JPH05175789A - ラジオ受信機 - Google Patents

ラジオ受信機

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JPH05175789A
JPH05175789A JP35623691A JP35623691A JPH05175789A JP H05175789 A JPH05175789 A JP H05175789A JP 35623691 A JP35623691 A JP 35623691A JP 35623691 A JP35623691 A JP 35623691A JP H05175789 A JPH05175789 A JP H05175789A
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frequency
page
key
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memory
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JP35623691A
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Tadashi Sakai
正 坂井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャビネットにユーザの使用しないコネクタ
を設けずに、メモリに対して周波数テーブルのアクセス
を可能にする。 【構成】 シンセサイザ方式のラジオ受信機において、
不揮発性のメモリ34と、複数の選局キーKS1〜KS5
と、外部オーディオコネクタ19とを設ける。第1の動
作状態においては、外部記憶装置から外部オーディオコ
ネクタ19を通じてメモリ34に、選局を行うための周
波数データを有する周波数テーブルを書き込む。第2の
動作状態においては、メモリ34から外部オーディオコ
ネクタ19を通じて外部記憶装置に、周波数テーブルを
退避する。第3の動作状態においては、複数の選局キー
KS1〜KS5のうちの1つの選局キーを操作したとき、周
波数テーブルから、操作された選局キーに割り当てられ
ている周波数データを取り出し、この取り出した周波数
データにしたがって受信周波数f12を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シンセサイザ方式の
ラジオ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】シンセサイザ方式のラジオ受信機には、
一般に受信周波数のプリセット機能があり、例えば、 1.周波数「9760kHz」をマニュアル操作により選局す
る。
【0003】2.「登録キー」を押しながら、テンキーの
うちの「1」キーを押す。
【0004】という操作を行えば、以後、「1」キーを
押すだけで、周波数9760kHzが選局される。
【0005】したがって、このプリセット機能を使用す
れば、選局時、希望する放送局をワンタッチで簡単に選
局することができる。
【0006】ところで、短波放送は、季節や時刻によっ
て受信状態が変化するので、VOAやBBCなど著名な
放送局は、同一のプログラムを複数の異なる周波数で放
送している。あるいは、季節や時刻によって送信周波数
を変更して放送を行っている。
【0007】したがって、そのような短波放送を受信す
る場合には、季節や時刻などによる受信状態に応じて受
信周波数を変更する必要がある。
【0008】また、中波帯の放送でも、電波条件の悪い
地域では、一部の放送局が、サテライト局により同一の
番組を異なる周波数で放送して受信条件を改善するよう
にしている。
【0009】さらに、中波放送は、そのサービスエリア
があまり広くないので、ラジオ受信機を例えば東京から
大阪に持っていった場合には、受信できる放送局の周波
数がまるで違ってしまう。
【0010】このように、ラジオ放送には、多くの周波
数が使用されている。しかし、多くの放送について、そ
の周波数のすべてを上述のようにプリセットしておくに
は、多くのキーを設けることになり、これでは、受信機
の操作面がキーだらけになってしまう。
【0011】また、どのキーにどの周波数をプリセット
してあるかを記憶しておかなければならず、プリセット
の効果が半減してしまう。
【0012】そこで、メモリに例えば図2に示すような
