JP2003198966A - テレビジョン受信機 - Google Patents

テレビジョン受信機

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JP2003198966A JP2001398523A JP2001398523A JP2003198966A JP 2003198966 A JP2003198966 A JP 2003198966A JP 2001398523 A JP2001398523 A JP 2001398523A JP 2001398523 A JP2001398523 A JP 2001398523A JP 2003198966 A JP2003198966 A JP 2003198966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのチャンネルについて従来からの周波数
と、この従来からの周波数に対して異なる新しい周波数
の複数の周波数がある場合に、両者を容易に切り換えて
受信できるようにする。 【解決手段】 リモコンの所定の操作をすると、表示部
44にチャンネル周波数設定メニュー92がオンスクリ
ーン表示される。チャンネル周波数設定メニュー92
は、チャンネル番号表示欄94と、周波数情報欄96と
を有する。周波数情報欄96は、標準周波数の放送電波
の受信を選択する「標準」96aと、標準周波数に対し
て周波数が1MHz高い放送電波の受信を選択する「+
1MHz」96bとを有する。これらの放送電波の選択
は、リモコンを操作してカーソル98によって行なう。
制御部は、選択された放送電波を受信できるようにチュ
ーナを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンスクリーン表
示機能を有するテレビジョン受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送は、各局間における混
信を防ぐなどのために、放送電波を一定の周波数帯域
(チャンネル)ごとに区切り、これを各放送局に割り当て
ている。そして、このチャンネルは、通常変更されるこ
とがない。このため、一般にテレビジョン受信機は、テ
レビジョン放送局に割り当てられたチャンネル番号と、
このチャンネル番号の放送電波を受信するためのチュー
ナの局部発振周波数とが1対1に対応していて、テレビ
ジョン受信機に組み込んだマイクロコンピュータが選局
操作に基づいてチューナの局部発振周波数を所定の値に
制御し、選択された放送局のテレビジョン放送を受信す
るようになっている。ところが、何らかの政策的な理由
により、割り当てられた周波数帯域がまれに変更される
ことがある。
【0003】例えば、オーストラリアにおいては、従来
の放送電波の周波数(映像搬送波周波数)が、6チャンネ
ルから9Aチャンネルまでの各チャンネル間が7MHz
間隔、9Aチャンネルと10チャンネルとの間が6MH
z、10チャンネルと11チャンネルとの間が7MH
z、11チャンネルと12チャンネルとの間が8MHz
となるように設定していた。しかし、オーストラリアで
は、1996年以降に新たにテレビジョン放送局を開局
する場合、各チャンネル番号間の放送電波の周波数間隔
が7MHzとなるように、10チャンネルと11チャン
ネルとは、従来より1MHz高い周波数の放送電波で放
送することが義務付けられた。
【0004】従って、オーストラリアの場合、10チャ
ンネルと11チャンネルとについては、従来からの周波
数(以下、標準周波数という)で放送する放送局と、標準
周波数より1MHz高い周波数(以下、新周波数という)
で放送する放送局とが混在する可能性がある。このた
め、従来のテレビジョン受信機では、チャンネル番号と
チューナの局部発振周波数とが1対1で対応しているた
め、1996年以降に開局する放送局のテレビジョン放
送を受信することができない。また、新周波数に対応し
たテレビジョン受信機では、標準周波数で放送している
テレビジョン放送を受信することができなくなる。この
ため、標準周波数のテレビジョン放送と、新周波数のテ
レビジョン放送とを受信できるテレビジョン受信機が望
まれる。
【0005】ところで、テレビジョン受信機の中には、
接続されたゲーム機やビデオデッキなどから入力する放
送電波以外の非標準テレビジョン信号を受信することを
目的として、チューナの局部発振周波数を変化させる周
波数調整機能を有するものがある。このテレビジョン受
信機の周波数調整機能は、テレビジョン受信機の操作部
(リモコン)の所定のキーを押下するごとに、局部発振周
波数を一定周波数ずつステップ状に変化させるようにな
っている。すなわち、これは、1回のキーの押下操作に
よってチューナの受信周波数を数十kHz(一般的には
62.5kHz)ずつ微調整し、非標準テレビジョン信
号を最良の品位で受信できるようにすることを目的とし
ている。例えば、受信周波数を高い方に調整する場合、
図5に示したようにして周波数の調整が行なわれる。
【0006】図5のステップ10に示したように、利用
者が周波数をステップ・アップする方向のリモコンの所
定キーを押下すると、テレビジョン受信機のマイクロコ
ンピュータは、そのキーの押下操作が周波数の調整範囲
における操作であるか否かを判断する(ステップ11)。
すなわち、前記マイクロコンピュータは、周波数ステッ
プ・アップキーの押下回数をカウントしており、その回
数が予め設定されている上限値以下であるか否かを判断
する。そして、周波数ステップ・アップキーの押下回数
が上限値を越えている場合、ステップ11からステップ
12に進んで周波数変更操作を無効にする。従って、局
部発振周波数は、周波数調整可能な上限の周波数のまま
変化しない。
【0007】一方、前記マイクロコンピュータは、ステ
ップ11において、周波数ステップ・アップキーの押下
回数が上限値以下であると判断した場合、ステップ13
に進み局部発振周波数を現在の周波数より例えば62.
