JPH05176960A - ベッド付設用のトイレ装置 - Google Patents

ベッド付設用のトイレ装置

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JPH05176960A
JPH05176960A JP35880391A JP35880391A JPH05176960A JP H05176960 A JPH05176960 A JP H05176960A JP 35880391 A JP35880391 A JP 35880391A JP 35880391 A JP35880391 A JP 35880391A JP H05176960 A JPH05176960 A JP H05176960A
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toilet
frame
stool
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は病人に何等負担をかけることのない
病人用ベッドに付設するトイレ装置を提供することを目
的とするものである。 【構成】 ベッドの下方に付設されるトイレ装置であっ
て、昇降可能なベッドに横たわる病人の局部位置に開閉
自在の開口部83を設け、ベッドの下方にベッド足載置部
方向に摺動するとともに擺動可能な便器取付枠体66を設
け、この便器取付枠体66に便器67を設け、該便器取付枠
体66が擺動した上点において前記開口部83から便器67が
突出するように便器取付枠体66の摺動及び擺動を設定
し、便器67に袋体77を垂設し、袋体77の下縁から所定高
さ位置を挟持する対向ヒート部74・75を設け、このヒー
ト部74・75に上中下三段の線状発熱体73を形成したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は病人用のベッドに配設す
るベッド付設用のトイレ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら病人用のベッドに付設するトイレ装置として種々のも
のが提案されているが、病人の局部に良好に当接しなけ
ればならいないという点、また、汚物を迅速良好に処理
しなければならないという点において未だ十分なものは
提案されていない。
【0003】本発明は上記2点を解決したベッド付設用
のトイレ装置に関するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0005】ベッドの下方に付設されるトイレ装置であ
って、昇降可能なベッドに横たわる病人の局部位置に開
閉自在の開口部83を設け、ベッドの下方にベッド足載置
部方向に摺動するとともに擺動可能な便器取付枠体66を
設け、この便器取付枠体66に便器67を設け、該便器取付
枠体66が擺動した上点において前記開口部83から便器67
が突出するように便器取付枠体66の摺動及び擺動を設定
し、便器67に袋体77を垂設し、袋体77の下縁から所定高
さ位置を挟持する対向ヒート部74・75を設け、このヒー
ト部74・75に上中下三段の線状発熱体73を形成したこと
を特徴とするベッド付設用のトイレ装置に係るものであ
る。
【0006】
【作用】便器取付枠体66に付設された便器67は、必要と
するときに便器取付枠体66の摺動及び擺動により斜め状
態に位置している局部に合致する斜め状態でベッドの開
口部83から突出して該局部に確実に当接する。
【0007】そして、ベッドを昇降させて適宜便器67の
位置を調整する。
【0008】袋体77に汚物が貯まったら、袋体77をヒー
ト部74・75で挾持すると中位の線状発熱体73により該袋
体77を切断すると同時に下位の線状発熱体73により汚物
の入った袋体77をシールする。この際、上方に残った袋
体77の底部も同時に上位の線状発熱体73によりシールさ
れる。
【0009】
【実施例】図面は本発明の一実施例を図示したもので、
以下に説明する。
【0010】ベッド枠体1の構造は次の通りである。
【0011】ベッド枠体1の左右フレーム12間に横桟13
を架設し、この横桟13の中央に二本の支持杆14をベッド
足側に向けて突設し、この支持杆14の先端に後記する車
椅子の横杆5が嵌着されるV字状凹部を形成した横杆嵌
着部6を付設する。
【0012】また、左右フレーム12の内縁のほぼ中央に
取付体15を突設し、この取付体15に後記する車椅子の背
もたれ部7とともにベッドの上半身載置部分を構成する
コ字状枠部16を枢着する。
【0013】更に、この左右の取付体15にはベッドの下
半身載置部分左右を構成する屈曲体17,25が設けられて