周波数テーブルFTBLを用意しておき、この周波数テーブ
ルFTBLを参照して目的とする周波数を選局する方法が考
えられている。
【0013】すなわち、この周波数テーブルFTBLは、全
体が25のページP01〜P25に分割されるとともに、その
ページP01〜P25のそれぞれが5局分のアドレスA1 〜
A5に分割されている。そして、各ページP01〜P25の
アドレスA1 〜A5には、各周波数の放送を受信するた
めの周波数データがそれぞれ登録されている。
【0014】図2の例においては、その周波数データと
して、局部発振信号を形成するPLLの分周比Nが、そ
れぞれ登録されている場合であり、第1ページに5局分
の分周比N〜N、第2ページに3局分の分周比N〜N、
第3ページに2局分の分周比N〜N、・・・がそれぞれ
登録されている。なお、N=0は未登録を示す。また、
図2において、カッコ内は、周波数テーブルFTBLには含
まれないが、分周比Nに対応する受信周波数を、参考の
ために示している。
【0015】したがって、この周波数テーブルFTBLに対
し、ページPiとアドレスAjとを指定すれば(i=01
〜25のいずれか。j=1〜5のいずれか)、その指定さ
れたページPiのアドレスAjから、そこに登録されて
いる分周比Nを読み出すことができる。
【0016】そこで、ページアップキーKUP、ページダ
ウンキーKDW及び選局キーKS1〜KS5を設ける。そし
て、ページキーKUPあるいはKDWを押すと、その押すご
とに、周波数テーブルFTBLが1ページずつ正順あるいは
逆順に選択され、選局キーKSjを押すと、その選択され
ているページPiのうち、押された選局キーKSjに対応
するアドレスAjから、そのアドレスAjに登録されて
いる分周比Nが取り出され、この取り出された分周比N
が、PLLに供給されて局部発振周波数が設定され、そ
の分周比Nに対応した周波数が選局される。
【0017】そして、このようにすれば、選局に必要な
キーは、ページキーKUP、KDW及び選局キーKS1〜KS5
の7個でよく、したがって、受信機の操作面がキーだら
けになることがない。
【0018】また、選択されたページPiごとに、その
ページPiに登録されている周波数を表示することもで
きるので、どの選局キーにどの周波数をプリセットして
あるかを記憶しておく必要がない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、周波数テー
ブルFTBLを受信機に用意する場合、その周波数テーブル
FTBLをROMにより用意したときには、ユーザが好みの
放送局の周波数を登録しようとしても、あるいは受信し
ない周波数を削除しようとしても、これができない。ま
た、放送局が周波数を変更した場合、これに対処するこ
ともできない。
【0020】したがって、受信機に、電気的に消去及び
書き込みのできるROM(いわゆるEEPROM)、あるいは
電池によりバックアップしたRAM、すなわち、不揮発
性のメモリを設け、そのメモリに周波数テーブルFTBLを
用意することになる。すなわち、不揮発性のメモリに周
波数テーブルFTBLを用意すれば、その周波数データをユ
ーザが自由に変更することができ、結果として、ユーザ
にとって使いやすい受信機となる。
【0021】しかし、周波数テーブルFTBLを不揮発性の
メモリに用意する場合には、受信機の製造時、メーカが
受信機の1台ごとに、不揮発性のメモリに周波数テーブ
ルFTBLを書き込む必要がある。
【0022】また、受信機の調整や修理を行う場合、例
えば受信周波数のトラッキング調整を行う場合、周波数
テーブルFTBLの内容を変更しなければならないことがあ
り、そのようなときには、不揮発性のメモリの周波数テ
ーブルFTBLをいったん外部の記憶装置に退避し、調整あ
るいは修理の終了後、その退避しておいた周波数テーブ
ルFTBLを、不揮発性のメモリに復帰させる必要がある。
【0023】そして、このように外部から不揮発性のメ
モリに周波数テーブルFTBLをアクセスするためには、受
信機に入出力コネクタを設ける必要があるが、そのよう
な入出力コネクタを設けると、受信機のキャビネットに
ユーザの使用しないコネクタが現れることになり、デザ
イン上、好ましくないとともに、ユーザによけいな好奇
心を与えてトラブルの原因になりかねない。
【0024】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、ユーザ用の外部オーディオコネクタを、周波数