5kHz上げる。そして、ステップ14において、この
新たな局部発振周波数のデータをチューナ(電子チュー
ナ)に出力する。このようにして、受信周波数の微調整
が行なわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、テレビジョ
ン受信機における周波数調整機能は、1回のキーの押
下、すなわち1ステップで変わる周波数が一般に62.
5kHzであって、上記したオーストラリアの場合のよ
うに、放送電波の周波数が1MHzずれた場合、16回
もキーの押下操作を行なわなければならない。このた
め、1MHzの周波数調整を行なう場合、操作が煩雑で
あるとともに、多数回のキー操作を必要とするため、操
作回数の数え間違い等、周波数調整が容易でない。しか
も、利用者が画面に表示された映像の状態とスピーカか
ら出力される音声とに基づいて、周波数の調整ができた
か否かを判断する必要があり、正確に周波数調整が行な
われないこともある。
【0009】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、1つのチャンネルについて標準
周波数と、この標準周波数に対して異なる複数の周波数
とがある場合に、両者を容易に切り換えて受信できるよ
うにすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来技術
の欠点を解消するために、放送局を選択する選局情報を
出力する操作部と、前記操作部により出力された前記選
局情報に基づいて受信局情報をチューナに受信させる制
御部と、前記チューナの受信した前記受信局情報に基づ
いた映像を表示する表示部と、を有するテレビジョン受
信機において、前記受信局情報に対応して受信する放送
電波の周波数を記憶している受信周波数設定部と、前記
受信周波数設定部において記憶している周波数とは異な
る複数の放送電波の周波数情報と、前記周波数情報から
選択された選択周波数情報とを記憶しているオンスクリ
ーン表示記憶部を備え、前記制御部は、前記操作部の予
め定められた操作により、前記オンスクリーン表示記憶
部が記憶している前記受信局情報、周波数情報、選択周
波数情報を読み出し、前記表示部に表示されている映像
に重畳または入れ替わって表示するとともに、前記制御
部の出力する周波数情報に基づいて、前記チューナの受
信周波数を選択周波数情報に切換操作する、ことを特徴
としている。
【0011】このようになっている本発明は、操作部の
予め定めた操作が行なわれると、制御部がオンスクリー
ン表示記憶部に記憶されている受信局情報、異なる複数
の放送電波の周波数情報、選択周波数情報を読み出し、
表示部に表示されている映像に重畳または入れ替わって
表示する。さらに、制御部は、操作部から出力される選
局情報に基づいて、選択周波数情報を切換操作してチュ
ーナの受信周波数を選択された周波数に切り換える。し
たがって、1つのチャンネル番号の放送電波に対して標
準周波数と新周波数とがある場合に、周波数の切換操作
を容易に行なうことができる。
【0012】また、前記制御部は、前記操作部の所定の
操作に基づいて、前記受信周波数設定部に記憶されてい
る放送電波の周波数を、前記周波数情報から選択され
た、前記選択周波数情報に切換操作するようにできる。
【0013】オンスクリーン記憶部が記憶している受信
局情報、周波数情報、選択周波数情報を読み出し、表示
部に表示されている映像に重畳または入れ替わって表示
する機能は、受信周波数設定部において記憶している周
波数とは異なる複数の放送電波の存在するチャンネルに
限定されて動作するように構成できる。
【0014】このように、制御部は、操作部の所定の操
作に基づいて、受信周波数設定部に記憶されている放送
電波の周波数を、周波数情報から選択された選択周波数
情報に切換操作するため、放送電波の選択操作による周
波数情報が維持され、放送電波の切換操作の煩雑さがな
くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るテレビジョン受信機
の好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明
する。図1は、本発明の実施の形態に係るテレビジョン
受信機のブロック図である。図1において、テレビジョ
ン受信機本体20は、放送電波である高周波テレビジョ
ン信号を受信するためのアンテナ22に接続したチュー
ナ24を備えている。
【0016】チューナ24は、電子チューナであって、
