能が円滑に発揮される。 【構成】 ダイヤフラム弁2の下面、および、ダイヤフ
ラム弁2が接触する弁本体11の上面の何れか一方に、流
体を1次管路9側から2次管路10側に流すためのスリッ
ト溝12が形成されている。
Description
【0001】
この考案は、気体等の流体の流量を制御するために使用される圧力補償型の減 圧弁に関するものである。
【0002】
例えば、スラブ切断機への酸素供給用管路のような、2次側において急激な圧 力降下が予想される管路の途中には、圧力補償型の減圧弁が使用される。図4は 、従来の圧力補償型の減圧弁の一例を示す概略垂直断面図である。
【0003】 図4に示すように、減圧弁は、ダイヤフラム室1内に配置されているダイヤフ ラム弁2と、ダイヤフラム弁2をダイヤフラム室1内の下方に押しつけるための 、スプリング3が取り付けられた軸棒4と、ダイヤフラム弁2の下方に配置され た、ダイヤフラム弁2が下方に押しつけられたときに、その上端が接触する、ス プリング6が取り付けられたバルブ軸5と、バルブ軸5に固定された、流体の流 路を開閉するためのバルブ7と、バルブ7が係合する、弁本体11の下面に設けら れた弁座8とからなっている。
【0004】 1次側管路9によって導かれた流体は、バルブ7と弁座8との間の間隙からダ イヤフラム室1内に流入し、ダイヤフラム室1内を通って、2次側管路10へと流 れる。2次側管路10の圧力が上昇すると、ダイヤフラム室1内を満たした流体の 圧力によって、ダイヤフラム弁2は、スプリング3のバネ力と平衡するまで押し 上げられ、図4に示すように、ダイヤフラム弁2とバルブ軸5との接触が外れて バルブ軸5はスプリング6の力によって上昇する結果、バルブ7が弁座8に係合 し、バルブ7が閉じられる。
【0005】 2次側管路10の圧力即ちダイヤフラム室1内の圧力が低下すると、ダイヤフラ ム弁2は、スプリング3の力によって下降し、バルブ軸5を押してバルブ7を弁 座8から開放する。その結果、再び、流体は、1次側管路9から2次側管路10に 流れる。
【0006】
上述した減圧弁を、その使用圧力範囲の上限近傍において使用する場合がある 。このような使用圧力範囲の上限近傍において使用する場合に、従来の減圧弁に おいては、次のような問題が生ずる。即ち、2次側管路10の圧力即ちダイヤフラ ム室1内の圧力が低下して、ダイヤフラム弁2が、バルブ軸5を押してバルブ7 を弁座8から開放するときに、軸棒4を押しつけるスプリング3の力が、1次側 の流体圧よりも大きいために、図5に示すように、ダイヤフラム弁2が元の位置 に戻らず、その軸棒4が取り付けられている中心部が変形して弁体11の上面に接 触した状態となる。その結果、2次側管路10の圧力が低下したにも拘らず、流体 が、1次側管路9から2次側管路10に流れなくなり、減圧弁の機能が失われる。
【0007】 従って、この考案の目的は、上述した問題を解決し、その使用圧力範囲の上限 近傍において使用する場合であっても、2次側管路の圧力が低下したときに、流 体が、1次側管路から2次側管路に流れ、減圧弁の機能を円滑に発揮させること ができる、圧力補償型減圧弁を提供することにある。
【0008】
本考案者は、上述した問題を解決すべく、鋭意研究を重ねた。その結果、ダイ ヤフラム弁の下面、および、ダイヤフラム弁が接触する弁本体の上面の何れか一 方に、流体を1次側から2次側に流すためのスリット溝を形成すれば、その使用 圧力範囲の上限近傍において使用する場合であっても、2次側管路の圧力が低下 したときに、流体が、1次側管路から2次側管路に流れ、減圧弁の機能を円滑に 発揮させ得ることを知見した。
【0009】 この考案は上記知見に基づいてなされたものであって、ダイヤフラム室内に配 置されているダイヤフラム弁と、前記ダイヤフラム弁を前記ダイヤフラム室内の 下方に押しつけるための、スプリングを有する軸棒と、前記ダイヤフラム弁の下 方に配置された、前記ダイヤフラム弁が下方に押しつけられたときに、その上端 が接触する、スプリングを有するバルブ軸と、前記バルブ軸に固定されたバルブ と、前記バルブが係合する弁座とからなる、減圧弁において、 前記ダイヤフラム弁の下面、および、前記ダイヤフラム弁が接触する弁本体の 上面の何れか一方に、流体を1次側管路から2次側管路に流すためのスリット溝 が形成されていることに特徴を有するものである
【0010】 次に、この考案を、図面を参照しながら説明する。 図1は、この考案の減圧弁の1実施態様を示す概略垂直断面図、図2は、その 部分拡大概略垂直断面図である。図面に示すように、この考案の減圧弁において も、ダイヤフラム室1内に配置されているダイヤフラム弁2と、ダイヤフラム弁 2をダイヤフラム室1内の下方に押しつけるための、スプリング3が取り付けら れた軸棒4と、ダイヤフラム弁2の下方に配置された、ダイヤフラム弁2が下方 に押しつけられたときに、その上端が接触する、スプリング6が取り付けられた バルブ軸5と、バルブ軸5に固定された、流体の流路を開閉するためのバルブ7 と、バルブ7が係合する、弁本体11の下面に設けられた弁座8とからなっている ことは、従来の減圧弁と同様である。
【0011】 この考案の減圧弁においては、2次側管路10の圧力即ちダイヤフラム室1内の 圧力が低下して、軸棒4のスプリング3の力により、ダイヤフラム弁2が下方に 押しつけられて接触する、弁座8を有する弁体11の上面に、図3に拡大斜視図で 示すように、その外周縁からその内周縁に向けた複数のスリット溝12が放射状に 設けられている。このような、スリット溝12は、ダイヤフラム弁2の、弁体11と 接触する下面に設けられていてもよい。
【0012】
