JPH05176247A - 映像信号のレベルコントロール回路 - Google Patents

映像信号のレベルコントロール回路

Info

Publication number
JPH05176247A
JPH05176247A JP4118872A JP11887292A JPH05176247A JP H05176247 A JPH05176247 A JP H05176247A JP 4118872 A JP4118872 A JP 4118872A JP 11887292 A JP11887292 A JP 11887292A JP H05176247 A JPH05176247 A JP H05176247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference voltage
circuit
component
amplifier
limit reference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4118872A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yokoi
誠 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP4118872A priority Critical patent/JPH05176247A/ja
Publication of JPH05176247A publication Critical patent/JPH05176247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Television Systems (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の明暗の度合いに対し、より良い追従性
を示す映像信号のレベルコントロール回路を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 クロマ回路11は、前段回路からの映像信号
よりカラー信号R,G,Bを生成分離してA/D変換回
路12へ出力すると共に輝度信号Yを増幅/レベルシフ
ト回路13に入力する。増幅/レベルシフト回路13
は、輝度信号Yをカラー信号R,G,Bのペデスタルレ
ベル、振幅範囲と一致させ、ローパスフィルタ14を介
して増幅/レベルシフト回路15に送る。増幅/レベル
シフト回路15は、輝度信号Yの直流分により画像の明
暗を検出して上限基準電圧VH 及び下限基準電圧VL を
作成する。A/D変換回路12は、カラー信号R,G,
Bを上限基準電圧VH 及び下限基準電圧VL の範囲でデ
ジタルデータに変換する。これにより画像の明暗に対す
る追従性が高く、より良好な再現性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶テレビジョン受像
機等に用いられる映像信号のレベルコントロール回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】液晶テレビジョン受像機では、一般に映
像信号を3〜4ビットのデジタルデータに変換し、この
デジタルデータから階調信号を作成して液晶表示パネル
を表示駆動するようにしている。液晶表示パネルを用い
た場合、階調数をあまり多くできず、また、映像信号は
常に白レベルから黒レベルまで変化しているわけではな
いので、映像信号をそのままA/D変換したのでは良好
なコントラストが得られないという問題がある。
【0003】このため従来では、図7に示すようなレベ
ルコントロール回路を用いて映像信号のレベルをコント
ロールしている。同図において1はクロマ回路で、TV
リニア回路(図示せず)から送られてくる映像信号を処
理して輝度信号Y及びカラー信号R,G,Bを生成分離
し、輝度信号Yを輝度信号振幅検出/制御回路2へ出力
し、カラー信号R,G,BをA/D変換回路3へ出力す
る。上記輝度信号振幅検出/制御回路2は、クロマ回路
1から出力される輝度信号Yの振幅を検出し、クロマ回
路1に対し、輝度信号Yの振幅が小さければ大きくする
様に、又、大きければ小さくするように制御信号P.C
をフィードバックする。
【0004】また、上記A/D変換回路3には、Vcc電
圧が半固定抵抗4,5を介して上限基準電圧VH ,下限
基準電圧VL として与えられる。この基準電圧VH 及び
VLは、最初に半固定抵抗4,5により調整されるもの
で、調整後は一定値に保持される。そして、上記A/D
