JPH05175816A - パルス変調形光電スイッチ - Google Patents

パルス変調形光電スイッチ

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JPH05175816A
JPH05175816A JP34374491A JP34374491A JPH05175816A JP H05175816 A JPH05175816 A JP H05175816A JP 34374491 A JP34374491 A JP 34374491A JP 34374491 A JP34374491 A JP 34374491A JP H05175816 A JPH05175816 A JP H05175816A
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JP
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circuit
light
output
light receiving
pulse
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JP34374491A
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Inventor
Yasuhiro Takahashi
康弘 高橋
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】近接して配置された光電スイッチからの光ある
いは周囲のノイズ光による誤動作あるいは検出信号のチ
ャタリングを防止する。 【構成】投光部4に接続された投光パワー切換回路24
と、受光部1の出力信号から設定されたしきい値以上の
信号成分を取り出す比較回路20に接続されたしきい値
切換回路25と、比較回路20を通して得られた受光パ
ルスAが第1の所定の個数連続してあったか否かにより
受光あるいは遮光状態を判定する第1の検波回路22
と、受光パルスが第1の所定の個数より少ない第2の所
定の個数連続してあったか否かにより、投光パワー切換
回路24としきい値切換回路25を切り換え、投光パワ
ーを増加ししきい値を高める、あるいはこれらを元に戻
す第2の検波回路23とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は投光部と受光部とを備
え、投光部から投光された光が対象物体によってその光
量に変化が与えられ、その光量変化を受光部で受光する
ことによりこの対象物体を検出する光電スイッチに関
し、特に投光部から投光される光がパルス変調されたパ
ルス変調形光電スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】光電スイッチは非接触で対象物体の検出
が可能で産業用をはじめ広く用いられているが、最近で
は照明などによるノイズ光の影響を除くため、投光部か
ら投光される光をパルス変調し受光部では受光した光の
うち投光部の投光期間中の光を検出するようにしたパル
ス変調形のものが一般的となっている。
【0003】図8はこのようなパルス変調形光電スイッ
チの従来例を示すブロック図である。このパルス変調形
光電スイッチは、発振回路5と、この発振回路5に接続
され、この発振周波数を分周して所定周期のタイミング
クロックを発生する分周回路6と、この分周回路6に接
続され、前記タイミングクロックによって投光する図示
しない投光素子を備えた投光部4と、この投光部4から
投光された光を受光する図示しない受光素子を備えた受
光部1と、この受光部1に必要に応じて接続され、この
出力信号を増幅するパルス増幅回路2と、このパルス増
幅回路2に接続され、この出力信号から設定されたしき
い値以上の正の信号成分を出力する比較回路20と、こ
の比較回路20と分周回路6とに接続され、前記タイミ
ングクロックにより投光部4の投光素子の投光期間中ゲ
ートが開き比較回路20からの出力信号を受光パルスA
として通過させるゲート回路21と、このゲート回路に
接続され、受光パルスAが所定の個数連続して有ったか
あるいは所定の時間継続してなかったかを検出し、所定
の個数連続して有ったときは受光状態と判定し、所定の
時間継続してなかったときは遮光状態と判定する検波回
路22と、この検波回路22に接続され、ここで判定さ
れた受光あるいは遮光状態から対象物体の検出信号を出
力する出力回路26とからなっている。