いる。この屈曲体17,25は上体17a,25aと下体17b,25bと
が枢着された構造で、上体17a,25aの上端が前記取付体1
5に枢着され、また、下体17b,25bの下端寄りは左右フレ
ーム12の内縁に突設した載置板体18に載置当接される構
造である。
【0014】左右の屈曲体17,25の上端には支持杆95が
突設され、この支持杆95間には連結杆19が架設されてい
る。
【0015】また、左右の屈曲体17,25の内縁にはソレ
ノイドにより突没する係止杆20が設けられており、ま
た、屈曲体17,25の先端内縁には後記する車椅子の下擺
動体42の先端左右に設けた受孔59に嵌入される係止杆21
が突没自在に設けられている。尚、この係止杆21の突没
動は手動により行うように構成されている。
【0016】符号84は、ソレノイドの作動により係止杆
20を突没させる係止杆20の歯部と歯合するギアである。
【0017】左右の屈曲体17,25の裏側長さ方向には、
ボールネジ機構を内装した伸縮杆22,23が配設されてい
る。屈曲体17の裏側に配設された伸縮杆22の先端にはL
字状腕杆24が枢着され、このL字状腕杆24の先端は前記
コ字状枠部16の下端寄りに固着されている。
【0018】屈曲体25の裏側に配設された伸縮杆23の先
端にはL字状腕杆26が枢着され、このL字状腕杆26の先
端は屈曲体25の上体25aの基端寄りに固着されている。ベ
ッド枠体1の四隅にはキャスター付の支柱27が垂設さ
れ、また、この支柱27の内側にはボールネジ機構を具備
した昇降脚28が垂設されている。符号29はボールネジ゛機
構作動用のモータ、30は伸縮体22,23に被嵌された固定
ケース筒、48はガイド杆、85はキャスター付の支柱27の
上端に着脱自在に被嵌される手摺である。
【0019】車椅子の構造は次の通りである。
【0020】車椅子は、車輪付の基台枠31と、該基台枠
31に着脱自在に係止された病人載置部10とで構成され
る。
【0021】基台枠31の後部桟杆の左右には軸が突設さ
れ、この軸に車輪34が回動自在に設けられている。ま
た、基台枠31の前部左右には後方に向けて湾曲する湾曲
支持杆35が枢着され、この湾曲支持杆35の下端には軸が
突設され、この軸に舵取り車輪36が回動自在に設けられ
ている。符号96はブレーキ装置である。
【0022】また基台枠31の前部には突設枠37が下方傾
斜状態で固着され、この突設枠37の前端左右には係止杆3
8が突設されている。更に、突設枠37のほぼ中央と基台
枠31の前部ほぼ中央とに取付板39を設け、この取付板39
の下端にはペダル40の踏み付けにより昇降する昇降車輪
体41が固着されている。
【0023】基台枠31の後部左右には後記病人載置部10
を受ける受け体43が付設され、このの受け体43にはV字
状凹部を有する係止受け体44が固着されている。
【0024】また、基台枠31の前部左右には後記着座部
8の左右枠を受けるU字状受け部57が設けられている。
尚、符号49は前記ガイド杆48に当接して車椅子とベッド
枠体1との嵌合連結及び分離を良好に行なわしめるガイ
ドローラである。
【0025】病人載置部10は、背もたれ部7,着座部8,
足載置部9とで構成される。
【0026】着座部8の前縁には先端縁が前記突設枠37
の先端縁に当接する長さの上擺動体32が枢着され、この
上擺動体32の先端には下擺動体42が枢着されている。下
擺動体42の左右杆は上擺動体32の左右杆の外側に位置す
るように構成されており、この下擺動体42の左右杆の基
端をわずかに延設して前記突設枠37の係止杆38と係止可
能に構成されている。
【0027】また、着座部8の後端左右には前記基台枠
31の受け体43に載置される支持体45を垂設し、この支持
体45の外面にはほぼ円弧軌跡を描く状態に配された複数
の係止ピン46が突設されている。
【0028】更にこの支持体45の外面後端には前記基台
枠31の係止受け体44と係止するピン47が突設されてい
る。
【0029】着座部8の後縁には背もたれ部7が枢着さ
れ、この背もたれ部7を構成する左右杆には前記係止ピ
ン46間に没入係止される突没杆50を内装したパイプ51が
固着されている。パイプ51には吊杆52が連設され、吊杆
52は握持杆33に連設されている。握持杆33の中央には背
もたれ部7の上杆に係止される鉤杆53が枢着されてい
る。 また、背もたれ部7の裏面下端寄りには前記横杆嵌着部
6に嵌着される横杆5が架設され、この横杆5の下側に
は横杆嵌着部6の前面に当接するストッパー板54が付設
されている。
【0030】また、病人載置部10を構成する着座部8の
ほぼ中央には開口部83が設けられている。着座部8の下
側には着座部8の巾方向に軸90が軸架されており、この