テーブルFTBLの書き込みや読み出しにも使用できるよう
にしたものである。
【0026】すなわち、各部の参照符号を後述の実施例
に対応させると、シンセサイザ方式のラジオ受信機にお
いて、不揮発性のメモリ34と、複数の選局キーKSj
と、外部オーディオコネクタ19とを設ける。そして、
第1の動作状態においては、外部記憶装置から外部オー
ディオコネクタ19を通じてメモリ34に、選局を行う
ための周波数データを有する周波数テーブルFTBLを書き
込み、第2の動作状態においては、メモリ34から外部
オーディオコネクタ19を通じて外部記憶装置に、周波
数テーブルFTBLを退避し、第3の動作状態においては、
複数の選局キーKSjのうちの1つの選局キーを操作した
とき、周波数テーブルFTBLから、操作された選局キーに
割り当てられている周波数データを取り出し、この取り
出した周波数データにしたがって受信周波数f12を設定
するようにしたものである。
【0027】
【作用】放送を受信したときのオーディオ信号を外部に
出力するオーディオコネクタ19を通じて周波数テーブ
ルFTBLが、メモリ34と、外部記憶装置との間でアクセ
スされる。したがって、ユーザの使用しないコネクタ
が、受信機のキャビネットに現れることがない。
【0028】
【実施例】図1において、11〜18はシンセサイザ方
式の受信回路を示し、11はアンテナ、12は電子同調
式のアンテナ同調回路である。そして、同調回路12に
より目的とする周波数f12のAM放送波信号S12が取り
出され、この信号S12が、高周波アンプ13を通じてミ
キサ回路14に供給されるとともに、VCO21から周
波数f21が、 f21=f12+455 [kHz] ‥‥‥ (i) の発振信号S21が取り出され、この信号S21がミキサ回
路14に局部発振信号として供給されて信号S12は中間
周波信号S14(中間周波数は455 kHz)に周波数変換さ
れる。
【0029】そして、この中間周波信号S14が、中間周
波アンプ15を通じてAM検波回路16に供給されてオ
ーディオ信号が復調され、この信号が、音量調整用の可
変抵抗器VR及び低周波アンプ17を通じてスピーカ18
に供給される。
【0030】また、このとき、検波回路16からのオー
ディオ信号が、抵抗器R11を通じて外部録音ジャック
(ラインアウトジャック)19に出力される。
【0031】そして、この場合、VCO21は、回路2
2〜25とともにPLL20を構成している。すなわ
ち、VCO21からの信号S21が、可変分周回路22に
供給されて1/Nの周波数に分周され、その分周信号が
位相比較回路23に供給されるとともに、発振回路24
から基準となる周波数、例えば周波数1kHzの発振信号
が取り出され、この信号が比較回路23に供給され、そ
の比較出力がローパスフィルタ25を通じてVCO21
にその制御電圧として供給される。またフィルタ25の
出力電圧が、同調回路12に選局電圧として供給され
る。
【0032】したがって、定常状態においては、分周回
路22からの分周信号と、発振回路24からの発振信号
とは周波数が等しいので、このときの発振信号S21の周
波数f21は、 f21=N×1[kHz] ‥‥‥ (ii) となる。また、このとき、(i) 式が成立している。
【0033】したがって、 f12=f21−455 =N×1−455 [kHz] となるので、分周比Nを、例えば986 〜30454 の間にお
いて「1」ずつ変化させれば、受信周波数f12は、531
kHz〜29999 kHzの間を1kHzの間隔で、かつ、分周比
Nに対応して変化することになる。
【0034】そして、この分周比Nは、システムコント
ロール用のマイクロコンピュータ30により分周回路2
2にセットされる。
【0035】すなわち、マイコン30において、31は
そのCPU、32は各種のプログラムが書き込まれてい
るROM、33はワークエリア用のRAM、34は周波
数テーブル用のメモリを示し、これらメモリ32〜34
はCPU31に接続されている。
【0036】そして、図示はしないが、CPU31は、
電源がオフのときにも、その動作電圧が供給されている
とともに、電源がオフのときには、パワーダウンモード
(スリープモード)に入り、このパワーダウンモードで
待機するものである。
【0037】また、メモリ34は、電気的に消去及び書
き込みのできるROMとされている。そして、このメモ
リ34には、後述する方法により、例えば図2に示す周
波数テーブルFTBLが書き込まれる。なお、このテーブル