【0004】図9は検波回路22部の回路図を示す。こ
こで分周回路6は発振回路5に接続され、その発振周波
数を分周して、例えば8個で一周期をなすタイミングク
ロックT0 ,T1 ,・・・T7 を順次出力し、この分周
回路6のタイミングクロックT2 はゲート回路21に入
力される。検波回路22は、ゲート回路21に接続さ
れ、分周回路6のタイミングクロックT2 の発生タイミ
ングでゲート回路21を通過した「1」の論理レベルの
受光パルスAでセットされ、タイミングクロックT1
リセットされるフリップフロップ回路からなる第1の記
憶回路9と、この検波回路22の出力端子Q2 に接続さ
れ、受光状態と遮光状態を記憶して出力Q 2 を出力する
フリップフロップ回路からなる第2の記憶回路10と、
第1の記憶回路9の出力Q1 および第2の記憶回路10
の出力Q2 を受けそれらが一致したとき「1」の論理レ
ベルの一致出力Cを発生する一致検出回路11と、この
一致検出回路11の出力信号を反転して不一致出力Bを
生成する不一致検出回路12と、前記一致検出回路11
と分周回路6に接続されタイミングクロックT0 の発生
タイミングで一致出力Cを通過させる第2のカウンタ用
ゲート13bと、前記不一致検出回路12と分周回路6
に接続されタイミングクロックT0 の発生タイミングで
不一致出力Bを通過させる第1のカウンタ用ゲート13
aと、これら第1および第2のカウンタ用ゲート13a
および13bに接続され、一致出力Cでリセットされ、
不一致出力Bをカウントして、例えば連続して7個カウ
ントしたときカウントアップ出力Q0 を出力する不一致
カウンタ14と、この不一致カウンタ14のカウントア
ップ出力Q0 が出力されたときゲートが開いて第1の記
憶回路9の記憶内容を第2の記憶回路10に移す第1お
よび第2のデータ転送用ゲート15aおよび15bとか
らなっている。
【0005】この動作について、図10に示すタイミン
グチャートを参照して説明する。このパルス変調形光電
スイッチは分周回路6が逐次出力するタイミングクロッ
クT 0 ,T1 ,T2 に同期して動作する{図10
(1),(2),(3)}。投光部4はこのチャートに
は示していないがタイミングクロックT2 に同期してパ
ルス光を投光している。受光部1で受光された光はパル
ス増幅回路2で増幅され、比較回路20から設定された
しきい値以上の信号が出力され、この信号のうちタイミ
ングクロックT2 中のものがゲート回路21によって受
光パルスAとして取り出される。今、時刻t1 において
受光パルスAがゲート回路21から出力されたとする
{図10(4)}。第1の記憶回路9はこの受光パルス
AによってセットされタイミングクロックT1 によって
リセットされるので、受光パルスAが出力されるとその
出力Q1 はタイミングクロックT2 〜T7 ,T0 の期間
中「1」の論理レベルとなる。ここで不一致回数カウン
タ14および第2の記憶回路10はリセットされた初期
状態とする。今、タイミングクロックT2 で受光パルス
Aが出力されると第1の記憶回路9は次のタイミングク
ロックT1 の出力までこれを記憶保持し、第1および第
2のカウンタ用ゲート13aおよび13bはこの記憶保
持期間中に出力されるタイミングクロックT0 で開く。
このとき第1の記憶回路9の出力Q1 は「1」の論理レ
ベルであり、第2の記憶回路10の出力Q2 は「0」の
論理レベルであるので不一致出力Bが出力され、不一致
回数カウンタ14は1個カウントする。各タイミングク
ロックT2 ごとに連続して受光パルスAが出力されてい
ると不一致回数カウンタ14はカウント数を1個ずつ増
加させる。時刻t2 において連続して7個の受光パルス
Aが出力されると、この直後のタイミングクロックT0
で不一致回数カウンタ14はカウントアップ出力Q0
出力し、第1および第2のデータ転送用15aおよび1
5bのゲートを開いて第1の記憶回路9の出力を第2の
記憶回路10に移す。この結果、第2の記憶回路10の
出力Q2 は受光状態を示す「1」の論理レベルとなり、
さらに一致検出回路11は第1および第2の記憶回路9
および10の出力Q1 およびQ2 が一致していることを
示す「1」の論理レベルになるので不一致回数カウンタ
14はリセットされ、カウントアップ出力Q0 も消失す
る。前記のカウントアップ出力Q0 の出力、第2の記憶
回路10の反転および不一致回数カウンタ14のリセッ
トはタイミングクロックT0 の立ち上りの直後に全て行
われる。このようにして第2の記憶回路10の出力Q2
