JPH0517690Y2 - - Google Patents

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JPH0517690Y2
JPH0517690Y2 JP12437884U JP12437884U JPH0517690Y2 JP H0517690 Y2 JPH0517690 Y2 JP H0517690Y2 JP 12437884 U JP12437884 U JP 12437884U JP 12437884 U JP12437884 U JP 12437884U JP H0517690 Y2 JPH0517690 Y2 JP H0517690Y2
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voltage
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、例えば車載バツテリ等の非安定化
電源の非安定化電圧を安定化して車載コンピユー
タ等の負荷回路に供給する電源装置に関する。
〔従来技術〕 従来この種の電源装置としては、例えば第9図
に示すようなものがある。バツテリ電源1には電
源スイツチ2を介して電源装置3が接続され、こ
の電源装置3の出力端子には負荷回路4が接続さ
れている。更に、前記電源装置3は定電圧回路
(例えば三端子レギユレータ)5の入力端子及び
アース間に入力平滑用コンデンサ6が接続され、
かつその出力端子及びアース間に出力平滑用コン
デンサ7が接続された構成である。
しかしながら、このような構成の従来の電源装
置にあつては、電源装置の入力回路及び出力回路
の安定性を計るため入力平滑用コンデンサ6及び
出力平滑用コンデンサ7が必要となつているため
(なお、入力が比較的安定している場合には入力
回路の安定性を計る必要はなく、その場合には入
力平滑用コンデンサ6は省略できる。)、電源スイ
ツチ2を開き定電圧回路5への電力供給を止めて
も、入力平滑用コンデンサ6及び出力平滑用コン
デンサ7の静電容量と負荷回路4の抵抗とによつ
て決まる時定数により、出力回路側の電源電圧、
つまり出力電圧が第10図に示すように即座に立
下がらないことから、電源装置3より電力供給を
受ける負荷回路4が動作不安定な電圧領域に入り
誤動作を起こすという問題点があつた。
また、第9図に示したようにな電源装置の問題
点を解消すべく、電源装置の出力電圧がある設定
電圧以下にあつたときに負荷回路の見かけ上の抵
抗値を急速に低下させて、電源装置3の出力端子
を短絡に近い状態にして入出力平滑用コンデンサ
6,7の充電電荷を急速放電させる回路を設ける
ことにより、電源装置から電力供給を受ける負荷
回路が動作不安定な電圧領域に入らなくするよう
にしたものが提案されており、これを以下に詳細
に説明する。
まず、構成を説明すると、第11図に示すよう
に、電源装置3の出力電圧が所定の出力電圧Vp
よりも若干低い設定値Vth(第12図参照)以下に
なつたことを検出して検出信号を出力する電圧検
知回路8と、この電圧検知回路8からの検出信号
によつて制御され負荷回路4に作用する入出力平
滑用コンデンサ6,7の充電電荷を急速放電する
放電回路9とを、出力平滑用コンデンサ7に並列
に接続した構成であり、更に電圧検知回路8は設
定値決定用分割抵抗81,82及びトランジスタ
83からなり、また放電回路9は抵抗91、トラ
ンジスタ92、コンデンサ93、抵抗94,9
5、トランジスタ96及び出力短絡用トランジス
タ97からなる。
次に第11図の作用を説明する。まず電源スイ
ツチ2が閉じられると定電圧回路5の出力電圧は
バツテリ電源1からの電圧供給を受けて急激に立
上がり所定の出力電圧Vpを発生する。その際、
放電回路9のコンデンサ93が十分に放電された
状態であると、電源スイツチ2の閉成時から電圧
検知回路8のトランジスタ83がオン状態となる
検出電圧Vthになるまでは、トランジスタ92の
エミツタベース、抵抗91,94を通つてコンデ
ンサ93が充電されるが、その充電電流は十分小
さく、トランジスタ96はオフ状態にある。ま
た、電圧検知回路8のトランジスタ83がオン状
態に反転したのちは、トランジスタ96のベース
がローレベルに固定されるため、トランジスタ9
6は安定的に、即ちコンデンサ93の充電状態に
よらずオフ状態を保つことになる。従つて電源ス
イツチ2の閉成に伴う出力電圧の立上り時には、
出力短絡用トランジスタ97はオフ状態を常に保
つことになり、そのため負荷回路4には所定の出
力電圧Vpが出力されることになる。
その後、電源スイツチ2が開かれると、出力電
圧Vpは入力平滑用コンデンサ6の充電電荷で一
時的に所定の電圧を出力するが、直ちに下がり始
め検出電圧Vth以下になると、電圧検知回路8の
トランジスタ83がオン状態からオフ状態に反転
する。トランジスタ83がオフ状態になると、電
源スイツチ2の閉成後以降トランジスタ92で制
御されて電荷が蓄えられたコンデンサ93の充電