FTBLの構成及び内容は、上述のとおりであり、25ページ
×5局分のアドレスを有し、そのアドレスに受信周波数
f12を選局するための周波数データとして、分周比Nが
登録される。
【0038】さらに、35、36は出力ポート、37は
入力ポート、38はキーインターフェイス回路、39は
ディスプレイコントローラを示し、これらもCPU31
に接続されている。
【0039】そして、ポート35が分周回路22に接続
される。また、ポート36が、ローパスフィルタを構成
する抵抗器R14及びコンデンサC11を通じ、さらに、バ
ッファ用の抵抗器R15を通じてジャック19に接続され
るとともに、このジャック19と接地との間に、抵抗器
R12が接続される。また、ジャック19が、バッファ用
の抵抗器R13及びリミッタアンプ51を通じてポート3
7に接続される。
【0040】なお、一例として、 R11=4.7 kΩ、R12=100 kΩ、R13=2.2 kΩ R14=100 kΩ、R15=100 kΩ、C11=1000pF である。
【0041】さらに、キーインターフェイス回路38に
は、ページキーKUP、KDW、登録キーKRG、削除キーK
DL、選局キーKS1〜KS5、テンキーKTEが接続され、C
PU31に割り込み用のスイッチSIRが接続される。な
お、これらキーKUP〜KTE及びスイッチSIRは、いずれ
もノンロックタイプのプッシュスイッチにより構成され
る。
【0042】そして、上述のように、ページキーKUP、
KDWは周波数テーブルFTBLのページP01〜P25を選択
し、選局キーKS1〜KS5は、その選択したページPiに
おいて選局を行うためのものであり、選局キーKS1〜K
S5は、図2にも示すように、周波数テーブルFTBLのアド
レスA1 〜A5 に対応している。
【0043】また、登録キーKRGは、周波数テーブルFT
BLに分周比N(周波数データ)の登録を行うためのキー
であり、削除キーKDLは、周波数テーブルFTBLから分周
比Nを削除するためのキーであり、テンキーKTEは、受
信周波数f12を数値で入力するためのキーである。
【0044】さらに、スイッチSIRは、メモリ34に周
波数テーブルFTBLをアクセスするときに使用するスイッ
チである。このため、このスイッチSIRは、ユーザが操
作しないような場所で、かつ、受信機の製造時や修理時
などに、担当者が容易に操作できる場所、例えば電池ボ
ックス内部に設けられた透孔を通じてボールペンのペン
先などにより押すことのできる位置に、設けられる。
【0045】また、ディスプレイコントローラ39に
は、表示手段としてLCD40が接続される。
【0046】図3は、そのLCD40の表示面の一例を
示し、これは、全体が横長の長方形に形成され、その上
部の広い表示エリア49と、下部に横方向に配列された
5つの表示エリア41〜45とに分割される。そして、
エリア41〜45には、周波数テーブルFTBLの25ページ
のうち、ページキーKUP、KDWにより選択されたページ
PiのアドレスA1 〜A5 に登録されている放送局の周
波数がそれぞれデジタル表示され、エリア49には、現
在受信中の周波数f12がデジタル表示されるものであ
る。
【0047】図3は、周波数テーブルFTBLの第2ページ
P02が選択されているとともに、そのアドレスA3 の周
波数21460 kHzが選局されている場合である。
【0048】さらに、図3にも示すように、エリア41
〜45の下に、選局キーKS1〜KS5がそれぞれ配置され
る。
【0049】そして、周波数テーブルFTBLの退避、選局
などの処理は、CPU31が、ROM32のプログラム
を実行することにより、次のように実現される。
【0050】《周波数テーブルFTBLの退避》この場合に
は、録音ジャック19に、例えばカセットテープレコー
ダのマイクロフォン入力端子を接続しておく。また、受
信機の電源はオフにしておく。
【0051】そして、そのような状態で、まず、スイッ
チSIRを一時的にオンにする。すると、スイッチSIRの
出力によりCPU31に割り込みがかかり、CPU31
はパワーダウンモードからノーマルモードに立ち上がる
とともに、その割り込み処理によりテンキーKTEのキー
入力待ちとなる。
【0052】そこで、次に、テンキーKTEのうちの、例
えば「1」キーを押す。すると、以後、メモリ34の周
波数テーブルFTBLの各分周比Nが、例えば、ページ順
に、各ページにおいてはアドレス順に読み出され、この