が受光状態を示す「1」の論理レベルに変化した後は受
光パルスAが出力されると、一致出力Cが出力されて不
一致回数カウンタ14がリセットされるので受光パルス
Aが一定期間(タイミングクロックT2 が7個発生する
期間)内に少なくとも1個出力されれば、不一致回数カ
ウンタ14はカウントアップ出力Q0 を出力せず、第2
のフリップフロップ回路10の出力Q2 は受光状態を示
す「1」の論理レベルを保つ{図10(6),
(7)}。時刻t3 において受光パルスAが消失し、受
光パルスAが、タイミングクロックT2 7個の時間継続
して出力されないと、第1の記憶回路9の「0」の論理
レベルと第2の記憶回路10の「1」の論理レベルとの
不一致を、不一致回数カウンタ14がカウンタ用ゲート
13のゲートが開くタイミングクロックT0 で7個カウ
ントして時刻t4 でカウントアップ出力Q0 を出力する
ので、第2の記憶回路10は再び反転してその出力Q2
は遮光状態を示す「0」の論理レベルに変化する{図1
0(5)〜(9)}。出力回路26は検波回路22の記
憶回路10の受光あるいは遮光状態を示す出力Q2 を受
けて、対象物体の検出信号を出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のパルス変調形光
電スイッチにおいては、これら同一の光電スイッチを複
数個近接して配置した場合、投光部から投光される光の
パルス変調周波数は同一あるいは近似しているため互に
干渉を生じ誤動作することがある。また、この光電スイ
ッチはパルス変調により照明などのノイズ光を除くよう
になっているが、このノイズ光の光強度が強く検出レベ
ルに近いときは検出信号がオン・オフを繰り返す検出信
号のチャタリングを生じることがある。
【0007】本発明の目的は、近接して配置された光電
スイッチからの光あるいは周囲のノイズ光による誤動作
あるいは検出信号のチャタリングを防止したパルス変調
形光電スイッチを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに本発明は投光部と受光部とを備え、投光部から投光
されたパルス光が対象物体によってその光量に変化が与
えられ、その光量変化を受光部で受光することによりこ
の対象物体を検出するパルス変調形光電スイッチにおい
て、発振回路と、この発振回路に接続され、この発振周
波数を分周して所定周期のタイミングクロックを発生す
る分周回路と、この分周回路に接続され、前記タイミン
グクロックによって投光する投光素子を備えた投光部
と、この投光部から投光された光を受光する受光素子を
備えた受光部と、この受光部に接続され、この出力信号
から別途設定されたしきい値以上の正の信号成分を取り
出す比較回路と、この比較回路と前記分周回路とに接続
され、前記タイミングクロックにより前記投光素子の投
光期間中ゲートが開き前記比較回路からの信号を受光パ
ルスとして通過させるゲート回路と、このゲート回路と
前記分周回路とに接続され、ゲート回路を通過した受光
パルスが第1の所定の個数連続して有ったかあるいは第
1の所定の時間継続してなかったかを検出し、所定の個
数連続して有ったときは受光状態と判定し所定の時間継
続してなかったときは遮光状態と判定する第1の検波回
路と、この第1の検波回路に接続され、この第1の検波
回路で判定された受光あるいは遮光状態から対象物体の
検出信号を出力する出力回路と、前記ゲート回路と前記
分周回路とに接続され、前記ゲート回路を通過した前記
受光パルスが前記第1の所定の個数より少ない第2の所
定の個数連続して有ったかあるいは前記第1の所定の時
間より短かい第2の所定時間継続してなかったかを検出
する第2の検波回路と、この第2の検波回路と前記投光
部間およびこの第2の検波回路と前記比較回路間にそれ
ぞれ接続され、前記受光パルスが第2の所定個数連続し
て有ったときそれぞれ前記投光部の投光素子の投光パワ
ーを増加し前記比較回路のしきい値を高め、前記受光パ
ルスが第2の所定時間継続してなかったとき前記投光部
の投光素子の投光パワーを元に戻し前記比較回路のしき
い値を元に戻す投光パワー切換回路およびしきい値切換
回路とからなるようにする。
【0009】
【作用】本発明のパルス変調形光電スイッチにおいて
は、受光パルスが第1の所定の個数連続してあったか否
かにより受光状態か否かを判定する第1の検波回路の他
に、受光パルスが第1の所定個数より少ない第2の所定
の個数連続してあったか否かにより、投光部に接続され
た投光パワー切換回路と比較回路に接続されたしきい値