電荷により、トランジスタ96はオフ状態からオ
ン状態に反転する。トランジスタ96がオン状態
になると、入力平滑用コンデンサ6の充電電荷が
トランジスタ97のベース電流として供給される
ため、そのトランジスタ97がオフ状態からオン
状態になり、定電圧出力ラインとアースが短絡に
近い状態となる。このため出力平滑用コンデンサ
7の充電電荷がトランジスタ97を介して急速に
放電されることになる。
しかしながら、第11図のような電源装置にあ
つては、定電圧出力ラインの短絡を制御する出力
短絡用のトランジスタ97が、定電圧回路5の入
力側にある入力平滑用コンデンサ6に蓄えられた
エネルギによつてトランジスタ96を介して駆動
される構造となつていたため、電源スイツチ2の
開放後、電圧検知回路8の作用及びコンデンサ9
3の充電電荷の作用によりトランジスタ96がオ
ン状態となり、これによりオン状態に制御された
出力短絡用トランジスタ97を介して出力平滑用
コンデンサ7の充電電荷が急速に放出を開始する
が、この急速放電開始時に再度電源スイツチ2を
閉じると、出力短絡用トランジスタ97がオン状
態のままになり、電源スイツチ2を投入したにも
かかわらず出力電圧が出ないことが生じる。これ
は電源スイツチ2の開放後は出力短絡用トランジ
スタ97が入力平滑用コンデンサ6の充電エネル
ギによりトランジスタ96を介してオン状態にあ
り定電圧出力ラインが短絡状態となつているた
め、定電圧回路5内の電流制限回路が働き、出力
電圧が電圧検知回路8のトランジスタ83をオン
状態に反転できる値まで上がらず、これによりコ
ンデンサ93の充電電荷の作用によりトランジス
タ96がオン状態のままとなり、結果として出力
短絡用トランジスタ97がオフ状態に反転できな
いことによつて生じる問題点である。また、この
他には、上述の如く電源スイツチ2を一旦開放し
てから短時間の内に再度閉成すると発振を起こし
てしまうという問題点もあつた。
〔考案の概要〕
この考案は上記のような従来の問題点に着目し
てなされたもので、定電圧出力ラインの短絡を制
御する出力短絡用トランジスタを、定電圧出力側
において蓄えられたエネルギによつて制御する構
成とすることにより、上記問題点を解決すること
を目的としている。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図中第9図及び第10図と同一の部分は
同一の符号をもつて図示した第1図において、1
0はコンデンサ、11はダイオードで直列回路を
形成し、そのコンデンサ10の非ダイオード側端
子を定電圧回路5の出力端子に、またダイオード
11のカソード側端子をアースに接続している。
12はトランジスタでエミツタを前記直列回路を
形成したコンデンサ10とダイオード11との接
続点aに接続しベースをアースに、コレクタは抵
抗13を介し出力短絡用トランジスタ14のベー
スに接続している。そしてそのトランジスタ14
のエミツタは前記定電圧回路5の出力端子に、コ
レクタはアースに接続されている。
次に第1図の動作について説明する。まず、電
源スイツチ2を閉成するとその閉成に伴つて定電
圧回路5が作動を開始し、定電圧回路5の出力電
圧によつてコンデンサ10が充電される。このと
き、a点はダイオード11の順方向電圧効果VF
(約0.7V程度)となりトランジスタ12のエミツ
タの電位の方がそのベースの電位より高いため逆
バイアスとなつてトランジスタ12はオフ状態に
あり、このため出力短絡用トランジスタ14もオ
フ状態を保ち定電圧が負荷回路4に供給されるこ
とになる。そして、上記ダイオード11はアース
側からコンデンサ10に向かつては逆方向である
から、コンデンサ10の充電電荷はダイオード1
1を通して放電されることがなく、トランジスタ
12はa点に生じた一定の順方向電圧降下VF
よつてオフ状態に保持される。
次に電源スイツチ2を開放するとそれに伴つて
入出力平滑用コンデンサ6,7の充電電荷が放電
を開始し、出力電圧が所定の定電圧Vpから下が
り出すが、最初トランジスタ12がオフ状態であ
り、また、ダイオード11はコンデンサ10の放
電に対してはオフ状態である。この結果、コンデ
ンサ10の充電電荷は放電されないため、a点も
第2図に示すように出力電圧と同じラインを描い
て低下し始める。a点が−VBE(VBEはトランジス
タ12のベースエミツタ間電圧)まで下がると、
トランジスタ12がオン状態に反転するため、コ
ンデンサ10の充電電荷が出力短絡用トランジス
タ14のベース電流i1として、第1図の矢印で示
すように放電を行う。
このベース電流i1で出力短絡用トランジスタ1
4がオン状態になるため、出力平滑用コンデンサ
7の充電電荷が該トランジスタ14を介して電流
i2として第1図の如く放電され、この動作により
出力電圧は急速に下がり始める。出力電圧が下が
るとa点も更に下がろうとし放電電流i2が増加す
る形で出力平滑用コンデンサ7の充電電荷は急速
放電され、出力電圧は第2図に示す如く零ボルト
まですぐに下がりきつてしまう。