変換回路3は、クロマ回路1から与えられるカラー信号
R,G,Bを上限基準電圧VH 及び下限基準電圧VL に
基づいてA/D変換し、その変換データD1 〜D3 を次
段の表示回路へ出力する。
【0005】すなわち、上記レベルコントロール回路
は、A/D変換回路3の基準電圧VH,VL は固定して
おき、クロマ回路1から出力されるカラー信号R,G,
Bの振幅が一定となるようにクロマ回路1の動作を輝度
信号振幅検出/制御回路2により制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようにクロマ回路1において映像信号のレベルを一
定に保持するようにした場合、映像信号は元々周波数の
高い信号であるので、周波数特性が劣化するという問題
がある。また、クロマ回路1は、輝度信号振幅検出/制
御回路2からのコントロール信号に応じて映像信号を増
幅あるいは減衰させるが、その応答性が悪く、追従性が
悪いという問題がある。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、画像の明暗の度合いに対し、より良い追従性を示す
映像信号のレベルコントロール回路を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、アナ
ログ映像信号をA/D変換回路により上限基準電圧及び
下限基準電圧に基づいてデジタルデータに変換する際、
上記映像信号中のクランプ処理された輝度信号の直流分
を検出し、この直流分を増幅して上記上限基準電圧(下
限基準電圧)を作成すると共に、上記輝度信号中の直流
分を基準電圧として上記上限基準電圧(下限基準電圧)
を反転増幅することにより上記下限基準電圧(上限基準
電圧)を作成するように構成したものである。
【0009】上記のようにA/D変換回路に対する基準
電圧を輝度信号に従って可変することにより、リニア回
路の増幅率をコントロールする必要がなくなり、周波数
特性の劣化を防止して追従性及び再現性を向上すること
ができる。
【0010】また、本発明は、映像信号中のクランプ処
理された輝度信号を上側成分と下側成分とに分離し、こ
の分離された上側成分と下側成分の直流分を検出してそ
れぞれ増幅することによりA/D変換回路に対する上限
基準電圧及び下限基準電圧を作成するようにしたもので
ある。
【0011】上記のように輝度信号を上側成分と下側成
分とに分離し、その直流分から上限基準電圧と下限基準
電圧を作成することにより、画像の明るさ、暗さの度合
いに対して上限基準電圧及び下限基準電圧がそれぞれ独
立して変化するようになり、特に明暗の偏った画像に対
して良好な追従性、再現性を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 [発明の第1実施例]まず、図1により第1実施例にお
ける全体の概略構成について説明する。
【0013】図1において11はクロマ回路で、映像増
幅回路(図示せず)より送られてくる映像信号からカラ
ー信号R,G,Bを生成分離してA/D変換回路12へ
出力すると共に、輝度信号Yをクランプ処理して増幅/
レベルシフト回路13へ出力する。
【0014】上記増幅/レベルシフト回路13は、クロ
マ回路1から与えられる輝度信号Yを増幅すると共にレ
ベルシフトしてローパスフィルタ14に入力する。この
ローパスフィルタ14は、入力信号から直流成分を取出
し、増幅/レベルシフト回路15に入力する。この増幅
/レベルシフト回路15は、入力される直流信号を非反
転増幅して上限基準電圧VH を作成すると共に、反転増
幅して下限基準電圧VL を作成し、A/D変換回路12
に与える。このA/D変換回路12は、クロマ回路11
から与えられるカラー信号R,G,Bを上記上限基準電
圧VH と下限基準電圧VL との間でA/D変換し、3ビ
ットの変換データD1 〜D3 を出力する。
【0015】次に上記上限基準電圧VH 及び下限基準電
圧VL を発生するための増幅/レベルシフト回路13,
ローパスフィルタ14,増幅/レベルシフト回路15の
詳細について図2により説明する。同図に示すように増
幅/レベルシフト回路13は、増幅器131,132を
主体として構成され、増幅器131の+端子にクロマ回
路11から送られてくる輝度信号Yが入力され、増幅器
132の+端子にVDD電源電圧が半固定抵抗133を介
して与えられる。そして、この増幅器132の出力信号
は自己の−端子に入力されると共に、抵抗134を介し
て増幅器131の−端子に入力される。また、この増幅
器131の−端子と出力端子との間には可変抵抗135
が接続される。