切換回路を切り換え投光パワーを増加ししきい値を高め
る、あるいはこれらを元に戻す第2の検波回路を設けた
ので、対象物体の検出時、受光パルスが第2の所定個数
連続してあったとき投光パワーとしきい値を高め、この
しきい値を高めた状態でも受光パルスが受光され第1の
所定個数連続してあったとき初めて受光状態と判定する
ようにしたので、安定して検出できる場合のみを検出す
るようになり、例えば近接して配置された他の光電スイ
ッチあるいは周囲のノイズ光による誤動作あるいは検出
信号のチャタリングを防ぐことができる。なお、投光部
の投光パワーの増加比率と比較回路のしきい値の増加比
率を合せるようにしてあるので、検出動作には全く影響
はない。
【0010】
【実施例】図1は本発明のパルス変調形光電スイッチの
一実施例を示すブロック図である。図1に示す本発明の
パルス変調形光電スイッチが図8に示す従来のパルス変
調形光電スイッチと異なるところは、図8における検波
回路22と同様な検波回路22(以下第1の検波回路と
称する)の外に、これと並列に第2の検波回路23が設
けられ、この第2の検波回路23と投光部4間に投光パ
ワー切換回路24が、この第2の検波回路23と比較回
路20間にしきい値切換回路25がそれぞれ設けられた
点にある。
【0011】図2は第1の検波回路22部の回路図を示
し、この回路は図9に示される検波回路と同様である
が、図2では不一致回数カウンタ14は、不一致出力B
を連続して、例えば5個カウントしたときカウントアッ
プ出力Q0 を出力するように設定される。図3は第2の
検波回路23部の回路図を示し、この回路も図9に示さ
れる検波回路と同様であるが、図3では不一致回数カウ
ンタ14は、不一致出力Bを連続して、前記5個より少
ない、例えば3個カウントしたときカウントアップ出力
0 を出力するように設定される。図4は投光部4およ
び投光パワー切換回路24の回路図を示し、投光部4は
電源端子Vcと接地間にそれぞれ直列に接続された抵抗
4dとコンデンサ4eとからなる平滑回路と、このコン
デンサ4eの両端子間にそれぞれ直列に接続された投光
素子4a,トランジスタ4bおよび抵抗4cと、端子a
と接地間にそれぞれ直列に接続された抵抗4fおよび4
gとからなり、これら抵抗4fおよび4gの接続点がト
ランジスタ4bのベースに接続された分圧回路とからな
り、投光パワー切換回路24は投光部4の抵抗4fの両
端子間にそれぞれ直列に接続された抵抗24aおよび切
換回路24bとからなり、この切換回路は入力端子bに
入力される信号によってオン,オフする。図5は比較回
路20およびしきい値切換回路25の回路図を示し、比
較回路20は電源Vcと接地間にそれぞれ直列に接続さ
れたトランジスタ20aのコレクタ・エミッタおよび抵
抗20dと、トランジスタ20aのコレクタ・エミッタ
に抵抗20cを介し並列に接続されたトランジスタ20
bのコレクタ・エミッタと、電源Vcと接地間にそれぞ
れ直列に接続された抵抗20eおよび抵抗20fとから
なり、これら抵抗20eおよび抵抗20fの接続点がト
ランジスタ20bのベースに接続された分圧回路とから
なり、トランジスタ20aのベースは入力端子cに接続
されトランジスタ20bのコレクタは出力端子dに接続
されている。しきい値切換回路25は比較回路20の抵
抗20eの両端子間にそれぞれ直列に接続された抵抗2
5aおよび切換回路25bとからなり、この切換回路は
入力端子eに入力される信号によってオン,オフする。
なお、図4および図5における各端子a,b,c,d,
eは図1に示す各端子a,b,c,d,eと対応してい
る。
【0012】このパルス変調形光電スイッチの動作につ
いて、図6に示すタイミングチャートを参照して説明す
る。図6はノイズ光がない場合の動作を示す。このパル
ス変調形の動作は図8に示す従来のパルス変調形光電ス
イッチとその検出動作そのものはほぼ同様であるので異
なるところを主体に説明する。図6(1)は分周回路6
からのタイミングクロックT2 を示し、投光部4はこの
タイミングクロックT2 に同期してパルス光L1 を投光
している{図6(1),(2)}。今、時刻t1 で投光
パルス光L1 が受光部1で受光パルス光L2 として受光
され、パルス増幅回路2で増幅された出力信号のうち比
較回路20に設定されたしきい値以上の大きさでタイミ
ングクロックT2 中のものが受光パルスAとしてゲート
回路21から出力されたとする{図6(3),
(4)}。この受光パルスAは第2の検波回路23に入
力されてその内部回路で不一致出力Bが出力される。こ
