JPH05175865A - スケルチ回路 - Google Patents

スケルチ回路

Info

Publication number
JPH05175865A
JPH05175865A JP33887591A JP33887591A JPH05175865A JP H05175865 A JPH05175865 A JP H05175865A JP 33887591 A JP33887591 A JP 33887591A JP 33887591 A JP33887591 A JP 33887591A JP H05175865 A JPH05175865 A JP H05175865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
output
noise component
receiver
electric field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33887591A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Moriyama
幸弘 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP33887591A priority Critical patent/JPH05175865A/ja
Publication of JPH05175865A publication Critical patent/JPH05175865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信電界強度が弱いとき、または無いときに
雑音がスピーカから出力されることを防止するスケルチ
回路に関し、簡単な構成で、スケルチ開放点を弱電界強
度領域から強電界強度領域まで広く、かつ連続的に設定
できるスケルチ回路を提供することを目的とする。 【構成】 RSSI電圧検出手段2が、受信機の中間周
波増幅部1の出力からRSSI電圧を検出して出力し、
反転手段5が、RSSI電圧検出手段2の出力を反転す
る。一方、雑音成分検出手段4が、受信機の復調部3の
出力から雑音成分を検出し、検波して雑音成分電圧を出
力する。合成手段6は、反転手段5の出力と、雑音成分
検出手段4の出力とを合成する。比較手段7は、合成手
段6の出力を所定の基準電圧と比較し、その比較結果に
応じて制御信号をスイッチング手段8に出力し、スイッ
チング手段8は、比較手段7からの制御信号によって受
信機の音声出力回路の遮断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信電界強度が弱いと
き、または無いときに雑音がスピーカから出力されるこ
とを防止するスケルチ回路に関し、特にFM受信機また
はAM受信機のスケルチ回路に関する。
【0002】一般に、各種無線通信に使用される受信機
は、受信電界強度が弱いとき、または無いときには、受
信機の増幅器が高利得であるために、出力に大きな雑音
を生じる。こうした雑音を除去する目的で受信機にスケ
ルチ回路が設けられている。なお、スケルチ回路はミュ
ーティング回路とも呼ばれる。
【0003】
【従来の技術】従来、スケルチ回路を起動させる信号を
得る方式として、FM受信機においては、RSSI(Re
ceived Signal Strength Indicator、電界強度検出手
段)を利用する方式、雑音成分を検出する方式、または
それらの両方を併用する方式が提案されてきた。また、
AM受信機においては、AGC電圧を利用する方式、雑
音成分を検出する方式、またはそれらの両方を併用する
方式が提案されてきた。
【0004】例えば、FM受信機において、中間周波増
幅部の中間周波出力を分岐して取り出し、電界強度検出
手段(RSSI)で、受信電界強度にほぼ比例した直流
電圧(RSSI電圧)を発生させる。このRSSI電圧
を所定のスレッショルドレベルと比較して、前者が後者
よりも小さいときには音声増幅部に入力する信号を遮断
して雑音がスピーカから出力されるのを防止する。ある
いは、FM受信機の復調部の出力を分岐して取り出し、
ハイパスフィルタによって雑音成分のみを取り出して検
波して雑音成分電圧を得る。さらにこれを反転する。こ
うして得られた雑音成分反転電圧は、受信電界強度に略
比例した直流電圧となるので、この雑音成分反転電圧を
所定のスレッショルドレベルと比較して、前者が後者よ
りも小さいときには音声増幅部に入力する信号を遮断し
て雑音がスピーカから出力されるのを防止する。
【0005】また、AM受信機においては、復調部の出
力からAGC信号を取り出す。このAGC信号は、受信
電界強度にほぼ比例し、FM受信機におけるRSSI電