この考案の減圧弁は、上述したように、2次側管路10の圧力が低下して、ダイ ヤフラム弁2が、軸棒4のスプリング3の力により下方に押しつけられ、弁体11 の上面に接触した状態となっても、弁体11の上面またはダイヤフラム弁2の、弁 体11と接触する下面に、スリット溝12が形成されているので、1次側管路9から の流体は、ダイヤフラム弁2の下面と弁体11の上面との間のスリット溝12を通っ て、2次側管路10へ流れる。従って、減圧弁の機能が失われることはない。
【0013】
以上述べたように、この考案によれば、減圧弁を、その使用圧力範囲の上限近 傍で使用する場合であっても、2次側管路の圧力が低下したときに、流体が、1 次側管路から2次側管路に流れ、減圧弁の機能を円滑に発揮させることができ、 減圧弁の機能が失われることがない、工業上有用な効果がもたらされる。
【図1】この考案の減圧弁の1実施態様を示す概略垂直
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の部分拡大概略垂直断面図である。
【図3】この考案の減圧弁のスリト溝部分を示す概略斜
視図である。
視図である。
【図4】従来の減圧弁の1実施態様を示す概略垂直断面
図である。
図である。
【図5】従来の減圧弁の部分拡大概略垂直断面図であ
る。
る。
1 ダイヤフラム室 2 ダイヤフラム弁 3 スプリング 4 軸棒 5 バルブ軸 6 スプリング 7 バルブ 8 弁座 9 1次側管路 10 2次側管路 11 弁体 12 スリット溝
Claims (1)
- 【請求項1】 ダイヤフラム室内に配置されているダイ
ヤフラム弁と、前記ダイヤフラム弁を前記ダイヤフラム
室内の下方に押しつけるための、スプリングを有する軸
棒と、前記ダイヤフラム弁の下方に配置された、前記ダ
イヤフラム弁が下方に押しつけられたときに、その上端
が接触する、スプリングを有するバルブ軸と、前記バル
ブ軸に固定されたバルブと、前記バルブが係合する弁座
とからなる、減圧弁において、 前記ダイヤフラム弁の下面、および、前記ダイヤフラム
弁が接触する弁本体の上面の何れか一方に、流体を1次
側管路から2次側管路に流すためのスリット溝が形成さ
れていることを特徴とする減圧弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7110091U JPH0517709U (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 減圧弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7110091U JPH0517709U (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 減圧弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517709U true JPH0517709U (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=13450790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7110091U Pending JPH0517709U (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 減圧弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517709U (ja) |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP7110091U patent/JPH0517709U/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6779774B2 (en) | Metal diaphragm valve | |
EP0530947A1 (en) | Fluid flow controller | |
US4773849A (en) | Valve actuator for pocket lighter | |
JPH0517709U (ja) | 減圧弁 | |
JPH0579137U (ja) | 弁軸構造 | |
JPH0237509B2 (ja) | ||
JPH0110456Y2 (ja) | ||
JPS63251671A (ja) | 弁機構 | |
CN216895129U (zh) | 一种零泄漏比例溢流阀 | |
CN218000502U (zh) | 一种具有补偿气道的燃气阀 | |
JPS61127981A (ja) | 安全弁における作動圧力調整装置 | |
JPS6220783Y2 (ja) | ||
JPS6233170Y2 (ja) | ||
JPH0325080U (ja) | ||
JPH024105Y2 (ja) | ||
JPH01106914U (ja) | ||
JPS6146293Y2 (ja) | ||
JPH0348468Y2 (ja) | ||
JPH04854Y2 (ja) | ||
JPS622373Y2 (ja) | ||
JPS60530Y2 (ja) | 逆止弁装置 | |
JPS57177477A (en) | Gas flow control valve | |
JPS628705Y2 (ja) | ||
JPS5941064B2 (ja) | リフト式逆止弁 | |
JPH06185644A (ja) | 逆止弁 |