軸90の左右にはウォームギア91が固着され、このウォー
ムギア91と歯合するウォームホイール92の軸には腕杆93
が固着され、このウォームホイール93の先端には前記開
口部83を開閉する蓋板94が付設されている。前記軸90と
モータ29の駆動軸とはベベルギア89により連結されてい
る。
【0031】符号11は吊杆52の引動により突没杆50がパ
イプ51内に没入すると同時に解除されるピン55と鉤杆56
とで構成される安全装置,97は軸受板である。符号58
は、各モータ29、ソレノイド,後記するヒート部74・75
の線状発熱体73を制御する制御部であって、シーケンス
制御、マイコン制御など種々の制御が可能である。従っ
て、本実施例に係るベッドは、遠隔操作などが当然可能
で、例えば、リモコンの「病人運搬」や「トイレ使用」
などのボタンを押すと、すべての作動が自動に行われる
ようにする設計も成し得る。
【0032】本実施例は上記構成であるから次の作用効
果を呈する(尚、以下はトイレ装置を使用しない場合の
作用効果である。)。
【0033】車椅子とベッド枠体1とが嵌合連結されて
ベッド面が平らな状態で、病人が該ベッドに寝ている。
尚、この状態ではキャスター付の支柱27は床面に接地し
ている。
【0034】車椅子の基台枠31を該ベッドの所定位置即
ちベッドを構成している病人載置部10の下側に位置させ
る。 続いて、病人を病人載置部10上に位置せしめる。
【0035】続いて、例えば遠隔操作により制御部58に
信号を送り、制御部58からの信号によりモータ29を作動
せしめて4本の昇降脚28を伸長せしめてベッドを所定高
さに上昇させるとともに伸縮杆22を伸長させ、L字状腕
杆24の起動によりコ字状枠部16を所望角度まで傾動せし
める。この際、握持杆33に枢着されている鉤杆53は背も
たれ部7の上杆に係止されており、突没杆50は係止ピン
46間に位置していない為、背もたれ部7はフリー状態と
なっている。従って、コ字状枠部16の傾動に伴い背もた
れ部7も同時に傾動する。 続いて、制御部58からの信号により昇降脚28のモータ29
を作動させ、ベッド枠体1を降下させ、支持体45を受け
体43上に載置せしめるとともにピン47を係止受け体44に
嵌合させて車椅子を形成し、更にベッド枠体1を降下さ
せて横杆5と横杆嵌着部6との嵌合を解除し、ベッド枠
体1と車椅子とを分離する。
【0036】続いて、制御部58からの信号によりソレノ
イドを作動させて突出して足載置部9を載置している係
止杆20を没入せしめ、続いて手動により係止杆21を車椅
子の受孔59から引き抜き、上擺動体32と下擺動体42を擺
動させ、下擺動体42の左右杆と突設枠37の係止杆38とを
係止せしめて足載置部9を屈曲させる。
【0037】続いて鉤杆53と背もたれ部7の上杆との係
止を解除し、突没杆50を所望の係止ピン46間に位置せし
めて背もたれ部7を所望角度に固定する。
【0038】続いて、ベッド枠体1の導入開口部3から
車椅子を引き出す。この場合には車椅子の昇降車輪体41
の車輪と後側の車輪34とが接地しており、舵取り車輪36
は接地していない為車椅子を直線的にベッド枠体1から
引き出せる。更に、ガイドローラ49がガイド杆48に当接
している為この点においても車椅子の確実な直線的引出
を可能にしている。
【0039】車椅子の引き出しが完了したら、ペダル40
を踏んでペダル40の車輪を浮かせ、前後の車輪34,舵取
り車輪36で車椅子を支持し、病人を該車椅子で所望の場
所に運搬する。この際舵取り車輪36は後側に湾曲する湾
曲支持杆35に軸支されている為、車椅子の直進性を維持
することになる。
【0040】車椅子にのせた病人が戻ったらまず、制御
部58からの信号によりモータ29を作動させ、昇降脚28を
縮めてベッド枠体1を降下させ、続いてペダル40を踏ん
でペダル40の車輪を接地させるとともに舵取り車輪36を
浮かせ、この状態で車椅子を押動してベッド枠体1内に
導入開口部3から車椅子を導入し、ストッパー板54が横
杆嵌着部6の前面に当接した位置で車椅子の押動をやめ
る。車椅子のこの位置においては車椅子の横杆5はベッ
ド枠体1の横杆嵌着部6の上方に位置していることにな
る。
【0041】この状態で制御部58からの信号によりモー
タ29を作動させてベッド枠体1を上昇せしめるとピン47
と係止受け体44との係合が解除されて車椅子の基台枠31
と病人載置部10とは分離され、更に、ベッド枠体1を上
昇せしめると横杆5と横杆嵌着部6とが係合して病人載
置部10とベッド枠体1とが連結される。この状態で握持
杆33を引動し、鉤杆53を背もたれ部7の上杆に係止して
係止ピン46間から突没杆50を抜き、背もたれ部7をフリ