圧と似た性質を有しているので、これを利用して上記F
M受信機におけるスケルチ回路と同様な構成により、雑
音がスピーカから出力されるのを防止する。あるいは、
FM受信機における雑音成分電圧検出と同じ手法によ
り、AM受信機においても雑音成分電圧を検出し、やは
り同様な手法で、雑音がスピーカから出力されるのを防
止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5は、受信電界強度
に対するRSSI電圧またはAGC電圧、および雑音成
分電圧の特性図である。
【0007】この特性図から分かるように、RSSI電
圧やAGC電圧は受信電界強度が弱い部分ではその変化
分は少なくフラットな特性となり、ある程度の電界強度
があって直線的な変化を示すようになる。すなわち、こ
のことは、RSSI電圧またはAGC電圧を起動信号と
して利用したスケルチ回路では、弱電界領域におけるス
レッショルドレベル(スケルチ開放点)の設定が困難で
あることを示している。
【0008】また、雑音成分電圧は、比較的強い受信電
界強度があると小さくなり、その特性はフラットになっ
てしまう。すなわち、このことは、雑音成分電圧を起動
信号として利用したスケルチ回路では、強電界領域にお
けるスレッショルドレベル(スケルチ開放点)の設定が
困難であることを示している。
【0009】このように従来の方式では、スレッショル
ドレベルを連続的に変えられる外部スケルチボリュ−ム
を用いて外部からスケルチ開放点を連続的に可変しよう
とした場合、RSSI電圧またはAGC電圧を起動信号
として利用したスケルチ回路では、弱電界領域において
その設定範囲が困難であり、一方、雑音成分電圧を起動
信号として利用したスケルチ回路では、強電界領域にお
いてその設定範囲が困難であった。
【0010】また、この問題を解決するために、スレッ
ショルドレベルによる比較をする比較回路の前に切替え
回路を設け、この切替え回路にRSSI電圧またはAG
C電圧を入力する一方、雑音成分電圧の反転電圧を入力
するようにした装置も提案されている。この装置では、
受信電界強度が弱電界領域にあるときには、切替え回路
が雑音成分反転電圧を比較回路に供給して、スケルチ開
放点の設定を雑音成分反転電圧を用いて行い、他方、受
信電界強度が強電界領域にあるときには、切替え回路が
RSSI電圧またはAGC電圧を比較回路に供給して、
スケルチ開放点の設定をRSSI電圧またはAGC電圧
を用いて行うようにしている。
【0011】しかし、この提案装置では、新たに切替え
回路を増加させねばならないという問題や、切替え回路
の切り替え時においてスケルチ設定点の不連続性の問題
があった。
【0012】また、別の問題点として、雑音成分電圧を
利用する方式において、音声信号から雑音成分を分離す
るためのハイパスフィルタの分離性能が良くない場合
に、高出力の音声信号が入力すると、雑音成分電圧が増
大する現象が発生する。そのために、音声信号を誤って
遮断してしまうことがある。これを防止しようとする
と、雑音成分分離用のハイパスフィルタは素子数の多い
複雑なものが必要であり、装置の小型化、コストダウン
の上で問題があった。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な構成で、スケルチ開放点を弱電界強度
領域から強電界強度領域まで広く、かつ連続的に設定で
きるスケルチ回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、第1の発明として、図1に示すように、
RSSI電圧検出手段2、雑音成分検出手段4、反転手
段5、合成手段6、比較手段7、およびスイッチング手
段8から成るスケルチ回路が提供される。
【0015】RSSI電圧検出手段2は、受信機の中間
周波増幅部1の出力からRSSI電圧を検出して出力す
る。雑音成分検出手段4は、前記受信機の復調部3の出
力から雑音成分を検出し、検波して雑音成分電圧を出力
する。
【0016】反転手段5は、前記RSSI電圧検出手段
2および前記雑音成分検出手段4のいずれか一方の出力
を反転する(図1では、一実施例として、RSSI電圧
検出手段2の出力を反転する)。
【0017】合成手段6は、前記反転手段5の出力と、
前記RSSI電圧検出手段2および前記雑音成分検出手
段4のうちの他方の出力とを合成する。比較手段7は、
前記合成手段6の出力を所定の基準電圧と比較し、その
比較結果に応じて制御信号を出力する。
【0018】スイッチング手段8は、前記比較手段7か
らの制御信号によって前記受信機の音声出力回路の遮断
を行う。なお、図1をさらに説明すれば、受信機は、中
間周波増幅部1および復調部3の他に、例えば中間周波
フィルタ9、音声増幅部10、スピーカ11等から構成