アンテナ22が受信した高周波テレビジョン信号を増幅
する高周波増幅回路26、制御部40からバスラインを
介して受信周波数の情報を受けるPLL(Phase
Locked Loop)回路28、PLL回路の出力
信号によって発振周波数が制御される局部発振回路30
と、高周波増幅回路26の出力信号と局部発振回路30
の出力信号とを混合して中間周波信号を出力するミキサ
32とを備えている。
【0017】チューナ24の出力側には、音声回路50
と映像回路60とが接続されている。音声回路50は、
チューナ24の出力信号から音声中間周波信号を取り出
す表面弾性波フィルタから構成された音声用フィルタ5
2と、音声用フィルタ52の出力側に設けた音声検波回
路54と、音声検波回路54の出力側に接続した音声処
理回路56とを有している。そして、音声処理回路56
の出力側にはスピーカ42が接続されている。
【0018】一方、映像回路60は、チューナ24の出
力信号から映像中間周波信号を取り出す表面弾性波フィ
ルタから構成された映像用フィルタ62と、映像用フィ
ルタ62の出力側に接続した映像検波回路64と、映像
検波回路64の出力側に設けた映像復調回路66とを有
している。そして、映像検波回路64は、映像用フィル
タ62の出力信号から複合映像信号を取り出し、映像復
調回路66は、映像検波回路64の出力した複合映像信
号からRGBの原色信号に色復調し、出力側に接続して
ある表示部44に映像として表示する。
【0019】また、映像検波回路64には、同期検出回
路46が接続されており、複合映像信号から同期信号を
検出し、テレビジョン放送の選局信号として制御部40
に入力する。制御部40は、マイクロコンピュータ(マ
イコン)からなっていて、操作部(リモコン)48から
選局情報や音量調節情報などが入力されるようになって
いる。また、制御部40には、オンスクリーン表示記憶
部(OSD記憶部)70と、受信周波数設定部72とが
接続してある。
【0020】OSD記憶部70は、不揮発性メモリから
構成されており詳細を後述するように、表示部44に表
示されている映像に重畳して表示(オンスクリーン表
示)するため、受信しているテレビジョン放送局をチャ
ンネル番号で示す選局情報、その放送局について選択す
べき複数の放送電波を示す周波数情報、どの放送電波が
選択されているかを示すための選択周波数情報、さらに
はスピーカ42から出力される音量の程度を表示する音
量情報などを記憶している。また、受信周波数設定部7
2は、不揮発性メモリから構成されており、受信する放
送電波の周波数(局部発振周波数)を選局情報(チャン
ネル番号)に対応して記憶している。なお、本実施形態
の場合、テレビジョン受信機の初期設定は、局部発振周
波数の標準周波数がデフォルト指定され、受信周波数設
定部72に記憶させてある。
【0021】そして、制御部40は、リモコン48から
選局情報が入力されると、その選局情報(チャンネル番
号)に対応した局部発振周波数を受信周波数設定部72
から読み出し、チューナ24のPLL回路28にバスラ
インを介して与える。また、制御部40は、後述するよ
うに、リモコン48の予め定められた操作がされたとき
に、OSD記憶部70からチャンネル番号と、チャンネ
ル番号に対応して受信する放送電波の異なる複数の周波
数情報と、周波数情報から選択される選択周波数情報を
読み出し、これらを映像復調回路66に与えて映像に重
畳して表示部44に表示する。
【0022】操作部(リモコン)48は、例えば図2の
ようになっていて、電源オン・オフキー48aを備えて
いるとともに、テレビジョン放送の受信とビデオの再生
などとを切り換える入力切換キー48b、放送局を選択
するための1から12までの番号が付されたチャンネル
番号キー48cを備えている。また、リモコン48は、
チャンネル番号を順次増加させたり減少させたりするチ
ャンネルアップキー48dとチャンネルダウンキー48
eを有する。さらに、リモコン48は、スピーカ42か
ら出力される音量を調節するための音量増大キー48f
と音量減少キー48g、スピーカ42の出力を零にする
消音キー48hを有している。
【0023】本実施形態のテレビジョン受信機本体20
は、リモコン48のチャンネル番号キー48cを介して
テレビジョン放送局の選局情報(チャンネル番号)の選択
が行なわれると、通常のテレビジョン受信機と同様に、
選択された放送局からの放送電波を受信して映像を表示
部44に表示するとともに、選択されたチャンネル番号
が表示部(表示画面)44の右上に所定時間だけ表示され