読み出された分周比Nが、そのビットが“0”のとき80
0Hz となり、“1”のとき1200Hzとなる2値信号SFTに
変換され、この信号SFTがポート36に出力される。そ
して、この信号SFTは、その不要な高域成分が、抵抗器
14及びコンデンサC11により除去されてから抵抗器R15
を通じてジャック19に出力される。
【0053】したがって、ジャック19に、カセットテ
ープレコーダを接続しておけば、周波数テーブルFTBL
を、信号SFTの状態でカセットテープに記録(退避)す
ることができる。
【0054】なお、このとき、抵抗器R14、R15の値
が、抵抗器R11、R13に比べて、かなり大きく、したが
って、ポート36から出力された信号SFTが、ジャック
19に出力されるときには、大きな減衰を受けるが、信
号SFTがポート36から出力されるときのレベルは例え
ば3Vp-p であり、ジャック19に接続されるテープレ
コーダのマイクロフォン入力端子の入力感度は数mV以
上なので、十分に記録することができる。
【0055】また、このとき、電源はオフの状態にある
ので、検波回路16から出力は得られず、ジャック19
には周波数テーブルFTBLの信号SFTだけが出力されてい
る。
【0056】こうして、電源がオフの状態で、まず、ス
イッチSIRを一時的にオンにし、その後、テンキーKTE
のうちの「1」キーを押すと、メモリ34の周波数テー
ブルFTBLを、カセットテープなどに退避(記録)するこ
とができる。
【0057】《周波数テーブルFTBLの書き込み》この場
合には、記録ジャック19に、例えばカセットテープレ
コーダのイヤホン出力端子を接続しておくとともに、そ
のテープレコーダには、周波数テーブルFTBLの記録(退
避)されているカセットテープをセットしておく。ま
た、受信機の電源はオフにしておく。
【0058】そして、そのような状態で、まず、スイッ
チSIRを一時的にオンにする。すると、スイッチSIRの
出力によりCPU31に割り込みがかかり、CPU31
はパワーダウンモードからノーマルモードに立ち上がる
とともに、その割り込み処理によりテンキーKTEのキー
入力待ちとなる。
【0059】そこで、次に、テンキーKTEのうちの、例
えば「2」キーを押す。すると、以後、マイコン30
は、ジャック19からの入力待ちとなる。
【0060】したがって、テープレコーダを再生モード
にして、カセットテープから周波数テーブルFTBLの分周
比Nの信号SFTを再生すると、その再生信号SFTが、ジ
ャック19から抵抗器R13及びアンプ51を通じてポー
ト37に供給される。そして、このポート37に供給さ
れた信号SFTは、CPU31の処理にしたがって、ポー
ト37を通じてマイコン30に取り込まれるとともに、
もとの分周比Nを示すデータに逆変換されてメモリ34
に順に書き込まれていく。
【0061】したがって、カセットテープに退避してお
いた周波数テーブルFTBLの分周比Nが、メモリ34に復
帰される。
【0062】なお、このとき、電源はオフの状態にある
ので、検波回路16から出力は得られず、ジャック19
に供給された周波数テーブルFTBLの信号SFTだけが、抵
抗器R13及びアンプ51を通じてポート37に取り込ま
れる。
【0063】こうして、電源がオフの状態で、まず、ス
イッチSIRを一時的にオンにし、その後、テンキーKTE
のうちの「2」キーを押すと、カセットテープに退避し
ておいた周波数テーブルFTBLを、メモリ34に復帰させ
ることができる。
【0064】あるいは、トラッキング調整や感度チェッ
クなどに使用する受信周波数f12のデータを、周波数テ
ーブルFTBLとしてカセットテープに用意しておき、その
周波数テーブルFTBLを、この《周波数テーブルFTBLの書
き込み》によりメモリ34に書き込めば、トラッキング
調整や感度チェックなどを、必要な受信周波数において
すばやく実行できる。
【0065】《ページ送り》このページ送りは、ページ
アップキーKUPあるいはページダウンキーKDWを押すこ
とにより実現される。
【0066】すなわち、CPU31がキー入力待ちのと
き、ページアップキーKUPを押すと、周波数テーブルFT
BLのページを指定するページポインタPGPTが「1」だけ
インクリメントされる。なお、このとき、ポインタPGPT
が最大値「25」よりも大きくなったときには、PGPT=1
とされる。
【0067】続いて、周波数テーブルFTBLのうち、ペー
ジポインタPGPTの示すページPiに登録されているすべ