される。雑音成分検出手段4は、ハイパスフィルタ4
a、雑音増幅部4b、および検波部4cとからなる。合
成手段6は、例えばオペアンプ6aを用いた加算増幅器
であり、反転手段5の出力が抵抗R1を介してオペアン
プ6aの反転入力端子(−)に入力されると同時に、雑
音成分検出手段4の出力が抵抗R2を介してオペアンプ
6aの反転入力端子に入力される。オペアンプ6aの非
反転入力端子(+)は接地され、また、反転入力端子と
出力端子との間には抵抗R3が設けられる。合成手段6
の出力は例えばオペアンプからなる比較手段7の一方の
入力端子に入力される。比較手段7の他方の入力端子に
は、所定の基準電圧(スレッショルド電圧)を発生する
基準電圧発生手段12が接続される。
【0019】また、第2の発明として、AGC電圧検出
手段、雑音成分検出手段、反転手段、合成手段、比較手
段、およびスイッチング手段から成るスケルチ回路が提
供される。
【0020】AGC電圧検出手段は、受信機の復調部の
出力からAGC電圧電圧を検出して出力する。雑音成分
検出手段は、前記受信機の復調部の出力から雑音成分を
検出し、検波して雑音成分電圧を出力する。
【0021】反転手段は、前記AGC電圧検出手段およ
び前記雑音成分検出手段のいずれか一方の出力を反転す
る。合成手段は、前記反転手段の出力と、前記AGC電
圧検出手段および前記雑音成分検出手段のうちの他方の
出力とを合成する。
【0022】比較手段は、前記合成手段の出力を所定の
基準電圧と比較し、その比較結果に応じて制御信号を出
力する。スイッチ手段は、前記比較手段からの制御信号
によって前記受信機の音声出力回路の遮断を行う。
【0023】
【作用】以上の構成において、復調部3の出力信号か
ら、ハイパスフィルタ4aを介して得られた雑音成分は
雑音増幅部4bで増幅され、これが検波部4cで直流電
圧の雑音成分電圧V1に変換される。この雑音成分電圧
V1は図2(A)のようになる。図2は受信電界強度
(E)に対する各種電圧値(V)の特性を示す。
【0024】すなわち、受信機の受信電界強度が、例え
ば−5dBμから10dBμにおいては、受信電界強度
の増加につれて雑音成分電圧V1が減少し、10dBμ
以上では雑音成分電圧V1は変化のないフラットな特性
になる。
【0025】したがって、この雑音成分電圧V1をスレ
ッショルド電圧に使用できる領域は図2(A)の領域2
1となる。また、中間周波増幅部1の出力信号から、R
SSI電圧検出手段2を介して得られたRSSI電圧V
2は、図2(B)に破線で示すようになる。受信機の受
信電界強度が、例えば10dBμ以下では、RSSI電
圧V2は変化のないフラットな特性になり、10dBμ
から30dBμにおいては、受信電界強度の増加につれ
てRSSI電圧V2が増加する。このRSSI電圧V2
を、図1の反転型直流増幅器からなる反転手段5に通す
ことによって得られるRSSI反転電圧V3は、図2
(B)に実線で示すようなものとなる。
【0026】したがって、このRSSI反転電圧V3を
スレッショルド電圧に使用できる領域は図2(B)の領
域22となる。次に、これらの雑音成分電圧V1及びR
SSI反転電圧V3を、図1の例えば加算増幅器である
合成手段6に入力すると、その合成されて出力される合
成電圧V4は V4=(R3/R1)V3+(R3/R2)V1 となる。ここで、R1=R2=R3とすれば V3=V3+V1 となり、この時の合成電圧V4の特性は図2(C)に示
すようなものとなる。図2(C)から分かるように、合
成電圧V4は、雑音成分電圧V1及びRSSI反転電圧
V3に比べ、フラットな特性を示す範囲が少なくなり、
−5dBμから30dBμにおいて受信電界強度が強く
なるにつれて一律に減少する。したがって、この合成電
圧V4をオペアンプからなる比較手段7の一方の端子に
入力し、一方、比較手段7の他方の端子に基準電圧発生
手段12より、任意の値に設定されたスレッショルド電
圧を供給すると、広範囲な受信電界強度にわたってスケ
ルチ開放点が設定できるスケルチ回路が実現する。スケ
ルチ開放点の設定可能範囲は図2(C)に示す領域23
のように、飛躍的に向上し、かつ、その領域中にわたっ
て設定点の連続性が保たれる。
【0027】また、AGC電圧検出手段を用いる後者の
発明においては、受信機の復調部の出力からAGC電圧
を検出する。この検出されたAGC電圧は、上記RSS
I電圧と略同じ性質であるので、後者の発明において、
このAGC電圧が上記前者の発明におけるRSSI電圧
のように扱われる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図3は、本発明のスケルチ回路を含むFM受信
機の回路ブロック図である。このFM受信機は特定周波
数の信号のみを受信する移動無線用のものである。