る。また、テレビジョン受信機本体20は、リモコン4
8の予め定めた操作、例えばチャンネル番号キー48c
を押下するとともに、入力切換キー48bを同時に押下
すると、後述する選択周波数情報による設定メニューが
映像に重畳して表示部44の右上にオンスクリーン表示
される。そして、選択周波数情報による設定メニューが
オンスクリーン表示されているときに、リモコン48の
所定の操作、例えばチャンネルアップキー48dまたは
チャンネルダウンキー48eの押下により、チューナ2
4の受信周波数を選択された周波数に切換操作すること
ができるようになっている。
【0024】この本実施形態の作用は、次の通りであ
る。なお、以下の説明においては、チューナ24の受信
周波数がテレビジョン受信機の初期設定時に、各チャン
ネルについて受信周波数設定部72において予め設定し
てある標準周波数と、この標準周波数に対して1MHz
だけ高い周波数(新周波数)とを切り換えて受信する場
合について説明する。
【0025】テレビジョン受信機本体20がオンとなっ
ている状態において、現在受信している選局情報から他
の選局情報(例えば、チャンネル番号10)がリモコン4
8を介して選択されたとする。すなわち、リモコン48
のチャンネル番号キー48cの「10」が押下され、10
チャンネルの放送局が選択されると、その選局情報がマ
イコンからなる制御部40に入力される。制御部40
は、選局情報に基づいて選択された受信局情報に対応し
て受信する局部発振周波数を受信周波数設定部72から
読み出してRAM(Random Access Me
mory)からなるレジスタに設定し、バスラインを介
して局部発振周波数のデータをチューナ24のPLL回
路28に与える。
【0026】チューナ24は、高周波増幅回路26がア
ンテナ22の受信した高周波テレビジョン信号(放送電
波)を増幅してミキサ32に出力する。PLL回路28
は、制御部40から与えられた局部発振周波数情報に基
づいて局部発振回路30の発振周波数を制御するととも
に、高周波増幅回路26の同調周波数(受信周波数)を
制御する。そして、高周波増幅回路26が増幅した高周
波テレビジョン信号と、局部発振回路30の出力する局
部発振周波数信号とは、ミキサ32において混合され、
中間周波信号に変換されてチューナ24から出力され
る。このチューナ24から出力された中間周波信号は、
音声回路50と映像回路60とに入力される。
【0027】音声回路50は、表面弾性波フィルタから
なる音声用フィルタ52が中間周波信号から音声中間周
波信号を取り出して音声検波回路54に送出する。音声
検波回路54は、音声中間周波信号を増幅して音声信号
を検波する。そして、音声処理回路56を介してスピー
カ42から音声として出力される。
【0028】一方、映像回路60は、表面弾性波フィル
タからなる映像用フィルタ62が、入力した中間周波信
号から両側隣接チャンネルの映像中間周波信号と音声信
号、および受信チャンネルの音声信号とを除去した映像
中間周波信号を抽出し、映像検波回路64に入力する。
映像検波回路64は、映像用フィルタ62が抽出した映
像中間周波信号を増幅し、複合映像信号を取り出し映像
復調回路66に送出する。映像復調回路66は、複合映
像信号をRGBの原色信号に色復調し、表示部44に映
像として表示する。
【0029】また、映像検波回路64に接続した同期検
出回路46は、映像検波回路64が出力する複合映像信
号に含まれている同期信号を検出し、制御部40に入力
する。制御部40は、同期検出回路46から入力する同
期信号に基づいて受信しているテレビジョン放送局の選
局情報(チャンネル番号)が有信号か無信号かの検出を
行なう。
【0030】ところで、新しく開局されたテレビジョン
放送局の放送電波の周波数が従来からの周波数(標準周
波数)よりも1MHz高い周波数(新周波数)の場合、
局部発振回路30の出力周波数が標準周波数では新周波
数の放送電波を受信することができない。そこで、本実
施形態においては、テレビジョン受信機のリモコン48
の予め定められた操作により、OSD記憶部70から新
しい放送電波の受信ができるように、選択周波数情報の
切換操作を行なうことができるようになっている。図3
は、放送電波の切換操作時における制御部40の動作を
説明するフローチャートである。
【0031】この図3に示した処理のプログラムは、リ
モコン48の予め定められた操作により起動する。例え
ばチャンネル番号キー48cの「10」を押下状態で入
力切換キー48bを同時に押下すると、テレビジョン受