ての分周比Nが、受信周波数を示す表示データに変換さ
れてコントローラ37に供給される。したがって、コン
トローラ37により、LCD40のエリア41〜45
に、その選択されたページPiに登録されているすべて
の放送局の周波数がデジタル表示される。
【0068】今の場合、周波数テーブルFTBLには、分周
比Nが図2に示すように登録されているので、PGPT=2
であるとすれば、図3に示すように、周波数テーブルFT
BLの第2ページP02のアドレスA1 〜A3 に登録されて
いる3局分の分周比N〜Nが周波数を示す表示データに
変換され、LCD40のエリア41〜43にデジタル表
示される。そして、残るアドレスA4 、A5 はN=0な
ので、LCD40のエリア44、45は空白とされる。
そして、その後、処理は再びキー入力待ちとなる。
【0069】したがって、ページアップキーKUPを押す
ことにより、周波数テーブルFTBLの任意のページP01〜
P25を順方向に選択していくことができるとともに、そ
の選択されたページPiに登録されているすべての放送
局の周波数、あるいはそのページの登録状態がLCD4
0のエリア41〜45に表示される。
【0070】一方、CPU31がキー入力待ちのとき、
ページダウンキーKDWを押すと、ページポインタPGPTが
「1」だけディクリメントされる。なお、このとき、ポ
インタPGPTが最小値「1」よりも小さいくなったときに
は、PGPT=25とされる。
【0071】続いて、周波数テーブルFTBLのうち、ペー
ジポインタPGPTの示すページPiに登録されているすべ
ての分周比Nが、受信周波数を示す表示データに変換さ
れてコントローラ37に供給される。したがって、コン
トローラ37により、LCD40のエリア41〜45
に、その選択されたページPiに登録されているすべて
の放送局の周波数がデジタル表示され、その後、CPU
31は再びキー入力待ちとなる。
【0072】したがって、ページダウンキーKDWを押す
ことにより、周波数テーブルFTBLの任意のページP01〜
P25を逆方向に選択していくことができるとともに、そ
の選択されたページPiに登録されているすべての放送
局の周波数、あるいはそのページの登録状態がLCD4
0のエリア41〜45に表示される。
【0073】こうして、ページアップキーKUPあるいは
ページダウンキーKDWにより、目的とする放送局の登録
されているページを、LCD40により確認しながら選
択することができる。あるいは、周波数テーブルFTBLの
うち、放送局の登録されていないページあるいはアドレ
スを探すことができる。
【0074】《選局キーKS1〜KS5による選局》これ
は、選局キーKS1〜KS5及びページキーKUP、KDWによ
り選局を行う場合である。
【0075】この場合には、まず、上述した《ページ送
り》により、目的とする周波数をLCD40のエリア4
1〜45のいずれかに表示し、次に、その目的とする周
波数の表示されたエリアの下に配置されている選局キー
KSjを押す。
【0076】例えば、図2の第2ページP02のアドレス
A3 の周波数21460 kHzを選局する場合には、ページキ
ーKUP、KDW により図3の表示状態とする。すると、
21460 kHzの文字がエリア43に表示されるので、この
エリア43の下に配置されている選局キーKS3を押す。
【0077】すると、周波数テーブルFTBLのうち、ペー
ジポインタPGPTの示すページの、押された選局キーKSj
に対応するアドレスAjから、そのアドレスAjに登録
されている分周比Nが読み出される。例えば、今の場合
であれば、周波数テーブルFTBLの第2ページP02のアド
レスA3 から、分周比「21915 」が読み出される。
【0078】そして、次にその読み出された分周比Nが
ポート35を通じて可変分周回路22にセットされる。
したがって、この時点から、その分周比Nに対応した周
波数f12の受信状態となる。
【0079】続いて、このときの分周比Nが、受信周波
数を示す表示データに変換されてコントローラ37に供
給され、例えば図3に示すように、コントローラ37に
より、LCD40のエリア49に、選局された受信周波
数f12が表示され、その後、CPU31は再びキー入力
待ちとなる。なお、このとき、上述のように、LCD4
0のエリア41〜45には、選択されているページPi
の周波数が表示されている。
【0080】こうして、ページキーKUP、KDW及び選局
キーKS1〜KS5により、周波数テーブルFTBLに登録され