ー状態とし、所定角度に固定されているコ字状枠部16に
該背もたれ部7を当接せしめる。
【0042】続いて、係止杆38と下擺動体42の左右杆と
の係合を解除して着座部8,上擺動体32,下擺動体42を平
らな状態とし、受孔59に係止杆21を嵌入し、足載置部9
が屈曲しないように係止杆20を突出せしめて足載置部9
を該係止杆20に載置せしめて支承する。 続いて、背もたれ部7,コ字状枠部16とで構成されるベ
ッドの上半身載置部分を制御部58からの信号により擺動
せしめてベッド面を平らにし、且つベッド枠体1を所定
高さまで降下させて一連の作動は完了する。
【0043】トイレ装置の構造について説明する。
【0044】ベッド枠体1の下方にして床面に取付板60
を固着し、この取付板60に二本のレール61を所定間隔に
介在せしめて対設固着し、このレール61上を摺動する基
台86を設け、この基台86に基台枠62を固着し、この基台
枠62に引き出し枠体63を基台枠62に対して前後方向に摺
動自在に設け、引き出し枠体63上に引き出し体64を載置
し、該引き出し体64を基台枠62の側方開口部87から引き
出し自在に設け、引き出し枠体63の基部側左右に支持杆
65を枢着し、この支持杆65の先端に便器取付枠体66を枢
着し、この取付枠体66の上面に合成樹脂製にして局部に
良好に密着し得るように特殊形状に形成した便器67を固
着し、便器67に筒体68を連設して該筒体68を便器取付枠
体66内において垂下状態に配設し、該筒体68に所定長さ
の筒状の袋体77を被嵌し、該袋体77の上部を筒体68に適
宜な手段により止着する。
【0045】また、基台枠62の上部にはモータ29が付設
され、該モータ29の駆動軸にはウォームギア69が固着さ
れ、このウォームギア69の下側には該ウォームギア69と
歯合するウォームホイール70が軸架配設される。このウ
ォームホイール70の軸71には腕杆72が固着され、この腕
杆72の先端は前記便器取付枠体66の後壁に固着されてい
る。
【0046】基台枠62の上部前端には三段の線状発熱体
73が形成されたヒート部74が設けられ、一方、引き出し
枠体63の上部先端内縁の前記ヒート部74と合致する位置
にも三段の線状発熱部73が形成されたヒート部75が発条
76により突没自在に設けられている。
【0047】取付板60の一側前後には支柱78が立設さ
れ、この支柱78間には螺杆79が架設され、この螺杆79に
はナット部材80が螺着され、このナット部材80と基台86
とは連結杆88により連絡されている。
【0048】符号81はリミットスイッチ部,82はリミッ
トスイッチの作動位置を調整するリミットスイッチ調整
部である。
【0049】トイレ装置は上記構成であるから次の作用
効果を呈する。
【0050】ベッド枠体1と車椅子の病人載置部10とは
嵌合連結し、車椅子の基台枠31はベッド枠体1の下側に
位置している。
【0051】まず、基台枠31を基台86の摺動を邪魔しな
い位置に動かす。
【0052】続いてベッド枠体1のコ字状枠部16を制御
部58からの信号により所望高度まで傾動させ、続いて制
御部58からの信号により伸縮杆23を伸長させるとL字状
腕枠26が擺動し、このL字状腕枠26の擺動により上体25
aが擺動して上体25aと下体25bとの枢着部が上方へ移動
し、下体25bは載置板体18上をベッド頭載置部側へ摺動
し、屈曲体25は屈曲する。この上体25aの擺動により連
結杆19で連結された上体17aも擺動する為左右の屈曲体1
7,25は同時に上方へ屈曲し、且つ下体17b・25bはベッド
頭載置部側へ摺動する。この屈曲体17,25の屈曲及び下
体17b・25bの摺動にともない、係止杆20により屈曲体1
7,25上に載置され、且つ下体17b・25bと受孔59との嵌合
により連結されている車椅子の足載置部9も屈曲する。
【0053】従って、ベッド上の病人は、背もたれ部
7,コ字状枠部16が傾動してもずり動することなくしっ
かりと位置保持される。
【0054】続いて制御部58からの信号によりモータ29
を作動させ、ベベルギア89を回動せしめると、軸90が回
動し、ウォームギア91,ウォームホイール92が回動し、
腕杆93が擺動して蓋板94が下方に擺動し、着座部8の開
口部83が開口する。
【0055】続いて、同様に制御部58からの信号により
モータ29を作動させ、螺杆79を回動せしめるとナット部
材80の作動により基台枠62はレール61上を前方に摺動
し、リミットスイッチ部81により基台枠62は所定位置で
停止する。基台枠62の摺動停止とともに制御部58からの
信号によりモータ29を作動させ、ウォームギア69を回動
せしめると、ウォームギア69に歯合しているウォームホ