【0016】そして、上記増幅器131の出力信号が増
幅/レベルシフト回路13の出力信号として取出され、
ローパスフィルタ14へ送られる。このローパスフィル
タ14は、例えば抵抗及びコンデンサからなり、上記増
幅器131から与えられる信号の直流分を取出して増幅
/レベルシフト回路15へ出力する。この増幅/レベル
シフト回路15は、増幅器151〜154を主体として
構成され、ローパスフィルタ14からの信号が増幅器1
51を介して増幅器152の+端子及び増幅器153の
−端子に入力される。
【0017】また、VDD電源電圧がシフトレベル調整用
半固定抵抗155を介して増幅器154に入力され、そ
の出力が抵抗156を介して増幅器152の−端子に入
力される。また、この増幅器152の−端子と出力端子
との間に変動分調整用の可変抵抗157が接続される。
そして、上記増幅器152の出力信号が上限基準電圧V
H としてA/D変換回路12へ送られると共に、抵抗1
58を介して増幅器153の−端子に入力される。更
に、この増幅器153の−端子と出力端子との間に変動
分及びレベル調整用可変抵抗159が接続される。そし
てこの増幅器153の出力信号が下限基準電圧VL とし
て取出され、A/D変換回路12へ送られる。
【0018】次に上記実施例の動作を説明する。クロマ
回路11は、前段回路から送られてくる映像信号よりカ
ラー信号R,G,Bを生成分離してA/D変換回路12
へ出力すると共に、輝度信号Yをクランプ処理して増幅
/レベルシフト回路13に入力する。この増幅/レベル
シフト回路13は、クロマ回路11から送られてくる図
3(a)に示す輝度信号Yを増幅器131で増幅する。
この場合、増幅器131の出力信号は、増幅器132の
出力レベルに従ってレベルシフトされるもので、初期設
定時に半固定抵抗133を調整し、図3(b)に示すよ
うにクロマ回路11から出力されるカラー信号R,G,
Bのペデスタルレベル、振幅範囲と一致させる。
【0019】上記増幅器131から出力される信号は、
ローパスフィルタ141により直流化され、増幅/レベ
ルシフト回路15に入力される。この増幅/レベルシフ
ト回路15は、ローパスフィルタ14から出力される直
流分Dを増幅器151で整流した後、増幅器152で非
反転増幅し、図3(c)に示すように上限基準電圧VH
としてA/D変換回路12へ出力する。上記増幅器15
2から出力される上限基準電圧VH のレベルは、半固定
抵抗155により調整され、更に変動分については可変
抵抗157により調整される。
【0020】また、上記増幅器152の出力信号は、増
幅器153により図3(d)に示すように直流分Dを基
準電圧として反転増幅され、下限基準電圧VL として取
出され、A/D変換回路12へ送られる。この増幅器1
53から出力される下限基準電圧VL は、可変抵抗15
9によりレベル及び変動分の調整が行なわれる。
【0021】上記のようにクロマ回路11から出力され
る輝度信号Yの直流成分に従って上限基準電圧VH 及び
下限基準電圧VL が作成され、A/D変換回路12に与
えられる。このA/D変換回路12は、クロマ回路11
から送られてくるカラー信号R,G,Bを上記上限基準
電圧VH 及び下限基準電圧VL の範囲で所定階調数のデ
ジタルデータに変換する。
【0022】上記のようにこの実施例では、クロマ回路
11に対するレベルコントロールは行なわず、クロマ回
路11から出力される輝度信号Yの直流分により画像の
明暗を検出し、これによりA/D変換回路12に対する
上限基準電圧VH 及び下限基準電圧VL を作成している
ので、画像の明暗に対する追従性が高く、かつ、より良
好な再現性を得ることができる。 [発明の第2実施例]
【0023】次に本発明の第2実施例について説明す
る。上記第1実施例は、輝度信号Yの直流分を増幅して
上限基準電圧VH を作成すると共に、反転増幅して下限
基準電圧VL を作成するようにしたものであるが、この
第2実施例は輝度信号Yを上側成分と下側成分に分離し
て、上側成分から上限基準電圧VH を作成し、下側成分
から下限基準電圧VL を作成するようにしたものであ
る。
【0024】すなわち、図4に示すように増幅/レベル
シフト回路13は、クロマ回路1から与えられる輝度信
号Yを増幅すると共にレベルシフトして上下成分分離回
路21へ出力する。この上下成分分離回路21は、基準
レベル以上の成分と基準レベル以下の成分とを分離し、
上側成分をローパスフィルタ22に,下側成分をローパ
スフィルタ23に入力する。上記ローパスフィルタ2
2,23からは、それぞれ上側成分,下側成分に応じた
直流分のみが取出され、増幅/レベルシフト回路24,