ている放送局を選局することができる。
【0081】また、この場合、上述のように検波回路1
6からのオーディオ信号が、抵抗器R11を通じてジャッ
ク19に出力されているので、受信中の放送をカセット
テープなどに録音することができる。
【0082】なお、このとき、抵抗器R15の値は十分に
大きいので、検波回路16からのオーディオ信号が、抵
抗器R15及びコンデンサC11を通じてバイパスされるこ
とはない。また、ポート36の出力を“0”レベルとし
ておくことにより、ポート36が接続されていることも
問題にならない。
【0083】《テンキーKTEによる選局》これは、テン
キーKTEにより受信周波数f12を直接入力して任意の周
波数を選局する場合である。
【0084】すなわち、この場合には、受信を希望する
周波数の数字をテンキーKTEから入力し、その後、「EX
E キー」を押す。例えば周波数「21460 kHz」の受信を
希望する場合、テンキーKTEから、「2、1、4、6、
0」と順に入力し、最後に「EXE 」キーを押す。
【0085】すると、この入力された周波数を示す数値
が分周比Nに変換され、この分周比Nが分周回路22に
セットされるとともに、その受信周波数f12を示す表示
データがコントローラ37に供給されてエリア49にそ
の受信周波数f12がデジタル表示される。
【0086】したがって、テンキーKTEを使用すれば、
任意の受信周波数f12を直接指定して受信することがで
きる。
【0087】《受信周波数の登録》これは、周波数テー
ブルFTBLあるいは選局キーKS1〜KS5(及びページキー
KUP、KDW)に受信周波数f12を登録する場合である。
【0088】この受信周波数f12の登録は、周波数テー
ブルFTBLのうちの未登録のアドレス(N=0のアドレ
ス)に対してだけでなく、登録済みのアドレスに対して
も行うことができ、登録済みのアドレスに対して新たに
登録したときには、後からの受信周波数f12の分周比N
が上書きされる。
【0089】すなわち、この場合には、まず、登録した
い受信周波数f12を選局し、次に上述した《ページ送
り》により、その受信周波数f12を登録するページPi
を選択し、そのページPiの内容(受信周波数)をLC
D40に表示する(登録したい受信周波数f12の選局
と、この受信周波数f12を登録するページPiの選択と
の順序は逆でもよい)。
【0090】そして、次に登録キーKRGを押しながら、
LCD40のエリア41〜45のうち、その受信周波数
f12を登録したいエリアの下に配置されている選局キー
KSjを押す。
【0091】すると、周波数テーブルFTBLのうち、ペー
ジポインタPGPTの示すページPiの、押された選局キー
KSjとに対応するアドレスAjに、現在選局されている
周波数f12の分周比Nが、書き込まれる。
【0092】例えば、図3の状態のとき、登録キーKRG
を押しながら、選局キーKS5を押せば、周波数テーブル
FTBLの第2ページP02のアドレスA5 に、このときの受
信周波数21460 kHzに対応する分周比「21915 」が書き
込まれ、その後、CPU31は、キー入力待ちとなる。
【0093】こうして、任意の選局キーKSj(及びペー
ジキーKUP、KDW)に受信周波数f12が登録される。
【0094】《周波数テーブルFTBLからの削除》これ
は、周波数テーブルFTBLにすでに登録されている分周比
Nを削除する場合である。
【0095】この場合には、上述した《ページ送り》に
より、削除を希望する受信周波数f12をLCD40のエ
リア41〜45のどれかに表示する。そして、そのペー
ジが表示されたら、削除キーKDLを押しながら、選局キ
ーKS1〜KS5のうち、削除を希望する受信周波数f12の
表示されているエリア(エリア41〜55のどれか)の
下に配置されている選局キーKSjを押す。
【0096】すると、周波数テーブルFTBLのうち、ペー
ジポインタPGPTにより指定されているページ(LCD4
0に表示されているページ)で、選局キーKSjに対応す
るアドレスAjの分周比Nが0にクリアされる。
【0097】したがって、以上のキー操作により、周波
数テーブルFTBLに登録されている任意の分周比Nを削除
することができる。
【0098】《他の例》上述において、外部録音ジャッ
ク19の代わりに、イヤホンジャック(図示せず)を使
用することもできる。また、カセットテープレコーダ以
外にも各種の外部記憶装置を使用することができる。さ