の不一致出力Bは同じ内部回路の不一致回数カウンタ1
4でカウントされ、時刻t2 で3個カウントするとカウ
ントアップ出力Q0 を出力する。このカウントアップ出
力Q0 によって第2の検波回路23の出力Q2 が出力さ
れ、投光パワー切換回路24およびしきい値切換回路2
5のそれぞれの切換回路24bおよび25bがオンし、
投光部4の投光素子の投光パワーは増加し、比較回路2
0のしきい値が高められる{図6(2),(3)}。受
光パルスAは同時に第1の検波回路22に入力されてそ
の内部回路で不一致出力Bが出力される。この不一致出
力Bは同じ内部回路の不一致回数カウンタ14でカウン
トされ、時刻t 3 で5個カウントするとカウントアップ
出力Q0 を出力する。ここで、5個連続してカウントし
たことにより受光状態と判定する。このカウントアップ
出力Q0 によって第1の検波回路23の出力Q2 が出力
され、この出力Q2 を受けて出力回路26から検出信号
が出力される{図6(7),(8)}。次に時刻t4
おいて受光パルスAが消失し第2の検波回路23はタイ
ミングクロック3個の時間継続してカウントしないと時
刻t5 でカウントアップ出力Q0 を出力する。このカウ
ントアップ出力Q0 によって第2の検波回路23の出力
2 が消失し投光パワー切換回路24およびしきい値切
換回路25のそれぞれの切換回路24bおよび25bが
オフし、投光部4の投光素子の投光パワーおよび比較回
路20のしきい値は元に戻る。一方、時刻t4 において
受光パルスAが消失し第1の検波回路22はタイミング
クロック5個の時間継続してカウントしないと時刻t6
でカウントアップ出力Q0 を出力する。ここでタイミン
グクロック5個の時間継続してカウントしなかったこと
により遮光状態と判定する。このカウントアップ出力Q
0 によって第1の検波回路22の出力Q2 が消失し、出
力回路26から検出信号が消失する。
【0013】図7はこのパルス変調形光電スイッチの誤
動作防止動作を示すタイミングチャートである。図7に
おいて、図6と同様投光部4はタイミングクロックT2
に同期してパルス光L1 を投光し{図7(1),
(2)}、時刻t1 で投光パルス光L1 が受光部1で受
光パルス光L2 として受光され受光パルスAが出力され
たとする{図7(3),(4)}。ここで第2の検波回
路23は時刻t2 で受光パルスAを3個カウントして出
力Q2 を出力して投光パワーを増加ししきい値を高め
る。図7では受光部1で受光される光L2 が弱くしきい
値を高めることで受光パルスAは時刻t2 で消失した場
合を示している。受光パルスAの消失により第1の検波
回路22の不一致出力Bは3個で消失し、出力Q2 は出
力されない{図7(4),(7),(8)}。従って、
第2の検波回路はタイミングクロック3個の時間継続し
てカウントせず時刻t5 で出力Q2 が消失し投光パワー
およびしきい値は元に戻る。この動作は必要に応じて繰
り返される。このようにして、受光光線が弱く受光状態
が不安定のときは対象物体の検出動作は行われない。そ
してしきい値を高めても検出できる安定なときのみ検出
動作を行うようになる。更に、時刻t4 において、例え
ば幾つかのピークを有するノイズ光L3 が受光されたと
すると、このノイズ光L3 のピークがしきい値を越える
とそのピークに対応した幾つかの受光パルスAが出力さ
れる{図7(3),(4)}。第2の検波回路は、この
受光パルスAとタイミングクロックT2 とのAND条件
で3個カウント後出力Q2 を出力し、投光パワーを増加
ししきい値を高める。しきい値を高めることによりノイ
ズ光L3 のピークがしきい値以下に下がると受光パルス
Aは出力されず、前述と同様第1の検波回路22はカウ
ントを行わず出力Q2 は出力されない{図7(3),
(7),(8)}。しきい値をノイズ光のピークに対し
適切に定めることでノイズ光による誤動作を防止するこ
とができる。このようにして、例えば近接して配置され
た光電スイッチからの光あるいは周囲のノイズ光特に光
強度の強いノイズ光による誤動作あるいは検出信号のチ
ャタリングを効果的に防止することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明のパルス変調形光電スイッチにお
いては、受光パルスが第1の所定の個数連続してあった
か否かにより受光状態か否かを判定する第1の検波回路
の他に、受光パルスが第1の所定個数より少ない第2の
所定の個数連続してあったか否かにより、投光部に接続
した投光パワー切換回路と比較回路に接続されたしきい