【0029】周波数Frの受信入力は空中線31、高周
波フィルタ32、高周波増幅部33、更に高周波フィル
タ34を経て周波数混合部35へ入力される。第1局部
発振部36では周波数Fo1の信号が発生され、この周
波数Fo1の信号と高周波フィルタ34からの周波数F
rの受信信号とが混合部35で混合され、その差の周波
数IF1(=Fr−Fo1)を有する第1中間周波信号
が混合部35から出力される。この周波数IF1の第1
中間周波信号は第1中間周波フィルタ37を経て第1中
間周波増幅部38で増幅される。
【0030】更に混合部39で、周波数IF1の第1中
間周波信号は、第2局部発振部40からの周波数Fo2
の信号と混合され、その差の周波数IF2(=IF1−
Fo2)を有する第2中間周波信号が混合部39から出
力される。この周波数IF2の第2中間周波信号は第2
中間周波フィルタ41を経て第2中間周波増幅部42で
増幅される。この周波数IF2の第2中間周波信号は復
調部43で音声信号に変換される。
【0031】ここで、第2中間周波増幅部42よりの第
2中間周波出力を基に、その出力値に応じた直流電圧で
あるRSSI電圧をRSSI部47で発生する。このR
SSI電圧は受信電界強度にほぼ比例した値となる。次
に、このRSSI電圧を反転増幅器48で反転してRS
SI反転電圧を得る。すなわち、RSSI反転電圧は、
受信電界強度が大きくなるほど小さくなる特性を有す
る。このRSSI反転電圧をオペアンプで構成される加
算増幅器49の一方の入力端に入力する。
【0032】同時に、復調部43の出力を分岐してハイ
パスフィルタ50によって雑音成分を取り出し、雑音増
幅部51で増幅して、更に検波部52で直流電圧に変換
する。こうして得られた雑音成分電圧は雑音の大きさに
比例するものであり、受信機の受信電界強度が大きくな
れば、相対的に雑音レベルが小さくなるために、この雑
音成分電圧も小さくなる。この雑音成分電圧を前述の加
算増幅器49の他方の入力端に入力する。
【0033】加算増幅器49は、図1で説明した合成部
6に相当するものである。したがって、加算増幅器49
の出力は、上記RSSI反転電圧および雑音成分電圧の
2入力信号が加算されたものとなり、弱電界強度領域か
ら強電界強度領域まで電界強度の変化に応じて一律に変
化する値となる。すなわち、加算増幅器49の出力は、
弱電界強度領域では雑音成分電圧に応じて変化し、強電
界強度領域ではRSSI反転電圧に応じて変化する。
【0034】加算増幅器49の出力をコンパレータ53
の一方の入力端に入力する。この時、コンパレ−タ53
の他方の入力端には、スケルチ感度設定手段55(例え
ばスケルチ調整ツマミ)に連動して電圧を発生するスケ
ルチ制御部54からのスレッショルド電圧が入力されて
いる。
【0035】コンパレータ53は、加算増幅器49から
の出力とスケルチ制御部54からのスレッショルド電圧
とを比較し、前者が後者より大きいときに制御信号を出
力する。コンパレータ53の出力は音声ミュート用スイ
ッチング部44に供給される。スイッチング部44は、
復調部43と音声増幅部45との間に挿入される。音声
増幅部45の後にはスピーカ46が接続される。
【0036】スイッチング部44では、コンパレータ5
3から制御信号が供給されると、音声信号を遮断し、音
声がスピーカ46から出力されることのないようにす
る。また、加算増幅器49からの出力がスケルチ制御部
54からのスレッショルド電圧より小さいときには、制
御信号をスイッチング部44に出力しないようにして音
声を遮断しないようにする。
【0037】以上のように、簡単な構成で、スケルチ感
度設定点を弱電界強度領域から強電界強度領域までの広
い範囲にわたって、かつ連続的に可変することができ
る。図4は、本発明のスケルチ回路を含むAM受信機の
回路ブロック図である。このAM受信機は特定の周波数
の信号のみを受信する移動無線用のものである。図中、
図3で説明したFM受信機の構成と基本的に同じ部分に
は同一番号を付し、その説明を省略する。
【0038】AM受信機の場合は受信電界強度に応じて
復調出力が変化しないようにするため、AGC部60に
おいて、復調部43の出力からその出力値に応じたAG
C(自動利得調整)信号を作り出し、これによって前段
の第1中間周波増幅部38および第2中間周波増幅部4
2の利得を負帰還制御して復調出力を一定に保ってい
る。このAGC信号は受信電界強度にほぼ比例したもの
であり、前述のFM受信機のRSSI信号と似た性質を
有している。したがって、本実施例のAM受信機の場合
は、AGC信号を前述のFM受信機のRSSI信号と同
じように扱う。すなわち、AGC電圧の反転電圧と雑音
成分電圧とを加算増幅器49で加算して、これを用い
て、上記FM受信機の場合と同じように、音声ミュート