らに、周波数テーブルFTBLを、ジャック19からアクセ
スするときの信号フォーマットについても任意に変更で
きる。
【0099】また、上述においては、受信方式がシング
ルスーパーヘテロダインであるが、例えばダブルスーパ
ーヘテロダインの場合には、その第2局部発振周波数に
ついても、周波数テーブルFTBLに周波数データを用意し
ておくこともでき、その場合にも、この発明を適用する
ことができる。
【0100】さらに、文字を選択するキーあるいはダイ
ヤルを設け、《周波数テーブルFTBLへの登録》を行うと
き、その文字選択キーあるいはダイヤルにより、放送局
の局名などを示すキャラクタコードを選択し、これを分
周比Nのデータと一緒に周波数テーブルFTBLに登録し、
この登録したキャラクタコードにより局名などを周波数
と一緒にLCD40に表示することもできるが、そのよ
うなキャラクタコードも上述のように退避及び復帰させ
ることができる。
【0101】
【発明の効果】この発明によれば、メモリ34の周波数
テーブルFTBLを外部の記憶装置との間でアクセスするこ
とができるようにしているので、受信機の製造時、その
周波数テーブルFTBLを容易にメモリ34に書き込むこと
ができる。あるいは受信機の調整や修理を行うとき、メ
モリ34内のユーザの周波数テーブルFTBLを、調整や修
理に必要な受信周波数f12を有する周波数テーブルFTBL
と入れ換え、調整あるいは修理の終了後、退避しておい
たユーザの周波数テーブルFTBLを、メモリ34に復帰さ
せることができるので、調整や修理に必要な受信周波数
f12を自由にすばやく設定することができる。
【0102】そして、CPU31をポート36を通じて
外部録音ジャック19に接続し、メモリ34の周波数テ
ーブルFTBLを外部の記憶装置との間でアクセスすると
き、その外部録音ジャック19を通じてアクセスするよ
うにしているので、受信機のキャビネットに、ユーザの
使用しないコネクタが現れることがなく、デザイン的な
問題がなくなるとともに、ユーザによけいな好奇心を与
えたり、トラブルの原因になることもない。
【0103】さらに、受信機のすべての組み立てを終了
してから、著名な放送局を受信するための周波数テーブ
ルFTBLを、ユーザのためにメモリ34に書き込むことが
できるので、その周波数テーブルFTBLが書き込み済みで
あることをセールスポイントにすることができるととも
に、ユーザも受信機を購入すると、受信周波数の登録を
行わなくても、著名な放送局を受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す接続図である。
【図2】周波数テーブルの一例を示す図である。
【図3】受信周波数の表示状態の一例を示す図である。
【符号の説明】
12 アンテナ同調回路 14 ミキサ回路 16 検波回路 18 スピーカ 20 PLL 22 可変分周回路 30 マイクロコンピュータ 31 CPU 32 ROM 33 RAM 34 不揮発性のメモリ 35、36 出力ポート 37 入力ポート 39 LCDコントローラ 40 LCD 41〜45、49 表示エリア KUP ページアップキー KDW ページダウンキー KRG 登録キー KDL 削除キー KS1〜KS5 選局キー KTE テンキー FTBL 周波数テーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PLLを有してシンセサイザ方式に構成
    され、 上記PLLの発振信号に基づいて受信信号が周波数変換
    されて選局の行われるラジオ受信機において、 不揮発性のメモリと、 複数の選局キーと、 外部オーディオコネクタとを有し、 第1の動作状態においては、外部記憶装置から上記外部
    オーディオコネクタを通じて上記メモリに、上記選局を
    行うための周波数データを有する周波数テーブルを書き
    込み、 第2の動作状態においては、上記メモリから上記外部オ
    ーディオコネクタを通じて上記外部記憶装置に、上記周
    波数テーブルを退避し、 第3の動作状態においては、上記複数の選局キーのうち
    の1つの選局キーを操作したとき、 上記周波数テーブルから、上記操作された選局キーに割
    り当てられている周波数データを取り出し、 この取り出した周波数データにしたがって受信周波数を
    設定するようにしたラジオ受信機。
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