25に入力される。この増幅/レベルシフト回路24,
25は、入力される直流信号を増幅すると共にシフトし
て上限基準電圧VH 及び下限基準電圧VLを作成し、A
/D変換回路12に与える。このA/D変換回路12
は、クロマ回路11から与えられるカラー信号R,G,
Bを上記上限基準電圧VH と下限基準電圧VL との間で
A/D変換し、3ビットの変換データD1 〜D3 を出力
する。
【0025】次に上記増幅/レベルシフト回路13,上
下成分分離回路21,ローパスフィルタ22,23,増
幅/レベルシフト回路24,25の詳細について図5に
より説明する。なお、増幅/レベルシフト回路13につ
いては、図2の実施例と同様の構成であるので、詳細な
説明は省略する。
【0026】上下成分分離回路21は、ダイオード21
1,212及び増幅器213,214を主体として構成
され、増幅/レベルシフト回路13からの信号がダイオ
ード211のアノード及びダイオード212のカソード
に入力される。上記増幅器213,214の+端子に
は、VDD電源電圧が半固定抵抗215,216をそれぞ
れ介して入力される。増幅器213の出力は、自己の−
端子に入力されると共に、抵抗217を介してダイオー
ド211のカソードに与えられる。
【0027】増幅器214の出力は、自己の−端子に入
力されると共に、抵抗218を介してダイオード212
のアノードに与えられる。そして、上記ダイオード21
1のカソード側からは上側成分Y1 が、また、ダイオー
ド212のアノード側からは下側成分Y2 が取出され、
ローパスフィルタ22,23へそれぞれ送られる。この
ローパスフィルタ22,23は、例えば抵抗及びコンデ
ンサからなり、その出力信号がそれぞれ増幅/レベルシ
フト回路24,25に入力される。
【0028】上記増幅/レベルシフト回路24は、増幅
器241,242を主体として構成されるもので、増幅
器241の+端子にローパスフィルタ22の出力信号が
入力され、増幅器242の+端子にVDD電源電圧が半固
定抵抗243を介して与えられる。増幅器242の出力
信号は、自己の−端子に入力されると共に抵抗244を
介して増幅器241の−端子に入力される。この増幅器
241には、−端子と出力端子との間に可変抵抗245
が接続される。
【0029】そして、この増幅器241から出力される
信号が上限基準電圧VH としてA/D変換回路12へ送
られる。また、増幅/レベルシフト回路25は、増幅器
251,252を主体として構成され、増幅器251の
+端子にローパスフィルタ23の出力信号が入力され、
増幅器252の+端子にVDD電源電圧が半固定抵抗25
3を介して入力される。増幅器252の出力信号は、自
己の−端子に入力されると共に抵抗254を介して増幅
器251の−端子に入力される。この増幅器251に
は、−端子と出力端子との間に可変抵抗255が接続さ
れる。そして、この増幅器251から出力される信号が
下限基準電圧VL としてA/D変換回路12へ送られ
る。
【0030】次に上記実施例の動作を説明する。クロマ
回路11は、輝度信号Yをクランプ処理して増幅/レベ
ルシフト回路13に入力する。この増幅/レベルシフト
回路13は、クロマ回路11から与えられる図6(a)
に示す輝度信号Yを増幅器131で増幅し、上下成分分
離回路14に入力する。この場合、増幅器131の出力
信号は、増幅器132の出力レベルに従ってレベルシフ
トされるが、図6(b)に示すように初期設定時に半固
定抵抗133を調整し、クロマ回路11から出力される
カラー信号R,G,Bのペデスタルレベル、振幅範囲と
一致させる。
【0031】上下成分分離回路21は、ダイオード21
1,212に対し、増幅器213,214の出力電圧が
成分分離の基準電圧として与えられるので、この基準電
圧に基づいて図6(c)に示す上側成分Y1 と、同図
(d)に示す下側成分Y2 とを分離する。上記増幅器2
13,214から与えられる基準電圧は、半固定抵抗2
15,216により予め設定される。上記ダイオード2
11は、増幅器131からの信号に対し、カソード側に
与えられる基準電圧よりも低い部分を取除いてローパス
フィルタ22に入力し、ダイオード212はアノード側
に与えられる基準電圧よりも高い部分を取除いてローパ
スフィルタ23に入力する。
【0032】ローパスフィルタ22は図6(e)に示す
ように上側成分Y1 に対応する直流分D1 を取出して増
幅/レベルシフト回路24に入力し、ローパスフィルタ
23は下側成分Y2 に対応する直流分D2 を取出して増
幅/レベルシフト回路25に入力する。
【0033】上記増幅/レベルシフト回路24は、ロー