信機本体20に組み込んであるチャンネル周波数切換処
理のプログラムが起動し、制御部40は、図3のステッ
プ100に示したように、OSD記憶部70からチャン
ネル周波数設定メニューを読み出し、映像回路60の映
像復調回路66に出力する。
【0032】映像復調回路66は、前記したように放送
電波から取り出された複合映像信号をRGBの原色信号
に色復調するとともに、この色復調信号に、制御部40
から入力したオンスクリーン表示用の信号を図4(1)
に示したように、表示部44に表示されている映像90
に重畳してチャンネル周波数設定メニュー92を表示す
る。本実施形態においては、チャンネル周波数設定メニ
ュー92は、表示画面の右上に表示するようにしている
が、表示画面の任意の位置に任意の大きさで表示するこ
とができる。
【0033】チャンネル周波数設定メニュー92は、例
えば図4(2)のようになっていて、受信しているテレ
ビジョン放送局(受信局情報)である選局情報(チャン
ネル番号)表示欄94と、複数の放送電波を示す周波数
情報欄96とを備えている。本実施形態の場合、周波数
情報欄96は、テレビジョン受信機の初期設定時の標準
周波数(デフォルト指定周波数)を示す「標準」96a
と、この標準周波数より1MHzだけ高い新周波数を示
す「+1MHz」96bとを有している。そして、チャ
ンネル周波数設定メニュー92には、選択された周波数
情報が選択周波数情報(カーソル)98によって示さ
れ、10チャンネルの受信している放送電波が標準周波
数であることを示している。
【0034】制御部40は、ステップ100においてチ
ャンネル周波数設定メニュー92を表示部44にオンス
クリーン表示すると、ステップ101に進んで受信する
放送電波の選択操作(選択周波数情報の切換操作)がな
されたか否かを判断する。選択周波数情報の切換操作が
行なわれなかったときは、ステップ100に戻る。ま
た、制御部40は、チャンネル周波数設定メニュー92
がオンスクリーン表示されているときに、例えばリモコ
ン48のチャンネルアップキー48d、またはチャンネ
ルダウンキー48eが操作されると、選択周波数情報の
切換操作が行なわれたものとして、選択周波数情報(カ
ーソル)98を図4(2)の実線に示した「標準」96
aの位置から、破線に示したように「+1MHz」96
bの位置に移動させる(ステップ102)。
【0035】そして、制御部40は、選択された放送電
波の周波数が標準であるか否かを判断する(ステップ1
03)。選択された周波数が標準である場合、制御部4
0は、ステップ104のように、そのチャンネルについ
て予め受信周波数設定部72に設定されている標準周波
数を読み出し、図示しないレジスタに局部発振周波数と
して設定し、この局部発振周波数のデータをチューナ2
4のPLL回路28に与える(ステップ106)。ま
た、制御部40は、選択された放送電波が標準周波数で
ない場合、すなわち周波数情報欄96の「+1MHz」
96bが選択された場合、ステップ103からステップ
105に進み、標準周波数より1MHz高い周波数(新
周波数)を局部発振周波数としてレジスタに設定し、レ
ジスタに設定した局部発振周波数のデータをチューナ2
4のPLL回路28に与える(ステップ106)。チュ
ーナ24は、前記したようにアンテナ22から入力する
高周波テレビジョン信号の中から、与えられた局部発振
周波数に対応した放送電波を選択受信する。
【0036】その後、制御部40は、リモコン48の予
め定められた操作が行なわれると、新周波数を記憶部で
ある受信周波数設定部72に書き込む。本実施形態にお
いては、リモコン48の予め定められた操作は、チャン
ネル切換操作と、電源をオフする操作となっている。
【0037】すなわち、制御部40は、局部発振周波数
データをチューナ24に与えたのち、チャンネルの切換
操作、すなわち他のテレビジョン放送局の選択が行なわ
れたか否かを判断する(ステップ107)。チャンネル
切換操作が行なわれた場合、制御部40は、放送電波の
選択操作によって新周波数を記憶部である受信周波数設
定部72にチャンネル番号に対応して書き込む(ステッ
プ108)。そして、制御部40は、新たに選択された
放送局の選局情報に基づいて、受信周波数設定部72に
設定されているその放送局に対応した局部発振周波数を
読み出し、チューナ24のPLL回路28に出力し(ス
テップ109)、このプログラムの処理を終了する。
【0038】一方、チャンネル切換操作が行なわれなか
った場合、制御部40は、ステップ107からステップ