用スイッチング部44を制御している。これにより、F
M受信機の場合と同じ作用効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明は、RSSI電圧ま
たはAGC電圧を検出し、また、雑音成分電圧を検出し
て、両者の一方を反転した上で合成する。その合成電圧
を所定の基準電圧と比較することにより受信機の音声出
力回路の遮断を行うようにする。このため、簡単な構成
で、スケルチ開放点を弱電界強度領域から強電界強度領
域まで広く、かつ連続的に設定することが可能となる。
【0040】また、雑音成分検出手段に設けられる音声
成分除去のためのハイパスフィルタの性能が良くないと
きには、音声成分が雑音成分に漏れることがあり、この
ため、従来、充分な受信電界強度がありながら、大きい
雑音成分によって音声出力が遮断されるという誤動作が
発生することがあったが、本発明では、例えばRSSI
電圧またはAGC電圧の反転電圧が雑音成分電圧に合成
されているので、その合成電圧は、雑音成分電圧よりも
大幅に低下していて、誤動作することはなくなった。す
なわち、ハイパスフィルタは、比較的簡単な構成のもの
でよく、従って小型で安価な受信機を提供できることに
なる。
【0041】さらに、受信周波数ではない非希望波であ
るが、著しい強電界強度の信号が入力されると、中間周
波増幅部等に直接影響してRSSI電圧が大きい値を示
すことがある。これにより、本来ならば音声出力が遮断
されるべきときに遮断が行われないという誤動作が発生
することがあったが、本発明によれば、そうした場合、
雑音成分電圧が合成されているので、ある程度、誤動作
を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】受信電界強度に対する各種電圧値の特性図であ
る。
【図3】FM受信機の回路ブロック図である。
【図4】AM受信機の回路ブロック図である。
【図5】RSSI電圧またはAGC電圧、および雑音成
分電圧の特性図である。
【符号の説明】
1 中間周波増幅部 2 RSSI電圧検出手段 3 復調部 4 雑音成分検出手段 5 反転手段 6 合成手段 7 比較手段 8 スイッチ手段 12 基準電圧発生手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信の受信機に発生する出力雑音を
    抑圧するためのスケルチ回路において、 受信機の中間周波増幅部(1)の出力からRSSI電圧
    を検出して出力するRSSI電圧検出手段(2)と、 前記受信機の復調部(3)の出力から雑音成分を検出
    し、検波して雑音成分電圧を出力する雑音成分検出手段
    (4)と、 前記RSSI電圧検出手段(2)および前記雑音成分検
    出手段(4)のいずれか一方の出力を反転する反転手段
    (5)と、 前記反転手段(5)の出力と、前記RSSI電圧検出手
    段(2)および前記雑音成分検出手段(4)のうちの他
    方の出力とを合成する合成手段(6)と、 前記合成手段(6)の出力を所定の基準電圧と比較し、
    その比較結果に応じて制御信号を出力する比較手段
    (7)と、 前記比較手段(7)からの制御信号によって前記受信機
    の音声出力回路の遮断を行うスイッチング手段(8)
    と、 を有することを特徴とするスケルチ回路。
  2. 【請求項2】 無線通信の受信機に発生する出力雑音を
    抑圧するためのスケルチ回路において、 受信機の復調部の出力からAGC電圧電圧を検出して出
    力するAGC電圧検出手段と、 前記受信機の復調部の出力から雑音成分を検出し、検波
    して雑音成分電圧を出力する雑音成分検出手段と、 前記AGC電圧検出手段および前記雑音成分検出手段の
    いずれか一方の出力を反転する反転手段と、 前記反転手段の出力と、前記AGC電圧検出手段および
    前記雑音成分検出手段のうちの他方の出力とを合成する
    合成手段と、 前記合成手段の出力を所定の基準電圧と比較し、その比
    較結果に応じて制御信号を出力する比較手段と、 前記比較手段からの制御信号によって前記受信機の音声
    出力回路の遮断を行うスイッチング手段と、 を有することを特徴とするスケルチ回路。
  3. 【請求項3】 前記合成手段は、同時に入力する両信号
    を加算する手段である請求項1または2記載のスケルチ
    回路。