パスフィルタ22から出力される直流分D1 を増幅器2
41で増幅して上限基準電圧VH とし、増幅/レベルシ
フト回路25は、ローパスフィルタ23から出力される
直流分D2 を増幅器251で増幅して下限基準電圧VL
とし、A/D変換回路12へ出力する。上記増幅器24
1,251から出力される上限基準電圧VH 及び下限基
準電圧VL のレベルは、半固定抵抗243,253によ
りそれぞれ調整され、更に変動分については可変抵抗2
45,255により調整される。
【0034】上記のように第2実施例によれば、A/D
変換回路12に対する上限基準電圧VH 及び下限基準電
圧VL を輝度信号Yのレベルに応じて作成しているの
で、良好な追従性,再現性を得ることができる。更に、
輝度信号Yの上側成分と下側成分とを分離し、上側成分
により上限基準電圧VH を作成し、下側成分により下限
基準電圧VL を作成しているので、画像の明るさ,暗さ
の度合いに応じて基準電圧VH ,VL がそれぞれ独自に
変化し、このため特に明暗の偏った画像に対してその追
従性,再現性を著しく向上することができる。また、基
準電圧VH ,VLの変動幅,変動範囲を可変抵抗により
容易に調整できるので、液晶表示パネルのカラーフィル
タ等の条件に違いに対して高い適応性が得られる。
【0035】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ク
ランプ処理された輝度信号の直流分を検出し、その直流
分を増幅して上限(下限)基準電圧VH を作成すると共
に、上記直流分を基準電圧として上限(下限)基準電圧
VH を反転増幅することにより下限(上限)基準電圧V
L を作成し、基準電圧VH ,VL 間で映像信号をA/D
変換するようにしているので、追従性,再現性を向上す
ることができる。
【0036】又、本発明は、クランプ処理された輝度信
号を上側成分と下側成分とに分離し、この分離した上側
成分に基づいて上限基準電圧VH を作成すると共に、上
記下側成分に基づいて下限基準電圧VL を作成している
ので、画像の明るさ,暗さの度合いに対して上限基準電
圧VH 及び下限基準電圧VL をそれぞれ独立して変化さ
せることができ、特に明暗の偏った画像に対して追従
性,再現性を著しく向上し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における全体の回路構成を
示すブロック図。
【図2】図1における要部の詳細を示すブロック図。
【図3】図2の動作を説明するための信号波形図。
【図4】本発明の第2実施例における全体の回路構成を
示すブロック図。
【図5】図4における要部の詳細を示すブロック図。
【図6】図5の動作を説明するための信号波形図。
【図7】従来における映像信号のレベルコントロール回
路の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11…クロマ回路、12…A/D変換回路、13,15
…増幅/レベルシフト回路、14…ローパスフィルタ、
21…上下成分分離回路、22,23…ローパスフィル
タ、24,25…増幅/レベルシフト回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 11/04 D 9187−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ映像信号を上限基準電圧及び下
    限基準電圧に基づいてデジタルデータに変換するA/D
    変換回路と、上記映像信号中のクランプ処理された輝度
    信号の直流分を検出する検出手段と、この手段により検
    出した直流分を増幅して上記上限(下限)基準電圧を作
    成する上限(下限)基準電圧作成手段と、上記輝度信号
    中の直流分を基準電圧として上記上限(下限)基準電圧
    を反転増幅することにより上記下限(上限)基準電圧を
    作成する下限(上限)基準電圧作成手段とを具備したこ
    とを特徴とする映像信号のレベルコントロール回路。
  2. 【請求項2】 アナログ映像信号を上限基準電圧及び下
    限基準電圧に基づいてデジタルデータに変換するA/D
    変換回路と、上記映像信号中のクランプ処理された輝度
    信号を上側成分と下側成分とに分離する上下成分分離回
    路と、この上下成分分離回路により分離された上側成分
    と下側成分の直流分を検出する検出手段と、この手段に
    より検出した直流分をそれぞれ増幅して上記上限基準電
    圧及び下限基準電圧を作成する基準電圧作成手段とを具
    備したことを特徴とする映像信号のレベルコントロール