110に進み、リモコン48の電源キー48aによって
電源オフの操作がされたか否かを判断する。そして、電
源オフの操作がされていない場合、ステップ100に戻
って上記のステップ100〜ステップ107の処理を繰
り返す。また、制御部40は、ステップ110において
電源オフの操作がされたと判断したきには、ステップ1
11に進んで新周波数を受信周波数設定部72に書き込
んだのち、電源をオフしてこのプログラムの処理を終了
する(ステップ112)。
【0039】制御部40は、選択周波数情報の切換操作
が行なわれたチャンネルについて、再度受信する放送電
波の変更が行なわれない限り、選択周波数情報の切換操
作が行なわれたチャンネル(本実施形態ではチャンネル
10)が選択されると、受信周波数設定部72に書き込
まれた周波数を受信するようにチューナ24を制御す
る。なお、制御部40は、ステップ100のチャンネル
周波数設定メニュー92を表示してから、または放送電
波の切換操作が行なわれてから所定の時間(例えば10
秒間)経過すると、オンスクリーン表示しているチャン
ネル周波数設定メニュー92を表示部44から消去する
ようになっている。
【0040】このように本実施形態においては、表示部
44にオンスクリーン表示されるチャンネル周波数設定
メニュー92のチャンネル情報表示欄94に、受信周波
数設定部72において記憶している周波数とは異なる複
数の放送電波の周波数情報を表示し、この表示された周
波数情報をリモコン48の予め定められた操作によって
任意に選択できるようにし、この選択に応じて制御部4
0がチューナ24を制御して選択された周波数情報を受
信するようにしているため、選択周波数情報の周波数が
1MHz以上異なる場合であっても、容易に選択周波数
情報を切換操作することができる。このため、車両など
によって移動しているときに、同じチャンネルでありな
がら、放送電波の周波数が異なるような地域を通過する
ときに、容易にテレビジョン放送の受信を行なうことが
できる。しかも、選択する放送電波の情報をオンスクリ
ーン表示しているため、放送電波の選択操作(周波数の
切換操作)を容易、確実に行なえる。
【0041】また、本実施形態においては、受信してい
る選局情報(チャンネル番号)を変えたり電源をオフす
る等により、放送電波の選択操作による周波数を受信周
波数設定部72に設定し受信するようにしている。した
がって、放送電波の選択操作による周波数情報が維持さ
れるため、放送電波の切換操作の煩雑さがなくなる。
【0042】なお、上述した実施形態は、本発明の一実
施形態であって、これに限定されるものではない。例え
ば、上述した実施形態においては、チャンネル周波数設
定メニュー92に表示された周波数情報が「標準」96
aと「+1MHz」96bとである場合について説明し
たが、標準に対して0.5MHz異なっている場合や、
2MHz異なっている場合であってもよいし、また標準
に対して−1MHz等異なっている場合であってもよ
い。そして、上述した実施形態においては、周波数情報
として表示された選択周波数情報が、標準と標準に対し
て+1MHz異なったものの2つである場合について説
明したが、選択周波数情報は3つ以上であってもよい。
【0043】また、上述した実施形態においては、リモ
コン48のチャンネル番号キー48cと入力切換キー4
8bとを同時に押下したときに、チャンネル周波数設定
メニュー92を表示する場合について説明したが、例え
ばチャンネル番号キー48cを所定時間(例えば、5秒
間)以上長押ししたときに、チャンネル周波数設定メニ
ュー92を表示するようにしてもよいし、予め定めた2
つのキーを連続して押下したときにチャンネル周波数設
定メニュー92を表示するようにしてもよい。なお、チ
ャンネル周波数設定メニュー92は、表示部44に表示
されている映像90に重畳して表示する場合について説
明したが、映像90をチャンネル周波数設定メニュー9
2に入れ替えて表示するようにしてもよい。さらに、上
述した実施形態においては、周波数情報として表示され
た放送電波を選択する場合に、チャンネルアップキー4
8dまたはチャンネルダウンキー48eを操作する場合
について説明したが、音量調節キーによって放送電波の
選択を行なってもよい。また、上述した実施形態におい
ては、操作部がリモコン48である場合につて説明した
が、操作部はテレビジョン受信機本体20に設けられて
いるものも含む。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、異なる複数の放送電波の周波数情報を表示部に表示