また、第3図ないし第8図はこの考案の他の実
施例を示したもので、まず、第3図は抵抗15に
より、また、第4図はダイオード16によりトラ
ンジスタ12のオン条件を制御したものである。
すなわち、トランジスタ12のベースにバイアス
電圧を施すことによりそのトランジスタ12のベ
ースエミツタ間電圧をより深くし(VBE+バイア
ス電圧)とすることによりトランジスタ14のベ
ース電流を制御しコンデンサ7の放電時間を制御
するものである。
更に第5図は、抵抗17によりトランジスタ1
2の動作の安定化を図つたもので、この様に回路
構成することによりトランジスタ12のベース電
流が少く抑えられ放電電流が制御される。第6図
は抵抗18,19の分割条件により第5図と同様
にトランジスタ12のオン条件を制御したもので
ある。第7図は複数個のダイオード11によりコ
ンデンサ10の電荷量を制御したものである。ま
た、第8図は第1図に対してコンプリメンタリに
したもので、12′はPNP型のトランジスタ、1
4′はNPN型の出力短絡用トランジスタである。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案は非安定化
電源1の非安定化電圧を安定化して負荷回路4に
供給する定電圧回路5を備え、該定電圧回路5の
出力端子とアース間に出力平滑用コンデンサ7が
接続されてなる電源装置において、コンデンサ1
0とダイオード11の直列回路を、そのコンデン
サ10の非ダイオード側端子が前記定電圧回路5
の出力端子又はアースの一方に接続されるように
該定電圧回路5の出力端子とアース間に介挿し、
前記定電圧回路5の出力端子を短絡して放電路を
形成する出力短絡用トランジスタ14,14′を、
そのエミツタが前記定電圧回路5の出力端子又は
アースの一方に接続され、かつそのコレクタが前
記定電圧回路5の出力端子又はアースの他方に接
続されるように、該定電圧回路5の出力端子とア
ース間に介挿し、更に前記定電圧回路5の出力端
子又はアースの他方にベースが接続されたトラン
ジスタ12,12′のエミツタ及びコレクタを、
前記コンデンサ10と前記ダイオード11との接
続点及び前記出力短絡用トランジスタ12,1
2′のベースに夫々接続してなることを特徴とす
る電源装置であり、定電圧出力側のみで放電を制
御する構造としたため、電源スイツチを一旦開放
してから短時間の内に再度電源スイツチを閉成し
ても、出力電圧が出なかつたり、又は発振を起こ
したり等の不安定な動作を確実に防止できる。ま
た、回路構成が従来の電源装置に比して極めて簡
単になるので安価となる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電源回路の構
成図、第2図は第1図の回路の出力電圧を示す動
作説明図、第3図ないし第8図は本考案の他の実
施例を示す電源回路の構成図、第9図及び第11
図は従来の電源回路の構成図、第10図及び第1
2図は夫々第9図、第11図の出力電圧を示す動
作説明図である。 1……バツテリ電源、2……電源スイツチ、3
……電源装置、4……負荷回路、5……定電圧回
路、6……入力平滑用コンデンサ、7……出力平
滑用コンデンサ、8……電圧検知回路、9……放
電回路、10……コンデンサ、11……ダイオー
ド、12……トランジスタ、13……抵抗、1
4,14′……出力短絡用トランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非安定化電源1の非安定化電圧を安定化して負
    荷回路4に供給する定電圧回路5を備え、該定電
    圧回路5の出力端子とアース間に出力平滑用コン
    デンサ7が接続されてなる電源装置において、コ
    ンデンサ10とダイオード11の直列回路を、そ
    のコンデンサ10の非ダイオード側端子が前記定
    電圧回路5の出力端子又はアースの一方に接続さ
    れるように該定電圧回路5の出力端子とアース間
    に介挿し、前記定電圧回路5の出力端子を短絡し
    て放電路を形成する出力短絡用トランジスタ1
    4,14′を、そのエミツタが前記定電圧回路5
    の出力端子又はアースの一方に接続され、かつそ
    のコレクタが前記定電圧回路5の出力端子又はア
    ースの他方の接続されるように、該定電圧回路5
    の出力端子とアース間に介挿し、更に前記定電圧
    回路5の出力端子又はアースの他方にベースが接
    続されたトランジスタ12,12′のエミツタ及
    びコレクタを、前記コンデンサ10と前記ダイオ
    ード11との接続点及び前記出力短絡用トランジ
    スタ14,14′のベースに夫々接続してなるこ
    とを特徴とする電源装置。
JP12437884U 1984-08-16 1984-08-16 電源装置 Granted JPS6142611U (ja)

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