JP33887591A 1991-12-20 1991-12-20 スケルチ回路 Pending JPH05175865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33887591A JPH05175865A (ja) 1991-12-20 1991-12-20 スケルチ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33887591A JPH05175865A (ja) 1991-12-20 1991-12-20 スケルチ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05175865A true JPH05175865A (ja) 1993-07-13

Family

ID=18322215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33887591A Pending JPH05175865A (ja) 1991-12-20 1991-12-20 スケルチ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05175865A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013026887A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Dx Antenna Co Ltd 単一チャンネル増幅器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55128931A (en) * 1979-03-28 1980-10-06 Toa Tokushu Denki Kk Squelch circuit
JPS59156113A (ja) * 1983-02-25 1984-09-05 古河電気工業株式会社 垂直布設用バスダクト

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55128931A (en) * 1979-03-28 1980-10-06 Toa Tokushu Denki Kk Squelch circuit
JPS59156113A (ja) * 1983-02-25 1984-09-05 古河電気工業株式会社 垂直布設用バスダクト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013026887A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Dx Antenna Co Ltd 単一チャンネル増幅器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7890075B2 (en) Mechanism for controlling amplifier gain in a radio receiver
JP2577490B2 (ja) Fmフロントエンド部のagc回路
KR0160687B1 (ko) 저잡음 증폭기를 갖는 영상신호 수신상치
KR100572294B1 (ko) Am 수신 회로
JPH05175865A (ja) スケルチ回路
JP3157282B2 (ja) 受信機
US20050143030A1 (en) Receiving apparatus
JPH0595391A (ja) 無線電話機の音声制御装置
JPH057784Y2 (ja)
US5303410A (en) Signal strength meter circuit for radio receiver
JPH053441A (ja) Fmラジオ受信方式
JPH06291688A (ja) 受信機
JPS6041331A (ja) ラジオ受信機
JPH0779171A (ja) 受信機
JPH0733471Y2 (ja) ダイバーシチ受信機
JPH06326623A (ja) ディジタル無線通信装置
JPH0151217B2 (ja)
JPH09116453A (ja) 車載用受信機
JPH06188773A (ja) 適応電流ドレインを有する無線受信機
JPS5842325A (ja) ラジオ受信機
JPH04354210A (ja) 通信装置の受信回路
GB2297463A (en) Improving reception in a mobile phone by controlling the bandwidth of a filter in the signal path in dependence on some signal parameter
JP2007306523A (ja) Agc回路及び受信装置等
JPH0856167A (ja) 受信機の利得制御装置
JP2002368631A (ja) Fm受信機

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970805