    回路。
JP4118872A 1992-05-12 1992-05-12 映像信号のレベルコントロール回路 Pending JPH05176247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4118872A JPH05176247A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 映像信号のレベルコントロール回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4118872A JPH05176247A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 映像信号のレベルコントロール回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05176247A true JPH05176247A (ja) 1993-07-13

Family

ID=14747210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4118872A Pending JPH05176247A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 映像信号のレベルコントロール回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05176247A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100336379C (zh) * 2003-09-19 2007-09-05 三洋电机株式会社 视频信号处理装置和电视接收装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100336379C (zh) * 2003-09-19 2007-09-05 三洋电机株式会社 视频信号处理装置和电视接收装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000013814A (ja) 映像信号処理回路
JPH06339148A (ja) 色補正器、それを用いた画像表示装置、及び該画像表示装置から成る白バランス調整システム、並びに、白バランス調整方法、及び色調整方法
JPH0828850B2 (ja) ビデオ信号処理装置
JPH0691627B2 (ja) ガンマ制御装置
JP2899680B2 (ja) ビデオ表示装置及び該装置を制御する方法
JPH0437263A (ja) 階調補正装置
JPS60206292A (ja) ビデオ信号処理装置
JP3749554B2 (ja) 陰極線管駆動装置
JPH06311396A (ja) 映像回路
EP0414159A2 (en) Amplifier arrangement for producing a controllable non-linear transfer characteristic useful for improving the contrast of an image
KR100338236B1 (ko) 비디오신호처리장치
JPH05176247A (ja) 映像信号のレベルコントロール回路
JPH0544878B2 (ja)
JPH07105900B2 (ja) 増幅回路
US20020044223A1 (en) Color component signal interface circuit
US4241362A (en) Circuit for increasing a signal slope of a periodically occurring signal mainly near a reference level
JP3892529B2 (ja) ビデオ画像のコントラストを調整する装置
US5889558A (en) Variable black level bias image display
KR100338232B1 (ko) 감마보정기능을갖는키네스코프구동장치
JPH03185973A (ja) ビデオ信号処理装置および該装置を制御する方法
JPH05176264A (ja) 映像信号のレベルコントロール回路
JP2569190B2 (ja) ガンマ増幅器
JPS5997287A (ja) 信号サンプリング方式
JP2586851B2 (ja) 液晶テレビ
JPH05191673A (ja) 自動階調補正回路と輝度制御方法