し、前記周波数情報から選択される選択周波数情報を切
換操作するようにしたことにより、1つのチャンネル番
号の放送電波に対して標準周波数と新周波数とがある場
合に、切換操作を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るテレビジョン受信
機のブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る操作部の一例の説
明図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るテレビ受信機の放
送電波の切換選択操作を説明するフローチャートであ
る。
【図4】 本発明の実施の形態に係るチャンネル周波数
設定メニューの一例の説明図である。
【図5】 従来の周波数の微調整を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
20………テレビジョン受信機本体、24………チュー
ナ、40………制御部、44………表示部、48………
操作部(リモコン)、50………音声回路、60………
映像回路、70………オンスクリーン表示記憶部(OS
D記憶部)、72………受信周波数設定部、92………
チャンネル周波数設定メニュー、94………選局情報
(チャンネル)表示欄、96………周波数情報欄、98
………選択周波数情報(カーソル)。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA25 CA02 CA09 CB05 CB10 DA01 5K061 AA09 BB07 CC45 DD02 DD13 GG11 JJ06 JJ07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局を選択する選局情報を出力する操
    作部と、 前記操作部により出力された前記選局情報に基づいて受
    信局情報をチューナに受信させる制御部と、 前記チューナの受信した前記受信局情報に基づいた映像
    を表示する表示部と、 を有するテレビジョン受信機において、 前記受信局情報に対応して受信する放送電波の周波数を
    記憶している受信周波数設定部と、前記受信周波数設定
    部において記憶している周波数とは異なる複数の放送電
    波の周波数情報と、前記周波数情報から選択された選択
    周波数情報とを記憶しているオンスクリーン表示記憶部
    を備え、 前記制御部は、前記操作部の予め定められた操作によ
    り、前記オンスクリーン表示記憶部が記憶している前記
    受信局情報、周波数情報、選択周波数情報を読み出し、
    前記表示部に表示されている映像に重畳または入れ替わ
    って表示するとともに、前記制御部の出力する周波数情
    報に基づいて、前記チューナの受信周波数を選択周波数
    情報に切換操作する、 ことを特徴とするテレビジョン受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のテレビジョン受信機に
    おいて、 前記制御部は、前記操作部の所定の操作に基づいて、前
    記受信周波数設定部に記憶されている放送電波の周波数
    を、前記周波数情報から選択された、前記選択周波数情
    報に切換操作する、 ことを特徴とするテレビジョン受信機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のテレビジョン受信機に
    おいて、 前記オンスクリーン記憶部が記憶している前記受信局情
    報、周波数情報、選択周波数情報を読み出し、前記表示
    部に表示されている映像に重畳または入れ替わって表示
    する機能が、前記受信周波数設定部において記憶してい
    る周波数とは異なる複数の放送電波の存在するチャンネ
    ルに限定されて動作する、 ことを特徴とするテレビジョン受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100599163B1 (ko) 2004-08-09 2006-07-12 삼성전자주식회사 자동 채널 탐색 장치 및 그 방법
CN113757948A (zh) * 2021-08-10 2021-12-07 珠海格力电器股份有限公司 遥控器的控制处理方法、装置、遥控器及电器设备

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