イール70が回動し、ウォームホイール70の軸71に固着さ
れた腕杆72が擺動し、この腕杆72の擺動により便器取付
枠体66が起動し、便器取付枠体66に付設された便器67が
前記開口部83から突出する。便器取付枠体66の起動によ
り支持杆65は上方に擺動するとともに基台枠62から引き
出し枠体63が引き出されて該引き出し枠体63は便器取付
枠体66の真下に位置する。
【0056】この状態でベッド体1を適宜昇降させて、
便器67を病人の局部に確実に当接せしめる。
【0057】病人がこの状態で例えば小便をする。小便
は、便器67から筒体68を通って袋体77に貯められる。袋
体77は小便の重量により垂下し、袋体77の底は引き出し
枠体63上に載置されている引き出し体64上に当接する。
【0058】続いて、ウォームホイール70の前記と逆の
回動により便器取付枠体66は下方に擺動し、この擺動に
より支持杆65も擺動し、且つ引き出し枠体63は基台枠62
内に摺動収納され、袋体77はヒート部74・75により挾持
される。この時、制御部58からの信号によりヒート部74
・75の線状発熱体73に電流が流れ、中位の線状発熱体73
により袋体77は切断され、上位の線状発熱体73により袋
体77の底が次回用の為にヒートシールされ、下位の線状
発熱体73により切断された使用済の袋体77の上縁がヒー
トシールされる。
【0059】この状態で引き出し体64を基台枠62の側方
開口部87から引き出し、引き出し体64に収納されている
小便入りの袋体77を引き出し体64から取り出し捨てる。
【0060】最後に、モータ29を前記と逆回転せしめて
蓋板94を擺動せしめ、着座部8の開口部83を閉塞する。
【0061】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したから、
次の効果を発揮する。
【0062】 昇降可能なベッドと,擺動する便器に
より該便器は局部に確実・良好に当接する。即ち、病人
の局部は斜め状態で位置している。従って、本発明によ
れば便器が斜め状態で局部に当接する為、例えば、ベッ
ドの真下から上昇して局部に便器が当接するような構造
に比し間隙なく局部を覆い尽くすることになる。
【0063】 上中下三段の線状発熱体を形成した対
向するヒート部により袋体を切断・ヒートシールする
為、非常に効率良く汚物の処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の斜視図である。
【図2】本実施例の斜視図である。
【図3】本実施例の一部の正面図である。
【図4】本実施例の一部の平面図である。
【図5】本実施例のベッド枠体の一部の斜視図である。
【図6】本実施例の要部の作動説明図である。
【図7】本実施例の要部の作動説明図である。
【図8】本実施例の要部の側断面図である。
【図9】本実施例の要部の正断面図である。
【図10】本実施例の要部の作動説明図である。
【図11】本実施例の車椅子の斜視図である。
【図12】同上の側面図である。
【図13】同上の一部の分解側面図である。
【図14】同上の要部の断面図である。
【図15】本実施例のトイレ装置の側面図である。
【図16】同上の作動状態を示す側面図である。
【図17】同上の作動状態を示す側断面図である。
【図18】本実施例のヒート部の正面図である。
【符号の説明】
66 便器取付枠体 67 便器 73 線状発熱体 74 ヒート部 75 ヒート部 77 袋体 83 開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドの下方に付設されるトイレ装置で
    あって、昇降可能なベッドに横たわる病人の局部位置に
    開閉自在の開口部を設け、ベッドの下方にベッド足載置
    部方向に摺動するとともに擺動可能な便器取付枠体を設
    け、この便器取付枠体に便器を設け、該便器取付枠体が
    擺動した上点において前記開口部から便器が突出するよ
    うに便器取付枠体の摺動及び擺動を設定し、便器に袋体
    を垂設し、袋体の下縁から所定高さ位置を挟持する対向
    ヒート部を設け、このヒート部に上中下三段の線状発熱
    体を形成したことを特徴とするベッド付設用のトイレ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006141790A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Nippon Safety Kk 処理材付きトイレ装置

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