値切換回路を切り換え投光パワーを増加ししきい値を高
める、あるいはこれらを元に戻す第2の検波回路を設け
たので、対象物体の検出時、受光パルスが第2の所定個
数連続してあったとき投光パワーとしきい値を高め、こ
のしきい値を高めた状態でも受光パルスが受光され第1
の所定個数連続してあったとき初めて受光状態と判定す
るようにしたので、例えば近接して配置された光電スイ
ッチからの光、あるいは周囲のノイズ光特に光強度の強
いノイズによる誤動作あるいは検出信号のチャタリング
が効果的に防止できる。光電スイッチは非接触で信頼性
の高いスイッチであるが、ノイズ光による誤動作が問題
とされておりいろいろな方式が提案されているが充分な
ものは少なく、本発明のパルス変調形光電スイッチの効
果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパルス変調形光電スイッチの一実施例
を示すブロック図
【図2】図1の第1の検波回路部の回路図
【図3】図1の第2の検波回路部の回路図
【図4】図1の投光部および投光パワー切換回路の回路
【図5】図1の比較回路およびしきい値切換回路の回路
【図6】図1に示す本発明のパルス変調形光電スイッチ
の動作を説明するタイミングチャート
【図7】図1に示す本発明のパルス変調形光電スイッチ
の動作を更に説明するタイミングチャート
【図8】従来のパルス変調形光電スイッチの一例を示す
ブロック図
【図9】図8の検出回路部の回路図
【図10】図8に示す従来のパルス変調形光電スイッチ
の動作を説明するタイミングチャート
【符号の説明】
1 受光部 2 パルス増幅回路 4 投光部 5 発振回路 6 分周回路 20 比較回路 21 ゲート回路 22 第1の検波回路 23 第2の検波回路 24 投光パワー切換回路 25 しきい値切換回路 26 出力回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投光部と受光部とを備え、投光部から投光
    されたパルス光が対象物体によってその光量に変化が与
    えられ、その光量変化を受光部で受光することによりこ
    の対象物体を検出するパルス変調形光電スイッチにおい
    て、発振回路と、この発振回路に接続され、この発振周
    波数を分周して所定周期のタイミングクロックを発生す
    る分周回路と、この分周回路に接続され、前記タイミン
    グクロックによって投光する投光素子を備えた投光部
    と、この投光部から投光された光を受光する受光素子を
    備えた受光部と、この受光部に接続され、この出力信号
    から別途設定されたしきい値以上の正の信号成分を取り
    出す比較回路と、この比較回路と前記分周回路とに接続
    され、前記タイミングクロックにより前記投光素子の投
    光期間中ゲートが開き前記比較回路からの信号を受光パ
    ルスとして通過させるゲート回路と、このゲート回路と
    前記分周回路とに接続され、ゲート回路を通過した受光
    パルスが第1の所定の個数連続して有ったかあるいは第
    1の所定の時間継続してなかったかを検出し、所定の個
    数連続して有ったときは受光状態と判定し所定の時間継
    続してなかったときは遮光状態と判定する第1の検波回
    路と、この第1の検波回路に接続され、この第1の検波
    回路で判定された受光あるいは遮光状態から対象物体の
    検出信号を出力する出力回路と、前記ゲート回路と前記
    分周回路とに接続され、前記ゲート回路を通過した前記
    受光パルスが前記第1の所定の個数より少ない第2の所
    定の個数連続して有ったかあるいは前記第1の所定の時
    間より短かい第2の所定時間継続してなかったかを検出
    する第2の検波回路と、この第2の検波回路と前記投光
    部間およびこの第2の検波回路と前記比較回路間にそれ
    ぞれ接続され、前記受光パルスが第2の所定個数連続し
    て有ったときそれぞれ前記投光部の投光素子の投光パワ
    ーを増加し前記比較回路のしきい値を高め、前記受光パ
    ルスが第2の所定時間継続してなかったとき前記投光部
    の投光素子の投光パワーを元に戻し前記比較回路のしき
    い値を元に戻す投光パワー切換回路およびしきい値切換
    回路とからなることを特徴とするパルス変調形光電スイ
    ッチ。
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